JP6389286B2 - 飛翔昆虫捕獲具 - Google Patents
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Description
本発明は、幅の狭い葉を休息場所に選択しやすい飛翔昆虫の特性を利用した、飛翔昆虫捕獲具に関するものである。
飲食店や食品スーパー、食品工場等の食品を扱う現場では、飛翔昆虫の食品への混入を防ぐことが重要な課題となっている。飛翔昆虫対策としては、通常であれば殺虫剤の撒布が有効な手段であるが、殺虫剤を撒布すると殺虫剤そのものや飛翔昆虫の死骸が食品に混入するおそれが生じてしまうことから、食品を扱う現場では使用しにくいという問題がある。
その他に、紫外線ライトや匂いによって飛翔昆虫を誘引する捕虫器も提供されているが、飛翔昆虫を積極的に誘引すると、かえって混入を促してしまうことにもなりかねず、特に、建物の出入り口付近の屋内に捕虫器を設置する場合は、屋外から飛翔昆虫を屋内に誘引してしまうおそれも生じる。また、飲食店や食品スーパーのように顧客が集まる場所では、誘引された飛翔昆虫が屋内を飛び交う様子や、捕獲された飛翔昆虫の死骸が顧客に不快な印象を与えるおそれがあり、顧客が捕虫器の存在に気づきにくく、捕獲された飛翔昆虫の死骸が目立ちにくい状態で、飛翔昆虫を捕獲する工夫が求められるところである。
こうした課題に対して、例えば、飛翔昆虫を捕獲するための粘着面をカバーで覆うことによって、捕獲された飛翔昆虫の死骸を目立ちにくくする発明が開示されている(特許文献1及び2参照)。また、鉢植えの草花に擬似した造花の葉に誘引物質と粘着性物質を塗布して、鉢植えの花の横に配置して飛翔昆虫を捕獲する考案が開示されている(特許文献3参照)。
特許文献1及び2に開示されたカバーによって粘着面を隠す方法によると、捕獲された飛翔昆虫の死骸が見えにくくなるという効果は生じるものの、特許文献1記載の飛翔昆虫捕獲装置は、いかにも飛翔昆虫を捕獲するための装置という形状であり、飲食や食品の購入のために来店した顧客に不快な印象を与える可能性を否定できない。特許文献2記載の捕虫用カバー付捕虫器であれば、装飾具のように見せることが可能になるものの、通常、飲食店や食品スーパー等に設置されているようなものでなければ、顧客に不自然な印象を与えてしまうおそれがある。
これらに対して、特許文献3記載の害虫の捕獲擬似花によると、観葉植物として自然な状態で店舗等に設置できる可能性があるが、捕獲擬似花の葉に捕獲された飛翔昆虫の死骸が付着することになるため、これが顧客の目について不快な印象を与えてしまうおそれがある。また、観葉植物の横に捕獲擬似花を植えることになるので、横に小さな擬似花が植えられると観葉植物本来の美観が損なわれてしまうという問題もある。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、飲食店や食品スーパー等の顧客が集まる店舗等の人目につきやすい場所に設置しても、顧客に不快な印象や違和感を与えることなく、飛翔昆虫を捕獲することが可能な、飛翔昆虫捕獲具を提供することを目的とするものである。
本発明では、幅の狭い葉を休息場所に選択しやすいハエ等の飛翔昆虫の特性を利用して、以下の特徴を備える飛翔昆虫捕獲具によって、本願に係る課題を解決した。
本発明は、殺虫剤が塗布若しくは浸漬された、又は殺虫剤が練り込まれた、非粘着性素材からなる針形、線形又は披針形の葉を備えた、鉢植え型の人工植物を用いた飛翔昆虫捕獲具である。
こうした特徴を備える本発明によると、紫外線ライトや匂いによって積極的に誘引しなくても、付近を飛翔しているハエ等の飛翔昆虫が、本発明に係る飛翔昆虫捕獲具の葉の部分にとまって休息し、葉に塗布等された殺虫剤を摂取することによって、非粘着性の葉から下部に落下して捕獲され、鉢や鉢皿等の目立ちにくい場所に死骸が貯まることになる。このようにして、観葉植物のような外観で意匠性を損なうことなく、捕獲された飛翔昆虫の死骸も目立ちにくい、飛翔昆虫捕獲具が実現される。
また、本発明は、人工植物の葉の幅が5cm以下、長さが10cm以上100cm以下であることを特徴とすることもできる。
出願人が行った実験結果によって、飛翔昆虫は針形、線形又は披針形の幅の狭い葉を休息場所に選択しやすいことが明らかになっているが、飛翔昆虫により選択されやすい形状とするためには、葉の大きさを上記のサイズとすることが好適である。
また、本発明は、人工植物は、葉が中心部に集まる直立した形状であり、各々の葉の長さは、上側から見た葉の先端部から葉が集まる中心部までの長さが、人工植物が植えられた鉢の外周が鉢の置かれた鉢皿の外周の内側にある場合(重なる場合を含む)は、鉢皿の外周が葉と重なる位置から前記中心部までの長さの3分の4以下、鉢の外周が鉢の置かれた鉢皿の外周の外側にある場合は、鉢の外周が葉と重なる位置から前記中心部までの長さの3分の4以下となることを特徴とすることもできる。
殺虫剤を摂取した飛翔昆虫が鉢又は鉢皿の内部に落下しやすくするためには、上側から見た葉の先端部が鉢又は鉢皿のいずれか外側にあるほうの外周より内側にあることが好ましいが、出願人が行った実験結果によると、飛翔昆虫は葉の先端部分にはほとんどとまることがなく、中心部に寄った側にとまることが多いため、上記の構造とすることによって、落下した飛翔昆虫の死骸を、概ね鉢又は鉢皿の内部に収めることが可能になる。
また、本発明は、人工植物の葉には、飛翔昆虫に経口摂取を促す誘引物質が塗布若しくは浸漬された、又は前記誘引物質が練り込まれた、非粘着性素材が用いられることを特徴とすることもできる。
このように、殺虫剤と併せて、葉に経口摂取を促す糖等の餌となる誘引物質を塗布等することとすれば、葉にとまった飛翔昆虫の殺虫剤摂取が促進され、殺虫剤の効果が生じるまで、すなわち、飛翔昆虫が落下するまでの時間を短縮して、捕獲効率を高めるのに有効となる。
また、本発明は、人工植物が植えられた鉢又は鉢が置かれた鉢皿の上面の少なくとも一部に、粘着面が設けられることを特徴とすることもできる。
このように、殺虫剤を摂取した飛翔昆虫が落下しやすい範囲に粘着シート等を貼って粘着面を設けることとすれば、落下した飛翔昆虫が蘇生して再び飛翔してしまうことを防止できるとともに、粘着面を剥がせば死骸を簡単に回収できるという効果も生じることになる。
尚、本発明には、維持管理の利便性や生産効率、新たな昆虫の発生源とならないこと等を考慮すると、人工植物を用いることが好適であるが、人工植物に代えて、針形、線形又は披針形の非粘着性の葉を備えた鉢植え型の植物を採用し、葉に殺虫剤を塗布する、又は浸透移行性剤や樹幹注入剤等の植物体内を移行する殺虫剤を用いることによって、同様の効果を得ることも可能である。
本発明によると、観葉植物のような外観で意匠性を損なわず、捕獲された飛翔昆虫の死骸も目立ちにくい飛翔昆虫捕獲具が提供される。本発明に係る飛翔昆虫捕獲具は、飲食店や食品スーパー等の、食品を扱い、かつ顧客が集まる店舗等に特に好適であり、こうした現場における飛翔昆虫対策に格段の効果を発揮することが期待できる。
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明は、本発明の実施形態の一例を示したものであって、本発明はここに説明する実施形態に限定されるものではない。
図1−図5に示した本発明に係る飛翔昆虫捕獲具は、鉢植え型のタイガーグラスを模した人工植物(図1−図3の人工植物1)を用いた例であるが、本発明では、針形、線形又は披針形の幅の狭い葉を休息場所に選択しやすいハエ等の飛翔昆虫の特性を利用して、葉に殺虫剤を含ませておき、葉にとまった飛翔昆虫に殺虫剤を摂取させることによって飛翔昆虫を捕獲する。葉が非粘着性であれば、殺虫剤を摂取した飛翔昆虫は、人工植物が植えられた鉢(図1−図3の鉢2)や、鉢が置かれた鉢皿(図1−図3の鉢皿3)の内部に落下するため、その死骸が貯まっても外部からは見えにくい構造となっている。
飛翔昆虫が立体構造物にとまりやすいことは以前から知られているが、本発明では、針形、線形又は披針形の幅の狭い葉を休息場所に選択しやすいハエ等の飛翔昆虫の特性を利用している。出願人が行った実験では、葉が披針形のユッカを模した人工植物と、葉が広葉形のイチジクを模した人工植物を、広さ4.6m×6.25m、天井高2.5mの室内に置き、イエバエを30匹放して60分間に3回観察したところ、イエバエが葉にとまった回数は、披針形のユッカが計15回、広葉形のイチジクが計7回となり、卵形、楕円形、円形等の幅の広い葉よりも、針形、線形、披針形の幅の狭い葉が、飛翔昆虫の休息場所として選択されやすいことが確認されている。
本発明に用いられる人工植物は、針形、線形又は披針形の葉を備えるものであれば、図1−図5の例のようにタイガーグラスを模したものには限定されず、竹やユッカ等の他の植物を模したものであってもよいし、自然界には存在しない架空の人工植物の形状を採用することとしてもよい。また、維持管理の利便性や生産効率、新たな昆虫の発生源とならないこと等を考慮すると、人工植物を用いることが好適であるが、人工植物に代えて、針形、線形又は披針形の非粘着性の葉を備えた鉢植え型の植物を採用することとしてもよい。
人工植物の葉に殺虫剤を含ませる方法は、葉の表面にスプレー処理等により殺虫剤を塗布する方法の他に、加工した葉に殺虫剤を染み込ませて、殺虫剤が浸漬された葉を用いることとしてもよいし、殺虫剤が練り込まれた素材を葉の形状に加工することとしてもよい。葉の表面に殺虫剤を塗布する場合は、葉の素材にはポリ塩化ビニル等のプラスチック類等を用いればよいし、殺虫剤を葉に浸漬させる場合は、葉の素材には紙類や不織布等を用いることとすればよい。殺虫剤が練り込まれた素材を葉の形状に加工する場合は、ポリエチレンやポリエステル、ポリロピレン等を用いることができる。人工植物に代えて自然の植物を採用する場合は、葉に殺虫剤を含ませるために、葉の表面にスプレー処理等によって殺虫剤を塗布するか、浸透移行性剤や樹幹注入剤等の植物体内を移行する殺虫剤を用いることになる。
葉にとまった飛翔昆虫には殺虫剤を摂取させることが必要であり、経皮で効果を生じさせる殺虫剤を用いれば、葉には殺虫剤のみを含ませることとしてもよいが、殺虫剤の効果を高めて飛翔昆虫が葉にとまってから落下するまでの時間を短くするためには、葉に殺虫剤と併せて飛翔昆虫の餌になる糖等の経口摂取を促す誘引物質を含ませるのが効果的である。葉に糖等の誘引物質を含ませる方法は、殺虫剤と併せて葉の表面にスプレー処理等によって塗布する方法の他に、殺虫剤と併せて葉に浸漬させることとしてもよいし、殺虫剤と糖等の誘引物質が練り込まれた素材を葉の形状に加工することとしてもよい。
葉に含ませる殺虫剤の種類は特に限定されるものではないが、飛翔昆虫が葉にとまること妨げないように忌避性を有しないものであることが必要であるとともに、葉にとまってから再び飛翔するまでに効果が生じるように即効性の高いものであることが好ましい。また、臭いの強いものであれば使用できる場所が限られてしまうおそれがあることから、無臭であることが好ましく、こうした要件を満たす殺虫剤として、例えば、ネオニコチノイド系殺虫剤のジノテフランが好適である。
また、飛翔昆虫が休息場所に選択しやすい針形、線形又は披針形の葉であれば、葉の大きさは限定されるものではないが、葉の幅が5cm以下、長さが10cm以上100cm以下であるものが特に選好されやすく、本発明において好適となる。このような細長く非粘着性の葉を用いると、葉と葉の重なりが少ないので隙間が生じやすくなるため、殺虫剤を摂取した飛翔昆虫が落下する際には、葉に引っかかることなく、鉢や鉢皿まで落下しやすくなるという効果も生じる。
出願人が行った実験では、葉が披針形の竹(葉の幅が15mm以下、葉の長さが30−70mm)を模した人工植物と、葉が披針形のタイガーグラス(葉の幅が10mm以下、葉の長さが500−1,000mm)を模した人工植物を、広さ4.6m×6.25m、天井高2.5mの室内に置き、イエバエを30匹放して60分間に3回観察したところ、イエバエが葉にとまった回数は、竹が計9回、タイガーグラスが計19回となり、幅の狭い葉のなかでも、比較的長いタイガーグラスのような形状の葉を休息場所として選択しやすいことが確認されている。
また、設置スペースをできるだけ抑えるため、葉と葉の重なりが少なく隙間が生じやすい形状とするためには、図2の正面図に明確に表れているように、人工植物は鉢の上に直立していて、葉が中心部に集まる形状であることが好ましい。
人工植物(又は自然の植物)と、人工植物(又は自然の植物)が植えられた鉢が置かれた鉢皿の大きさの関係について、図4及び図5を用いて説明する。殺虫剤を摂取した飛翔昆虫が鉢又は鉢皿の内部に落下しやすくするためには、上側から見た葉の先端部が鉢又は鉢皿のいずれか外側にあるほう(図4及び図5の例であれば鉢皿)の外周より内側にあることが好ましいが、出願人が行った実験結果によると、飛翔昆虫は葉の先端部分にはほとんどとまることがなく、中心部に寄った側にとまることが多いため、葉の先端部から中心部までの長さが、鉢又は鉢皿のいずれか外側にあるほう(図4及び図5の例であれば鉢皿)の外周から中心部までの長さの3分の4以下に収まっていれば、落下した飛翔昆虫の死骸を概ね鉢又は鉢皿の内部に収めることが可能になる。
鉢の外周が鉢皿の外周の内側にある場合(重なる場合についても同じ)である図4及び図5のケースにおいて、図4に示した上側から見た平面図では、葉が集まる中心部Xと、Xから最も遠くに伸びた葉の先端部Yを結ぶX−Yの長さは、中心部Xと、鉢皿の外周がXから最も遠くに伸びた葉と重なる位置であるZを結ぶX−Zの長さの3分の4以下となることが好ましい。鉢の外周が鉢皿の外周の外側にある場合は、鉢の外周がXから最も遠くに伸びた葉と重なる位置をZとして、同様の関係となることが好ましい。
図5に示した正面図では、葉が集まる中心部Xと、Xから最も遠くに伸びた葉の先端部Y1を結ぶX−Y1の長さは、中心部Xと、鉢皿の外周がXから最も遠くに伸びた葉と重なる位置であるZ1を結ぶX−Z1の長さの3分の4以下となることが好ましい。逆側で最も遠くに伸びた葉の先端部Y2とその葉が鉢皿の外周と重なる位置であるZ2についても、X−Y2の長さは、X−Z2の長さの3分の4以下となることになる。鉢の外周が鉢皿の外周の外側にある場合は、鉢の外周がXから最も遠くに伸びた葉と重なる位置をZ1、Z2として、同様の関係となることが好ましい。
また、鉢や鉢皿の上面の殺虫剤を摂取した飛翔昆虫が落下しやすい範囲に、表面が粘着面となっている粘着シートを貼ることとすれば、落下した飛翔昆虫が蘇生して再び飛翔してしまうことを防止することができる。粘着シートが着脱可能なものであれば、粘着シートを剥がすことによって死骸を簡単に回収することも可能になる。図1及び図3の例では、鉢皿の上面に粘着シート4を設けることとしているが、殺虫剤を摂取した飛翔昆虫は鉢の上面に落下することもあるので、鉢の上面にも粘着シートを設けることとしてもよく、鉢の外周が鉢皿より大きな形状になると、粘着シートは鉢の上面に設けることが必要になる。粘着シートの材質は特に限定されるものではなく、紙製でもよいし、ポリエステルやポリプロピレンなどからなる粘着シートを用いることとしてもよい。
人工植物全体の大きさは特に限定されるものではないが、食品の近くに設置することになる場合は、殺虫剤を摂取して落下した飛翔昆虫が食品に混入してしまうのを防ぐために、上側から見て直径が50cmの範囲内に全ての葉が収まる等、比較的小型の人工植物を用いることが好ましい。
広さ4.6m×6.25m、天井高2.5mの室内にイエバエの餌となる粉ミルクと水を置き、そこから3m離れた位置にタイガーグラス(葉の幅10mm以下、葉の長さ500mm以下)を模した人工植物を用いた、本発明に係る飛翔昆虫捕獲具を設置した。タイガーグラスの葉の先端部から葉が集まる中心部までの長さは、いずれの葉についても、鉢の外側にある鉢皿の外周から中心部までの長さの3分の4以下に収まっている。人工植物の葉の表面には、ネオニコチノイド系殺虫剤であるジノテフランと糖を、スプレー処理により塗布している。人工植物を植えた鉢の下には鉢皿を敷き、鉢皿の上面には粘着紙を置いている。
以上の状態で、イエバエを放してからの経過を観察したところ、1時間後と3時間後に調査したイエバエの生存率は以下の表1のとおりであり、イエバエが有効に駆除されることが確認できた。
この実施例において、落下して駆除されたイエバエのうち、鉢皿上面の粘着紙および鉢の上面に落下した割合は、1回目が78%、2回目が82%であり、人工植物の葉にひっかかったイエバエは存在しなかった。多くのイエバエは、葉にとまってから30秒前後で殺虫剤の効果により鉢皿上面の粘着紙に落下したが、落下する前に再び飛翔してしまい、鉢皿の外に落下したイエバエも存在したが、それらは全て床に落ちていて、粉ミルクと水の容器内にイエバエが落下することはなかったので、この程度であれば食品へ死骸が混入するといった実用上の障害にはならないと考えられる。
1 人工植物
2 鉢
3 鉢皿
4 粘着シート
2 鉢
3 鉢皿
4 粘着シート
Claims (2)
- 忌避性を有しない殺虫剤が塗布若しくは浸漬され、又は前記殺虫剤が練り込まれるとともに、飛翔昆虫に経口摂取を促す誘引物質が塗布若しくは浸漬され、又は前記誘引物質が練り込まれた、非粘着性素材からなる針形、線形又は披針形の葉を備えた、鉢植え型の人工植物を用いた飛翔昆虫捕獲具であって、
人工植物は、葉が中心部に集まる直立した形状であり、各々の葉の長さは、上側から見た葉の先端部から葉が集まる中心部までの長さが、人工植物が植えられた鉢の外周が鉢の置かれた鉢皿の外周の内側にある場合(重なる場合を含む)は、鉢皿の外周が葉と重なる位置から前記中心部までの長さの3分の4以下、鉢の外周が鉢の置かれた鉢皿の外周の外側にある場合は、鉢の外周が葉と重なる位置から前記中心部までの長さの3分の4以下となり、
人工植物が植えられた鉢又は鉢が置かれた鉢皿の上面の少なくとも一部に、粘着面が設けられること
を特徴とする飛翔昆虫捕獲具。 - 人工植物の葉の幅が5cm以下、長さが10cm以上100cm以下であること
を特徴とする請求項1記載の飛翔昆虫捕獲具。
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