JP6387592B2 - ハイブリッドシステム、ハイブリッド車両、及びハイブリッドシステムの制御方法 - Google Patents

ハイブリッドシステム、ハイブリッド車両、及びハイブリッドシステムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関と電動発電機と自動変速機を備え、自動変速機のシフトアップ及びシフトダウンの際におけるシフト時間の短縮と空走時間の減少により燃費の向上を図ることができる、ハイブリッドシステム、ハイブリッド車両、及びハイブリッドシステムの制御方法に関する。
車輪とモータとブレーキと有段変速機とを備え、モータのトルクを有段変速機を介して車輪に伝達し、モータの制動トルク及びブレーキの制動トルクにより車両制動力の制御が可能なハイブリッド車両の車両制御装置で、シフトダウン制御が選択された時に、車両の状態やドライバーの操作から決められる目標車両制動力となるよう、モータとブレーキの制動トルクの配分を行う車両制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このハイブリッド車両の車両制御装置では、制動トルクを目標車両制動力になるように制御することで、減速時のシフトダウン制御時における制動ショックを低減できるとともに、回生量も大きくできるとしているが、内燃機関側の運転に関しては触れておらず、内燃機関で走行中のシフトアップとシフトダウンの問題を解決できない。
また、駆動源にモータジェネレータを備える車両用駆動装置において、変速時に、自動変速機の変速中の目標入力回転数を設定し、自動変速機の実際の入力回転数が、設定された目標入力回転数をトレースするように、モータジェネレータの回転数を制御する車両用駆動装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この車両用駆動装置は、電動発電機により、有段変速の自動変速機における入力側の入力回転数を変速中の目標回転数になるように追従させるものであるが、内燃機関とは無関係に電動発電機のみで駆動及び走行するものであり、内燃機関の駆動力と電動発電機の駆動力又は回生力を切り替えたり、組み合わせたりするハイブリッドシステムを搭載した車両に関するものではない。
特開2009−137461号公報 特開平10−257610号公報
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関と電動発電機と自動変速機を備え、内燃機関による走行中で、自動変速機のシフトダウン及びシフトアップを行う時に、迅速にエンジン回転数をシフト後の目標エンジン回転数にすることができて、クラッチが断の状態での空走時間を短縮できて、エンジン効率の高い領域での内燃機関の使用頻度を上げることができる、ハイブリッドシステム、ハイブリッド車両、及びハイブリッドシステムの制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明のハイブリッドシステムは、内燃機関と電動発電機と自動変速機を備えたハイブリッドシステムにおいて、前記内燃機関で走行している場合で、前記自動変速機の変速要求があったときに、前記自動変速機のシフト後の段数に合わせて算出したシフト後の目標エンジン回転数に前記内燃機関のエンジン回転数を合わせるように、前記電動発電機を制御する制御を行うハイブリッド制御装置を備え、前記ハイブリッド制御装置は、前記自動変速機のシフトアップのときに、前記電動発電機によって発生する回生トルクを前記内燃機関のクランク軸に付与すると共に、補助ブレーキの作動による制動トルクを前記クランク軸に付与する制御を行い、前記自動変速機のシフトダウンのときに、アクセル開度の増減に追従させて前記内燃機関の燃料噴射量を増減する燃料噴射量制御を行いながら、目標エンジン回転数に対するエンジン回転数の過不足分を前記電動発電機で発生するトルクで補う制御を行うことを特徴とする。
この構成によれば、自動変速機のシフトダウン時においては、シフト時の自動変速機のギヤ段に合わせた目標エンジン回転数(クラッチ接続回転数)を算出し、このクラッチ接続が可能となる目標エンジン回転数になるように、電動発電機によりエンジン回転数を強制的に増速させるので、クラッチの断状態を短縮してシフト時間を早めることができ、この自動変速機の応答性を改善により、空走時間を減らして燃費効率を上げることができる。
そして、自動変速機のシフトアップ時においては、内燃機関のフリクションに加えて電動発電機による回生トルク(制動トルク)を付加することにより、エンジン回転数を強制的に速やかに減速させるので、シフト時間を早めることができ、これにより、空走時間を減らすことができる。また、従来技術では、変速動作時間の制約により実現できなかった2段以上の段飛ばし変速も可能となり、燃料消費量を低減できるという効果を得ることができる。
そして、上記の目的を達成するための本発明のハイブリッド車両は、上記のハイブリッドシステムを搭載して構成される。このハイブリッド車両は上記のハイブリッドシステムと同様の効果を奏することができる。
また、上記の目的を達成するための本発明のハイブリッドシステムの制御方法は、内燃機関と電動発電機と自動変速機を備えたハイブリッドシステムの制御方法において、前記内燃機関で走行している場合で、前記自動変速機の変速要求があったときに、前記自動変速機のシフト後の段数に合わせて算出したシフト後の目標エンジン回転数に前記内燃機関のエンジン回転数を合わせるように、前記電動発電機を制御する制御を行い、前記自動変速機のシフトアップのときに、前記電動発電機によって発生する回生トルクを前記内燃機関のクランク軸に付与すると共に、補助ブレーキの作動による制動トルクを前記クランク軸に付与する制御を行い、前記自動変速機のシフトダウンのときに、アクセル開度の増減に追従させて前記内燃機関の燃料噴射量を増減する燃料噴射量制御を行いながら、目標エンジン回転数に対するエンジン回転数の過不足分を前記電動発電機で発生するトルクで補う制御を行うことを特徴とする方法である。
この方法によれば、自動変速機のシフトダウン及びシフトアップ時において、シフト時の自動変速機のギヤ段に合わせた目標エンジン回転数を算出し、このクラッチ接続が可能となる目標エンジン回転数になるように、電動発電機によりエンジン回転数を強制的に増速又は減速させるので、クラッチの断状態を短縮してシフト時間を早めることができ、これにより、空走時間を減らすことができる。
本発明のハイブリッドシステム、ハイブリッド車両、及びハイブリッドシステムの制御方法によれば、自動変速機のシフトダウン時においては、シフト時の自動変速機のギヤ段に合わせた目標エンジン回転数を算出し、このクラッチ接続が可能となる目標エンジン回転数になるように、電動発電機によりエンジン回転数を強制的に増速させ、また、シフトアップ時においては、内燃機関のフリクションに加えて電動発電機による回生トルクを付加することにより、エンジン回転数を強制的に速やかに減速させるので、クラッチの断状態を短縮してシフト時間を早めることができ、これにより、空走時間を減らすことできる。
また、これにより、シフトダウン時においては、内燃機関の燃料消費量を減少でき、燃費効率を上げることができる。また、登板走行などで必要駆動力が不足し、シフトダウンする場合にも同様に電動発電機によりエンジン回転を上昇させることにより変速時間の短縮を図れる。その結果、シフトダウン時の燃費を改善でき、また、加速時における複数段飛ばし変速も実現可能となる。
また、シフトアップ時においては、減速時のクラッチ断時間短縮によるブレーキ性能向上と空走感の解消を図ることができ、更に、従来技術では、変速動作時間の制約により実現できなかった減速時の2段以上の段飛ばし変速も可能となる。
そして、自動変速機におけるシフト時間が早くなることで、エンジン効率の高い領域の使用頻度を上げることができる。これは自動変速機が多段化されている時により有効である。
本発明の実施の形態のハイブリッドシステム及びハイブリッド車両の構成を示す図である。 本発明の実施の形態のハイブリッドシステムの制御方法の制御フローの一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態のハイブリッドシステム、ハイブリッド車両、及びハイブリッドシステムの制御方法について説明する。この実施の形態のハイブリッドシステムは、エンジン(内燃機関)と電動発電機(M/G)と自動変速機を備えたハイブリッドシステムである。なお、ここでは、このハイブリッドシステムはハイブリッド車両(HEV:以下車両とする)に搭載されるものとして説明するが、ハイブリッドシステム自体は、必ずしも、車両に搭載されるものに限定されない。
図1に例示する構成では、このハイブリッドシステム2は、エンジン(ENG)11と電動発電機21と自動変速機31を備えて構成される。このエンジン11は、排気通路12と、ターボ過給器13と、排気通路12に設けられた排気ガス浄化装置(後処理装置)14を備えており、自動変速機31としてはATM(オートメーテッド・マニュアル・トランスミッション)を用いることができるが、必ずしも、これに限定されず、また、多段でなくてもよい。
そして、図2に例示する、このハイブリッドシステム2では、エンジン11のクランク軸15に直結して設けたCVT(無段変速機構:レシオ可変機構)16に電動発電機21を連結している。このCVT16は、クランク軸15側の第1プーリー(第1動力伝達部)16aと電動発電機21側の第2プーリー(第2動力伝達部)16bとの間に、無端状のベルト又はチェーンなどで形成される動力伝達部材16cを掛け回しており、これらを介してクランク軸15と電動発電機21との間の動力伝達を行っている。
また、このCVT16では、第1プーリー16aと第2プーリー16bの幅を変化させることにより、プーリー16a、16bと動力伝達部材16cの接する径方向位置を変えて、この径方向位置を内側することで有効直径を小さくし、逆に外側にすることで有効直径を大きくしている。この2個のプーリー16a、16bの幅の拡縮が互いに逆になるように、電子制御による油圧又は電動機構(図示しない)を用いて変化させることにより、動力伝達部材16cをたるませることなく、変速を連続的に行っている。
そして、電力システム20の一部である電動発電機21は、発電機として、エンジン11の駆動力を受けて発電をしたり、又は、車両1のブレーキ力等の回生力発生による回生発電をしたりすると共に、モータとして駆動して、その駆動力をエンジン11のクランク軸15に伝達して、エンジン11の駆動力(出力:トルク)をアシストしたりする。
なお、発電して得た電力は、配線22を経由してインバータ(INV)23で変換して第1バッテリ(充電器:B1)24Aに充電される。また、電動発電機21を駆動するときは、第1バッテリ24Aに充電された電力をインバータ23で変換して電動発電機21に供給する。
図1の構成では、更に、DC−DCコンバータ(CON)25と第2バッテリ(B2)24Bを第1バッテリ24Aに直列に設けて、第1バッテリ24Aの、例えば、一般的な12Vや24V以上の高い電圧の電力を、DC−DCコンバータ25で、例えば、12Vに電圧降下させて、第2バッテリ24Bに充電して、この第2バッテリ24Bから補機の冷却ファン26A、冷却水ポンプ26B、潤滑油ポンプ26C等に電力を供給している。
また、本発明に係る実施の形態のハイブリッド車両1は、図1に示すように、上記のハイブリッドシステム2を搭載して構成され、このハイブリッド車両1においては、エンジン11の動力は、動力伝達システム30の自動変速機31、推進軸32、差動装置33、駆動軸34を介して車輪35に伝達され、車両1が走行する。なお、エンジン11の搭載方法によっては、エンジン11から車輪35の動力の伝達経路は異なってもよい。
一方、電動発電機21の動力に関しては、第1バッテリ24Aに充電された電力がインバータ23を介して電動発電機21に供給され、この電力により発生した電動発電機21の動力は、CVT16を介してクランク軸15に伝達されて、エンジン11の動力伝達経路を伝達して、車輪35に伝達される。これにより、電動発電機21の動力がエンジン11の動力と共に車輪35に伝達され、車両1が走行する。なお、回生時には、逆の経路で、車輪35の回生力、又はエンジン11の回生力が電動発電機21に伝達されて、電動発電機21で発電が可能となる。
また、ハイブリッド制御装置41が設けられ、エンジン11の回転数Neや負荷Q等の運転状態や電動発電機21の回転数Na等の運転状態や第1バッテリ24A、第2バッテリ24Bの充電量(SOC)の状態をモニターしながら、CVT16、電動発電機21、インバータ23、DC−DCコンバータ25等を制御する。
このハイブリッド制御装置41は、通常は、エンジン11や車両1を制御する全体制御装置40に組み込まれて構成される。この全体制御装置40は、エンジン11の制御では、シリンダ内燃焼やターボ過給器13や排気ガス浄化装置14や補機の冷却ファン26A、冷却水ポンプ26B、潤滑油ポンプ26Cなどを制御している。
そして、本発明においては、このハイブリッド制御装置41は、エンジン11で走行している場合で、自動変速機31をシフトダウンするときに、自動変速機31のシフト後の段数に合わせて算出したシフト後の目標エンジン回転数Netにエンジン11のエンジン回転数Neを合わせるように、電動発電機21の運転を開始して電動発電機21によって発生するアシストトルクTmaをエンジン11のクランク軸15に付与し、シフト後は電動発電機21を停止する制御を行うように構成される。
それと共に、ハイブリッド制御装置41は、エンジン11で走行している場合で、自動変速機31をシフトアップするときに、自動変速機31のシフト後の段数に合わせて算出したシフト後の目標エンジン回転数Netにエンジン11のエンジン回転数Neを合わせるように、電動発電機21で発電を開始して電動発電機21によって発生する回生トルク(制動トルク)Tmrをエンジン11のクランク軸15に付与し、シフト後は電動発電機21を停止する制御を行うように構成される。
更に、ハイブリッド制御装置41は、自動変速機31のシフトアップのときに、電動発電機21によって発生する回生トルクTmrをエンジン11のクランク軸15に付与すると共に、補助ブレーキの作動による制動トルクTbをクランク軸15に付与する制御を行うように構成される。
特に、AMTでは変速機のギヤ段を車速に応じて変えることにより、ブレーキ力を可能な限り維持するシフトダウンリターダーという制御が実用化されているが、シフトダウン変速時にエンジン回転を減速比に見合った回転まで上昇させる必要がある。そのため、従来技術では、クラッチの断状態で燃料噴射によるエンジン回転上昇を行っているが、本発明では、このエンジン回転合わせを電動発電機31による駆動とすることで、燃料消費の抑制と、クラッチ接続までの時間短縮を図ることができる。
そして、上記のハイブリッドシステム2及びハイブリッド車両1における、本発明に係る実施の形態のハイブリッドシステムの制御方法は、エンジン11と電動発電機21と自動変速機31を備えたハイブリッドシステムの制御方法であり、その詳細について、図2を参照しながら、以下に説明する。
車両1の運転において、エンジン11の出力のみによって走行中において、ドライバーによってアクセルが踏み込まれたり、ドライバーによってブレーキペダルが踏み込まれたり、走行中に登坂したり、下り坂を降りたりして、自動変速機31のシフトが発生し、自動変速機31のクラッチが断状態になると、図2の制御フローが上級の制御フローから呼ばれたスタートし、ステップS11で、自動変速機のシフト後の段数に合わせて、シフト後の目標エンジン回転数Netを算出する。次のステップS12で、この自動変速機31のシフトが、シフトダウンであるか否かを判定する。
このステップS12の判定で、シフトダウンであれば(YES)、ステップS13に行き、電動発電機31の運転を開始して、目標エンジン回転数Netにエンジン11のエンジン回転数Neを合わせるように、電動発電機21によって発生するアシストトルクTmaをエンジン11のクランク軸15に付与する。これにより、エンジン11のエンジン回転数Neを強制的に増加させる。この制御を予め設定された制御時間の間行い、ステップS14に行く。この電動発電機21の制御には目標エンジン回転数Netを設定値(目標値)、エンジン回転数センサ(図示しない)で検出されるエンジン回転数Neを測定値、アシストトルクTmaを操作量(出力)としたフィードバック制御を用いることができるが、その他の制御であってもよい。
また、一方、エンジン11の運転状態、特に燃料噴射量は、アクセル開度などにより決定される運転要求に応じて、エンジン11で燃料噴射を行う。これにより、変速後に運転要求に応じた運転をスムーズに行うことができると共に運転要求に応じて燃料噴射量によるエンジン回転数Neと目標回転数Netの過不足分の回転数を電動発電機21によって補うことができる。
次のステップS14で、エンジン回転数Neが目標エンジン回転数Net以上になっているか否かを判定する。この判定で、エンジン回転数Neが目標エンジン回転数Net未満の場合は(NO)、ステップS13に戻り、エンジン回転数Neが目標エンジン回転数Net以上になるまで待つ。
ステップS14の判定で、エンジン回転数Neが目標エンジン回転数Net以上になっている場合は(YES)、ステップS15に行き、電動発電機21を停止し、自動変速機31のクラッチに対しての接続指令を出してから、リターンに行き、上級の制御フローに戻る。
一方、ステップS12の判定で、シフトダウンでない、即ち、シフトアップであれば(NO)、ステップS23に行き、電動発電機31の運転を開始して、目標エンジン回転数Netにエンジン11のエンジン回転数Neを合わせるように、電動発電機21によって発生する回生トルクTmrをエンジン11のクランク軸15に付与する。これにより、エンジン11のエンジン回転数Neを強制的に減少させる。この制御を予め設定された制御時間の間行い、ステップS24に行く。この電動発電機21の制御には目標エンジン回転数Netを設定値(目標値)、エンジン回転数センサ(図示しない)で検出されるエンジン回転数Neを測定値、回生トルクTmrを操作量(出力)としたフィードバック制御を用いることができるが、その他の制御であってもよい。
また、この場合も、エンジン11の運転状態、特に燃料噴射量は、アクセル開度などにより決定される運転要求に応じて、エンジン11で燃料噴射を行う。これにより、変速後に運転要求に応じた運転をスムーズに行うことができると共に運転要求に応じて燃料噴射量によるエンジン回転数Neと目標回転数Netの過不足分の回転数を電動発電機21によって補うことができる。
このステップ23の制御のときに、エンジン11の運転状態をシフト直前と同じままにして、電動発電機21の回生トルクTmrを加えることで、エンジン11のエンジン回転数Neを減少してもよいが、エンジン11側でも燃料噴射を停止するなどのエンジン回転数Neの減少対策をすることが好ましく、これにより、エンジン回転数Neが目標エンジン回転数Netに移行するまでの時間を著しく短縮できる。
さらに、このステップ23の制御のときに、電動発電機21によって発生する回生トルクTmrをエンジン11のクランク軸15に付与すると共に、排気ブレーキや圧縮解放ブレーキなどの補助ブレーキの作動による制動トルクTbをクランク軸15に付与することが好ましい。これにより、電動発電機21の回生トルクTmrに加えて補助ブレーキによる制動トルクTbを付与して減速させるので、シフト時間をより早めることができ、これにより、空走時間をより減少させることができる。
次のステップS24で、エンジン回転数Neが目標エンジン回転数Net以下になっているか否かを判定する。この判定で、エンジン回転数Neが目標エンジン回転数Net超えの場合は(NO)、ステップS23に戻り、エンジン回転数Neが目標エンジン回転数Net以下になるまで待つ。
このステップS24の判定で、エンジン回転数Neが目標エンジン回転数Net以下になっている場合は(YES)、ステップS15に行き、電動発電機21を停止し、自動変速機31のクラッチに対しての接続指令を出してから、リターンに行き、上級の制御フローに戻る。
上級の制御フローに戻った後は、自動変速機31のシフト毎に上級の制御フローから呼ばれて、ステップS11〜S15を実施しては、上級の制御フローに戻ることを繰り返す。
この図2の制御フローに従う制御により、エンジン11で走行している場合で、自動変速機31をシフトダウンするときに、自動変速機31のシフト後の段数に合わせて算出したシフト後の目標エンジン回転数Netにエンジン11のエンジン回転数Neを合わせるように、電動発電機21の運転を開始して電動発電機21によって発生するアシストトルクTmaをエンジン11のクランク軸15に付与し、シフト後は電動発電機21を停止することができると共に、エンジン11で走行している場合で、自動変速機31をシフトアップするときに、自動変速機31のシフト後の段数に合わせて算出したシフト後の目標エンジン回転数Netにエンジン11のエンジン回転数Neを合わせるように、電動発電機21で発電を開始して電動発電機21によって発生する回生トルクTmrをエンジン11のクランク軸15に付与し、シフト後は電動発電機21を停止することができる。
上記の構成のハイブリッドシステム2、ハイブリッド車両1、及びハイブリッドシステムの制御方法によれば、自動変速機31のシフトダウン時においては、シフト時の自動変速機31のギヤ段に合わせた目標エンジン回転数Netを算出し、このクラッチ接続が可能となる目標エンジン回転数Netになるように、電動発電機21によりエンジン回転数Neを強制的に増速させるので、自動変速機31のクラッチの断状態を短縮してシフト時間を早めることができ、これにより、空走時間を減らして燃費効率を上げることができる。
そして、自動変速機31のシフトアップ時においては、エンジン11のフリクションに加えて電動発電機21による回生トルクを付加することにより、エンジン回転数Neを強制的に速やかに目標エンジン回転数Netになるように減速させるので、シフト時間を早めることができ、これにより、空走時間を減らすことができる。また、従来技術では、変速動作時間の制約により実現できない2段以上の段飛ばし変速も可能となり、燃料消費量低減の効果が生じる。
更に、自動変速機31のシフトアップのときに、電動発電機21によって発生する回生トルクをエンジン11のクランク軸15に付与すると共に、補助ブレーキの作動による制動トルクをクランク軸15に付与する制御を行うと、電動発電機21の回生トルクに加えて補助ブレーキによる制動トルクを付与して減速させるので、シフト時間をより早めることができ、これにより、空走時間をより減少させることができる。
1 車両(ハイブリッド車両:HEV)
2 ハイブリッドシステム
11 エンジン(内燃機関)
15 クランク軸
16 CVT(無段変速機構)
20 電力システム
21 電動発電機(M/G)
30 動力伝達システム
31 自動変速機
40 全体制御装置
41 ハイブリッド制御装置
Na 電動発電機の回転数
Ne エンジン回転数
Net 目標エンジン回転数
Tb 補助ブレーキによる制動トルク
Tma 電動発電機で発生するアシストトルク
Tmr 電動発電機で発生する回生トルク

Claims (3)

  1. 内燃機関と電動発電機と自動変速機を備えたハイブリッドシステムにおいて、
    前記内燃機関で走行している場合で、前記自動変速機の変速要求があったときに、前記自動変速機のシフト後の段数に合わせて算出したシフト後の目標エンジン回転数に前記内燃機関のエンジン回転数を合わせるように、前記電動発電機を制御する制御を行うハイブリッド制御装置を備え、
    前記ハイブリッド制御装置は、前記自動変速機のシフトアップのときに、前記電動発電機によって発生する回生トルクを前記内燃機関のクランク軸に付与すると共に、補助ブレーキの作動による制動トルクを前記クランク軸に付与する制御を行い、前記自動変速機のシフトダウンのときに、アクセル開度の増減に追従させて前記内燃機関の燃料噴射量を増減する燃料噴射量制御を行いながら、目標エンジン回転数に対するエンジン回転数の過不足分を前記電動発電機で発生するトルクで補う制御を行うことを特徴とするハイブリッドシステム。
  2. 請求項1に記載のハイブリッドシステムを搭載したことを特徴とするハイブリッド車両
  3. 内燃機関と電動発電機と自動変速機を備えたハイブリッドシステムの制御方法において、
    前記内燃機関で走行している場合で、前記自動変速機の変速要求があったときに、前記自動変速機のシフト後の段数に合わせて算出したシフト後の目標エンジン回転数に前記内燃機関のエンジン回転数を合わせるように、前記電動発電機を制御する制御を行い、
    前記自動変速機のシフトアップのときに、前記電動発電機によって発生する回生トルクを前記内燃機関のクランク軸に付与すると共に、補助ブレーキの作動による制動トルクを前記クランク軸に付与する制御を行い、前記自動変速機のシフトダウンのときに、アクセル開度の増減に追従させて前記内燃機関の燃料噴射量を増減する燃料噴射量制御を行いながら、目標エンジン回転数に対するエンジン回転数の過不足分を前記電動発電機で発生するトルクで補う制御を行うことを特徴とするハイブリッドシステムの制御方法
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