JP6386864B2 - シュリンク包装装置の予備加熱装置 - Google Patents

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本発明は、被包装物をシュリンク包装するためのシュリンク包装装置の予備加熱装置に関し、具体的には、ピロー包装機により、シュリンクフィルムからなる包材で被包装物を包み込んだ後、包材に印刷された図柄や商品名等の表示が歪まないように、被包装物を包材で包み込んだ包装体を本格的に全体加熱する前に包装体の一部を予備的に加熱して包材の熱収縮による歪みを抑える、シュリンク包装装置の予備加熱装置に関するものである。
最近、比較的浅いトレイに収納された商品等については、容器本体や蓋部材に図柄や商品名等が印刷された包材を用いてシュリンク包装が施されるようになってきている。しかし、図柄や商品名等を印刷した包材を用いてシュリンク包装を施す場合、包材の熱収縮に伴って、図柄や商品名等が歪んでしまうことになる。
特許文献1は、容器形状が円形のカップ入り商品等のように、平面形状が円形の被包装物の天面を覆う印刷部分がいびつに歪んでしまうことの無いように、綺麗にシュリンク包装を施すためのシュリンク包装装置が開示されている。この特許文献1を引用しながらシュリンク包装装置の概要を説明する。
特許文献1のシュリンク包装装置1は、図11に示すように、包材Rによって被包装物Mを包み込む包込部10と、図12に示すように、包材Rによって包み込まれた包装体RMの周面部分を局部的に加熱する予備加熱部20と、包材Rによって包み込まれた包装体RMを全体的に加熱する本加熱部30と、被包装物Mを、所定の搬送経路に沿って、包込部10、予備加熱部20、本加熱部30に順次搬送する搬送コンベア41、42、4 3、44によって構成されている。
前記包込部10は、図11に示すように、長尺帯状のシュリンクフィルムに図柄や商品名等が予め印刷された包材Rを、包材ロールRLから連続的に繰り出しながら、ガイドローラ11を介して包込位置に送給する包材送給手段12と、包込位置に送給される包材Rを筒状に整形するフォーマ13と、このフォーマ13によって筒状に整形された包材Rの幅方向の両側縁を相互にヒートシールすることで、包材Rを筒状に形成するセンターシーラ14と、筒状に形成された包材Rを一定間隔で順次溶断シールする溶断シーラ15とから構成されている。フォーマ13によって筒状に整形された包材Rには、搬送コンベア41によって包込位置に搬送されてきた被包装物Mが順次挿入され、センターシーラ14によって包材Rにセンターシールが施された後、溶断シーラ15によって被包装物Mの間で包材Rが順次溶断シールされることで、被包装物Mが包材Rによって包み込まれた包装体RMが形成される。なお、このようにして形成された包装体RMは搬送コンベア42によって予備加熱部20に搬送される。
前記予備加熱部20は、図12、図13に示すように、搬送コンベア43によって搬送される包装体RMが通過する、開放された予備加熱ゾーンZ1内に設けられており、包材Rによって包み込まれた被包装物Mの天面の略全面を押える押え手段21と、この押え手段 21によって天面部分が押えられた包装体RMにおける被包装物Mの周面部分を局部的に加熱する予備加熱手段25とから構成されている。
前記押え手段21は、搬送コンベア43による包装体RMの搬送速度と同一速度で搬送経路に沿って循環移動する、駆動プーリ23及び従動プーリ24に掛け渡された無端状の押えベルト22を備えており、この押えベルト22によって、被包装物Mの天面部分を押 えながら、包装体RMを搬送することができるようになっている。
前記予備加熱部20は、搬送コンベア43の側方に上下2段に配置された複数のノズル26を備えており、このノズル26から120〜150℃程度の熱風を吹き付けることによって、包装体RMにおける被包装物Mの周面部分を局部的に加熱するようになっている。
前記本加熱部30は、搬送コンベア44によって搬送される包装体RMが通過する本加熱ゾーンZ2内に設けられており、この本加熱ゾーンZ2を囲うトンネル31と、このトンネル31内に設置された加熱ヒータ及び循環ファン(共に図示せず)とを備えている。従って、循環ファンによって給気路内に供給された空気は、加熱ヒータによって、所定温度(150〜170℃)程度に加熱された後、トンネル31内を通過する包装体RMを全体的に加熱する。
以上のように、特許文献1のシュリンク包装装置によって、被包装物Mにシュリンク包装を施すと、包材Rにおける被包装物Mの天面を覆っている部分がほとんど熱収縮することがないので、その部分に印刷された図柄等が歪まない綺麗な状態でシュリンク包装を施すことができる。
特開2002−332016号公報
前記特許文献1の予備加熱部20は、押えベルト22と搬送コンベア43と予備加熱手段25とによって囲まれたトンネル状の搬送路内を包装体RMが移動するため、時間の経過と共に、前記トンネル状の搬送路内の温度が上昇するため、包装体RMの一部を加熱するための予備加熱手段25の温度管理が難しいという問題がある。
さらに、包装体RMを搬送する搬送コンベア43と、無端状の押えベルト22との間隔は一定であるため、シュリンク包装する被包装物Mのサイズは限定されてしまい、サイズの異なる被包装物Mのシュリンク包装には対応しづらいという問題がある。
本発明は、前述した従来の技術に関する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、包装体RMを加熱する加熱手段の温度管理が容易で、しかも、サイズの異なる被包装物のシュリンク包装が可能なシュリンク包装装置の予備加熱装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るシュリンク包装装置の予備加熱装置は、包材を筒状に整形し、包込位置に搬送されてきた被包装物を筒状の包材に順次挿入し、センターシーラによって包材にセンターシールを施し、溶断シーラによって被包装物の間で包材を溶断シールして包装体を形成するピロー包装機を備えたシュリンク包装装置の予備加熱装置であって、前記予備加熱装置は、溶断シーラで溶断シールされた包装体を間欠搬送するメッシュベルトで出来た搬送コンベアと、前記搬送コンベアの上部搬送部の下層に取り付けられ、前記搬送コンベアの上部搬送部が撓まないように支持する支持プレートと、前記支持プレートの下方に配置され、搬送コンベアの間欠停止時に搬送コンベア側から熱風を吹き出し、間欠停止した搬送コンベア上の包装体の搬送方向の少なくとも一方の端部を加熱する加熱ノズル部と、前記加熱ノズル部に熱風を送る熱風誘導筒と、を備え、前記加熱ノズル部は、加熱位置と待機位置との間で往復動し、搬送コンベアの間欠停止時に、加熱位置に移動して熱風を吹き出し、搬送コンベアの間欠移動とともに、待機位置に移動して熱風の吹き出しを停止する、ことを特徴とする
また、本発明に係るシュリンク包装装置の予備加熱装置は、包材を筒状に整形し、包込位置に搬送されてきた被包装物を筒状の包材に順次挿入し、センターシーラによって包材にセンターシールを施し、溶断シーラによって被包装物の間で包材を溶断シールして包装体を形成するピロー包装機を備えたシュリンク包装装置の予備加熱装置であって、前記予備加熱装置は、溶断シーラで溶断シールされた包装体を間欠搬送するメッシュベルトで出来た搬送コンベアと、前記搬送コンベアの上部搬送部の下層に取り付けられ、前記搬送コンベアの上部搬送部が撓まないように支持する支持プレートと、前記支持プレートの下方に配置され、搬送コンベアの間欠停止時に搬送コンベア側から熱風を吹き出し、間欠停止した搬送コンベア上の包装体の搬送方向の少なくとも一方の端部を加熱する加熱ノズル部と、前記加熱ノズル部に熱風を送る熱風誘導筒と、を備え、前記熱風誘導筒と加熱ノズル部を一体化し、排気筒を熱風誘導筒の側部に設け、熱風誘導筒の出口側に、加熱ノズル部か排気筒の何れか側に熱風の流れを切り替える切換機構を設け、搬送コンベアの間欠動に合わせて、前記切換機構により熱風の流れを振り分け、包装体が停止している時のみ、熱風誘導筒を通して加熱ノズル部から熱風を吹き出して包装体の端部を加熱する、ことを特徴とする。
前記構成により、搬送コンベアの間欠停止時に搬送コンベア側から加熱ノズル部で熱風を吹き出して、間欠停止した搬送コンベア上の包装体の搬送方向の少なくとも一端部を加熱し、前記一端部の包材を先に収縮固定することにより、未加熱の包材部分がいびつに収縮することを防止し、包材を均一に張ることができる。しかも、加熱時に包装体を上部から押える必要がなく、上部が開放していので、加熱を継続しても包材を加熱する温度は安定している。
本発明のシュリンク包装装置の予備加熱装置の正面図 本発明のシュリンク包装装置の予備加熱装置の内部の平面図 本発明のシュリンク包装装置の予備加熱装置の背面図 本発明のシュリンク包装装置の予備加熱装置の部分側面図 本発明のシュリンク包装装置の予備加熱装置の平面図 本発明のシュリンク包装装置の予備加熱装置の使用状態図 本発明のシュリンク包装装置の予備加熱装置の使用状態図 本発明のシュリンク包装装置の予備加熱装置の説明図 図8の部分拡大図 本発明のシュリンク包装装置の予備加熱装置の他の実施の形態の部分側面図 従来のシュリンク包装装置の部分正面図 従来のシュリンク包装装置の部分正面図 従来のシュリンク包装装置の部分側面図
次に、本発明に係るシュリンク包装装置の予備加熱装置につき、実施例を挙げて、図面を参照しながら以下に説明する。なお、特許文献1のシュリンク包装装置1で引用した、包材Rによって被包装物Mを包み込む包込部10と、包材Rによって包み込まれた包装体RMを全体的に加熱する本加熱部30と、被包装物M及び包装体RMを所定の搬送経路に沿って順次搬送する搬送コンベア41、42、44は、前記背景技術で説明したものと同じ装置を用いればよいが、かかる構成の装置に限定されるものではない。
図1は、本発明のシュリンク包装装置の予備加熱装置の正面図であって、この図に示す通り、予備加熱装置50の本体上部両側にそれぞれメインローラ51,52が設けられ、下流側(図1の左側が上流側、右側が下流側)のローラ52の内側下部にスナップローラ53が設けられている。さらに、本体下部にも、前記メインローラ51,52より間隔の狭い一対のサブローラ54,55が設けられ、前記5本のローラ51〜55間に、図6、図7に示すようなメッシュベルト(金網状のベルト、棒状のベルト等で出来ており、後述する加熱ノズル部65からの熱風が通過できる素材であればよい。)で出来たベルトが架け渡されている。このメッシュベルトで出来た搬送コンベア57は、包込部10にて包材Rで包み込まれた包装体RMを間欠搬送しながら本加熱部30側に搬送する。
前記搬送コンベア57は、搬入コンベア58を駆動する同一の駆動モータ59により駆動されている。即ち、前記駆動モータ59の回転軸と前記下流側のメインローラ52の回転軸との間に駆動チェーン60が架け渡され、この駆動チェーン60の中間位置にスナップスプロケット62とテンションスプロケット61が設けられている。
前記搬送コンベア57の上部搬送部56の下層に、図5に示すように、パンチングメタルで出来た支持プレート63が正面フレーム66と背面フレーム67との間に取り付けられている。この支持プレート63は、搬送コンベア57の前記上部搬送部56が撓まないように支持するもので、後述するように予備加熱ユニット64の加熱ノズル部65からの熱風が通過できるように大小の「く」の字形の透孔が形成されている。特に、中央部分には、加熱ノズル部65からの熱風が通過しやすいように、大きい「く」の字形の透孔が形成されている。
さらに、前記支持プレート63の下方に、図1、図3に示すように、前記予備加熱ユニット64が配置されている。この予備加熱ユニット64は前記加熱ノズル部65と排気部68とからなる加熱往復動機構69と、前記加熱往復動機構69に熱風を送る熱風誘導機構71とから構成されている。前者の加熱往復動機構69は、図2、図4に示すように、正面フレーム66と背面フレーム67の内壁面上部に、2本の支持レール70が水平方向に取り付けられ、この支持レール70にスライド板72が4個の車輪73を介してスライド可能に架設されている。
前記スライド板72上には、前記熱風誘導機構71の熱風誘導筒74と選択的に連通して上方に熱風を吹き出す前記加熱ノズル部65と、同じく熱風誘導筒74と選択的に連通して熱風を下方に排気する前記排気部68が配置されている。図4に示すように、前者の加熱ノズル部65の中央下部には筒部75が設けられ、この筒部75の上部に台形柱状のノズル76がスライド板72と平行に設けられ、筒部75が熱風誘導筒74と選択的に連通してノズル76から熱風を吹き出す。前記ノズル76は包装体RMの搬送方向とクロスする方向に配置され、図1及び図3に示すように熱風が上方に拡散するように上方に拡開すると共に、熱風が左右に振り分けられるようにV字形の仕切り板78がノズル76の長手方向に配置されている。筒部75から導かれた熱風が突き当たる前記仕切り板78の部分に、熱風を左右に振り分ける三角形状の誘導片79が取り付けられている。
前記排気部68は、図2及び図4に示すように、スライド板72上に台形錐状の誘導路80が前記加熱ノズル部65と隣接して設けられ、この誘導路80の一端部と連通する排気筒81がスライド板72から下方に垂下して取り付けられている。前記誘導路80の他端と前記熱風誘導筒74が選択的に連通して排気筒81側に熱風を誘導し、熱風誘導筒74からの熱風が加熱ノズル部65から吹き出して包装体RMを加熱しないように、下方に熱風を逃がしている。
前記加熱往復動機構69は、エアーシリンダ(往復動手段)82により、前記支持レール70間に架設されたスライド板72が往復動する。従がって、この加熱往復動機構69は、エアーシリンダ82の伸縮動により、図8に示すように、加熱ノズル部65が加熱位置(H)と待機位置(S)との間で往復動する。なお、図面では往復動手段はエアーシリンダ82を用いているが、エアーシリンダ82に限定されるものではなく、モータを使用したクランク機構やラックとピニオンを使用した駆動機構であってもよい。
前記熱風誘導機構71は、前記のように加熱往復動機構69に熱風を誘導する機構で、加熱往復動機構69の下部に配置されている。この熱風誘導機構71の熱風誘導筒74内には加熱ヒータ(図示せず)が設けられており、後述する送風装置から熱風誘導筒74内に送り込まれた空気をこの加熱ヒータで加熱して熱風を発生させ、加熱ノズル部65から熱風を吹き出す。前記熱風誘導筒74は、図1、図2に示すように、正面フレーム66の内側下部にブラケット83を介して、上下平行に設けられた2本のスライドバー84に支持固定されている。即ち、熱風誘導筒74は、図4に示すように、2本のスライドバー84にブロック状のスライダー85がスライド可能に支持され、このスライダー85の内側に取り付板86が垂直方向に取り付けられ、この取り付板86の内側に熱風誘導筒74の下部がスペーサ片87を介して取り付けられている。取り付板86の上部外側には前記した往復動手段のエアーシリンダ82が取り付けられている。
前記熱風誘導筒74は、予備加熱作業時はスライドバー84に固定されており、別の被包装物Mを包装する際に、その別の被包装物Mの寸法に応じて熱風誘導筒74の位置を変更しなければならない時は、スライダー85をスライドさせて、図1に示すように、位置を変更することができる。図1のスケール88は被包装物Mの寸法に応じて、熱風誘導筒74をスライドする寸法の目安とするものである。
なお、熱風誘導筒74を固定するためには、図1に示すレバー89を回してスライダー85が動かないように固定する。熱風誘導筒74の固定位置は、図7に示すように、間欠停止した包装体RMと包装体RMとの間に位置するように固定すると、図8(B)に示すように、加熱往復動機構69が移動して、熱風誘導筒74と加熱ノズル部65が一直線状に加熱位置(H)で並んだ時に、ノズル76から熱風が吹き出して、間欠停止した包装体RMと包装体RMの向かい合う端部を同時に加熱することができる。
熱風誘導筒74の底部には、L字形の接続管90が接続されており、空気を送るためのホース91の一端が前記接続管90に接続し、ホース91の他端は図3に示す送風装置92に接続している。このため、送風装置92から送られた空気は、前記ホース91を通り、加熱ヒータを備えた熱風誘導筒74で加熱され、熱風誘導筒74の先端から加熱往復動機構69の加熱ノズル部65か排気部68の何れかに選択的に流れる。
次に、前記構成の使用状態を説明する。
図6、図7は本発明の予備加熱装置の使用状態を示す平面図であって、図6は、搬送コンベア57上に、包装体RMを載置して間欠移動中を示している。この時の加熱往復動機構69及び熱風誘導筒74の状態を示したのが図8の(A)であって、加熱往復動機構69は待機位置(S)にあり、熱風誘導筒74からの熱風が誘導路80を通って排気筒81から下方へ排気されている。熱風誘導筒74からの熱風が排気筒81から排気され、ノズル76から吹き出さないため、包装体RMを加熱していない状態にある。即ち、この図8の(A)では、包装体RMは熱風で加熱されない。
図7は包装体RMを載置した搬送コンベア57が間欠停止した状態を示している。搬送コンベア57が間欠停止すると、エアーシリンダ82が作動して、加熱往復動機構69が図8の(A)の待機位置(S)から図8の(B)の加熱位置(H)に水平移動し、加熱往復動機構69は加熱位置(H)で停止する。
加熱往復動機構69が加熱位置(H)で停止すると、加熱ノズル部65の筒部75が熱風誘導筒74と連通し、熱風誘導筒74からの熱風が加熱ノズル部65から、支持プレート63の透孔及び搬送コンベア57のメッシュベルトを通って吹き出す。このように搬送コンベア57側からの熱風が吹き出すと、間欠停止していた包装体RMと包装体RMの隣接する端部が加熱され、端部のシュリンクフィルムが収縮する。
図9は、図8の部分拡大図である。この図に示すように、搬送コンベア57側から熱風が吹き出すと、熱風が当たった側の包装体RMの下端部のシュリンクフィルムが収縮し、熱風が当たった部分より上側の包材Rが矢印で示すように下方に引っ張られる。このため、天面の包材Rが外側方向に引っ張られて、天面の包材Rがきれいに張られる。さらに、次の工程で加熱されていない包装体RMの端部も搬送コンベア57側から熱風で加熱すると、同じように、下端部のシュリンクフィルムが収縮して、熱風が当たった部分より上側の包材Rが下方に引っ張られ、天面の包材Rがきれいに張られる。このように、包材Rが両下端部から引っ張られ、図柄や商品名等が印刷された天面の包材Rをきれいに張ることができる。
なお、包装体RMと包装体RMとの間隔は、加熱ノズル部65が同時に両包装体RMの隣接する端部を加熱できる間隔になるよう制御する。例えば、図11に示す包込部10で被包装物Mを搬送コンベア41で送り込む際に、搬送コンベア41のスピードをコントロールすると共に、図7、図8の搬入コンベア58のスピードをコントロールして包装体RMと包装体RMとの前後の間隔を調整する。
加熱位置(H)で所定の加熱時間が経過すると、搬送コンベア57が間欠移動を開始すると同時に、エアーシリンダ82が作動して、加熱往復動機構69が図8の(B)の加熱位置(H)から図8の(A)の待機位置(S)に戻り、搬送コンベア57が間欠停止するまで、熱風誘導筒74からの熱風が誘導路80を通って排気筒81から排気される。以上の動作を繰り返して、予備加熱装置50で被包装物Mの移動方向の両端部の包材を収縮させた後、図12に示す前記本加熱部30で包装体RMの全体を加熱してシュリンク包装は完了する。
本発明のように、包装体RMの搬送方向の両端部を加熱して、両端部のシュリンクフィルムを先に固定することにより、未加熱の包材部分がいびつに収縮することを防止し、均一な収縮を確保して包材に印刷された図柄や商品名等の歪みを抑制することができる。特に、包装体RMの端部を下側から加熱して包材を収縮するので、包装体RMの包材の天面をきれいに張ることができ、天面に印刷された図柄や商品名等の歪みを抑えることができる。
なお、被包装物Mのサイズが変わった場合は、図1に示すハンドル89を緩めてスケール88の目盛に従がって、スライダー85をスライドして熱風誘導機構71の位置を被包装物Mの寸法に合わせる。エアーシリンダ82は取り付板86に取り付けられているので、熱風誘導筒74の移動寸法と同寸法だけ加熱往復動機構69も移動する。
(他の実施の形態)
前記実施の形態で、加熱往復動機構69の加熱ノズル部65が、搬送コンベア57の間欠移動に追従しながら待機位置(S)と加熱位置(H)の間を往復動したが、加熱ノズル部65は必ずしも往復動する必要はなく、熱風誘導筒74と加熱ノズル部65を一体化して、加熱ノズル部65が、間欠停止する包装体RMと包装体RMとの間に来るように固定し、包装体RMが停止している時のみ、熱風の流れを切り替える切換手段を使って、熱風誘導筒74を通して熱風を吹き出すようにしてもよい。
前記場合、図10に示すように、排気筒81を熱風誘導筒74の側部に設け、熱風誘導筒74の出口側に、加熱ノズル部65か排気筒81の何れかに熱風の流れを切り替える切換機構93を設け、搬送コンベア57の間欠動に合わせて、前記切換機構93をエアーシリンダ94等の駆動機構により熱風の流れを振り分けるようにしてもよい。前記切換機構93は、箱体を伏せたような通路状の形状をしており、図10のエアーシリンダ94のピストンロッドが伸びた状態では、熱風誘導筒74から前記切換機構93を通って排気筒81側に熱風が流れる。逆に、ピストンロッドが縮んだ状態では、前記切換機構93により妨げられることなく、熱風誘導筒74から加熱ノズル部65側に熱風が上方に流れる。なお、被包装物Mの寸法に合わせて、熱風誘導筒74と加熱ノズル部65がスライドバー84をスライドできるようする必要がある。
上記実施の形態では、加熱ノズル部65で、隣接する包装体RMと包装体RMとの端部を同時に加熱していたが、本発明の予備加熱装置50はかかる加熱方法に限定されるものではなく、1個の包装体の両端部を個別に加熱するような構成にしてもよい。
また、上記実施の形態では、単数の加熱ノズル部65を配置しているが、複数配置して加熱の効率を上げることができる。その場合、搬送コンベア57の長さを長くしてもよい。
また、第1の実施の形態では、待機位置(S)では熱風を排気筒81から廃棄していたが、この熱を蓄熱して加熱位置(H)の加熱に利用してもよい。
本発明は、ピロー包装機等により、シュリンクフィルムからなる包材で被包装物を包み込んだ後、包材に印刷された図柄や商品名等の表示が歪まないように、被包装物をシュリンク包装するためのシュリンク包装装置に有用である。
50 シュリンク包装装置の予備加熱装置
51 ローラ
52 ローラ
56 上部搬送部
57 搬送コンベア
58 搬入コンベア
59 駆動モータ
60 駆動チェーン
63 支持プレート
64 予備加熱ユニット
65 加熱ノズル部
68 排気部
69 加熱往復動機構
71 熱風誘導機構
72 スライド板
74 熱風誘導筒
75 筒部
76 ノズル
78 仕切り板
79 誘導片
80 誘導路
81 排気筒
84 スライドバー
85 スライダー
86 取り付板
88 スケール
90 接続管
92 送風装置
93 切換機構
94 エアーシリンダ

Claims (3)

  1. 包材を筒状に整形し、包込位置に搬送されてきた被包装物を筒状の包材に順次挿入し、センターシーラによって包材にセンターシールを施し、溶断シーラによって被包装物の間で包材を溶断シールして包装体を形成するピロー包装機を備えたシュリンク包装装置の予備加熱装置であって、
    前記予備加熱装置は、溶断シーラで溶断シールされた包装体を間欠搬送するメッシュベルトで出来た搬送コンベアと、前記搬送コンベアの上部搬送部の下層に取り付けられ、前記搬送コンベアの上部搬送部が撓まないように支持する支持プレートと、前記支持プレートの下方に配置され、搬送コンベアの間欠停止時に搬送コンベア側から熱風を吹き出し、間欠停止した搬送コンベア上の包装体の搬送方向の少なくとも一方の端部を加熱する加熱ノズル部と、前記加熱ノズル部に熱風を送る熱風誘導筒と、を備え、
    前記加熱ノズル部は、加熱位置と待機位置との間で往復動し、搬送コンベアの間欠停止時に、加熱位置に移動して熱風を吹き出し、搬送コンベアの間欠移動とともに、待機位置に移動して熱風の吹き出しを停止する、ことを特徴とするシュリンク包装装置の予備加熱装置。
  2. 予備加熱装置の正面フレームと背面フレームに、支持レールが水平方向に取り付けられ、この支持レールにスライド板がスライド可能に架設され、
    前記スライド板上には、熱風誘導筒と選択的に連通して上方に熱風を吹き出す前記加熱ノズル部と、同じく熱風誘導筒と選択的に連通して熱風を排気する排気部が配置され、
    前記加熱ノズル部は、中央下部に筒部が設けられ、この筒部の上部の包装体の搬送方向とクロスする方向にノズルが設けられ、このノズルには、熱風が上方に拡散するように上方に拡開すると共に、熱風が左右に振り分けられるように仕切り板がノズルの長手方向に配置され、
    前記排気部は、スライド板上に誘導路が前記加熱ノズル部と隣接して設けられ、この誘導路の一端部に排気筒が取り付けられ、前記誘導路の他端と前記熱風誘導筒が選択的に連通して排気筒側に熱風を誘導し、包装体を加熱しないように熱風を逃がす、ことを特徴とする請求項1に記載のシュリンク包装装置の予備加熱装置。
  3. 包材を筒状に整形し、包込位置に搬送されてきた被包装物を筒状の包材に順次挿入し、センターシーラによって包材にセンターシールを施し、溶断シーラによって被包装物の間で包材を溶断シールして包装体を形成するピロー包装機を備えたシュリンク包装装置の予備加熱装置であって、
    前記予備加熱装置は、溶断シーラで溶断シールされた包装体を間欠搬送するメッシュベルトで出来た搬送コンベアと、前記搬送コンベアの上部搬送部の下層に取り付けられ、前記搬送コンベアの上部搬送部が撓まないように支持する支持プレートと、前記支持プレートの下方に配置され、搬送コンベアの間欠停止時に搬送コンベア側から熱風を吹き出し、間欠停止した搬送コンベア上の包装体の搬送方向の少なくとも一方の端部を加熱する加熱ノズル部と、前記加熱ノズル部に熱風を送る熱風誘導筒と、を備え、
    前記熱風誘導筒と加熱ノズル部を一体化し、排気筒を熱風誘導筒の側部に設け、熱風誘導筒の出口側に、加熱ノズル部か排気筒の何れか側に熱風の流れを切り替える切換機構を設け、搬送コンベアの間欠動に合わせて、前記切換機構により熱風の流れを振り分け、包装体が停止している時のみ、熱風誘導筒を通して加熱ノズル部から熱風を吹き出して包装体の端部を加熱する、ことを特徴とするシュリンク包装装置の予備加熱装置。
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