JP6389347B1 - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】密封装置1aは、容器10に挿入された回転軸20と容器10との間を密封する。密封装置1aは、回転軸20の周囲に位置して容器10に固定されるハウジング40と、ハウジング40と回転軸20との間に充填された充填物PKと、ハウジング40と回転軸20との間に位置して充填物PKを保持する保持機構部50と、を備える。保持機構部50は、回転軸20に対してハウジング40の側で充填物PKが貯留された貯留室51aと、回転軸20に固定されて貯留室51aへ突出し充填物PKを駆動して流動させる駆動部61aと、を備える。
【選択図】図1
Description
回転密封環の回転側シール面は、静止密封環の静止側シール面に所定圧力で押しつけられた状態で摺接することで、軸封部を形成している(同前段落0026参照。)。
グランドパッキンは、回転軸や往復動機などの軸のグランド部を密封するために適用され、軸が作動する際に、軸とグランドパッキンの接触部が摺動し、接触面の潤滑性を維持する必要について言及している(特許文献2の段落0002参照。)。
また、回転ポンプの用途に適用されるグランドパッキンは、シール性、取り扱い性、耐摩耗性等が漏洩対策として要求される(同前段落0003参照。)。
つまり、従来の密封装置は、摺動部分が存在することから、耐摩耗性とこれに伴う密封性に課題があり、耐久性の更なる向上が要請されている。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、密封性の確保と耐久性の向上とを図る密封装置を提供することを目的とする。
したがって、本発明に係る密封装置において、保持機構部は、ハウジングと回転軸の間に充填物を充填して貯留(保持)するので容器と回転軸との間を充填物によって容易に密封しやすく、密封性を向上しやすい。また、本発明に係る密封装置は、ハウジングと回転軸との間で接触による摩擦箇所を解消するので耐久性を向上しやすい。
図1は、本発明の実施の形態1に係る密封装置1aを示す。図2は、本発明の実施の形態2に係る密封装置1bを示す。以下において、密封装置1aおよび密封装置1bを特に区別する必要が無い場合は、単に密封装置1とする。
なお、図1および図2は、回転軸20の中心20cを通る平面で密封装置1を切断したときの断面(回転軸20の径方向DRおよび軸方向DLでの形状)を示す。なお、径方向DRとは、回転軸20の半径に沿う方向であり、軸方向DLとは、回転軸20の長さに沿う方向である。
また、回転軸20の回転動作を制御するための軸受け部(不図示)等についての説明は省略する。
図1を参照して、本発明の実施の形態1に係る密封装置1aについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る密封装置1aの密封機構の基本構成を示す断面図である。
密封装置1aは、容器10に挿入された回転軸20と容器10との間を密封する。密封装置1aは、回転軸20の周囲に位置して容器10に固定されるハウジング40と、ハウジング40と回転軸20との間に充填された充填物PKと、回転軸20に固定され、ハウジング40との間に位置して充填物PKを保持する保持機構部50と、を備える。なお、回転軸20は、軸穴10hを介して容器10に挿入される。
なお、充填物PKは、実施の形態3において別途説明される。
回転軸20は、固定された容器10に対して例えば回転運動を行う形態を採るので、ハウジング40、保持機構部50、充填物PKは、回転軸20の周囲に環状に位置する。回転軸20は、例えば、中心20cを中心に回転動作する。
密封装置1aは、ハウジング40と回転軸20との間に充填物PKを充填して貯留するので、密封性を確保し耐久性を向上しやすい。
密封装置1aは、充填物PKの導入路30と排出路35とを備えるので、充填物PKの交換を容易にしやすい。このため、密封装置1aは、密封性を長期に亘って維持しやすく、耐久性を向上しやすい。また、充填物PKの密封性が劣化したとき、密封装置1aは、充填物PKの補充あるいは交換を容易に行えるので動作について信頼性管理の精度を向上しやすい。
導入路30と排出路35とは径方向DRにおいて反対側(直径において反対側)に位置することが好ましい。これにより、密封装置1aは、充填物PKの交換を、容易に、かつ、精度良く実行しやすい。
導入路30および排出路35において、導入閉鎖部31および排出閉鎖部36は、導入路30および排出路35を外部から確実に遮断して充填物PKを回転軸20とハウジング40との間に貯留する。このため、密封装置1aは、充填物PKを用いた密封性を精度良く実現しやすい。
導入閉鎖部31および排出閉鎖部36は、例えばボルトなどのネジ部材によって構成されるので、充填物PKを容易にかつ確実に封止しやすい。
密封装置1aは、貯留室51aに充填物PKを貯留し、貯留された充填物PKを貯留室51aと組み合わされた駆動部61aにより回転軸20の回転に応じて流動させやすい。すなわち、密封装置1aは、ハウジング40と回転軸20との間に充填物PKを充填して貯留するので、ハウジング40と回転軸20との間で密封性を向上しやすい。
ハウジング部材41aは、固定具46aによって容器10に固定される。ハウジング部材42aは、固定具47aによってハウジング部材41aに固定される。つまり、ハウジング40は、ハウジング部材41aおよびハウジング部材42aによって構成される。
ハウジング部材41aおよびハウジング部材42aは、Oリング44a、Oリング45a、固定具46a、および固定具47aによって容器10に密着され、相互に密着状態を維持するので一体のハウジング40として機能する。
また、ハウジング40は、ハウジング部材41aおよびハウジング部材42aを組み合わせて回転軸20との間に貯留室51aを形成している。
駆動部61aは、回転軸20に固定された円筒部62aと、容器10の側において円筒部62aから拡大部52aに近接した径を有して容器10の側への充填物PKの流動を抑制する制限部63aと、円筒部62aから狭窄部53aへ近接した径を有し、狭窄部53aから制限部63aにわたって円筒部62aの外周を螺旋状に周回する螺旋突起部64aと、を有する。
螺旋突起部64aは、回転軸20の動作に同期して充填物PKを狭窄部53aから制限部63aに向けて流動させる。
拡大部52aを間にして容器10から離れた側に位置する狭窄部53aでは、狭窄部53aと近接した螺旋突起部64aが充填物PKを制限部63aの側に流動させるので、狭窄部53a(ハウジング40側)と螺旋突起部64a(回転軸20側)との間は、充填物PKが充填された状態となり、容器10(ハウジング40)と回転軸20の間での密封性を確保しやすい。
螺旋突起部64aは、狭窄部53aから制限部63aに向けて充填物PKを流動させて供給するので、制限部63aへ流動された充填物PKは、ハウジング40に沿って制限部63aから狭窄部53aへ循環し、狭窄部53aにおける充填物PKによる密封性を向上しやすい。
貯留室51aの軸方向DLにおける端は、回転軸20(および回転軸20と一体とされた円筒部62a)とハウジング40(ハウジング部材41a、ハウジング部材42a)との間が極力小さくされ充填物PKの流出を規制する規制部gpを有する。なお、規制部gpは、実施の形態3において別途説明される。
駆動部61a(円筒部62a)は、セットビスなどで構成された固定具68aによって回転軸20に固定される。円筒部62aは、Oリング67aを介して回転軸20に連結されるので、回転軸20に対して密着した形態となる。
制限部63aは、円筒部62aから円板状に突出し径方向DRで拡大部52aに近接するので、充填物PKを拡大部52aと制限部63aの間に充填した状態を維持しやすく、密封性を確保しやすい。
拡大部52aと狭窄部53aとの間に位置する中間貯留部54aは、拡大部52aおよび狭窄部53aの間で充填物PKの必要量を確保しやすい。つまり、中間貯留部54aは、充填物PKの流動性を確保し、容器10の側において拡大部52aと制限部63aとの間の密封性を確保しやすくし、容器10と離れた側において狭窄部53aと螺旋突起部64aとの間の密封性を確保しやすくする。
中間貯留部54aは、導入路30および排出路35に続いても良い。螺旋突起部64aは中間貯留部54aにも位置しても良い。
図2を参照して、本発明の実施の形態2に係る密封装置1bについて説明する。
図2は、本発明の実施の形態2に係る密封装置1bの密封機構の基本構成を示す断面図である。
密封装置1bにおいて、実施の形態1に係る密封装置1aと同様の部分には同一符号を付して適宜説明を省略する。
密封装置1bは、容器10に挿入された回転軸20と容器10との間を密封する。密封装置1bは、回転軸20の周囲に位置して容器10に固定されるハウジング40と、ハウジング40と回転軸20との間に充填された充填物PKと、回転軸20に固定され、ハウジング40との間に位置して充填物PKを保持する保持機構部50と、を備える。なお、回転軸20は、軸穴10hを介して容器10に挿入される。密封装置1bの機能等は、密封装置1aと同様であるので詳細な説明は省略する。
密封装置1bが有するハウジング40は、回転軸20の径方向DRにおいて、充填物PKを保持機構部50へ導入する導入路30と、充填物PKを保持機構部50から排出する排出路35と、を備える。
保持機構部50は、回転軸20に対してハウジング40の側で充填物PKが貯留された貯留室51bと、回転軸20に固定されて貯留室51bへ突出し充填物PKを駆動して流動させる駆動部61bと、を備える。つまり、保持機構部50は、駆動部61bを介して回転軸20に固定された状態となる。
密封装置1bは、貯留室51bに充填物PKを貯留し、貯留された充填物PKを貯留室51bと組み合わされた駆動部61bにより回転軸20の回転に応じて流動させやすい。すなわち、密封装置1bは、ハウジング40と回転軸20との間に充填物PKを充填して貯留するので、ハウジング40と回転軸20との間で密封性を向上しやすい。
ハウジング部材41b、ハウジング部材42bおよびハウジング部材43bは、固定具47bによって容器10に固定される。つまり、ハウジング40は、ハウジング部材41b、ハウジング部材42bおよびハウジング部材43bによって構成される。
ハウジング部材41b、ハウジング部材42bおよびハウジング部材43bは、Oリング44b、Oリング45b、Oリング46bおよび固定具47bによって容器10に密着され、相互に密着状態を維持するので一体のハウジング40として機能する。
また、ハウジング40は、ハウジング部材41b、ハウジング部材42bおよびハウジング部材43bを組み合わせて回転軸20との間に貯留室51bを形成している。
駆動部61bは、回転軸20に固定されて第1円環溝部53bに挿入され、径方向DRで第1円環溝部53bに近接した径を有して容器10の側への充填物PKの流動を抑制する円板状の第1円板部62bと、回転軸20に固定されて第2円環溝部54bに挿入され、径方向DRで第2円環溝部54bに近接した径を有して容器10と反対の側への充填物PKの流動を抑制する円板状の第2円板部63bと、第1円板部62bの軸方向DLの両面および第2円板部63bの軸方向DLの両面にそれぞれ位置し、回転軸20の周りを周回して回転軸20の側から径方向DRの外に向けて渦巻状に位置する4つの庇状突起部64bと、第1円板部62bと第2円板部63bとの間隔を固定する筒状スペーサー65bと、を有する。
4つの庇状突起部64bは、回転軸20の動作に同期して充填物PKを第1円環溝部53bおよび第2円環溝部54bから円筒状貯留部52bに向けて流動させる。
このため、ハウジング40(第1円環溝部53bおよび第2円環溝部54b)と回転軸20(第1円板部62bおよび第2円板部63b)の間は、充填物PKが充填された状態となり、容器10(ハウジング40)と回転軸20の間での密封性を確保しやすい。
貯留室51bの軸方向DLにおける端は、回転軸20(軸スリーブ22、筒状スペーサー66b)とハウジング40(ハウジング部材41b、ハウジング部材43b)との間が極力小さくされ充填物PKの流出を規制する規制部gpを有する。
4つの庇状突起部64bは、第1円環溝部53bおよび第2円環溝部54bに向けて第1円板部62bおよび第2円板部63bからそれぞれ充填物PKを流動させて供給し、第1円環溝部53bおよび第2円環溝部54bに充填された充填物PKは、第1円環溝部53bおよび第2円環溝部54bから円筒状貯留部52bへ循環し、円筒状貯留部52bにおける充填物PKによる密封性を向上しやすい。
このため、ハウジング40と回転軸20の間に位置する円筒状貯留部52bは、充填物PKが充填された状態を維持し、ハウジング40と回転軸20の間における密封性を確保しやすい。したがって、密封装置1bは、密封性を確保しやすくなる。
第1円環溝部53bおよび第2円環溝部54bは、回転軸20の中心20cを通る平面による断面が略矩形である。第1円環溝部53bおよび第2円環溝部54bは、それぞれが向き合う第1円板部62bおよび第2円板部63bの表面に渦巻状に位置する庇状突起部64bの作用によって回転軸20の側から径方向DRの外に向けて充填物PKを流動させるので、回転軸20(第1円板部62b、第2円板部63b)とハウジング40(第1円環溝部53b、第2円環溝部54b)との間の密封性を向上しやすい。
筒状スペーサー65bおよび筒状スペーサー66bは、第1円環溝部53bおよび第2円環溝部54bに対して第1円板部62bおよび第2円板部63bの位置決めが自己整合的に為されるように予め長さを設定される。
すなわち、第1円板部62bおよび第2円板部63bの位置決めと固定は、固定具69によって軸スリーブ22に対してなされる。
また、第1円板部62bは、Oリング67bを介して軸スリーブ22に固定され、第2円板部63bは、Oリング68bを介して軸スリーブ22に固定されている。つまり、第1円板部62bおよび第2円板部63bは、軸スリーブ22に対して密着して回転軸20と一体となり回転軸20の側を形成している。
ハウジング40(容器10)が有する第1円環溝部53bおよび第2円環溝部54bの軸方向DLの端、つまり、貯留室51bの端は、上記したとおり、軸スリーブ22(回転軸20、筒状スペーサー66b)とハウジング40との間に規制部gpを有する。
実施の形態1および実施の形態2における充填物PKおよび規制部gpについて実施の形態3として更に詳細を説明する。
実施の形態1および実施の形態2における充填物PKが必要とする条件は、回転軸20とハウジング40との間に位置する保持機構部50が、外部から充填物PKを充填するときの充填性と充填された後の密封性の確保である。
すなわち、充填物PKが保持機構部50に充填されるためには、保持機構部50に対して充填される流動性および潤滑性、更には、保持機構部50の軸方向DLにおいて回転軸20の側とハウジング40(容器10)の側との間に位置する規制部gpから流出しない密封性が必要である。充填物PKの密封性は、主に粘性によって規定される。したがって、充填物PKに必要な粘性は、回転軸20およびハウジング40との間を密封して保持機構部50に保持される物性値である。
充填物PKは、液体の性質に加えて固体の性質を併せ持つ液体と固体の中間的な性質を有する高分子ゲルが適用され密封性について良好な結果が得られた。高分子ゲルは、固体としての性質を有することから、規制部gpにおける流出はほとんど考慮する必要が無く十分な密封性を容易に確保しやすい。
規制部gpにおける狭い部分の寸法は例えば0.1〜0.3mmであり、摺動性を回避した状態で高分子ゲルによる密封性を維持できた。
規制部gpは、従来の密封装置が備える摺動構造による密封機構とは全く異なり、充填物PKによって密封されるので、容器10(ハウジング40)の側と回転軸20の側との間での摺動を確実に解消して耐久性を向上させる。
充填物PKとしての高分子ゲルは、液体の性質を有することから保持機構部50に対して良好な充填ができた。高分子ゲルは、例えば、原油から精製された鉱油系を基油としたものが好ましい。鉱油系の高分子ゲルは、粘度が例えば、10,000〜100,000cPで良好な密封性を確保できた。
なお、密封装置1の回転軸20の直径は、例えば30mmであり、回転速度は例えば300〜1200回/分である。つまり、回転軸20の周回りでの速度は約0.5〜2m/秒である。このような回転運動に対して充填物PKとしての高分子ゲルは、回転軸20とハウジング40との間での密封性を確保できた。
なお、充填物PKは、上記した高分子ゲルに限らず、実施の形態1および実施の形態2における密封装置1の密封性を得られる物質であれば良い。
10 容器
10h 軸穴
20 回転軸
20c 中心
22 軸スリーブ
24 スリーブ固定具
26 Oリング
30 導入路
31 導入閉鎖部
35 排出路
36 排出閉鎖部
40 ハウジング
41a、41b、42a、42b ハウジング部材
43b ハウジング部材
44a、44b、45a、45b、46b Oリング
46a、47a、47b 固定具
50 保持機構部
51a、51b 貯留室
52a 拡大部
52b 円筒状貯留部
53a 狭窄部
53b 第1円環溝部
54a 中間貯留部
54b 第2円環溝部
61a、61b 駆動部
62a 円筒部
62b 第1円板部
63a 制限部
63b 第2円板部
64a 螺旋突起部
64b 庇状突起部
65b、66b 筒状スペーサー
67a、67b、68b Oリング
68a、69 固定具
DL 軸方向
DR 径方向
PK 充填物
gp 規制部
Claims (5)
- 容器に挿入された回転軸と前記容器との間を密封する密封装置であって、
前記回転軸の周囲に位置して前記容器に固定されるハウジングと、
前記ハウジングと前記回転軸との間に充填された充填物と、
前記回転軸に固定され、前記ハウジングとの間に位置して前記充填物を保持する保持機構部と、
前記保持機構部において前記回転軸の側と前記ハウジングの側との間に位置して前記充填物の流出を抑制する規制部と、を備え、
前記保持機構部は、前記回転軸に対して前記ハウジングの側で前記充填物が貯留された貯留室と、前記回転軸に固定されて前記貯留室へ突出し前記充填物を駆動して流動させる駆動部と、を備え、
前記充填物は、前記規制部を密封し、前記保持機構部に保持される粘性を有すること
を特徴とする密封装置。 - 請求項1に記載の密封装置であって、
前記貯留室は、前記回転軸に沿って、前記容器に近い側が前記回転軸からの距離が大きい拡大部と、前記容器から離れた側が前記回転軸からの距離が小さい狭窄部と、を有し、
前記駆動部は、前記回転軸に固定された円筒部と、前記容器の側において前記円筒部から前記拡大部に近接した径を有して前記容器の側への前記充填物の流動を抑制する制限部と、前記円筒部から前記狭窄部へ近接した径を有し、前記狭窄部から前記制限部にわたって前記円筒部の外周を螺旋状に周回する螺旋突起部と、を有し、
前記螺旋突起部は、前記回転軸の動作に同期して前記充填物を前記狭窄部から前記制限部に向けて流動させること
を特徴とする密封装置。 - 請求項1に記載の密封装置であって、
前記貯留室は、前記回転軸から離れて円筒状とされた円筒状貯留部と、前記円筒状貯留部の前記容器に近い側において、径方向で前記円筒状貯留部より外側に窪んだ円環状の第1円環溝部と、前記円筒状貯留部の前記第1円環溝部と反対側において、径方向で前記円筒状貯留部より外側に窪んだ円環状の第2円環溝部と、を有し、
前記駆動部は、前記回転軸に固定されて前記第1円環溝部に挿入され、径方向で前記第1円環溝部に近接した径を有して前記容器の側への前記充填物の流動を抑制する円板状の第1円板部と、前記回転軸に固定されて前記第2円環溝部に挿入され、径方向で前記第2円環溝部に近接した径を有して前記容器と反対の側への前記充填物の流動を抑制する円板状の第2円板部と、前記第1円板部の軸方向の両面および前記第2円板部の軸方向の両面にそれぞれ位置し、前記回転軸の周りを周回して前記回転軸の側から径方向の外に向けて渦巻状に位置する4つの庇状突起部と、前記第1円板部と前記第2円板部との間隔を固定する筒状スペーサーと、を有し、
4つの前記庇状突起部は、前記回転軸の動作に同期して前記充填物を前記第1円環溝部および前記第2円環溝部から前記円筒状貯留部に向けて流動させること
を特徴とする密封装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の密封装置であって、
前記充填物は、高分子ゲルであること
を特徴とする密封装置。 - 請求項4に記載の密封装置であって、
前記ハウジングは、前記回転軸の径方向において、前記充填物を前記保持機構部へ導入する導入路と、前記充填物を前記保持機構部から排出する排出路と、を備えること
を特徴とする密封装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018034851A JP6389347B1 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 密封装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018034851A JP6389347B1 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 密封装置 |
Publications (2)
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