JP6379996B2 - 電子部品、回路モジュール及び回路基板 - Google Patents

電子部品、回路モジュール及び回路基板 Download PDF

Info

Publication number
JP6379996B2
JP6379996B2 JP2014217551A JP2014217551A JP6379996B2 JP 6379996 B2 JP6379996 B2 JP 6379996B2 JP 2014217551 A JP2014217551 A JP 2014217551A JP 2014217551 A JP2014217551 A JP 2014217551A JP 6379996 B2 JP6379996 B2 JP 6379996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external electrode
solder
straight line
chip component
solder resist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014217551A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016086066A (ja
Inventor
石川 浩史
浩史 石川
彰夫 勝部
彰夫 勝部
裕樹 北山
裕樹 北山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2014217551A priority Critical patent/JP6379996B2/ja
Publication of JP2016086066A publication Critical patent/JP2016086066A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6379996B2 publication Critical patent/JP6379996B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

本発明は、電子部品及び該電子部品が回路基板に実装された回路モジュール、並びに、回路基板に関する。
従来の電子部品に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の底面電極チップ部品の表面実装用ランドパターンが知られている。図26は、特許文献1に記載のチップ部品510及び緩衝基板530を示した斜視図である。
チップ部品510は、2つの底面電極511a,511bを備えている。緩衝基板530は、2つのランドパターン540a,540bを備えている。ランドパターン540aは、ランド541a,541bを含んでいる。ランドパターン540bは、ランド541c,541dを含んでいる。そして、底面電極511aがランド541a,541bにはんだにより接続され、底面電極511bがランド541c,541dにはんだにより接続される。これにより、チップ部品510が緩衝基板530に実装される。以上のように構成された特許文献1に記載の底面電極チップ部品の表面実装用ランドパターンによれば、チップ部品510が傾いた状態で緩衝基板530に実装されることが抑制される。
ところで、特許文献1に記載の底面電極チップ部品の表面実装用ランドパターンでは、チップ部品510と緩衝基板530との接合強度が低下してしまう。より詳細には、チップ部品510が傾くことを抑制するために、ランドパターン540aがランド541a,541bに分割され、ランドパターン540bがランド541c,541dに分割されている。この場合、ランド541a,541bの間及びランド541c,541dの間に隙間が発生する。したがって、底面電極511aとランド541a,541bとの接合面積が小さくなり、これらの接合強度が低下する。同様に、底面電極511bとランド541c,541dとの接合面積が小さくなり、これらの接合強度が低下する。
特開2004−335657号公報
本発明の目的は、電子部品と回路基板との接合強度の低下を抑制しつつ、電子部品が傾いた状態で回路基板に実装されることを抑制できる電子部品、回路基板及び回路モジュールを提供することである。
本発明の第1の形態に係る電子部品は、長方形状の実装面を有する部品本体と、前記実装面に設けられている第1の外部電極及び第2の外部電極と、前記第1の外部電極上に設けられている第1の部材及び第2の部材と、を備えており、前記第1の部材及び前記第2の部材のはんだに対する濡れ性は、前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極のはんだに対する濡れ性よりも低く、前記実装面の対角線の交点を通過し、かつ、該実装面の長辺に平行な直線が第1の直線であり、前記実装面の対角線の交点を通過し、かつ、該実装面の短辺に平行な直線が第2の直線であり、前記第1の直線は、前記第1の部材と前記第2の部材との間を通過しており、前記第2の直線は、前記第1の外部電極と前記第2の外部電極との間を通過していること、を特徴とする。
本発明の第2の形態に係る回路モジュールは、前記電子部品と、回路基板と、を備えており、前記回路基板は、第1の主面を有する基板本体と、前記第1の主面に設けられている第3の外部電極及び第4の外部電極と、を備えており、前記第1の外部電極と前記第3の外部電極とがはんだにより接続され、前記第2の外部電極と前記第4の外部電極とがはんだにより接続されていること、を特徴とする。
本発明の第3の形態に係る回路基板は、電子部品が実装される長方形状の実装エリアを含む主面を有する基板本体と、前記実装エリアに設けられている第1の外部電極及び第2の外部電極と、前記第1の外部電極上に設けられている第5の部材及び第6の部材と、を備えており、前記第5の部材及び前記第6の部材のはんだに対する濡れ性は、前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極のはんだに対する濡れ性よりも低く、前記実装エリアの対角線の交点を通過し、かつ、該実装エリアの長辺に平行な直線が第3の直線であり、前記実装エリアの対角線の交点を通過し、かつ、該実装エリアの短辺に平行な直線が第4の直線であり、前記第3の直線は、前記第5の部材と前記第6の部材との間を通過しており、前記第4の直線は、前記第1の外部電極と前記第2の外部電極との間を通過していること、を特徴とする。
本発明の第4の形態に係る回路基板は、長方形状をなす主面を有する基板本体と、前記主面に設けられている第1の外部電極及び第2の外部電極と、前記第1の外部電極上に設けられている第7の部材及び第8の部材と、を備えており、前記第7の部材及び前記第8の部材のはんだに対する濡れ性は、前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極のはんだに対する濡れ性よりも低く、前記主面の対角線の交点を通過し、かつ、該主面の長辺に平行な直線が第5の直線であり、前記主面の対角線の交点を通過し、かつ、該主面の短辺に平行な直線が第6の直線であり、前記第5の直線は、前記第7の部材と前記第8の部材との間を通過しており、前記第6の直線は、前記第1の外部電極と前記第2の外部電極との間を通過していること、を特徴とする。
本発明によれば、電子部品と回路基板との接合強度の低下を抑制しつつ、電子部品が傾いた状態で回路基板に実装されることを抑制できる。
振動デバイス10の外観斜視図である。 振動デバイス10の分解斜視図である。 図1のA−Aにおける断面構造図である。 チップ部品18の平面図である。 チップ部品18,19及び感温部品20の実装時の斜視図である。 チップ部品18,19及び感温部品20の実装時の斜視図である。 リフロー工程において、比較例に係るチップ部品118が傾いた時の断面構造図である。 リフロー工程において、チップ部品18が傾いた時の断面構造図である。 チップ部品18を上側から平面視した図である。 チップ部品18を前側から平面視した図である。 セラミック基板12を下側から平面視した図である。 実験結果を示したグラフである。 実験結果を示したグラフである。 チップ部品18aを上側から平面視した図である。 チップ部品18bを上側から平面視した図である。 チップ部品18cを上側から平面視した図である。 チップ部品18dを上側から平面視した図である。 チップ部品18eを上側から平面視した図である。 チップ部品18fを上側から平面視した図である。 チップ部品18gを上側から平面視した図である。 チップ部品18hの外観斜視図である。 チップ部品18hを上側から平面視した図である。 チップ部品18iを上側から平面視した図である。 セラミック基板12aの外観斜視図である。 その他の実施形態に係るセラミック基板12bの外観斜視図である。 特許文献1に記載のチップ部品510及び緩衝基板530を示した斜視図である。
(振動デバイスの構造)
以下に、本発明の電子部品の一実施形態に係るチップ部品を備えた振動デバイスについて図面を参照しながら説明する。図1は、振動デバイス10の外観斜視図である。図2は、振動デバイス10の分解斜視図である。図3は、図1のA−Aにおける断面構造図である。図4は、チップ部品18の平面図である。以下では、振動デバイス10の主面に対する法線方向を上下方向と定義し、上側から平面視したときに、振動デバイス10の長辺が延在する方向を左右方向と定義し、振動デバイス10の短辺が延在する方向を前後方向と定義する。
振動デバイス10は、図1ないし図3に示すように、セラミック基板12、金属キャップ14、水晶片16、チップ部品18,19及び感温部品20を備えた回路モジュールであり、本実施形態では温度補償型水晶発振子である。
セラミック基板12(回路基板の一例)は、基板本体21、外部電極22,26,30,34,36,40,42,44、配線24,28,32,38及びビアホール導体v1,v2を含んでいる。基板本体21は、上側から平面視したときに、長方形状をなす平板である。基板本体21は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、炭化ケイ素質焼結体、ガラスセラミックス焼結体等のセラミックス系絶縁性材料、水晶、ガラス、シリコン等により作製されている。基板本体21の上側の主面を表面と呼び、基板本体21の下側の主面を裏面と呼ぶ。
外部電極22は、基板本体21の表面の左後ろの角近傍に設けられている正方形状の導体層である。外部電極26は、基板本体21の表面の左前の角近傍に設けられている正方形状の導体層である。外部電極22と外部電極26とは、前後方向に並んでいる。
外部電極30は、基板本体21の裏面の中央(対角線の交点)に対して後ろ側に設けられている長方形状の導体層である。外部電極36は、基板本体21の裏面の中央(対角線の交点)に対して前側に設けられている長方形状の導体層である。外部電極30と外部電極36とは、前後方向に並んでいる。
外部電極34は、基板本体21の裏面の右後ろの角近傍に設けられている正方形状の導体層である。外部電極40は、基板本体21の裏面の左前の角近傍に設けられている正方形状の導体層である。外部電極42は、基板本体21の裏面の左後ろの角近傍に設けられている正方形状の導体層である。外部電極44は、基板本体21の裏面の右前の角近傍に設けられている正方形状の導体層である。
配線24は、基板本体21の表面に設けられ、外部電極22から左側に向かって延在している直線状の導体層である。配線24の左端は、上側から平面視したときに、外部電極42と重なっている。配線28は、外部電極26から前側に延在した後に右側に向かって延在している線状の導体層である。配線28の右端は、上側から平面視したときに、外部電極44と重なっている。
配線38は、基板本体21の裏面に設けられ、外部電極36と外部電極40とを接続する線状の導体層である。配線32は、基板本体21の裏面に設けられ、外部電極30と外部電極34とを接続する線状の導体層である。
以上のような外部電極22,26,30,34,36,40,42,44、配線24,28,32,38は、例えば、タングステン、モリブデン等のメタライズ層にニッケル、金等の被膜がメッキされることにより作製される。
ビアホール導体v1は、基板本体21を上下方向に貫通しており、配線24の左端と外部電極42とを接続している。これにより、外部電極22と外部電極42とが電気的に接続されている。
ビアホール導体v2は、基板本体21を上下方向に貫通しており、配線28の右端と外部電極44とを接続している。これにより、外部電極26と外部電極44とが電気的に接続されている。
ビアホール導体v1,v2は、基板本体21に形成されたビアホールに対してタングステン、ニッケル等の導体が埋め込まれて作製される。
水晶片16は、水晶本体17及び外部電極97,98を含んでいる。水晶本体17は、上側から平面視したときに、長方形状をなす平板である。水晶本体17は、例えば、水晶の原石などから所定の角度で切り出されたATカット型である。水晶本体17の上側の主面を表面と呼び、水晶本体17の下側の主面を裏面と呼ぶ。
外部電極97は、水晶本体17の裏面の左後ろの角近傍に設けられている正方形状の導体層である。外部電極98は、水晶本体17の裏面の左前の角近傍に設けられている正方形状の導体層である。外部電極97,98は、例えば、クロムの下地層上に金が積層されることにより作製される。
なお、水晶片16は、水晶本体17及び外部電極97,98以外の構成も含んでいる。しかしながら、水晶片16は一般的な水晶片と同じ構造であるので、詳細な説明を省略する。
水晶片16は、セラミック基板12の表面上に実装される。具体的には、外部電極22と外部電極97とが導電性接着剤210により接続され、外部電極26と外部電極98とが導電性接着剤212により接続される。
金属キャップ14は、下側が開口した直方体状の箱であり、例えば、鉄ニッケル合金、具体的には42Niにより作製されている。金属キャップ14は、基板本体21の表面上に取り付けられ、基板本体21の表面全面を覆い隠している。これにより、水晶片16は、金属キャップ14と基板本体21の表面とにより囲まれた空間内に収容されている。また、この空間は、金属キャップ14が基板本体21に密着することによって、真空状態に保たれている。
感温部品20は、温度センサーとして機能するサーミスタであり、本実施形態では、NTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスタである。感温部品20は、チップ本体70及び外部電極72,74を含んでいる。
チップ本体70は、直方体状をなしている。外部電極72は、チップ本体70の後面を覆うと共に、該後面に隣接する上面、下面、右面及び左面に折り返されている。外部電極74は、チップ本体70の前面を覆うと共に、該前面に隣接する上面、下面、右面及び左面に折り返されている。
感温部品20は、セラミック基板12の裏面上に実装される。具体的には、外部電極72と外部電極30とがはんだにより接続され、外部電極74と外部電極36とがはんだにより接続される。以上のような感温部品20は、水晶片16近傍の温度を検出し、図示しない温度補償回路に出力する。これにより、水晶片16の温度変化に伴う周波数変動の補正が行われる。
チップ部品18は、部品本体50、外部電極52,54,56,58、ソルダレジスト60,62,64,66及びビアホール導体v3,v4を備えている。
部品本体50は、直方体状をなしており、絶縁材料により作製されている。本実施形態では、部品本体50は、ガラスエポキシ基板である。また、部品本体50の上下方向の高さは、感温部品20の上下方向の高さよりも高い。以下では、部品本体50の上側の主面を表面と呼び、部品本体50の下側の主面を裏面と呼ぶ。また、部品本体50の表面は、チップ部品18がセラミック基板12に実装される際に、セラミック基板12と対向する実装面Sである。実装面Sは、長方形状をなしている。
ここで、図4に示すように、実装面Sの対角線の交点を交点Pとする。そして、交点Pを通過し、実装面Sの長辺に平行な直線を直線L1と定義する。また、交点Pを通過し、実装面Sの短辺に平行な直線を直線L2と定義する。
外部電極52(第1の外部電極の一例)は、部品本体50の表面の後ろ半分に設けられている正方形状の導体層である。外部電極54(第2の外部電極の一例)は、部品本体50の表面の前半分に設けられている正方形状の導体層である。これにより、直線L2は、外部電極52と外部電極54との間を通過している。また、外部電極52と外部電極54とは、直線L2に関して線対称な関係にある。
ソルダレジスト60(第1の部材の一例)及びソルダレジスト62(第2の部材の一例)は、外部電極52及び実装面S上に設けられている絶縁膜である。ソルダレジスト60,62のはんだに対する濡れ性は、外部電極52のはんだに対する濡れ性よりも低い。本実施形態では、ソルダレジスト60,62は、はんだをはじく材料により作製されている。本実施形態では、ソルダレジスト60,62は、エポキシ系樹脂により作製されている。ソルダレジスト60は、長方形状をなしており、外部電極52の左側の辺の中点において該辺と交差するように左右方向に延在している。ソルダレジスト62は、長方形状をなしており、外部電極52の右側の辺の中点において該辺と交差するように左右方向に延在している。これにより、直線L1が、ソルダレジスト60とソルダレジスト62との間を通過している。また、ソルダレジスト60とソルダレジスト62とが、直線L1に関して線対称な関係にある。
ソルダレジスト64(第3の部材の一例)及びソルダレジスト66(第4の部材の一例)は、外部電極54及び実装面S上に設けられている絶縁膜である。ソルダレジスト64,66のはんだに対する濡れ性は、外部電極54のはんだに対する濡れ性よりも低い。本実施形態では、ソルダレジスト64,66は、エポキシ系樹脂により作製されている。ソルダレジスト64は、長方形状をなしており、外部電極54の左側の辺の中点において該辺と交差するように左右方向に延在している。ソルダレジスト66は、長方形状をなしており、外部電極54の右側の辺の中点において該辺と交差するように左右方向に延在している。これにより、直線L1が、ソルダレジスト64とソルダレジスト66との間を通過している。また、ソルダレジスト64とソルダレジスト66とが、直線L1に関して線対称な関係にある。
また、直線L2は、ソルダレジスト60,62とソルダレジスト64,66との間を通過している。更に、ソルダレジスト60とソルダレジスト64とは、直線L2に関して線対称な関係にある。ソルダレジスト62とソルダレジスト66とは、直線L2に関して線対称な関係にある。
外部電極56は、部品本体50の裏面の後ろ半分に設けられている正方形状の導体層である。外部電極58は、部品本体50の裏面の前半分に設けられている正方形状の導体層である。外部電極52,54,56,58は、例えば、Cuからなる下地電極上にNiメッキ及びAuメッキが施されることにより作製されている。
ビアホール導体v3は、部品本体50を上下方向に貫通しており、外部電極52と外部電極56とを接続している。これにより、外部電極52と外部電極56とが電気的に接続されている。
ビアホール導体v4は、部品本体50を上下方向に貫通しており、外部電極54と外部電極58とを接続している。これにより、外部電極54と外部電極58とが電気的に接続されている。ビアホール導体v3,v4は、例えば、部品本体50に設けられたビアホールに対してCu等の導電性材料が充填されることにより作製される。
チップ部品18は、セラミック基板12の裏面上に実装される。具体的には、外部電極34と外部電極52とがはんだにより接続され、外部電極44と外部電極54とがはんだにより接続される。
チップ部品19は、チップ部品18と同じ構造を有しているので、説明を省略する。チップ部品19は、セラミック基板12の裏面上に実装される。具体的には、外部電極42と外部電極82とがはんだにより接続され、外部電極40と外部電極84とがはんだにより接続される。
振動デバイス10では、セラミック基板12の裏面上に感温部品20が実装されている。そのため、振動デバイス10がマザー基板に実装される際には、感温部品20が邪魔となって、セラミック基板12の外部電極34,40,42,44とマザー基板の外部電極とを直接に接続することができない。そこで、セラミック基板12の裏面上にチップ部品18,19が実装されている。これにより、チップ部品18,19を介して、外部電極34,40,42,44とマザー基板の外部電極とが電気的に接続される。
以上のように構成された振動デバイス10では、外部電極58,86から発信信号が出力される。また、外部電極56には接地電位が接続される。そして、外部電極88から感温部品20の検出信号が出力される。
(チップ部品及び感温部品の実装)
次に、チップ部品18,19及び感温部品20の実装について図面を参照しながら説明する。図5及び図6は、チップ部品18,19及び感温部品20の実装時の斜視図である。
まず、図5に示すように、外部電極30,34,36,40,42,44上にはんだを印刷する。次に、図6に示すように、はんだが印刷された外部電極30,34,36,40,42,44上にチップ部品18,19及び感温部品20を搭載する。この後、リフロー工程により、チップ部品18,19及び感温部品20をセラミック基板12の裏面上に固定する。具体的には、はんだを融点以上の温度まで加熱することにより、はんだを溶融させる。この後、はんだを冷却することにより、はんだを固化させる。これにより、外部電極34と外部電極52とがはんだにより接続され、外部電極44と外部電極54とがはんだにより接続される。更に、外部電極42と外部電極82とがはんだにより接続され、外部電極40と外部電極84とがはんだにより接続される。更に、外部電極30と外部電極72とがはんだにより接続され、外部電極36と外部電極74とがはんだにより接続される。
(効果)
以上のように構成されたチップ部品18及び振動デバイス10によれば、チップ部品18が傾いた状態でセラミック基板12に実装されることが抑制される。図7は、リフロー工程において、比較例に係るチップ部品118が傾いた時の断面構造図である。比較例に係るチップ部品118は、ソルダレジスト60,62,64,66が設けられていない点においてのみチップ部品18と相違する。図8は、リフロー工程において、チップ部品18が傾いた時の断面構造図である。図7及び図8では、振動デバイス10の上下を反転させて図示してある。
チップ部品118がセラミック基板12に実装される際には、リフロー工程が行われる。リフロー工程では、はんだを加熱して溶融させる。このとき、チップ部品118は、液体状のはんだ上に浮いた状態となる。このため、わずかな衝撃がチップ部品118やセラミック基板12に加わったり、チップ搭載時の傾きなどから、図7に示すように、チップ部品118が軸Ax1を中心として回転した状態となる。軸Ax1とは、チップ部品118の重心を通過し、かつ、直線L1に平行な直線である。
ただし、図7に示すように、前側から平面視したときに、軸Ax1を中心として反時計回りにチップ部品118が回転していると、はんだの表面の形状が左右で異なってしまう。よって、はんだの左側の表面A12に発生する表面張力の大きさとはんだの右側の表面A11に発生する表面張力大きさとに差が発生する。この表面張力の差によって、チップ部品118の傾きが是正される。
しかしながら、図7では、チップ部品118の傾きが是正されないおそれがある。より詳細には、チップ部品118では、外部電極54の下面全面にはんだが濡れ広がっている。このように、はんだが外部電極54に濡れ広がっている部分は、外部電極54に大きな力を伝えることができない。そのため、チップ部品118の傾きが是正されないまま、はんだが冷却されて固化すると、チップ部品118が軸Ax1を中心として回転した状態(すなわち、傾いた状態)でセラミック基板12に実装されてしまう。
そこで、チップ部品18には、図8に示すように、ソルダレジスト64,66が設けられている。直線L1は、ソルダレジスト64,66の間を通過している。そのため、軸Ax1は、下側から平面視したときに、ソルダレジスト64,66の間を通過している。ソルダレジスト64,66の濡れ性は、外部電極54の濡れ性よりも低い。そのため、はんだは、外部電極54に対して接触するものの、ソルダレジスト64,66には接触しない。すなわち、はんだは、ソルダレジスト64,66の下側では表面を形成している。よって、ソルダレジスト66は、はんだの左側の表面A2により押し上げられる。はんだの表面には表面張力が働くので、はんだの表面ははんだの内部に比べて変形しにくい。よって、はんだの表面A2がソルダレジスト66に伝える力は、図7のはんだが外部電極54に濡れ広がっている部分が外部電極54に伝える力よりも大きい。すなわち、はんだの表面A2がソルダレジスト66を押し上げる力は、図7のはんだが外部電極54に濡れ広がっている部分が外部電極54を押し上げる力よりも大きい。これにより、図8において軸Ax1を中心として時計回りにチップ部品18を回転させる力は、図7において軸Ax1を中心として時計回りにチップ部品118を回転させる力よりも大きくなる。その結果、チップ部品18の傾きがチップ部品118の傾きよりも是正されるようになる。以上より、チップ部品18が軸Ax1を中心として回転した状態(すなわち、傾いた状態)でセラミック基板12に実装されることが抑制される。また、外部電極34,52及びソルダレジスト60,62においても外部電極44,54及びソルダレジスト64,66と同じ現象が発生している。更に、チップ部品19についてもチップ部品18と同じことが言える。
また、チップ部品18では、ソルダレジスト60とソルダレジスト62とが、直線L1に関して線対称な関係にあり、ソルダレジスト64とソルダレジスト66とが、直線L1に関して線対称な関係にある。そのため、チップ部品18が軸Ax1を中心として時計回りに回転した場合にはんだがチップ部品18を反時計回りに回転させる力の大きさと、チップ部品18が軸Ax1を中心として反時計回りに回転した場合にはんだがチップ部品18を時計回りに回転させる力の大きさとを近づけることができる。よって、チップ部品18が軸Ax1を中心として回転した状態(すなわち、傾いた状態)でセラミック基板12に実装されることがより効果的に抑制される。
また、チップ部品18によれば、ソルダレジスト60,62,64,66が設けられることにより、外部電極34,44が分割される必要がなくなる。よって、外部電極34と外部電極52との対向面積及び外部電極44と外部電極54との対向面積が小さくなることが抑制され、これらの接合強度が低下することが抑制される。その結果、チップ部品18とセラミック基板12との接合強度が低下することが抑制される。なお、チップ部品19においてもチップ部品18と同じことが言える。
ここで、本願発明者は、チップ部品18,19及び振動デバイス10が奏する効果をより明確にするために、以下に説明する実験を行った。具体的には、比較例に係るチップ部品118(以下、第1のサンプル)及び実施例に係るチップ部品18(以下、第2のサンプル)を60個ずつ作製し、これらをセラミック基板12に実装した。そして、図7及び図8に示すように、前側から平面視したときの傾き量Dを測定顕微鏡(オリンパス社製STM−6)により測定した。以下に、実験条件を示す。図9は、チップ部品18を上側から平面視した図である。図10は、チップ部品18を前側から平面視した図である。図11は、セラミック基板12を下側から平面視した図である。
a1:1600μm
a2:700μm
a3:450μm
a4:450μm
a5:500μm
a6:75μm
a7:200μm
a8:30μm
a9:20μm
a10:200μm
b1:1600μm
b2:2000μm
b3:450μm
b4:450μm
b5:500μm
外部電極52,54は、銅の下地電極上に、5μmの厚みのニッケル膜、0.1μmの厚みのパラジウム膜及び0.1μmの厚みの金膜を形成することにより作製した。外部電極34,44は、モリブデンの下地電極上に、5μmの厚みのニッケル膜及び0.5μmの厚みの金膜を形成することにより作製した。
図12は、実験結果を示したグラフである。図12によれば、第1のサンプルでは、傾き量が0μm〜70μmに分布し、傾き量の平均値が約35μmであった。一方、第2のサンプルでは、傾き量が0μm〜20μmに分布し、傾き量の平均値が約6μmであった。よって、本実験によれば、チップ部品18の傾いた状態で実装されることが抑制されることが分かる。
次に、本願発明者は、チップ部品118の外部電極52,54の左右方向の中央に前後方向に延在するスリットを形成したチップ部品を10個作製し、第3のサンプルとした。スリットの幅は、200μmである。また、第3のサンプルの外部電極52,54のa3,a4はそれぞれ、500μm,600μmである。なお、第2のサンプルの各部のサイズに変更はない。第2のサンプルと第3のサンプルとをセラミック基板12に実装し、第2のサンプル及び第3のサンプルを長辺側から押した。そして、第2のサンプルがセラミック基板12から外れる際の力の大きさ(せん断破壊強度)及び第3のサンプルがセラミック基板12から外れる際の力の大きさ(せん断破壊強度)をそれぞれ、第2のサンプルとセラミック基板12との接合強度及び第3のサンプルとセラミック基板12との接合強度とした。接合強度の測定には、ボンドテスタ(Dage製Series4000)を用いた。テストスピードを500μm/sとした。
図13は、実験結果を示したグラフである。第2のサンプルでは、せん断破壊強度が40N〜55Nに分布し、せん断破壊強度の平均値が約50Nであった。一方、第3のサンプルでは、せん断破壊強度が70N〜100Nに分布し、せん断破壊強度の平均値が約80Nであった。よって、本実験によれば、チップ部品18とセラミック基板12との接合強度が向上することが分かる。
(第1の変形例)
以下に、第1の変形例に係るチップ部品18aについて図面を参照しながら説明する。図14は、チップ部品18aを上側から平面視した図である。
チップ部品18aは、ソルダレジスト64,66の有無、及び、ソルダレジスト60,62が位置においてチップ部品18と相違する。具体的には、チップ部品18aは、ソルダレジスト64,66を備えていない。また、ソルダレジスト60は、外部電極52の左後ろの角に設けられており、ソルダレジスト62は、外部電極52の右後ろの角に設けられている。
以上のように構成されたチップ部品18aによれば、チップ部品18aが軸Ax1を中心として回転した状態(すなわち、傾いた状態)でセラミック基板12に実装されることが抑制される。
(第2の変形例)
以下に、第2の変形例に係るチップ部品18bについて図面を参照しながら説明する。図15は、チップ部品18bを上側から平面視した図である。
チップ部品18bは、ソルダレジスト60,62,64,66の形状においてチップ部品18と相違する。具体的には、ソルダレジスト60,62,64,66は、上側から平面視したときに、正方形状をなしている。更に、ソルダレジスト60,62は、外部電極52からはみ出しておらず、ソルダレジスト64,66は、外部電極54からはみ出していない。
以上のように構成されたチップ部品18bによれば、チップ部品18bが軸Ax1を中心として回転した状態(すなわち、傾いた状態)でセラミック基板12に実装されることが抑制される。
なお、ソルダレジスト60,62,64,66の形状は、円形であってもよいし、楕円形状であってもよい。
(第3の変形例)
以下に、第3の変形例に係るチップ部品18cについて図面を参照しながら説明する。図16は、チップ部品18cを上側から平面視した図である。
チップ部品18cは、ソルダレジスト60,62,64,66の位置においてチップ部品18と相違する。ソルダレジスト60は、外部電極52の左後ろの角に設けられており、ソルダレジスト62は、外部電極52の右後ろの角に設けられている。ソルダレジスト64は、外部電極54の左前の角に設けられており、ソルダレジスト66は、外部電極54の右前の角に設けられている。
以上のように構成されたチップ部品18cによれば、チップ部品18cが軸Ax1を中心として回転した状態(すなわち、傾いた状態)でセラミック基板12に実装されることが抑制される。
(第4の変形例)
以下に、第4の変形例に係るチップ部品18dについて図面を参照しながら説明する。図17は、チップ部品18dを上側から平面視した図である。
チップ部品18dは、ソルダレジスト160,162,164,166を更に備えている点においてチップ部品18cと相違する。ソルダレジスト160は、外部電極52の左前の角に設けられており、ソルダレジスト162は、外部電極52の右前の角に設けられている。ソルダレジスト164は、外部電極54の左後ろの角に設けられており、ソルダレジスト166は、外部電極54の右後ろの角に設けられている。
以上のように構成されたチップ部品18dによれば、チップ部品18dが軸Ax1を中心として回転した状態(すなわち、傾いた状態)でセラミック基板12に実装されることが抑制される。
(第5の変形例)
以下に、第5の変形例に係るチップ部品18eについて図面を参照しながら説明する。図18は、チップ部品18eを上側から平面視した図である。
チップ部品18eは、ソルダレジスト60,62,64,66の形状においてチップ部品18と相違する。ソルダレジスト60は、外部電極52の左側の辺に沿って延在しており、ソルダレジスト62は、外部電極52の右側の辺に沿って延在している。ソルダレジスト64は、外部電極54の左側の辺に沿って延在しており、ソルダレジスト66は、外部電極54の右側の辺に沿って延在している。
以上のように構成されたチップ部品18eによれば、チップ部品18eが軸Ax1を中心として回転した状態(すなわち、傾いた状態)でセラミック基板12に実装されることが抑制される。
(第6の変形例)
以下に、第6の変形例に係るチップ部品18fについて図面を参照しながら説明する。図19は、チップ部品18fを上側から平面視した図である。
チップ部品18fは、ソルダレジスト60,62,64,66の位置においてチップ部品18と相違する。ソルダレジスト60は、外部電極52の左前の角に設けられており、ソルダレジスト62は、外部電極52の右後ろの角に設けられている。ソルダレジスト64は、外部電極54の左前の角に設けられており、ソルダレジスト66は、外部電極54の右後ろの角に設けられている。
以上のように構成されたチップ部品18fによれば、チップ部品18fが軸Ax1を中心として回転した状態(すなわち、傾いた状態)でセラミック基板12に実装されることが抑制される。
(第7の変形例)
以下に、第7の変形例に係るチップ部品18gについて図面を参照しながら説明する。図20は、チップ部品18gを上側から平面視した図である。
チップ部品18gは、ソルダレジスト60,66の有無においてチップ部品18fと相違する。チップ部品18gは、ソルダレジスト60,66を備えていない。
以上のように構成されたチップ部品18gでは、直線L1,L2の両方がソルダレジスト62とソルダレジスト64との間を通過している。そのため、チップ部品18gによれば、チップ部品18gが軸Ax1を中心として回転した状態(すなわち、傾いた状態)でセラミック基板12に実装されることが抑制される。
(第8の変形例)
以下に、第8の変形例に係るチップ部品18hについて図面を参照しながら説明する。図21は、チップ部品18hの外観斜視図である。図22は、チップ部品18hを上側から平面視した図である。
チップ部品18,18a〜18gは、4つの外部電極52,54,56,58を備えていた。一方、チップ部品18hは、2つの外部電極52,56を備えている。すなわち、チップ部品18hの実装面Sには、1つの外部電極52のみが設けられている。また、チップ部品18hは、ソルダレジスト60,62,260,262を備えている。
ソルダレジスト60は、長方形状をなしており、外部電極52の左側の辺の中点において該辺と交差するように左右方向に延在している。ソルダレジスト62は、長方形状をなしており、外部電極52の右側の辺の中点において該辺と交差するように左右方向に延在している。
ソルダレジスト260は、長方形状をなしており、外部電極52の後ろ側の辺の中点において該辺と交差するように前後方向に延在している。ソルダレジスト262は、長方形状をなしており、外部電極52の前側の辺の中点において該辺と交差するように前後方向に延在している。
以上のように構成されたチップ部品18hでは、直線L1がソルダレジスト60とソルダレジスト62との間を通過している。直線L2がソルダレジスト260とソルダレジスト262との間を通過している。そのため、チップ部品18hによれば、チップ部品18hが軸Ax1を中心として回転した状態(すなわち、傾いた状態)でセラミック基板12に実装されることが抑制される。
(第9の変形例)
以下に、第9の変形例に係るチップ部品18iについて図面を参照しながら説明する。図23は、チップ部品18iを上側から平面視した図である。
チップ部品18iは、ソルダレジスト260,262の有無においてチップ部品18hと相違する。チップ部品18hは、ソルダレジスト260,262を備えていない。
以上のように構成されたチップ部品18iでは、直線L1がソルダレジスト60とソルダレジスト62との間を通過している。一方、直線L2がソルダレジスト60とソルダレジスト62との間を通過していない。そのため、チップ部品18iによれば、チップ部品18iが軸Ax1を中心として回転した状態(すなわち、傾いた状態)でセラミック基板12に実装されることが抑制される。
(第10の変形例)
以下に、第10の変形例に係るセラミック基板12aについて図面を参照しながら説明する。図24は、セラミック基板12aを上側から平面視した図である。
セラミック基板12aは、ソルダレジスト60,62,64,66を備えている点において、セラミック基板12と相違する。なお、セラミック基板12aに実装されるチップ部品18は、ソルダレジスト60,62,64,66を備えていない。
セラミック基板12aの基板本体12は、チップ部品18,19のそれぞれが実装される長方形状の実装エリアE1,E2を含む上面を有している。実装エリアE1,E2の形状はそれぞれ、チップ部品18,19の実装面Sの形状と一致している。本実施形態では、実装エリアE1,E2の長手方向は、前後方向に延在している。
ここで、図24に示すように、実装エリアE1の対角線の交点を交点P1とする。そして、交点P1を通過し、実装エリアE1の長辺に平行な直線を直線L3と定義する。また、交点P1を通過し、実装エリアE1の短辺に平行な直線を直線L4と定義する。
外部電極34は、実装エリアE1の後ろ半分に設けられている正方形状の導体層である。外部電極44は、実装エリアE2の表面の前半分に設けられている正方形状の導体層である。これにより、直線L4は、外部電極34と外部電極44との間を通過している。また、外部電極34と外部電極44とは、直線L4に関して線対称な関係にある。
ソルダレジスト60(第5の部材の一例)及びソルダレジスト62(第6の部材の一例)は、外部電極34及び実装エリアE1上に設けられている絶縁膜である。ソルダレジスト60,62のはんだに対する濡れ性は、外部電極34のはんだに対する濡れ性よりも低い。ソルダレジスト60は、長方形状をなしており、外部電極34の左側の辺の中点において該辺と交差するように左右方向に延在している。ソルダレジスト62は、長方形状をなしており、外部電極44の右側の辺の中点において該辺と交差するように左右方向に延在している。これにより、直線L3が、ソルダレジスト60とソルダレジスト62との間を通過している。また、ソルダレジスト60とソルダレジスト62とが、直線L3に関して線対称な関係にある。
ソルダレジスト64及びソルダレジスト66は、外部電極44及び実装エリアE1上に設けられている絶縁膜である。ソルダレジスト64,66のはんだに対する濡れ性は、外部電極44のはんだに対する濡れ性よりも低い。ソルダレジスト64は、長方形状をなしており、外部電極44の左側の辺の中点において該辺と交差するように左右方向に延在している。ソルダレジスト66は、長方形状をなしており、外部電極44の右側の辺の中点において該辺と交差するように左右方向に延在している。これにより、直線L3が、ソルダレジスト64とソルダレジスト66との間を通過している。また、ソルダレジスト64とソルダレジスト66とが、直線L3に関して線対称な関係にある。
また、直線L4は、ソルダレジスト60,62とソルダレジスト64,66との間を通過している。更に、ソルダレジスト60とソルダレジスト64とは、直線L4に関して線対称な関係にある。ソルダレジスト62とソルダレジスト66とは、直線L4に関して線対称な関係にある。
なお、実装エリアE2については、実装エリアE1と同じであるので説明を省略する。
以上のように、ソルダレジスト60,62,64,66は、チップ部品18に設けられる代わりに、セラミック基板12aに設けられていてもよい。このようなセラミック基板12aにおいても、チップ部品18が傾いた状態でセラミック基板12aに実装されることが抑制される。
(その他の実施形態)
本発明に係るチップ部品及び回路モジュールは、前記チップ部品18,18a〜18i,19及び振動デバイス10に限らずその要旨の範囲内において変更可能である。
なお、チップ部品18,18a〜18i,19の構成を任意に組み合わせてもよい。
また、チップ部品18,18a〜18iにおいて、部品本体50にインダクタやコンデンサ等の回路素子が設けられていてもよい。更に、チップ部品18,18a〜18iは、インダクタやコンデンサ等を内蔵するチップ型電子部品であってもよい。
また、チップ部品18,18a〜18iと同様の構造をセラミック基板12bが備えていてもよい。図25は、その他の実施形態に係るセラミック基板12bの外観斜視図である。具体的には、セラミック基板12bは、マザー基板上に実装され、基板本体21、外部電極100,102及びソルダレジスト260,262,264,266を備えている。
基板本体12は、マザー基板に対向する実装面S1を有している。実装面S1の長手方向は、左右方向に延在している。
ここで、図25に示すように、実装面S1の対角線の交点を交点P2とする。そして、交点P2を通過し、実装面S1の長辺に平行な直線を直線L5と定義する。また、交点P2を通過し、実装面S1の短辺に平行な直線を直線L6と定義する。
外部電極100は、実装面S1の右半分に設けられている長方形状の導体層である。外部電極102は、実装面S1の左半分に設けられている長方形状の導体層である。これにより、直線L6は、外部電極100と外部電極102との間を通過している。また、外部電極100と外部電極102とは、直線L6に関して線対称な関係にある。
ソルダレジスト260(第7の部材の一例)及びソルダレジスト262(第8の部材の一例)は、外部電極100及び実装面S1上に設けられている絶縁膜である。ソルダレジスト260,262のはんだに対する濡れ性は、外部電極100のはんだに対する濡れ性よりも低い。ソルダレジスト260は、長方形状をなしており、外部電極100の後ろ側の辺の中点において該辺と交差するように前後方向に延在している。ソルダレジスト262は、長方形状をなしており、外部電極100の前側の辺の中点において該辺と交差するように前後方向に延在している。これにより、直線L5が、ソルダレジスト260とソルダレジスト262との間を通過している。また、ソルダレジスト260とソルダレジスト262とが、直線L5に関して線対称な関係にある。
ソルダレジスト264及びソルダレジスト266は、外部電極102及び実装面S1上に設けられている絶縁膜である。ソルダレジスト264,266のはんだに対する濡れ性は、外部電極102のはんだに対する濡れ性よりも低い。ソルダレジスト264は、長方形状をなしており、外部電極102の後ろ側の辺の中点において該辺と交差するように前後方向に延在している。ソルダレジスト266は、長方形状をなしており、外部電極102の前側の辺の中点において該辺と交差するように前後方向に延在している。これにより、直線L5が、ソルダレジスト264とソルダレジスト266との間を通過している。また、ソルダレジスト264とソルダレジスト266とが、直線L5に関して線対称な関係にある。
また、直線L6は、ソルダレジスト260,262とソルダレジスト264,266との間を通過している。更に、ソルダレジスト260とソルダレジスト264とは、直線L6に関して線対称な関係にある。ソルダレジスト262とソルダレジスト266とは、直線L6に関して線対称な関係にある。
このようなセラミック基板12bによれば、セラミック基板12bが傾いた状態でマザー基板に実装されることが抑制される。
なお、部品本体50は、直方体状に限らない。部品本体50は、長方形状の実装面Sを有していればよい。
チップ部品18,18a〜18i,19の実装面Sに設けられる外部電極の数は、1つ又は2つに限らない。
なお、感温部品20は、サーミスタではなくICであってもよい。
以上のように、本発明は、電子部品、回路基板及び回路モジュールに有用であり、特に、電子部品と回路基板との接合強度の低下を抑制しつつ、電子部品が傾いた状態で回路基板に実装されることを抑制できる点で優れている。
10:振動デバイス
12:セラミック基板
14:金属キャップ
16:水晶片
17:水晶本体
18,18a〜18i,19:チップ部品
20:感温部品
21:基板本体
22,26,30,34,36,40,42,44,52,54,56,58:外部電極
50:部品本体
60,62,64,66,160,162,164,166,260,262:ソルダレジスト
P:交点
S:実装面
L1〜L6:直線

Claims (7)

  1. 長方形状の実装面を有する部品本体と、
    前記実装面に設けられている第1の外部電極及び第2の外部電極と、
    前記第1の外部電極上に設けられている第1の部材及び第2の部材と、
    を備えており、
    前記第1の部材及び前記第2の部材のはんだに対する濡れ性は、前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極のはんだに対する濡れ性よりも低く、
    前記実装面の対角線の交点を通過し、かつ、該実装面の長辺に平行な直線が第1の直線であり、
    前記実装面の対角線の交点を通過し、かつ、該実装面の短辺に平行な直線が第2の直線であり、
    前記第1の直線は、前記第1の部材と前記第2の部材との間を通過しており、
    前記第2の直線は、前記第1の外部電極と前記第2の外部電極との間を通過していること、
    を特徴とする電子部品。
  2. 前記第1の部材と前記第2の部材とは、前記第1の直線に関して線対称な関係にあること、
    を特徴とする請求項に記載の電子部品。
  3. 前記第2の外部電極上に設けられている第3の部材及び第4の部材を、
    更に備えており、
    前記第1の直線は、前記第3の部材と前記第4の部材との間を通過していること、
    を特徴とする請求項又は請求項のいずれかに記載の電子部品。
  4. 前記第1の部材及び前記第2の部材と前記第3の部材及び前記第4の部材とは、前記第2の直線に関して線対称な関係にあること、
    を特徴とする請求項に記載の電子部品。
  5. 請求項ないし請求項のいずれかに記載の電子部品と、
    回路基板と、
    を備えており、
    前記回路基板は、
    第1の主面を有する基板本体と、
    前記第1の主面に設けられている第3の外部電極及び第4の外部電極と、
    を備えており、
    前記第1の外部電極と前記第3の外部電極とがはんだにより接続され、
    前記第2の外部電極と前記第4の外部電極とがはんだにより接続されていること、
    を特徴とする回路モジュール。
  6. 電子部品が実装される長方形状の実装エリアを含む主面を有する基板本体と、
    前記実装エリアに設けられている第1の外部電極及び第2の外部電極と、
    前記第1の外部電極上に設けられている第5の部材及び第6の部材と、
    を備えており、
    前記第5の部材及び前記第6の部材のはんだに対する濡れ性は、前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極のはんだに対する濡れ性よりも低く、
    前記実装エリアの対角線の交点を通過し、かつ、該実装エリアの長辺に平行な直線が第3の直線であり、
    前記実装エリアの対角線の交点を通過し、かつ、該実装エリアの短辺に平行な直線が第4の直線であり、
    前記第3の直線は、前記第5の部材と前記第6の部材との間を通過しており、
    前記第4の直線は、前記第1の外部電極と前記第2の外部電極との間を通過していること、
    を特徴とする回路基板。
  7. 長方形状をなす主面を有する基板本体と、
    前記主面に設けられている第1の外部電極及び第2の外部電極と、
    前記第1の外部電極上に設けられている第7の部材及び第8の部材と、
    を備えており、
    前記第7の部材及び前記第8の部材のはんだに対する濡れ性は、前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極のはんだに対する濡れ性よりも低く、
    前記主面の対角線の交点を通過し、かつ、該主面の長辺に平行な直線が第5の直線であり、
    前記主面の対角線の交点を通過し、かつ、該主面の短辺に平行な直線が第6の直線であり、
    前記第5の直線は、前記第7の部材と前記第8の部材との間を通過しており、
    前記第6の直線は、前記第1の外部電極と前記第2の外部電極との間を通過していること、
    を特徴とする回路基板。
JP2014217551A 2014-10-24 2014-10-24 電子部品、回路モジュール及び回路基板 Active JP6379996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014217551A JP6379996B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 電子部品、回路モジュール及び回路基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014217551A JP6379996B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 電子部品、回路モジュール及び回路基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016086066A JP2016086066A (ja) 2016-05-19
JP6379996B2 true JP6379996B2 (ja) 2018-08-29

Family

ID=55973821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014217551A Active JP6379996B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 電子部品、回路モジュール及び回路基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6379996B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11844176B2 (en) 2021-06-24 2023-12-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Printed circuit board

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62112179U (ja) * 1986-01-07 1987-07-17
JPH01189195A (ja) * 1988-01-25 1989-07-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 電気素子実装用電極
JPH02305492A (ja) * 1989-05-19 1990-12-19 Fujitsu Ltd プリント基板
JPH05347473A (ja) * 1992-06-15 1993-12-27 Toshiba Corp 配線基板
US9095066B2 (en) * 2008-06-18 2015-07-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Printed board
JP5625405B2 (ja) * 2010-03-12 2014-11-19 Tdk株式会社 表面実装型電子部品
KR101476391B1 (ko) * 2010-12-28 2014-12-24 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 전자부품
CN103650082B (zh) * 2011-07-11 2016-08-17 株式会社村田制作所 电子部件
JP2013161914A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Murata Mfg Co Ltd 電子部品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016086066A (ja) 2016-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100514558B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조방법, 회로기판 및 전자기기
US20140313682A1 (en) Composite electronic component
US10122342B2 (en) Crystal vibration device
JP2016178629A (ja) 圧電振動デバイス
JP2016178629A5 (ja)
JP2016208192A (ja) 圧電振動デバイス
JP6028882B2 (ja) 電子デバイス
JP6379996B2 (ja) 電子部品、回路モジュール及び回路基板
JP2007300416A (ja) 電子部品素子の接続構造
US20160021752A1 (en) Package base, package, electronic device, electronic apparatus, and moving object
JP5643040B2 (ja) 圧電発振器
JP2007150759A (ja) 圧電振動子収納用パッケージおよび圧電振動装置
TWI455254B (zh) 晶片接線結構
US20140035132A1 (en) Surface mount chip
US20130264910A1 (en) Piezoelectric device
JP4463139B2 (ja) 立体的電子回路装置
JP5703500B2 (ja) 電子部品の実装構造
JP6569267B2 (ja) 圧電発振器
JP2011044558A (ja) 回路モジュールおよびその製造方法
KR20120048353A (ko) 칩 저항기 및 그 제조 방법
WO2023248658A1 (ja) 回路モジュール及び回路モジュールの製造方法
JP6282800B2 (ja) 水晶振動子
JP5804762B2 (ja) 圧電デバイス
JP2016189512A5 (ja)
JP2017046341A (ja) 圧電デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160609

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6379996

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150