JP6381402B2 - 換気装置 - Google Patents
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Description
前記換気フードは、被加熱物を加熱する燃焼器の上方で開口し、
前記換気フードの内側の空気の絶対湿度を検出する第1絶対湿度センサーと、前記換気フードの外側の前記厨房室の空気の絶対湿度を検出する第2絶対湿度センサーとを備え、
前記換気フードの内側の空気の温度を検出する第1温度センサーと、前記換気フードの外側の前記厨房室の空気の温度を検出する第2温度センサーとを備え、
前記運転制御部は、前記第1絶対湿度センサーが検出した第1絶対湿度が前記第2絶対湿度センサーが検出した第2絶対湿度よりも設定上限湿度差以上の絶対湿度であること、及び、前記第1温度センサーが検出した第1温度が前記第2温度センサーが検出した第2温度よりも設定上限温度差以上の温度であることの何れか一方が満たされるとき、前記排気手段による排出空気量が多い状態にするタイミングであると判定し、
前記運転制御部は、前記第1温度センサーが検出した第1温度が前記第2温度センサーが検出した第2温度よりも基準温度差以上の温度になった後の所定期間内に、前記第1絶対湿度センサーが検出した第1絶対湿度が前記第2絶対湿度センサーが検出した第2絶対湿度よりも基準湿度差以上の絶対湿度にならないとき、前記第1温度センサー及び前記第2温度センサー及び前記第1絶対湿度センサー及び前記第2絶対湿度センサーの少なくとも何れか一つが故障していると判定する点にある。
従って、水蒸気を含む調理排気を正確に検出して排気することができる換気装置を提供できる。
そこで本特徴構成では、運転制御部は、第1温度センサーが検出した第1温度が第2温度センサーが検出した第2温度よりも基準温度差以上の温度になった後の所定期間内に、第1絶対湿度センサーが検出した第1絶対湿度が第2絶対湿度センサーが検出した第2絶対湿度よりも基準湿度差以上の絶対湿度にならないとき、第1温度センサー及び第2温度センサー及び第1絶対湿度センサー及び第2絶対湿度センサーの少なくとも何れか一つが故障していると判定する。
以下に図面を参照して第1実施形態の換気装置について説明する。
図1は、第1実施形態の換気装置の構成を説明する図である。図示するように、換気装置は、厨房室1に設置される換気フード2の内側に接続される排気管3を通して、換気フード2の内側にある空気を厨房室1の外部に排出する排気手段と、排気手段の運転を制御する運転制御部Cとを備える。
例えば、板状部材で構成されるダンパ5aの姿勢が排気管3での空気の流れる方向(図中ではダンパ5aが設けられている部位において上下方向)と平行状態になれば、排気管3の内部での空気流路断面積は大きくなるため、排気管3の内部のダンパ5aが設けられている部位での空気の流通抵抗は小さくなる。これに対して、板状部材で構成されるダンパ5aの姿勢が排気管3の長手方向と垂直状態になれば、排気管3の内部のダンパ5aが設けられている部位での空気流路断面積は小さくなるため、排気管3の内部での空気の流通抵抗は大きくなる。尚、本実施形態では、板状部材で構成されるダンパ5aの姿勢が排気管3の長手方向と垂直状態になったとしても、ダンパ5aによって排気管3の内部が完全に閉じられることはなく、空気の流通は可能である。
その後、運転制御部Cは、後述する排出空気量決定処理を行いながら、アクチュエータ5bの動作状態とモータ4aの動作状態とを制御する。
工程#10において運転制御部Cは、第1絶対湿度センサーW1が検出した第1絶対湿度が第2絶対湿度センサーW2が検出した第2絶対湿度よりも設定上限湿度差以上の絶対湿度であるか否かを判定する。第1絶対湿度(換気フード2の内側の空気の絶対湿度)が、第2絶対湿度(換気フード2の外側の空気の絶対湿度)よりも設定上限湿度差以上であれば、換気フード2の内側の空気に含まれている水分量が、換気フード2の外側の空気に含まれている水分量よりも所定の水分量以上であることを示している。つまり、厨房室1内の空気に含まれる水分量に加えて、調理中や調理後に被加熱物7から放出される水蒸気を含む調理排気が、第1絶対湿度センサーW1で検出されていると言える。
第2実施形態の換気装置は、温度センサーを更に備えている点で第1実施形態と異なっている。以下に第2実施形態の換気装置について説明するが、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
工程#20において運転制御部Cは、第1絶対湿度センサーW1が検出した第1絶対湿度が第2絶対湿度センサーW2が検出した第2絶対湿度よりも設定上限湿度差以上の絶対湿度であること、及び、第1温度センサーT1が検出した第1温度が第2温度センサーT2が検出した第2温度よりも設定上限温度差以上の温度であることの何れか一方が満たされるか否かを判定する。第1絶対湿度(換気フード2の内側の空気の絶対湿度)が、第2絶対湿度(換気フード2の外側の空気の絶対湿度)よりも設定上限湿度差以上であれば、換気フード2の内側の空気に含まれている水分量が、換気フード2の外側の空気に含まれている水分量よりも設定水分量以上であることを示している。つまり、厨房室1内の空気に含まれる水分量に加えて、調理中や調理後に被加熱物7から放出される水蒸気を含む調理排気が、第1絶対湿度センサーW1で検出されていると言える。加えて、第1温度(換気フード2の内側の空気の温度)が、第2温度(換気フード2の外側の厨房室1の空気の温度)よりも設定上限温度差以上であれば、換気フード2の内側に、調理中に燃焼器6から放出された熱・燃焼排ガスによって昇温された燃焼排気が第1温度センサーT1で検出されていると言える。これら設定上限湿度差及び設定上限温度差の値は適宜設定可能である。
第3実施形態の換気装置は、運転制御部Cが行う排出空気量決定処理の内容が第2実施形態と異なっている。以下に第3実施形態の換気装置について説明するが、上記実施形態と同様の構成については説明を省略する。
工程#30において運転制御部Cは、第1温度センサーT1が検出した第1温度が第2温度センサーT2が検出した第2温度よりも設定上限温度差以上の温度であるか否かを判定する。
ここで、第1温度センサーT1が検出する第1温度(換気フード2の内側の空気の温度)が、第2温度センサーT2が検出する第2温度(換気フード2の外側の厨房室1の空気の温度)よりも設定上限温度差以上であれば、調理中に燃焼器6から放出された熱・燃焼排ガスによって昇温された燃焼排気が第1温度センサーT1で検出されている可能性が高いと言える。そこで、運転制御部Cは、第1温度センサーT1が検出した第1温度が第2温度センサーT2が検出した第2温度よりも設定上限温度差以上の温度であると判定したとき(工程#30で「Yes」と判定したとき)、排気手段による排出空気量が多い状態にするタイミングであると判定する(工程#33)。
これに対して、運転制御部Cは、第1温度センサーT1が検出した第1温度が第2温度センサーT2が検出した第2温度よりも設定上限温度差以上の温度ではないと判定したとき(工程#30で「No」と判定したとき)、工程#31に移行する。
また、工程#32において運転制御部Cは、運転制御部Cは、アクチュエータ5bを動作させて排気管3の内部でのダンパ5aの姿勢を変更することで、排気管3の内部での空気流路断面積を小さくさせる。その結果、排気管3の内部では空気が流れ難くなるため、ファン4bの上流側(厨房室1側)に設けられた圧力計(図示せず)によって検出される圧力が一定の負圧を示すためには、ファン4bの回転速度を減少させなければならなくなる。そして、運転制御部Cがモータ4aの動作を制御してファン4bの回転速度を減少させ、結果として排出空気量を少ない状態にさせる。
<1>
上記第2実施形態及び上記第3実施形態において、第1温度センサーT1及び第2温度センサーT2及び第1絶対湿度センサーW1及び第2絶対湿度センサーW2の何れかが故障しているか否かを判定することができる。例えば、燃焼器6を用いて被加熱物7の加熱が行われたとき、調理中に燃焼器6から放出された熱・燃焼排ガスによって昇温された燃焼排気が発生し、そのような燃焼排気が発生する調理が行われると(即ち、加熱されると)、調理中や調理後に被加熱物7から調理排気が発生するはずである。つまり、第1温度センサーT1が検出した第1温度が第2温度センサーT2が検出した第2温度よりも基準温度差以上の温度になった後の所定期間内に、第1絶対湿度センサーW1が検出した第1絶対湿度が第2絶対湿度センサーW2が検出した第2絶対湿度よりも基準湿度差以上の絶対湿度になるのが通常であり、そのようにならないのであれば上記センサーが故障している可能性が高い。これら基準温度差及び基準湿度差の値は適宜設定可能である。例えば、上記基準温度差は、換気フード2の内側の第1絶対湿度と換気フード2の外側の第2絶対湿度との湿度差が基準湿度差以上となるだけの水分が放出される加熱が燃焼器6によって行われたと想定されるときに第1温度センサーT1及び第2温度センサーT2で検出される温度差である。
上記実施形態において、運転制御部Cが排気手段による排出空気量が多い状態にするタイミングであると判定したとき、排出手段による排出空気量を実際にどの程度増大させるのかは適宜変更可能である。例えば、運転制御部Cが、換気フード2の内外の絶対湿度差が大きくなるにつれて排出空気量が多くなるように排出手段を動作させるように構成してもよい。同様に、運転制御部Cが、換気フード2の内外の温度差が大きくなるにつれて排出空気量が多くなるように排出手段を動作させるように構成してもよい。或いは、運転制御部Cが、上記絶対湿度差や上記温度差に関わらず、排出空気量を一定量だけ増大させてもよい。
また、運転制御部Cが排気手段による排出空気量が少ない状態にするタイミングであると判定したとき、排出手段による排出空気量を実際にどの程度減少させるのかは適宜変更可能である。例えば、運転制御部Cが、換気フード2の内外の絶対湿度差が小さくなるにつれて排出空気量が少なくなるように排出手段を動作させるように構成してもよい。同様に、運転制御部Cが、換気フード2の内外の温度差が小さくなるにつれて排出空気量が少なくなるように排出手段を動作させるように構成してもよい。或いは、運転制御部Cが、上記絶対湿度差や上記温度差に関わらず、排出空気量を一定量だけ減少させてもよい。
また、上記実施形態において、運転制御部Cが排気手段による排出空気量が少ない状態にするタイミングであると判定したとき、排出手段による排出空気量を実際にどのタイミングで減少させるのかは適宜変更可能である。例えば、運転制御部Cが排気手段による排出空気量が少ない状態にするタイミングであると判定したとき、速やかに排出手段による排出空気量を減少させてもよい。或いは、運転制御部Cが排気手段による排出空気量が少ない状態にするタイミングであると判定したとき、所定の待機期間が経過した後に排出手段による排出空気量を減少させてもよい。
2 換気フード
3 排気管
4 排気ファン(排気手段)
4a モータ
4b ファン
5 流量調節部(排気手段)
5a ダンパ
5b アクチュエータ
6 燃焼器
7 被加熱物
C 運転制御部
T1 第1温度センサー
T2 第2温度センサー
W1 第1絶対湿度センサー
W2 第2絶対湿度センサー
Claims (1)
- 厨房室に設置される換気フードの内側に接続される排気管を通して、前記換気フードの内側にある空気を前記厨房室の外部に排出する排気手段と、前記排気手段の運転を制御する運転制御部とを備える換気装置であって、
前記換気フードは、被加熱物を加熱する燃焼器の上方で開口し、
前記換気フードの内側の空気の絶対湿度を検出する第1絶対湿度センサーと、前記換気フードの外側の前記厨房室の空気の絶対湿度を検出する第2絶対湿度センサーとを備え、
前記換気フードの内側の空気の温度を検出する第1温度センサーと、前記換気フードの外側の前記厨房室の空気の温度を検出する第2温度センサーとを備え、
前記運転制御部は、前記第1絶対湿度センサーが検出した第1絶対湿度が前記第2絶対湿度センサーが検出した第2絶対湿度よりも設定上限湿度差以上の絶対湿度であること、及び、前記第1温度センサーが検出した第1温度が前記第2温度センサーが検出した第2温度よりも設定上限温度差以上の温度であることの何れか一方が満たされるとき、前記排気手段による排出空気量が多い状態にするタイミングであると判定し、
前記運転制御部は、前記第1温度センサーが検出した第1温度が前記第2温度センサーが検出した第2温度よりも基準温度差以上の温度になった後の所定期間内に、前記第1絶対湿度センサーが検出した第1絶対湿度が前記第2絶対湿度センサーが検出した第2絶対湿度よりも基準湿度差以上の絶対湿度にならないとき、前記第1温度センサー及び前記第2温度センサー及び前記第1絶対湿度センサー及び前記第2絶対湿度センサーの少なくとも何れか一つが故障していると判定する換気装置。
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Family Cites Families (2)
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JP6344958B2 (ja) * | 2014-04-18 | 2018-06-20 | 中部電力株式会社 | 換気システム |
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2014
- 2014-10-17 JP JP2014212932A patent/JP6381402B2/ja active Active
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