JP6382382B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、アンテナ装置に関し、特にスロットを有するアンテナ装置に関する。
通信分野、特に民生用電子機器分野においての急速な発展は、民生用電子製品に対する消費者の要求をより一層高くし、超薄型製品が無限に出てきている。民生用電子製品の重要な構成要素として、アンテナの小型化および多周波数帯は、アンテナの設計者を絶え間ない熟考および改善に至らせることが常である。製品によって所望されるアンテナを、限られた空間で、いかにして設計することができるかは、現在もっとも一般的な主題の一つである。現在、多周波数帯アンテナは、所与のサイズにおいて欠陥を有し、これは、超薄型製品の要件を満たすことができない。例えば、市場に出回っている多周波数帯セラミックアンテナは、3つの金属放射部を用いて所望の周波数帯を実現し、また直接給電モードを用いる。しかし、このように、サイズが限定されているのみならず、帯域幅が、ロングタームエボリューション(LTE)に要求される全周波数帯を満たすことは非常に困難である。したがって、小型多周波数帯アンテナを設計することは、明らかに今後の傾向であることがわかる。
中国特許第102623801号では、直接給電設計が用いられ、その結果、通信周波数帯がかなり狭いという欠陥が生じる。通信周波数帯を広くするために、さらなる放射部を増大させる必要があり、その結果として、アンテナ構造が設計および製造において複雑になる。
中国特許第102683829号、第104701609号、および第103403962号では、結合給電モードが用いられているが、これらの特許に開示されたアンテナ構造はすべて、結合部を所定の放射部として利用し、言い換えると、結合部が放射部の機能を有する。このように、アンテナの性能全体を最適化することは有益ではない。結合部の長さが調整されると、他の放射部のインピーダンスもまたこの調整に起因して影響を受ける。したがって、これらの特許におけるアンテナ装置の欠陥は、アンテナ装置の体積がかなり大きいことと、アンテナ装置の設計がかなり複雑であることにある。
背景における上記の記載は、背景技術を提供するためにのみ用いられ、上記のような背景技術に関する記載は、本開示の目的を開示し、本開示の従来技術を構成しないと認めるものではなく、背景における上記のようなあらゆる記載は、本開示の任意の部分の役割を果たすものではない。
本開示の一実施形態では、アンテナ装置が提供される。アンテナ装置は、キャリヤと、第1の放射部と、第2の放射部と、結合部とを備える。第1の放射部、第2の放射部、および結合部は、キャリヤ上に設けられる。第2の放射部は、第1の放射部と電気接続する。第1の放射部および第2の放射部は、共有部を共有し、共有部は、接地面に直接接続される。結合部は、第1の放射部、および第2の放射部に電気信号を容量結合させる。第1の放射部および第2の放射部は、電気信号を、アンテナ装置によって放出された放射線信号に変換する。
一実施形態では、共有部は、接地線に物理的に接触し、接地線は、接地面に電気接続される。
別の実施形態では、結合部は、第1の放射部および第2の放射部から絶縁される。
本開示の一実施形態では、結合部は、第1の放射部および第2の放射部から独立している。
別の実施形態では、結合部の長さは、放射線信号の動作周波数に対応する波長の4分の1未満であり、それによって、結合部は、アンテナ装置のインピーダンスを調整するためのみに用いられ、第1の放射部および第2の放射部にエネルギを伝達することが可能であるが、放射線信号を放射するための放射部として作用しないようにすることが可能である。
また別の実施形態では、第1の放射部の長さは、放射線信号の低周波共振点および第1の高周波共振点を決定し、第2の放射部の長さは、放射線信号の第2の高周波共振点を決定する。
また別の実施形態では、第1の放射部は側縁を有し、側縁はスロットを画定し、スロットの内縁長さは、第1の放射部の長さの一部である。
さらに別の実施形態では、スロットの内縁長さが、放射線信号の低周波共振点および第1の高周波共振点を決定する。
一実施形態では、キャリヤの材料は、セラミックである。
一実施形態では、第1の放射部、第2の放射部、および結合部を画定するパターン化導電層が、銀焼成方法によってセラミック上に形成される。
別の実施形態では、キャリヤの材料は、プラスチックである。
また別の実施形態では、第1の放射部、第2の放射部、および結合部を画定するパターン化導電層は、レーザ直接構造化法(LDS)と組み合わせて、高い誘電率を有するプラスチックを用いることによって、プラスチック上に形成される。
別の実施形態では、第1の放射部、第2の放射部、および結合部は、すべて矩形パターンであり、キャリヤ上に設けられる。
また別の実施形態では、第1の放射部および第2の放射部は、ラジエータを構成し、ラジエータおよび結合部は、第1のキャパシタを画定し、結合部および基準接地は、第2のキャパシタを画定し、ラジエータおよび基準接地は、第3のキャパシタを画定し、第1のキャパシタ、第2のキャパシタおよび第3のキャパシタは、放射線信号の周波数帯域幅を決定する。
本開示の一実施形態では、キャリヤは直方体である。
本開示の一実施形態では、直方体は、上面、下面、前面、後面、左面、および右面を有し、第1の放射部および第2の放射部は、ラジエータを構成し、ラジエータおよび結合部は、下面、前面、上面、および後面上に少なくともそれぞれ連続して延びる。
本開示の一実施形態では、アンテナ装置が提供される。アンテナ装置は、キャリヤと、第1の放射部とを備える。第1の放射部は、キャリヤ上に設けられる。第1の放射部の側縁はスロットを画定し、アンテナ装置によって放出された放射線信号の低周波共振点は、スロットの内縁長さの関数である。放射線信号の第1の高周波共振点は、スロットの内縁長さの関数である。
本開示の一実施形態では、放射線信号の低周波共振点とスロットとの間の関係は、
Figure 0006382382
によって表現され、ここで、f1は低周波共振点を表し、Cは真空内での光の伝搬速度を表し、Sは第1の放射部の長さを表し、スロットの内縁長さは、第1の放射部の長さの一部であり、εはキャリヤの誘電率である。
本開示の一実施形態では、放射線信号の第1の高周波共振点とスロットとの間の関係は、
Figure 0006382382
によって表現され、ここで、f2は第2の高周波共振点を表し、Cは真空内での光の伝搬速度を表し、Sは第1の放射部の長さを表し、スロットの内縁長さは、第1の放射部の長さの一部であり、εはキャリヤの誘電率である。
中国特許第102623801号では、直接給電設計が用いられ、その結果、通信周波数帯がかなり狭いという欠陥が生じる。通信周波数帯を広くするために、さらなる放射部を増大させる必要があり、その結果として、アンテナ構造が設計および製造において複雑になる。
中国特許第102683829号、第104701609号、および第103403962号では、結合給電モードが用いられているが、これらの特許に開示されたアンテナ構造はすべて、結合部を所定の放射部として利用し、言い換えると、結合部が放射部の機能を有する。このように、アンテナの性能全体を最適化することは有益ではない。結合部の長さが調整されると、他の放射部のインピーダンスもまたこの調整に起因して影響を受けるため、これらの間の互換がかなり困難になる。したがって、これらの特許におけるアンテナ装置の欠陥は、アンテナ装置の体積がかなり大きいことと、アンテナ装置の設計がかなり複雑であることにある。
比べてみると、本開示のアンテナ装置は、結合給電モードを用い、したがってアンテナ装置は、より広い帯域幅を有し、直接給電モードの欠陥を克服する。さらに、本開示のアンテナ装置の結合部は、結合部が放射部として作用せず(すなわち、放射部の機能を有さず)、本開示の結合部が、エネルギ変換器としてのみ機能し、インピーダンスを調整して機能するように設計される。結合部の長さを調整することによって、共振周波数でのラジエータの放射線信号のインピーダンス(少なくとも放射部によって構成される)をより良好に制御することができ、それによって、ラジエータのインピーダンスをより良好に50オームに適合させることができる。低周波共振点を決定する放射部の形状を、スロットを開口させることによって明確に設計することによって、低周波共振点の多周波数共振が、本開示によって所望される範囲内になることが可能になり得る。言い換えると、アンテナ装置のサイズを増大させることなく、アンテナ装置の動作周波数帯をより広くすることができる。
本開示の技術的特徴および利点は、以下に続く詳細な説明をよりよく理解するために、上記のように広範に要約されている。以下に、本開示の請求項の技術的解決策および他の利点を作り上げる他の技術的特徴が記載される。本開示の当業者においては、本開示と同じ目的を実現するために、以下に開示された概念および特定の実施形態が、他の構成または製造手法を改変または設計するのに容易に用いられ得ることが理解されよう。本開示の当業者においては、そのような同等の構成または手法は、添付の特許請求の範囲によって画定された本開示の趣旨および範囲から逸脱する可能性がないことがさらに理解されよう。
本開示のさまざまな面は、添付の図面に関連してなされた以下の詳細な説明によってもっともよく理解され得る。産業界の標準的な実施様式に従って、特徴は縮尺通りに描かれていないことに留意すべきである。実際に、明確に説明するために、さまざまな特徴が寸法上任意に拡大または縮小されている場合がある。
本開示の一実施形態のアンテナ機器の構成要素の概略図である。 一側から見た図1のアンテナ装置の斜視図である。 他側から見た図1のアンテナ装置の他の斜視図である。 別側から見た図1のアンテナ装置の他の斜視図である。 展開後の図1のパターン化導電層の概略図である。 本開示の一実施形態のアンテナ機器の概略図である。 一側から見た図4Aの領域の部分拡大図である。 他側から見た図4Aの領域の部分拡大図である。 図4Aにおけるアンテナ装置の等価回路の回路図である。 図4Aのアンテナ装置のリターンロス図である。 図4Aのアンテナ装置のスミスインピーダンス図表である。 図4Aのアンテナ装置のスミスインピーダンス図表である。 図4Aのアンテナ装置のスミスインピーダンス図表である。 図4Aのアンテナ装置のスミスインピーダンス図表である。
以下の開示内容は、本開示のさまざまな特徴を実施するために用いられるさまざまな実施形態または例示を提供する。素子および配置の特定の例が、本開示の開示内容を簡略化するように以下に記載される。もちろん、これらは単なる例であり、本開示を限定するために用いられていない。例えば、以下の記載では、第1の特徴が第2の特徴に、またはその上に形成されていることは、第1および第2の特徴が互いに直接接触して形成されている実施形態を含む場合があり、他の特徴が第1の特徴と第2の特徴との間に形成されているため、第1の特徴および第2の特徴が互いに直接接触しない実施形態を含む場合もある。さらに、本開示は、記号および/または素子の特性が異なる例で繰り返されることを可能にし得る。反復は、簡易化および明確化のために用いられるが、さまざまな実施形態および/または述べられた構造の間の関係を特徴づけるためには用いられない。
さらに、本開示は、空間対応用語、例えば「を下回る(below)」、「より低い(lower than)」、「相対的に低い(relative lower)」、「より高い(higher than)」、「相対的に高い(relative high)」等を用いて、一素子または特徴と、他の素子または特徴との間の関係を説明する場合がある。空間対応用語は、使用中の装置または動作のさまざまな向きに加えて、図中に図示された向きを包含するために用いられる。あるいは、装置が(90度回転させるか、または他の向きで)向けられてもよく、本開示における対応する空間の記載は、それに応じて説明され得る。一特徴が他の特徴に、または基板上に形成される場合、それらの間に他の特徴が存在する場合があることが理解されるべきである。
図1は、放射線信号を放出する、本開示の一実施形態のアンテナ機器1の構成要素の概略図である。一実施形態では、アンテナ機器1は、ロングタームエボリューション(LTE)に準拠したアンテナ機器であり、ロングタームエボリューションは、携帯電話およびデータカード端末に適用される高速無線通信規格である。
図1を参照すると、アンテナ機器1は、アンテナ装置10および基板12を備える。アンテナ装置10は、基板12上の係合パッド186および係合パッド188を介して、基板12上に設けられる。アンテナ装置10は、キャリヤ14およびパターン化導電層16を備える。パターン化導電層16は、キャリヤ14上に設けられる。一実施形態では、キャリヤ14は直方体であり、上面、下面、前面、後面、左面、および右面を有する。
一実施形態では、キャリヤ14の材料はセラミックであり、パターン化導電層16は、セラミックであるキャリヤ14上に、銀被覆法を用いることによって設けられる。銀被覆法は、銀焼成法とも称され、銀の層が焼成および溶浸によってセラミックの面上に形成されるもの、すなわち、金属粉が高温処理をもってセラミックの面上にコーティングされ、ガラスを介してセラミックの面上に付着された金属膜が形成されるものを意味する。銀被覆法は、発達したセラミック面メタライゼーション方法であり、その製造プロセスは、セラミックを再処理するステップと、銀スラリーを調整するステップと、銀をコーティングしかつ焼成するステップと(これらは連続して行われる)を含み、銀を焼成するステップの後、最終的な製品が得られる。
別の実施形態では、キャリヤ14の材料はプラスチックであり、パターン化導電層16は、高い誘電率を有するプラスチック(高い誘電率とは、例えば誘電率が8よりも高いことを意味する)を、レーザ直接構造化(LDS)法と組み合わせて用いて、プラスチックであるキャリヤ14上に、電気めっきまたは無電解めっきによって形成されて設けられる。
パターン化導電層16は、第1の放射部162、第2の放射部164、および結合部166を画定する。キャリヤ14上に設けられた結合部166は、送信線182を介して送受信機7に電気接続され、それによって送受信機7からの電気信号を受信し、送受信機7は、送受信能力を有する装置である。いくつかの実施形態では、送受信機7は、製品の集積チップである。さらに、結合部166は、第1の放射部162および第2の放射部164に、電気信号を容量結合させる。
第1の放射部162および第2の放射部164は、両方ともキャリヤ14上に設けられて、ラジエータを構成する。第1の放射部162および第2の放射部164は、接地線184を介して、基準接地として作用しかつ基板12上に設けられた接地面18に接続される。第1の放射部162および第2の放射部164は、電気信号を放射線信号に変換する。第1の放射部162は、放射線信号の低周波共振点および第1の高周波共振点を決定する。第2の放射部164は、放射線信号の第2の高周波共振点を決定する。一実施形態では、第2の高周波共振点は、第1の高周波共振点よりも高い。
図2Aは、一側から見た図1のアンテナ装置10の斜視図である。図2Aを参照すると、第1の放射部162は、キャリヤ14の第1の面A1(キャリヤ14の上面と考えられ得る)および第2の面A2(キャリヤ14の前面と考えられ得る)上に延び、第1の面A1は、第2の面A2に隣接する。一実施形態では、第1の面A1は、第2の面A2に直交する。第2の放射部164は、キャリヤ14の第1の面A1上に延びる。結合部166は、キャリヤ14の第1の面A1および第2の面A2上に延びる。
図2Bは、他側から見た図1のアンテナ装置10の他の斜視図である。図2Bを参照すると、第1の放射部162および第2の放射部164によって共有された共有部165は、第3の面A3(キャリヤ14の下面と考えられ得る)上に延びる。第3の面A3は、第2の面A2に隣接する。一実施形態では、第3の面A3は、第2の面A2に直交し、第1の面A1に対向する。共有部165は、放射部の機能を有する。さらに、共有部165は、図1の接地線184に物理的に接触し、接地線184を介して、基準接地としての接地面18に接続される。結合部166は、キャリヤ14の第2の面A2および第3の面A3上に延びる。第3の面A3上に延びる結合部166の一部は、図1の送信線182に物理的に接触して、それによって送受信機7からの電気信号を受信する。
さらに、素子161および素子163は、キャリヤ14の第3の面A3上に設けられる。素子161は、第1の放射部162から延びて、第1の放射部162に物理的に接触するが、素子161は、放射部の機能を有していない。素子161および素子163は、図1の基板12にアンテナ装置10を固定する。例えば、素子161および素子163は、はんだ付け動作によって、係合パッド188および係合パッド186にそれぞれ取り付けられる。
図2Cは、別側から見た図1のアンテナ装置10のさらなる他の斜視図である。図2Cを参照すると、結合部166は、第1の面A1および第4の面A4(キャリヤ14の後面と考えられ得る)上に延び、第4の面A4は、第1の面A1に隣接している。一実施形態では、第4の面A4は、第1の面A1に直交する。第2の放射部164は、第1の面A1および第4の面A4上に延びる。
第1の放射部162は、第1の面A1および第4の面A4上に延びる。第4の面A4上に位置付けられた第1の放射部162の側縁19は、スロット22を画定する。スロット22は、放射線信号の低周波共振点および第1の高周波共振点を決定し、図3に詳細に示される。本開示の一実施形態では、スロット22の形状は矩形であるが、本開示はこれに限定されない。
図3は、展開後の図1のアンテナ装置10のパターン化導電層16の概略図である。図3を参照すると、パターン化導電層16のパターンを明確に理解するために、キャリヤ14の第1の面A1、第2の面A2、第3の面A3および第4の面A4上に位置付けられたパターン化導電層16は、同じ平面上に展開される。第3の面A3および第4の面A4は、2つの対向する面として描かれているが、しかし実際には、第3の面A3は、第4の面A4に隣接している。
上述のように、第1の放射部162および第2の放射部164によって共有される共有部165は、接地面18に接続される。第1の放射部162を通って流れる電流および第2の放射部165を通って流れる電流は、共有部165を介して接地面18に流れる。このように、共有部165は、第1の放射部162および第2の放射部164を画定する。結論として、共有部165の一側に位置付けられた放射部は、第1の放射部162であり、共有部165の他側に位置付けられた放射部は、第2の放射部164である。さらに、第1の放射部162および第2の放射部164が共有部165を共有しているため、第1の放射部162および第2の放射部164は、ともに組み込まれる。結合部166は、第1の放射部162および第2の放射部164の各々から独立している。
第1の放射部162は、長さX1を有する。第1の放射部162の長さX1は、スロット22の内縁長さと、結合部166に近接する第1の放射部162側の縁の長さとの合計と考えられ得る。第1の放射部162の長さX1は、放射線信号の低周波共振点および第1の高周波共振点を決定する。第1の放射部162の長さX1は、低周波共振点に対応する波長の4分の1である。さらに、第1の放射部162の長さX1は、第1の高周波共振点に対応する波長の4分の3である。第1の高周波共振点は、低周波共振点の3倍の周波数である。
スロット22は幅Wおよび長さLを有し、それによって、スロット22の内縁長さが2W+Lである。低周波共振点と、スロット22の内縁長さとの間の関係は、以下の式1によって表現され得る。
Figure 0006382382
ここで、f1は低周波共振点を表し、Cは真空内での光の伝搬速度を表し、Sは第1の放射部162の長さX1を表し、スロット22の内縁長さは、第1の放射部162の長さX1の一部であり、εはキャリヤ14の誘電率である。
式1からわかるように、放射線信号の低周波共振点は、スロット22の内縁長さの関数である。スロット22の内縁長さが変更されると、放射線信号の低周波共振点もまた変更される。このように、スロット22の長さLおよび/または幅Wを調整することによって、放射線信号の低周波共振点を調整し得る。スロット22の内縁長さがより長くなると、低周波共振点の得られた周波数がより低くなる。
さらに、放射線信号の第1の高周波共振点と、スロット22の内縁長さとの間の関係は、以下の式2によって表現され得る。
Figure 0006382382
ここで、f2は第1の高周波共振点を表す。
式2からわかるように、放射線信号の第1の高周波共振点は、スロット22の内縁長さの関数である。スロット22の内縁長さが変更されると、放射線信号の第1の高周波共振点もまた変更される。このように、スロット22の長さLおよび/または幅Wを調整することによって、放射線信号の第1の高周波共振点を調整し得る。スロット22の内縁長さがより長くなると、第1の高周波共振点の得られた周波数がより低くなる。
スロット22が、結合部166に近接した第1の放射部162の側縁19によって画定され、第1の放射部16の長さX1もまた、結合部166に近接した側の縁の長さの合計であるため、第1の放射部16の長さX1は、スロット22の内縁長さを備える。
さらに、本実施形態では、スロット22は、第4の面A4上に設けられる。しかし、本開示はこれに限定されず、スロット22は、第1の面A1および第2の面A2のうちの1つ上に設けられてもよい。
第2の放射部164は、長さX2を有する。第2の放射部164の長さX2は、結合部166に近接する第2の放射部164側の縁の長さの合計と考えられ得る。第2の放射部164の長さX2は、放射線信号の第2の高周波共振点を決定する。第2の放射部164の長さX2は、第2の高周波共振点に対応する波長の4分の1である。このように、第2の放射部164の長さX2を調整することによって、第2の高周波共振点の共振周波数を調整し得る。
結合部166は、長さL1を有する。結合部166の長さL1は、動作周波数に対応する波長の4分の1未満(例えば、低周波共振点、第1の高周波共振点または第2の高周波共振点)であるように設計され、それによって、結合部166が、アンテナ装置10のインピーダンスを調整するためのみに用いられ、第1の放射部162および第2の放射部164、にエネルギを伝達し、放射線信号を放射するための放射部として作用しないようにすることが可能になる。本開示においては、結合部166は、電気信号を放射線信号に変換するためのみに用いられ、すなわち、エネルギ伝達素子として作用する。
さらに、第1の放射部162、第2の放射部164、結合部166が、キャリヤ14の4つの面(第1の面A1、第2の面A2、第3の面A3、および第4の面A4)上に延びるため、アンテナ装置10が三次元化される。したがって、アンテナ装置10のサイズを、寸法においてさらに低減させることができる。
図4Aは、本開示の一実施形態のアンテナ機器1の概略図である。図4Aを参照すると、アンテナ装置10は、基板12に固定されて、アンテナ機器1を構成する。アンテナ装置10は、送受信機7から電気信号を受信し、電気信号を放射線信号に変換し、放射線信号を放出する。
図4Bは、他側から見た図4Aの領域Aの部分拡大図である。図4Bを参照すると、図4Bは、構造内のアンテナ装置10と送信線182と接地線184との間の接続を明確に図示する。
図4Cは、図4Aの領域の他の部分拡大図である。図4Cを参照すると、図4Cは、第1の放射部162の側縁19によって画定されたスロット22のパターンを明確に図示する。
図5は、図4Aのアンテナ装置10の等価回路5の回路図である。図5を参照すると、等価回路5は、電気信号を受信する入力端Vinと、放射線信号を出力する出力端Voutとを有する。等価回路5は、インダクタL1、インダクタL2、キャパシタC1、キャパシタC2、およびキャパシタC3を備える。
インダクタL1は、結合部166自体の等価インダクタである。キャパシタC1は、第1の放射部162および第2の放射部164および結合部166によって構成されたラジエータによって画定されたキャパシタである。キャパシタC2は、結合部166および接地面18によって画定されたキャパシタである。キャパシタC3は、第1の放射部162および第2の放射部164および接地面18によって構成されたラジエータによって画定されたキャパシタである。インダクタL2は、接地線184自体の等価インダクタである。
インダクタL1、キャパシタC1、およびキャパシタC2はすべて、結合部166に関連付けられる。したがって、結合部166の形状および位置は、インダクタL1、キャパシタC1、およびキャパシタC2に直接影響する。結合部166の形状および位置を調整することによってインダクタL1、キャパシタC1、およびキャパシタC2が調整され、アンテナ装置10の共振周波数のインピーダンスが最適化され得る。さらに、キャパシタC1、キャパシタC2、およびキャパシタC3は、アンテナ装置10のインピーダンスを決定する。
さらに、アンテナ装置10のインピーダンスは、インダクタL1を調整することによって調整されてもよく、これは、図7A、図7B、図7C、および図7Dにおける実施形態に詳細に示される。本開示においては、結合部166の長さL1は、アンテナ装置10のインピーダンスを調整するためのみに用いられ、放射線信号の周波数共振点を決定するためには用いられない。結合部166の長さL1は、周波数共振点に有意には影響しない。したがって、結合部166の長さL1は、アンテナ装置10によって放出された放射線信号によって所望される周波数によって制約されない。このように、アンテナ装置10のインピーダンスをデバッグすることは、さらに都合がよい。
図6は、図4Aのアンテナ装置10のリターンロス図である。図6を参照すると、横軸は周波数であり、縦軸はデシベル(db)である。曲線Vは、低周波共振点60、第1の高周波共振点62および第2の高周波共振点64を有する。低周波共振点60は、LTE規格に要求される約698MHz〜約960MHzの低周波数範囲を画定する。第1の高周波共振点62および第2の高周波共振点64は、LTE規格に要求される約1710MHz〜約2690MHzの高周波数範囲を画定する。
図7A、図7B、図7C、および図7Dは、図4Aのアンテナ装置10のスミスインピーダンス図表である。図7Aを参照すると、曲線S1は、結合部166がその元の長さであり、点P1および点P2が、LTE規格に要求される低周波数698MHzおよび低周波数960MHzをそれぞれ表すケースを表す。図7Cを参照すると、曲線S2は、結合部166が元の長さに対して2mmだけ低減されているケースを表す。曲線S1と曲線S2との間の比較から理解されるように、放射線信号の帯域幅が基本的には変化しない状態では、結合部166の長さL1を変化させることによって、アンテナ装置10のインピーダンスは、LTE規格に要求される低周波数で有意に変化する。
図7Bを参照すると、曲線S3は、結合部166がその元の長さであり、点P3および点P4が、LTE規格に要求される高周波数1710MHzおよび高周波数2700MHzをそれぞれ表すケースを表す。図7Dを参照すると、曲線S4は、結合部166が元の長さに対して2mmだけ低減されているケースを表す。曲線S3と曲線S4との間の比較から理解されるように、放射線信号の帯域幅が基本的には変化しない状態では、結合部166の長さL1を変化させることによって、アンテナ装置10のインピーダンスは、LTE規格に要求される高周波数で有意に変化する。したがって、結合部166の長さL1を調整することによって、アンテナ装置10のインピーダンスが調整され、それによって、アンテナ装置10のインピーダンスと送信線182のインピーダンスとが、インピーダンスにおいて整合することを可能にし得る。
さらに、上記されたように、結合部166の長さL1を変更することでは、リターンロスを有意に変化させない。したがって、結合部166の長さを調整することによって、アンテナ装置10のインピーダンスが調整された場合、リターンロスへの所望しない影響に関して懸念する必要がない。結合部166がインピーダンスを調整するためのみに用いられるため、アンテナ装置10の設計が平易になる。
本開示においては、アンテナ装置10は、第1の放射部162、第2の放射部164、および結合部166を有する。第1の放射部162は、所望の周波数帯での放射線信号の低周波共振点および第1の高周波共振点を決定する。第2の放射部164は、放射線信号の所望の第2の高周波共振点を決定する。キャパシタによって行われる供給(容量結合)は、結合部166によって画定され、第1の放射部162および第2の放射部164は、十分な帯域幅を得るために有益であり、設計におけるアンテナ装置10の小型化および多周波数帯の目的を実現する。
さらに、本開示においては、パターン化導電層16は、キャリヤ14の面上に設けられる。キャリヤ14は、高い誘電率(高い誘電率は、例えば、誘電率が8よりも高いことを意味する)を有するセラミック、またはプラスチック材料で作られ、したがって、アンテナ装置10のサイズがさらに低減される。
加えて、低周波共振点を決定する第1の放射部162のパターンを設計する(すなわち、1つのスロット22を形成する)ことによって、低周波共振点の多周波数共振が、放射線信号によって所望される範囲内になる(低周波共振点の第2の高周波が、所望の周波数範囲内にちょうど入る)ことができ、それによって、アンテナ装置10のサイズが増大されないことを前提として、アンテナ装置10の動作周波数帯がより広くなる。
中国特許第102623801号では、直接給電設計が用いられ、その結果、通信周波数帯がかなり狭いという欠陥が生じる。通信周波数帯を広くするために、さらなる放射部を増大させる必要があり、その結果として、アンテナ構造が設計および製造において複雑になる。
中国特許第102683829号、第104701609号、および第103403962号では、結合給電モードが用いられているが、これらの特許に開示されたアンテナ構造はすべて、結合部を所定の放射部として利用し、言い換えると、結合部が放射部の機能を有する。このように、アンテナの性能全体を最適化することは有益ではない。結合部の長さが調整されると、他の放射部のインピーダンスもまたこの調整に起因して影響を受けるため、これらの間の互換性がかなり困難になる。したがって、これらの特許におけるアンテナ装置の欠陥は、アンテナ装置の体積がかなり大きいことと、アンテナ装置の設計がかなり複雑であることにある。
いくつかの実施形態の特徴が上記の内容で要約されており、それによって、当業者においては、本開示の開示内容のさまざまな態様がよりよく理解されるであろう。本開示の当業者においては、他の製造手法または構成を設計または改変して、その結果同様の目的を実現し、および/または本開示の実施形態の同様の利点を達成するために、本開示の開示内容が容易に用いられ得ることが理解されよう。本開示の当業者においては、そのような同等の手法または構成は、本開示の開示内容の趣旨および範囲から逸脱する可能性がなく、当業者がさまざまな変更、代替、および置換を行ってもよく、これらは本開示の開示内容の趣旨および範囲から逸脱しないことがさらに理解されよう。
以下のように、参照番号が表される。
1 アンテナ機器
7 送受信機
10 アンテナ装置
12 基板
14 キャリヤ
16 パターン化導電層
18 接地面
19 側縁
162 第1の放射部
164 第2の放射部
166 結合部
182 送信線
184 接地線
186 係合パッド
188 係合パッド
A1 第1の面
A2 第2の面
A3 第3の面
A4 第4の面
165 共有部
161 素子
163 素子
22 スロット
W 幅
L 長さ
L1 長さ
X1 長さ
X2 長さ
A 領域
Vout 出力端
Vin 入力端
L1 インダクタ
L2 インダクタ
C1 キャパシタ
C2 キャパシタ
C3キャパシタ
GND 接地
V 曲線
60 低周波共振点
62 第1の高周波共振点
64 第2の高周波共振点
S1 曲線
S2 曲線
S3 曲線
S4 曲線
P1 点
P2 点
P3 点
P4 点

Claims (17)

  1. キャリヤと、
    該キャリヤ上に設けられた第1の放射部と、
    前記キャリヤ上に設けられ、前記第1の放射部と電気接続する第2の放射部であって、前記第1の放射部および前記第2の放射部が、共有部を共有し、該共有部が、接地面に直接接続される、第2の放射部と、
    前記第1の放射部および前記第2の放射部に電気信号を容量結合させるために、前記キャリヤ上に設けられた結合部であって、前記第1の放射部および前記第2の放射部が、前記電気信号を、前記アンテナ装置によって放出された放射線信号に変換する、結合部と、を備え
    前記キャリヤは、上面、下面、前面、後面、左面、および右面を有し、前記第1の放射部および前記第2の放射部が、ラジエータを構成し、該ラジエータおよび前記結合部が、前記下面、前記前面、前記上面、および前記後面上に少なくともそれぞれ連続して延びる、アンテナ装置。
  2. 前記共有部が、接地線に物理的に接触し、該接地線が前記接地面に電気接続される、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記結合部が、前記第1の放射部および前記第2の放射部から絶縁される、請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記結合部が、前記第1の放射部および前記第2の放射部から独立している、請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 前記結合部の長さが、前記放射線信号の動作周波数に対応する波長の4分の1未満であり、それによって、前記結合部が、アンテナ装置のインピーダンスを調整するためのみに用いられ、前記第1の放射部および前記第2の放射部にエネルギを伝達することが可能であるが、前記放射線信号を放射するための前記放射部として作用しないようにすることが可能である、請求項1に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1の放射部の長さが、前記放射線信号の低周波共振点および第1の高周波共振点を決定し、前記第2の放射部の長さが、前記放射線信号の第2の高周波共振点を決定する、請求項1に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第1の放射部、前記第2の放射部および前記結合部が、すべて矩形パターンであり、前記キャリヤ上に設けられる、請求項1に記載のアンテナ装置。
  8. 前記第1の放射部および前記第2の放射部が、ラジエータを構成し、該ラジエータおよび前記結合部が、第1のキャパシタを画定し、前記結合部および基準接地が、第2のキャパシタを画定し、前記ラジエータおよび前記基準接地が、第3のキャパシタを画定し、前記第1のキャパシタ、前記第2のキャパシタおよび前記第3のキャパシタが、前記放射線信号の周波数帯域幅を決定する、請求項1に記載のアンテナ装置。
  9. 前記第1の放射部が側縁を有し、該側縁がスロットを画定し、該スロットの内縁長さが、前記第1の放射部の長さの一部である、請求項1に記載のアンテナ装置。
  10. 前記スロットの内縁長さが、前記放射線信号の低周波共振点および第1の高周波共振点を決定する、請求項9に記載のアンテナ装置。
  11. 前記キャリヤの材料がセラミックである、請求項1に記載のアンテナ装置。
  12. 前記第1の放射部、前記第2の放射部および前記結合部を画定するパターン化導電層が、銀焼成方法によって前記セラミック上に形成される、請求項11に記載のアンテナ装置。
  13. 前記キャリヤの材料が、プラスチックである、請求項1に記載のアンテナ装置。
  14. 前記第1の放射部、前記第2の放射部および前記結合部を画定するパターン化導電層が、レーザ直接構造化法と組み合わせて、高い誘電率を有するプラスチックを用いることによって、該プラスチック上に形成される、請求項13に記載のアンテナ装置。
  15. 前記アンテナ装置によって放出された前記放射線信号の低周波共振点が、前記スロットの内縁長さの関数であり、前記放射線信号の第1の高周波共振点が、前記スロットの内縁長さの関数である、請求項9に記載のアンテナ装置。
  16. 前記放射線信号の低周波共振点と前記スロットとの間の関係が、
    Figure 0006382382
    によって表現され、ここで、f1が前記低周波共振点を表し、Cが真空内での光の伝搬速度を表し、Sが前記第1の放射部の長さを表し、前記スロットの内縁長さが、前記第1の放射部の長さの一部であり、εが前記キャリヤの誘電率である、請求項15に記載のアンテナ装置。
  17. 前記放射線信号の第1の高周波共振点と前記スロットとの間の関係が、
    Figure 0006382382
    によって表現され、ここで、f2が前記第2の高周波共振点を表し、Cが真空内での光の伝搬速度を表し、Sが前記第1の放射部の長さを表し、前記スロットの内縁長さが、前記第1の放射部の長さの一部であり、εが前記キャリヤの誘電率である、請求項15に記載のアンテナ装置。
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