JP6382134B2 - 基地局装置、端末装置、通信システムおよび通信方法 - Google Patents
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Description
一態様として、基地局装置では、前記サブキャリアごとのデータ列は、前記データについて、変調方式、変調レートまたは符号化レートのうちの1以上の情報を含む、構成が用いられてもよい。
一態様として、基地局装置では、前記サブキャリアごとのデータ列は、前記データについて、変調方式、変調レートおよび符号化レートのすべての情報を含む、構成が用いられてもよい。
一態様として、基地局装置では、前記サブキャリアごとのデータ列は、前記フレーム全体のチャネル幅の情報を含む、構成が用いられてもよい。
一態様として、基地局装置では、前記サブキャリアごとのデータ列は、データ通信に必要な時間を予約するための時間の情報を含む、構成が用いられてもよい。
一態様として、基地局装置では、前記宛先の情報として、前記宛先の装置に設定される識別情報のうちの一部の情報が用いられる、構成が用いられてもよい。
一態様として、基地局装置では、前記送信部は、セルラー通信、無線LANの方式、もしくはWiMAXの内の二種類の通信を同時に行うことが可能である、構成が用いられてもよい。
一態様として、端末装置では、前記宛先の情報として、前記宛先の装置に設定される識別情報のうちの一部の情報が用いられ、前記制御部は、自装置に設定される識別情報のうちの一部に対応する前記宛先の情報を含む前記サブキャリアの前記データについて、当該データを復元した結果に基づいて当該データを選択するか否かを判定する、構成が用いられてもよい。
一態様として、端末装置では、前記受信部は、セルラー通信、無線LANの方式、もしくはWiMAXの内の二種類の通信を同時に行うことが可能である、構成が用いられてもよい。
上記の課題を解決するために、一態様に係る通信方法では、基地局装置は、宛先の情報および当該宛先に宛てられたデータを含むサブキャリアごとのデータ列が複数のサブキャリアについてOFDMにより多重化されたフレームを無線により送信する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を示すブロック図である。
通信システム1は、無線LANとOFDMAを組み合わせた通信を行う基地局装置11および端末装置12を備える。基地局装置11は、無線LANのアクセスポイント(AP:Access Point)となる装置(無線通信装置)である。端末装置12は、基地局装置11により管理されて、当該基地局装置11と通信する装置(無線通信装置)である。通信システム1は、複数の端末装置12を備える。また、通信システム1は、複数の基地局装置11を備えてもよい。
本実施形態では、送信部23が送信機の機能を有する。また、制御部21が、送信部23を含めて基地局装置11における各種の制御を行う。なお、本実施形態に係る基地局装置11の構成は一例であり、他の構成が用いられてもよい。例えば、他の構成例として、MCS制御部31の機能が制御部21に含まれてもよい。
本実施形態では、受信部43が受信機の機能を有する。また、制御部41が、受信部43を含めて端末装置12における各種の制御を行う。なお、本実施形態に係る端末装置12の構成は一例であり、他の構成が用いられてもよい。
MCSテーブル101は、変調方法および符号化方法を示すMCSの情報を格納するテーブルの一例である。なお、復調方法は変調方法に対応して決定されることが可能であり、復号化方法は符号化方法に対応して決定されることが可能である。
本実施形態では、MCSテーブル101は、インデックス(本実施形態では、MCSインデックスと呼ぶ。)と、変調方式と、変調レート(MOD)と、符号化レート(R)とを対応付けて格納する。
MCSインデックスとしては、0、1、2、・・・といった連続した番号が用いられている。
変調方式としては、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM、256QAMなどの変調方式が用いられている。
変調レートとしては、1、2、4、6、8などの値が用いられている。
符号化レートとしては、1/2、3/4、2/3、5/6などの値が用いられている。
ここで、説明の便宜上、基地局装置11に記憶されるMCSテーブル101をMCSテーブル101−1と呼び、端末装置12に記憶されるMCSテーブル101をMCSテーブル101−2と呼ぶ。MCSテーブル101−1の情報とMCSテーブル101−2の情報とは、例えば、同じであってもよく、または、互いに対応していれば、完全に同じでなくてもよい。
図3では、縦軸は周波数(周波数軸)を表しており、横軸は時間(時間軸)を表している。周波数方向は、複数のサブキャリアの並びの方向となる。時間方向は、複数のシンボル(ビット列)の並びの方向となる。
本実施形態に係るOFDMフレーム201は、IEEE802.11nの方式に基づく一例である。
OFDMフレーム201は、20MHzの帯域を用いてフレームを送信する場合の例である。
また、OFDMフレーム201は、64ポイント(64波)のFFTを用いて変調されたフレームである。そして、OFDMフレーム201は、64波のうちの54波のサブキャリアで構成される。64波のうちの残りの10波は、隣接チャネルとの干渉を避けるために使用されない。図3の例では、中心周波数を基準として−8.125MHz〜+8.125MHzの範囲で54波のサブキャリアが用いられる。複数のサブキャリアは、312.5kHzの間隔で配置されるが、互いに直交しているため周波数軸上で互いに重なり合うほど密に配置されているにも関わらず互いに干渉せずに復号化することができる。
なお、OFDM方式を用いた無線通信の原理については、例えば公知の原理が用いられてもよく、詳細な説明を省略する。
L−STF部およびL−LTF部は、無線LANの信号の検出と、信号へのタイミングの同期を行うために設けられている。本実施形態では、L−STF部およびL−LTF部には、無線LANの既存の方式と同様な情報が含められる。
これに対して、本実施形態では、L−SIG部に、無線LANの既存の方式とは異なる情報が含められてもよい。一例として、本実施形態では、L−SIG部に、無線空間の利用を予約する時間(予約時間)を示す情報が含められてもよい。当該予約時間は、例えば、データ通信に必要な時間であり、OFDMフレーム201の通信にかかる時間である。具体例として、当該予約時間として、基地局装置11がOFDMフレーム201を送信してから、当該OFDMフレーム201を受信した宛先の端末装置12から送信される信号(確認応答信号)を受信することが完了するまでの時間が用いられる。この場合、基地局装置11の通信相手ではない端末装置12では、受信されたOFDMフレーム201のL−SIG部に含まれる予約時間の情報に基づいて、当該予約時間に相当する時間では、無線区間を利用しない(無線信号を送信しない)ように制御する。
これにより、無線LANを用いた通信システム(本実施形態に係る通信システム1および既存の通信システム)において、それぞれの無線通信装置が周囲の他の無線通信装置が通信していないときにのみ電波を送出する制御を行うことで、互いに無線信号の衝突を防ぐという仕組みを維持することができる。
なお、本実施形態では、54波のサブキャリアのうちで、所定の数(例えば、4個)のサブキャリアには、パイロットが割り当てられる。パイロットが割り当てられたサブキャリアは、データ通信には使用されず、OFDMA情報フィールド部を設けることは不要である。54波のサブキャリアのうちで、パイロットが割り当てられないサブキャリアが、データ通信に使用される。
図4では、L−STF部、L−LTF部およびL−SIG部については、詳細を省略してある。
OFDMA情報フィールド部は、それぞれのサブキャリアごとに、所定の情報を含む。当該所定の情報は、チャネルの帯域の幅(チャネル幅)の情報と、宛先の端末装置を識別する識別子(宛先ID)の情報と、MCSの情報である。なお、OFDMA情報フィールド部は、さらに他の情報を含んでもよい。ここで、チャネル幅は、OFDMフレーム201−1の全体のチャネル幅を表す。
本実施形態では、基地局装置11から端末装置12に対して、OFDMA情報フィールド部の情報により、チャネル幅を通知し、宛先IDの指定を通知し、MCSの指定を通知することができる。
また、他の構成例として、OFDMA情報フィールド部は、MCSの情報として、変調方式、変調レート、または、符号化レートのうちの1個のみまたは2個のみの情報を含んでもよい。この場合、OFDMA情報フィールド部に含まれない情報(変調方式、変調レート、または、符号化レートのうちの1個以上の情報)は、例えば、固定されていてもよく、または、他の手法で通知されてもよい。
なお、IEEE802.11標準の規定では、それぞれのチャネル幅ごとに、OFDMフレーム(ここでは、OFDMフレーム201−1)を構成するサブキャリアの数が定められている。このような構成が用いられる場合、例えば、基地局装置11および端末装置12は、それぞれの記憶部22、42にチャネル幅とサブキャリアの数との対応を示す情報を記憶して、参照してもよい。
識別コードとしては、具体例として、20MHzに対応する識別コードを0とし、40MHzに対応する識別コードを1とし、80MHzに対応する識別コードを2とし、160MHzに対応する識別コードを3とする。この場合、チャネル幅の値と識別コードとの対応を示す情報が、例えば、あらかじめ、基地局装置11および端末装置12のそれぞれの記憶部22、42に設定されて記憶される。
また、図4の例では、それぞれのサブキャリアごとに、宛先IDの情報として、宛先となる端末装置12を識別する情報(図4の例では、01、02、03などの情報)が、OFDMA情報フィールド部に格納される。
また、図4の例では、それぞれのサブキャリアごとに、MCSの情報として、図2に示されるMCSインデックスの情報が、OFDMA情報フィールド部に格納される。
基地局装置11では、これらの情報をOFDMA情報フィールド部に格納したOFDMフレーム201−1を生成して送信する。
また、本実施形態では、サブキャリアごとに任意のMCSを設定して使用することが可能である。但し、本実施形態では、同一の宛先が指定される2個以上のサブキャリアについては、同一のMCSが設定される。
図5の例に係るOFDMフレーム201−2の各フィールド部およびデータ部の構成は、図4の例に係るOFDMフレーム201−1の場合と同様である。
図5の例では、1個のOFDMフレーム201−2に含まれる複数のサブキャリアのデータ部に同一の端末装置12に宛てたデータを格納する場合に、離散して配置された複数のサブキャリアにデータを格納している。図5には、1個の端末装置12(宛先IDの情報が01である端末装置12)を例として、宛先の端末装置12に割り当てられたデータブロック(宛先向けのデータブロック)、およびデータ列の読み出し方向(データの順序)を示してある。
なお、OFDMフレーム201を構成する複数のサブキャリアのうちの一部にはパイロットが割り当てられてデータ通信に使用されないが、ここでは、説明を簡略化するために、パイロットについては詳細な説明を省略する。
MCS制御部31は、宛先の端末装置12ごとに、定められたMCSが使用されるように直列並列変換部32およびサブキャリア変調部33に当該MCSを指定する。なお、MCSは、宛先の端末装置12に対して、固定的に定められてもよく、または、MCS制御部31などにより可変に定められてもよい。
説明の便宜上、i番目のバッファメモリに保持されたデータパケットを、i番目のデータパケットと呼ぶ。また、i番目の宛先の端末装置12に定められたMCSをMCS[i]と呼ぶ。また、他の値についても、i番目の宛先の端末装置12に関する値に[i]を付して説明する。
制御部21は、直列並列変換部32に保持されたi番目のデータパケットについて、当該データパケットの長さL[i](ビット)および指定されて使用するMCS[i]に基づいて、当該データパケットを通信するために必要なOFDMシンボルの数Ns[i]を式(1)により算出する。
Ns[i]=roundup(L[i]×R/MOD) ・・(1)
制御部21は、例えば、算出されたOFDMシンボルの数Ns[i]と、利用可能なサブキャリアの総数SCtotalに基づいて、i番目の宛先の端末装置12に宛てられたデータ列を伝送するために使用するサブキャリアの数SC[i]を算出して決定する。ここで、当該サブキャリアの数SC[i]を決定する手法としては、様々な手法が用いられてもよい。
当該アナログ信号は、アンテナ38から、OFDM波として送出(無線送信)される。
なお、本実施形態では、IFFT部34、GI挿入部35、D/A変換部36、RF部37およびアンテナ38の機能としては、例えば、一般に用いられている既存の機能と同じ機能が用いられてもよい。
アンテナ51は、無線信号を受信する。本実施形態では、アンテナ51は、基地局装置11から送信されたOFDM波を受信する。
RF部52は、アンテナ51により受信されたOFDM波を受け取る。RF部52は、受け取ったOFDM波(アナログ信号)の周波数帯域を、ベースバンド帯の周波数帯域へ変換すること(ダウンコンバート)を行って、変換後のアナログ信号をA/D変換部53に出力する。
GI除去部54は、A/D変換部53から出力されたデータ列を受け取る。GI除去部54は、受け取ったデータ列からガードインターバルを除去する。GI除去部54は、ガードインターバルが除去されたデータ列をFFT部55に出力する。
ここで、制御部41は、1個以上のサブキャリアのデータ列からOFDMAフィールド部に含まれるチャネル幅の情報を読み出す。制御部41は、読み出したチャネル幅の情報に対応するチャネル幅に含まれるすべてのサブキャリアについて、データ列からOFDMAフィールド部に含まれる宛先IDの情報を読み出して識別する。制御部41は、すべてのサブキャリアについて宛先IDの情報を識別した結果に基づいて、自装置(端末装置12)の宛先IDの情報に対応(例えば、一致)する宛先IDの情報が含まれたサブキャリア(つまり、自装置宛てのサブキャリア)を選択する。
また、制御部41は、選択されたサブキャリアについて、OFDMA情報フィールド部に含まれるMCSの情報を読み出して、MCSを特定する。
サブキャリア復調部56は、制御部41により選択されたサブキャリア(例えば、自装置宛てのサブキャリアが存在する場合には、1個以上のサブキャリア)のデータ部に含まれるデータをあらかじめ定められた順序で読み出して(抽出して)、データ列を取得する。
サブキャリア復調部56は、制御部41により特定されたMCS(変調方式、変調レートおよび符号化レート)を使用して、取得された自装置宛てのデータ列の復調の処理(本実施形態では、復号化の処理を含む。)を行う。サブキャリア復調部56は、当該復調の処理により得られたデータ列を並列直列変換部57に出力する。
この場合、複数の端末装置12の間で短縮AIDが同一になって競合することが考えられる。このような競合を許容するシステムとすることも可能ではあるが、このような競合を低減ないし防止する構成が用いられてもよい。
この場合、複数の異なる端末装置12において、OFDMA情報フィールド部に含まれる同一の短縮AIDの情報を自装置宛ての宛先IDの情報であると識別する可能性があるが、それぞれの端末装置12のMCSが異なることから、それぞれの端末装置12では、制御部41は、短縮AIDとMCSとの組み合わせにより、他の端末装置12に宛てられたデータがOFDMフレーム201に存在することを識別することが可能である。
図6は、本発明の一実施形態に係るデータ通信に要する時間の一例を示す図である。
図7は、比較例に係るデータ通信に要する時間の一例を示す図である。
基地局装置は、端末1〜端末10の順に、それぞれの端末1〜10に宛てて、データパケットを含むフレームを送信する。各フレームは、所定のフィールド部B11−1〜B11−10およびデータ部B12−1〜B12−10を含む。所定のフィールド部B11−1〜B11−10は、L−STF部、L−LTF部およびL−SIG部を含む。
ここで、従来技術と同様な無線LANを想定する。この場合、所定のフィールド部B11−1〜B11−10の通信(送信)に20μsの時間を要する。続いて、100バイトのデータを10Mbpsで変調して送信する場合を想定すると、データ部B12−1〜B12−10の通信(送信)に80(=100×8/10)μsの時間を要する。これらを合わせると、1個のフレームの通信(送信)に計100μsの時間を要する。
また、IEEE802.11の標準規格では、フレーム間隔(DIFS:Distributed control function Inter-Frame Space)は少なくとも34μsであることから、ここでは、34μsの時間であるとする。
すると、基地局装置が10個の端末1〜10に対してそれぞれ100バイトのデータを別々のフレームで伝送することを完了するためには、総じて、1306(=100×10+34×9)μsの時間を要する。
なお、ここでは、説明を簡略化するために、通常の無線LANの通信手順において必要となるフレーム間のランダムな待ち時間、あるいは、端末装置から送信される受信確認応答であるACKフレームの伝送に要する時間は、考慮していない。
ここでは、説明を簡略化するために、使用することが可能なサブキャリアの数が全体で50であるとし、それぞれの端末1〜10宛てに使用するサブキャリアの数が均等に5であるとする。
基地局装置11は、10個の端末1〜10のそれぞれに宛てたデータパケットを含む1個のフレーム(本実施形態では、OFDMフレーム201)を送信する。当該フレームは、所定のフィールド部A1、OFDMA情報フィールド部A2、および10個の端末1〜10に宛てたデータ部A11−1〜A11−10を多重化したデータ部A11を含む。所定のフィールド部A1は、L−STF部、L−LTF部およびL−SIG部を含む。
また、OFDMA情報フィールド部A2の通信(送信)に8μsの時間を要すると想定する。なお、図3の例では当該時間は4μsであるが、ここでは比較のために少し長めに想定している。
基地局装置11が10個の端末1〜10に対してOFDMAでデータを多重して同時に伝送する場合、1個の端末当たりの伝送速度が1/10となり、ここでは、比較例に対して1/10である1Mbpsとなるとする。すると、100バイトのデータを1Mbpsで変調して送信することになり、データ部A11の通信(送信)に800(=100×8/1)μsの時間を要する。
すると、基地局装置が10個の端末装置12に対してそれぞれ100バイトのデータを1個のフレームで伝送することを完了するためには、総じて、828(=20+8+800)μsの時間を要する。
なお、ここでは、説明を簡略化するために、端末装置12から送信される受信確認応答であるACKフレームの伝送に要する時間は、考慮していない。
図6および図7について説明したように、本実施形態では、比較例と比べて、伝送効率を高くすることが可能である。
このように、本実施形態では、無線LANとOFDMAを組み合わせた通信を用いて、基地局装置11から複数の端末装置12に対してデータを伝送する場合に、伝送効率の向上を実現することができる。
また、基地局装置および端末装置の一方または両方において、セルラー通信、無線LANの方式、もしくはWiMAXの内の二種類の通信を同時に行うことが可能な機能(例えば、送信機の機能あるいは受信機の機能)を有してもよい。二種類の通信を同時に行うことが可能な構成としては、例えば、二種類のそれぞれの通信の機能の両方を有する構成が用いられてもよい。これら構成による直列並列変換部、RF部等が共用化可能になり効率的に通信機器を構成することができる。
一構成例として、基地局装置11では、サブキャリアごとのデータ列は、データについて、変調方式、変調レートまたは符号化レートのうちの1以上の情報(本実施形態では、MCSの情報)を含む。
一構成例として、基地局装置11では、サブキャリアごとのデータ列は、データについて、変調方式、変調レートおよび符号化レートのすべての情報(本実施形態では、MCSの情報)を含む。
一構成例として、基地局装置11では、サブキャリアごとのデータ列は、フレーム全体のチャネル幅の情報を含む。
一構成例として、基地局装置11では、サブキャリアごとのデータ列は、データ通信に必要な時間を予約するための時間の情報を含む。
一構成例として、基地局装置11では、宛先(本実施形態では、宛先ID)の情報として、宛先の装置(本実施形態では、端末装置12)に設定される識別情報(本実施形態では、宛先を識別する情報)のうちの一部の情報(本実施形態では、短縮宛先IDの情報)が用いられる。
一構成例として、基地局装置11では、送信部23は、セルラー通信、無線LANの方式、もしくはWiMAXの内の二種類(これら3つの方式の内の任意の二種類)の通信を同時に行うことが可能である。
一構成例として、端末装置12では、宛先(本実施形態では、宛先ID)の情報として、宛先の装置(本実施形態では、端末装置12)に設定される識別情報のうちの一部の情報が用いられ、制御部41は、自装置(当該端末装置12)に設定される識別情報のうちの一部に対応する宛先の情報を含むサブキャリアのデータについて、当該データを復元した結果に基づいて当該データを選択するか否かを判定する。
一構成例として、端末装置12では、受信部43は、セルラー通信、無線LANの方式、もしくはWiMAXの内の二種類(これら3つの方式の内の任意の二種類)の通信を同時に行うことが可能である。
一構成例として、通信方法では、基地局装置11は、宛先の情報および当該宛先に宛てられたデータを含むサブキャリアごとのデータ列が複数のサブキャリアについてOFDMにより多重化されたフレームを無線により送信する。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、オペレーティングシステム(OS:Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバあるいはクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)あるいは電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Claims (11)
- 宛先の情報および当該宛先に宛てられたデータを含むサブキャリアごとのデータ列が複数のサブキャリアについてOFDMにより多重化されたフレームを無線により送信する送信部を備え、
前記サブキャリアごとのデータ列は、前記フレーム全体のチャネル幅の情報を含む、
基地局装置。 - 宛先の情報および当該宛先に宛てられたデータを含むサブキャリアごとのデータ列が複数のサブキャリアについてOFDMにより多重化されたフレームを無線により送信する送信部を備え、
前記サブキャリアごとのデータ列は、データ通信に必要な時間を予約するための時間の情報を含む、
基地局装置。 - 宛先の情報および当該宛先に宛てられたデータを含むサブキャリアごとのデータ列が複数のサブキャリアについてOFDMにより多重化されたフレームを無線により送信する送信部を備え、
前記送信部は、セルラー通信、無線LANの方式、もしくはWiMAXの内の二種類の通信を同時に行うことが可能である、
基地局装置。 - 宛先の情報および当該宛先に宛てられたデータを含むサブキャリアごとのデータ列が複数のサブキャリアについてOFDMにより多重化されたフレームを受信する受信部と、
前記受信部により受信された前記フレームを構成する前記サブキャリアごとに含まれる前記宛先の情報に基づいて、自装置の情報に対応する前記宛先の情報を含む前記サブキャリアを選択する制御部と、
を備え、
前記受信部は、セルラー通信、無線LANの方式、もしくはWiMAXの内の二種類の通信を同時に行うことが可能である、
端末装置。 - 前記宛先の情報として、前記宛先の装置に設定される識別情報のうちの一部の情報が用いられ、
前記制御部は、自装置に設定される識別情報のうちの一部に対応する前記宛先の情報を含む前記サブキャリアの前記データについて、当該データを復元した結果に基づいて当該データを選択するか否かを判定する、
請求項4に記載の端末装置。 - 基地局装置は、宛先の情報および当該宛先に宛てられたデータを含むサブキャリアごとのデータ列が複数のサブキャリアについてOFDMにより多重化されたフレームを無線により送信し、
端末装置は、受信された前記フレームを構成する前記サブキャリアごとに含まれる前記宛先の情報に基づいて、自装置の情報に対応する前記宛先の情報を含む前記サブキャリアを選択し、
前記サブキャリアごとのデータ列は、前記フレーム全体のチャネル幅の情報を含む、
通信システム。 - 基地局装置は、宛先の情報および当該宛先に宛てられたデータを含むサブキャリアごとのデータ列が複数のサブキャリアについてOFDMにより多重化されたフレームを無線により送信し、
端末装置は、受信された前記フレームを構成する前記サブキャリアごとに含まれる前記宛先の情報に基づいて、自装置の情報に対応する前記宛先の情報を含む前記サブキャリアを選択し、
前記サブキャリアごとのデータ列は、データ通信に必要な時間を予約するための時間の情報を含む、
通信システム。 - 基地局装置は、宛先の情報および当該宛先に宛てられたデータを含むサブキャリアごとのデータ列が複数のサブキャリアについてOFDMにより多重化されたフレームを無線により送信し、
端末装置は、受信された前記フレームを構成する前記サブキャリアごとに含まれる前記宛先の情報に基づいて、自装置の情報に対応する前記宛先の情報を含む前記サブキャリアを選択し、
前記基地局装置は、セルラー通信、無線LANの方式、もしくはWiMAXの内の二種類の通信を同時に行うことが可能である、
通信システム。 - 基地局装置は、宛先の情報および当該宛先に宛てられたデータを含むサブキャリアごとのデータ列が複数のサブキャリアについてOFDMにより多重化されたフレームを無線により送信し、
前記サブキャリアごとのデータ列は、前記フレーム全体のチャネル幅の情報を含む、
通信方法。 - 基地局装置は、宛先の情報および当該宛先に宛てられたデータを含むサブキャリアごとのデータ列が複数のサブキャリアについてOFDMにより多重化されたフレームを無線により送信し、
前記サブキャリアごとのデータ列は、データ通信に必要な時間を予約するための時間の情報を含む、
通信方法。 - 基地局装置は、宛先の情報および当該宛先に宛てられたデータを含むサブキャリアごとのデータ列が複数のサブキャリアについてOFDMにより多重化されたフレームを無線により送信し、
前記基地局装置は、セルラー通信、無線LANの方式、もしくはWiMAXの内の二種類の通信を同時に行うことが可能である、
通信方法。
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