JP6387646B2 - グレースケール画像の処理方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理分野に関し、特にグレースケール画像の処理方法及び装置に関する。
現在、デジタルカメラやスキャナ等の電子機器の普及及び発展に伴い、デジタル画像を容易に取得することができる。しかしながら、如何なる物理的センサ(例えば、熱センサ、電気センサ、又は他の種類のセンサ)はノイズによりある程度の影響が及ばされ、それらのノイズが信号測定の正確性に影響を与える。その結果、取得された如何なる画像データは、信号とノイズを含む。例えば医用画像解析、画像分割及び物体検出のような様々な画像関連のアプリケーションは、通常、信頼性のある結果をさらに得るために、効果的なノイズ抑制方法を必要とする。従って、画像のフィルタリングは、画像処理とコンピュータビジョンにおける最も重要、且つ広範な研究課題の一つとなっている。グレースケール画像は、重要な、広く使用される画像の一種であるため、そのノイズ抑制方法は、非常に重要である。
従来技術では、画像をノイズ除去するために、例えばウェーブレット閾値法、非局所平均化法、ガウスフィルタリング法、双方向フィルタリング法などの多くの方法がグレースケール画像をフィルタリングするために試されてきた。
ウェーブレット閾値法は、原グレースケール画像にウェーブレット変換を適用してウェーブレット領域に変換し、閾値法によりマルチチャネルのウェーブレット係数をフィルタリングするものであり、ウェーブレット係数は、通常、1番目のレベルにおいて斜線細部係数、水平細部係数、及び垂直細部係数である。現在、公知の閾値法は、全ての細部係数を0からある所定値までの範囲内に設定し、閾値により設定されたウェーブレット係数はウェーブレット逆変換を介して画像領域に戻される。この方法は、ノイズを抑制することができるが、画像の細部の一部も同時に抑制してしまう。
非局所平均化法は、非線形のエッジ保留のフィルタリング方法であり、入力画素の加重和を各出力画素として計算する。入力画素の集合により、1つの出力画素は入力画像の大きな領域からのものであり、「非局所」となる。非局所平均化法の1つの重要な特徴は、加重値が小さい画像ブロックの間の距離によって決定される。この方法は、画像の細部を確保でき、ガウスノイズを効果的に抑制できる。しかしながら、いくつかの実際の応用では、ガウスノイズ以外のノイズも存在し、この方法によりそれらのノイズを効果的に除去できない。
ガウスフィルタリング法は、加重平均法であり、各出力画素を該画素の周辺画素の加重平均値に設定し、ここで、原画素の加重値は最も大きく、周辺画素の加重値は該原画素との距離の増大に伴って小さくなる。該方法は、画像を平滑化することで、ノイズを低減できるが、画像の細部も共に低下してしまう。
双方向フィルタリング法は、エッジを保留し、且つノイズを低減する平滑化フィルタリング方法であり、画像における各画素の輝度値は隣接する画素の輝度値の加重平均値によって置き換えられる。この方法は、ガウス分布に基づくものであり、重要なのはこれらの加重値がユークリッド距離ではなく、放射線の差に基づいていることである。この方法は、各画素及びその隣接画素の加重値をシステムによりスキャンすることで、シャープなエッジを確保する。しかし、画像が高いノイズを有する場合は、該方法による得られた画像のエッジは正確ではない。
以上のことから、これらの従来方法は、画像の各種のノイズを効果的に除去するとともに、画像の細部を好適に確保するものではない。
なお、従来技術に関する上記の説明は、単なる本発明の技術案をより明確、完全に説明するためのものであり、当業者を理解させるために説明するものであり。これら技術案が本発明の背景技術の部分に説明されているから当業者にとって周知の技術であると解釈してはならない。
本発明の実施例は、画像の各種のノイズを効果的に除去でき、画像の細部を好適に確保できるグレースケール画像の処理方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の実施例の一の態様では、ウェーブレット変換により、原グレースケール画像に対してN個のレベルの分解を行うステップと、N番目のレベルから各レベルの成分をレベル毎に処理し、処理されたグレースケール画像を取得するステップと、を含み、N個のレベル内の各レベルの成分を処理するステップは、現レベルの第1の成分、第2の成分、第3の成分及び第4の成分の全ての画素に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理が行われた4つの成分に対してウェーブレット再構成を行い、前記現レベルの上のレベルの第1の成分を取得するステップを含み、現レベルの第1の成分、第2の成分、第3の成分及び第4の成分の全ての画素のうち1つの画素に対して非局所平均化処理を行うステップは、現レベルの第1の成分の1つの画素に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理が行われた前記1つの画素の画素値及び前記1つの画素の周辺の所定のサーチ範囲内の画素の加重値マトリックスを取得するステップであって、前記加重値マトリックスはR×Rマトリックスであり、Rは前記所定のサーチ範囲内の画素の数を表し、Rは1以上の整数である、ステップと、前記加重値マトリックスにより、前記現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、前記第1の成分の前記1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算するステップと、を含み、或いは、N個のレベルの各レベルの成分を処理するステップは、現レベルの第1の成分の全ての画素に対して非局所平均化処理を行い、前記非局所平均化処理が行われた第1の成分、並びに前記現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分に対してウェーブレット再構成を行い、前記現レベルの上のレベルの第1の成分を取得するステップを含み、Nは1以上であり、且つ前記現レベルはN番目のレベルである場合、前記現レベルの第1の成分はN番目のレベルの分解後で得られた第1の成分であり、Nは1よりも大きく、且つ前記現レベルはN番目のレベルではない場合、前記現レベルの第1の成分は前記現レベルの下のレベルの成分を処理した後で得られた第1の成分であり、Nは1よりも大きい場合、前記N個のレベル内の異なるレベルの成分の処理方法は同一又は異なる、グレースケール画像の処理方法、を提供する。
本発明の実施例の他の態様では、ウェーブレット変換により、原グレースケール画像に対してN個のレベルの分解を行う分解手段と、N番目のレベルから各レベルの成分をレベル毎に処理し、処理されたグレースケール画像を取得する処理手段と、を含み、前記処理手段は、N個のレベル内の各レベルの成分を処理する際に、現レベルの第1の成分、第2の成分、第3の成分及び第4の成分の全ての画素に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理が行われた4つの成分に対してウェーブレット再構成を行い、前記現レベルの上のレベルの第1の成分を取得し、前記処理手段は、現レベルの第1の成分、第2の成分、第3の成分及び第4の成分の全ての画素のうち1つの画素に対して非局所平均化処理を行う際に、現レベルの第1の成分の1つの画素に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理が行われた前記1つの画素の画素値及び前記1つの画素の周辺の所定のサーチ範囲内の画素の加重値マトリックスを取得し、前記加重値マトリックスはR×Rマトリックスであり、Rは前記所定のサーチ範囲内の画素の数を表し、Rは1以上の整数であり、前記加重値マトリックスにより、前記現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、前記第1の成分の前記1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算し、或いは、前記処理手段は、N個のレベルの各レベルの成分を処理する際に、現レベルの第1の成分の全ての画素に対して非局所平均化処理を行い、前記非局所平均化処理が行われた第1の成分、並びに前記現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分に対してウェーブレット再構成を行い、前記現レベルの上のレベルの第1の成分を取得し、Nは1以上であり、且つ前記現レベルはN番目のレベルである場合、前記現レベルの第1の成分はN番目のレベルの分解後で得られた第1の成分であり、Nは1よりも大きく、且つ前記現レベルはN番目のレベルではない場合、前記現レベルの第1の成分は前記現レベルの下のレベルの成分を処理した後で得られた第1の成分であり、Nは1よりも大きい場合、前記N個のレベル内の異なるレベルの成分の処理方法は同一又は異なる、グレースケール画像の処理装置、を提供する。
本発明の実施例の有益な効果としては、画像の各種のノイズを効果的に除去でき、画像の細部を好適に確保できる。
下記の説明及び図面に示すように、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる方式が示される。なお、本発明の実施形態の範囲はこれらに限定されない。本発明の実施形態は、添付される特許請求の範囲の要旨及び項目の範囲内において、変更されたもの、修正されたもの及び均等的なものを含む。
1つの実施形態に記載された特徴及び/又は示された特徴は、同一又は類似の方式で1つ又はさらに多くの他の実施形態で用いられてもよいし、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよいし、他の実施形態における特徴に代わってもよい。
なお、本文では、用語「包括/含む/有する」は、特徴、部材、ステップ又はコンポーネントが存在することを指し、一つ又は複数の他の特徴、部材、ステップ又はコンポーネントの存在又は付加を排除しない。
本発明の多くの態様は、以下の図面を参照しながら理解できる。図面における素子は比例に応じて記載されたものではなく、本発明の原理を示すためのものである。本発明の一部分を示す又は記載するため、図面における対応部分は拡大或いは縮小される可能性がある。本発明の1つの図面及び1つの実施形態に記載された要素及び特徴は、1つ又はさらに多くの図面又は実施形態に示された要素及び特徴と組み合わせてもよい。また、図面において、類似の符号は複数の図面における対応する素子を示し、1つ以上の実施形態に用いられる対応素子を示してもよい。
本発明の実施例1に係る画像処理方法のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る2つレベルの分解を示す図である。 (a)は本発明の実施例1に係る処理モード1のフローチャートであり、(b)は図3(a)のステップ301における全ての画素のうち1つの画素に対する非局所平均化処理のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る処理モード2のフローチャートである。 本発明の実施例1に係るリフティングウェーブレット変換法を用いてグレースケール画像を分解することを示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係るリフティングウェーブレット変換法を用いてグレースケール画像を再構成することを示すフローチャートである。 図5における一次元のリフティングウェーブレット変換のフローチャートである。 図6における一次元のリフティングウェーブレット変換のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る非局所平均化方法の画像ブロックのマッチングを示す模式図である。 (a)は本発明の実施例2に係る画像処理装置の構成を示す図であり、(b)は図10(a)における画像処理装置の処理部の構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る画像処理方法のフローチャートである。 本発明の実施例4に係る画像処理方法のフローチャートである。 本発明の実施例5に係る画像処理方法のフローチャートである。
本発明の実施例の前述した特徴及び他の特徴は、図面を参照しながら、下記の明細書を通じて分かる。明細書及び図面では、本発明の特定の実施形態が開示され、本発明の原則的な部分を採用することができることを指す。なお、これらの実施形態は例示的なものに過ぎなく、本発明を限定するものではない。また、本発明は、本願の特許請求の範囲内において全部修正するもの、変形するもの、及び均等的なものを含む。
現在、従来技術の画像処理方法は、画像の各種のノイズを効果的に除去するとともに、画像の細部を好適に確保するものではない。本発明の実施例は、ウェーブレット変換と改良された非局所平均化との組み合わせに基づく画像処理方法を提供し、ウェーブレット変換と非局所平均化法とを組み合わせることで、画像の各種のノイズを効果的に除去できると共に、画像の細部を好適に確保できる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る画像処理方法及びその装置を詳細に説明する。
<実施例1>
図1は、本発明の実施例1に係る画像処理方法のフローチャートである。図1に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップ101:ウェーブレット変換により、原グレースケール画像に対してN個のレベルの分解を行う。
本実施例では、従来のウェーブレット変換法のいずれかを用いて、グレースケール画像に対して分解を行ってもよい。例えば、リスティングウェーブレット変換(lifting wavelet transform)を用いて原(オリジナル)グレースケール画像に対して分解を行ってもよいが、本発明のこのウェーブレット変換法に限定されない。本実施例では、後述するように、図5に示される方法を用いて分解を行うが、ここにその説明を省略される。
リスティングウェーブレット変換を用いて原グレースケール画像に対してN個レベルの分解を行って、N番目レベルの第1の成分CaN、第2の成分ChN、第3の成分CvN及び第4の成分CdN、…、L番目レベルの第2の成分ChL、第3の成分CvL及び第4の成分CdL、…、1番目レベルの第2の成分Ch1、第3の成分Cv1及び第4の成分Cd1、即ち合計3N+1個の成分を取得する(Nは1以上の整数であり、1≦L≦N)。
本実施例では、分解の順序に従ってL番目のレベルの上のレベル及び下のレベルを決定する、即ち、L−1番目のレベルはL番目のレベルの上のレベルであり、L+1番目のレベルはL番目のレベルの下のレベルである。
Nは1よりも大きく、且つL番目のレベルはN番目のレベルと等しくない場合、L番目のレベルの第2の成分ChL、第3の成分CvL及び第4の成分CdLは、L−1番目のレベルの第1の成分Ch(L−1)を分解して得られる。
図2は、本発明の実施例1に係る2つレベルの分解を示す図である、即ちN=2。図2(a)は原グレースケール画像であり、図2(b)は該原グレースケール画像を1レベルの分解を行って得られた4つの成分であり、図2(c)は図2(b)の第1の成分Ca1をさらに分解し、即ち2レベルの分解を行って得られた2番目のレベルの4つの成分、並びに1番目のレベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分である。
ステップ102:N番目のレベルから各レベルの成分をレベル毎に処理し、処理されたグレースケール画像を取得する。
ここで、非局所平均化法を組み合わせて、N番目のレベルから1番目のレベルまでの順序に従って、各レベルの成分をレベル毎に処理する、即ちNレベルの各レベルの成分を処理してもよい。例えば、以下の処理モードを用いてもよい。
<処理モード1>
図3(a)は、本発明の実施例1に係る処理モード1のフローチャートである。図3(a)に示すように、該処理プロセスは以下のステップを含む。
ステップ301:現レベルの第1の成分、第2の成分、第3の成分及び第4の成分の全ての画素に対して非局所平均化処理を行い、全ての画素の非局所平均化処理が行われた画素値を収集して、非局所平均化処理後の4つの成分を取得する。
本実施例では、図3(b)に示される方法を用いて非局所平均化処理を行ってもよく、該処理のプロセスは後述し、ここにその説明を省略される。
ステップ302:非局所平均化処理が行われた4つの成分に対してウェーブレット再構成を行い、現レベルの上のレベルの第1の成分を取得する。
本実施例では、該非局所平均化処理後の4つの成分に対してウェーブレット再構成を行う際に、従来のいずれかの方法を用いてもよい。図6を参照しながら後述し、ここにその説明を省略される。
本実施例では、ステップ301において、現レベルの第1の成分、第2の成分、第3の成分及び第4の成分の全ての画素における各画素に対して非局所平均化処理を行う際に、図3(b)に示される方法を用いてもよい。
図3(b)は、図3(a)のステップ301における全ての画素のうち1つの画素に対する非局所平均化処理のフローチャートであり、以下のステップを含む。
ステップ301a:現レベルの第1の成分の1つの画素に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理が行われた該1つの画素の画素値及び該1つの画素の周辺の所定のサーチ範囲内の画素の加重値マトリックスを取得する。ここで、加重値マトリックスはR×Rマトリックスであり、Rは所定のサーチ範囲内の画素の数を表し、Rは1以上の整数である。
本実施例では、現レベルの第1の成分の1つの画素に対して非局所平均化処理を行う際に、例えば下記の式(1)乃至(4)を用いて計算してもよいが、ここにその説明を省略される。
本実施例では、下記の式(5)を用いて加重値マトリックスを取得してもよいが、ここにその説明を省略される。
ステップ301b:該加重値マトリックスにより、該現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、該第1の成分の該1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算する。
本実施例では、該加重値マトリックスにより、該現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、該第1の成分の該1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算する際に、例えば下記の式(9)乃至(11)を用いて計算してもよいが、ここにその説明を省略される。
<処理モード2>
図4は、本発明の実施例1に係る処理モード2のフローチャートである。図4に示すように、該処理プロセスは以下のステップを含んでもよい。
ステップ401:現レベルの第1の成分の全ての画素に対して非局所平均化処理を行う。
本実施例では、現レベルの第1の成分の1つの画素に対して非局所平均化処理を行う際に、例えば下記の式(1)乃至(4)を用いて計算してもよいが、ここにその説明を省略される。
ステップ402:該非局所平均化処理が行われた第1の成分、並びに該現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分に対してウェーブレット再構成を行い、該現レベルの上のレベルの第1の成分を取得する。
本実施例では、該非局所平均化処理後の4つの成分に対してウェーブレット再構成を行う際に、従来のいずれかの方法を用いてもよい。図6を参照しながら後述し、ここにその説明を省略される。
本実施例では、ステップ102において、N個のレベルの各レベルの成分を処理する際に、上記の2つの処理モードのいずれか1つを用いてもよい。
Nは1よりも大きい場合、該N個のレベル内の異なるレベルの成分の処理方法は同一であってもよい、即ち各レベルの成分を処理する際に、いずれも処理モード1又は処理モード2を用いてもよい。また、N個のレベル内の異なるレベルの成分の処理方法は異なってもよく、例えば現在のL番目のレベルについて処理モード1を用い、L−1番目のレベルについて処理モード2を用い、逆にしてもよい。
本実施例では、Nは大きいほど、即ち分解のレベルは高いほど、ノイズ除去の効果が良い。
Nの値は、通常ノイズ除去の要求及び計算の複雑度を総合的に考慮する。例えば、Nは1又は2であってもよい。例えば、N=1の場合、1番目のレベルの成分について処理モード1で処理し、この場合は、計算が簡単であり、且つノイズ除去が好適に行うことができる。N=2の場合、2番目のレベルの成分について処理モード2で処理し、1番目のレベルの成分について処理モード1で処理し、この場合は、更なるノイズ除去が可能となる。
本実施例では、図5〜8を参照しながら、リフティングウェーブレット変換法を例として、グレースケール画像に対する分解及び再構成を簡単に説明する。
図5は、本発明の実施例1に係るリフティングウェーブレット変換法を用いてグレースケール画像を分解することを示すフローチャートである。各レベルの分解について、下記の方法を用いてもよい。
図5に示すように、二次元のグレースケール画像Ca(N)に対して縦方向に沿って一次元のウェーブレット変換LWTを行い、LWT_EvenとLWT_Oddでそれぞれ表される奇数行の成分と偶数行の成分とを分解し、LWT_EvenとLWT_Oddそれぞれに対して横方向に沿って一次元のウェーブレット変換を行い、下のレベルの4つの成分、即ち第1の成分Ca(N+1)、第2の成分Ch(N+1)、第3の成分Cv(N+1)、第4の成分Cd(N+1)を取得する。
図6は、本発明の実施例1に係るリフティングウェーブレット変換法を用いてグレースケール画像を再構成することを示すフローチャートである。図6に示すように、第1の成分Ca(N+1)及び第2の成分Ch(N+1)に対して横方向に沿って一次元のウェーブレット逆変換ILWTを行い、ILWT_Evenを取得し、同様に、第3の成分Cv(N+1)及び第4の成分Cd(N+1)に対して横方向に沿って一次元のウェーブレット逆変換ILWTを行い、ILWT_Oddを取得し、ILWT_Even及びILWT_Oddに対して縦方向に沿って一次元のウェーブレット逆変換ILWTを行い、再構成されたグレースケール画像RCa(N)を取得する。
図7は、図5における一次元のリフティングウェーブレット変換のフローチャートである。図7に示すように、一次元のベクトルデータxを奇数成分Even_xと偶数成分Odd_xとを分割し、奇数成分Even_xは偶数成分Odd_xに対して予測を行い、偶数成分Odd_xは予測の結果に基づいてウェーブレット変換の偶数成分LWT_Oddを取得し、該予測の結果に基づいて奇数成分Even_xを更新し、ウェーブレット変換の奇数成分LWT_Evenを取得する。
図8は、図6における一次元のリフティングウェーブレット変換のフローチャートである。図8に示すように、ウェーブレット変換の偶数成分LWT_Evenはウェーブレット変換の奇数成分LWT_Oddに対して予測を行い、ウェーブレット変換の奇数成分LWT_Oddは予測の結果に基づいてウェーブレット変換の偶数成分LWT_Oddを更新し、この予測及び更新の結果に基づいて合併し、再構成された一次元のベクトルデータ
を取得する。
本実施例では、図5及び図6の方法は、例えば上記のステップ101の分解、及びステップ302、402の再構成に適用してもよいが、本発明はこの方法に限定されない。
本実施例では、現レベルの第1の成分の1つの画素に対して非局所平均化処理を行って得られた、非局所平均化処理後の1つの画素の画素値は、該1つの画素の周辺の所定のサーチ範囲内の各画素の画素値の加重和であり、下記の式(1)
で表され、ここで、NL(i,j)は画素(i,j)の非局所平均化処理後の画素値であり、x(n,m)は該所定のサーチ範囲内の画素(n,m)の画素値であり、w(n,m)は画素(n,m)の加重値であり、Rは該所定のサーチ範囲内の画素の数であり、i、j、n、m及びRは共に1以上の整数である。
本実施例では、下記の式(2)
を用いて画素(n,m)の加重値w(n,m)を計算してもよい。ここで、d(n,m)は画素(n,m)の属する画像ブロックと画素(i,j)の属する画像ブロックとの距離であり、hは制御係数である。
本実施例では、従来方法のいずれかを用いて該距離を計算してもよい。
また、本発明の下記の式(3)、(4)により該距離を計算してもよい。
ここで、rは該画像ブロックのサイズであり、該画像ブロックは(2r+1)×(2r+1)個の画素により構成され、Tは正規化の係数であり、k、t及びrは共に1以上の整数であり、k≦r、t≦r、hは制御係数である。
本実施例では、制御係数hはノイズ除去の効果を制御するものであり、より多くのノイズを抑制する必要がある場合、hを高く設定し、好ましくは、hを1〜100の間に設定してもよい。例えば、本実施例では、Rを10に設定し、rを3に設定し、hを20に設定してもよい。
また、式(3)により距離を計算する際に正規化処理を行うことで、ノイズ除去後の画像エッジが平滑に遷移し、且つ一定のシャープネスを確保できる。
図9は、本発明の実施例1に係る非局所平均化方法の画像ブロックのマッチングを示す模式図である。図9に示すように、式(2)〜(4)により画素(n,m)の加重値w(n,m)を計算する際に、画素(n,m)の属する画像ブロックは現在の画像ブロックであり、画素(i,j)の属する画像ブロックは参照の画像ブロックであり、d(n,m)は現在の画像ブロックと参照の画像ブロックとの距離である。
ステップ301aにおいて、以下の方法を用いてR×Rの加重値マトリックスを取得してもよい。
サーチ範囲内の各画素について、上記の式(2)〜(4)により計算し、サーチ範囲内の各画素の加重値を取得し、以下の式により定義されたR×Rの加重値マトリックスを取得する。
ここで、wi,jは画素(i,j)の加重値であり、rは該画像ブロックのサイズであり、i、j及びrは共に1以上の整数である。
ステップ301bにおいて、取得された加重値マトリックスにより、現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、第1の成分の該1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算し、全ての画素の非局所平均化処理後の画素値を収集して、非局所平均化処理後の4つの成分を取得してもよい。このように、ステップ301が終了した。
また、ステップ301aの後で、取得された加重値マトリックスに対して正規化処理を行うステップをさらに含んでもよい。この場合は、ステップ301bにおいて、正規化処理が行われた加重値マトリックスにより、現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、第1の成分の該1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算する。
例えば、正規化処理は、以下の方法を用いてもよい。上記のR×Rの加重値マトリックスにおいて、画素(i,j)の加重値wi,jは最も大きく、該画素(i,j)の加重値を再設定し、下記の式(6)、(7)を用いて加重値マトリックスに対して正規化処理を行う。
式(7)により取得されたWは正規化処理後の加重値マトリックスである。加重値マトリックスに対して正規化処理を行うことで、ノイズ除去の効果をさらに向上できる。
ステップ301及びステップ401において、下記の方法により非局所平均化処理後の成分を取得してもよい。
現在のレベルがL番目のレベルである場合、現レベルの第1の成分の全ての画素について式(8)により計算し、全ての画素の非局所平均化処理が行われた画素値を収集し、各レベルの非局所平均化の第1の成分を取得する。
ここで、NLM−CaL(i,j)はL番目のレベルの非局所平均化の第1の成分であり、CaL(n,m)はL番目のレベルの第1の成分の該所定のサーチ範囲内の画素(n,m)の画素値であり、Rは所定のサーチ範囲内の画素の数である。
また、現在のレベルの第1の成分の全ての画素について、式(5)により該R×R加重値マトリックスを取得し、これらの加重値マトリックスにより、下記の式(9)〜(11)に基づいて現在のレベルの非局所平均化の第2の成分、第3の成分、及び第4の成分をそれぞれ計算する。
ここで、NLM−ChL(i,j)、NLM−CvL(i,j)、NLM−CdL(i,j)それぞれはL番目のレベルの非局所平均化の第2の成分、第3の成分、第4の成分であり、ChL(n,m)、CvL(n,m)、CdL(n,m)それぞれは、L番目のレベルの第2の成分の該所定のサーチ範囲内の画素(n,m)の画素値、L番目のレベルの第3の成分の該所定のサーチ範囲内の画素(n,m)の画素値、L番目のレベルの第4の成分の該所定のサーチ範囲内の画素(n,m)の画素値である。このように、L番目のレベルの非局所平均化の4つの成分を取得した。
以上の実施例によれば、ウェーブレット変換と非局所平均化法とを組み合わせることで、画像の各種のノイズを除去でき、画像の細部を好適に確保できる。
<実施例2>
図10(a)は、本発明の実施例2に係る、実施例1に係る画像形成方法に対応する画像処理装置1000の構成を示す図である。図10(a)に示すように、画像処理装置1000は、分解部1001、及び処理部1002を含む。
分解部1001は、ウェーブレット変換により、原グレースケール画像に対してN個のレベルの分解を行う。
処理部1002は、N番目のレベルから各レベルの成分をレベル毎に処理し、処理されたグレースケール画像を取得する。
<処理モード1>
また、処理部1002は、N個のレベル内の各レベルの成分を処理する際に、現レベルの第1の成分、第2の成分、第3の成分及び第4の成分の全ての画素に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理が行われた4つの成分に対してウェーブレット再構成を行い、現レベルの上のレベルの第1の成分を取得する。
ここで、処理部1002は、現レベルの第1の成分、第2の成分、第3の成分及び第4の成分の全ての画素のうち1つの画素に対して非局所平均化処理を行う際に、現レベルの第1の成分の1つの画素に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理が行われた該1つの画素の画素値及び該1つの画素の周辺の所定のサーチ範囲内の画素の加重値マトリックスを取得し、該加重値マトリックスにより、該現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、該第1の成分の該1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算する。
ここで、該加重値マトリックスはR×Rマトリックスであり、Rは該所定のサーチ範囲内の画素の数を表し、Rは1以上の整数である。
<処理モード2>
或いは、処理部1002は、N個のレベルの各レベルの成分を処理する際に、現レベルの第1の成分の全ての画素に対して非局所平均化処理を行い、該非局所平均化処理が行われた第1の成分、並びに該現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分に対してウェーブレット再構成を行い、該現レベルの上のレベルの第1の成分を取得する。
ここで、Nは1以上であり、且つ現レベルはN番目のレベルである場合、現レベルの第1の成分はN番目のレベルの分解後で得られた第1の成分であり、Nは1よりも大きく、且つ現レベルはN番目のレベルではない場合、現レベルの第1の成分は現レベルの下のレベルの成分を処理した後で得られた第1の成分である。
本実施例では、処理部1002は、N個のレベルの各レベルの成分を処理する際に、上記の2つの処理モードのいずれかを用いてもよい。
Nは1よりも大きい場合、該N個のレベル内の異なるレベルの成分の処理方法は同一であってもよい、即ち各レベルの成分を処理する際に、いずれも処理モード1又は処理モード2を用いてもよい。また、N個のレベル内の異なるレベルの成分の処理方法は異なってもよく、例えば現在のL番目のレベルについて処理モード1を用い、L−1番目のレベルについて処理モード2を用い、逆にしてもよい。
本実施例では、Nは大きいほど、即ち分解のレベルは高いほど、ノイズ除去の効果が良い。
Nの値は、通常ノイズ除去の要求及び計算の複雑度を総合的に考慮する。例えば、Nは1又は2であってもよい。例えば、N=1の場合、1番目のレベルの成分について処理モード1で処理し、この場合は、計算が簡単であり、且つノイズ除去が好適に行うことができる。N=2の場合、2番目のレベルの成分について処理モード2で処理し、1番目のレベルの成分について処理モード1で処理し、この場合は、更なるノイズ除去が可能となる。
本実施例では、分解部1001がウェーブレット変換法を用いて原グレースケール画像に対してN個のレベルの分解を行い、及び処理部1002がN番目のレベルから各レベルの成分をレベル毎に処理する際に用いられる処理モード1又は処理モード2は共に実施例1の説明と同じであり、ここにその説明を省略される。
図10(b)は図10(a)における画像処理装置1000の処理部1002の構成を示す図である。図10(b)に示すように、処理部1002は、計算部1003及び正規化部1004をさらに含んでもよい。計算部1003は、実施例1の式(3)、(4)により画素の属する画像ブロックと該画素の周辺の該サーチ範囲内のある画素の属する画像ブロックとの距離を計算する。正規化部1004は、実施例1の式(6)、(7)により加重値マトリックスに対して正規化処理を行う。
計算部1003及び正規化部1004はオプションのユニットであり、図10(b)において破線により示されている。
上記実施例によれば、ウェーブレット変換と非局所平均化法とを組み合わせることで、画像の各種のノイズを除去でき、画像の細部を好適に確保できる。
<実施例3>
図11は、本発明の実施例3に係る画像処理方法のフローチャートであり、実施例1においてN=1又は2の場合の応用例を説明する。図11に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップ1101:ウェーブレット変換により原グレースケール画像に対して分解を行い、1番目のレベルの分解後の4つの成分、即ち第1の成分Ca1、第2の成分Ch1、第3の成分Cv1、及び第4の成分Cd1を取得する。
なお、ウェーブレット変換により分解する方法は、実施例1と同じであるため、ここにその説明を省略される。
ステップ1102:更なるノイズ除去が必要であるか否かを判断し、更なるノイズ除去が必要である場合、ステップ1103(即ち、N=2の態様)に進み、更なるノイズ除去が必要でない場合、ステップ1106(即ち、N=1の態様)に直接に進む。
ステップ1103:更なるノイズ除去が必要である場合、ウェーブレット変換法を依然として用いて、第1の成分Ca1をさらに分解し、2番目のレベルの分解後の4つの成分、即ち第1の成分Ca2、第2の成分Ch2、第3の成分Cv2、及び第4の成分Cd2を取得する。
ステップ1104:第1の成分Ca2に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理後の第1の成分NLM−Ca2を取得する。
ここで、実施例1の式(1)〜(4)により、第1の成分Ca2における各画素の非局所平均化処理後の画素値を計算し、非局所平均化処理後の第1の成分NLM−Ca2を取得する。なお、例えばRを7に設定し、rを2に設定し、hを20に設定してもよい。
ステップ1105:該非局所平均化の第1の成分NLM−Ca2、並びに第2の成分Ch2、第3の成分Cv2及び第4の成分Cd2に基づいて、ウェーブレット再構成を行い、再構成された第1の成分WR−Ca1を取得する。
なお、ウェーブレット再構成を行う方法は、実施例1と同じであるため、ここにその説明を省略される。
ステップ1106:ステップ1102において更なるノイズ除去が必要であると判断された場合、該再構成された第1の成分WR−Ca1に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理後の第1の成分NLM−Ca1を取得し、ステップ1102において更なるノイズ除去が必要でないと判断された場合、直接第1の成分Ca1に対して非局所平均化処理を行い、同様に非局所平均化処理後の第1の成分NLM−Ca1を取得する。
ここで、同様に実施例1の式(1)〜(4)により、該再構成された第1の成分WR−Ca1又は第1の成分Ca1における各画素の非局所平均化処理後の画素値を計算し、非局所平均化処理後の第1の成分NLM−Ca1を取得する。なお、例えばRを10に設定し、rを3に設定し、hを20に設定してもよい。
ステップ1107:ステップ1106において非局所平均化処理で該再構成された第1の成分WR−Ca1又は第1の成分Ca1における各画素の非局所平均化処理後の画素値を取得した場合、そのうちの1つの画素について、実施例1の式(5)により、該画素の周辺のサーチ範囲内の各画素の加重値を示すR×R加重値マトリックスを取得し、全ての画素について該操作を繰り返して、該再構成された第1の成分WR−Ca1又は第1の成分Ca1における各画素に対応するR×R加重値マトリックスを取得する。
ステップ1108:取得されたR×R加重値マトリックス及び実施例1の式(9)〜(11)により、非局所平均化処理後の第2の成分NLM−Cd1、非局所平均化処理後の第3の成分NLM−Cv1、非局所平均化処理後の第4の成分NLM−Ch1をそれぞれ計算する。
ステップ1109:ステップ1106において取得された非局所平均化の第1の成分NLM−Ca1、並びにステップ1108において取得された非局所平均化処理後の第2の成分NLM−Cd1、非局所平均化処理後の第3の成分NLM−Cv1、非局所平均化処理後の第4の成分NLM−Ch1に基づいて、ウェーブレット再構成を行い、処理後のグレースケール画像を取得する。
本実施例は、N個レベルの分解において、更なるノイズ除去が必要であるか否かを判断し、更なるノイズ除去が必要であると判断された場合のみ、下のレベルの分解を行う。しかし、本発明はこの方法に限定されず、例えば、分解のレベル数Nを予め設定し、全てのN個レベルの分解を行って3N+1個の成分を取得し、該3N+1個の成分を記憶し、該3N+1個の成分によりレベル毎に処理してもよい。
上記実施例によれば、ウェーブレット変換と非局所平均化法とを組み合わせることで、画像の各種のノイズを除去でき、画像の細部を好適に確保できる。
<実施例4>
図12は、本発明の実施例4に係る画像処理方法のフローチャートであり、実施例1のN=1又は2の場合の例を説明する。実施例4は、実施例3と異なって、2個レベルの処理を行う場合、実施例3は実施例1のステップ102の処理モード2を用い、実施例4は処理モード1を用いる。図12に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップ1201:ウェーブレット変換により原グレースケール画像に対して分解を行い、1番目のレベルの分解後の4つの成分、即ち第1の成分Ca1、第2の成分Ch1、第3の成分Cv1、及び第4の成分Cd1を取得する。
なお、ウェーブレット変換により分解する方法は、実施例1と同じであるため、ここにその説明を省略される。
ステップ1202:更なるノイズ除去が必要であるか否かを判断し、更なるノイズ除去が必要である場合、ステップ1203(即ち、N=2の態様)に進み、更なるノイズ除去が必要でない場合、直接ステップ1208(即ち、N=1の態様)に進む。
ステップ1203:更なるノイズ除去が必要である場合、依然としてウェーブレット変換法を用いて、第1の成分Ca1をさらに分解し、2番目のレベルの分解後の4つの成分、即ち第1の成分Ca2、第2の成分Ch2、第3の成分Cv2、及び第4の成分Cd2を取得する。
ステップ1204:第1の成分Ca2に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理後の第1の成分NLM−Ca2を取得する。
ステップ1205:ステップ1204において非局所平均化処理で第1の成分Ca2における各画素の非局所平均化処理後の画素値を取得した場合、そのうちの1つの画素について、実施例1の式(5)により、該画素の周辺のサーチ範囲内の各画素の加重値を示すR×R加重値マトリックスを取得し、全ての画素について該操作を繰り返して、第1の成分Ca2における各画素に対応するR×R加重値マトリックスを取得する。
ステップ1206:実施例1の式(9)〜(11)により、非局所平均化処理後の第2の成分NLM−Cd2、非局所平均化処理後の第3の成分NLM−Cv2、非局所平均化処理後の第4の成分NLM−Ch2をそれぞれ計算する。
ステップ1207:ステップ1204において取得された非局所平均化の第1の成分NLM−Ca2、並びにステップ1206において取得された非局所平均化処理後の第2の成分NLM−Cd2、非局所平均化処理後の第3の成分NLM−Cv2、非局所平均化処理後の第4の成分NLM−Ch2に基づいて、ウェーブレット再構成を行い、再構成された第1の成分WR−Ca1を取得する。
ステップ1208〜ステップ1211は、実施例3のステップ1106〜ステップ1109と同じであるため、ここにその説明を省略される。ステップ1211の後で、処理後のグレースケール画像を取得する。
上記実施例によれば、ウェーブレット変換と非局所平均化法とを組み合わせることで、画像の各種のノイズを除去でき、画像の細部を好適に確保できる。
<実施例5>
図13は、本発明の実施例5に係る画像処理方法のフローチャートであり、実施例1のN=3の場合の例を説明する。実施例5は、3番目のレベル及び2番目のレベルの処理を行う際に、実施例1のステップ102の処理モード2を用い、1番目のレベルの処理を行う際に、処理モード1を用いる。図13に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップ1301:ウェーブレット変換により原グレースケール画像に対して分解を行い、1番目のレベルの分解後の4つの成分、即ち第1の成分Ca1、第2の成分Ch1、第3の成分Cv1、及び第4の成分Cd1を取得する。
ステップ1302:ウェーブレット変換により、第1の成分Ca1をさらに分解し、2番目のレベルの分解後の4つの成分、即ち第1の成分Ca2、第2の成分Ch2、第3の成分Cv2、及び第4の成分Cd2を取得する。
ステップ1303:ウェーブレット変換により、第1の成分Ca2をさらに分解し、3番目のレベルの分解後の4つの成分、即ち第1の成分Ca3、第2の成分Ch3、第3の成分Cv3、及び第4の成分Cd3を取得する。
なお、ウェーブレット変換により分解する方法は、実施例1と同じであるため、ここにその説明を省略される。
ステップ1304:第1の成分Ca3に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理後の第1の成分NLM−Ca3を取得する。
ここで、実施例1の式(1)〜(4)により、第1の成分Ca3における各画素の非局所平均化処理後の画素値を計算し、非局所平均化処理後の第1の成分NLM−Ca3を取得する。
ステップ1305:該非局所平均化の第1の成分NLM−Ca3、並びに第2の成分Ch3、第3の成分Cv3及び第4の成分Cd3に基づいて、ウェーブレット再構成を行い、再構成された第1の成分WR−Ca2を取得する。
なお、ウェーブレット再構成を行う方法は、実施例1と同じであるため、ここにその説明を省略される。
ステップ1306:該再構成された第1の成分WR−Ca2に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理後の第1の成分NLM−Ca2を取得する。
ここで、実施例1の式(1)〜(4)により、第1の成分WR−Ca2における各画素の非局所平均化処理後の画素値を計算し、非局所平均化処理後の第1の成分NLM−Ca2を取得する。
ステップ1307:該非局所平均化の第1の成分NLM−Ca2、並びに第2の成分Ch2、第3の成分Cv2及び第4の成分Cd2に基づいて、ウェーブレット再構成を行い、再構成された第1の成分WR−Ca1を取得する。
ステップ1308〜ステップ1311は、実施例3のステップ1106〜ステップ1109と同じであるため、ここにその説明を省略される。ステップ1311の後で、処理されたグレースケール画像を取得する。
また、本実施例の変形例として、3番目のレベルの成分を処理する際に、実施例1のステップ102の処理モード2を用い、2番目及び1番目のレベルの成分を処理する際に、処理モード1を用いてもよいし、3番目、2番目及び1番目のレベルの成分を処理する際に、共に処理モード1又は処理モード2を用いてもよい。
Nは3よりも大きい場合、N番目のレベル〜2番目のレベルの成分を処理する際に、実施例1のステップ102の処理モード2を用い、1番目のレベルの成分を処理する際に、処理モード1を用いてもよい。また、異なるレベルの成分を処理する際に、実施例1のステップ102の処理モード1及び処理モード2を交互に用いてもよい。
上記の各種の態様は単なる例示的なものであり、本発明の実施例はこれらの態様に限定されない。
上記実施例によれば、ウェーブレット変換と非局所平均化法とを組み合わせることで、画像の各種のノイズを除去でき、画像の細部を好適に確保できる。
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアを結合して実現されてもよい。本発明はコンピュータが読み取り可能なプログラムに関し、該プログラムはロジック部により実行される時に、該ロジック部に上述した装置又は構成要件を実現させる、或いは該ロジック部に上述した各種の方法又はステップを実現させることができる。
本発明は上記のプログラムを記憶するための記憶媒体、例えばハードディスク、ディスク、光ディスク、DVD、フラッシュメモリ等に関する。
以上、具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び修正を行ってもよく、これらの変形及び修正も本発明の範囲に属する。

Claims (10)

  1. ウェーブレット変換により、原グレースケール画像に対してN個のレベルの分解を行うステップと、
    N番目のレベルから各レベルの成分をレベル毎に処理し、処理されたグレースケール画像を取得するステップと、を含み、
    N個のレベル内の各レベルの成分を処理するステップは、第1の処理方法として、
    現レベルの第1の成分、第2の成分、第3の成分及び第4の成分の全ての画素に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理が行われた4つの成分に対してウェーブレット再構成を行い、前記現レベルの上のレベルの第1の成分を取得するステップを含み、
    現レベルの第1の成分、第2の成分、第3の成分及び第4の成分の全ての画素のうち1つの画素に対して非局所平均化処理を行うステップは、
    現レベルの第1の成分の1つの画素に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理が行われた前記1つの画素の画素値及び前記1つの画素の周辺の所定のサーチ範囲内の画素の加重値マトリックスを取得するステップであって、前記加重値マトリックスはR×Rマトリックスであり、Rは前記所定のサーチ範囲内の画素の数を表し、Rは1以上の整数である、ステップと、
    前記加重値マトリックスにより、前記現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、前記第1の成分の前記1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算するステップと、を含み、
    或いは、N個のレベルの各レベルの成分を処理するステップは、第2の処理方法として、
    現レベルの第1の成分の全ての画素に対して非局所平均化処理を行い、前記非局所平均化処理が行われた第1の成分、並びに非局所平均化処理が行われていない前記現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分に対してウェーブレット再構成を行い、前記現レベルの上のレベルの第1の成分を取得するステップを含み、
    Nは1以上であり、且つ前記現レベルはN番目のレベルである場合、前記現レベルの第1の成分はN番目のレベルの分解後で得られた第1の成分であり、Nは1よりも大きく、且つ前記現レベルはN番目のレベルではない場合、前記現レベルの第1の成分は前記現レベルの下のレベルの成分を処理した後で得られた第1の成分であり、
    Nは1よりも大きい場合、1番目のレベルの成分の処理方法と前記N個のレベル内の他の少なくとも1つのレベルの成分の処理方法とは異なる、
    グレースケール画像の処理方法。
  2. 前記非局所平均化処理が行われた前記1つの画素の画素値は、前記1つの画素の周辺の所定のサーチ範囲内の各画素の画素値の加重和であり、下記の式(1)
    で表され、
    ここで、NL(i,j)は画素(i,j)の非局所平均化処理後の画素値であり、x(n,m)は前記所定のサーチ範囲内の画素(n,m)の画素値であり、w(n,m)は画素(n,m)の加重値であり、Rは前記所定のサーチ範囲内の画素の数であり、i、j、n、m及びRは共に1以上の整数であり、
    前記各画素の属する画像ブロックと前記1つの画素の属する画像ブロックとの距離に基づいて前記各画素の加重値を取得し、前記距離を計算する際に正規化処理を行う、
    請求項1に記載のグレースケール画像の処理方法。
  3. 下記の式(2)、(3)により前記距離を計算し、
    ここで、d(n,m)は画素(n,m)の属する画像ブロックと画素(i,j)の属する画像ブロックとの距離であり、rは前記画像ブロックのサイズであり、前記画像ブロックは(2r+1)×(2r+1)個の画素により構成され、Tは正規化の係数であり、k、t及びrは共に1以上の整数であり、k≦r、t≦r、
    請求項2に記載のグレースケール画像の処理方法。
  4. 現レベルの第1の成分の1つの画素に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理が行われた前記1つの画素の画素値及び前記1つの画素の周辺の所定のサーチ範囲内の画素の加重値マトリックスを取得した後で、前記グレースケール画像の処理方法は、
    前記加重値マトリックスに対して正規化処理を行うステップ、をさらに含み、
    前記加重値マトリックスにより、前記現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、前記第1の成分の前記1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算するステップは、前記正規化処理が行われた加重値マトリックスにより、前記現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、前記第1の成分の前記1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算するステップ、を含む、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のグレースケール画像の処理方法。
  5. 前記Nは1又は2である、
    請求項1乃至4のいずれかに記載のグレースケール画像の処理方法。
  6. ウェーブレット変換により、原グレースケール画像に対してN個のレベルの分解を行う分解手段と、
    N番目のレベルから各レベルの成分をレベル毎に処理し、処理されたグレースケール画像を取得する処理手段と、を含み、
    前記処理手段は、N個のレベル内の各レベルの成分を処理する際に、第1の処理方法として、
    現レベルの第1の成分、第2の成分、第3の成分及び第4の成分の全ての画素に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理が行われた4つの成分に対してウェーブレット再構成を行い、前記現レベルの上のレベルの第1の成分を取得し、
    前記処理手段は、現レベルの第1の成分、第2の成分、第3の成分及び第4の成分の全ての画素のうち1つの画素に対して非局所平均化処理を行う際に、
    現レベルの第1の成分の1つの画素に対して非局所平均化処理を行い、非局所平均化処理が行われた前記1つの画素の画素値及び前記1つの画素の周辺の所定のサーチ範囲内の画素の加重値マトリックスを取得し、前記加重値マトリックスはR×Rマトリックスであり、Rは前記所定のサーチ範囲内の画素の数を表し、Rは1以上の整数であり、
    前記加重値マトリックスにより、前記現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、前記第1の成分の前記1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算し、
    或いは、前記処理手段は、N個のレベルの各レベルの成分を処理する際に、第2の処理方法として、
    現レベルの第1の成分の全ての画素に対して非局所平均化処理を行い、前記非局所平均化処理が行われた第1の成分、並びに非局所平均化処理が行われていない前記現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分に対してウェーブレット再構成を行い、前記現レベルの上のレベルの第1の成分を取得し、
    Nは1以上であり、且つ前記現レベルはN番目のレベルである場合、前記現レベルの第1の成分はN番目のレベルの分解後で得られた第1の成分であり、Nは1よりも大きく、且つ前記現レベルはN番目のレベルではない場合、前記現レベルの第1の成分は前記現レベルの下のレベルの成分を処理した後で得られた第1の成分であり、
    Nは1よりも大きい場合、1番目のレベルの成分の処理方法と前記N個のレベル内の他の少なくとも1つのレベルの成分の処理方法とは異なる、
    グレースケール画像の処理装置。
  7. 前記処理手段は、前記非局所平均化処理が行われた前記1つの画素の画素値を計算する計算手段を含み、
    前記非局所平均化処理が行われた前記1つの画素の画素値は、前記1つの画素の周辺の所定のサーチ範囲内の各画素の画素値の加重和であり、下記の式(1)
    で表され、
    ここで、NL(i,j)は画素(i,j)の非局所平均化処理後の画素値であり、x(n,m)は前記所定のサーチ範囲内の画素(n,m)の画素値であり、w(n,m)は画素(n,m)の加重値であり、Rは前記所定のサーチ範囲内の画素の数であり、i、j、n、m及びRは共に1以上の整数であり、
    前記計算手段は、前記各画素の属する画像ブロックと前記1つの画素の属する画像ブロックとの距離に基づいて前記各画素の加重値を取得し、前記距離を計算する際に正規化処理を行う、
    請求項6に記載のグレースケール画像の処理装置。
  8. 前記計算手段は、下記の式(2)、(3)により前記距離を計算し、
    ここで、d(n,m)は画素(n,m)の属する画像ブロックと画素(i,j)の属する画像ブロックとの距離であり、rは前記画像ブロックのサイズであり、前記画像ブロックは(2r+1)×(2r+1)個の画素により構成され、Tは正規化の係数であり、k、t及びrは共に1以上の整数であり、k≦r、t≦r、
    請求項7に記載のグレースケール画像の処理装置。
  9. 前記処理手段は、
    前記加重値マトリックスに対して正規化処理を行う正規化手段、をさらに含み、
    前記加重値マトリックスにより、前記現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、前記第1の成分の前記1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算する際に、前記正規化処理が行われた加重値マトリックスにより、前記現レベルの第2の成分、第3の成分及び第4の成分の、前記第1の成分の前記1つの画素に対応する、非局所平均化処理が行われた画素の画素値をそれぞれ計算する、
    請求項6乃至8のいずれかに記載のグレースケール画像の処理装置。
  10. 前記Nは1又は2である、
    請求項6乃至9のいずれかに記載のグレースケール画像の処理装置。
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