JP6383653B2 - 通信装置、通信品質推定方法及び通信品質推定用プログラム - Google Patents

通信装置、通信品質推定方法及び通信品質推定用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、中継機を介して親機と無線通信を行う通信装置、通信品質推定方法及び通信品質推定用プログラムに関する。
無線LANを始めとする無線通信システムにおいては、親機と子機との距離が大きくなると、受信電波強度が小さくなりスループットが低下することが知られている。スループットの低下を防ぐ方法として、親機と子機との間に、データの送受信を中継する中継機を設置する方法が知られている。
例えば、下記の特許文献1には、親機であるアクセスポイント装置が、無線端末との間のスループットを測定して、中継機の設置位置を評価する技術が開示されている。
特開2014−168133号公報
しかし、上記の特許文献1の技術では、アクセスポイント装置がスループットの測定及び評価を行うため、このような機能を有しないアクセスポイント装置を利用する場合には、中継機の適した設置位置を見つけることが困難であった。
また、特許文献1の技術では、アクセスポイント装置がスループットの測定を複数回行う必要があるため、測定に時間がかかってしまい、中継機の適した設置位置を直ぐに見つけることが困難であった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、中継機の適した設置位置を容易に見つけることができるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様においては、電波を発信する親機と直接又は中継機を介して無線通信可能な通信装置であって、第1位置において前記親機から受信した電波の強度である第1電波強度と、前記第1位置において、前記第1位置よりも前記親機から遠い第2位置に設置した前記中継機から受信した電波の強度である第2電波強度とを取得する電波強度取得部と、取得した前記第1電波強度及び前記第2電波強度に基づいて、前記第2位置において、前記第1位置に設置した前記中継機を介して前記親機と無線通信を行う場合の通信品質レベルを推定する推定部と、推定された前記通信品質レベルに基づく情報を表示部に表示させる表示制御部と、を備える通信装置を提供する。
前記表示制御部は、前記通信品質レベルに基づく情報として、前記第1位置、前記第2位置、及び前記親機の位置の関係を示す情報を、前記表示部に表示させてもよい。
前記表示制御部は、前記第1位置が前記親機の位置に近過ぎるか、又は前記第2位置に近過ぎるかに関する情報を、前記表示部に表示させてもよい。
上記の通信装置は、前記中継機の特性情報を取得する特性取得部を更に備え、前記推定部は、前記中継機の特性情報に更に基づいて、前記通信品質レベルを推定してもよい。
前記特性取得部は、前記通信装置の特性情報を更に取得し、前記推定部は、前記中継機及び前記通信装置の特性情報に基づいて、推定する前記通信品質レベルを補正し、前記表示制御部は、補正された前記通信品質レベルに基づき情報を前記表示部に表示させてもよい。
前記推定部は、前記第2位置において、前記第1位置に設置した前記中継機を介して前記親機と無線通信を行う場合のスループットを、前記通信品質レベルとして推定してもよい。
前記電波強度取得部は、前記第1位置において、前記第1位置よりも前記親機から遠くかつ前記第2位置とは異なる第3位置に設置した前記中継機から受信した電波の強度である第3電波強度を更に取得し、前記推定部は、前記第1電波強度、前記第2電波強度、及び前記第3電波強度に基づいて、前記第2位置及び前記第3位置に対応する前記通信品質レベルを推定してもよい。
前記推定部は、前記第2電波強度及び前記第3電波強度のうちの前記第1電波強度との合計値が小さい方の電波強度に対応する前記第2位置又は前記第3位置における前記通信品質レベルを、前記第2位置及び前記第3位置に対応する通信品質レベルとして推定してもよい。
前記電波強度取得部は、前記親機、前記中継機、及び前記通信装置が電波を送受信可能な複数の周波数帯のそれぞれにおける、前記第1電波強度及び前記第2電波強度を取得し、前記推定部は、各周波数帯における前記通信品質レベルを推定してもよい。
上記の通信装置は、前記推定部により推定された前記複数の周波数帯における前記通信品質レベルに基づいて、前記複数の周波数帯のうちの前記中継機と前記親機との間で電波を送受信する第1周波数帯と、前記中継機と前記通信装置との間で電波を送受信する第2周波数帯とを設定する設定部を更に備えてもよい。
本発明の第2の態様においては、電波を発信する親機と、前記親機と直接又は中継機を介して無線通信可能な通信装置との間での通信品質を推定する通信品質推定方法であって、第1位置において、前記通信装置が前記親機から受信した電波の強度である第1電波強度を取得するステップと、前記第1位置において、前記第1位置よりも前記親機から遠い第2位置に設置した前記中継機から受信した電波の強度である第2電波強度を取得するステップと、取得した前記第1電波強度及び前記第2電波強度に基づいて、前記第2位置において、前記第1位置に設置した前記中継機を介して前記親機と無線通信を行う場合の通信品質レベルを推定するステップと、推定された前記通信品質レベルに基づく情報を表示部に表示させるステップと、を備える通信品質推定方法を提供する。
本発明の第3の態様においては、電波を発信する親機と、前記親機と直接又は中継機を介して無線通信可能な通信装置との間での通信品質を推定するための通信品質推定用プログラムであって、コンピュータに、第1位置において、前記通信装置が前記親機から受信した電波の強度である第1電波強度を取得するステップと、前記第1位置において、前記第1位置よりも前記親機から遠い第2位置に設置した前記中継機から受信した電波の強度である第2電波強度を取得するステップと、取得した前記第1電波強度及び前記第2電波強度に基づいて、前記第2位置において、前記第1位置に設置した前記中継機を介して前記親機と無線通信を行う場合の通信品質レベルを推定するステップと、推定された前記通信品質レベルに基づく情報を表示部に表示させるステップと、を実行させるための通信品質推定用プログラムを提供する。
本発明によれば、中継機の最適な設置位置を容易に見つけることができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る通信システムSの構成を示す模式図である。 中継機3を設置する位置によりスループットが変化する状況を示す模式図である。 子機2の構成を示すブロック図である。 アプリケーションの表示画面の一例を示す図である。 電波強度取得部241が電波強度を取得する際の子機2及び中継機3の位置を示す図である。 親機1の特性、子機2の特性及び中継機3の特性の一例を示す図である。 推定部243が通信品質レベルを推定する方法の一例を示す図である。 親機1、子機2、及び中継機3の位置関係を説明するための模式図である。 通信品質レベルに関する情報の表示画面の一例を示す図である。 通信品質の推定処理を行う際の子機2の動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係る電波強度取得部241が電波強度を取得する位置を示す図である。 第3の実施形態に係る子機2の構成を示すブロック図である。
<第1の実施形態>
[通信システムの概要]
図1は、第1の実施形態に係る通信システムSの構成を示す模式図である。通信システムSは、親機1及び子機2を含む。親機1は、電波を発信する機能を有しており、例えば無線LANのアクセスポイントである。子機2は、親機1と無線により通信可能な通信装置であり、例えばスマートフォン又はタブレット等の携帯端末である。図1においては、親機1が建物H1に設置されており、子機2を持ったユーザが、建物H1内を自由に移動できることが想定されている。
親機1と子機2との間の距離が大きい場合、子機2が親機1から受信する電波の強度が弱くなり、通信品質が低下する。例えば、子機2が親機1を介してインターネットにアクセスしてデータを送受信する場合、通信品質の低下に伴いエラー発生率が高くなることにより、通信スループットが低下する。
図1(a)は、子機2が親機1から比較的遠い位置で使用される状態を示す図である。この状態において、例えば子機2が親機1から受信する電波の強度であるRSSI(Received Signal Strength Indicator)が−80dBmであり、スループットが10Mbpsであるとする。本明細書におけるスループットは、子機2から親機1に対して所定量のデータを送信し、送信したデータ量を、送信したデータが親機1で折り返されて子機2に戻ってくるまでの時間(RTT:Round Trip Time)で除算することにより算出される。なお、スループットは、子機2から親機1を介して外部のスループット測定用サーバに所定量のデータを送信することにより算出してもよい。
親機1から受信する電波の強度が−80dBmと弱い状態における通信品質を改善するために、親機1と子機2との間に、中継機を設置することが考えられる。
図1(b)は、親機1と子機2との間に中継機3を設置した状態を示す図である。子機2は、設置された中継機3を介して親機1と無線通信を行う。中継機3は、親機1から受信した電波を増幅してから子機2に送信する。また、中継機3は、子機2から受信した電波を増幅してから親機1に送信する。本実施形態に係る通信システムSは、中継機3の設置位置としてどの位置が適しているかを判断することが可能になる。
図2は、中継機3を設置する位置によりスループットが変化する状況を示す模式図である。図2(a)は、中継機3が親機1と子機2との中間の位置に設置されている状態を示す図である。親機1と中継機3は、子機2よりもアンテナの数が多く、送信電力が大きく、受信感度が高いことを想定している。この場合、親機1と中継機3との距離が子機2と中継機3との距離と等しい場合、子機2と中継機3との間のスループット(例えば30Mbps)は、親機1と中継機3との間のスループット(例えば100Mbps)よりも小さくなる。その結果、子機2と中継機3との間のスループットがボトルネックになり、子機2と親機1との間のスループットは、子機2と中継機3との間のスループットである30Mbpsに等しくなる。
図2(b)は、中継機3が親機1よりも子機2に近い位置に設置されている状態を示す図である。親機1及び中継機3の通信性能が子機2よりも高いことにより、親機1と中継機3との距離が子機2と中継機3との距離よりも長いにもかかわらず、親機1と中継機3との間のスループット(例えば70Mbps)が子機2と中継機3との間のスループット(例えば70Mbps)と等しくなっている。その結果、子機2と親機1との間のスループット(70Mbps)が、図2(a)の状態におけるスループット(30Mbps)よりも高くなっている。なお、中継機3を子機2にさらに近づけると、親機1と中継機3との間のスループットが低下することにより、親機1と中継機3との間のスループットがボトルネックになって、子機2と親機1との間のスループットが図2(b)の状態におけるスループットよりも低下する。
本実施形態においては、中継機3の設置位置を決定する前に、子機2にインストールされたアプリケーションソフトウェアの動作により、図2(b)に示すように、子機2と親機1との間のスループットが良好になる中継機3の設置位置を推定できるようになる。
なお、本明細書における「親機1に遠い位置」、「親機1に近い位置」は、必ずしも物理的な遠近に関連付けられておらず、親機1から受信する電波の強度の大小に関連付けられている。すなわち、「親機1に近い位置」において親機1から受信する電波の強度は、「親機1に遠い位置」において親機1から受信する電波の強度よりも大きい。
以下、子機2の構成の詳細を説明する。
[子機2の構成]
図3は、子機2の構成を示すブロック図である。子機2は、通信部21と、表示部22と、記憶部23と、制御部24とを有する。
通信部21は、親機1との間で無線によるデータの送受信を行うためのアンテナ、高周波モジュール、変調回路及び復調回路等を有する。通信部21は、親機1から電波を受信し、受信した電波の強度に対応するRSSIを出力する。また、通信部21は、制御部24から入力されたデータを電波に乗せて親機1に送信し、電波に乗せて親機1から送信されたデータを制御部24へと出力する。
表示部22は、ディスプレイであり、制御部24から入力された文字及び画像を表示する。表示部22の上にはタッチパネルが設けられており、タッチパネルは、ユーザが表示部22にタッチした位置の座標値を制御部24に通知する。
記憶部23は、ROM及びRAMを有する。記憶部23は、制御部24により実行される通信品質推定用プログラム等のアプリケーションプログラムを記憶している。また、記憶部23は、制御部24が処理に用いる各種情報を記憶している。記憶部23は、例えば、子機2が親機1や中継機3と通信をする際の通信品質レベルを推定するために必要な情報として、子機2が受信した電波の強度とスループットとの関係を示すテーブルを記憶している。
制御部24は、例えばCPUである。制御部24は、記憶部23に記憶されたプログラムを実行することにより、電波強度取得部241、特性取得部242、推定部243、及び表示制御部244として機能する。
(電波強度取得部241)
電波強度取得部241は、子機2が親機1又は中継機3から受信した電波の強度を示す情報であるRSSIを取得する。具体的には、電波強度取得部241は、子機2が中継機3の設置が想定される設置想定位置に位置する際に、親機1から受信した電波の強度である第1電波強度を取得する。また、電波強度取得部241は、設置想定位置において、子機2の使用が想定される使用想定位置に設置した中継機3から受信した電波の強度である第2電波強度を取得する。電波強度取得部241は、取得した第1電波強度及び第2電波強度を示す電波強度情報を推定部243へ出力する。
なお、本実施形態では、設置想定位置が第1位置に該当し、使用想定位置が第1位置よりも親機1から遠い第2位置に該当する。
ここで、図4及び図5を参照しながら、電波強度取得部241による第1電波強度及び第2電波強度の取得の流れについて説明する。
図4は、電波強度取得部241が電波強度を取得する動作を開始するためにユーザにより用いられるアプリケーションの表示画面の一例を示す図である。図5は、電波強度取得部241が電波強度を取得する際の子機2及び中継機3の位置を示す図である。本実施形態では、図1(b)に示す子機2の位置と中継機3の位置とを入れ替えて、第1電波強度及び第2電波強度が取得される。
図4(a)は、表示部22に中継機3の子機2の使用想定位置(図5の位置P1)への仮設置を促す情報が表示される画面である。中継機3を位置P1へ仮設置したユーザが、「設置完了」ボタンをタッチすると、表示部22は、図4(a)に示す画面から図4(b)に示す画面へ遷移させる。
図4(b)は、第1電波強度及び第2電波強度を取得する際に、表示部22に表示される画面である。子機2を持ったユーザが、設置想定位置(図5の位置P2)に移動して「測定開始」ボタンをタッチすると、まず、位置P2に位置する子機2の電波強度取得部241は、親機1から中継機3を介さずに電波を受信することで、第1電波強度を取得する。すなわち、電波強度取得部241は、通信部21が出力するRSSI値を第1電波強度として取得し、取得したRSSI値を第1電波強度として記憶部23に記憶させる。
次に、電波強度取得部241は、位置P1に仮設置された中継機3から電波を受信することで、第2電波強度を取得する。すなわち、電波強度取得部241は、通信部21が出力するRSSI値を第2電波強度として取得し、取得したRSSI値を第2電波強度として記憶部23に記憶させる。
なお、電波強度取得部241は、所定時間内に第1強度電波に対応する複数のRSSI値を取得し、取得した複数のRSSI値の平均値又は中央値を第1強度電波として記憶部23に記憶させてもよい。同様に、電波強度取得部241は、複数のRSSI値の平均値又は中央値を第2強度電波として記憶部23に記憶させてもよい。
図4(c)は、第1電波強度及び第2電波強度が取得された後に、表示部22に表示される画面である。第1電波強度及び第2電波強度を取得した後に、ユーザが「終了」ボタンをタッチすると、電波強度取得部241は、電波強度を取得する動作を終了する。なお、これに限定されず、電波強度取得部241は、第2電波強度を取得すると、自動で電波強度を取得する動作を終了してもよい。
また、上記の説明においては、電波強度取得部241が、通信部21から出力されるRSSIを電波強度として取得するものとしたが、電波強度取得部241は、親機1又は中継機3との間で通信した際のビット誤り率、スループット、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、RSRP(Reference Signal Received Power)、SIR(Signal to Interference Ratio)等の他の情報を、電波強度を示す情報として取得してもよい。
電波強度取得部241は、親機1、中継機3、及び子機2が電波を送受信可能な複数の周波数帯のそれぞれにおける、第1電波強度及び第2電波強度を取得してもよい。例えば、電波強度取得部241は、2.4GHz帯の周波数で電波を送受信する際の第1電波強度及び第2電波強度と、5GHz帯の周波数で電波を送受信する際の第1電波強度及び第2電波強度とを取得する。
(特性取得部242)
特性取得部242は、親機1の特性、子機2の特性、及び中継機3の特性の少なくともいずれか一つを取得する。特性取得部242は、取得した特性を示す特性情報を推定部243へ出力する。
図6は、親機1の特性、子機2の特性及び中継機3の特性の一例を示す図である。図6(a)は親機1の特性を示し、図6(b)は子機2の特性を示し、図6(c)は中継機3の特性を示している。
図6に示すように、親機1の特性、子機2の特性及び中継機3の特性は、それぞれが対応している無線通信の規格、それぞれが通信可能な周波数、それぞれが有するアンテナの本数等である。図6の「対応規格」の欄における「11g」はIEEE802.11gに対応していることを示しており、「11a/b/g/n」はIEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11nに対応していることを示している。また、図6の「対応周波数」の欄における「2.4G」は、2.4GHz帯の周波数で通信可能であることを示しており、「2.4G/5G」は、2.4GHz帯の周波数及び5GHz帯の周波数で通信可能であることを示している。
特性取得部242は、例えば親機1の特性を要求するメッセージを親機1に送信することにより、親機1の特性を取得する。特性取得部242は、予め記憶部23に記憶された子機2の特性を示す情報を読み出すことにより、子機2の特性を取得する。また、特性取得部242は、ユーザにより入力された中継機3の型名を外部のサーバに送信することにより、外部のサーバに記憶された中継機3の特性を取得する。
なお、特性取得部242が、親機1の特性、子機2の特性、中継機3の特性をどこから取得するかは任意であり、例えば、予め記憶部23に記憶された中継機3の特性を取得してもよい。また、特性取得部242は、親機1の特性、子機2の特性、中継機3の特性をユーザに入力させる画面を表示部22に表示させ、ユーザにより入力された特性を取得してもよい。
(推定部243)
推定部243は、電波強度取得部241から取得した第1電波強度及び第2電波強度に基づいて、子機2の使用想定位置において、設置想定位置に設置した中継機3を介して親機1と無線通信を行う場合の通信品質レベルを推定する。すなわち、推定部243は、電波強度取得部241が電波強度を取得した際の子機2及び中継機3の位置を入れ替えた本来の通信状態において、子機2が中継機3を介して親機1と無線通信を行う場合の通信品質レベルを推定する。推定部243は、推定した通信品質レベルを示す通信品質情報を表示制御部244及び設定部245に出力する。
推定部243は、第1電波強度及び第2電波強度の大きさに応じて、中継機3の設置想定位置が適した位置か否かを推定する。例えば、推定部243は、第1電波強度と第2電波強度との差に基づいて、中継機3の設置想定位置が、親機1に近過ぎる位置か、子機2の使用想定位置に近過ぎる位置か、どちらにも近過ぎず適した位置かを推定する。
図7は、推定部243が通信品質レベルを推定する方法の一例を示す図である。図8は、親機1、子機2、及び中継機3の位置関係を説明するための模式図である。
ここでは、図8に示すように、子機2の使用想定位置を位置P1とし、中継機3の設置想定位置を位置P2a、P2b、P2cとし、親機1の位置を位置P3とする。そして、子機2は、位置P2a、P2b、P2cのそれぞれに位置した際に、位置P3の親機1から受信した電波の第1電波強度と、位置P1に設置された中継機3から受信した電波の第2電波強度とを測定して、通信品質レベルを推定するものとする。
図7(a)には、子機2が位置P2aに位置した際に測定された第1電波強度及び第2電波強度が示されている。ここでは、第1電波強度が−30dBmであり、第2電波強度が−80dBmである。第2電波強度が第1電波強度よりも50dBm低くなっているため、子機2が測定を行った位置P2a(すなわち中継機3の設置想定位置)が、位置P3(親機1)に近過ぎると推定できる。
図7(b)には、子機2が位置P2bに位置した際に測定された第1電波強度及び第2電波強度が示されている。ここでは、第1電波強度が−60dBmであり、第2電波強度が−40dBmである。第1電波強度が第2電波強度よりも20dBm低くなっているため、位置P2bが、位置P1(すなわち子機2の使用想定位置)に近過ぎると推定できる。
図7(c)には、子機2が位置P2cに位置した際に測定された第1電波強度及び第2電波強度が示されている。ここでは、第1電波強度が−50dBmであり、第2電波強度が−55dBmである。第1電波強度と第2電波強度の差が僅かであるため、位置P2cが、位置P1及び位置P3のいずれにも近過ぎず適切な位置であると推定できる。
使用想定位置における通信品質レベルは、子機2が、図5の位置P1に位置する際に位置P2に設置した中継機3を介して親機1と通信をする場合のスループットの大きさに対応している。このため、推定部243は、第1電波強度及び第2電波強度に基づいて、設置後の中継機3を介した子機2と親機1との間でのスループットを推定できる。
推定部243は、中継機3及び子機2の両方又はいずれか一方の特性情報に基づいて、第1電波強度及び第2電波強度により推定する通信品質レベルを補正してもよい。前述したように、中継機3と子機2は、図6に示すように対応規格、対応周波数、アンテナ数が異なる場合がある。本実施形態では、設置想定位置に中継機3の代わりに子機2を位置させて電波強度を測定しているので、中継機3が実際に設置された状態に対応するように、推定部243は、中継機3の特性情報等を参照して通信品質レベルを補正する。これにより、補正後の通信品質レベルが、設置後の中継機3や子機2の特性を反映した高精度なものとなる。
推定部243は、親機1、子機2、及び中継機3が電波を送受信可能な周波数帯における通信品質レベルを推定してもよい。例えば、親機1、子機2、及び中継機3が2.4GHz帯及び5GHz帯の複数の周波数帯で電波を送受信可能である場合には、推定部243は、2.4GHz帯を使用して取得した第1電波強度及び第2電波強度に基づいた通信品質レベルと、5GHz帯を使用して取得した第1電波強度及び第2電波強度に基づいた通信品質レベルとを推定する。これにより、2.4GHz帯を利用した際の中継機3の適した設置位置と、5GHz帯を利用した際の中継機3の適した設置位置とを推定できる。
(表示制御部244)
表示制御部244は、推定部243が推定した通信品質レベルに基づく情報を表示部22に表示させる。通信品質レベルに関する情報は、設置想定位置が適切であるか否かを示す情報を含む。これにより、ユーザに中継機3の適した位置を通知することでできる。通信品質レベルに関する情報は、第1電波強度、第2電波強度等の電波強度を示す情報、使用想定位置の子機2が設置想定位置の中継機3を介して親機1と通信する際のスループットを示す情報等を含んでもよい。
表示制御部244は、推定部243が通信品質レベルを補正した際には、補正された通信品質レベルに基づき情報を表示部22に表示させてもよい。これにより、中継機3の特性や子機2の特性等を考慮した高精度の通信品質レベルに関する情報を表示できる。この結果、ユーザにとっては、より信頼性の高い情報を得ることができる。
図9は、表示制御部244が表示部22に表示させる通信品質レベルに関する情報の表示画面の一例を示す図である。例えば、表示部22は、中継機3を設置する設置想定位置が適切であるか否かを示す情報を表示する。
図9においては、電波強度を取得した設置想定位置が親機1(親機1の位置)に近過ぎることを示す「親機に近過ぎ」という領域、設置想定位置が適切な位置であることを示す「適切」という領域、及び設置想定位置が親機1から遠過ぎる(換言すれば、設置想定位置が使用想定位置に近過ぎる)ことを示す「親機から遠過ぎ」という領域を有する画面が表示されている。また、表示画面の左側には、上下に移動可能な三角のマーカーが表示されており、前記マーカーの位置により、設置想定位置が親機1に近過ぎるのか、適切なのか、親機1から遠過ぎるのかが示される。
図9(a)は、電波強度を取得した設置想定位置が親機1に近過ぎる場合を示し、図9(b)は、設置想定位置が親機1から遠過ぎる場合を示し、図9(c)は、設置想定位置が適切である場合を示している。このように、表示制御部244は、通信品質レベルに基づく情報として、設置想定位置、使用想定位置、及び親機1の位置の関係を示す情報を、表示部22に表示させる。これにより、表示画面を見たユーザは、中継機3を設置しようとする設置想定位置が適切か否かを視覚的に把握できるので、設置想定位置が適切か否かを容易に把握できる。
図9に示す画面には、「再測定」というボタンが表示されており、ユーザが「再測定」ボタンにタッチすることにより、電波強度取得部241は、第1電波強度及び第2電波強度を再度取得し、推定部243は、通信品質レベルを再度推定する。ユーザは、設置想定位置を移動し、複数の設置想定位置において通信品質レベルの推定を子機2に行わせて、それぞれの設置想定位置が適切であるか否かを確認することができる。ユーザは、このような測定を繰り返すことにより、中継機3の設置位置として最適な位置を見つけることができる。
再測定の際に、推定部243は、取得した第1電波強度及び第2電波強度に基づいて設置想定位置と考えうる最適場所を推定し、表示制御部244は、最適場所を示す情報を表示部22に表示させてもよい。例えば、推定部243は、第1電波強度と第2電波強度との差に基づいて、第1電波強度及び第2電波強度を前回測定した位置(設置想定位置)から最適場所へ移動すべき方向と距離を特定し、表示部22は、前回の測定位置からの移動方向と距離に関する情報を表示する。かかる場合には、再測定の際にユーザが最適な設置想定位置を探す時間を短縮することができる。
ユーザは、最適な設置想定位置を見つけた場合には、図9に示す画面に表示された「終了」ボタンにタッチすると、測定が終了する。
[通信品質の推定処理]
図10を参照して、上述した構成の子機2が行う通信品質の推定処理について説明する。
図10は、通信品質の推定処理を行う際の子機2の動作を説明するためのフローチャートである。
ユーザが、通信品質レベルを推定するためのアプリケーションを起動すると、子機2の表示制御部244は、例えばユーザが使用する予定の中継機3の型名を入力する画面を表示部22に表示させる。特性取得部242は、中継機3の型名を取得すると、外部のサーバに問い合わせることにより、中継機3の特性を取得する(ステップS101)。
次に、表示制御部244は、ユーザに子機2の使用想定位置への中継機3の仮設置を促す画面を表示部22に表示させる(ステップS102)。例えば、表示制御部244は、図4(a)に示すような画面を表示部22に表示させる。ユーザが、中継機3を使用想定位置に仮設置して、図4(a)に示す画面の「設置完了」ボタンをタッチすると、表示制御部244は、図4(b)に示す画面に遷移させる。
ユーザが、中継機3の設置想定位置へ移動して画面の「測定開始」ボタンをタッチすると、電波強度取得部241は、第1電波強度を取得する(ステップS103)。すなわち、設置想定位置に位置する子機2の電波強度取得部241は、親機1から受信した電波の強度である第1電波強度を取得する。
続いて、電波強度取得部241は、第2電波強度を取得する(ステップS104)。すなわち、設置想定位置に位置する子機2の電波強度取得部241は、使用想定位置に仮設置された中継機3から受信した電波の強度である第2電波強度を取得する。
なお、第1電波強度を取得する親機1と、第2電波強度を取得する中継機3は、予めユーザが選択しており、電波強度取得部241は、ユーザが選択した親機1及び中継機3から電波強度を取得する。
次に、推定部243は、ユーザが図4(c)の画面の「測定終了」ボタンをタッチすると、取得した第1電波強度及び第2電波強度に加えて、ステップS101で取得した中継機3の特性も考慮して、通信品質レベルを推定する(ステップS105)。すなわち、推定部243は、子機2の使用想定位置において、設置想定位置に設置した中継機3を介して親機1と無線通信を行う場合の通信品質レベルを推定する。
次に、表示制御部244は、推定した通信品質レベルに基づく情報を表示部22に表示させる(ステップS106)。例えば、表示部22は、図9(a)〜図9(c)に示すような画面を表示する。これにより、ユーザは、中継機3の設置想定位置が適切か否かを容易に把握できる。
次に、子機2は、ユーザが画面の「再測定」ボタンをタッチした場合、換言すればユーザから再測定の操作を受け付けた場合(ステップS107:YES)、ステップS103〜S106を再度行う。子機2は、ユーザから再測定の操作を受け付けていない場合(ステップS107:NO)、ユーザが終了の操作を行うかどうかを監視し、終了の操作が行われるまで、再測定の操作が行われるかどうかを監視する(ステップS108)。子機2は、終了の操作を受け付けると(ステップS108:YES)、通信品質レベルを推定する動作を終了する。
[第1の実施形態における効果]
以上説明したように、第1の実施形態に係る子機2は、中継機3の設置想定位置において、親機1から受信した電波の第1電波強度と、子機2の使用想定位置に仮設置された中継機3から受信した電波の第2電波強度とを取得する。子機2は、取得した第1電波強度及び第2電波強度に基づいて、使用想定位置に位置した状態で設置想定位置に設置された中継機3を介して親機1と無線通信を行う場合の通信品質レベルを推定する。そして、子機2は、推定した通信品質レベルに基づく情報を表示部22に表示させる。
このようにすることで、ユーザは、子機2の使用想定位置に中継機3を仮設置した上で、中継機3の代わりに子機2を持って設置想定位置に移動して電波強度の測定を行うことで、中継機3の設置に適した位置を把握することができる。特に、中継機3を様々な位置に設置して測定を行う必要が無く、かつ携帯性の高い子機2にて電波強度の測定を行うことで、容易かつ迅速に中継機3の設置に適した位置を把握することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、ユーザが1箇所にて子機2を使用することが想定されていたのに対して、第2の実施形態では、ユーザが複数箇所で子機2を使用することが想定されている点で第1の実施形態と異なる。
図11は、第2の実施形態に係る電波強度取得部241が電波強度を取得する位置を示す図である。なお、図11では、建物H2において、複数の使用想定位置(位置P1、位置P4)で子機2が使用されることが想定されている状況が示されている。
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に中継機3を位置P1(第1使用想定位置)に仮設置して第1電波強度及び第2電波強度を計測した後に、中継機3を位置P4(第2使用想定位置)に仮設置して中継機3からの電波の強度である第3強度電波を取得する。すなわち、一台の中継機3を位置P1及び位置P4にそれぞれ仮設置した際に、電波強度を取得する。そして、取得した第1電波強度、第2電波強度、及び第3電波強度に基づいて、中継機3を使用想定位置(位置P2)に仮設置する場合の第1使用想定位置及び第2使用想定位置における通信品質レベルを推定する。
具体的には、位置P2に位置する子機2の電波強度取得部241(図3)は、第1電波強度及び第2電波強度の取得後に、位置P4に仮設置した中継機3から受信した電波の強度である第3強度電波を更に取得する。電波強度取得部241は、取得した第3電波強度を記憶部23に記憶させる。
なお、第2の実施形態では、第1使用想定位置が第2位置に該当し、第2使用想定位置が第3位置に該当する。
推定部243は、第1電波強度、第2電波強度、及び第3電波強度に基づいて、第1使用想定位置及び第2使用装置位置に対応する通信品質レベルを推定する。この際、推定部243は、第2電波強度及び第3電波強度のうちの第1電波強度との合計値が小さい方の電波強度に対応する第1使用想定位置又は第2使用想定位置における通信品質レベルを、第1使用想定位置及び第2使用想定位置に対応する通信品質レベルとして推定する。
表示制御部244は、推定部243が推定した通信品質レベルに基づく情報を表示部22に表示させる。例えば、表示制御部244は、中継機3の設置想定位置(位置P2)が、親機1の位置(位置P3)、子機2の第1使用想定位置(位置P1)、及び第2使用想定位置(位置P4)のいずれかに近過ぎるか、または適した位置であるかを、表示部22に表示させる。
上述した第2の実施形態によれば、子機2は、取得した第1電波強度、第2電波強度、及び第3電波強度に基づいて、中継機3を設置する位置P2が適切か否かを表示する。これにより、ユーザは、複数の使用想定位置で子機2を使用可能な状況下で、複数の使用想定位置から中継機3を介して親機1と通信を行う際の中継機3の適した位置を容易に把握することができる。従って、ユーザは、複数の使用想定位置で子機2を使用する場合に、複数の使用想定位置のどの場所において良好な通信品質を得られる位置に中継機3を設置することが可能となる。なお、上記では、子機2の使用想定位置が、位置P1、P4の2箇所であることとしたが、これに限定されず、例えば3箇所以上であってもよい。
なお、上記では、第1電波強度及び第2電波強度を取得した後に、第3電波強度を取得することとしたが、これに限定されない。例えば、第2電波強度を取得した後に、第1電波強度及び第3電波強度を取得してもよい。
<第3の実施形態>
第1の実施形態では、第1電波強度及び第2電波強度に基づいて推定された通信品質レベルに基づく情報を表示部22に表示させることとした。これに対して、第3の実施形態では、更に、推定された複数の周波数帯における通信品質レベルに基づいて、設置想定位置に設置された中継機3と親機1との間で電波を送受信する周波数帯と、中継機3と子機2との間で電波を送受信する周波数帯とを設定する。
図12は、第3の実施形態に係る子機2の構成を示すブロック図である。図12に示す子機2は、設定部245をさらに有する点で、第1の実施形態に係る子機2と異なり、他の点で同じである。
設定部245は、推定部243により推定された複数の周波数帯(例えば2.4GHz及び5GHz)における通信品質レベルに基づいて、複数の周波数帯のうちの中継機3と親機1との間で電波を送受信する第1周波数帯と、中継機3と子機2との間で電波を送受信する第2周波数帯とを設定する。
ここでは、親機1、子機2、及び中継機3が、2.4GHz帯及び5GHz帯で電波を送受信可能である場合について説明する。例えば、2.4GHz帯を利用した場合の子機2と中継機3との間のスループットが、5GHz帯を利用した場合の子機2と中継機3との間の電波強度よりも小さいものとする。一方で、2.4GHz帯を利用した場合の親機1と中継機3との間のスループットが、5GHz帯を利用した場合の子機2と中継機3との間のスループットと同じであるものとする。
かかる場合には、設定部245は、中継機3と子機2との間で使用する周波数帯を5GHzに設定し、中継機3と親機1との間で使用する周波数帯を2.4GHzに設定する。そして、設定部245は、設定した周波数帯に関する情報を通信部21を介して、親機1や中継機3に送信する。これにより、設定された周波数帯をそれぞれ利用して、親機1、子機2、中継機3の間の通信が行われる。
また、親機1と中継機3の間、及び子機2と中継機3の間で同一の周波数帯を利用すると、同一の周波数帯を時分割して利用するためスループットが半減してしまう。一方で、5GHz帯にしか対応しないIEEE802.11ac規格は、IEEE802.11n規格よりも通信速度が高速であるため、親機1と中継機3の間、及び子機2と中継機3の間でそれぞれIEEE802.11ac規格を利用する場合、同一周波数帯(5GHz帯)を利用することによってスループットが半減することを差し引いても、スループットを半減させないために親機1と中継機3の間、または子機2と中継機3の間のどちらか一方で2.4GHz帯のIEEE802.11n規格を利用する場合に比べて、高スループットが得られるケースもある。このため、設定部245は、親機1、子機2及び中継機3の特性も考慮して、上記の第1周波数帯及び第2周波数帯の組み合わせを設定する。
そして、表示制御部244は、設定部245によって設定された第1周波数帯及び第2周波数帯を示す情報を表示部22に表示させる。これにより、ユーザは、中継機3と親機1との間の最適な周波数帯と、中継機3と子機2との間の最適な周波数帯を把握できる。
第3の実施形態によれば、中継機3と親機1との間のスループット及び中継機3と子機2との間のスループットがそれぞれ大きくなるように、中継機3と親機1との間で使用する第1周波数帯と、中継機3と子機2との間で使用する第2周波数帯とに設定できる。これにより、子機2が中継機3を介して親機1と通信を行う際に、親機1と子機2の間のスループットを改善できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 親機
2 子機
3 中継機
21 通信部
22 表示部
23 記憶部
24 制御部
241 電波強度取得部
242 特性取得部
243 推定部
244 表示制御部
245 設定部
S 通信システム

Claims (12)

  1. 電波を発信する親機と直接又は中継機を介して無線通信可能な通信装置であって、
    第1位置において前記親機から受信した電波の強度である第1電波強度と、前記第1位置において、前記第1位置よりも前記親機から遠い第2位置に設置した前記中継機から受信した電波の強度である第2電波強度とを取得する電波強度取得部と、
    取得した前記第1電波強度及び前記第2電波強度に基づいて、前記第2位置において、前記第1位置に設置した前記中継機を介して前記親機と無線通信を行う場合の通信品質レベルを推定する推定部と、
    推定された前記通信品質レベルに基づく情報を表示部に表示させる表示制御部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記表示制御部は、前記通信品質レベルに基づく情報として、前記第1位置、前記第2位置、及び前記親機の位置の関係を示す情報を、前記表示部に表示させる、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記表示制御部は、前記第1位置が前記親機の位置に近過ぎるか、又は前記第2位置に近過ぎるかに関する情報を、前記表示部に表示させる、
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記中継機の特性情報を取得する特性取得部を更に備え、
    前記推定部は、前記中継機の特性情報に更に基づいて、前記通信品質レベルを推定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記特性取得部は、前記通信装置の特性情報を更に取得し、
    前記推定部は、前記中継機及び前記通信装置の特性情報に基づいて、推定する前記通信品質レベルを補正し、
    前記表示制御部は、補正された前記通信品質レベルに基づき情報を前記表示部に表示させる、
    請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記推定部は、前記第2位置において、前記第1位置に設置した前記中継機を介して前記親機と無線通信を行う場合のスループットを、前記通信品質レベルとして推定する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記電波強度取得部は、前記第1位置において、前記第1位置よりも前記親機から遠くかつ前記第2位置とは異なる第3位置に設置した前記中継機から受信した電波の強度である第3電波強度を更に取得し、
    前記推定部は、前記第1電波強度、前記第2電波強度、及び前記第3電波強度に基づいて、前記第2位置及び前記第3位置に対応する前記通信品質レベルを推定する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記推定部は、前記第2電波強度及び前記第3電波強度のうちの前記第1電波強度との合計値が小さい方の電波強度に対応する前記第2位置又は前記第3位置における前記通信品質レベルを、前記第2位置及び前記第3位置に対応する通信品質レベルとして推定する、
    請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記電波強度取得部は、前記親機、前記中継機、及び前記通信装置が電波を送受信可能な複数の周波数帯のそれぞれにおける、前記第1電波強度及び前記第2電波強度を取得し、
    前記推定部は、各周波数帯における前記通信品質レベルを推定する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記推定部により推定された前記複数の周波数帯における前記通信品質レベルに基づいて、前記複数の周波数帯のうちの前記中継機と前記親機との間で電波を送受信する第1周波数帯と、前記中継機と前記通信装置との間で電波を送受信する第2周波数帯とを設定する設定部を更に備える、
    請求項9に記載の通信装置。
  11. 電波を発信する親機と、前記親機と直接又は中継機を介して無線通信可能な通信装置との間での通信品質を推定する通信品質推定方法であって、
    第1位置において、前記通信装置が前記親機から受信した電波の強度である第1電波強度を取得するステップと、
    前記通信装置が、前記第1位置において、前記第1位置よりも前記親機から遠い第2位置に設置した前記中継機から受信した電波の強度である第2電波強度を取得するステップと、
    前記通信装置が、取得した前記第1電波強度及び前記第2電波強度に基づいて、前記第2位置において、前記第1位置に設置した前記中継機を介して前記親機と無線通信を行う場合の通信品質レベルを推定するステップと、
    前記通信装置が、推定された前記通信品質レベルに基づく情報を表示部に表示させるステップと、
    を備える通信品質推定方法。
  12. 電波を発信する親機と、前記親機と直接又は中継機を介して無線通信可能な通信装置との間での通信品質を推定するための通信品質推定用プログラムであって、
    コンピュータとして機能する前記通信装置に、
    第1位置において、前記通信装置が前記親機から受信した電波の強度である第1電波強度を取得するステップと、
    前記第1位置において、前記第1位置よりも前記親機から遠い第2位置に設置した前記中継機から受信した電波の強度である第2電波強度を取得するステップと、
    取得した前記第1電波強度及び前記第2電波強度に基づいて、前記第2位置において、前記第1位置に設置した前記中継機を介して前記親機と無線通信を行う場合の通信品質レベルを推定するステップと、
    推定された前記通信品質レベルに基づく情報を表示部に表示させるステップと、
    を実行させるための通信品質推定用プログラム。

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