JP2023134235A - シール装置、回転機械、及びシール装置の設計方法 - Google Patents

シール装置、回転機械、及びシール装置の設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】励振力の発生をより抑えることができるシール装置、回転機械、及びシール装置の設計方法を提供する。【解決手段】軸線回りに回転する回転軸を外周側から囲うシール本体を備え、シール本体は、回転軸の外周面にクリアランスを介して対向する内周面と、該内周面から径方向外側に凹むように形成されて、内周面の周方向及び軸線方向に配列された複数の孔部と、を有し、孔部は、径方向外側に向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝が形成された内周壁を有するシール装置。【選択図】図4

Description

本開示は、シール装置、回転機械、及びシール装置の設計方法に関する。
遠心圧縮機等の流体回転機械では、回転軸と、回転軸を外周側から覆うケーシングとの間にクリアランスが存在する。クリアランスには、高圧側の空間から低圧側の空間へ向かう作動流体の漏れ流れが発生することを抑制するためのシール装置が設けられる場合がある。
例えば特許文献1には、回転軸の外周面に対向するように開口する複数の孔が形成された環状の本体部を備えるホールパターンシール(シール装置)が開示されている。この複数の孔部に作動流体が流入することで軸振動による流体の移動が抑制され、抵抗力が発生する。この抵抗力が減衰力として働き、励振力による軸の不安定化が抑制される。
特開2014-109263号公報
今後の流体回転機械の更なる高速化、大容量化に対応すべく、周方向圧力分布によって生じる流体励振力が減じられるよう、より高い減衰力を有するホールパターン構造を有するシール装置が求められている。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、励振力の発生をより抑えることができるシール装置、回転機械、及びシール装置の設計方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係るシール装置は、軸線回りに回転する回転軸を外周側から囲うシール本体を備え、前記シール本体は、前記回転軸の外周面にクリアランスを介して対向する内周面と、該内周面から径方向外側に凹むように形成されて、前記内周面の周方向及び前記軸線方向に配列された複数の孔部と、を有し、前記孔部は、前記径方向外側に向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝が形成された内周壁を有する。
本開示に係る回転機械は、上記シール装置と、前記回転軸と、前記回転軸を外周側から囲うとともに、前記軸線方向の一方側の高圧側空間と前記軸線方向の他方側の低圧側空間とに区画する前記シール装置を支持するケーシングと、を備え、前記回転軸は、前記軸線方向の一方側から見て前記軸線を中心に反時計回り及び時計回りに回転し、前記螺旋溝は、前記回転軸が反時計回りに回転する際、径方向内側から見て前記孔部の中心を径方向に延びる孔部中心線を中心に反時計回りに捩じれるように延びており、前記螺旋溝は、前記回転軸が時計回りに回転する際、前記径方向内側から見て前記孔部の中心を前記径方向に延びる孔部中心線を中心に時計回りに捩じれるように延びている。
本開示に係る回転機械は、軸線回りに回転する回転軸を外周側から囲うシール本体を備え、前記シール本体は、前記回転軸の外周面にクリアランスを介して対向する内周面と、該内周面から径方向外側に凹むように形成されて、前記内周面の周方向及び前記軸線方向に配列された複数の孔部と、を有し、前記複数の孔部は、前記径方向外側に向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝が形成された内周壁を有する複数の溝形成孔と、前記螺旋溝が形成されていない内周壁を有する複数の非溝形成孔と、を含むシール装置と、前記回転軸と、前記回転軸を外周側から囲うとともに、前記軸線方向の一方側の高圧側空間と前記軸線方向の他方側の低圧側空間とに区画する前記シール装置を支持するケーシングと、を備え、前記内周面の周方向に配列された前記複数の孔部における前記複数の溝形成孔の割合は、前記高圧側空間側ほど高くなる。
本開示に係るシール装置の設計方法は、軸線回りに回転する回転軸を外周側から囲い、前記回転軸の外周面にクリアランスを介して対向する内周面と、該内周面から径方向外側に凹むように形成されて、前記内周面の周方向及び前記軸線方向に配列された複数の孔部と、を有するシール本体を備えるシール装置の設計方法であって、前記軸線方向から前記クリアランスに流入した流体の流体力分布を取得する流体力分布取得工程と、前記流体力分布に基づいて、前記内周面を溝形成領域と非溝形成領域とに分ける溝形成領域決定工程と、前記溝形成領域に前記径方向外側に向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝が形成された内周壁を有する前記複数の孔部を配置する第一孔部設定工程と、前記非溝形成領域に前記螺旋溝が形成されていない内周壁を有する前記複数の孔部を配置する第二孔部設定工程と、を含む。
本開示によれば、励振力の発生をより抑えることができるシール装置、回転機械、及びシール装置の設計方法を提供することができる。
本開示の実施形態に係る回転機械の概略構成を示す断面図である。 本開示の実施形態に係るシール装置を示す斜視図である。 図2におけるIII-III線方向の断面視である。 図3における要部(二点鎖線で囲まれた領域)を拡大した図であり、本開示の実施形態に係る孔部の構成を示す図である。 (a)は図2におけるV-V線方向の断面視であり、(b)は軸線方向距離と流体力の関係を一例として示すグラフであり、(c)は軸線方向距離と溝形成孔の割合を複数の例で示すグラフである。 本開示のその他の実施形態に係る孔部の構成を示す図である。 (a)は図2におけるV-V線方向の断面視であり、(b)は軸線方向距離と流体力の関係を一例として示すグラフであり、(c)は軸線方向距離と螺旋溝の条数の関係を一例として示すグラフである。 (a)は図2におけるV-V線方向の断面視であり、(b)は軸線方向距離と流体力の関係を一例として示すグラフである。 本開示のその他の実施形態に係るシール装置の設計方法を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施形態に係る回転機械を図面に基づき説明する。
<第一実施形態>
(回転機械)
本実施形態における回転機械は、複数のインペラを備えた多段式遠心圧縮機である。図1に示すように、回転機械1は、回転軸2と、軸受3と、インペラ4と、ケーシング6と、シール装置5と、を備えている。
(回転軸)
回転軸2は、水平方向に延びる軸線Arを中心とした柱状を成す部材である。ここで、軸線Arが延びる方向(図1における左右方向)を「軸線方向Da」と称し、回転軸2の周方向を単に「周方向Dc」と称し、軸線Arに対して垂直な方向である回転軸2の径方向を単に「径方向Dr」と称する。
また、軸線方向Daの両側のうち、一方側(図1における右側)を単に「一方側Dau」と称し、その反対側(図1における左側)を「他方側Dad」と称する。また、回転軸2の径方向Drで軸線Arに近づく側を「径方向内側Dri」と称し、その反対側を「径方向外側Dro」と称する。
回転軸2は、一方側Dauから見て軸線Arを中心に時計回りと反時計回りとを切り替え可能に回転する。本実施形態における回転軸2は、一方側Dauから見て軸線Arを中心に反時計回りに回転する。回転軸2の回転方向Rは、周方向Dcに一致する。
(軸受)
軸受3は、回転軸2を回転可能に支持しているラジアル軸受である。本実施形態における軸受3は、回転軸2を外周側から覆うように回転軸2における両端部に一つずつ設けられている。
(インペラ)
インペラ4は、回転軸2の回転による遠心力を利用して回転機械1に外部から供給される作動流体としてのプロセスガスG(流体)を圧縮するクローズ型のインペラである。
インペラ4は、回転軸2における軸線方向Daの両側にそれぞれ配置された各軸受3の間の回転軸2に複数取り付けられている。本実施形態では、六つのインペラ4が軸線方向Daに並ぶように回転軸2に取り付けられている。
これらインペラ4は、軸線方向Daでブレード42の向きが互いに反対側を向く第一インペラ群4a及び第二インペラ群4bを構成している。各インペラ4は、ディスク41と、ブレード42と、カバー43と、を有している。
ディスク41は、回転軸2における軸線方向Daの中央位置Pcから径方向外側Droに漸次拡径する円盤状に形成されている。ブレード42は、ディスク41から軸線方向Daにおける中央位置Pcとは反対側の端部側に突出するように形成されている。
ブレード42は、回転軸2の周方向Dcに所定の間隔をあけて複数配置されている。カバー43は、軸線方向Daにおける端部側から複数のブレード42を覆う。カバー43は、ディスク41に対向する円盤状に形成されている。
第一インペラ群4a及び第二インペラ群4bのそれぞれは、三つのインペラ4によって構成されている。即ち、第一インペラ群4a及び第二インペラ群4bは、プロセスガスGを三段階で圧縮する三段式インペラ群である。
これら第一インペラ群4a及び第二インペラ群4bでは、それぞれ軸線方向Daの中央位置Pc側のプロセスガスGの圧力が最も高くなる。つまり、プロセスガスGは、第一インペラ群4a及び第二インペラ群4bのインペラ4によって中央位置Pcに向かうにつれて段階的に圧縮されながら流れる。
(ケーシング)
ケーシング6は、軸受3を支持するとともに、回転軸2、インペラ4、シール装置5をそれぞれ外周側から覆う。ケーシング6は、筒状に形成されている。ケーシング6は、例えば、地面や架台等に固定されたケーシング支持部等(図示省略)によって支持されている。
ケーシング6は、他方側Dadに、吸込口61aを備えている。吸込口61aは、環状に形成された吸込流路62aに接続されている。吸込流路62aは、第一インペラ群4aの最も他方側Dadに位置するインペラ4の流路に接続されている。つまり、吸込口61aから流入するプロセスガスGは、吸込流路62aを通じて第一インペラ群4aへ導入されて順次圧縮される。
ケーシング6は、各インペラ4のブレード42間に形成された流路同士を接続するケーシング流路6aを備えている。ケーシング6は、軸線方向Daの中央位置Pc側に排出口63aを備えている。この排出口63aは、環状に形成された排出流路64aに接続されている。第一インペラ群4aの各インペラ4で圧縮されたプロセスガスGは、この排出流路64aを通じて排出口63aからケーシング6の外部に排出される。
ケーシング6には、中央位置Pcを境にして、他方側Dadの第一インペラ群4aと一方側Dauの第二インペラ群4bとが対称に形成されている。ケーシング6の一方側Dauには、ケーシング流路6b、吸込口61b、吸込流路62b、排出流路64b、排出口63bが形成されている。このケーシング6の一方側Dauに位置する第二インペラ群4bは、他方側Dadの第一インペラ群4aで圧縮されたプロセスガスGをさらに圧縮する。
つまり、ケーシング6の一方側Dauにおける吸込口61bには、中央位置Pcよりも他方側Dadの排出口63aから排出されたプロセスガスGが送り込まれる。この吸込口61bから流入したプロセスガスGは、吸込流路62bを通じて第二インペラ群4bに供給されて段階的に圧縮される。第二インペラ群4bによって圧縮されたプロセスガスGは、排出流路64bを介して中央位置Pcよりも一方側Dauの排出口63bからケーシング6の外部に排出される。
上述したように、第一インペラ群4aで圧縮されたプロセスガスGは、第二インペラ群4bに導入されてさらなる圧縮が行われて中央位置Pc付近に到達する。そのため、第一インペラ群4aと第二インペラ群4bとの間には圧力差が生じている。
具体的には、第二インペラ群4bを流通するプロセスガスGの圧力の方が、第一インペラ群4aを流通するプロセスガスGの圧力よりも高い。さらに、中央位置Pc付近では、回転軸2の外周面21とケーシング6の内周面51との間にクリアランスCが形成されている。
そのため、プロセスガスGは、このクリアランスCを通じて第二インペラ群4bが配置されている一方側Dauを上流側として第一インペラ群4aが配置されている他方側Dadの下流側に向かって流れようとする。
本実施形態では、説明の便宜上、クリアランスCよりも一方側Dauの第二インペラ群4bにおけるプロセスガスGが流通する空間を「高圧側空間」と称し、クリアランスCよりも他方側Dadの第一インペラ群4aにおけるプロセスガスGが流通する空間を「低圧側空間」と称する。
本実施形態におけるシール装置5は、クリアランスC中におけるプロセスガスGの流れの上流側である第二インペラ群4b(高圧側空間)から下流側である第一インペラ群4a(低圧側空間)へのプロセスガスGの流れを抑制するために、中央位置Pc付近に配置されている。
(シール装置)
シール装置5は、回転軸2の外周側に設けられて、第一インペラ群4aと第二インペラ群4bとの間におけるクリアランスCをプロセスガスGが流通しないように封止するホールパターンシールである。シール装置5は、回転軸2の外周面21を外周側から囲うシール本体50を備えている。シール本体50は、ケーシング6に固定されている。
図2及び図3に示すように、シール本体50は、円筒状を成す環状部材である。シール本体50は、回転軸2の外周面21との間に回転軸2を回転させるための所定の大きさの上記クリアランスCを介して対向配置される内周面51と、該内周面51から径方向外側Droに凹むように形成されて、内周面51の周方向Dc及び軸線方向Daに配列された複数の孔部52と、を有している。内周面51は、円筒状を成す面である。
図4に示すように、孔部52は、回転軸2の外周面21に対向するように開口する孔部開口52aと、凹んだ先の底部分に相当する底壁522と、これら孔部開口52aと底壁522とを接続し、径方向外側Droに向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝521が形成された内周壁520を有している。複数の孔部52の孔部開口52aは、内周面51上に配列されている。
螺旋溝521は、径方向内側Driから見て孔部52の中心を径方向Drに延びる孔部中心線Oを中心に反時計回りに捩じれるように延びている。孔部52が有する螺旋溝521は、四条ねじ等の多条ねじが螺合可能な溝である。
ここで、螺旋溝521の溝深さMsとは、孔部52における内周壁520と螺旋溝521の溝底面521aとの間の寸法を意味している。また、孔部52の深さMhとは、孔部52における孔部開口52aと底壁522との間の寸法を意味している。また、クリアランスCの寸法Mcとは、回転機械1の停止時における回転軸2の外周面21とシール本体50の内周面51との間の距離を意味している。
本実施形態における螺旋溝521の溝深さMs、及び孔部52の深さMhは、大きくなるほど後述する旋回する力が大きくなる。このため、加工にかかる工数、装置寸法等を考慮して最適化することが望ましい。
本実施形態における螺旋溝521の径方向内側Driに位置する溝入口521bは、孔部開口52aに接続されている。本実施形態における溝入口521bは、孔部開口52aを軸線方向Daに二分割した際の一方側Dauの部分と他方側Dadの部分とのうち、一方側Dauの部分に配置されていることが望ましい。
(作用効果)
プロセスガスGには、回転軸2の回転に伴って回転軸2の回転方向Rに軸線Arを中心にして旋回する力であるスワール力(旋回方向成分)が発生する。回転軸2の外周面21とシール本体50の内周面51との間のクリアランスCには、このスワール力が働いたプロセスガスGが高圧側空間から流入する。
上記実施形態に係るシール装置5では、各孔部52が径方向外側Droに向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝521が形成された内周壁520を有する。このため、高圧側空間からクリアランスCに流入したプロセスガスGは、孔部52内に流入するとともに螺旋溝521に沿って孔部中心線Oを中心に旋回しながら孔部52内で径方向外側Droに向かって流れる。
これにより、各孔部52に流入するプロセスガスGのスワール力が孔部52内で螺旋溝521に沿って旋回する力へ変換される。その結果、クリアランスCに流入したプロセスガスGが有するスワール力が低減され、励振力が低減される。
また、上記実施形態に係る回転機械1では、回転軸2が一方側Dauから見て軸線Arを中心に反時計回りに回転し、孔部52における螺旋溝521が径方向内側Driから見て孔部中心線Oを中心に反時計回りに捩じれるように延びている。このため、孔部52を軸線方向Daに二等分した際に、一方側Dauの孔部52内で螺旋溝521に沿って流れるプロセスガスGの流れる方向と、クリアランスC中で孔部52に向かって流れるプロセスガスGの流れる方向とが揃う箇所が発生する。これにより、スワール力が螺旋溝521に沿って旋回する力へより効果的に変換される。
<第二実施形態>
以下、本開示の第二実施形態に係る回転機械について図5を参照して説明する。第二実施形態で説明するシール装置は、第一実施形態のシール装置5に対して構成が一部異なる。第一実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(シール装置)
本実施形態における複数の孔部52は、径方向外側Droに向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝521が形成された内周壁520を有する複数の溝形成孔53と、螺旋溝521が形成されていない内周壁520を有する複数の非溝形成孔54と、を含んでいる。
具体的には、図5(b)に一例として示すプロセスガスGの流体力の分布に基づいて、図5(c)に示すように内周面51の周方向Dcに配列された複数の孔部52における複数の溝形成孔53が占める割合が、高圧側空間側ほど高くなってもよい。例えば、プロセスガスGの流体力が高圧側空間から低圧側空間に向かうにしたがって減少する際、内周面51の周方向Dcに配列された複数の孔部52における複数の溝形成孔53が占める割合が、高圧側空間から低圧側空間に向かうにしたがって減少してもよい。以下、内周面51の周方向Dcに配列された複数の孔部52における複数の溝形成孔53が占める割合を、説明の便宜上、「溝形成孔53の割合」と称する。
この際、図5(c)に例示するパターン1、パターン2、及びパターン3のうちいずれかのように溝形成孔53の割合を変化させてもよい。例えば、溝形成孔53の割合は、パターン1に示すように、高圧側空間から低圧側空間に向かうにしたがって線形的に減少してもよい。また、溝形成孔53の割合は、パターン2に示すように、高圧側空間から低圧側空間に向かうにしたがって段階的に減少してもよい。また、溝形成孔53の割合は、パターン3に示すように、指数関数的に減少してもよい。
ここで、プロセスガスGの流体力とは、回転軸2の回転に伴って回転軸2の回転方向Rに軸線Arを中心にしてプロセスガスGがクリアランスC中で旋回する力であるスワール力(旋回方向成分)を意味する。
(作用効果)
上記実施形態に係る回転機械1では、内周面51の周方向Dcに配列された複数の孔部52における複数の溝形成孔53の割合が、流体力の大きな領域のみ高くなる。流体力の大きな領域では、孔部52の励振力抑制効果が高まるため、シール本体50に形成される溝形成孔53を有効な領域にのみ集中させることができる。したがって、励振力低減効果を大きく減少させることなく、シール本体50に孔部52を形成する際にかかる工数や施工にかかるコストを低減させることができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成は実施形態の構成に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内での構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。
なお、回転軸2は一方側Dauから見て軸線Arを中心に時計回りに回転してもよい。この際、図6に示すように、シール本体50に形成された複数の孔部52における各螺旋溝521は、径方向内側Driから見て孔部中心線Oを中心に時計回りに捩じれるように延びる。
これにより、全ての孔部52のうちの半数の孔部52内の一方側Dauにおける各螺旋溝521に沿ってプロセスガスGが流れる方向と、クリアランスC中で孔部52に向かってプロセスガスGが流れる方向とが揃う箇所が発生する。
また、シール本体50における複数の孔部52の螺旋溝521の条数(孔部52に螺合可能な多条ねじの条数)は、高圧側空間側ほど多くなってもよい。例えば、シール本体50における複数の孔部52の螺旋溝521の条数は、プロセスガスGの流体力が高圧側空間から低圧側空間に向かうにしたがって減少する際、高圧側空間から低圧側空間に向かうにしたがって減少してもよい。図7(b)に一例として示すような流体力分布の傾向に沿うようにして、図7(c)に示すように複数の孔部52における螺旋溝521の条数が変化してもよい。
また、図8に示すように、軸線方向Daにおける流体力の分布が所定の閾値Th以上の領域に対応したシール本体50の内周面51の領域を溝形成領域51aとし、流体力の分布が所定の閾値Th未満の領域に対応したシール本体50の内周面51の領域を非溝形成領域51bとしてもよい。この際、内周面51の溝形成領域51aにおける複数の孔部52のそれぞれは溝形成孔53であり、非溝形成領域51bにおける複数の孔部52のそれぞれは非溝形成孔54であればよい。
これによっても、シール本体50に形成される溝形成孔53の個数を減少させることができるため、シール本体50に孔部52を形成する際にかかる工数や施工にかかるコストを低減させることができる。
ここで、このシール装置5の設計方法を説明する。図9に示すように、当該設計方法は、流体力分布取得工程S0と、溝形成領域決定工程S1と、第一孔部設定工程S2と、第二孔部設定工程S3と、流体力分布評価工程S4と、を含む。
流体力分布取得工程S0は、クリアランスCに流入するプロセスガスGの軸線方向Daにおける第一流体力分布(流体力分布)を取得する工程である。具体的には、流体力分布取得工程S0では、CFD解析等を用いて第一流体力分布を取得する。
溝形成領域決定工程S1は、流体力分布取得工程S0で取得した上記第一流体力分布に基づいて、シール本体50の内周面51を溝形成領域51aと非溝形成領域51bとに分ける工程である。具体的には、溝形成領域決定工程S1では、第一流体力分布が示す流体力と所定の閾値Thとを比較して、第一流体力分布が示す流体力のうち、閾値Th以上である内周面51の領域が溝形成領域51aとし、閾値Th未満である内周面51の領域が非溝形成領域51bとする。
第一孔部設定工程S2は、溝形成領域51aに螺旋溝521が形成された内周壁520を有する複数の孔部52を配置する工程である。第二孔部設定工程S3は、非溝形成領域51bに螺旋溝521が形成されていない内周壁520を有する複数の孔部52を配置する工程である。なお、当該製造方法における第一孔部設定工程S2と第二孔部設定工程S3の順序は逆であってもよい。
流体力分布評価工程S4は、第二孔部設定工程S3を経たシール本体50内におけるクリアランスCに流入するプロセスガスGの軸線方向Daにおける第二流体力分布を解析・実測する工程である。流体力分布評価工程S4では、例えば、回転軸2の外周面21と、シール本体50の内周面51との間のクリアランスCに、プロセスガスGの圧力を示す流体力を計測可能なセンサ等を配置することで、第二流体力分布を取得する。流体力分布評価工程S4では、取得した当該第二流体力分布が目標となる所定の数値範囲に収まっているか否かを判定する。流体力分布評価工程S4では、例えば、第二流体力分布が所定の数値範囲に収まっている場合、シール本体50が適合品であると判定してもよい。一方、流体力分布評価工程S4では、第二流体力分布が所定の数値範囲に収まっていない場合、シール本体50が不適合品であると判定してもよい。
上記一連の工程を経ることにより、図8及び図9を用いて説明したシール装置5が設計される。
また、回転軸2の周方向DcにおけるプロセスガスGの流体力分布に基づいて周方向Dcに配列された孔部52の深さMhを変更してもよい。
また、インペラ4は、三段式に限定されることはない。また、インペラ4は、クローズ型のインペラに限定されることはなく、オープン型のインペラであってもよい。
また、実施形態では、シール装置5が第一インペラ群4aと第二インペラ群4bとの間に配置される構成を説明したが、この構成に限定されることはない。シール装置5は、例えばインペラ4の入口の口金部、及び多段式インペラの最終段に設けられたバランスピストン部等に設けられてもよい。
また、回転機械1は、多段式遠心圧縮機に限定されることはなく、例えば、軸流圧縮機、半径流タービン、軸流タービン、各種産業用圧縮機、及びターボ冷凍機等の回転機械であってもよい。
また、実施形態では、軸線方向Daにおける流体力分布に基づいて、孔部52が溝形成孔53を有する構成を説明したが、軸線方向Daにおける流体力分布に限定されることはない。例えば、周方向Dcにおける流体力分布に基づいて、孔部52が溝形成孔53を有してもよい。また、これら軸線方向Da及び周方向Dcの両方における流体力分布に基づいて、孔部52が溝形成孔53を有してもよい。
また、上記実施形態で説明されるシール装置5の構成は、それぞれ独立した構成に留まることはなく、各実施形態に記載の構成要素を適宜組み合わせてシール装置5を構成してもよい。
<付記>
実施形態に記載のシール装置、回転機械、及びシール装置の設計方法は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係るシール装置5は、軸線Ar回りに回転する回転軸2を外周側から囲うシール本体50を備え、前記シール本体50は、前記回転軸2の外周面21にクリアランスCを介して対向する内周面51と、該内周面51から径方向外側Droに凹むように形成されて、前記内周面51の周方向Dc及び前記軸線方向Daに配列された複数の孔部52と、を有し、前記孔部52の少なくとも一部は、前記径方向外側Droに向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝521が形成された内周壁520を有する。
これにより、クリアランスCに流入した流体は、孔部52内に流入するとともに螺旋溝521に沿って孔部52内を旋回しながら径方向外側Droに向かって流れる。この結果、各孔部52に流入する流体のスワール力が孔部52内で螺旋溝521に沿って孔部52内を流体が旋回する力へ変換される。
(2)第2の態様に係る回転機械1は、(1)のシール装置5と、前記回転軸2と、前記回転軸2を外周側から囲うとともに、前記軸線方向Daの一方側Dauの高圧側空間と前記軸線方向Daの他方側Dadの低圧側空間とに区画する前記シール装置5を支持するケーシング6と、を備え、前記回転軸2は、前記軸線方向Daの一方側Dauから見て前記軸線Arを中心に反時計回り又は時計回りに回転し、前記螺旋溝521は、前記回転軸が反時計回りに回転する際、径方向内側Driから見て前記孔部52の中心を径方向Drに延びる孔部中心線Oを中心に反時計回りに捩じれるように延びており、前記螺旋溝は、前記回転軸が時計回りに回転する際、前記径方向内側Driから見て前記孔部52の中心を前記径方向Drに延びる孔部中心線Oを中心に時計回りに捩じれるように延びている。
これにより、孔部52を軸線方向Daに二等分した際に、一方側Dauの孔部52内で螺旋溝521に沿って流体が流れる方向と、クリアランスC中で孔部52に向かって流体が流れる方向とが揃う箇所が発生する。
(3)第3の態様に係る回転機械1は、軸線Ar回りに回転する回転軸2を外周側から囲うシール本体50を備え、前記シール本体50は、前記回転軸2の外周面21にクリアランスCを介して対向する内周面51と、該内周面51から径方向外側Droに凹むように形成されて、前記内周面51の周方向Dc及び前記軸線方向Daに配列された複数の孔部52と、を有し、前記複数の孔部52は、前記径方向外側Droに向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝521が形成された内周壁520を有する複数の溝形成孔53と、前記螺旋溝521が形成されていない内周壁520を有する複数の非溝形成孔54と、を含むシール装置5と、前記回転軸2と、前記回転軸2を外周側から囲うとともに、前記軸線方向Daの一方側Dauの高圧側空間と前記軸線方向Daの他方側Dadの低圧側空間とに区画する前記シール装置5を支持するケーシング6と、を備え、前記内周面51の周方向Dcに配列された前記複数の孔部52における前記複数の溝形成孔53の割合は、前記高圧側空間側ほど高くなる。
これにより、シール本体50に形成される溝形成孔53の個数を減少させることができる。
(4)第4の態様に係るシール装置5の設計方法は、軸線Ar回りに回転する回転軸2を外周側から囲い、前記回転軸2の外周面21にクリアランスCを介して対向する内周面51と、該内周面51から径方向外側Droに凹むように形成されて、前記内周面51の周方向Dc及び前記軸線方向Daに配列された複数の孔部52と、を有するシール本体50を備えるシール装置5の設計方法であって、前記軸線方向Daから前記クリアランスCに流入した流体の流体力分布を取得する流体力分布取得工程S0と、前記流体力分布に基づいて、前記内周面51を溝形成領域51aと非溝形成領域51bとに分ける溝形成領域決定工程S1と、前記溝形成領域51aに前記径方向外側Droに向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝521が形成された内周壁520を有する前記複数の孔部52を配置する第一孔部設定工程S2と、前記非溝形成領域51bに前記螺旋溝521が形成されていない内周壁520を有する前記複数の孔部52を配置する第二孔部設定工程S3と、を含む。
これにより、複数の孔部52のうち螺旋溝521が形成された孔部52の個数を減少させることができる。
1…回転機械 2…回転軸 3…軸受 4…インペラ 4a…第一インペラ群 4b…第二インペラ群 5…シール装置 6…ケーシング 6a,6b…ケーシング流路 21…外周面 41…ディスク 42…ブレード 43…カバー 50…シール本体 50a…シール本体外周面 51…内周面 51a…溝形成領域 51b…非溝形成領域 52…孔部 52a…孔部開口 53…溝形成孔 54…非溝形成孔 61a,61b…吸込口 62a,62b…吸込流路 63a,63b…排出口 64a,64b…排出流路 520…内周壁 521…螺旋溝 521a…溝底面 521b…溝入口 522…底壁 Ar…軸線 C…クリアランス Da…軸線方向 Dad…他方側 Dau…一方側 Dc…周方向 Dr…径方向 Dri0工程 S4…流体力分布評価工程 Th…閾値

Claims (4)

  1. 軸線回りに回転する回転軸を外周側から囲うシール本体を備え、
    前記シール本体は、
    前記回転軸の外周面にクリアランスを介して対向する内周面と、
    該内周面から径方向外側に凹むように形成されて、前記内周面の周方向及び前記軸線方向に配列された複数の孔部と、
    を有し、
    前記孔部の少なくとも一部は、前記径方向外側に向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝が形成された内周壁を有するシール装置。
  2. 請求項1に記載のシール装置と、
    前記回転軸と、
    前記回転軸を外周側から囲うとともに、前記軸線方向の一方側の高圧側空間と前記軸線方向の他方側の低圧側空間とに区画する前記シール装置を支持するケーシングと、
    を備え、
    前記回転軸は、前記軸線方向の一方側から見て前記軸線を中心に反時計回り又は時計回りに回転し、
    前記螺旋溝は、前記回転軸が反時計回りに回転する際、径方向内側から見て前記孔部の中心を径方向に延びる孔部中心線を中心に反時計回りに捩じれるように延びており、
    前記螺旋溝は、前記回転軸が時計回りに回転する際、前記径方向内側から見て前記孔部の中心を前記径方向に延びる孔部中心線を中心に時計回りに捩じれるように延びている回転機械。
  3. 軸線回りに回転する回転軸を外周側から囲うシール本体を備え、
    前記シール本体は、
    前記回転軸の外周面にクリアランスを介して対向する内周面と、
    該内周面から径方向外側に凹むように形成されて、前記内周面の周方向及び前記軸線方向に配列された複数の孔部と、
    を有し、
    前記複数の孔部は、
    前記径方向外側に向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝が形成された内周壁を有する複数の溝形成孔と、
    前記螺旋溝が形成されていない内周壁を有する複数の非溝形成孔と、
    を含むシール装置と、
    前記回転軸と、
    前記回転軸を外周側から囲うとともに、前記軸線方向の一方側の高圧側空間と前記軸線方向の他方側の低圧側空間とに区画する前記シール装置を支持するケーシングと、
    を備え、
    前記内周面の周方向に配列された前記複数の孔部における前記複数の溝形成孔の割合は、前記高圧側空間側ほど高くなる回転機械。
  4. 軸線回りに回転する回転軸を外周側から囲い、前記回転軸の外周面にクリアランスを介して対向する内周面と、該内周面から径方向外側に凹むように形成されて、前記内周面の周方向及び前記軸線方向に配列された複数の孔部と、を有するシール本体を備えるシール装置の設計方法であって、
    前記軸線方向から前記クリアランスに流入した流体の流体力分布を取得する流体力分布取得工程と、
    前記流体力分布に基づいて、前記内周面を溝形成領域と非溝形成領域とに分ける溝形成領域決定工程と、
    前記溝形成領域に前記径方向外側に向かうにしたがって捩じれるように延びる螺旋溝が形成された内周壁を有する前記複数の孔部を配置する第一孔部設定工程と、
    前記非溝形成領域に前記螺旋溝が形成されていない内周壁を有する前記複数の孔部を配置する第二孔部設定工程と、
    を含むシール装置の設計方法。
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