JP6388128B2 - シートバック構造 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂製のシートバックフレームを備える車両用のシートバック構造に関する。
車両用シートは、乗員が着座するシートクッションと、乗員の上肢を支持するシートバックを有する。現行のシートバックフレームは、金属製のパネル材やパイプ材から構成されている。パネル材やパイプ材には、ヒンジ機構やリクライニング機構等の回動機構を固定するための固定部が設けられている。この固定部は、高い強度が求められる部分である。当該固定部の構造は、例えば、ナット等が溶接されたブラケットまたは補強部材等が、シートバックフレームのパイプ材等に溶接により固定されている。
軽量化等を図るためにシートバックフレームを金属製から樹脂製へ変更する場合であっても、ヒンジ機構やリクライニング機構などの回動機構は、強度を確保するために従来通り金属製とする必要がある。この金属製の回動機構をボルト等の締結部材で固定するには、シートバックフレーム側にボルト等の締結部材の受け側となる金属製のナットを固着する必要がある。
しかしながら、樹脂と金属の異種材料の接合においては、金属同士のように溶接ができないため、金属製のナット等を樹脂製のシートバックフレームに固着するためには、溶接以外の方法を用いる必要がある。樹脂製のシートバックフレームを有する車両用シートについては、例えば、特許文献1〜特許文献3に開示されているような例が知られている。
特許第5211595号公報 特開2003−182417号公報 特開2009−204159号公報
ところが、特許文献1に開示されている例では、ヒンジの固定部は、平板形状であり、断面が小さいため強度が低い。強度試験等で大荷重が作用した場合に、ヒンジ締結部の破壊や大きな変形が生じる可能性がある。特許文献2に開示されている例では、ヒンジをオーバーモールドする際に熱可塑性複合材料を溶融し、エア圧により賦形するために、金型を例えば235℃程度の高温にして、高圧の空気(約8〜12bar)を供給して、ヒンジ部の取付け部を成形する必要がり、生産工程が複雑である。
特許文献3に開示されている例では、接着剤を使用しているため、硬化に時間が掛かかる。また、硬化促進のために加熱すると、高温下でのガス発生により作業環境が悪化する可能性がある。さらに、接着剤が硬化するまで、部品の位置が安定しないこともある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、樹脂製のシートバックフレームに金属製の回動機構を固定する高強度な固定部を備えたシートバック構造を提供することである。
上記目的を達成するため本発明に係るシートバック構造は、樹脂製のフロントパネルと、該フロントパネルの車両後方に配置された樹脂製のリヤパネルを有するシートバックフレームに、シートバックの回動機構が取り付けられた構造である。前記回動機構は、金属製の締結部材と、該締結部材に係合する金属製の固定部材を有する。当該シートバック構造は、金属製の被締結部材が樹脂材に埋設されてなるブロック状部材を備え、該被締結部材に前記締結部材が締結されているときに、前記固定部材が前記ブロック状部材に接続され、前記ブロック状部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルの間に配置されると共に、前記フロントパネル及び前記リヤパネルのうち少なくとも一方に固着されるように構成されている。
また、本発明に係るシートバック構造では、前記被締結部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルの間に延在し、前記締結部材は、前記フロントパネル側及び前記リヤパネル側のそれぞれに配置されており、前記各締結部材のうち、前記フロントパネル側及び前記リヤパネル側のうちの一方側に配置されている第1の締結部材には、前記被締結部材の一方の長手方向端に設けられた第1の締結部が締結されており、前記第1の締結部は、前記ブロック状部材の表面から突出し、前記フロントパネル及び前記リヤパネルのうち少なくとも固着される方のパネルに設けられた孔を貫通するように配置されている。
また、本発明に係るシートバック構造の一態様では、前記第1の締結部材が配置される側とは別の側に配置されている第2の締結部材には、前記被締結部材の他方の長手方向端に設けられた第2の締結部が締結されており、前記第2の締結部は、前記ブロック状部材の内部に位置し、前記第2締結部材と、前記フロントパネル又は前記リヤパネルとが当接している。
また、本発明に係るシートバック構造の一態様では、前記ブロック状部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルのうち少なくとも一方のパネルに振動溶着されている。
また、本発明に係るシートバック構造は樹脂製のフロントパネルと、該フロントパネルの車両後方に配置された樹脂製のリヤパネルを有するシートバックフレームに、シートバックの回動機構が取り付けられた構造であって、前記回動機構は、金属製の締結部材と、該締結部材に係合する金属製の固定部材を有する。当該シートバック構造において、金属製の被締結部材の少なくとも一部が樹脂材に埋設されてなるブロック状部材を備え、該被締結部材に前記締結部材が締結されているときに、前記固定部材が前記ブロック状部材に接続され、前記ブロック状部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルの間に配置されると共に、前記フロントパネル及び前記リヤパネルのうち少なくとも一方に固着されるように構成され、前記ブロック状部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルのうち少なくとも一方のパネルに振動溶着され、前記ブロック状部材には、前記フロントパネルに振動溶着されるフロント溶着面と、前記リヤパネルに振動溶着されるリヤ溶着面が設けられており、前記リヤ溶着面が前記リヤパネルに振動溶着された状態で、前記フロント溶着面が前記フロントパネルに溶着される場合には、前記フロント溶着面に、前記フロントパネルに向かって突出する凸形状部が設けられ、前記フロント溶着面が前記フロントパネルに振動溶着された状態で、前記リヤ溶着面が前記リヤパネルに溶着される場合には、前記リヤ溶着面に、前記リヤパネルに向かって突出する凸形状部が設けられている。
また、本発明に係るシートバック構造の一態様では、前記被締結部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルの間に延在しており、前記凸形状部は、前記被締結部材の長手方向に対して半径方向外側から取り囲むように構成されている。
また、本発明に係るシートバック構造の一態様では、前記リヤ溶着面が前記リヤパネルに振動溶着された状態で、前記フロントパネルを、前記フロント溶着面に振動溶着すると共に、前記リヤパネルに振動溶着するように構成されている。また、前記フロント溶着面が前記フロントパネルに振動溶着された状態では、前記リヤパネルを、前記リヤ溶着面に振動溶着すると共に、前記フロントパネルに振動溶着するように構成されている。
また、本発明に係るシートバック構造の一態様では、前記被締結部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルの間に延在しており、前記ブロック部材には、前記被締結部材の長手方向に対して径方向外側から取り囲む囲い部が設けられ、該囲い部の径方向外側で角部よりも内側には、前記長手方向に凹む凹形状部及び前記長手方向に貫通する貫通孔のうち少なくとも一方が設けられている。
本発明によれば、金属製の固定部材を樹脂製のシートバックフレームに固定することを可能にすると共に、ブロック状部材を設けることで、強度が必要な部分において高い強度を得ることが可能となる。さらに、ブロック状とすることにより、シートバックフレームのフロントパネルまたはリヤパネルへの固着面積を確保でき、さらに設置位置の精度を向上することができる。
また、本発明によれば、締結部材及び被締結部材がパネルに接しない状態で締結することが可能となるため、樹脂材及び金属製の締結部材等が接触することにより生じるクリープ現象や電食の防止が可能となり、さらに、締結部の締結力の低下を抑制することが可能となる。
また、本発明の一態様によれば、一方のパネルと第2の締結部材とを、直接的に締結することができるので、フロントパネルとリヤパネルとを強固に締結することが可能となる。その結果、ヒンジ付近の強度を向上することができ、例えば、車両が衝突した際などに強い応力が作用しやすいヒンジ付近であっても、ヒンジ付近のシートバックフレームが破損してしまう可能性を低減できる。
ブロック状部材と樹脂パネルとの固着を接着材などにより行うと、硬化に時間がかかる。これに対して、本発明の一態様によれば、振動溶着により固着するので固着時間の短縮が可能となる。さらに、固着部の被締結部材の位置寸法の精度向上が可能となる。
ブロック状部材を、各パネルに溶着するときに、一方のパネルに固着した後に他方のパネルに固着する。ここで、後から溶着される方のパネルとブロック状部材を固着する時は、ブロック状部材に既に固着されている一方のパネルと、これから固着する他方のパネルとの接触も同時に行う必要があるため、ブロック状部材と後から溶着される方のパネルとの当接面が十分確保できない可能性がある。これに対して、本発明によれば、ブロック状部材の溶着面のうち、後から溶着する方の溶着面に凸形状部を設けることにより、少ない当接面で効率よくエネルギーの伝達が可能となり、溶着を確実に行うことが可能となる。さらに、フロントパネルとリヤパネルの両方にブロック状部材をしっかりと固着できるため、固定部の強度を確保することできる。
また、本発明の一態様によれば、被締結部材の周囲を囲むようにパネルへの固着部(凸形状部の先端)が配置されるため、締結部の周囲の強度を高めることができる。
また、本発明の一態様によれば、ブロック状部材と後から溶着する方のパネルとの溶着を、リヤパネル及びフロントパネルの溶着と同時に行うことができるので、工数の削減が可能となる。
また、本発明の一態様によれば、位置決めの基準となる角部と、荷重がかかる被締結部の周囲に樹脂部分を残すことにより、強度と固定位置寸法精度を確保しながら、軽量化することが可能となる。
本発明に係る第1の実施形態のシートバック構造のシートバックフレームを示す概略斜視図である。 図1のシートバックフレームの車幅方向端の下部を拡大して示す拡大斜視図である。 図2のA−A矢視断面図である。 図3のフォームドナットを単体で示す斜視図である。 図3のリヤパネルにブロック状部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図3のリヤパネルにブロック状部材を溶着した状態を示す斜視図である。 図6のリヤパネルにフロントパネルを溶着した状態を示す斜視図である。 図7のX部(固定部付近)の拡大斜視図である。 図8の固定部にヒンジ板を接続した状態を示す斜視図である。 図3のブロック状部材の変形例を示す斜視図である。 本発明に係る第2の実施形態のシートバック構造の一部を示す断面図である。 図11の実施形態の変形例を示す断面図である。 本発明に係るシートバック構造の変形例を示す断面図である。 図4のフォームドナットの変形例を示す斜視図である。
以下、本発明に係るシートバック構造の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
先ず、本発明に係るシートバック構造の第1の実施形態について、図1〜図10を用いて説明する。本実施形態のシートバックフレーム1には、シートバックの回動機構3を取り付けるための固定部2が設けられている。回動機構3には、リクライニング機構等も含まれる。この例のシートバックは、車両用の後部シートのシートバックについて説明している。また、この例の後部シートは、図1に示すように、左右に分割されたタイプである。分割されたシートの車幅方向長さは、車両後方視で、左側のシートよりも、右側のシートが大きい。
回動機構3は、金属製の第1の締結部材(後部ボルト35)と、この後部ボルト35に係合する金属製の固定部材(この例では、ヒンジ板30)を有する。ヒンジ板30は、後部ボルト35により固定部2に取り付けられる。ここで、ヒンジ板30は、分割シートのうち、図1における右側のシートの左右両側に設けられた固定部2に取り付けられる(図1、図2)。固定部2への取付けについては、後で説明する。
当該シートバックフレーム1は、樹脂製のフロントパネル11と、該フロントパネル11の車両後方に間隔を空けて配置された樹脂製のリヤパネル13を有する。フロントパネル11及びリヤパネル13は、略長方形の板状の部材である。ここで、各パネルは、例えば、CFRP(Carbon fiber reinforced plastics)のような繊維強化樹脂材により形成される。繊維強化樹脂のマトリクス樹脂として、PP、PA6、PA12、PA66、PEEK、PC、PET等の様々な熱可塑性樹脂を用いて形成することが可能である。
フロントパネル11には、図3に示すように、貫通孔11aが設けられている。この貫通孔11aには、後述するフォームドナット27が貫通した状態で配置されている。また、リヤパネル13には、フロントパネル11と同様に貫通孔13aが設けられており、この貫通孔13aにフォームドナット27の車両後部が貫通している。
固定部2は、上記の後部ボルト35が締結可能な金属製のフォームドナット27が樹脂材、例えば、繊維強化PA樹脂に埋設されてなるブロック状部材20を有する。フォームドナット27は、フロントパネル11及びリヤパネル13の間に延在するように形成された円筒状の部材で、円筒内部の長手方向全域には、ねじ溝が形成されている。このねじ溝に、上述の後部ボルト35が螺号することで、フォームドナット27と後部ボルト35が締結される。なお、ねじ溝は、全域でなくともよく、両端に所定の長さのねじ溝があればよい。この例のねじ溝のうち、車両後側のねじ溝を、後述する後側締結部(第1の締結部)27bとし、車両前側のねじ溝を、後述する前側締結部(第2の締結部)27eとしている。
図3〜図5に示すように、フォームドナット27の長手方向の中央よりもやや後部には、半径方向外側に張り出すフランジ27aが設けられている。フランジ27aより車両前側の円筒部の外径は、フランジ27aよりも後側の外径よりも小さい。フォームドナット27の内径は、車両前後方向にわたって同じ径で形成されている。フォームドナット27は、ブロック状部材20の車両前方及び後方に突出する。フランジ27aは、ブロック状部材20の樹脂材に埋設されている。この例では、フォームドナット27を樹脂材でインサート成形している。
図1、図3及び図5に示すように、ブロック状部材20は、フロントパネル11及びリヤパネル13の間で、且つ各パネル11、13の車両下部に配置される。また、ブロック状部材20は、車幅方向両側それぞれに一つずつ配置される。ブロック状部材20の車両前側には、フロントパネル11の車両後面に溶着されるフロント溶着面21が設けられ、ブロック状部材20の車両後側には、リヤパネル13の車両前面に溶着されるリヤ溶着面25が設けられている。ブロック状部材20は、フロント溶着面21とフロントパネル11が溶着され、且つリヤ溶着面25とリヤパネル13が溶着されている。すなわち、ブロック状部材20は、これのパネルの間に挟まれた状態で、両側のパネル11、13に溶着されている。本実施形態では、ブロック状部材20の各溶着面21、25は、各パネル11、13に振動溶着されている。
ここで、振動溶着とは、樹脂材を十分に加圧した状態で、所定の周波数及び振幅の往復運動を一方の樹脂材に作用させ、接触面に摩擦熱を発生させて溶着するものである。
フォームドナット27は、図3に示すように、フロント溶着面21から車両前方に突出し、リヤ溶着面25から車両後方に突出する。フォームドナット27のうち、前方に突出している部分の先端(前方先端27c)は、フロントパネル11の貫通孔11aを貫通している。一方、後方に突出している部分の先端(後方先端27d)は、リヤパネル13の貫通孔13aから車両後方に突出している。
ブロック状部材20の外形状は、直方体の一部が切り欠かれるように形成される。図5に示すように、車両上下方向それぞれ1か所ずつ切り欠かれ、車幅方向の内側の1か所が切り欠かれている。角部は、切り欠かれずに樹脂材が残った状態である。ブロック状部材20の車両後部は、図3に示すように、平坦なリヤ溶着面25が形成されている。
また、ブロック状部材20の車両前部には、車両後方に凹む凹形状部が形成されている。凹形状部は、軽量化のための肉盗み形状である。この例では、2か所の凹形状部、すなわち、第1の凹形状部24a及び第2の凹形状部24bが設けられている。さらに、ブロック状部材20の車両前部には、樹脂材によりフォームドナット27を径方向外側から取り囲む囲い部22aが設けられている。
第1の凹形状部24aは、囲い部22aの半径方向外側に形成される。第1の凹形状部24aの半径方向外側には、樹脂部22bが設けられる。樹脂部22bの車両上部は車幅方向に延びている。また、車両下部も車幅方向に延びている。さらに、樹脂部22bは、車幅方向に延びる車両上部及び下部を、車幅方向内側において円弧で繋ぐように形成されている。
第2の凹形状部24bは、樹脂部22bの半径方向外側に形成される。第2の凹形状部24bの外側は、部のロック状部材の外部を構成する最外樹脂部22cが設けられる。すなわち、ブロック状部材20の車両前部は、車両前方視で、フォームドナット27から外側に向かって、囲い部22a、第1の凹形状部24a、樹脂部22b、第2の凹形状部24b、角部を含む最外樹脂部22cとなる。この最外樹脂部22cの車幅方向内側且つ車両上には、貫通孔24cが形成されており、最外樹脂部22cの車幅方向内側且つ車両下部にも貫通孔24dが形成されている。上述したように、ブロック状部材20の角部は、樹脂材が残された状態である。
ここで、凹形状部24a、24b及び貫通孔24c、24d以外、すなわち凹んでいない樹脂部22b及び最外樹脂部22cの車両前端が、フロント溶着面21となる。フロント溶着面21には、車両前方に突出する凸形状部(エネルギダイレクタ)23が設けられている。この例では、凸形状部23は、断面が三角形状で、車両前端が尖った状態であり、フォームドナット27の長手方向を中心としたときにフォームドナット27を半径方向外側から取り囲むように設けられている。
なお、本実施形態では、ブロック状部材20に凹形状部24a、24bを設けているが、中実でもよい。また、変形例として、図10に示すように、切欠きを設けない直方体形状としてもよい。
続いて、回動機構3を構成するヒンジ板30について説明する。ヒンジ板30は、図2及び図9に示すように、長方形状の板部材が、略直角に折り曲げられた部材である。折曲部33を境に閉じる方の一方の面が、リヤパネル13の車両後面に対して間隔40を空けて対向した状態でフォームドナット27に当接する。このとき、ヒンジ板30は、折曲部33がリヤパネル13の車幅方向端縁に沿って延びており、フォームドナット27に当接しない方の部分は、折曲部33から車両前方に延びている。ヒンジ板30のフォームドナット27に当接する面には、図3に示すように、貫通孔30aが設けられている。また、図2に示すように、折曲部33から車両前方に延びる部分にも貫通孔30bが設けられている。
ブロック状部材20を、各パネル11、13に溶着する手順について説明する。先ず、図6に示すように、ブロック状部材20のリヤ溶着面25を、リヤパネル13の車両前面に振動溶着により溶着する。このとき、図3に示すように、フォームドナット27の後方先端27dは、リヤパネル13の貫通孔13aから車両後方に突出した状態となる。また、この後方先端27dの縁部は、貫通孔13aの内周に対して間隔を保つように配置されている。
次に、図7及び図8に示すように、ブロック状部材20のフロント溶着面21を、フロントパネル11の車両後面に溶着する。このとき、フロントパネル11の車両後面及びリヤパネル13の車両前面を溶着する。ここで、図3に示すように、フォームドナット27の前方先端27cは、フロントパネル11の貫通孔11aから車両前方に突出した状態となる。また、この前方先端27cを取り囲む囲い部22aは、貫通孔11aの内周に対して間隔を保つように配置されている。
さらに、図9に示すように、フロントパネル11の車両前面から、ワッシャ38を介在させて、前部ボルト(第2の締結部材)37をフォームドナット27の車両前部に設けられた前側締結部27eに螺号させる。このとき、フォームドナット27の前方先端27cにワッシャ38が当接する、いわゆるメタルタッチの状態になっている。
また、図3に示すように、ヒンジ板30のリヤパネル13に対向する面に形成された貫通孔30aに後部ボルト35が貫通した状態で、ヒンジ板30をフォームドナット27に当接させる。このとき、ヒンジ板30の貫通孔30aの縁部が、フォームドナット27の後方先端27dに当接し、後部ボルト35のボルト頭が当該縁部に当接する。こちらも、いわゆるメタルタッチの状態となり、ヒンジ板30とリヤパネル13とは、間隔40が空いた状態となる。この状態で、後部ボルト35及びフォームドナット27が互いに締結され、その結果、ヒンジ板30はブロック状部材20にリヤパネル13を介在して接続される。
以上の説明からわかるように本実施形態のシートバック構造によれば、金属製のヒンジ板30を樹脂製のシートバックフレーム1に固定することを可能にすると共に、ブロック状部材20を設けることで、強度が必要な部分において高い強度を得ることが可能となる。さらに、固定部2の形状をブロック状とすることにより、シートバックフレーム1のフロントパネル11及びリヤパネル13への固着面積を確保でき、さらに設置位置の精度を向上させることができる。さらに、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることが可能になる。
樹脂材に荷重を加えたときに、時間とともに変形が増大していくようなクリープ現象が生じ、締結部のゆるみが発生する可能性がある。また、シートバックパネルをCFRP製にする場合、CFRPに含まれる炭素繊維と金属部品が接触することにより、電食が起こり、締結部の締め付け力が低下する可能性がある。これに対して本実施形態によれば、リヤパネル13の貫通孔13a内にフォームドナット27の先端27dが配置されているため、フォームドナット27及び後部ボルト35が、リヤパネル13に接しない状態で締結することが可能となる。このため、樹脂材及び金属製の締結部材等が接触することにより生じるクリープ現象や電食の防止が可能となり、さらに、後側締結部27bの締結力の低下を抑制することが可能となる。
また、ブロック状部材20とパネル11、13との固着を接着材などにより行うと、硬化に時間がかかる。これに対して、本実施形態によれば、振動溶着により固着するので固着時間の短縮が可能となる。さらに、固着部の被締結部材の位置寸法の精度向上が可能となる。
また、ブロック状部材20を、各パネル11、13に溶着するときに、リヤパネル13に固着した後にフロントパネル11に固着する。ここで、フロントパネル11とブロック状部材20を固着する時は、リヤパネル13とフロントパネル11との接触も同時に行う必要がある。このため、ブロック状部材20とフロントパネル11との当接面が十分確保できない可能性がある。
これに対して、本実施形態によれば、ブロック状部材20のフロント溶着面21に凸形状部(エネルギダイレクタ)23を設けることにより、少ない当接面で効率よくエネルギーの伝達が可能となり、溶着を確実に行うことが可能となる。さらに、フロントパネル11とリヤパネル13の両方にブロック状部材20をしっかりと固着できるため、固定部2の強度を確保することできる。また、凸形状部23を、フォームドナット27の周囲を囲むように設けているため、前側締結部27eや後側締結部27bの周囲の強度を高めることができる。
また、本実施形態によれば、ブロック状部材20とフロントパネル11との溶着を、リヤパネル13及びフロントパネル11の溶着と同時に行うことができるので、工数の削減が可能となる。また、本実施形態によれば、位置決めの基準となる角部と、荷重がかかるフォームドナット27の周囲に樹脂部分(囲い部22a)を残すことにより、強度と固定位置寸法精度を確保しながら、軽量化することが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明に係るシートバック構造の第2の実施形態について、図11及び図12を用いて説明する。なお、本実施形態は、第1の実施形態(図1〜図10)の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。本実施形態では、例えば、電食を考慮しなくてもよい場合、すなわち、電解液が付着しない場合やパネルの材料が非導電性材料の場合などに適用する例について説明する。
本実施形態のシートバック構造では、前側ボルト(第2の締結部材)37は、フォームドナット27の車両前部に設けられたねじ溝(前側締結部27e)に締結されている。前側締結部27eは、ブロック状部材20の内部に位置している。すなわち、前側締結部27eの車両前端は、ブロック状部材20の車両前面よりも車両後方に配置されている。この例では、前側ボルト37は、金属製のワッシャ38を介在して、フロントパネル11の車両前面に当接している。
このように構成することで、フロントパネル11と、第2の締結部材(この例では、前側ボルト37及びワッシャ38)とが、直接的に接して締結しているので、フロントパネル11とリヤパネル13とを強固に締結することができる。その結果、ヒンジ付近の強度を向上することができ、例えば、車両が衝突した際などに強い応力が作用しやすいヒンジ付近であっても、ヒンジ付近のシートバックフレーム1が破損してしまう可能性を低減できる。また、結合する際に、クリープ現象により、軸力が低下し、ゆるみが発生する可能性があるため、接着剤を併用してもよい。
また、変形例として、図12に示すように、ブロック状部材20の車両後側からフォームドナット27を車両後方に突出させ、フォームドナット27と後部ボルト35によって、ヒンジ板30を挟み込んで固定し、一方で、車両前側では、フォームドナット27や前部ボルト37等を設けずに、フロントパネル11と、ブロック状部材20の車両前面とを溶着するように構成してもよい。図12の例では、本実施形態や第1の実施形態で説明しているフォームドナット27のフランジ27aよりも車両前方の部分がない状態である。また、図12に示すように、ワッシャ38の代わりに、フロントパネル11の溶着位置の板厚を部分的に厚くした肉厚部11bを設けて、本実施形態と同様の強度を得られるようにしてもよい。
また、ブロック状部材20のフロント溶着面21には、図12では図示されていないが、車両前部に突出する凸形状部を複数設けていてもよい。これらの凸形状部は、第1の実施形態(図5)で説明している凸形状部23と同じような機能を備えている。複数の凸形状部の一例として、各凸形状部のそれぞれが車幅方向の延び、車両上下方向に互いに間隔を空けて配置されもよい。また、各凸形状部を、同心円状に配置してもよい。この場合、凸形状部は、半径が異なる複数の円形状となる。なお、図12では、リヤパネル13にヒンジ板30が取り付けられている例を説明しているが、これに限らず、フロントパネル11にヒンジ板30を取り付けるように構成してもよい。
また、ブロック状部材20の溶着面の形状は、多角形であっても円形状であってもよく、さらに、多角形と円形状とを組み合わせた形状であってもよい。なお、ブロック状部材20の角部に応力が加わり、フロントパネル11又はリヤパネル13とブロック状部材20との溶着が剥がれてしまう可能性がある場合には、当該端部に加わる応力を分散させるため、ブロック状部材20は円形状で有ることが好ましい。
[その他の実施形態]
上記の第1及び第2の実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、ブロック状部材20にフォームドナット27が埋設されているが、これに限らない。ブロック状部材20から突出する部分にねじ部を備えた貫通ボルト50を埋設してもよい。図13に示すように、被締結部材として貫通ボルト50を用い、第1の締結部材及び第2の締結部材としてそれぞれ後部ナット51及び前部ナット52を用いてもよい。図13に示す例では、貫通ボルト50は、ブロック状部材20を車両前後方向に貫通し、ブロック状部材20から車両前後方向に突出するように配置されている。当該貫通ボルト50には、リヤパネル13側のヒンジ板30に当接する後部フランジ50cと、フロントパネル11側のワッシャ38に当接する前部フランジ50dが設けられている。これらのフランジ50c、50dは、貫通ボルト50の半径方向に張り出すように形成されている。
貫通ボルト50におけるブロック状部材20から突出した部分には、ねじ部(締結部)が設けられている。この例では、車両後側のねじ部50a(第1の締結部)は、後部ナット51が取り付けられ、車両前部のねじ部50b(第2の締結部)には、前部ナット52が取り付けられている。貫通ボルト50の後部フランジ50cと後部ナット51によって、ヒンジ板30を挟み込んで固定している。
また、上記の実施形態では、ブロック状部材20はリヤパネル13及びフロントパネル11の両方に溶着されているが、これに限らず、一方のパネルのみに溶着してもよい。
また、ブロック状部材20のフロント溶着面21に凸形状部23を設けているが、これに限らない。リヤ溶着面25に設けてもよい。リヤ溶着面25に凸形状部23を設ける場合には、ブロック状部材20をフロントパネル11に溶着した後に、リヤパネル13に溶着するように組み立てればよい。
さらに、図4の変形例として、図14に示すように、フォームドナットのフランジの一部を切り欠いてもよい。この例では、フランジの端部の2箇所に切欠き部27fが設けられている。各切欠き部27fは、互いに対向する位置に配置され、切欠き部27fの端部が互いに平行に延びている。このように切欠き部27fを設けることで、切欠き部27fに、ブロック状部材20を構成する樹脂材料が流れ込んでインサート成形できる。その結果、締結時に切欠き部27fが抵抗となり、フォームドナット27が回転してしまうことを防ぐことが可能となる。なお、図14の例では、切欠き部27fは、互いに平行に延びているが、これに限らない。フォームドナット27の回転を防ぐように形成すればよいので、例えば、各切欠き部27fが互いに所定の角度をなしてもよい。また、直線状に延びずに湾曲させることも可能である。
ブロック状部材20の材質は、繊維強化PA樹脂としているが、これに限らない。パネル11、13に、溶着できればよいので、パネル11、13と同じ材質で形成されることが望ましい。ここでの溶着には、振動溶着、熱板溶着及び超音波溶着等が含まれる。また、各パネル11、13は、CFRPに限らず、ブロック状部材20が、上記と同様に溶着することができるものであればよい。例えば、ガラス繊維、アラミド繊維、有機繊維等の熱可塑性繊維強化樹脂でもよい。また、上述している変形例を使用態様に応じて組み合わせることは可能である。
1 シートバックフレーム
11 フロントパネル
11a 貫通孔
11b 肉厚部
13 リヤパネル
13a 貫通孔
2 固定部
20 ブロック状部材
21 フロント溶着面
22a 囲い部
22b 樹脂部
22c 最外樹脂部
23 凸形状部
24a 第1の凹形状部
24b 第2の凹形状部
24c 貫通孔
24d 貫通孔
25 リヤ溶着面
27 フォームドナット(被締結部材)
27a フランジ
27b 後側締結部(第1の締結部)
27c 前方先端
27d 後方先端
27e 前側締結部(第2の締結部)
27f 切欠き部
3 回動機構
30 ヒンジ板(固定部材)
30a 貫通孔
30b 貫通孔
33 折曲部
35 後部ボルト(第1の締結部材)
37 前部ボルト(第2の締結部材)
38 ワッシャ
40 間隔
50 貫通ボルト(被締結部材)
50a ねじ部(第1の締結部)
50b ねじ部(第2の締結部)
50c 後部フランジ
50d 前部フランジ
51 後部ナット(第1の締結部材)
52 前部ナット(第2の締結部材)

Claims (7)

  1. 樹脂製のフロントパネルと、該フロントパネルの車両後方に配置された樹脂製のリヤパネルを有するシートバックフレームに、シートバックの回動機構が取り付けられた構造であって、前記回動機構は、金属製の締結部材と、該締結部材に係合する金属製の固定部材を有するシートバック構造において、
    金属製の被締結部材の少なくとも一部が樹脂材に埋設されてなるブロック状部材を備え、該被締結部材に前記締結部材が締結されているときに、前記固定部材が前記ブロック状部材に接続され、
    前記ブロック状部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルの間に配置されると共に、前記フロントパネル及び前記リヤパネルのうち少なくとも一方に固着されるように構成されており、
    前記被締結部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルの間に延在し、前記締結部材は、前記フロントパネル側及び前記リヤパネル側のそれぞれに配置されており、
    前記各締結部材のうち、前記フロントパネル側及び前記リヤパネル側のうちの一方側に配置されている第1の締結部材には、前記被締結部材の一方の長手方向端に設けられた第1の締結部が締結されており、
    前記第1の締結部は、前記ブロック状部材の表面から突出し、前記フロントパネル及び前記リヤパネルのうち少なくとも固着される方のパネルに設けられた孔を貫通するように配置されていることを特徴とするシートバック構造。
  2. 前記第1の締結部材が配置される側とは別の側に配置されている第2の締結部材には、前記被締結部材の他方の長手方向端に設けられた第2の締結部が締結されており、
    前記第2の締結部は、前記ブロック状部材の内部に位置し、前記第2締結部材と、前記フロントパネル又は前記リヤパネルとが当接していることを特徴とする請求項1に記載のシートバック構造。
  3. 前記ブロック状部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルのうち少なくとも一方のパネルに振動溶着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシートバック構造。
  4. 樹脂製のフロントパネルと、該フロントパネルの車両後方に配置された樹脂製のリヤパネルを有するシートバックフレームに、シートバックの回動機構が取り付けられた構造であって、前記回動機構は、金属製の締結部材と、該締結部材に係合する金属製の固定部材を有するシートバック構造において、
    金属製の被締結部材の少なくとも一部が樹脂材に埋設されてなるブロック状部材を備え、該被締結部材に前記締結部材が締結されているときに、前記固定部材が前記ブロック状部材に接続され、
    前記ブロック状部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルの間に配置されると共に、前記フロントパネル及び前記リヤパネルのうち少なくとも一方に固着されるように構成され、
    前記ブロック状部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルのうち少なくとも一方のパネルに振動溶着され、
    前記ブロック状部材には、前記フロントパネルに振動溶着されるフロント溶着面と、前記リヤパネルに振動溶着されるリヤ溶着面が設けられており、
    前記リヤ溶着面が前記リヤパネルに振動溶着された状態で、前記フロント溶着面が前記フロントパネルに溶着される場合には、前記フロント溶着面に、前記フロントパネルに向かって突出する凸形状部が設けられ、
    前記フロント溶着面が前記フロントパネルに振動溶着された状態で、前記リヤ溶着面が前記リヤパネルに溶着される場合には、前記リヤ溶着面に、前記リヤパネルに向かって突出する凸形状部が設けられていることを特徴とするシートバック構造。
  5. 前記被締結部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルの間に延在しており、
    前記凸形状部は、前記被締結部材の長手方向に対して半径方向外側から取り囲むように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のシートバック構造。
  6. 前記リヤ溶着面が前記リヤパネルに振動溶着された状態では、前記フロントパネルを、前記フロント溶着面に振動溶着すると共に、前記リヤパネルに振動溶着するように構成され、
    前記フロント溶着面が前記フロントパネルに振動溶着された状態では、前記リヤパネルを、前記リヤ溶着面に振動溶着すると共に、前記フロントパネルに振動溶着するように構成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のシートバック構造。
  7. 前記被締結部材は、前記フロントパネル及び前記リヤパネルの間に延在しており、
    前記ブロック状部材には、前記被締結部材の長手方向に対して径方向外側から取り囲む囲い部が設けられ、該囲い部の径方向外側で角部よりも内側には、前記長手方向に凹む凹形状部及び前記長手方向に貫通する貫通孔のうち少なくとも一方が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のシートバック構造。
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