JP6386579B2 - 電力制御装置、及びこれを備える電力制御システム - Google Patents

電力制御装置、及びこれを備える電力制御システム Download PDF

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Description

本発明は、電力制御装置を備える電力制御システムに関する。
一般に、電力需要家が使用可能な電力は電力供給事業者との契約に応じて制限される。そのため、電力需要家の受電電力の電流値が電力供給事業者との契約内容に応じた遮断電流値を越える場合、電力需要家の電力系統と商用電力系統との間に接続されたブレーカが作動して、電力需要家への電力供給が遮断される。この際、電力需要家は受電電力を電力源とする電気機器などを一切使えなくなるため、非常に不便であり、遮断される迄の作業成果を失う場合もある。たとえば、デスクトップ型のPCなどでは、遮断されるまでの間に作業していたデータが失われたりする。また、電力需要家が使用する電力の総電流値が遮断電流値未満になるまでの期間中はブレーカを復旧して遮断を停止させることはできない。また、ブレーカの復旧は通常手動で行われるため、その復旧作業は面倒であり、特に夜間或いはブレーカが暗所に設置されている場合に非常に面倒である。
このようなブレーカの遮断を回避する従来技術の一例として、特許文献1のエネルギー管理システムがある。このシステムでは、電力需要家の受電電力値を計測して上限電力値と比較し、該受電電力値が上限電力値を越える場合に電気機器の消費電力を制限している。
特開2008−104310号公報
しかしながら、前述のようにブレーカは受電電力の電流値が遮断電流値を越えると作動して受電電力を遮断する。そのため、特許文献1のように電力値の計測結果に基づく消費電力の制限によりブレーカの遮断を防止しようとすると、受電電力値が上限電力値を越えていなくてもブレーカが作動する場合がある。たとえば、商用電力系統の電圧変動により受電電力の電圧が低くなると、受電電力値は上限電力値を越えていなくても、受電電力の電流値が遮断電流値を越えることがある。このような場合、電気機器の消費電力は制限されないまま、ブレーカは作動して受電電力を遮断してしまう。従って、特許文献1の技術では、ブレーカの遮断を十分に防止することはできない。
また、一般にブレーカの遮断特性は、その仕様、使用環境、受電電力を消費する電気機器の特性などによってばらつきが生じる。そのため、ブレーカの遮断防止のためには、電流値の超過量及びその超過時間を極力小さくする必要がある。ところが、特許文献1はこれらについてなんら言及していない。
本発明は、上記の状況を鑑みて、回路遮断器が受電電力を遮断する頻度を十分に低減できる電力制御装置、及びこれを備える電力制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一の態様による電力制御装置は、遮断電流値以上の電流が流れると通電路を遮断する回路遮断器を介して電力源から受電する受電電力を分電する分電部から出力される電力を用いて電力負荷に供給電力を供給する電力制御装置であって、電流計測部により計測される受電電力の電流値は遮断電流値未満の目標電流値を越えるか否かを判定する判定部と、判定部にて電流値が目標電流値を越えると判定される場合に供給電力を抑制する電力調整部と、を備える構成とされる。
上記の電力制御装置において、電力調整部は、供給電力の抑制により受電電力の電流値を遮断電流値未満の所定値に向かって変化させる構成であってもよい。
上記の電力制御装置において、受電電力の電流値が目標電流値よりも大きく且つ遮断電流値以下の上限設定値を越える場合、電力調整部は該電流値が上限設定値以下である場合よりも大幅に供給電力を抑制する構成であってもよい。或いは、電力調整部は供給電力を0にする構成であってもよい。
上記の電力制御装置において、電力調整部は、受電電力の電流値が目標電流値を越えると判定される超過回数が設定回数を越えると、供給電力を抑制する構成であってもよい。
上記の電力制御装置において、回路遮断器の温度を検出する温度検出部をさらに備え、電力調整部はさらに温度検出部の検出結果に基づいて供給電力を抑制する構成であってもよい。
上記の電力制御装置において、供給電力の調整条件を設定する条件設定部をさらに備え、条件設定部は回路遮断器の温度上昇に応じて目標電流値を低くする構成であってもよい。或いは、条件設定部は回路遮断器の温度上昇に応じて設定回数を小さくする構成であってもよい。若しくは、条件設定部は回路遮断器の温度上昇に応じて供給電力の抑制量を増大させる構成であってもよい。
上記の電力制御装置において、回路遮断器が受電電力を遮断する毎に供給電力の抑制に関する条件を記録する遮断履歴情報を記憶部に格納する履歴格納部をさらに備え、電力調整部はさらに遮断履歴情報に基づいて供給電力を抑制する構成であってもよい。
上記の電力制御装置において、遮断履歴情報は回路遮断器が受電電力を遮断した遮断日時を記録し、電力調整部はさらに遮断日時に基づいて供給電力を抑制する構成であってもよい。
上記目的を達成するために本発明の一の態様による電力制御システムは、遮断電流値以上の電流が流れると通電路を遮断する回路遮断器と、回路遮断器を介して電力源から受電する受電電力を分電する分電部と、電力負荷と、分電部から出力される電力を用いて電力負荷に供給電力を供給する電力制御装置と、受電電力の電流値を計測する電流計測部と、を備え、受電電力の電流値が遮断電流値未満の目標電流値を越えると、電力制御装置は供給電力を抑制する構成とされる。
上記の電力制御システムにおいて、電力制御装置と該電力制御装置により供給電力が調整される電力負荷とはそれぞれ複数であって、電力制御装置毎に供給電力の調整条件が異なる構成であってもよい。
本発明によると、回路遮断器が受電電力を遮断する頻度を十分に低減できる電力制御装置、及びこれを備える電力制御システムを提供することができる。
第1実施形態に係るV2Hシステムの一例を示す概略構成図である。 第1実施形態においてEVを蓄電する場合のPCSの電力制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態における電力制御の一例を示すグラフである。 第1実施形態の第1変形例におけるPCSの電力制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態の第1変形例における電力制御の一例を示すグラフである。 第1実施形態の第1変形例におけるPCSの電力制御方法の他の一例を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態の第2変形例におけるPCSの電力制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態に係るV2Hシステムの一例を示す概略構成図である。 第3実施形態において検出温度が10℃である場合の電力制御の一例を示すグラフである。 第3実施形態において検出温度が40℃である場合の電力制御の一例を示すグラフである。 第3実施形態に係るV2Hシステムの一例を示す概略構成図である。 第3実施形態に係るV2Hシステムの他の一例を示す概略構成図である。 第3実施形態に係るV2Hシステムの他の一例を示す概略構成図である。 直近の単位時間内の遮断回数に対して設定される目標電流値を示すグラフである。 第4実施形態に係るV2Hシステムの一例を示す概略構成図である。 第4実施形態における電力制御の一例を示すグラフである。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るV2H(Vehicle to Home)システム100の一例を示す概略構成図である。V2Hシステム100は、自動車が備える蓄電装置に蓄えた電力をシステム内の他の電力負荷Lに供給できる電力システムである。このような自動車としては、たとえば、図1の符号L1で示すEV(Electric Vehicle:電気自動車)、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle:プラグインハイブリッド自動車)、FCV(Fuel Cell Vehicle:燃料電池車)などを挙げることができる。
また、V2Hシステム100は、受電点(不図示)を介して商用電力系統E(すなわち外部の電力源)と接続され、商用電力系統Eから受電する電力Waを電力負荷Lに供給する。なお、以下では、商用電力系統Eから受電する電力Wa及びその電流Ia(又はその値)をそれぞれ受電電力Wa、受電電流Ia(又は受電電流値Ia)と呼ぶ。また、電力負荷LはEV L1と電力消費負荷L2とを含んで構成されている。EV L1は、消費電力(すなわち蓄電に要する電力)の設定が可変な電力可変負荷であり、電力の蓄放電機能を有する蓄電装置(不図示)を備えている。電力消費負荷L2は、家庭用電気機器などの電力消費のみを行う電気機器である。
商用電力系統E及びV2Hシステム100間を接続する主幹通電路P1には電流センサ101が取り付けられている。この電流センサ101は、商用電力系統Eから受電する受電電流値Iaを計測する電流計測部であり、その計測結果を示す電流計測信号をパワーコンディショナ1に出力する。なお、以下では、パワーコンディショナ1をPCS(Power Conditioning System)1と呼ぶ。また、電流センサ101は、特に限定しないが、CT(Current Transfer;変流器)、ホール素子、シャント(分流器)などを用いることができる。
主幹通電路P1を通じて受電する受電電力Waは、分電盤102で分電され、分岐通電路P2を通じて電力負荷Lに配電される。この分電盤102は、主幹ブレーカ103と、分岐ブレーカ104と、を含んで構成される分電部である。
主幹ブレーカ103は、主幹通電路P1に接続される回路遮断器であり、主幹通電路P1の電気的な接続の開閉機構を有する引外し装置(不図示)を含んで構成されている。この引外し装置は、受電電流値Iaが閾値Ic以下の場合には主幹通電路P1をオン状態にしているが、受電電流値Iaが閾値Icを越える場合には主幹通電路P1をオフ状態にして受電電力Waを遮断する。以下では主幹ブレーカ103の閾値Icを遮断電流値Icと呼ぶ。この遮断電流値Icは、主幹ブレーカ103の仕様によって固有の電流値である。主幹ブレーカ103の仕様はV2Hシステム100の所有者(すなわち電力需要家)及び電力供給事業者間の契約内容に応じて決定される。
分岐ブレーカ104は、分電盤102内で分電された電力が流れる分岐通電路P2に接続される分電遮断器である。分岐ブレーカ104は、分岐通電路P2を流れる電力の電流値が閾値を越える場合にその電力を遮断する。この閾値も分岐ブレーカ104の仕様によって固有の電流値である。
また、分電盤102内で分電された電力の一部はPCS1を介してEV L1に供給される。PCS1は、EV L1に供給する電力及びEV L1が備える蓄電装置の蓄放電機能などを制御する電力制御装置である。なお、以下では、EV L1に供給する電力Ws及びその電流Is(又はその値)をそれぞれ供給電力Ws、供給電流Isと呼ぶ。
次に、PCS1の具体的な構成を説明する。PCS1は、図1に示すように、双方向インバータ11と、双方向DC/DCコンバータ12と、入力部13と、メモリ14と、制御ユニット15と、を含んで構成されている。このほか、PCS1は表示部(不図示)などを含んでいてもよい。
双方向インバータ11は、制御ユニット15から出力される制御信号に基づいて交流/直流電力変換又は直流/交流電力変換を行う双方向電力変換部であり、バスラインBLを介して双方向DC/DCコンバータ12と接続される。なお、このバスラインBLには平滑コンデンサ(不図示)が接続されている。たとえば双方向インバータ11は、図1の方向Aに電力変換する場合、分電盤102から配電される交流電力を直流電力に変換してバスラインBLに出力する。また、双方向インバータ11は、方向Bに電力変換する場合、バスラインBLを流れる直流電力を交流電力に変換して分岐通電路P2を通じて分電盤102に出力する。双方向インバータ11の電力変換方向A、Bの切り替え及び各方向A、Bの電力変換量は制御ユニット15により制御される。
双方向DC/DCコンバータ12は、制御ユニット15から出力される制御信号に基づいて直流/直流電力変換を行う直流電力変換部であり、バスラインBL及びEV L1間に接続される。たとえば双方向DC/DCコンバータ12は、図1の方向aに電力変換する場合、バスラインBLを流れる直流電力をEV L1の仕様に応じた電圧値又は電流値の直流電力に変換してEV L1に出力する。また、双方向DC/DCコンバータ12は、方向bに電力変換する場合、EV L1から出力される放電電力を双方向インバータ11の仕様に応じた電圧値又は電流値の直流電力に変換してバスラインBLに出力する。双方向DC/DCコンバータ12の電力変換方向a、bの切り替え及び各方向a、bの電力変換量は制御ユニット15により制御される。
入力部13は、ユーザの操作入力を受け付け、該操作入力に基づく入力信号を制御ユニット15に出力する。
メモリ14はデータを非一過性に格納する不揮発性の記憶媒体である。メモリ14はたとえばPCS1の構成要素(特に制御ユニット15)で用いられるプログラム及び制御情報などを格納する。また、メモリ14は、V2Hシステム100の構成要素に関する情報、たとえば主幹ブレーカ103の遮断電流値Ic、分岐ブレーカ104の閾値、及び受電電力Waの制御に関する情報(後述する目標電流値It、超過回数nの閾値m)なども格納する。
制御ユニット15は、メモリ14に格納されたプログラム及び制御情報などを用いてPCS1の各構成要素を制御する制御部である。制御ユニット15は機能的な構成要素として判定部151と電力調整部152とを含んで構成されている。
判定部151は電流計測信号が示す受電電流値Iaと比較値とを比較して様々な判定を行う。この比較値は、メモリ14に格納された値(目標電流値It、後述する上限設定値Iu、遮断電流値Icなど)、EV L1の許容供給電流値(すなわち供給電流Isの最大値又は定格値)などである。たとえば、判定部151は、受電電流値Iaと目標電流値Itとを比較し、受電電流値Iaが目標電流値Itを越えるか否かを判定する。
電力調整部152は、主幹ブレーカ103の遮断動作を防止すべく、双方向インバータ11をPWM制御してEV L1に供給する供給電力Wsを受電電流値Iaに基づいて調整する。この供給電力Wsの調整に応じて、受電電力Waの受電電流値Iaは制御されて遮断電流値Ic未満の範囲内で連続的に変化する。
たとえば、電力調整部152は、供給電流Isを調整し、その調整量に応じて受電電流値Iaを比例制御する。この比例制御により、受電電流値Iaは、遮断電流値Ic未満且つ目標電流値Itが中心値となる数値範囲内において目標電流値Itに向かって変化するように制御される。即ち、受電電流値Iaは、供給電流Isの抑制量に応じて該数値範囲内で連続的に減少し、供給電流Isの増加量(軽減された抑制量)に応じて該数値範囲内で連続的に増加する。この目標電流値Itは遮断電流値Icに第1安全係数S1(0<S1<1.0)を掛けた値に設定される。従って、受電電流値Iaが目標電流値Itよりも高い場合にはEV L1への供給電力Wsを抑制すべく、受電電流値Ia及び目標電流値Itの差に応じて供給電流Isを低減する。また、受電電流値Iaが目標電流値Itよりも低い場合には供給電力WsをEV L1の許容供給電力値(すなわち最大又は定格の供給電力Ws)まで増加させるべく、供給電流Isを増加する。
次に、PCS1による電力制御処理を説明する。図2は、第1実施形態においてEV L1を蓄電する場合のPCS1の電力制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、電流センサ101により受電電流値Iaが計測され(ステップS101)、受電電流値Iaが目標電流値Itを越えるか否かが判定される(ステップS102)。一方、受電電流値Iaが目標電流値Itを越えると判定される場合(ステップS102でYES)、EV L1への供給電流Isを減少させて受電電流Iaを比例制御する(ステップS104)。そして、処理はステップS101に戻る。
一方、受電電流値Iaが目標電流値Itを越えると判定されない場合(ステップS102でNO)、受電電流値Iaが目標電流値Itを下回るか否かが判定される(ステップ110)。受電電流値Iaが目標電流値Itを下回ると判定されない場合(ステップS110でNO)、処理はステップS101に戻る。一方、受電電流値Iaが目標電流値Itを下回ると判定される場合(ステップS110でYES)、EV L1の供給電力Wsが許容供給電力値を下回るか否かが判定される(ステップS111)。なお、この判定は、供給電流Isの値が許容供給電流値を下回るか否かで判定されてもよいし、PCS1により供給電力Wsの値に基づいて判定されてもよい。
供給電力Wsが許容供給電力値を下回ると判定されない場合(ステップS111でNO)、処理はステップS101に戻る。一方、供給電力Wsが許容供給電力値を下回ると判定される場合(ステップS111でYES)、EV L1への供給電流Isを増加させて受電電流Iaを比例制御する(ステップS112)。そして、処理はステップS101に戻る。
次に、図2の処理に従う電力制御例を説明する。図3は、第1実施形態における電力制御の一例を示すグラフである。なお、図3では、所定時間毎に受電電流値Iaをモニタしているが、このモニタの時間間隔は特に限定しない。また、この例示に限定されず、受電電流値Iaは連続的にモニタされていてもよい。これらは他の図(たとえば後述する図5、図9A、図9B、及び図14)でも同様である。
図3では、電力消費負荷L2の消費電力は時点t1〜t6間では増加している。時点t1〜t3では、受電電流値Iaが目標電流値Itを下回っているが、供給電流Isは許容供給電力値に対応するEV L1の許容供給電流値に達しているために増加していない。
時点t4にて受電電流値Iaが目標電流値Itを越えると、PCS1は供給電力Wsを抑制すべく供給電流Isを減少させる。時点t5及びt6のようにIa>Itの状態が継続すると、PCS1は供給電流Isをさらに減少させる。時点t7にて受電電流値Iaが目標電流値It未満になると、PCS1は供給電力Wsの抑制を軽減すべく供給電流Isを増加させる。時点t8にて、受電電流値Iaが再び目標電流値Itを越えると、PCS1は供給電力Wsを抑制すべく供給電流Isを減少させる。以降の時点t9〜t11では同様の比例制御が行われ、受電電力Waは受電電流値Iaが目標電流値It付近を推移又は目標電流値Itに収束するように制御される。
以上、本実施形態によれば、電力制御装置1は、遮断電流値Ic以上の電流が流れると通電路P1を遮断する回路遮断器103を介して電力源Eから受電する受電電力Waを分電する分電部102から出力される電力を用いて電力負荷L1に供給電力Wsを供給する電力制御装置1であって、電流計測部101により計測される受電電力Waの電流値Iaは遮断電流値Ic未満の目標電流値Itを越えるか否かを判定する判定部151と、判定部151にて電流値Iaが目標電流値Itを越えると判定される場合に供給電力Wsを抑制する電力調整部152と、を備える構成とされる。
また、本実施形態によれば、電力制御システム100は、遮断電流値Ic以上の電流が流れると通電路P1を遮断する回路遮断器103と、回路遮断器103を介して電力源Eから受電する受電電力Waを分電する分電部102と、電力負荷L1と、分電部102から出力される電力を用いて電力負荷L1に供給電力Wsを供給する電力制御装置1と、受電電力Waの電流値Iaを計測する電流計測部101と、を備え、受電電力Waの電流値Iaが遮断電流値Ic未満の目標電流値Itを越えると、電力制御装置1は供給電力Wsを抑制する構成とされる。
これらの構成によれば、受電電力Waの電流値Iaが目標電流値Itを越えると、電力負荷L1に供給される供給電力Wsが抑制される。そのため、受電電力Waの電流値Iaを低減して遮断電流値Icを越えないようにすることができる。或いは、電流値Iaが遮断電流値Icを越える電流超過時間を極力小さくすることができる。従って、回路遮断器103の遮断動作を抑制又は防止することができる。また、このような電力調整は受電電力Waの電流値Iaに基づいて行われるため、電力源Eが電圧変動したり受電電力Waの力率が低くなったりしても、電力調整が電力値に基づいて行われる場合と比べてより正確に回路遮断器103の遮断を抑制又は防止することができる。よって、回路遮断器103が受電電力Waを遮断する頻度を十分に低減することができる。
さらに、電力制御装置1は、HEMS(Home Energy Management System)などを介することなく、最短の経路で受電電力Waの電流値Iaを取得して供給電力Wsを抑制できる。そのため、電流値Iaの取得から供給電力Wsの抑制までの応答時間を極力短くすることができる。
上記の電力制御装置1において、電力調整部152は、供給電力Wsの抑制により受電電力Waの電流値Iaを遮断電流値Ic未満の所定値Itに向かって変化させる構成としてもよい。
この構成によれば、受電電力Waの電流値Iaが所定値It付近を推移又は該所定値Itに収束するように制御して遮断電流値Icを越えないようにすることができる。また、受電電力Waの電流値Iaのハンチングを抑制して滑らかに変化させることもできる。
(第1実施形態の第1変形例)
なお、PCS1による電力制御処理は、目標電流値Itと、該目標電流値Itよりも大きく且つ遮断電流値Ic以下に設定された電流値Iuとを用いて行われてもよい。なお、以下ではこの電流値Iuを上限設定値Iuと呼ぶ。すなわち、この電力制御処理は、受電電流値Iaと目標電流値It及び上限設定値Iuとの比較結果に応じて行われてもよい。この場合、上限設定値Iuは、遮断電流値Icに第2安全係数S2(S1<S2<1)を掛けた値に設定される。或いは、契約電力に応じた電流値(すなわち主幹ブレーカ103の遮断電流値Icであり、S2=1.0の場合)であってよい。
図4は、第1実施形態の第1変形例におけるPCS1の電力制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図4において、図3と同様の処理については同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図4において、電流センサ101により計測された受電電流値Iaが目標電流値Itを越えると判定される場合(ステップS102でYES)、受電電流値Iaが上限設定値Iuを越えるか否かが判定される(ステップS103)、受電電流値Iaが上限設定値Iuを越えると判定されない場合(ステップS103でNO)、EV L1への供給電流Isを減少させて受電電流Iaを比例制御する(ステップS104)。そして、処理はステップS101に戻る。
一方、受電電流値Iaが上限設定値Iuを越えると判定される場合(ステップS103でYES)、供給電流Isが0に設定される(ステップS107)。そして、処理はステップS101に戻る。
次に、図4の処理に従う電力制御例を説明する。図5は、第1実施形態の第1変形例における電力制御の一例を示すグラフである。図5では、電力消費負荷L2の消費電力は、時点t1から時点t6迄の間では増加している。時点t4にて受電電流値Iaが上限設定値Iuを越えると、PCS1は供給電流Isを0に設定して供給電力Wsを0にする。時点t5及びt6のようにIa<Itになると、PCS1は供給電力Wsの抑制を軽減すべく供給電流Isを増加させる。時点t7にて、受電電流値Iaが目標電流値Itを越えると、PCS1は供給電力Wsを抑制すべく供給電流Isを減少させる。以降の時点t8〜t11では同様の電力制御が行われ、受電電力Waは受電電流値Iaが目標電流値It付近を推移又は目標電流値Itに収束するように制御される。
なお、受電電流値Iaが上限設定値Iuを越える場合に供給電流Isから減じられる電流調整量(すなわち電流抑制量)は、図4のステップS107及び図5の時点t5では供給電流Isと同じ電流削減量ΔIu(=Is)に設定されているが、電流削減量ΔIuはこの例示に限定されない。電流削減量ΔIuは、0より大きく供給電流Is未満の電流削減量(すなわち0<ΔIu<Is)に設定されてもよい。さらに、この電流削減量ΔIuは、It<Ia<Iuである場合の電流調整量よりも大きい。こうすれば、受電電流値Iaが上限設定値Iuを越える場合に供給電流Isをより大幅に抑制できる。従って、受電電流値Iaが遮断電流値Icを越えることをより確実に抑制又は防止することができる。
図6は、第1実施形態の第1変形例におけるPCS1の電力制御方法の他の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図6において、図3又は図4と同様の処理については同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図6において、受電電流値Iaが上限設定値Iuを越えると判定される場合(ステップS103でYES)、電流削減量ΔIuに応じて供給電流Isは減少され(ステップS108)、処理はステップS101に戻る。
以上の第1変形例によれば、電力制御装置1は、電流値Iaが目標電流値Itよりも大きく且つ遮断電流値Ic以下の上限設定値Iuを越える場合、電力調整部152は該電流値Iaが上限設定値Iu以下である場合よりも大幅に供給電力Wsを抑制する構成としてもよい。或いは、電力調整部152は供給電力Wsを0にする構成としてもよい。
この構成によれば、目標電流値Itを越えた受電電力Waの電流値Iaがさらに上限設定値Iuを越えて遮断電流値Icに近づく場合には、供給電力Wsをさらに低減又は0にして、受電電力Waの電流値Iaを大幅に低下させることができる。従って、回路遮断器103が受電電力Waを遮断する頻度をより低減することができる。
(第1実施形態の第2変形例)
PCS1による供給電力Wsの抑制は、第1変形例では受電電力Iaの電流値が上限設定値Iuを越えると直ちに行われている。すなわち、該抑制は、受電電流値Iaが上限設定値Iuを越える超過回数nが1回になると行われているが、超過回数nが複数回になると行われてもよい。図7は、第1実施形態の第2変形例におけるPCS1の電力制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図7の開始時において超過回数nは0に設定されている。また、図7において、図3又は図4若しくは図6と同様の処理については同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図7において、電流センサ101により計測された受電電流値Iaが上限設定値Iuを越えると判定される場合(ステップS103でYES)、超過回数nに1が加算され(ステップS105)、超過回数nが予め設定された設定回数m(mは2以上の整数)に達したか否かが判定される(ステップS106)。超過回数nが設定回数mに達したと判定されない場合(ステップS106でNO)、ステップS104が行われた後、処理はステップS101に戻る。
一方、超過回数nが設定回数mに達したと判定される場合(ステップS106でYES)、ステップS107において供給電流Isが0に設定される。なお、ステップS107に代えて、図6のステップS108と同様の処理がIa<Iuとなるまで行われてもよい。その後に、超過回数nがリセットされて0に設定され(ステップS109)、処理はステップS101に戻る。
以上の第2変形例によれば、電力制御装置1において、電力調整部152は、電流値Iaが目標電流値Itを越えると判定される超過回数nが設定回数mを越えると、供給電力Wsを抑制する構成としてもよい。
この構成によれば、設定回数mの数値の増加に応じて、回路遮断器103が受電電力Waを遮断する可能性は高くなるが、供給電力Wsが抑制される頻度を低減することができる。従って、受電電力Waの遮断を抑制しつつ、電力可変負荷L1に安定した電力を供給することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、V2Hシステム100は主幹ブレーカ103の温度を検出する温度センサ105をさらに備える。そして、温度センサ105の検出結果に基づいて供給電力Wsの電力制御条件(PCS1による供給電流Isの調整条件)が決定される。これ以外は、第1実施形態と同様である。以下では、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図8は、第2実施形態に係るV2Hシステム100の一例を示す概略構成図である。このV2Hシステム100では、分電盤102の内部において主幹ブレーカ103の筐体(不図示)又はその周辺に温度センサ105が配置される。この温度センサ105は、主幹ブレーカ103の温度を検出する温度検出部であり、その検出結果を温度検出信号としてPCS1に出力する。
また、メモリ14は供給電力Wsの調整条件が主幹ブレーカ103の温度毎に設定されたデータテーブルを格納し、PCS1の制御ユニット15はその機能的要素として条件設定部153を含んでいる。条件設定部153は温度検出信号及びデータテーブルに基づいて供給電力Wsの調整条件を決定する。条件設定部153により決定される調整条件は、温度検出信号が示す検出温度が高くなるほど厳格化される。
なお、主幹ブレーカ103の遮断動作の動作特性は温度変化の影響により引外し装置の構造に応じて変化する。たとえば、引き外し装置が熱動式であれば、主幹ブレーカ103の遮断閾値Icは、周囲温度が高くなるほど減少し、周囲温度が低くなるほど増加する。また、引き外し装置が電磁式であれば、受電電流Iaが遮断閾値Icを超えた時点から引外し装置が受電電流Iaを遮断する時点までの動作時間は、周囲温度が高くなるほど短くなり、周囲温度が低くなるほど長くなる。また、半導体式の引き外し装置では、熱動式及び電磁式と比べて温度変化の影響は少ないが、装置内の回路構成に応じて遮断閾値Ic及び動作時間が変化する。このような主幹ブレーカ103の動作特性の変化に対応するため、供給電力Wsの電力制御条件(調整条件)は温度センサ105の検出結果に応じて変更される。
たとえば、目標電流値Itは主幹ブレーカ103の温度上昇に応じて低く設定される。図9Aは、第3実施形態において検出温度が10℃である場合の電力制御の一例を示すグラフである。また、図9Bは、第3実施形態において検出温度が40℃である場合の電力制御の一例を示すグラフである。受電電流値Iaは、図9Aでは55[A]に設定された目標電流値It1付近を推移又は収束するように制御され、図9Bでは45[A]に設定された目標電流値It2付近を推移又は収束するように制御されている。すなわち、主幹ブレーカ103の温度が上昇すると、遮断電流値Ic及び目標電流値Itの差は拡張されるが、図9A及び図9Bに示すように、受電電流値Iaはより低い電流値付近を推移又はより低い電流値に収束する。従って、主幹ブレーカ103の温度が高いほど、受電電流値Iaは主幹ブレーカ103の遮断電流値Icを越えにくくなる。
なお、図9A及び図9Bでは温度変化に応じて目標電流値Itが変更されるが、変更される調整条件はこの例示に限定されない。たとえば、温度上昇に応じて、供給電流Isの1回の電流調整量を増加させてもよい。又は、上限設定値Iuが設定される場合には、上限設定値Iuが温度上昇に応じて低くなるように設定されてもよい。超過回数nが複数回に達すると供給電力Wsの電力制御を開始する場合には、温度上昇に応じて超過回数nの閾値mが少なくなるように設定されてもよい。なお、これらの調整条件は、いずれかを選択又は組み合わせて設定できる。
以上、本実施形態によれば、電力制御装置1は、回路遮断器103の温度を検出する温度検出部105をさらに備え、電力調整部152はさらに温度検出部105の検出結果に基づいて供給電力Wsを抑制する構成とされる。
この構成によれば、温度上昇に応じた動作特性の変化に起因する回路遮断器103の遮断頻度を低下させることができる。回路遮断器103又はその周囲の温度が上昇すると、回路遮断器103の種類に応じて遮断時間、遮断電流値Icなどの動作特性が変化する。そのため、回路遮断器103の温度上昇に応じて、供給電力Wsをより厳格な条件で抑制することにより動作特性の変化に起因する回路遮断器103の遮断を抑制又は防止することができる。
上記の電力制御装置1において、供給電力Wsの調整条件を設定する条件設定部153をさらに備え、条件設定部153は回路遮断器103の温度上昇に応じて目標電流値Itを低くする構成としてもよい。また、条件設定部153は回路遮断器103の温度上昇に応じて設定回数mを小さくする構成としてもよい。また、条件設定部153は回路遮断器103の温度上昇に応じて供給電力Wsの抑制量を増大させる構成としてもよい。
これらの構成によれば、回路遮断器103の温度上昇に応じて、目標電流値Itを低くしたり、設定回数mを小さくしたり、供給電力Wsの抑制量を増大させたりすることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、主幹ブレーカ103の遮断が発生する回数に応じて供給電力Wsの電力制御条件(PCS1による供給電流Isの調整条件)が決定される。これ以外は、第1実施形態と同様である。以下では、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1及び第2実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図10は、第3実施形態に係るV2Hシステム100の一例を示す概略構成図である。このV2Hシステム100では主幹通電路P1において、受電電力Waの受電状態を監視する受電監視部106が主幹ブレーカ103の前段に配置される。また、PCS1にはタイマ16が設けられる。タイマ16は所定の時点からの経過時間及び現在時刻などを計時する計時部である。
受電監視部106は、商用電力系統Eの停電(瞬停を含む)を検知して、その検知結果を示す停電検出信号をPCS1に出力する。この受電監視部106は、停電検知器であってもよいし、受電点の電位を検出する電圧計であってもよい。また、受電監視部106は、図10のようにPCS1に外付けされていてもよいし、PCS1に内蔵されていてもよい。
PCS1の判定部151は、停電検出信号及び電流計測信号に基づいて主幹ブレーカ103が受電電力Waの遮断動作をしたか否かを判定する。たとえば、停電検出信号が停電を示さず且つ電流計測信号が0でない場合、判定部151は主幹ブレーカ103が遮断動作をしていないと判定する。また、停電検出信号が停電を示さず且つ電流計測信号が0である場合、判定部151は主幹ブレーカ103が遮断動作をしていると判定する。なお、停電検出信号が停電を示す場合、判定部151は商用電力系統Eが停電していると判定する。
なお、受電電力Waの受電状態を監視する構成は、図10の例示に限定されない。図11A及び図11Bは、第3実施形態に係るV2Hシステム100の他の一例を示す概略構成図である。たとえば、図11Aに示すように受電監視部106が主幹ブレーカ103の前段及び後段に接続されていてもよいし、主幹ブレーカ103の前段及び後段のそれぞれに個別の受電監視部106が設けられていてもよい。こうすれば、主幹ブレーカ103に入力される受電電力Waに加えて、主幹ブレーカ103から出力される受電電力Waも監視できる。或いは、図11Bに示すように、V2Hシステム100は、主幹ブレーカ103の遮断動作を監視する遮断監視部107を備えていてもよい。遮断監視部107は引外し装置と連動する補助接点ユニット(不図示)を有し、補助接点ユニットの状態(導通状態であるか否かなど)に基づいて主幹ブレーカ103の遮断動作を判別してその判別結果をPCS1に出力する。また、遮断監視部107は、図11BのようにPCS1に外付けされていてもよいし、PCS1に内蔵されていてもよい。こうすれば、V2Hシステム100(特に主幹通電路P1)に太陽光発電ユニット及びガス発電ユニットなどの他の電力源(不図示)が接続されていても、商用電力系統Eの停電(瞬停を含む)をより確実に検知できる。従って、商用電力系統Eの停電の有無に関わらず、主幹ブレーカ103が遮断動作をしたか否かをより正確に判定することができる。
次に、PCS1の制御ユニット15はその機能的要素として条件設定部153と履歴格納部154とを含んでいる。履歴格納部154は、判定部151にて主幹ブレーカ103が遮断動作をしたと判定されると、主幹ブレーカ103の遮断履歴情報をメモリ14に格納する。この遮断履歴情報には、主幹ブレーカ103の遮断時点の日時と、V2Hシステム100の状態(たとえば、目標電流値It及び上限設定値Iuなどの供給電力Wsの調整条件、主幹ブレーカ103の温度)とが遮断時点毎に記録される。
主幹ブレーカ103が復旧して受電電力Waの受電が再び開始されると、条件設定部153は遮断履歴情報に基づいて供給電力Wsの調整条件(たとえば目標電流値It)を再設定する。図12は、直近の単位時間内の遮断回数に対して設定される目標電流値Itを示すグラフである。なお、単位時間は特に限定されず、たとえば1年、1ヶ月、1週間などに設定できる。図12では単位時間を1年に設定し、主幹ブレーカ103の直近の遮断時点から1年以内の遮断回数に応じて受電電流値Iaの目標電流値Itを設定している。図12に示すように、目標電流値Itは、遮断回数が多いほどより低く設定され、遮断回数が少ないほどより高く設定される。
目標電流値Itが低く設定されるほど、受電電流値Iaがより低い値を推移又は収束するように供給電力Wsが制御される。従って、遮断回数の増加に応じて目標電流値Itを低く再設定すれば、受電電流値Iaが主幹ブレーカ103の遮断電流値Icを越えにくくなるため、主幹ブレーカ103による受電電力Waの遮断を抑制することができる。
また、目標電流値Itが高く設定されるほど、受電電流値Iaがより高い値を推移又は収束するように供給電力Wsが制御される。従って、遮断回数の減少に応じて目標電流値Itを高く再設定すれば、主幹ブレーカ103が遮断動作を行う可能性は高くなるが、V2Hシステム100内で受電して使用できる受電電力Waを契約電力に近づけて増加させることができる。
なお、再設定の内容は、図12の例示に限定されない。たとえば、供給電力Wsの調整条件(電力制御条件)は、直近の遮断時点からその前の時点までの時間間隔の長さに応じて再設定されてもよい。また、再設定される供給電力Wsの調整条件は、上限設定値Iuであってもよいし、1回の電流調整値であってもよいし、供給電力Wsの電力制御処理が開始される超過回数nの閾値mであってもよい。なお、これらの条件は、いずれかを選択又は組み合わせて再設定できる。
以上、本実施形態によれば、電力制御装置1は、回路遮断器103が受電電力Waを遮断する毎に供給電力Wsの抑制に関する条件を記録する遮断履歴情報を記憶部14に格納する履歴格納部154をさらに備え、電力調整部152はさらに遮断履歴情報に基づいて供給電力Wsを抑制する構成とされる。
この構成によれば、電力需要家毎に異なる環境の差異の影響をあまり受けることなく、回路遮断器103の遮断頻度を低下させることができる。たとえば、回路遮断器103及び電力可変負荷L1の仕様及び使用環境は電力需要家毎に異なる。そのため、供給電力Wsの抑制条件に対する回路遮断器103の遮断特性(たとえば遮断動作の発生し易さ)は一様ではない。従って、遮断履歴情報に基づいて回路遮断器103の遮断特性に応じた供給電力Wsを抑制することにより、回路遮断器103の遮断頻度をより効果的に低減することができる。
上記の電力制御装置1において、遮断履歴情報は回路遮断器103が受電電力Waを遮断した遮断日時を記録し、電力調整部152はさらに遮断日時に基づいて供給電力Wsを抑制する構成としてもよい。
この構成によれば、たとえば直近の単位時間以内の遮断回数、又は、直近の遮断日時の時間間隔などに基づいて、供給電力Wsを抑制することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態では、V2Hシステム100に互いに通信可能なPCS1と該PCS1により電力制御される電力可変負荷とが複数配置される。これ以外は、第1実施形態と同様である。以下では、第1〜第3実施形態と異なる構成について説明する。また、第1〜第3実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図13は、第4実施形態に係るV2Hシステム100の一例を示す概略構成図である。このV2Hシステム100には2つのPCS1a、1bが配置され、各PCS1a、1bにはそれぞれ互いに有線通信又は無線通信を行う通信部17が備えられている。また、各PCS1a、1bには順位が設定され、各PCS1a、1bはこの順位に応じて供給電力Wsの調整条件を決定する。たとえば図13では、EV L1が接続されたPCS1aが最上位(1st)に設定され、電力の蓄放電機能を有する蓄電ユニットL3が接続されたPCS1bがその次の位(2nd)に設定されている。2ndのPCS1bには1stのPCS1aよりも厳格な調整条件が適用される。
図14は、第4実施形態における電力制御の一例を示すグラフである。図14では、PCS1bの目標電流値Itb(45[A])はPCS1aの目標電流値Ita(55[A])よりも小さい値に設定されている。また、電力消費負荷L2の消費電力は、時点t1〜t6では増加しているが、時点t6〜t11ではあまり変動していない。
まず、時点t1では、受電電流値Iaが目標電流値Ita、Itbを越えない。そのため、各PCS1a、1bは、供給電力Wsを制限することなく電力可変負荷(EV L1、蓄電ユニットL3に供給できる。従って、これらへの供給電流Isはそれぞれ調整されずに電力可変負荷L1,L3の各許容供給電力値に応じた電流値となっている。
時点t2〜t4では受電電流値Iaは目標電流値Ita未満であり、時点t5でIa>Itaとなる。従って、PCS1aは時点t2〜t5の間では、供給電力Wsを制限することなくEV L1に供給できるので、供給電流Isを調整しない。一方、PCS1bは、時点t2にて受電電流値Iaが目標電流値Itbを越えるため、蓄電ユニットL3への供給電力Wsの制限を開始し、その供給電流Isを減少させる。時点t3のようにItb<Ia<Itaの状態が継続される場合、PCS1bは蓄電ユニットL3への供給電流Isをさらに減少させる。時点t4のように受電電流値Iaが目標電流値Itb以下になると、時点t5のようにPCS1bは供給電流Isを増加させる。
さらに時点t5では、電力消費負荷L2の消費電力及び蓄電ユニットL3の供給電流Isの増加によりIa>Itaとなるため、PCS1aは供給電力Wsの抑制を開始する。
時点t6では、各PCS1a、1bが各供給電流Isを減少させることにより、Itb<Ia<Itaとなる。従って、時点t7では、PCS1aは供給電流Isを増加させ、PCS1bは供給電流Isを減少させる。時点t7のようにItb<Ia<Itaの状態が継続される場合、PCS1aは供給電流Isをさらに増加させ、PCS1bは供給電流Isをさらに減少させる。時点t8では、Ia>Ita>Itbとなるため、各PCS1a、1bが各供給電流Isを減少させる。
時点t9〜t11では、Itb<Ia<Itaとなるため、PCS1aは供給電流Isをさらに増加させてEV L1への供給電力Wsの抑制を軽減し、PCS1bは供給電流Isをさらに減少させる。
上述のように各PCS1a、1bに順位を設定すると、V2Hシステム100に配置される複数の電力可変負荷(EV L1、蓄電ユニットL3)はそれぞれ、自身に接続されるPCS1の順位に応じて優先順位付けされる。たとえば、図14では、EV L1は1stに順位付けされ、蓄電ユニットL3は2ndに順位付けされる。従って、各電力可変負荷L1、L3は自身の優先順位に応じた順番で電力制御される。よって、V2Hシステム100は安定した動作を実現することができる。一方、たとえば各PCS1a、1bに順位を設定しなければ、各PCS1a、1bの目標電流値Itが同じになる場合がある。この場合、各PCS1a、1bは同時に電力制御を行うため、受電電流値Iaの調整量は倍化して増大する。従ってV2Hシステム100の電力制御が不安定になるという問題が生じる。
なお、図14では供給電力Wsの目標電流値Itを再設定しているが、再設定される条件はこれらの例示に限定されない。たとえば、再設定される条件は、上限設定値Iu(図5参照)であってもよいし、電流調整値の大きさであってもよい。これらの条件は、いずれかを選択又は組み合わせて再設定できる。
以上、本実施形態によれば、電力制御システム100において、電力制御装置1a、1bと該電力制御装置1a、1bにより供給電力Wsが調整される電力可変負荷L1、L3とはそれぞれ複数であって、電力制御装置1a、1b毎に供給電力Wsの調整条件が異なる構成とされる。
この構成によれば、複数の電力可変負荷L1、L3を配置しても、各電力可変負荷L1、L3は、自身に接続される電力制御装置1a、1b毎に異なる条件で調整される。従って、各電力可変負荷L1、L3は安定した動作を実現することができる。また、調整条件の厳格な電力制御装置1ほど早期に供給電力Wsを調整するため、供給電力Wsが調整される電力可変負荷L1、L3の優先順位付けをすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、上述の実施形態は例示であり、その各構成要素及び各処理の組み合わせに色々な変形が可能であり、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、上述の第1〜第4実施形態では、電力可変負荷の一例として蓄電装置を備えるEV L1を挙げているが、本発明はこの例示に限定されない。電力可変負荷は消費電力が可変に設定できる装置であればよい。また、電力可変負荷は蓄放電機能を有していなくてもよい。
また、上述の第1〜第4実施形態では、受電電流値Ia及び供給電流Isの制御例として比例制御を挙げているが、本発明はこの例示に限定されない。受電電流値Ia及び供給電流Isの制御は、所定値(たとえば受電電流値Iaであれば目標電流値It又は上限設定値Iuなど)付近を推移、又は該所定値に収束する制御であればよく、たとえば微分制御、積分制御などを含むPID(Proportional-Integral-Derivative)制御であってもよい。受電電流値IaをPID制御すると、制御後の受電電流値Ia及び上記の所定値の偏差、積分、及び微分に基づいて受電電流値Iaが変化する。このようにしても、受電電流値Ia及び供給電流Isを上記所定値に向かって変化させることができる。従って、上記所定値付近を推移又は上記所定値に収束するように制御して受電電流値Iaが遮断電流値Icを越えないようにすることができる。また、受電電力Waの電流値Iaのハンチングを抑制して滑らかに変化させることもできる。
また、上述の第1〜第4実施形態において、制御ユニット15の機能的な構成要素のうちの少なくとも一部又は全部は、物理的な構成要素(たとえば電気回路、素子、装置など)で実現されていてもよい。
また、上述の第3実施形態において、遮断履歴情報はPCS1に内蔵されるメモリ14に格納されているが、本発明はこの例示に限定されない。遮断履歴情報はPCS1に外付けされた非一過性の記憶媒体に格納されてもよい。
また、上述の第1〜第4実施形態では、本発明をV2Hシステム100のPCS1に適用しているが、本発明はこの例示に限定されない。本発明はV2Hシステム100以外の蓄電システムなどにも適用可能であり、たとえば、EV充電器、PHEV充電器、急速充電器などを含むシステム、定置型リチウムイオン蓄電池システムに適用してもよい。また、家庭用などの電気機器(特に電力消費が調整可能な電気機器全般)への供給電力Wsを調整するシステムに適用してもよい。或いは、回路遮断器が接続された電気機器全般にも適用可能である。
100 V2Hシステム
101 電流センサ
102 分電盤
103 主幹ブレーカ
104 分岐ブレーカ
105 温度センサ
106 受電監視部
107 遮断監視部
1、1a、1b パワーコンディショナ
11 双方向インバータ
12 双方向DC/DCコンバータ
13 入力部
14 メモリ
15 制御ユニット
151 判定部
152 電力調整部
153 条件設定部
154 履歴格納部
16 タイマ
17 通信部
P1 主幹通電路
P2 分岐通電路
L 電力負荷
L1 EV
L2 電力消費負荷
L3 蓄電ユニット
BL バスライン
E 商用電力系統
Ia 受電電流値
Ic 遮断電流値
It 目標電流値
Iu 上限設定値

Claims (11)

  1. 遮断電流値以上の電流が流れると通電路を遮断する回路遮断器を介して、電力源から受電する受電電力を分電する分電部から出力される電力を用いて、電力負荷に供給電力を供給する電力制御装置であって、
    電流計測部により計測される前記受電電力の電流値は前記遮断電流値未満の目標電流値を越えるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部にて前記電流値が前記目標電流値を越えると判定される場合に前記電力負荷のうちの蓄放電機能を有する電力負荷に供給する前記供給電力を所定値に向かって抑制する電力調整部と、
    を備え、
    前記電力調整部はさらに、前記受電電力の前記電流値が前記目標電流値を越える通算の超過回数が設定回数に達すると、前記供給電力を0にするとともに前記超過回数を0にする電力制御装置。
  2. 前記蓄放電負荷に供給される前記供給電力は、
    前記判定部にて前記電流値が前記目標電流値を越えると判定される場合において、
    比例制御により抑制される請求項1に記載の電力制御装置。
  3. 前記蓄放電負荷に供給される前記供給電力は、
    前記判定部にて前記電流値が前記目標電流値を越えると判定される場合において、
    PID制御により抑制される請求項1に記載の電力制御装置。
  4. 前記回路遮断器の温度を検出する温度検出部をさらに備え、
    前記電力調整部はさらに前記温度検出部の検出結果に基づいて前記供給電力を抑制する請求項1に記載の電力制御装置。
  5. 前記回路遮断器が前記受電電力を遮断する毎に前記供給電力の抑制に関する条件を記録する遮断履歴情報を記憶部に格納する履歴格納部をさらに備え、
    前記電力調整部はさらに遮断履歴情報に基づいて前記供給電力を抑制する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電力制御装置。
  6. 遮断電流値以上の電流が流れると通電路を遮断する回路遮断器と、
    前記回路遮断器を介して電力源から受電する受電電力を分電する分電部と、
    電力負荷と、
    前記分電部から出力される電力を用いて前記電力負荷に供給電力を供給する電力制御装置と、
    前記受電電力の電流値を計測する電流計測部と、を備え、
    前記受電電力の前記電流値が前記遮断電流値未満の目標電流値を越える場合に前記電力負荷のうちの蓄放電機能を有する電力負荷に供給する前記供給電力を所定値に向かって抑制し、
    さらに、前記受電電力の前記電流値が前記目標電流値を越える通算の超過回数が設定回数に達すると、前記供給電力を0にするとともに前記超過回数を0にする電力制御システム。
  7. 前記電力制御装置と該電力制御装置により前記供給電力が調整される前記電力負荷とはそれぞれ複数であって、
    前記電力制御装置毎に前記供給電力の調整条件が異なる請求項6に記載の電力制御システム。
  8. 前記蓄放電負荷に供給される前記供給電力は、
    前記電流値が前記目標電流値を越える場合において、
    比例制御により抑制される請求項6に記載の電力制御システム。
  9. 前記蓄放電負荷に供給される前記供給電力は、
    前記電流値が前記目標電流値を越える場合において、
    PID制御により抑制される請求項6に記載の電力制御システム。
  10. 遮断電流値以上の電流が流れると通電路を遮断する回路遮断器を介して、電力源から受電する受電電力を分電する分電部から出力される電力を用いて、電力負荷に供給電力を供給する電力制御方法であって、
    前記受電電力の電流値を計測するステップと、
    前記電流値を前記遮断電流値未満の目標電流値と比較するステップと、
    前記電流値が前記目標電流値を越える場合に、前記電力負荷のうちの蓄放電機能を有する蓄放電負荷に供給される前記供給電力を所定値に向かって抑制するステップと、
    を備え、
    前記抑制するステップは、
    前記受電電力の前記電流値が前記目標電流値を越える通算の超過回数が設定回数に達すると、前記供給電力を0にするとともに前記超過回数を0にするステップを含む電力制御方法。
  11. 前記蓄放電負荷に供給される前記供給電力を前記蓄放電負荷の許容供給電力値と比較するステップをさらに備え、
    該許容供給電力値と比較するステップにおいて、
    前記蓄放電負荷に供給される前記供給電力が前記許容供給電力値未満であれば、前記蓄放電負荷に供給される前記供給電力を前記所定値に向かって調整し、
    前記蓄放電負荷に供給される前記供給電力が前記許容供給電力値未満でなければ、前記蓄放電負荷に供給される前記供給電力を調整しない請求項10に記載の電力制御方法。
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