JP6382669B2 - 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス - Google Patents
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む。
上記中間膜に含まれている熱可塑性樹脂は特に限定されない。上記熱可塑性樹脂として、従来公知の熱可塑性樹脂を用いることが可能である。上記熱可塑性樹脂は1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
ン基量と、水酸基が結合しているエチレン基量とを差し引いた値を、主鎖の全エチレン基量で除算して求めたモル分率を百分率で示した値である。上記アセタール基が結合しているエチレン基量は、例えば、JIS K6728「ポリビニルブチラール試験方法」に準拠して又はASTM D1396−92に準拠して測定できる。
中間膜の接着力をより一層高める観点からは、上記中間膜は、可塑剤を含むことが好ましい。中間膜に含まれている熱可塑性樹脂が、ポリビニルアセタール樹脂である場合に、中間膜は、可塑剤を含むことが特に好ましい。
上記多塩基性有機酸としては、アジピン酸、セバシン酸及びアゼライン酸等が挙げられる。
上記色素の極大吸収波長は、580nm以上、680nm以下である。上記色素は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記中間膜は、必要に応じて、紫外線遮蔽剤、酸化防止剤、光安定剤、難燃剤、帯電防止剤、顔料、染料、耐湿剤、接着力調整剤、蛍光増白剤及び赤外線吸収剤等の添加剤を含んでいてもよい。これらの添加剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記中間膜の厚みは特に限定されない。実用面の観点、並びに遮熱性を充分に高める観点からは、中間膜の厚みは、好ましくは0.1mm以上、より好ましくは0.25mm以上、好ましくは3mm以下、より好ましくは1.5mm以下である。中間膜の厚みが上記下限以上であると、合わせガラスの耐貫通性が高くなる。
合わせガラスに用いられてもよい。本発明に係る中間膜は、他の中間膜に積層された状態で、多層中間膜として用いることができる。
挙げられる。
図1は、本発明の一実施形態に係る合わせガラス用中間膜を用いた合わせガラスの一例を示す断面図である。
PVB1(n−ブチルアルデヒドによりアセタール化されているポリビニルブチラール樹脂、平均重合度1700、水酸基の含有率30.5モル%、アセチル化度0.9モル%、ブチラール化度68.6モル%)
3GO(トリエチレングリコールジ−2−エチルヘキサノエート)
色素1:住化カラー株式会社社製「BLUE SG−5A1257」、カラーインデックスP.B.15−3、極大吸収波長620nm、比表面積87.6m2/g
色素2:住化カラー株式会社社製「BLUE SG−5A1257」、カラーインデックスP.B.15−3、極大吸収波長620nm、比表面積95.3m2/g
色素3:住化カラー株式会社社製「BLUE SG−5A1257」、カラーインデックスP.B.15−3、極大吸収波長620nm、比表面積96.5m2/g
色素4:住化カラー株式会社社製「BLUE SG−5A1257」、カラーインデックスP.B.15−3、極大吸収波長620nm、比表面積92.5m2/g
色素A:住化カラー株式会社社製「BLUE SG−5A1257」、カラーインデックスP.B.15−3、極大吸収波長620nm、比表面積72.8m2/g
色素B:住化カラー株式会社社製「BLUE SG−5A1251」、カラーインデックスP.B.15−1、極大吸収波長670nm、比表面積70.2m2/g
中間膜の作製:
ポリビニルブチラール樹脂(PVB1)100重量部に対して、トリエチレングリコールジ−2−エチルヘキサノエート(3GO)40重量部と、色素(色素1)0.004重量部とを添加し、ミキシングロールで充分に混練し、組成物を得た。
2枚の透明フロート板ガラス(厚み2.5mm)の間に、得られた中間膜(厚み0.76mm)を配置して、耐熱性のテープを用いてずれることがないように固定して、積層体を得た。
配合成分の種類及び含有量を下記の表1に示すように設定したこと以外は実施例1と同様にして、単層の中間膜を作製した。得られた中間膜を用いて、実施例1と同様にして、中間膜を備えた合わせガラスを作製した。
(1)極大吸収波長の測定方法
クロロホルム100重量部に対して、第1の化合物0.002重量部を混合し、クロロホルム溶液を得た。得られたクロロホルム溶液を光路長1.0mmの分光光度計用石英セルへ入れた。自記分光光度計(日立製作所社製「U4100」)を用いて、300〜2500nm透過率を測定し、極大吸収波長を求めた。測定値は、上記の材料の欄に記載した。
分光光度計(日立ハイテク社製「U−4100」)を用いて、JIS R3211(1998)に準拠して、得られた合わせガラスの波長380〜780nmにおける上記可視光線透過率を測定した。次に、JIS Z8729に準拠して、L*a*b*表色系におけるa*を算出した。
JIS R3106(1998)に準拠して、全光線透過率(TvD)を測定した。分光光度計(日立ハイテク社製「U−4100」)を用いて、透過した光線をすべて積分球に受光するよう積分球の開口部に、得られた合わせガラスを平行にかつ密着させた。入射光(380〜780nm)のうち、合わせガラスを透過した平行光以外の拡散光を測定し、a*値を求めた。なお、a*値が0に近いほど、赤色の着色が抑えられている。
2…中間膜
2a…第1の表面
2b…第2の表面
11…合わせガラス
12…中間膜
13…第1の層(中間膜)
14…第2の層(中間膜)
15…第3の層(中間膜)
13a…外側の表面
15a…外側の表面
21…第1の合わせガラス部材
22…第2の合わせガラス部材
Claims (6)
- 熱可塑性樹脂と、極大吸収波長が580nm以上、680nm以下である色素とを含み、
前記色素の比表面積が75m2/g以上である、合わせガラス用中間膜。 - 前記熱可塑性樹脂100重量部に対して、前記色素の含有量が0.001重量部以上、0.04重量部以下である、請求項1に記載の合わせガラス用中間膜。
- 前記色素が、フタロシアニン化合物である、請求項1又は2に記載の合わせガラス用中間膜。
- 前記熱可塑性樹脂が、ポリビニルアセタール樹脂である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の合わせガラス用中間膜。
- 可塑剤を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の合わせガラス用中間膜。
- 第1の合わせガラス部材と、
第2の合わせガラス部材と、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の合わせガラス用中間膜とを備え、
前記第1の合わせガラス部材と前記第2の合わせガラス部材との間に、前記合わせガラス用中間膜が配置されている、合わせガラス。
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