JP6527865B2 - 無線周波数信号を送受信するための装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的にアンテナの分野に係り、特に、“コードレス”又は“ワイヤレス”との同じ意味を持つものとして広く一般に用いられている表現で呼ばれるネットワークがカバーする地域において自由に通信することができるように、現状では最大10ギガヘルツ(GHz=10ヘルツ)程度の周波数範囲の信号を典型的には送受信するあらゆる種類の小型及び携帯型電子デバイスが用いる小型アンテナに関する。
いわゆる“ワイヤレス”通信システムは、増え続ける利用人口によって益々日常的にほぼ絶え間なく使用されていて、全てのシステムは、それらを規制する標準規格技術によって定められた周波数帯の信号を受信するため、また、より頻繁に送信するためのアンテナを有する。その技術は、主に携帯電話、特に、GSM(登録商標)(Global system for mobile communications,グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ)と呼ばれる世界的な地域カバー率を有する規格に基づいた携帯電話に関する。
高感度受信アンテナを要する広く用いられている他の通信システムは、GPS(global positioning system,グローバル・ポジショニング・システム)である。このシステムは、人工衛星ネットワークからの信号をデコードすることによって、非常に正確な受信機の地理的位置を、事実上、地球のどこにおいても得ることを可能にする。GPS受信機は、携帯電話に多く見られ、また、PDA(personal digital assistant,パーソナル・デジタル・アシスタント)の機能と、インターネットの世界的ネットワークへの接続機能とを全て有するあらゆる種類のいわゆる“スマートフォン”にも見られる。
ワイヤレスネットワークは、代わりに、限られた地域のみをカバーすること、更には、端末間の最大10メートル程度の通信を可能にする“Bluetooth(登録商標)”のように非常に限られた地域のみのカバーすることも想定され得る。より広範に用いられている他の通信規格は、“Wi‐Fi”と呼ばれるものであり、建物、政府の敷地、会社の敷地、カフェの敷地等の公衆が頻繁に訪れる限られた地域内にワイヤレス・ローカル・ネットワーク又はLAN(local area network,ローカル・エリア・ネットワーク)を形成することができる。
小さくなり続ける、特に厚さが非常に薄くなる筐体によって課される寸法制限に適合することが必要な小型化にもかかわらず、上記デバイスのアンテナは、動作周波数全体にわたる最大効率を維持しなければならない。その効率はアンテナに固有の損失に依存し、その損失は、伝搬媒体と電子制御回路との間でのアンテナの挙動を評価することができるS(散乱パラメータ)と呼ばれるパラメータを用いて一般的に測定される。一般的に、パラメータSは、当該技術分野において高周波(マイクロ波)又は無線周波数と呼ばれることが多い上記周波数範囲において動作するリニアパッシブ又はアクティブ回路の挙動を測定及び評価するのに用いられるものとされてきた。パラメータSは、利得、損失、制御回路とアンテナとの間に観測されるインピーダンス不整合に起因する電圧定在波比等の回路の電気特性を推定することを可能にする。アンテナの整合性は、特に、アンテナの反射損失を表すパラメータS11(デシベル(dB)単位で表される)によって定められる。S11の値が低いほど、整合性が良くなり、アンテナの全体的な効率が良くなる。
パラメータS11は、周波数に依存し、アンテナの帯域幅を定めることができ、つまり、S11が所定の閾値未満(典型的には−6dBのレベルに定められる)である周波数帯を定める。この条件下では、制御電子回路によって伝えられたパワーの四分の一が反射によって失われて、四分の三がアンテナによって有用に放射される。
アンテナの帯域幅はより広くも狭くもなり、その中心周波数のパーセンテージで表されることが多い。帯域幅が数パーセントであるアンテナは、狭動作帯を有するものとされる。このタイプのアンテナは特定の応用に適している。例えば、GPS受信機については、帯域幅が2%程度であるアンテナで十分である。
帯域幅が15%以上であるアンテナは、広動作帯を有するものとされる。帯域幅が20%以上であるアンテナは、超広帯域幅を有する。このタイプのアンテナは、UWB(ultra‐wide band,超広帯域)と言われる。
超広帯域アンテナの使用は、多数の利点を提供する可能性がある。単一の広帯域アンテナが、複数の無線周波数規格を同時にカバーすることができる。これは、スマートフォン等のマルチサービスワイヤレスデバイスに組み込む必要があるアンテナの数を減らし、コスト面での利点を提供するだけでなく、同一のスマートフォンの異なるアンテナ同士の間に生じ得る寄生結合等の解決が難しい技術的問題を解決することを可能にする。
更に、増え続ける大量のデータをダウンロード及び送信すること、特にビデオ信号を送信することを可能にするのに必要されるアプリケーションの開発が、より広い帯域幅を提供する通信規格を標準化団体に策定させてきた。例えば、2002年には、3.1から10.6GHzの範囲のいわゆるUWB規格の周波数帯が、Wi‐Fiタイプの短距離通信用に割り当てられた(それぞれ528MHzの幅を有する14の周波数帯を代表する6のグループとして)。UWBベースの通信アプリケーションの出現は特筆すべきものであり、容易に産業化され、安価で、容易に集積される超広帯域アンテナの解決策の必要性を強調している。
しかしながら、広帯域小型アンテナの実現は、かなりの理論的及び技術的問題に直面している。特に、送信される波長に関して小型アンテナを得ることは、その帯域幅を劇的に減らすというその目的に逆行することのみによって可能であることはよく知られている。
"Miniature Ceramic Dual‐PIFA Antenna to Support Band Group 1 UWB Functionality in Mobile Handset"、IEEE TRANSACTION ON ANTENNA AND PROPOGATION、VOL.59、NO.1、2011年1月 "Band‐Notched Ultrawide Band Planar Inverted‐F Antenna"、International Journal of Antennas and Propagation、Volume 2012、Article ID 513829
従って、本発明の一課題は、同一の筐体内において実装されるアンテナのサイズを減らす一方で、制御回路がその動作に十分な広帯域幅を維持することができるようにすることによって、この問題の解決策を提供することである。
本発明の他の課題、特徴及び利点は、以下の説明及び添付図面から明らかとなる。他の利点も含まれ得ることは理解されたい。
本発明は、少なくとも広帯域アンテナ及び基板を備えた、無線周波数信号を送受信するための装置に関し、アンテナは、少なくとも一つの第一の放射面を備え且つ接地面の上に重ねられていて、接地面は基板の第一の面の上に位置し、少なくとも一つの給電サイドタン及び少なくとも一つの側壁が少なくとも第一の放射面に接続される。アンテナは、第一の放射面と結合することによって励起されるように構成された少なくとも一つの第二の放射面を備え、側壁は、基板の第一の面の反対側の基板の第二の面の上に位置する結合トレースに接続され、側壁及び結合トレースは、少なくとも第一の放射面、場合によっては第二の放射面と接地面との間の容量結合部として機能するように構成される。
また、本発明は、少なくとも広帯域アンテナ及び基板を備えた、無線周波数信号を送受信するための装置を製造するための方法にも関し、アンテナは少なくとも一つの第一の放射面を備え且つ接地面の上に重ねられ、接地面は基板の第一の面の上に位置し、本方法は、アンテナを形成するステップと、基板の上にアンテナを取り付けるステップとを備える。アンテナを形成するステップは、有利には、第一の放射面と結合することによって励起されるように構成された少なくとも一つの第二の放射面をアンテナが備えるように行われる。アンテナを取り付けるステップは、基板の第一の面の反対側の基板の第二の面の上に位置する結合トレースに側壁が接続されるように行われて、側壁及び結合トレースが少なくとも第一の放射面と接地面との間の容量結合部として機能するように構成される。
本発明のアンテナは、接地面の上方において動作するように設計され、アンテナを用いるアプリケーションカード上の配置の高い自由度を設計者に与え、追加の制約を課さない。主な問題は、接地面の近接性がアンテナを共振させて不十分なものにすることであるが、この問題は、本願の構造によって解決される。更に、使用物質、製造及び組み立てを含むアンテナの実施コストが、使用される無線周波数モジュールの全体的なコストと比較して低くなる。
本発明に係るアンテナは、複数の共振の結合によって可能とされるアンテナの広帯域動作を実現する。
本発明の目的、課題、特徴及び利点は、以下説明の添付図面に実証される本発明の実施形態の詳細な説明においてより具体的になる。
図1a、1b、1cは、小型アンテナの従来の組み込みを示す。 アンテナが制御無線周波数チップの上に配置されている本発明の目的を示す。 無線周波数チップを備える多層基板の上に置かれる本発明に係るアンテナの一例を示す。 基板及びRFチップの例を示す。 折り畳み後にアンテナを得るために金属片に施される切断を示す。 アンテナを取り付ける前に、基板上に存在する部品にオーバーモールディング610を設ける、可能な実施形態を示す。 部品を覆った後に想定されるアンテナの取り付けを示す。 アンテナの第一の放射面を示す。 図9a、9bは、第一の放射面の動作を示す。 アンテナと基板の接地面との間に設けられる容量結合を示す。 図11a、11bは、容量結合部を備えたアンテナの動作を示す。 第二の共振器、つまり第二の放射面を追加したアンテナを示す。 図13a、13bは、アンテナの動作に対する第二の放射面の影響を示す。 アンテナの調整可能なパラメータを示す。 図15a、15bは、7から9GHzの範囲の周波数帯をカバーするようにパラメータが調整された本発明に係るアンテナの動作を示す。 図16a、16bは、図15a、15bに対応するアンテナの利得及び効率を与える。 図17a、17bは、図15a、15bに対応するアンテナの放射の図を示す。 矩形ではない表面で形成された本発明に係るアンテナの例である。
添付図面は例として与えられるものであって、本発明を限定するものではない。
本発明の詳細な実施形態の説明を始める前に、組み合わせて又は代替的に使用可能な任意の特徴を以下に与えておく:
‐ 結合トレース416は、値がεS/eである結合キャパシタを形成するように構成され、ここで、εは基板410を構成する誘電体の誘電率、Sは結合トレース416の表面積、eは基板410の第二の面の上に位置する結合トレース416と、基板410の第一の面の上に位置する接地面との間の厚さである。
‐ アンテナ310は、第一の放射面318の長さ寸法820の方向に沿った少なくとも一つの第一の共振と、第一の放射面318の幅寸法810の方向に沿った少なくとも一つの第二の共振とを発生させるように構成される。
‐ 側壁316は、基板410の厚さの方向に平行な平面内に存在し且つ第一の放射面318の幅寸法810の方向に沿った少なくとも一つの第一の部分を備える。
‐ 側壁316は、基板410の厚さの方向に平行な平面内に存在し且つ第一の放射面318の長さ寸法820の方向に沿った少なくとも一つの第二の分を備える。
‐ 側壁316の第一の部分及び第二の部分は、電気的に接触して結合トレース416の上に取り付けられる。
‐ アンテナ310は、第一の放射面318と結合することによって励起されるように構成された少なくとも一つの第二の放射面312を備える。
‐ アンテナ310は、第二の放射面312の長さ寸法1210の方向に沿って第三の共振を発生させるように構成される。
‐ 第一の放射面318は、第二の放射面312の長さ寸法1210よりも長い長さ寸法820を有する。
‐ 第一の放射面318及び第二の放射面312は矩形又は多角形である。
‐ 少なくとも第一の放射面318はL字型を形成し、L字の第一の辺は第一の放射面318の長さ820の方向に沿って延伸し、L字の第二の辺は第一の放射面318の幅810の方向に沿って延伸する。
‐ 第二の放射面312は、より小さな寸法の第一の放射面318の相似形である。
‐ 給電サイドタン314は、基板410の第二の面の上に位置する給電トレース414と接触するように構成される。
‐ アンテナ310は、少なくとも第一の放射面318と基板410の第二の面との間に少なくとも一つのチップ412を収容するためのキャビティを形成する。
‐ 給電トレース414はチップ412の接続部413に接続される。
‐ 本方法が備えるアンテナ310を形成するステップは、金属板を切断するステップと、これに続いて、金属板を折り曲げるステップとを備える。
‐ 本方法は、アンテナを取り付けるステップの終わりに、少なくともアンテナ310を覆うように構成されたオーバーモールディング610を設けるステップを備える。
‐ 本方法は、アンテナ310を取り付けるステップの前に、基板410の第二の面の上に存在する少なくとも一つのチップ412にオーバーモールディング610を設けるステップを備える。
‐ 本方法は、オーバーモールディング610を設けるステップの終わりに、金属層を堆積させるステップと、これに続いて、金属層をエッチングしてアンテナ310を形成するステップとを備える。
筐体アンテナ又はAIP(antenna‐in‐package,アンテナ・イン・パッケージ)のコンセプトは、無線周波数信号を送受信するための無線周波数チップ、アンテナ、アンテナ整合ネットワーク、他の無線周波数部品という部品を組み込むことができる全ての解決策を含む。アンテナを同一の電子モジュール内に集積する典型的な例が図1a、1b、1cに示されている。
AIP解決策の主な利点は、外部アンテナと比較して表面を顕著に節約することに加えて、無線周波数チップとそのアンテナとの間の整合が専門スタッフによるモジュールの設計中において一度で実現されるという点である。図1aに示されるように、無線周波数チップ115を支持する印刷回路110又はPCB(printed circuit board,プリント回路板)上にアンテナ111が形成されている従来の解決策では、性能は、集積段階中に無線周波数の専門スタッフの介在を含んで適用されるPCBの特徴に直接依存する。実際、この段階中に同時に想定されることは、コネクタ119を介して外界に向けて無線周波数チップ及びその配線117を従来通りに配置することだけではなくて、超高周波数の送受信ではより問題になることとして、アンテナが全ての必要な効率を有する無線周波数信号を放射及び受信することができるようにする、アンテナ及びその整合部113の配線である。
図1bは、無線周波数集積の解決策を容易にするようにアンテナ自体を個別部品121の上に配置する場合を示す。これは、典型的には、セラミックモジュール自体をPCB上にはんだ付けすることを含む。アンテナ121と無線周波数信号115との間の整合部113を設けるため、専門スタッフの介在が必要とされる。
図1cは、従来の最も一般的な解決策を示し、無線周波数チップ及びアンテナが重ならない個々の表面131,133を占有する。これは、PCBを構成する基板134を広げることによって為される。実際、アンテナ111の良好な放射は、シールドを形成し得る金属表面が全く存在しないことを課す。これは、特に、電子部品、特に無線周波数チップ115を受けるPCBの領域131に常に存在する接地面に当てはまる。
アンテナ111を受けるために基板134を広げる解決策では、モジュール110の総表面が、モジュール110が占有する表面によって増えることに留意されたい。しかしながら、その利点は、オーバーモールディングと呼ばれる層132の被覆後におけるモジュールの厚さ135が、市場競争力があるように極めて薄いタブレットタイプの製品を重視する通信装置の製造業者によって課される厚さ制限に容易に対応可能なままとなり得る点である。
しかしながら、マイクロエレクトロニクス産業で製造される全ての部品に当てはまる、部品のサイズを小さくし続けなければならないという数十年間にわたって続く傾向のため、少なくとも一つのアンテナ111と少なくとも一つの無線周波数チップ115を重ねて、アンテナの送受信の効率を維持しながら、水平方向の寸法を追加的に減少させることを考慮しなければならなくなっている。これが図2に示されて、図2は、無線周波数チップ115が接地面を備えているにもかかわらず、無線周波数チップ115の上にアンテナ111を配置することが望まれる目的物を示す。このアプローチでは、アセンブリ220の厚さが、アンテナ111が基板134の延長部に配置されている図1cに示される場合よりも実質的に厚くなってはならないという追加的な制限が課される。これは、無線周波数チップ115を、厚さが薄いタブレットタイプの通信デバイスに常に集積可能であるということである。
接地面の上に配置可能なUWBアンテナは専門誌に記載されているが、未だ十分なものではない。例えば、非特許文献1が挙げられる。非特許文献1には、近傍に位置する他の部品の存在によって性能が顕著に影響を受けないアンテナが記載されているが、そのアンテナの寸法は本発明の目的に対応可能なものではない。特に、その厚さは6ミリメートル(mm)であって厚過ぎ、一方、本発明に係る通信モジュール210の基板134と、アンテナ111のオーバーモールディング領域132と、無線周波数部品230のオーバーモールディング領域とを含む全体220の所望の厚さは、有利にはミリメートルのオーダーであって、2ミリメートルを超えないことが望ましい。
非特許文献2に記載されているUWBアンテナにも同じことが当てはまる。そのアンテナの厚さも、本発明の目的に合致するには厚過ぎる(4.5mm)。
以下の図面に記載されているアンテナは、本発明の目的に合致し、寸法、特に厚さを減少させながら、UWB規格の全周波数範囲において信号を送受信することができる。
図3に示されるように、本発明に係るアンテナ310は、そのアンテナと相互作用する多層基板410の上に存在するものとされる。
そのような基板410の一例が図4に示されていて、典型的には少なくとも無線周波数チップ412を支持し、その無線周波数チップ412から、送信信号がアンテナ310を介して放射される。アンテナの他の明らかな機能は、無線周波数チップ412によって増幅される他のアンテナによる送信信号を収集して、それを受信システムが利用するようにすることである。一般的に、基板410は一つよりも多い部品を支持することに留意されたい。無線周波数チップ412に加えて、一般的には、基板410は、図1aから1cにおいて述べたような無線周波数整合部品(図4に示さず)も備える。図4の例では、無線周波数チップ412と基板410との間の配線413は、金ワイヤの使用に基づいた“ワイヤボンディング”と呼ばれる非常に一般的なマイクロエレクトロニクスの手法によって設けられる。この場合、典型的には、無線周波数チップ412は、ボンディングや、はんだ付けによって基板410に取り付けられる。本発明の実施に不都合の無い、当業者に周知の他の配線及び組み立て方法も使用可能である。
図3に示されるアンテナ310は、以下の素子を備える:
‐ 少なくとも一つの第一の放射面318(“パッチ”と呼ばれる)。この用語は、図3の例のように金属構造体の典型的に平坦な切断面を称するものとして当該分野において一般的に使用されている。
‐ アンテナによって捕捉される無線周波数信号を受信する機能も果たすアンテナ310の給電サイドタン(舌状部)314。この給電サイドタン314は、基板410の第二の面上に位置する給電トレース414と接触するように構成される。特に有利には、給電トレース414はチップ412の接続部413に接続される。
‐ 第一の放射面318に接続され、結合トレース416を介してアンテナ310、特に第一の放射面318と図4に示される接地面との間の容量結合部として機能するL字型の側壁316。側壁316は、基板410の厚さの方向に平行な面内にあり、第一の放射面318の幅寸法810の方向に沿った少なくとも一つの第一の部分を備える。また、側壁316は、基板410の厚さの方向に平行な面内にあり、第一の放射面318の長さ寸法820の方向に沿った少なくとも一つの第二の部分を備える。側壁316の第一の部分及び第二の部分は、電気的に接触し、はんだ付けによって結合トレース416に取り付けられる。
典型的には、アンテナ310は金属板(例えば、銅金属片)から形成可能であり、その金属板には、図5に示されるような適切な形状510を得るように切断が行われる。次に、曲げツールを用いて、図3に示されるような所望の三次元構造を得る。薄い金属部の切断及び折り曲げは、例えば、集積回路キャリアを製造するためや、遮蔽用筐体を実現するためにエレクトロニクス産業において広く用いられている。これらの方法は安価で大量生産に対応可能である。組み立て中における機械的安定性のため、追加のレッグ(図示せず)を切断中に得ることができる。これらのレッグは、基板410のどの金属層に接続も結合もされず、アンテナ310の動作を乱さない。その役割は、組み立て中におけるアンテナの機械的支持を保証することに限られる。
マイクロエレクトロニクス産業において一般的に実施されている上述の実施形態の他の多数の手段も、本発明に係るアンテナを得るのに用いることができる。これは特に、化学エッチングや、プラスチック筐体の金属化に基づいた当業者に周知の方法に関する。
図6は、アンテナ310の取り付けの最後に設けられる、基板410の第二の面上に存在している部品及び接続手段を保護するためのオーバーモールディング610の可能な実施形態を示す。基板410の第二の面上に存在する部品(特に、少なくともアンテナ310及び少なくとも一つの無線周波数チップ412の部品)の被覆又はオーバーモールディングは、製品を被覆するのに一般的に行われる工程であって、被覆される部品の時間経過に対する安全性及び安定性を保証する。
図7は、場合によっては被覆後の、アンテナの性能を保証するアンテナ310の取り付けを示す。部品のオーバーモールディングは任意であるが、システムの電気的性能に影響を与えない有用な工程である。アンテナ310は、任意で、基板410の上に取り付けられた部品と、配線413との保護の役割を単独で担い得る。有利には、オーバーモールディングが、機械的剛性と、耐微粒子保護とをもたらす。特に有利には、アンテナ310は接地面の上方に位置する。好ましくは、アンテナ310は、少なくとも第一の放射面318と接地面との間に少なくとも一つのチップ412を収容することができるキャビティを形成する。アンテナ310を取り付けるステップは、側壁316が結合トレース416に接続されるように行われる。
図示されていない他の可能な実施形態は、オーバーモールディング610上に直接アンテナ310をエッチングすることを含む。この場合、オーバーモールディング610は必ず存在する。オーバーモールディングを形成した後に、金属層で覆い(堆積、スプレー)、例えば化学的にエッチングして、例えば、金属片から得られるアンテナ310の多様な素子を形成する。
図8以降はアンテナ310の動作を示す。本発明の係るアンテナの原理は、有利には、十分に結合させて、複数の共振を発生させて、それら共振の近接性を広帯域アンテナ310を得るのに用いることができるようにすることを含む。以下、アンテナの設計ステップを説明する。
図8に示されるように、第一のステップでは、アンテナ310の主放射素子を構成する第一の放射面318が、例えば矩形に画定される。図示されるように、第一の放射面318は、一側面に位置する給電サイドタン314を介して励起される。また、図示されるように、第一の放射面318は、L字型の側壁316によって機械的に支持される。標準的な実施形態では、第一の放射面318は、側壁316を介して、基板410の接地面に接続され、その接地面は、基板410の第二の面の反対側の基板410の第一の面に位置する。一実施形態によると、接地面は、基板410が多層である場合の最下層である。この構造は、PIFA(planar inverted F antenna,板状逆Fアンテナ)と呼ばれる広く用いられているタイプのアンテナを構成する。この構造は、図9aに示される二重共振を発生させることができる。アンテナの周波数に対応する波長は、一般的にλと呼ばれ、最低共振周波数910は、第一の放射面318の最大寸法、つまり、その長さ820の方向に沿って、波長の四分の一(λ/4)に対応する一つの共振モードに基づいている。同様に、最高共振周波数920は、アンテナ310の幅に対応する。図9a及び9bに示されるように、二つのモードは適切に結合されない。
以下の例では、アンテナ310は、UWB規格のグループ6に対応する7〜9GHzにおいて動作するように最適化される。
図10、図11a及び11bは、本発明の第二のステップを示し、第二のステップは、二つの共振モードでの間のより良い結合を得るために、第一の放射面318の二つの共振を整合させて、近付けることを含む。本発明は、アンテナ310の側壁316と基板410の接地面との間の電気接続を、容量結合1010に置換することを含む新たな手法を適用する。従って、この場合、図4に示したように、側壁316は、基板410の第二の面上に位置する金属結合トレース416に接続されるが、基板410の第一の面上に位置する接地面には接続されない。この結合トレース416は、εS/eの値の結合キャパシタを形成し、ここで、εは基板410を構成する誘電体の誘電率、Sは結合トレース416の表面積、eは基板410の第二の面上に位置する結合トレース416と基板410の第一の面上に位置する接地面との間の厚さである。図11a及び11bに示されるように、二つの共振1110及び1120は近づいて、より良いインピーダンス整合が観測される。
図12、図13a及び13bは、第二の放射面312として第二の共振器を取り付ける本発明の第三のステップを示す。第二の放射面312は、第一の放射面318の隣に取り付けられ、第一の放射面318との容量結合によって励起される。好ましくは、第一の放射面318及び第二の放射面312は、同じ側壁316のレベルで接続される。第一の放射面318及び第二の放射面312は、有利には、三空間方向において互いに振動しない。側壁316は、基板410の第一の面の反対側の基板410の第二の面上に位置する結合トレース416に接続され、側壁316及び結合トレース416は、第一の放射面318、第二の放射面312と、接地面との間の容量結合として機能するように構成される。
図13a及び13bは、第一の放射面318及び第二の放射面312を備えるアンテナ310の周波数挙動を示す。三つの共振モードが存在するのが見て取れ、これらは、上記第一の放射面318の二つの共振に加えて、第二の放射面312の共振1310に対応する。第三の共振は、追加の共振器、つまり第二の放射面312の長さ寸法1210の方向に沿ったλ/4のモードに対応する。
図14は、共振周波数を変化させて、三つのモード間の効率的な結合を得ることを可能にする調整可能なアンテナ310のパラメータを示す。特に、広帯域におけるアンテナの動作が、互いに結合された複数の放射面312、318の存在と、以下のパラメータの調整とによる複数の共振の結合によって可能とされる。
‐ 第一の放射面318の長さ(L1)及び幅(I1): 820、810;
‐ 第二の放射面312の長さ(L2): 1210;
‐ 結合キャパシタの値(C): 1010;
‐ 第一の放射面318と第二の放射面312との間の間隔(d): 1410;
‐ 給電サイドタン314と側壁316との間の距離(D): 1420;
‐ アンテナ310の高さ(h): 1430;
‐ 使用される物質の誘電率(ε)。
好ましい一実施形態によると、第一の放射面318は、第二の放射面312の長さ1210よりも長い長さ寸法820を有する。
図15a及び15bは、7から9GHzの範囲の周波数帯で動作するように上記原理に従って開発されたUWBアンテナで得られた結果を示す。アンテナ310をAIPモジュールに組み込むことを可能にするため、モジュールの外部寸法を市場による小型化の目的、特に厚さに対応可能にしたままで、高さ1430、長さ820、幅810等の各パラメータが最大寸法に設定される。
基板410に使用される誘電体も、製造コストを可能な限り低く維持するために、標準的な物質の使用に基づく。
上記異なる複数の調整可能なパラメータに対する研究で、7から9GHzの範囲の周波数帯で動作し、AIPモジュールに組み込まれるアンテナ310を得ることができ、この例では、アンテナの寸法は、一辺7mmの正方形で厚さ1.5mmの底面を有する平行六面体である。検討されている周波数帯の中心周波数、つまり8GHzを波長に変換すると、真空中で37.5mmの波長λに対応し、本発明に係るアンテナ310の具体的なこの例は、水平寸法(正方形の辺)に対してλ/5、高さに関してλ/25程度の寸法を有する。
図15a及び15bは、アンテナ310の優れた挙動を明らかにしていて、適切に結合された複数の共振が、中心周波数において25%を表す−6dBで2GHz程度の広帯域アンテナ310を得ることを可能にしている。この帯域は、UWB規格の周波数範囲のグループ6の全てのチャネルをカバーする。
図16a及び16bは、利得及び効率に関してそれぞれ表されたアンテナ310の放射性能を示す。これらの結果は、アンテナ310が、図面に示されるインピーダンス整合に関して、そのアンテナが設計された全周波数帯において良好に機能するだけではなく、注入パワーのdB単位での利得(図16a)及びパーセンテージ単位での効率によって表される放射パワーの点においても優れた挙動を有することも示している。
図17a及び17bは、携帯電話型の接地面を備えたPCB1520の上に配置されたAIPモジュール1510自体に含まれる場合における、二つの直交する方向(φ=0及びφ=90)でのアンテナの計算放射値の図を示す。アンテナ310が、予想通りに、PCBの上半分の空間において均一に放射していることが明らかになっている。
図18は、本発明に係るアンテナ310が、矩形や多角形だけではない第一の放射面318及び第二の放射面312からも良好に構成可能であることを示す。研究されたもの以外のあらゆる種類の形状が、同じ動作原理及び関連する利点を維持しながら適したものとなり得る。図18は、研究されたより複雑な形状の例を示し、この形状は、矩形の放射面312、318に関してもっぱら説明された上記図面のものと同様の優れた結果を与える。この実施形態によると、少なくとも第一の放射面(318)が、L字を形成し、Lの第一の辺は第一の放射面(318)の長さ(820)の方向に沿って延伸し、Lの第二の辺は第一の放射面(318)の幅(810)の方向に沿って延伸する。Lの第一の辺及びLの第二の辺は有利には90°の角度を成す。屈曲は、Lの第一の辺及びLの第二の辺の交差部に形成される。第二の放射面312は、好ましくは、長さ及び幅がより小さい第一の放射面318の相似形である。
本発明は、上述の実施形態に限定されず、その精神内のあらゆる実施形態に拡張される。
310 アンテナ
312 第二の放射面
314 給電サイドタン
316 側壁
318 第一の放射面
410 基板
416 結合トレース

Claims (18)

  1. 少なくともアンテナ(310)及び基板(410)を備えた無線周波数信号を送受信するための装置であって、前記アンテナ(310)が少なくとも一つの第一の放射面(318)を備え且つ接地面の上に重ねられていて、前記接地面が前記基板(410)の第一の面の上に配置されていて、少なくとも一つの給電サイドタン(314)及び少なくとも一つの側壁(316)が少なくとも前記第一の放射面(318)に接続されていて、
    前記アンテナ(310)が、前記第一の放射面(318)との結合によって励起されるように構成された少なくとも一つの第二の放射面(312)を備え、
    前記側壁(316)が、前記基板(410)の第一の面の反対側の前記基板(410)の第二の面の上に配置された結合トレース(416)に接続されていて、前記側壁(316)及び前記結合トレース(416)が、少なくとも前記第一の放射面(318)、前記第二の放射面(312)と前記接地面との間の容量結合部として機能するように構成されていて、
    前記アンテナ(310)が、前記第一の放射面(318)の長さ寸法(820)の方向に沿った少なくとも一つの第一の共振と、前記第一の放射面(318)の幅寸法(810)の方向に沿った少なくとも一つの第二の共振とを発生させるように構成されていることを特徴とする装置。
  2. 前記結合トレース(416)が、εS/eの値を有する結合キャパシタを形成するように構成されていて、εが前記基板(410)を構成する誘電体の誘電率であり、Sが前記結合トレース(416)の表面積であり、eが前記基板(410)の第二の面の上に位置する前記結合トレース(416)と前記基板(410)の第一の面の上に位置する前記接地面との間の厚さである、請求項1に記載の装置。
  3. 前記側壁(316)が、前記基板(410)の厚さの方向に平行な平面内にあり且つ前記第一の放射面(318)の幅寸法(810)の方向に沿った少なくとも一つの第一の部分を備える、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記側壁(316)が、前記基板(410)の厚さの方向に平行な平面内にあり且つ前記第一の放射面(318)の長さ寸法(820)の方向に沿った少なくとも一つの第二の部分を備える、請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記側壁(316)の第一の部分及び第二の部分が電気的に接触して前記結合トレース(416)の上に取り付けられている、請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記アンテナ(310)が前記第二の放射面(312)の長さ寸法(1210)の方向に沿って第三の共振を発生させるように構成されている、請求項1に記載の装置。
  7. 前記第一の放射面(318)が、前記第二の放射面(312)の長さ寸法(1210)よりも長い長さ寸法(820)を有する、請求項に記載の装置。
  8. 前記第一の放射面(318)及び前記第二の放射面(312)が矩形又は多角形である、請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  9. 少なくとも第一の放射面(318)がL字を形成し、前記L字の第一の辺が前記第一の放射面(318)の長さ(820)の方向に沿って延伸し、前記L字の第二の辺が前記第一の放射面(318)の幅(810)の方向に沿って延伸している、請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記第二の放射面(312)が、より小さな寸法を有する前記第一の放射面(318)の相似形である、請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記給電サイドタン(314)が、前記基板(410)の第二の面の上に位置する給電トレース(414)と接触するように構成されている、請求項1から10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記アンテナ(310)が、少なくとも前記第一の放射面(318)と前記基板(410)の第二の面との間に少なくとも一つのチップ(412)を収容するためのキャビティを形成している、請求項11に記載の装置。
  13. 前記給電トレース(414)が前記チップ(412)の接続部(413)に接続されている、請求項12に記載の装置。
  14. 少なくともアンテナ(310)及び基板(410)を備えた無線周波数信号を送受信するための装置を製造する方法であって、前記アンテナ(310)が少なくとも一つの第一の放射面(318)を備え且つ接地面の上に重ねられ、前記接地面が前記基板(410)の第一の面の上に位置し、前記方法が、前記アンテナ(310)を形成するステップと、前記基板(410)の上に前記アンテナ(310)を取り付けるステップとを備え、
    前記アンテナ(310)を形成するステップが、前記第一の放射面(318)と結合することによって励起されるように構成された少なくとも一つの第二の放射面(312)を前記アンテナ(310)が備えるように行われ、
    前記アンテナ(310)を取り付けるステップが、前記基板(410)の第一の面の反対側の前記基板(410)の第二の面の上に位置する結合トレース(416)に側壁(316)が接続されるように行われ、前記側壁(316)及び前記結合トレース(416)が、少なくとも前記第一の放射面(318)、前記第二の放射面(312)と前記接地面との間の容量結合部として機能するように構成され
    前記アンテナ(310)が、前記第一の放射面(318)の長さ寸法(820)の方向に沿った少なくとも一つの第一の共振と、前記第一の放射面(318)の幅寸法(810)の方向に沿った少なくとも一つの第二の共振とを発生させるように構成されることを特徴とする方法。
  15. 前記アンテナ(310)を形成するステップが、金属板を切断するステップと、前記金属板を折り曲げるステップとを備える、請求項14に記載の方法。
  16. 前記アンテナを取り付けるステップの終わりに、少なくとも前記アンテナ(310)を覆うように構成されたオーバーモールディング(610)を設けるステップを行う、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記アンテナ(310)を取り付けるステップの前に、前記基板(410)の第二の面の上に存在する少なくとも一つのチップ(412)にオーバーモールディング(610)を設けるステップを行う、請求項14又は15に記載の方法。
  18. 前記オーバーモールディング(610)を設けるステップの終わりに、金属層を堆積させるステップと、前記金属層をエッチングして前記アンテナ(310)を形成するステップとを行う、請求項17に記載の方法。
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