JP6380223B2 - 車両用ダイアグノーシス装置、車両用検査システム及び時刻記憶制御プログラム - Google Patents

車両用ダイアグノーシス装置、車両用検査システム及び時刻記憶制御プログラム Download PDF

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本発明は、車両用ダイアグノーシス装置、車両用検査システム及び時刻記憶制御プログラムに関する。
車両に搭載される緊急通報用の電子制御装置(以下、緊急通報ECU(Electronic Control Unit)と称する)では、自動車生産ラインの検査工程において、車両に組み付けられた後の最終機能検査であるダイアグノーシス検査(以下、ダイアグ検査と称する)が行われる。そして、ダイアグ検査において、ダイアグ異常が検出された場合は、車両メーカーより不具合の原因調査が行われる。不具合の原因調査では、緊急通報ECUの内部の不揮発性メモリに記録されているエラー・ログと時刻情報とを確認すると共に緊急通報ECUの機能確認を行う。機能確認で問題がないと特定されると、エラー・ログにより不具合の現象を特定し、時刻情報によりどの検査段階で異常が発生したのかを追求することが不具合の原因を特定するには有効である。このような事情から、車両メーカーからも不具合の原因を特定するのに有効な時刻情報を提供して欲しいという要求がある。緊急通報ECUにおいて、時刻情報を取得する方法としては、例えばGPS(Global Positioning System)信号からGPS時刻を取得する方法(例えば特許文献1参照)、車両バッテリから電源が供給されている時間を累積通電時間として積算する方法(例えば特許文献2参照)、作動履歴を数値として積算する方法(例えば特許文献3参照)等がある。
特開2009−152922号公報 特開平8−201233号公報 特開2014−77690号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、自動車生産ラインが屋内であるので、緊急通報ECUがGPS信号を必ず受信するとは限らず、GPS時刻がデフォルト時刻となっている場合もある。又、車両バッテリからの電源の供給が断たれた場合にはGPS受信機が起動しないこともあるので、正確な時刻情報を車両メーカーへと提供することができない虞がある。更に、GPS時刻を取得したとしても、緊急通報ECUが取得したGPS時刻と、自動車生産ラインの検査装置が計時する時刻との間に誤差が発生していると、異常が発生した検査段階を誤って特定してしまう虞もある。特許文献2の方法では、車両バッテリから電源が供給されている時間を累積通電時間として積算する構成が必要になると共に、何らかの原因で累積通電時間が途中でリセットしてしまうと、正確な時刻情報を車両メーカーへと提供することができない虞がある。特許文献3の方法では、作動履歴を数値として積算する構成が必要になると共に、何らかの原因で作動履歴の数値が途中でリセットしてしまうと、この場合も、正確な時刻情報を車両メーカーへと提供することができない虞がある。又、これら特許文献2の方法や特許文献3の方法では共に、累積通電時間や作動履歴の数値を、検査装置が計時する時刻と対応付けることができない。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、異常が発生した検査段階を特定するのに有効な時刻情報を車両メーカーへと提供することができる車両用ダイアグノーシス装置、車両用検査システム及び時刻記憶制御プログラムを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、装置側記憶部は、自動車生産ラインの検査工程の検査段階で検査装置により検出された異常の発生を示すエラー・ログを記憶可能である。制御部は、検査段階で異常の発生が検査装置により検出されると、少なくともエラー・ログと、当該異常の発生が検出された時点で検査装置により計時された時刻を示す生産ライン時刻情報とを対応付けて装置側記憶部に記憶する。
即ち、自動車生産ラインの検査工程の検査段階で異常の発生が検査装置により検出されると、少なくともエラー・ログと生産ライン時刻情報とを対応付けて記憶するようにした。これにより、最終機能検査であるダイアグノーシス検査において、エラー・ログと対応付けて記憶している生産ライン時刻情報を検査装置に提供することで、異常が発生した検査段階を特定するのに有効な時刻情報を車両メーカーへと提供することができる。
本発明の一実施形態を示す機能ブロック図 自動車生産ラインの工程を示す図 検査装置が行う処理を示すフローチャート 緊急通報ECUが行う処理を示すフローチャート 検査装置及び緊急通報ECUがそれぞれ時刻情報を記憶する時系列を示す図(その1) 検査装置及び緊急通報ECUがそれぞれ時刻情報を記憶する時系列を示す図(その2)
以下、本発明の車両用ダイアグノーシス装置を緊急通報用の電子制御装置(以下、緊急通報ECU(Electronic Control Unit)と称する)に適用した一実施形態について図面を参照して説明する。車両用検査システム1は、図1に示すように、車両メーカーの工場に敷設されている自動車生産ラインにおいて、緊急通報ECU2と、自動車生産ラインの一装置である検査装置3とがデータ通信可能に接続される。緊急通報ECU2は、データ通信モジュール(DCM:Data Communication Module)として車両に実装可能である。検査装置3は、検査員が緊急通報ECU2の検査を行うための操作入力を受け付け可能であり、検査を行うための操作入力を受け付けると、CPUが予め格納している検査プログラムを実行することで、検査に関連する処理を実行する。
緊急通報ECU2は、無線通信部4と、車両インタフェース(IF)部5とを有する。無線通信部4は、主CPU(Central Processing Unit)6(制御部)と、電源管理部7と、無線通信処理部8と、GPS(Global Positioning System)信号処理部9と、音声処理部10と、スピーカ駆動部11と、マイク駆動部12とを有する。主CPU6は、格納している制御プログラム(時刻記憶制御プログラムを含む)を実行することで、後述する車両IF制御用CPU18と連携して無線通信部4の動作全般を制御する。又、主CPU6は、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発性メモリ14(装置側記憶部)とを内蔵している。不揮発性メモリ14は、フラッシュROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)から構成されている。
無線通信処理部8は、ネットワーク設備のインフラである基地局との間で広域無線通信を行う。GPS信号処理部9は、GPS衛星からGPS信号を捕捉すると、その捕捉したGPS信号に含まれる各種パラメータを演算して現在位置情報(緯度、経度及び高度)を取得すると共に、その捕捉したGPS信号に含まれるGPS時刻をGPS時刻情報(装置時刻情報)として取得する。音声処理部10は、主CPU6から受話音声(例えばテレマティクスサービスセンターからの音声)を入力すると、その入力した受話音声を音声処理してスピーカ駆動部11に出力すると共に、マイク駆動部12から送話音声を入力すると、その入力した送話音声を音声処理して主CPU6に出力する。スピーカ駆動部11は、車室内に設置されているスピーカ15を駆動し、音声処理部10から受話音声を入力すると、その入力した受話音声をスピーカ15から音声出力させる。マイク駆動部12は、車室内に設置されているマイク16を駆動し、マイク16から送話音声(例えばユーザが発した音声)を音声入力すると、その音声入力した送話音声を音声処理部10に出力する。電源管理部7は、電源部17に接続されており、電源部17から主CPU6への動作電力の供給を制御することで、主CPU6の省電力動作を管理する。
車両IF部5は、車両IF制御用CPU18と、エアバッグIF部19と、スイッチIF部20と、インジケータIF部21と、車載LAN(Local Area Network)IF部22と、レベル検出部23とを有する。車両IF制御用CPU18は、格納している制御プログラムを実行することで、前述した主CPU6と連携して車両IF部5の動作全般を制御する。エアバッグIF部19は、緊急通報ECU2の外部のエアバッグECU24と接続されている。エアバッグIF部19は、エアバッグ(図示せず)が展開動作していなければ通常信号をエアバッグECU24から入力し、エアバッグが展開動作すると展開検出信号をエアバッグECU24から入力する。
スイッチIF部20は、緊急通報ECU2の外部の緊急通報スイッチ25と接続されている。スイッチIF部20は、緊急通報スイッチ25が操作されていなければ通常信号を緊急通報スイッチ25から入力し、緊急通報スイッチ25が操作されると操作検出信号を緊急通報スイッチ25から入力する。インジケータIF部21は、緊急通報ECU2の外部の作動インジケータ26と接続されている。作動インジケータ26は、緊急通報ECU2の動作状態や周辺装置の接続状態等を車両IF制御用CPU18からインジケータIF部21を介して入力し、その旨をユーザに対して報知する。
車載LANIF部22は、例えばCAN(Controller Area Network)やISO(International Organization for Standardization)14230規格準拠に対応するネットワーク等の車内ネットワークと接続するためのインタフェース機能を有し、検査装置3と車内ネットワークを介して接続可能である。検査装置3は、不揮発性メモリ27(生産ライン側記憶部)を有し、検査に関連する処理を実行することで、その検査に関連する各種情報を不揮発性メモリ27に記憶する。又、検査装置3は、計時機能(内蔵時計)により計時した時刻を生産ライン時刻情報として保持する機能を有する。
レベル検出部23は、並列関係にあるACC(アクセサリ)スイッチ28とIG(イグニッション)スイッチ29を介して車両バッテリ30と接続されている。緊急通報ECU2は、自動車生産ラインにおいて車両バッテリ30と共に車体に組み付けられると、ACCスイッチ28及びIGスイッチ29のそれぞれのオンオフに関係なく車両バッテリ30からの電源が電源部17に供給される。電源部17は車両バッテリ30の電圧を各電気的ブロック要素に適合する電圧に変換し、その変換した電圧を動作電力として該当する各電気的ブロック要素に供給する。
自動車生産ラインでは、図2に示すように、例えばプレス工程、車体工程、艤装工程、組立工程、検査工程が順次行われる。検査工程では、緊急通報ECU2が車両バッテリ30と共に車体に組み付けられた状態で、例えばダイアグ消去、官能評価、機能検査が順次行われる。機能検査では、例えばメータ検査、エアコン検査、ブレーキ検査、足回り検査、排ガス検査、ナビ検査、緊急通報ECU検査等が順次行われ、それらの検査が順次行われた後に、最終機能検査であるダイアグノーシス検査(以下、ダイアグ検査と称する)が行われる。
次に、上記した構成の作用について図3から図6を参照して説明する。図3は検査工程において検査装置3が行う処理を示し、図4は検査工程において緊急通報ECU2が行う処理を示している。以下、それぞれの処理について説明する。
(1)検査工程において検査装置3が行う処理
検査装置3は、検査工程の機能検査を開始すると、予め規定されている幾つかの検査を順次行う。図2の例示では、検査装置3は、例えばメータ検査、エアコン検査、ブレーキ検査、足回り検査、排ガス検査、ナビ検査、緊急通報ECU検査を順次行う。検査装置3は、検査を開始し(A1)、検査を終了すると(A2:YES)、例えば計測値を基準範囲と比較する等して検査結果が正常であるか異常であるかを判定する(A3)。検査装置3は、例えば計測値が基準範囲内であり、検査結果が正常であると判定すると(A3:YES)、検査結果が正常である旨を示す検査結果通知信号を緊急通報ECU2に送信する(A4)。一方、検査装置3は、例えば計測値が基準範囲外であり、検査結果が異常であると判定すると(A3:NO)、その直後の生産ライン時刻情報を特定し(A5)、検査結果が異常である旨を示すと共に生産ライン時刻情報を含む検査結果通知信号を緊急通報ECU2に送信する(A6)。
次いで、検査装置3は、ダイアグ検査前の全ての検査を終了したか否かを判定し(A7)、ダイアグ検査前の全ての検査を終了していないと判定すると(A7:NO)、次の検査に移行して上記したステップA1〜A6を行う。検査装置3は、ダイアグ検査前の全ての検査を終了したと判定すると(A7:YES)、最終機能検査であるダイアグ検査を行い、ダイアグ要求信号を緊急通報ECU2に送信し(A8)、緊急通報ECU2からのダイアグ応答信号の受信を待機する(A9)。検査装置3は、緊急通報ECU2からダイアグ応答信号を受信したと判定すると(A9:YES)、後述するようにダイアグ応答信号に含まれているエラー・ログと生産ライン時刻情報とGPS時刻情報とを対応付けて不揮発性メモリ27に記憶し(A10)、検査工程の機能検査を終了する。
(2)検査工程において緊急通報ECU2が行う処理
緊急通報ECU2は、検査工程の機能検査を開始すると、検査装置3からの検査結果通知信号の受信を待機すると共に、検査装置3からのダイアグ要求信号の受信を待機する(B1、B2)。緊急通報ECU2は、検査装置3から検査結果通知信号を受信したと判定すると(B1:YES、第1の手順)、その受信した検査結果通知信号を解析し、検査結果が正常であるか異常であるかを判定する(B3)。緊急通報ECU2は、検査結果が正常であると判定すると(B3:YES)、検査結果が正常である旨を不揮発性メモリ14に記憶し(B4)、上記したB1、B2に戻る。一方、緊急通報ECU2は、検査結果が異常であると判定すると(B3:NO)、その直後のGPS時刻情報を特定し(B5)、検査結果が異常である旨と、検査結果通知信号に含まれる生産ライン時刻情報と、その特定したGPS時刻情報とを対応付けて不揮発性メモリ14に記憶し(B6、第2の手順)、上記したB1、B2に戻る。
又、緊急通報ECU2は、検査装置3からダイアグ要求信号を受信したと判定すると(B2:YES)、その時点で不揮発性メモリ14に記憶しているエラー・ログ(検査結果が異常である旨)と生産ライン時刻情報とGPS時刻情報との対応付けを含むダイアグ応答信号を検査装置3に送信し(B7)、検査工程の機能検査を終了する。
以上に説明したように車両用検査システム1において、緊急通報ECU2は、検査段階で異常の発生が検査装置3により検出されると、異常が発生した直後の生産ライン時刻情報を検査装置3から受信することで、その受信した生産ライン時刻情報を不揮発性メモリ14に記憶する。そして、緊急通報ECU2は、ダイアグ検査を行うと、その時点で不揮発性メモリ14に記憶しているエラー・ログと生産ライン時刻情報とGPS時刻情報との対応付けを含むダイアグ応答信号を検査装置3に送信する。
検査装置3及び緊急通報ECU2がそれぞれ時刻情報を記憶する従来の手法による時系列を図5に示し、本発明の手法による時系列を図6に示す。尚、図5及び図6に示す検査(n(nは自然数))は図2に示した機能検査のうちのメータ検査やエアコン検査等に該当する。従来の手法では、緊急通報ECU2は、例えば検査(3)の検査段階で異常の発生が検査装置3により検出されると、検査(3)の検査段階で異常が発生した旨とGPS時刻情報(図5では「10:07:00」)とを対応付けて不揮発性メモリ14に記憶する。そして、検査装置3がダイアグ検査を行うと、緊急通報ECU2は、その時点で不揮発性メモリ14に記憶しているエラー・ログを検査装置3に送信していた。そのため、車両メーカーでは、エラー・ログにより例えば検査(3)の検査段階で異常が発生した旨を特定可能であるが、その異常が発生した時刻の特定は困難である。
これに対し、本発明の手法では、緊急通報ECU2は、例えば検査(3)の検査段階で異常の発生が検査装置3により検出されると、その直後の生産ライン時刻情報(図6では「10:06:00」)を検査装置3から受信することで、検査(3)の検査段階で異常が発生した旨と生産ライン時刻情報(図6では「10:07:00」)とGPS時刻情報とを対応付けて不揮発性メモリ14に記憶する。そして、検査装置3がダイアグ検査を行うと、緊急通報ECU2は、その時点で不揮発性メモリ14に記憶しているエラー・ログと生産ライン時刻情報とGPS時刻情報とを検査装置3に送信する。これにより、車両メーカーでは、上記した従来の手法とは異なり、エラー・ログにより例えば検査(3)の検査段階で異常が発生した旨を特定可能であることに加え、異常が発生した直後の生産ライン時刻情報とGPS時刻情報とを特定可能である。
即ち、どの検査段階で異常が発生したのかを追求するには異常が発生した直後のGPS時刻情報よりも生産ライン時刻情報の方が重要であるので、緊急通報ECU2は、異常が発生した直後の生産ライン時刻情報を検査装置3から受信して記憶しておき、ダイアグ検査において少なくともエラー・ログと生産ライン時刻情報とを検査装置3に送信すれば良く、必ずしもGPS時刻情報を検査装置3に送信する必要はない。緊急通報ECU2は、このようにダイアグ検査においてエラー・ログと生産ライン時刻情報とを検査装置3に送信することで、異常が発生した検査段階を特定するのに有効な時刻情報を車両メーカーへと提供することができる。尚、検査装置3が計時する時刻とGPS時刻との間には精度差がある、又は緊急通報ECU2がGPS信号を受信しなかったり車両バッテリ30からの電源の供給が断たれてGPS信号処理部9が起動しなかったりする等の理由により、図6に例示しているように生産ライン時刻情報が示す時刻とGPS時刻情報が示す時刻とが一致しない(ずれている)場合もあり得るが、そのような場合でも、緊急通報ECU2は、生産ライン時刻情報を検査装置3に送信することで、異常が発生した検査段階を特定するのに有効な時刻情報を車両メーカーへと提供することができる。
以上に説明したように本実施形態によれば、次に示す作用効果を得ることができる。
緊急通報ECU2において、検査段階で異常の発生が自動車生産ラインの検査装置3により検出されると、異常が発生した直後の生産ライン時刻情報を検査装置3から受信することで、その受信した生産ライン時刻情報を不揮発性メモリ14に記憶するようにした。これにより、最終機能検査であるダイアグ検査において、エラー・ログと対応付けて記憶している生産ライン時刻情報を検査装置3に送信することで、異常が発生した検査段階を特定するのに有効な時刻情報を車両メーカーへと提供することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
検査工程における検査の種類や工数は、例示した種類や工数以外であっても良い。
図面中、1は車両用検査システム、2は緊急通報ECU(車両用ダイアグノーシス装置)、3は検査装置、6は主CPU(制御部)、9はGPS信号処理部、12は不揮発性メモリ(装置側記憶部)、27は不揮発性メモリ(生産ライン側記憶部)である。

Claims (6)

  1. 自動車生産ラインの検査工程の検査段階で検査装置(3)により検出された異常の発生を示すエラー・ログを記憶可能な装置側記憶部(14)と、
    前記検査段階で異常の発生が前記検査装置により検出されると、少なくとも前記エラー・ログと、その異常の発生が検出された時点で前記検査装置により計時された時刻を示す生産ライン時刻情報とを対応付けて前記装置側記憶部(14)に記憶する制御部(4)と、を備えたことを特徴とする車両用ダイアグノーシス装置(2)。
  2. 請求項1に記載した車両用ダイアグノーシス装置において、
    前記制御部は、前記異常の発生が検出された後に、前記生産ライン時刻情報を前記検査装置から受信することで、少なくとも前記エラー・ログと前記生産ライン時刻情報とを対応付けて前記装置側記憶部に記憶することを特徴とする車両用ダイアグノーシス装置。
  3. 請求項1又は2に記載した車両用ダイアグノーシス装置において、
    前記制御部は、前記エラー・ログと前記生産ライン時刻情報とに加え、前記異常の発生が検出された時点で自装置により取得された時刻を示す装置時刻情報をも対応付けて前記装置側記憶部に記憶することを特徴とする車両用ダイアグノーシス装置。
  4. 請求項3記載した車両用ダイアグノーシス装置において、
    GPS信号を受信してGPS時刻を取得するGPS信号処理部(9)を備え、
    前記制御部は、GPS信号処理部により取得されたGPS時刻を示すGPS時刻情報を前記装置時刻情報として前記装置側記憶部に記憶することを特徴とする車両用ダイアグノーシス装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載した車両用ダイアグノーシス装置(2)と、
    前記生産ライン時刻情報を記憶する生産ライン側記憶部(27)を有する検査装置(3)と、を備え、
    前記検査装置は、前記自動車生産ラインの検査工程の検査段階での異常の発生を検出すると、その直後の前記生産ライン時刻情報を前記車両用ダイアグノーシス装置に送信することを特徴とする車両用検査システム(1)。
  6. 車両用ダイアグノーシス装置(2)の制御部(6)に、
    自動車生産ラインの検査工程の検査段階で異常の発生が検査装置(3)により検出されると、その異常の発生が検出された時点で前記検査装置により計時された時刻を示す生産ライン時刻情報を前記検査装置から受信する第1の手順と、
    少なくとも前記異常の発生を示すエラー・ログと前記生産ライン時刻情報とを対応付けて装置側記憶部(14)に記憶する第2の手順と、を実行させることを特徴とする時刻記憶制御プログラム。
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