JP6381072B2 - シート張設用型材及び同シート張設用型材を用いて構成するビニルハウスのシート止め付け構造 - Google Patents
シート張設用型材及び同シート張設用型材を用いて構成するビニルハウスのシート止め付け構造 Download PDFInfo
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Description
しかし、本願の図7及び図8に示すように、結露水6が大量に発生すると、結露受部80に溜めた結露水6が、集水口90に到達する前に結露受部80から溢れて零れ落ち、或いはシート50とシート止着部材8との間隙に進入してシート止着部材8の下流側に回り込んで一側のカール部81から滴下(ポタ落ち)してしまう。
また、例えば本願の図3及び図4に示したように、夏場にハウス内部が極めて高温になり、作業者を苦しめ、作物の生育を阻害することを解消する目的で、直径3mm程度の複数の通気孔50a…を設けた多孔シート50を使用したビニルハウス5においては、雨水が前記通気孔50a…からシート50の内面に漏れ込み、水滴として結露受部80に溜まる。そのため、前記結露水6と共に結露受部80に溜まった雨水の漏れ込み水滴が、上記同様、集水口90に到達する前に結露受部80から溢れて零れ落ち、或いはシート50とシート止着部材8との間隙に進入してシート止着部材8の下流側に回り込んで一側のカール部81から滴下してしまう。
ビニルハウス5の骨材Pにシート50を止め付けるためのシート張設用型材であって、
横断面において開口部が幅狭に形成されたシート止着溝2の一側縁部に、シート50の内面に付着した結露等の水滴6を受けて溜める水滴溜部3を備え、
前記シート止着溝2の他側縁部には、シート50の内面を伝って流れてきた水滴6を更にシート50の内面に沿って伝い下らせる水滴誘導片部4を備え、
前記水滴溜部3は、前記シート止着溝2の一側縁部から外方へ向かってシート50の展張方向とほぼ同じ向きに延長させて形成したシート支持片30と、該シート支持片30から一定の段差で下がった段差面31と、該段差面31の下縁部からシート50の展張方向とほぼ同じ向きに延長した結露溜り面板部32とで構成されており、前記段差面31には、シート内面の結露6の誘導勾配31aが形成されていることを特徴とする。
前記シート止着溝2からシート支持片30への変曲部には、前記シート止着溝2とシート50との間に空気隙間Sを形成する突起22が、前記シート止着溝2の内方へ向かって設けられていることを特徴とする。
前記水滴誘導片部4は、シート止着溝2の上端縁部から外方へ向ってシート50の展張方向とほぼ同じ向きに延長されていることを特徴とする。
前記請求項1〜3のいずれか一に記載のシート張設用型材を用いて構成するビニルハウスのシート止め付け構造であって、
ビニルハウス5の骨材Pの外周部であって流れ勾配が形成された部位に、流れ勾配と直交する方向へ、前記シート張設用型材1が配置されると共に、その横断面における前記水滴溜部3を上流側へ向けて配置し、同シート張設用型材1の前記水滴誘導片部4を下流側へ向けて、且つシート50を水滴6の伝い下りに適切な角度に支持する配置に取り付けて、前記シート止着溝2へ波形状止め線51を前記開口部上に拡げたシート50と共に押し込むことでシート50を止め付けて構成されることを特徴とする。
前記シート50には、複数の通気孔50a…が形成されていることを特徴とする。
したがって、ビニルハウス5の被覆シート50の内面に発生する結露或いは雨水の漏れ込み水滴6をシート50の内面に沿って流下させるので、ポタ落ちによる室内作業者の不快感を解消すると共に、室内作物の成長、阻害、病気発生の防止をすることができる。
図1及び2に示したシート張設用型材1は、金属製又は合成樹脂製であり、図5に示したビニルハウス5の被覆材であるシート50を、ビニルハウス5の骨組材Pやドア枠、窓枠等へ固定する型材として用いる。
本発明に係るシート張設用型材1は、図1及び図2に示すように、横断面において開口部が幅狭に形成されたシート止着溝2の一側縁部に、シート50の内面に付着した結露等の水滴6を受け止めて一旦溜める水滴溜部3を備え、前記シート止着溝2の他側縁部には、シート50の内面を伝って流れてきた水滴6を更にシート50の内面に沿って伝い下らせる水滴誘導片部4を備えている。
前記ビニルハウス5のシート50は、図2及び図3に示すように、鋼線を台形波が交互に逆向きとなる連続波形状に成形加工したバネ性の強い止め線51と共に前記シート止着溝2の中へ押し込んで止着される。
前記結露溜り面板部32は、その先端部32aに肉盛りを形成し、受け止めた水滴6の溜まり水60が溢れて水滴溜部3から外方へ零れ落ちる不具合を防止している。
なお、前記突起22の大きさは、図示した大きさに限定されず、必要に応じて適宜変更して実施するものとする。
但し、図6(A)に示した水滴誘導片部4のように、例えば5mm程度の短い寸法で若干上向き角度に形成するほか、必要に応じて適宜長さに調整して実施することができる。また、図6(B)に示した水滴誘導片部4のように、水平向きとする等、必要に応じて適宜角度を調整して実施するものとする。
本発明に係るビニルハウスのシート止め付け構造は、図3に示したように、上記シート張設用型材1を、ビニルハウス5の屋根の流れ勾配(一例として35度以上の勾配)の傾斜面等において母屋材方向に配置し、前記ビニルハウス5の骨材Pの外周部であって流れ勾配が形成された部位に、前記シート張設用型材1の横断面における前記水滴溜部3を上流側へ向けて配置し、同シート張設用型材1の水滴誘導片部4を下流側へ向けて、且つシート50を水滴の伝い下りに適切な角度(例えば35度程度)に支持する配置に取り付ける。
図2に示した楔式連結具7は、既に知られているとおり、連結具本体7Aと楔7Bとで構成されている。前記連結具本体7Aは、ビニルハウス5の骨材Pを跨ぐコ字形状とされ、切り欠き70により形成された両先端部70a、70aが、前記シート止着溝2の横断面形状における両側壁21、21の外面を挟み持つ構成とされている。同連結具本体7Aが前記骨材Pを跨いで、前記シート止着溝2の両側壁21、21を挟み持った姿勢で、前記骨材Pよりも背後側となる位置に、前記骨材Pと直交する方向に楔7Bを貫通させる楔孔71が設けられている。
つまり、前記連結具本体7Aの楔孔71へ楔7Bを差し通すと、楔7Bによる迫り作用で、シート張設用型材1のシート止着溝2が前記骨材Pへ引き付けられて強固に連結、固定の目的が達成される。逆に、前記楔7Bを楔孔71から引き抜くことにより、前記連結は簡単に解除できる構成である。
そして、前記水滴誘導片部4との間の表面張力が解消した部位で、水分は逐次重力が作用するに適度な大きさの水滴61…に成長する。前記水滴61…の成長がシート50への付着力の限界を超えて流れ下る大きさに達すると、前記水滴誘導片部4の角度と同方向に張設された被覆シート50の下面に沿って前記水滴61は伝い下ることになる。
2 シート止着溝
22 突起
3 水滴溜部
30 シート支持片
31 段差面
32 結露溜り面板部
4 水滴誘導片部
5 ビニルハウス
50 シート
50a 通気孔
51 止め線
6、61 水滴
S 空気隙間
Claims (5)
- ビニルハウスの骨材にシートを止め付けるためのシート張設用型材であって、
横断面において開口部が幅狭に形成されたシート止着溝の一側縁部に、シート内面に付着した結露等の水滴を受けて溜める水滴溜部を備え、
前記シート止着溝の他側縁部には、シート内面を伝って流れてきた水滴を更にシートの内面に沿って伝い下らせる水滴誘導片部を備え、
前記水滴溜部は、前記シート止着溝の一側縁部から外方へ向かってシートの展張方向とほぼ同じ向きに延長させて形成したシート支持片と、該シート支持片から一定の段差で下がった段差面と、該段差面の下縁部からシートの展張方向とほぼ同じ向きに延長した結露溜り面板部とで構成されており、前記段差面には、シート内面の結露の誘導勾配が形成されていることを特徴とする、シート張設用型材。 - 前記シート止着溝からシート支持片への変曲部には、前記シート止着溝とシートとの間に空気隙間を形成する突起が、前記シート止着溝の内方へ向かって設けられていることを特徴とする、請求項1に記載したシート張設用型材。
- 前記水滴誘導片部は、シート止着溝の上端縁部から外方へ向かってシートの展張方向とほぼ同じ向きに延長されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載したシート張設用型材。
- 前記請求項1〜3のいずれか一に記載のシート張設用型材を用いて構成するビニルハウスのシート止め付け構造であって、
ビニルハウスの骨材の外周部であって流れ勾配が形成された部位に、流れ勾配と直交する方向へ、前記シート張設用型材が配置されると共に、その横断面における前記水滴溜部を上流側へ向けて配置し、同シート張設用型材の前記水滴誘導片部を下流側へ向けて、且つシートを水滴の伝い下りに適切な角度に支持する配置に取り付けて、前記シート止着溝へ波形状止め線を前記開口部上に拡げたシートと共に押し込むことでシートを止め付けて構成されることを特徴とする、ビニルハウスのシート止め付け構造。 - 前記シートには、複数の通気孔が形成されていることを特徴とする、請求項4に記載したビニルハウスのシート止め付け構造。
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