JP6382247B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、サイクロン式の集塵部を着脱自在に備えた電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機は特許文献1に開示されている。この電気掃除機は電動送風機を内装した本体部を備えている。被掃除面に対向する吸込口体には樹脂成形品の延長パイプが接続され、本体部に設けた接続口と延長パイプとが可撓性の接続ホースによって接続される。
本体部内には電動送風機の前方にサイクロン式の集塵部が配される。集塵部は上面に開口面を有する断面円形の有底筒状の集塵容器を備えている。集塵容器の周面には接続口に連通して接続口からの空気を周接線方向に流入させる流入口が設けられる。集塵容器内には流入口から流入する空気によって旋回気流が形成される。
集塵容器の上面の開口面には平面視円形のフィルタが配される。フィルタは集塵容器に対して着脱自在のフィルタ保持部により保持され、フィルタ保持部の下面には集塵容器の中心軸上に配される内筒が突出して設けられる。内筒の周面には気流の流出口が開口する。
フィルタの上方には本体部の外装を形成するカバー部が設けられる。カバー部はフィルタ保持部に対して着脱自在に設けられ、上面に使用者が把持する把持部が設けられる。把持部を把持して集塵部を本体部に対して着脱することができる。カバー部の内面にはフィルタと電動送風機との間を連通させる連通路が形成され、カバー部の背面に連通路の端面である集塵部排気口が開口する。
上記構成の電気掃除機において、電動送風機の駆動によって吸込口体から被掃除面上の塵埃が空気とともに吸い込まれる。吸込口体から吸い込まれた空気は延長パイプ及び接続ホースを介して流入口から集塵部の集塵容器内に流入する。集塵容器に流入した空気は集塵容器内で旋回し、遠心力によって大きい塵埃が分離されて集塵容器内に堆積する。
大きい塵埃が除去された気流は流出口を介して内筒内を流通し、フィルタによって細かい塵埃が捕集される。細かい塵埃が除去された気流は連通路を流通し、集塵部排気口を介して集塵部から流出する。集塵部から流出した空気は電動送風機を通過して外部に排気される。これにより、被掃除面の掃除を行うことができる。
集塵部を本体部から脱着してカバー部と一体にフィルタ保持部を集塵容器から脱着すると、集塵容器に堆積した塵埃を廃棄することができる。また、フィルタ保持部からカバー部を脱着すると、フィルタの清掃を行うことができる。
特許第4378420号公報(第5頁−第13頁、第6図、第8図)
しかしながら、上記従来の電気掃除機によると、フィルタの清掃を行う際にカバー部がフィルタ保持部から脱着される。このため、フィルタの清掃が完了するとカバー部をフィ
ルタ保持部に装着する作業を必要として電気掃除機の利便性が悪い問題があった。また、平面視略円形のフィルタ保持部に対するカバー部の装着方向が使用者に解りにくいため、電気掃除機の利便性をより悪くしていた。
本発明は、利便性を向上できる電気掃除機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、電動送風機を内装する本体部にサイクロン式の集塵部を着脱自在に設けた電気掃除機において、前記集塵部は、上面に開口面を有する断面円形の有底筒状に形成されるとともに周面に気流の流入口が設けられる集塵容器と、前記開口面に配される平面視円形のフィルタと、前記フィルタに沿う周面を有して前記フィルタを保持するとともに前記集塵容器に対して着脱自在のフィルタ保持部と、前記本体部の外装を形成して内面に前記フィルタと前記電動送風機との連通路を形成するとともに前記フィルタ保持部の周面に設けたヒンジ部で枢支されるカバー部とを備え、前記ヒンジ部が、前記カバー部と前記フィルタ保持部との一方に設けられるとともに周方向に離れて同軸に配される第1軸部及び第2軸部と、前記カバー部と前記フィルタ保持部との他方に設けられるとともに第1軸部及び第2軸部をそれぞれ支持する第1軸受部及び第2軸受部とを有することを特徴としている。
この構成によると、電動送風機の駆動によって流入口から塵埃を含む気流が集塵容器に流入して集塵容器内に旋回気流が形成される。集塵容器に流入した大きな塵埃は旋回気流による遠心力によって分離され、細かい塵埃はフィルタにより捕集される。塵埃が除去された気流はカバー部の内面に形成される連通路を流通し、電動送風機を通過して外部に排気される。集塵部を本体部から脱着してカバー部と一体にフィルタ保持部を集塵容器から脱着すると、集塵容器に堆積した塵埃を廃棄することができる。また、ヒンジ部でフィルタ保持体に枢支されるカバー部を回動して開くとフィルタの清掃を行うことができる。ヒンジ部の第1、第2軸部は周方向に離れるため、平面視略円形のフィルタ保持体の周面に接近して配置される。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記集塵部が前記本体部に対して上方から着脱されるとともに前記カバー部の背面に前記連通路の排気口を開口し、前記ヒンジ部を前記カバー部の背面に形成して前記排気口よりも前方に配置したことを特徴としている。
この構成によると、塵埃が除去された気流は連通路を流通し、カバー部の背面に開口する排気口を介して電動送風機に導かれる。ヒンジ部は排気口よりも前方に配置されるため、集塵部を本体部に対して上方から円滑に着脱することができる。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記集塵容器及び前記フィルタ保持部の一方に設けられて他方に係合する係合状態と該係合状態を解除する解除状態との間を可動のクリップを備え、前記クリップが第1軸部と第2軸部との間に配されることを特徴としている。
この構成によると、クリップは例えば集塵容器の周面に設けられ、第1軸部と第2軸部との間でフィルタ保持部に係合してフィルタ保持部が集塵容器に装着される。クリップがフィルタ保持部との係合を解除されるとフィルタ保持部が集塵容器から脱着される。クリップをフィルタ保持部に設けてもよい。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、第1軸受部及び第2軸受部は、軸方向の両端に配されて第1軸部または第2軸部が嵌合するとともに周面の一部に開放部を有す
る断面C字型の嵌合部と、両方の前記嵌合部間に配されて第1軸部または第2軸部に係合する弾性体から成る係合爪とを有することを特徴としている。
この構成によると、第1軸部は第1軸受部の両端の嵌合部に開放部から挿入され、係合爪に係合して脱落が防止される。第2軸部は第2軸受部の両端の嵌合部に開放部から挿入され、係合爪に係合して脱落が防止される。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、第1軸部及び第2軸部を前記カバー部に設けるとともに第1軸受部及び第2軸受部を前記フィルタ保持部に設け、前記開放部の対向する壁面が第1軸部及び第2軸部との接点から斜め上方に延びることを特徴としている。
この構成によると、カバー部に設けられる第1軸部はフィルタ保持部に設けられる第1軸受部の両端の嵌合部に開放部から挿入され、係合爪に係合する。カバー部に設けられる第2軸部はフィルタ保持部に設けられる第2軸受部の両端の嵌合部に開放部から挿入され、係合爪に係合する。開放部の壁面は第1軸部及び第2軸部との接点から斜め上方に延び、カバー部を開いて第1軸部及び第2軸部の周方向に荷重を加えても第1軸部及び第2軸部の脱落が防止される。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、ハンドルの操作により前記フィルタを叩打して除塵する除塵部材を設け、前記カバー部を開いた際に前記ハンドルが露出することを特徴としている。この構成によると、カバー部を開いてハンドルが操作されると、除塵部材がフィルタを叩打してフィルタに捕集された塵埃が脱落する。フィルタから脱落した塵埃は開口面から集塵容器内に落下する。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記カバー部の開放角度を規制するストッパを設け、前記カバー部は前記ストッパに当接した際に前記フィルタの上方から退避することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記カバー部と前記フィルタ保持部との閉止状態をロックするロック部材と、下方に付勢されて前記カバー部を閉じた状態で前記フィルタ保持部を押圧する押圧部材とを備え、前記ロック部材による前記カバー部と前記フィルタ保持部との閉止状態を解除した際に前記カバー部が前記押圧部材により所定量持ち上げられることを特徴としている。この構成によると、所定の操作によってロック部材によるカバー部とフィルタ保持部との閉止状態が解除されると、押圧部材の付勢によりカバー部がポップアップする。
本発明によると、カバー部がヒンジ部でフィルタ保持体に枢支され、ヒンジ部が周方向に離れた同軸の第1軸部及び第2軸部と、第1軸部及び第2軸部をそれぞれ支持する第1軸受部及び第2軸受部とを有するので、カバー部を回動により開いてフィルタの清掃を行うことができる。このため、フィルタの清掃完了時にカバー部の装着作業を省くことができる。また、第1、第2軸部によってカバー部を周方向に広い範囲で枢支するとともに枢支軸の撓みを低減することができる。これにより、カバー部の開閉時の安定性を向上させることができる。加えて、ヒンジ部を平面視略円形のフィルタ保持部の周面に接近して配置することができる。これにより、本体部に対して着脱される集塵部の小型化を図ることができ、塵埃の廃棄等による集塵部の運搬時の負担を軽減することができる。従って、電気掃除機の利便性を向上することができる。
本発明の実施形態の電気掃除機を示す斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機の本体部を示す側面断面図 本発明の実施形態の電気掃除機の本体部の集塵部を脱着した状態を示す側面断面図 本発明の実施形態の電気掃除機の集塵部を示す斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機の集塵部を示す背面図 図5のA−A断面図 本発明の実施形態の電気掃除機の集塵部を示す側面断面図 図5のB−B断面図 図8のD部詳細図 本発明の実施形態の電気掃除機の集塵部のカバー部を開いた状態を示す斜視図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の電気掃除機を示す斜視図である。電気掃除機1は電動送風機6(図2参照)を内装する本体部2を備えている。本体部2の背面には引き出し及び収納が可能な電源コード8が設けられる。電源コード8は電源プラグ9を先端に有し、商用電源のコンセントに差し込んで本体部2に電力供給される。
本体部2の前面には可撓性の接続ホース3が接続され、接続ホース3の先端には延長パイプ4が接続される。延長パイプ4の先端には床面に対峙する吸込口(不図示)を有した吸込口体5が設けられる。また、延長パイプ4にはパイプ把持部13及び操作部14が設けられる。使用者により操作部14を操作して掃除運転が実行され、パイプ把持部13を把持して吸込口体5を移動させる。
図2は本体部2の側面断面図を示している。本体部2は本体カバー10により覆われ、後部に電動送風機6が配される。本体カバー10の前面には接続ホース3(図1参照)を接続する接続口10aが開口し、背面には排気口10bが開口する。電動送風機6の前方には集塵室19が設けられ、集塵室19内にはサイクロン式の集塵部20が配される。詳細を後述するように集塵部20の集塵容器22は透明樹脂から成り、集塵容器22内を視認できる窓部10cが本体カバー10に設けられる。
集塵部20は接続口10aに連通する流入口22a及び塵埃を除去した気流が流出する集塵部排気口42aが設けられる。集塵部排気口42aと電動送風機6との間はダクト15により連結される。
集塵部20の上部には本体カバー10に連続して本体部2の外装を形成するカバー部40が配される。カバー部40の上面には後部で枢支される回動自在の把持部41が設けられ、カバー部40の上部後方には本体カバー10に係合する係合部43が設けられる。係合部43は把持部41の回動によって前後に進退する。
本体カバー10にカバー部40の前部を掛けて後方の係合部43を係合させることによって集塵部20が本体部2に装着される。把持部41の先端を引き上げると係合部43が前進して本体カバー10との係合を解除され、図3に示すように集塵部20を本体部2から上方に脱着することができる。これにより、集塵部20で集塵した塵埃を廃棄することができる。
図4、図5は集塵部20の斜視図及び背面図を示している。また、図6は図5のA−A断面図を示し、図7は集塵部20の分解斜視図を示している。集塵部20はカバー部40
、フィルタ保持部50及び集塵容器22を有している。
集塵容器22は透明樹脂から成り、上面に開口面22bを有した断面略円形の有底筒状に形成される。集塵容器22の前部の周面には接続口10a(図2参照)に連通して接続ホース3(図1参照)からの気流が流入する流入口22aが設けられる。集塵容器22には流入口22aを介して周接線方向に気流が流入し、集塵容器22内に旋回気流が形成される。これにより、サイクロン式の集塵装置が形成され、気流に含まれる塵埃を遠心力により分離する。また、集塵容器22の後部の周面には水平軸で回動自在のクリップ23が設けられる。
フィルタ保持部50はフィルタ37を保持する。フィルタ37は平面視円形のプリーツフィルタから成り、軸方向に垂直な方向に山部と谷部とが連続するように折り曲げて形成される。これにより、フィルタ37は広い捕集面積を有し、集塵容器22の開口面22bを覆って塵埃を捕集する。
フィルタ保持部50は平面視円形のフィルタ37の周面に沿う環状部50aを有し、集塵容器22に対して着脱自在に設けられる。集塵容器22にフィルタ保持部50の前部を掛けてクリップ23をフィルタ保持部50の背面に係合させた係合状態に配置すると、フィルタ保持部50が集塵容器22に装着される。クリップ23を回動してフィルタ保持部50との係合を解除した係合解除状態に配置すると、集塵容器22からフィルタ保持部50を脱着することができる。
フィルタ保持部50の下面には内筒51が突出して設けられる。内筒51は集塵容器22と同軸に配され、周面に気流の流出口51aが設けられる。また、フィルタ保持部50には後述するように、フィルタ37により捕集した塵埃を除塵する除塵装置30(図10参照)が設けられる。
カバー部40の上面は前方が下がる傾斜面に形成され、カバー部40の内部にはフィルタ37とダクト15(図2参照)とを連通させる連通路42が形成される。カバー部40の背面には連通路42の端面である集塵部排気口42aが開口する。カバー部40は背面に設けたヒンジ部60によってフィルタ保持部50に枢支され、フィルタ37の上方を開閉する。
ヒンジ部60はカバー部40に設けた第1、第2軸部61、62とフィルタ保持部50に設けた第1、第2軸受部71、72とを有している。第1、第2軸部61、62はカバー部40と一体に成形され、第1、第2軸受部71、72はフィルタ保持部50の環状部50aと一体に成形される。第1、第2軸部61、62及び第1、第2軸受部71、72は集塵部排気口42aの開口縁よりも前方に設けられる。これにより、本体部2に対して上方から集塵部20を容易に着脱することができる。
第1軸部61はカバー部40の下面から下方に突出する支持部61a、61bにより両端が支持される。第2軸部62も同様に、カバー部40の下面から下方に突出する支持部62a、62bにより両端が支持される。第1軸部61及び第2軸部62は周方向に離れて同軸に設けられ、第1軸部61と第2軸部62との間にクリップ23が配される。また、内側の支持部61b、62bにはそれぞれ後方に突出する突出部61c、62cが設けられる。
第1軸受部71及び第2軸受部72はフィルタ保持部50の環状部50aの外周面に突設される。第1軸受部71は第1軸部61が嵌合する嵌合部71a、71bを軸方向の両端に有し、嵌合部71a、71bの間に係合爪71eが設けられる。第2軸受部72も同
様に、第2軸部62が嵌合する嵌合部72a、72bを軸方向の両端に有し、嵌合部72a、72bの間に係合爪72eが設けられる。
図8は図5の第1軸受部71の嵌合部71aを通るB−B断面図を示している。また、図9は図8のD部詳細図を示している。尚、第2軸受部72も第1軸受部71と同じ構造に形成される。嵌合部71a、71bは断面C字型に形成され、周面の一部を開放して第1軸部61を挿入する開放部71cを有している。開放部71cの上下の壁面71dは第1軸部61との接点から斜め上方に延びて形成され、嵌合部71a、71bが斜め上方に向かって開口する。
係合爪71eは弾性変形可能に形成され、第1軸部61を嵌合部71a、71bに挿入する際に下方に退避して挿入後に第1軸部61の周面に係合する。係合爪72eも同様に、弾性変形可能に形成され、第2軸部62を嵌合部72a、72bに挿入する際に下方に退避して挿入後に第2軸部62の周面に係合する。係合爪71e、72eの係合によってカバー部40を開いた際に第1軸部61及び第2軸部62が第1軸受部71及び第2軸受部72から脱落することが防止される。
図10はカバー部40を開いた状態を示す斜視図である。突出部61c、62c(図7参照)がそれぞれ第1軸受部71及び第2軸受部72に設けたストッパ71f、72f(図5参照)に当接し、カバー部40の開放角度が規制される。この時、カバー部40の下面が集塵容器22の中心軸に対して上方が離れるように傾斜し、カバー部40がフィルタ37の上方から退避する位置に配置される。これにより、カバー部40を開いた状態でフィルタ37の清掃を容易に行うことができる。
また、前述の図9に示すように嵌合部71a、71bの開放部71c及び嵌合部72a、72bの開放部72c(不図示)が斜め上方に向かって開口する。このため、突出部61c、62cがストッパ71f、72fに当接した状態でカバー部40を開く方向に荷重が加わっても、第1軸部61及び第2軸部62は開放部71c、72cの壁面に当接する。これにより、第1軸部61及び第2軸部62の脱落を確実に防止することができる。この時、カバー部40に大きな荷重が加わると、開放部71c、72cから第1軸部61及び第2軸部62が脱落してヒンジ部60の破損を防止することができる。
カバー部40の前部の下面にはフック46及び押圧部材45が設けられる。フック46はカバー部40と一体に設けられ、周方向に弾性変形可能に形成される。押圧部材45は前述の図7に示すように、カバー部40に設けた孔部40aに挿通される。孔部40aの上方はカバー部40の上面に係止されるリング部材44によって塞がれる。押圧部材45とリング部材44との間には押圧部材45を下方に付勢する圧縮バネ(不図示)が配される。
図10において、フィルタ保持部50の環状部50aにはヒンジ部60に対して径方向に対向した前部に当接部54及びロック部材52が設けられる。当接部54は押圧部材45が当接し、押圧部材45の付勢力によって押圧される。ロック部材52は周方向に可動に設けられ、圧縮バネ(不図示)によって一方向(矢印E1方向)に付勢される。ロック部材52はフック46が係合してカバー部40とフィルタ保持部50との閉止状態をロックする。
ロック部材52を付勢力に抗して他方向(矢印E2方向)に移動させると、ロック部材52とフック46との係合が解除される。これにより、カバー部40とフィルタ保持部50との閉止状態が解除される。この時、押圧部材45は圧縮バネ(不図示)の付勢力によって当接部54を押圧し、カバー部40の前部がポップアップして所定量持ち上げられる
。これにより、把持部41(図3参照)やカバー部40の前部を把持してカバー部40を容易に開くことができる。
フィルタ保持部50にはフィルタ37を除塵する除塵装置30が設けられる。除塵装置30はフィルタ37を貫通する軸部31b(図6参照)で支持された回転自在の回転体31を備えている。回転体31は複数の放射状の腕部31aを有し、腕部31aには使用者が把持するハンドル34が設けられる。また、軸部31bの下部にはフィルタ37の下方に配される可撓性の除塵部材33(図6参照)が取り付けられる。
カバー部40を開くとハンドル34が露出し、ハンドル34を把持して回転体31を回転させるとフィルタ37が除塵部材33により叩打される。これにより、フィルタ37に捕集された塵埃が集塵容器22内に脱落し、フィルタ37の除塵を行うことができる。
上記構成の電気掃除機1において、電動送風機6の駆動によって吸込口体5から床面の塵埃が吸い込まれ、延長パイプ4及び接続ホース3を流通する。塵埃を含む気流は接続口10a及び流入口22aを介して集塵部20の集塵容器22に流入し、集塵容器22内に旋回気流を形成する。旋回気流の遠心力によって気流に含まれる比較的大きな塵埃が除去され、集塵容器22内に堆積する。
大きな塵埃が除去された気流は流出口51aから内筒51内に流出して上昇し、フィルタ37により細かい塵埃が捕集される。フィルタ37を通過した気流は集塵部排気口42aを介して集塵部20から流出する。集塵部20から流出した気流はダクト15を流通し、電動送風機6を介して排気口10bから排気される。
把持部41を引き上げると係合部43と本体カバー10との係合が解除され、集塵部20が集塵室19から脱着される。クリップ23の回動によってフィルタ保持部50がカバー部40と一体に集塵容器22から脱着されると、集塵容器22内の塵埃が廃棄される。また、ロック部材52の操作によってカバー部40を開くと、除塵装置30によるフィルタ37の除塵やフィルタ37の水洗い等を行うことができる。
本実施形態によると、カバー部40がヒンジ部60でフィルタ保持体50に枢支され、ヒンジ部60が周方向に離れた同軸の第1軸部61及び第2軸部62と、第1軸部61及び第2軸部62をそれぞれ支持する第1軸受部71及び第2軸受部72とを有する。これにより、カバー部40を回動により開いてフィルタ37の清掃を行うことができる。このため、フィルタ37の清掃完了時にカバー部37の装着作業を省くことができる。
また、第1、第2軸部61、62によってカバー部40を周方向に広い範囲で枢支するとともに一つの枢支軸で形成するよりも枢支軸の撓みを低減することができる。これにより、カバー部40の開閉時の安定性を向上させることができる。加えて、ヒンジ部60を平面視略円形のフィルタ保持部50の周面に接近して配置することができる。これにより、本体部2に対して着脱される集塵部20の小型化を図ることができ、塵埃の廃棄等による集塵部20の運搬時の負担を軽減することができる。従って、電気掃除機1の利便性を向上することができる。
また、カバー部40の背面に連通路42の集塵部排気口42a(排気口)が開口し、ヒンジ部60をカバー部40の背面に形成して集塵部排気口42aよりも前方に配置したので、本体部2の上方から集塵部20を容易に着脱することができる。
また、集塵容器22とフィルタ保持部50とを係脱するクリップ23が第1軸部61と第2軸部62との間に配されるので、第1、第2軸部61、62間のスペースを有効利用
して集塵部20のより小型化を図ることができる。尚、クリップ23をフィルタ保持部50に設けて集塵容器22に係脱させてもよい。
また、第1軸受部71は第1軸部61が嵌合する嵌合部71a、71bを軸方向の両端に有し、嵌合部71a、71bは周面の一部に開放部71cを有する断面C字型に形成される。加えて、両方の嵌合部71a、71b間には第1軸部61に係合する弾性体の係合爪71eが設けられる。
同様に、第2軸受部72は第2軸部62が嵌合する嵌合部72a、72bを軸方向の両端に有し、嵌合部72a、72bは周面の一部に開放部72cを有する断面C字型に形成される。加えて、両方の嵌合部72a、72b間には第2軸部62に係合する弾性体の係合爪72eが設けられる。従って、係合爪71e、72eの係合によって第1軸部61及び第2軸部62の脱落を容易に防止することができる。
また、開放部71c、72cの対向する壁面71d、72d(72dは不図示)が第1軸部61及び第2軸部62との接点から斜め上方に延びるので、カバー部40を開いた際の脱落をより確実に防止することができる。
また、ハンドル34の操作によりフィルタ37を叩打して除塵する除塵部材33を設け、ハンドル34がカバー部40を開いた際に露出する。このため、ヒンジ部60によりカバー部40を開いてフィルタ37の除塵を行い、除塵が完了するとカバー部40が閉じられる。従って、フィルタ37の除塵を行った後のカバー部40の装着作業を省くことができる。
また、カバー部40の開放角度を規制するストッパ71f、72fを設け、カバー部40はストッパ71f、72fに当接した際にフィルタ37の上方から退避するので、カバー部40を装着した状態でフィルタ37の清掃を行うことができる。
また、ロック部材52によるカバー部40とフィルタ保持部50との閉止状態を解除した際にカバー部40が押圧部材45により所定量持ち上げられる。従って、押圧部材45によりカバー部40がポップアップし、カバー部40を容易に開くことができる。
本実施形態において、ヒンジ部60の第1、第2軸部61、62をカバー部40に設けて第1、第2軸受部71、72をフィルタ保持部50に設けているが、第1、第2軸部61、62をフィルタ保持部50に設けて第1、第2軸受部71、72をカバー部40に設けてもよい。
また、電気掃除機1が電動送風機6を内装する本体部2に吸込口体5が接続ホース3を介して接続されるキャニスター型に形成されるが、本体部2に吸込口体5を一体に設けた縦型の電気掃除機であってもよい。
本発明によると、サイクロン式の集塵部を着脱自在に備えた電気掃除機に利用することができる。
1 電気掃除機
2 本体部
3 接続ホース
4 延長パイプ
5 吸込口体
6 電動送風機
10 本体カバー
13 パイプ把持部
14 操作部
15 ダクト
19 集塵室
20 集塵部
22 集塵容器
22a 流入口
23 クリップ
30 除塵装置
31 回転体
33 除塵部材
34 ハンドル
37 フィルタ
40 カバー部
41 把持部
42 連通路
42a 集塵部排気口
43 係合部
44 リング部材
45 押圧部材
46 フック
50 フィルタ保持部
51 内筒
51a 流出口
52 ロック部材
54 当接部
60 ヒンジ部
61 第1軸部
61a、61b、62a、62b 支持部
61c、62c 突出部
62 第2軸部
71 第1軸受部
71a、71b、72a、72b 嵌合部
71c、72c 開放部
71e、72e 係合爪
71f、72f ストッパ
72 第2軸受部

Claims (2)

  1. 電動送風機が配される本体部に集塵部を着脱可能に設けた電気掃除機において、
    前記電気掃除機において、吸塵用のホースの接続口が配される側を前方、排気口が配される側を後方として、
    前記集塵部は、塵埃が堆積する集塵容器と、
    前記集塵部の上部に配されるカバー部と、
    前記カバー部に設けられ、回動する把持部と、
    前記カバー部の上部後方から前記カバー部の後方に突出して設けられ、前記本体部に係合して前記集塵部を前記本体部に装着させる係合部とを備え、
    前記集塵部は、前記本体部に装着されたときに前記集塵部の中心軸が前記本体部の垂直方向に対して斜め後方に傾く配置となり
    前記把持部は、前記カバー部の上面後方で枢支され、
    前記把持部を引き上げると前記係合部と前記本体部との係合が解除され、前記集塵部が前記本体部から脱着される電気掃除機。
  2. 前記係合部は、斜面部を有することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
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