JP6385002B2 - 冷凍装置の油分離装置 - Google Patents
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Description
NH3冷媒は、他の冷媒と比べて、COP(成績係数)が良く、また、アルキルベンゼンなどの不溶油を使用した場合、不溶油は一般に潤滑性能が良く、かつNH3冷媒に溶解しないため、NH3冷媒は冷媒としての特性が長期に亘って安定する等の利点がある。
往復動式圧縮機はクランクケースにのみ冷凍機油を溜めておけばよく、少ない冷凍機油で作動できる利点があるが、摺動部分が多いため、冷凍機油の潤滑性能の優劣はその作動に大きく影響する。
特許文献1には、蒸発器と凝縮器間及び凝縮器と圧縮機の吐出冷媒路間に油戻し路を設け、デフロスト運転時に圧縮機から高圧の冷媒ガスを蒸発器に送り、蒸発器の油溜めポットに溜まった冷凍機油を前記凝縮器を介して前記圧縮機の冷媒吸入路に回収する油回収手段が開示されている。
冷媒回路と、該冷媒回路に設けられ圧縮機及び蒸発器を含む冷凍サイクル構成機器とを有し、冷媒より比重が大きく前記蒸発器に滞留した不溶性冷凍機油を前記冷媒から分離する冷凍装置の油分離装置において、
前記蒸発器の下部に設けられた油溜り部と、
前記油溜り部と前記圧縮機の冷媒吸入路とに接続された油戻し路と、
前記油戻し路に設けられて内部に冷凍機油を滞留可能であり、かつ該冷凍機油の滞留量を検出可能なフロートセンサと、
前記フロートセンサの上流側の前記油戻し路と前記圧縮機の冷媒吐出路とに接続された高圧冷媒導入路と、
前記フロートセンサで検出した前記冷凍機油の滞留量に応じて前記油戻し路を開閉し、前記フロートセンサに滞留した冷凍機油を前記冷媒吸入路に戻すための制御装置と、を備え、
前記フロートセンサは、
前記冷凍機油の比重より小さい比重を有するフロートと、
前記冷凍機油の滞留空間が形成され、該滞留空間に前記フロートが上下動可能に収容されるように構成されたケーシングと、
前記滞留空間に流入した前記冷凍機油によって浮上する前記フロートの上下方向位置を検出し、この検出値を前記制御装置に送るための位置センサと、を備えている。
前記構成(1)によれば、前記滞留空間に溜った冷凍機油のみを分離して圧縮機入口の冷媒吸入路に戻すので、特許文献1に開示された油回収手段と比べて、冷媒液の戻りによるトラブルを回避することができる。
さらに、前記位置センサで冷凍機油の滞留量を検出できるので、該滞留量を監視しながら冷凍運転中に自動で油回収を行うことができる。
前記高圧冷媒導入路の接続部より上流側の前記油戻し路に設けられた第1の開閉弁と、
前記フロートセンサより下流側の前記油戻し路に設けられた第2の開閉弁と、
前記高圧冷媒導入路に設けられた第3の開閉弁とをさらに備え、
前記制御装置は、
前記位置センサの検出値が上限閾値に超えたとき、前記第1の開閉弁を閉鎖すると共に、前記第2の開閉弁及び前記第3の開閉弁を開放し、
前記位置センサの検出値が下限閾値を下回ったとき、前記第2の開閉弁及び前記第3の開閉弁を閉鎖し、前記第1の開閉弁を開放する。
前記フロートに上下方向に一体に設けられた被検出ロッドと、
前記ケーシングに支持され、前記被検出ロッドを上下方向に往復動可能に案内する案内部材と、を有し、
前記位置センサは前記被検出ロッドの上下方向位置を検出するものである。
前記構成(3)によれば、前記被検出ロッドの上下方向位置を検出することで前記フロートの上下方向位置を検出するようにしているので、前記フロートの上下方向位置の検出が容易になり、かつ検出精度を向上できる。
前記ケーシングの側壁に前記油戻し路の入口開口が形成されると共に、前記ケーシングの底壁に前記油戻し路の出口開口が形成され、
前記フロートの比重は前記冷媒より大きくかつ前記冷凍機油より小さい。
前記構成(4)において、前記フロートセンサのケーシング内で最下部に溜まった冷凍機油の上にフロートが浮き、冷凍機油の上方に溜まった冷媒にはフロートは浮かない。そのため、前記出口開口から先に冷凍機油を流出でき、冷凍機油と冷媒の分離を容易かつ精度良く行うことができる。
前記冷媒はNH3冷媒であり、
前記冷凍機油は前記NH3冷媒に対して不溶性を有する。
前記構成(5)において、冷凍機油を前記フロートセンサのケーシング内でNH3冷媒から分離し、NH3冷媒の下方に滞留し、冷凍機油のみにフロートが浮く。そのため、油回収時、該ケーシングの出口開口から油戻し路への冷凍機油の流出を容易に行うことができる。
前記冷凍装置は、
NH3冷媒が循環し冷凍サイクル構成機器が設けられた一次冷媒回路と、
CO2冷媒が循環し前記蒸発器として機能するCO2液化器を介して前記一次冷媒回路と接続された二次冷媒回路とを有し、
前記CO2液化器の下部に前記油溜り部が設けられている。
前記構成(6)によれば、NH3/CO2冷凍装置の前記CO2液化器に前記構成(1)〜(5)のいずれかの油分離装置を備えることで、前記CO2液化器からの冷凍機油の分離回収を簡易かつ低コストな手段で、運転効率の低下をまねくことなく行うことができる。
前記CO2液化器はシェルアンドチューブ型満液式CO2液化器であり、シェル側にNH3冷媒が導入され、チューブ側にCO2冷媒が導入されるものである。
前記構成(7)において、シェル側に導入されたNH3冷媒に混入している冷凍機油はCO2液化器の下部に設けられた油溜り部に溜まる。そのため、かかる構成のCO2液化器に前記構成(1)〜(5)のいずれかの油分離装置を備えることで、前記CO2液化器からの冷凍機油の分離回収を簡易かつ低コストな手段で、運転効率の低下をまねくことなく行うことができる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1に示すように、冷凍装置10は、冷媒回路と、該冷媒回路に設けられ圧縮機16及び蒸発器(CO2液化器34)を含む冷凍サイクル構成機器とを有している。圧縮機16は前記冷媒回路を循環する冷媒より比重が大きい不溶性冷凍機油を用いており、前記蒸発器に滞留した前記冷凍機油を冷媒から分離する油分離部60が設けられている。
例示的な実施形態では、前記冷媒回路は、NH3冷媒が循環する一次冷媒回路12とCO2冷媒が循環する二次冷媒回路14で構成され、これらの回路は蒸発器としての機能を有するCO2液化器34で接続されている。圧縮機16はNH3冷媒より比重が大きい冷凍機油を用い、油分離部60はCO2液化器34の下部に設けられた油溜めポット62を含んでいる。
また、油分離部60は、油戻し路64に設けられて内部に冷凍機油rの滞留空間Sを有し、該滞留空間Sに溜まった冷凍機油rの滞留量を検出可能なフロートセンサ66と、フロートセンサ66の上流側の油戻し路64と圧縮機16の吐出口に接続される一次冷媒吐出路12cとに接続された高圧冷媒導入路68とを有している。
図4に示すように、制御装置100はフロートセンサ66で検出した冷凍機油の滞留量に応じて油戻し路64を開閉し、フロートセンサ66に滞留した冷凍機油を一次冷媒回路12の一部であって圧縮機16の入口に接続される一次冷媒吸入路12bに戻す。
また、高圧冷媒導入路68の接続部より上流側の油戻し路64にモータバルブ86が設けられ、フロートセンサ66より下流側の油戻し路64に電磁開閉弁88が設けられ、さらに、高圧冷媒導入路68に電磁開閉弁90が設けられている。
制御装置100は、前記位置センサ(スイッチ部80)の検出値が上限閾値を超えたとき、モータバルブ86を閉鎖すると共に、電磁開閉弁88及び90を開放することで、フロートセンサ66に溜まった冷凍機油を一次冷媒吸入路12bに戻すことができる。
また、前記位置センサの検出値が下限閾値を下回ったとき、電磁開閉弁88及び90を閉鎖し、モータバルブ86を開放することで、フロートセンサ66に冷凍機油を溜めることができる。
例示的な実施形態では、圧縮機16は半密閉型の単機2段往復動式圧縮機であり、互いに直列に接続された低段圧縮部16a及び高段圧縮部16bで構成されている。圧縮機16は駆動装置としてハーメチックモータ18を有している。ハーメチックモータ18には冷却水路48が接続され、ハーメチックモータ18はインバータ18aによって回転数制御される。
高段圧縮部16bから吐出されたNH3冷媒ガスは、受液器として機能するNH3凝縮器20に送られ、凝縮する。
図4に示すように、これらレベルセンサの検出信号は制御装置100に送られる。
温度式膨張弁30を通ったNH3冷媒は気化して低温となり、エコノマイザ26で一次冷媒回路12を流れるNH3冷媒を過冷却する。分岐路28の低温となったNH3冷媒ガスは低段圧縮部16aと高段圧縮部16b間に設けられた一次冷媒路12aに流入し、高段圧縮部16bに送られる低段圧縮部16aから吐出されるNH3冷媒ガスを冷却する。
温度式膨張弁30によって、分岐路28のNH3冷媒は一次冷媒路12aへ液バックしないように過熱度が調整される。
エコノマイザ26の下流側で一次冷媒回路12に給液電磁弁31及び電子式膨張弁32が設けられ、電子式膨張弁32の下流側で一次冷媒回路12はCO2液化器34の下部に接続されている。
エコノマイザ26で過冷却されたNH3冷媒は電子式膨張弁32で減圧された後、CO2液化器34に導入される。
こうして、CO2液化器34は、シェル側にNH3冷媒が導入され、伝熱管34bにCO2冷媒が流れる。
一次冷媒吸入路12bには、低段圧縮部16aに吸入されるNH3冷媒ガスの温度を検出する吸入温度センサ36及び圧力を検出する吸入圧力センサ38が設けられている。
液溜めポット50aに溜まったCO2冷媒液は、CO2送り路52aに設けられた液ポンプ54によってCO2送り路52aを介して冷却ユニット58に送られる。冷却ユニット58で冷凍庫内部の冷却に供された後のCO2冷媒は、CO2戻り路52bを介してCO2受液器50に戻される。
図4において、上限レベルセンサ24a及び下限レベルセンサ24bの検出信号は制御装置100に入力される。即ち、冷媒液溜めポット20cに溜まったNH3冷媒の液位が下限レベルセンサ24bの位置に達した時、下限レベルセンサ24bは給液電磁弁31のオフ信号を制御装置100に送る。また、NH3冷媒の液位が上限レベルセンサ24aの位置に達した時、上限レベルセンサ24aは給液電磁弁31のオン信号を制御装置100に送る。
制御装置100は、NH3冷媒の液位が常に下限レベルセンサ24bと上限レベルセンサ24aの間にあるように電子式膨張弁32の開度を制御する。
油分離部60は、CO2液化器34に貯留したNH3冷媒からNH3冷媒に混じった不溶性の冷凍機油を分離する。以下、油分離部60の構成を説明する。
また、油戻し路64にフロートセンサ66が設けられ、フロートセンサ66より上流側の油戻し路64と一次冷媒回路12の一部であり高段圧縮機16bの吐出口に接続された冷媒吐出路12cとの間に高圧冷媒導入路68が接続されている。
図3において、フロートセンサ66のケーシング70は上下方向に長い円形横断面を有し、内部に冷凍機油が流入可能な滞留空間Sを有している。また、隔壁に油戻し路64に連通する入口開口70a及び出口開口70bを有し、その他は密閉壁で構成されている。入口開口70aはケーシング70の側壁に形成され、出口開口70bはケーシング70の下部に形成されている。滞留空間Sに球形のフロート72が収容されている。
フロート72はNH3冷媒と冷凍機油との中間の比重を有するように構成されている。
フロート72の上端にケーシング70の軸方向に沿って配置されたロッド82が装着されている。ロッド82は案内パイプ76の内部に上下動可能に挿入され、その上端はスイッチ部80の高さまで十分達している。
出口開口70bの周囲の内壁には、周方向に部分的に突起84が形成されている。突起84によってフロート72が最下端位置にあるときでもフロート72が出口開口70bを塞がない。
例示的な実施形態では、ロッド82の上部部位には被検出スポットDが設けられ、スイッチ部80は電気的手段又は磁気的手段により被検出スポットDの位置を検出可能に構成されている。被検出スポットDを検出することで、例えば、フロート72が最下端位置(フロート72の下部が突起84に接した位置)H1及び最上端位置(最下端位置から設定ストロークLだけ上方の位置)H2を検出し、その検出信号を制御装置100に送る。
制御装置100は、スイッチ部80がフロート72が最上端位置H2に位置することを検出したとき、モータバルブ86を閉とし、電磁開閉弁88及び90を開とする。これによって、フロートセンサ66に溜まった冷凍機油は一次冷媒吸入路12bに流出する。スイッチ部80がフロート72が最下端位置H1に位置することを検出したとき、電磁開閉弁88及び90を閉とし、モータバルブ86を開とする。
また、油回収時、モータバルブ86を閉鎖して油溜めポット62とフロートセンサ66とを遮断した上で、高圧冷媒導入路68の高圧冷媒を油戻し路64に供給するので、冷凍運転中でも油回収を確実に行うことができ、運転効率を低下させない。
さらに、スイッチ部80で冷凍機油rの滞留量を検出できるので、該滞留量を監視しながら冷凍運転中に自動で油回収を行うことができる。
また、滞留空間SでNH3冷媒の下方に冷凍機油rが溜まるため、出口開口70bから確実に冷凍機油rを流出させることができる。
出口開口70bの周囲に突起84があるため、フロート72が最下端位置H1にあるときでも出口開口70bは開放されるため、冷凍機油rを出口開口70bから流出させ、NH3冷媒液と分離して電磁開閉弁88までの油戻し路64に冷凍機油rを溜めることができる。
また、CO2液化器34でNH3冷媒から冷凍機油を分離できるので、さらなる省エネ及び低コスト化が可能になる。
さらに、低段圧縮部16aに吸入されるNH3冷媒の過熱度を適正に制御でき、かつ低段圧縮部16aへの液バックを抑制できる。
また、NH3凝縮器20では、冷媒液溜めポット20cに上限レベルセンサ24a及び下限レベルセンサ24bを設けたことで、NH3受液器20内のNH3冷媒の液位を正確かつ精度良く検出できる。
さらに、CO2液化器34でNH3冷媒と熱交換して冷却され液化したCO2冷媒は、一旦CO2受液器36に貯留され、CO2受液器36から冷却ユニット58に送られるので、冷却ユニット58へのCO2冷媒の循環を容易に行うことができる。
12 一次冷媒回路
14 二次冷媒回路
14a、52a CO2送り路
14b、52b CO2戻り路
16 圧縮機
16a 低段圧縮部
16b 高段圧縮部
18 ハーメチックモータ
18a インバータ
20 NH3凝縮器
20a カバー
20b 伝熱管
20c 冷媒液溜めポット
22、42、48 冷却水路
24a 上限レベルセンサ
24b 下限レベルセンサ
26 エコノマイザ
28 分岐路
30 温度式膨張弁
31 給液電磁弁
32 電子式膨張弁
34 CO2液化器(蒸発器)
34a カバー
32b 伝熱管
36 吸入温度センサ
38 吸入圧力センサ
40 オイルクーラ
44、46 油循環路
50 CO2受液器
50a 液溜めポット
54 液ポンプ
56 冷凍庫
58 冷却ユニット
60 油分離部
62 油溜めポット
64 油戻し路
66 フロートセンサ
68 高圧冷媒導入路
70 ケーシング
72 フロート
74 パイプアダプタ
76 案内パイプ(案内部材)
78 スイッチケース
80 スイッチ部
82 ロッド
84 突起
86 モータバルブ(第1の開閉弁)
88 電磁開閉弁(第2の開閉弁)
90 電磁開閉弁(第3の開閉弁)
100 制御装置
D 被検出スポット
H1 最下端位置
H2 最上端位置
S 滞留空間
r 冷凍機油
Claims (7)
- 冷媒回路と、該冷媒回路に設けられ圧縮機及び蒸発器を含む冷凍サイクル構成機器とを有し、冷媒より比重が大きく前記蒸発器に滞留した不溶性冷凍機油を前記冷媒から分離する冷凍装置の油分離装置において、
前記蒸発器の下部に設けられた油溜り部と、
前記油溜り部と前記圧縮機の冷媒吸入路とに接続された油戻し路と、
前記油戻し路に設けられて内部に冷凍機油を滞留可能であり、かつ該冷凍機油の滞留量を検出可能なフロートセンサと、
前記フロートセンサの上流側の前記油戻し路と前記圧縮機の冷媒吐出路とに接続された高圧冷媒導入路と、
前記フロートセンサで検出した前記冷凍機油の滞留量に応じて前記油戻し路を開閉し、前記フロートセンサに滞留した冷凍機油を前記冷媒吸入路に戻すための制御装置と、を備え、
前記フロートセンサは、
前記冷凍機油の比重より小さい比重を有するフロートと、
前記冷凍機油の滞留空間が形成され、該滞留空間に前記フロートが上下動可能に収容されるように構成されたケーシングと、
前記滞留空間に流入した前記冷凍機油によって浮上する前記フロートの上下方向位置を検出し、この検出値を前記制御装置に送るための位置センサと、を備えていることを特徴とする冷凍装置の油分離装置。 - 前記高圧冷媒導入路の接続部より上流側の前記油戻し路に設けられた第1の開閉弁と、
前記フロートセンサより下流側の前記油戻し路に設けられた第2の開閉弁と、
前記高圧冷媒導入路に設けられた第3の開閉弁とをさらに備え、
前記制御装置は、
前記位置センサの検出値が上限閾値に超えたとき、前記第1の開閉弁を閉鎖すると共に、前記第2の開閉弁及び前記第3の開閉弁を開放し、
前記位置センサの検出値が下限閾値を下回ったとき、前記第2の開閉弁及び前記第3の開閉弁を閉鎖し、前記第1の開閉弁を開放することを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置の油分離装置。 - 前記フロートに上下方向に一体に設けられた被検出ロッドと、
前記ケーシングに支持され、前記被検出ロッドを上下方向に往復動可能に案内する案内部材と、を有し、
前記位置センサは前記被検出ロッドの上下方向位置を検出するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍装置の油分離装置。 - 前記ケーシングの側壁に前記油戻し路の入口開口が形成されると共に、前記ケーシングの底壁に前記油戻し路の出口開口が形成され、
前記フロートの比重は前記冷媒より大きくかつ前記冷凍機油より小さいことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の冷凍装置の油分離装置。 - 前記冷媒はNH3冷媒であり、
前記冷凍機油は前記NH3冷媒に対して不溶性を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の冷凍装置の油分離装置。 - 前記冷凍装置は、
NH3冷媒が循環し冷凍サイクル構成機器が設けられた一次冷媒回路と、
CO2冷媒が循環し前記蒸発器として機能するCO2液化器を介して前記一次冷媒回路と接続された二次冷媒回路とを有し、
前記CO2液化器の下部に前記油溜り部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の冷凍装置の油分離装置。 - 前記CO2液化器はシェルアンドチューブ型満液式CO2液化器であり、シェル側にNH3冷媒が導入され、チューブ側にCO2冷媒が導入されるものであることを特徴とする請求項6に記載の冷凍装置の油分離装置。
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