<通信システムの構成>
図1に、本願に係る第1実施形態として例示される通信システム1のブロック図を示す。通信システム1は、PC(Personal computerの略)(本発明の情報処理装置の一例)10、スキャナ(本発明のスキャナの一例)30、プリンタ(本発明のプリンタの一例)32、AP(アクセスポイント)34を備える。
PC10の構成について説明する。PC10は、CPU(Central Processing Unitの略)(本発明の制御部、コンピュータの一例)12、記憶部14、ディスプレイ(本発明の表示部の一例)16、マウス(本発明の操作部の一例)18、ネットワークI/F(本発明の通信部の一例)20を主に備えている。これらの構成要素は、入出力ポート22を介して互いに通信可能とされている。
ネットワークI/F20は、AP34を介して外部装置と通信するものであり、AP34を介して、スキャナ30およびプリンタ32に接続される。これにより、PC10は、スキャナ30およびプリンタ32と各種データの送受信を行うことが可能である。
ディスプレイ16は、表示面を有しており、表示面に画像データに基づく画像等を表示する。マウス18は、ディスプレイ16の表示面に表示されるポインタを移動させるためのものであり、ユーザによるクリック操作等を受け付け、受け付けた操作に応じた信号を出力する
CPU12は、記憶部14内の制御プログラム(本発明の制御プログラムの一例)26に従って処理を実行する。制御プログラム26は、スキャナ30にスキャン処理を実行させるためのプログラムである。以降、制御プログラム26など、プログラムを実行するCPU12のことを、単にプログラム名でも記載する場合がある。例えば、「制御プログラム26が」という記載は、「制御プログラム26を実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。
なお、記憶部14は、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、フラッシュメモリー、HDD(ハードディスクの略)、CPU12が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。また、記憶部14は、データ記憶領域(本発明の記憶部の一例)28を備える。データ記憶領域28は、スキャナ30から取得したスキャンデータ、制御プログラム26の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。
<N−up印刷>
通信システム1では、スキャナ30が、PC10からのスキャン指令に従って、スキャン処理を実行し、スキャン処理により生成されたスキャンデータが、PC10に送信される。これにより、PC10のディスプレイ16には、スキャンデータに基づく画像が表示される。そして、その画像を用いて、N−up印刷を行うことが可能となっている。N−up印刷とは、複数枚の原稿を1枚の原稿に纏めて印刷することである。
詳しくは、PC10では、制御プログラム26が実行されると、図2に示すように、ディスプレイ16の表示面50に、メイン画面52が表示される。メイン画面52には、メインスキャンボタン54と4つの設定選択ボタン56a,56b,56c,56dと設定値表示欄58とが表示される。メインスキャンボタン54は、スキャン処理を実行するためのボタンである。設定選択ボタン56は、スキャン処理時のスキャン設定を選択するためのボタンであり、設定選択ボタン56毎にスキャン処理時の設定値が設定されている。それらメインスキャンボタン54および、設定選択ボタン56の操作時には、各ボタン上に、マウス操作により、ポインタ(本発明の指示子の一例)60を移動させ、左クリック操作(選択動作)が行われる。
なお、ディスプレイ16に表示されているメインスキャンボタン54等の画像上に、マウス操作により、ポインタ60を移動させ、左クリック操作を行うことを、単に、ボタン等に対する左クリック操作と記載する場合がある。また、設定値表示欄58は、現在設定されているスキャン処理の設定値が表示される。つまり、4つの設定選択ボタン56のうちの何れか1つのボタンに対する左クリック操作が行われると、操作されたボタンに応じて設定されている設定値が、設定値表示欄58に表示される。
メイン画面52において、メインスキャンボタン54に対する左クリック操作が行われると、スキャン指令が、PC10からスキャナ30に送信される。この際、4つの設定選択ボタン56のうちの選択されているボタンに応じた設定値が、スキャン指令とともに、スキャナ30に送信される。つまり、PC10は、所定の設定値に従ったスキャン指令をスキャナ30に送信する。なお、スキャナ30のADF(Auto Document Feederの略)(図示省略)若しくは、フラットベッド(図示省略)には、原稿がセットされている。
スキャナ30は、所定の設定値を指定したスキャン指令を受信すると、その設定値に従ったスキャン処理を実行し、スキャン処理により生成されたスキャンデータを、PC10に送信する。PC10は、スキャンデータを受信すると、受信したスキャンデータをデータ記憶領域28に記憶する。また、PC10は、スキャンデータをスキャナ30から受信すると、図3に示すように、ディスプレイ16の表示面50のメイン画面52の隣に、プレビュー画面70を表示する。このプレビュー画面70には、受信したスキャンデータに基づく画像72が表示される。さらに、プレビュー画面70には、印刷ボタン76と記憶ボタン78が表示される。印刷ボタン76は、プレビュー画面70に表示されている画像を印刷するためのボタンであり、記憶ボタン78は、プレビュー画面70に表示されている画像をデータ記憶領域28に記憶するためのボタンである。
通信システム1では、プレビュー画面70に表示された画像72を用いて、N−up印刷を行う際に、ユーザは、1回のボタン操作により、その画像72と別の画像の配置箇所を設定するとともに、スキャナ30へのスキャン指令を送信することが可能となっている。詳しくは、プレビュー画面70に表示されている画像72の上に、マウス操作により、ポインタ60を移動させることで、図4に示すように、その画像72の上に、4つの継続スキャンボタン(本発明の第1のアイコンの一例)80a,80b,80c,80dが表示される。継続スキャンボタン80aは、上向き矢印の形状をなし、画像72の上縁部に表示される。継続スキャンボタン80bは、右向き矢印の形状をなし、画像72の右縁部に表示される。継続スキャンボタン80cは、下向き矢印の形状をなし、画像72の下縁部に表示される。継続スキャンボタン80dは、左向き矢印の形状をなし、画像72の左縁部に表示される。
各継続スキャンボタン80a,80b,80c,80dは、スキャン処理を実行するとともに、スキャン処理により得られるスキャンデータに基づく画像の配置箇所を、各継続スキャンボタン80a,80b,80c,80dの矢印形状の向く箇所に設定するためのボタンである。つまり、例えば、継続スキャンボタン80bに対する左クリック操作が行われると、スキャナ30にスキャン指令が送信される。この際、スキャン指令とともにスキャン処理の設定値も送信されるが、そのスキャン処理の設定値は、先に行われたスキャン処理の設定値と同じである。
詳しくは、先に行われたスキャン処理実行時に、スキャン処理の設定値がデータ記憶領域28に記憶される。つまり、プレビュー画面70に表示されている画像72のスキャン処理時には、図2のメイン画面52において選択されていた設定選択ボタン56に応じた設定値が、データ記憶領域28に記憶される。そして、プレビュー画面70の継続スキャンボタン80に対する左クリック操作が行われると、データ記憶領域28に記憶されている設定値が抽出され、その抽出された設定値が、スキャン指令とともに、スキャナ30に送信される。
スキャナ30は、所定の設定値に従ったスキャン指令を受信すると、その設定値に従ったスキャン処理を実行し、スキャン処理により生成されたスキャンデータを、PC10に送信する。PC10は、スキャンデータを受信すると、プレビュー画面70に表示されている画像72に、受信したスキャンデータに基づく画像を結合させた状態で、プレビュー画面70に表示する。この際、受信したスキャンデータに基づく画像は、操作された継続スキャンボタン80により設定された箇所に結合される。具体的には、今回の説明では、継続スキャンボタン80bが操作されており、継続スキャンボタン80bの操作により設定される新たな画像の配置箇所は、プレビュー画面70に表示されている画像72の右側方である。このため、図5に示すように、新たに受信したスキャンデータに基づく画像82が、プレビュー画面70に既に表示されていた画像72の右縁に結合された状態で、プレビュー画面70に表示される。なお、新たに受信したスキャンデータに基づく画像82は、プレビュー画面70に既に表示されていた画像72と同じ大きさで表示される。これにより、例えば、2枚の原稿を1枚の原稿に印刷するN−up印刷のイメージ画像を、ディスプレイ16において、ユーザは確認することが可能となる。
また、図5に示すプレビュー画面70において、印刷ボタン76に対する左クリック操作が行われることで、2枚の原稿を1枚の原稿に印刷するN−up印刷が実行される。具体的には、図5に示すプレビュー画面70において、印刷ボタン76に対する左クリック操作が行われると、ディスプレイ16の表示面50には、印刷サイズ選択画面(図示省略)が表示される。印刷サイズ選択画面には、N−up印刷時の原稿のサイズを選択するための複数の選択ボタン(図示省略)が表示される。複数の選択ボタンには、例えば、A4サイズ,B4サイズ等の原稿のサイズを選択するためのボタンがあり、それら複数のボタンのうちの任意のボタンに対する左クリック操作が行われることで、操作されたボタンに応じた原稿サイズの印刷指令が、プリンタ32に送信される。この際、印刷指令とともに、プレビュー画面70に表示されている状態の画像72と画像82との画像データが送信される。つまり、画像72の右縁に画像82が結合された状態の画像の画像データが、印刷指令とともに、プリンタ32に送信される。そして、プリンタ32は、印刷指令を受信すると、指令に従った原稿サイズの印刷処理を実行する。これにより、画像72と画像82とが1枚の原稿に印刷される。つまり、2枚の原稿を1枚の原稿に印刷するN−up印刷が行われる。
また、図5に示すプレビュー画面70において、記憶ボタン78に対する左クリック操作が行われることで、2枚の原稿を1枚の原稿に印刷するN−up印刷のイメージ画像の画像データが、データ記憶領域28に記憶される。具体的には、図5に示すプレビュー画面70において、記憶ボタン78に対する左クリック操作が行われると、ディスプレイ16の表示面50には、データ形式選択画面(図示省略)が表示される。データ形式選択画面には、画像データのデータ形式を選択するための複数の選択ボタン(図示省略)が表示される。複数の選択ボタンには、例えば、JPEG方式,PDF方式等のデータ形式を選択するためのボタンがあり、それら複数のボタンのうちの任意のボタンに対する左クリック操作が行われることで、操作されたボタンに応じたデータ形式で、プレビュー画面70に表示されている状態の画像72と画像82との画像データが、データ記憶領域28に記憶される。つまり、画像72の右縁に画像82が結合された状態の画像の画像データが、操作されたボタンに応じたデータ形式で、データ記憶領域28に記憶される。
なお、上述した処理では、新たに行ったスキャン処理の設定値は、先に行われたスキャン処理の設定値と同じであったが、新たに行うスキャン処理を、先に行われたスキャン処理の設定値と異なる設定値で、行うことが可能である。詳しくは、プレビュー画面70の継続スキャンボタン80上に、マウス操作により、ポインタ60を移動させ、右クリック操作が行われることで、図6に示すように、継続スキャンボタン80の隣に設定値変更画面84が表示される。設定値変更画面84には、設定値変更ボタン86a,86bが表示されている。設定値変更ボタン86a,86bは、スキャン処理の設定値を変更するためのボタンであり、設定値変更ボタン86a,86b毎にスキャン処理の設定値が設定されている。それら設定値変更ボタン86a,86bの何れかのボタンに対する左クリック操作が行われることで、スキャン処理の設定値が、操作されたボタンに応じた設定値に変更される。そして、変更された設定値に応じたスキャン指令がスキャナ30に送信される。これにより、新たに行われるスキャン処理が、先に行われたスキャン処理の設定値と異なる設定値に従って、行うことが可能となる。
また、PC10では、新たなスキャン処理を実行することなく、N−up印刷のイメージをディスプレイ16において確認することが可能である。詳しくは、プレビュー画面70の画像72上に表示されている継続スキャンボタン80の上に、マウス操作により、ポインタ60を移動させる。この際、マウスに対する左クリック等の選択操作は、行われない。このように、継続スキャンボタン80の上にポインタ60を移動させ、マウスへの選択操作を行わないことで、継続スキャンボタン80に対する左クリック操作が行われた場合に画像が表示される位置に、点線による仮想枠が表示される。具体的には、例えば、図7に示すように、継続スキャンボタン80bの上にポインタ60を移動させ、マウスへの選択操作を行わないことで、継続スキャンボタン80bに対する左クリック操作が行われた場合に画像82が表示される位置、つまり、画像72の右側方に、仮想枠88が表示される。なお、仮想枠88の大きさは、画像72と同じ大きさである。これにより、ユーザは、新たなスキャン処理を実行することなく、N−up印刷のイメージをディスプレイ16において確認することができる。
また、図5に示されるプレビュー画面70には、2枚の原稿を1枚の原稿に印刷するN−up印刷のイメージ画像が表示されているが、3枚以上の原稿を1枚の原稿に印刷するN−up印刷のイメージ画像を、プレビュー画面70に表示することが可能である。具体的には、プレビュー画面70に表示されている画像72,82の上に、マウス操作により、ポインタ60を移動させることで、図5に示すように、画像72の上に、3つの継続スキャンボタン80a,80c,80dが表示され、画像82の上に、3つの継続スキャンボタン80e,80f,80gが表示される。継続スキャンボタン80e,80f,80gは、継続スキャンボタン80a,80b,80cと略同じ機能を有するため、説明は省略する。なお、画像72上には、継続スキャンボタン80bは表示されず、画像82上には、画像72上の継続スキャンボタン80dに相当するボタンは表示されない。これは、画像72の右縁および、画像82の左縁には、新たな画像を結合することができないためである。
図5に示す画像72,82上の継続スキャンボタン80が操作されると、操作された継続スキャンボタン80に応じた位置に、新たな画像が既存の画像72,82に結合された状態で表示される。具体的には、例えば、画像72上の継続スキャンボタン80cに対する左クリック操作が行われると、スキャナ30にスキャン指令が送信され、PC10は、スキャン指令の返信として、スキャンデータを受信する。PC10は、スキャンデータを受信すると、図8に示すように、プレビュー画面70に表示されている画像72の下縁に、受信したスキャンデータに基づく画像90を結合させた状態で、プレビュー画面70に表示する。なお、新たに受信したスキャンデータに基づく画像90は、プレビュー画面70に既に表示されている画像72,82と同じ大きさで表示される。これにより、例えば、3枚の原稿を1枚の原稿に印刷するN−up印刷のイメージ画像を、ディスプレイ16において、ユーザは確認することが可能となる。
なお、図8に示すプレビュー画面70において、印刷ボタン76に対する左クリック操作が行われることで、プレビュー画面70に表示されている状態の3枚の画像72,82,90が1枚の原稿に印刷される。つまり、3枚の原稿を1枚の原稿に印刷するN−up印刷が行われる。また、図8に示すプレビュー画面70において、記憶ボタン78に対する左クリック操作が行われることで、プレビュー画面70に表示されている状態の3枚の画像72,82,90の画像データが、データ記憶領域28に記憶される。つまり、画像72の右縁に画像82が結合されるとともに、画像72の下縁に画像90が結合された状態の画像の画像データが、データ記憶領域28に記憶される。
さらに、プレビュー画面70に表示されている画像72,82,90の上に、マウス操作により、ポインタ60を移動させることで、図8に示すように、画像72の上に、2つの継続スキャンボタン80a,80dが表示され、画像82の上に、3つの継続スキャンボタン80e,80f,80gが表示され、画像90の上に、3つの継続スキャンボタン80h,80i,80jが表示される。継続スキャンボタン80h,80i,80jは、継続スキャンボタン80b,80c,80dと略同じ機能を有するため、説明は省略する。なお、画像72上には、継続スキャンボタン80cは表示されず、画像90上には、画像72上の継続スキャンボタン80aに相当するボタンは表示されない。これは、画像72の下縁および、画像90の上縁には、新たな画像を結合することができないためである。
図8に示す画像72,82,90上の継続スキャンボタン80が操作されると、操作された継続スキャンボタン80に応じた位置に、新たな画像が既存の画像72,82,90に結合された状態で表示される。具体的には、例えば、画像90上の継続スキャンボタン80hに対する左クリック操作が行われると、スキャナ30にスキャン指令が送信され、PC10は、スキャン指令の返信として、スキャンデータを受信する。PC10は、スキャンデータを受信すると、図9に示すように、プレビュー画面70に表示されている画像90の右縁に、受信したスキャンデータに基づく画像96を結合させた状態で、プレビュー画面70に表示する。なお、新たに受信したスキャンデータに基づく画像96は、プレビュー画面70に既に表示されている画像72,82,90と同じ大きさで表示される。これにより、例えば、4枚の原稿を1枚の原稿に印刷するN−up印刷のイメージ画像を、ディスプレイ16において、ユーザは確認することが可能となる。
なお、図9に示すプレビュー画面70において、印刷ボタン76に対する左クリック操作が行われることで、プレビュー画面70に表示されている状態の4枚の画像72,82,90,96が1枚の原稿に印刷される。つまり、4枚の原稿を1枚の原稿に印刷するN−up印刷が行われる。また、図9に示すプレビュー画面70において、記憶ボタン78に対する左クリック操作が行われることで、プレビュー画面70に表示されている状態の4枚の画像72,82,90,96の画像データが、データ記憶領域28に記憶される。つまり、画像72の右縁に画像82が結合され、画像72の下縁に画像90が結合され、画像82の下縁および画像90の右縁に画像96が結合された状態の画像の画像データが、データ記憶領域28に記憶される。
このように、通信システム1では、プレビュー画面70に表示された画像72,82,90,96の上の継続スキャンボタン80を操作するだけで、N−up印刷のイメージ画像を、プレビュー画面70に表示することが可能となる。これにより、非常に容易な手法により、N−up印刷のイメージ画像を、ディスプレイ16において、ユーザは確認することが可能となる。また、印刷ボタン76の操作により、N−up印刷を行うことが可能であり、記憶ボタン78の操作により、N−up印刷のイメージ画像を記憶することが可能である。これにより、N−up印刷に関する種々の処理を容易に行うことが可能となる。
<継続スキャン処理>
また、通信システム1では、複数のスキャンデータを1群のスキャンデータとして記憶する継続スキャン処理を行うことが可能である。具体的には、ディスプレイ16の表示面50に表示されたメイン画面52において、メインスキャンボタン54に対する左クリック操作が行われると、上述したように、図3に示すように、メイン画面52の隣にプレビュー画面70が表示され、そのプレビュー画面70に、メインスキャンボタン54への操作により作成されたスキャンデータに基づく画像72が表示される。その画像72の上に、ポインタ60が移動されると、上述したように、画像72の上に、継続スキャンボタン80が表示されるが、画像72の右隣に、ポインタ60が移動されると、図10に示すように、画像72の右隣に継続スキャンボタン(本発明の第2のアイコンの一例)100が表示される。なお、継続スキャンボタン100が表示されるための、ポインタ60を移動させる位置は、かならずしも画像72の右隣である必要はない。たとえば、プレビュー画面70の大きさや、表示されている画像の数等の事情により、画像72の右隣にこれ以上画像を表示させることができない場合には、ポインタ60が、プレビュー画面70において、画像72よりも下で、かつ、左の位置に移動された場合に継続スキャンボタン100が表示される構成としてもよい。すなわち、ポインタが画像72よりも後ろであることを示す位置に移動された場合に継続スキャンボタン100が表示されればよい。
この継続スキャンボタン100に対する左クリック操作が行われると、スキャナ30にスキャン指令が送信される。この際、スキャン指令とともにスキャン処理の設定値も送信されるが、そのスキャン処理の設定値は、先に行われたスキャン処理の設定値と同じである。そして、スキャナ30は、所定の設定値に従ったスキャン指令を受信すると、その設定値に従ったスキャン処理を実行し、スキャン処理により生成されたスキャンデータを、PC10に送信する。PC10は、スキャンデータを受信すると、図11に示すように、プレビュー画面70に表示されている継続スキャンボタン100の代わりに、スキャンデータに基づく画像102を表示する。
そして、図10に示すプレビュー画面70において、印刷ボタン76に対する左クリック操作が行われることで、プレビュー画面70に表示されている画像72,102の印刷処理が行われる。具体的には、図8に示すプレビュー画面70において、印刷ボタン76に対する左クリック操作が行われると、上述した印刷サイズ選択画面(図示省略)がディスプレイ16に表示される。この印刷サイズ選択画面において、印刷原稿のサイズが選択されると、選択された原稿サイズの印刷指令が、プリンタ32に送信される。この際、印刷指令とともに、画像72の画像データと画像102の画像データが送信される。そして、プリンタ32は、印刷指令を受信すると、指令に従った原稿サイズの印刷処理を実行する。これにより、画像72の印刷された原稿と画像102の印刷された原稿が作成される。
また、図11に示すプレビュー画面70において、記憶ボタン78に対する左クリック操作が行われることで、プレビュー画面70に表示されている画像72,102の画像データが1群のデータとして記憶される。具体的には、図11に示すプレビュー画面70において、記憶ボタン78に対する左クリック操作が行われると、上述したデータ形式選択画面(図示省略)がディスプレイ16に表示される。このデータ形式選択画面において、データ形式が選択されると、選択されたデータ形式で、画像72の画像データと画像102の画像データが、データ記憶領域28に記憶される。詳しくは、データ形式選択画面において、JPEG形式が選択された場合には、画像72の画像データと画像102の画像データとが同じフォルダに記憶される。また、データ形式選択画面において、PDF形式が選択された場合には、画像72の画像データと画像102の画像データとが結合され、その1つのPDF形式のデータが、1群のデータとして、データ記憶領域28に記憶される。このように、通信システム1では、継続スキャンボタン100を操作するだけで、複数のスキャンデータを、1群のデータとして記憶することが可能となり、簡易な操作により継続スキャン処理を行うことが可能となる。
<制御プログラム>
上述したN−up印刷および継続スキャン処理は、PC10のCPU12において制御プログラム26が実行されることによって行われる。以下に、図12乃至図15を用いて、CPU12で制御プログラム26が実行される際のフローを説明する。なお、このフローは、メイン画面52上の図示しない終了ボタンに対する選択操作が行われるまで繰り返し実行される。
制御プログラム26が実行されると、ディスプレイ16の表示面50に表示されたメイン画面52において、メインスキャンボタン54に対する左クリック操作が行われたか否かが、CPU12によって判断される(S100)。メインスキャンボタン54に対する左クリック操作が行われていない場合(S100のNO)には、S100の処理が繰り返される。一方、メインスキャンボタン54に対する左クリック操作が行われた場合(S100のYES)には、スキャン指令がスキャナ30に送信される(S102)。この際、メイン画面52の設定選択ボタン56への操作により設定されているスキャン処理の設定値が、スキャン指令とともに、スキャナ30に送信される。
PC10は、スキャン指令を送信すると、そのスキャン指令に対する返信として、スキャンデータをスキャナ30から受信する(S104)。そして、PC10は、受信したスキャンデータに基づく画像72を、プレビュー画面70に表示する(S106)。次に、表示された画像72の上に、ポインタ60が存在するか否かが、CPU12によって判断される(S108)。画像72の上にポインタ60が存在する場合(S108のYES)には、画像72の上に継続スキャンボタン80が表示される(S110)。
続いて、継続スキャンボタン80の上に、ポインタ60が存在するか否かが、CPU12によって判断される(S112)。継続スキャンボタン80の上にポインタ60が存在しない場合(S112のNO)には、S108に戻る。一方、継続スキャンボタン80の上にポインタ60が存在する場合(S112のYES)には、その継続スキャンボタン80に対するクリック操作が有ったか否かが、CPU12によって判断される(S114)。
継続スキャンボタン80に対するクリック操作が無い場合(S114のNO)には、ポインタ60の位置する継続スキャンボタン80に応じた位置に仮想枠88が表示される(S116)。そして、S112に戻る。一方、継続スキャンボタン80に対するクリック操作が有った場合(S114のYES)には、そのクリック操作が左クリック操作であるか否かが、CPU12によって判断される(S118)。
そのクリック操作が左クリック操作でなく、右クリック操作であった場合(S118のNO)には、設定値変更画面84がディスプレイ16の表示面50に表示される(S120)。次に、設定値変更画面84においてスキャン処理の設定値が変更される(S122)。そして、S124に進む。また、S118で、クリック操作が左クリック操作であった場合(S118のYES)にも、S124に進む。
S124では、設定値変更画面84において設定値が変更されている場合には、変更された設定値に従ったスキャン指令がスキャナ30に送信され、設定値変更画面84において設定値が変更されていない場合には、先のスキャン処理時の設定値に従ったスキャン指令がスキャナ30に送信される(S124)。次に、PC10は、スキャン指令の返信として、スキャナ30からスキャンデータを受信する(S126)。そして、PC10は、受信したスキャンデータに基づく画像82を、操作された継続スキャンボタン80に応じた位置に表示する(S128)。そして、S148に進む。
S148では、印刷ボタン76に対する左クリック操作が行われたが否かが、CPU12によって判断される(S148)。印刷ボタン76に対する左クリック操作が行われた場合(S148のYES)には、印刷サイズ選択画面がディスプレイ16の表示面50に表示される(S150)。そして、印刷サイズ選択画面において印刷サイズが選択されたか否かが、CPU12によって判断される(S152)。
印刷サイズ選択画面において印刷サイズが選択されていない場合(S152のNO)には、S152の処理が繰り返される。一方、印刷サイズ選択画面において印刷サイズが選択された場合(S152のYES)には、選択された印刷サイズに応じた印刷指令が、プリンタ32に送信される(S154)。なお、この際、プレビュー画面70に表示されている複数の画像72,82が結合された状態の画像の画像データも、プリンタ32に送信される。そして、S100に戻る。
また、S148で印刷ボタン76に対する左クリック操作が行われていない場合(S148のNO)には、記憶ボタン78に対する左クリック操作が行われたが否かが、CPU12によって判断される(S156)。記憶ボタン78に対する左クリック操作が行われていない場合(S156のNO)には、S108に戻る。一方、記憶ボタン78に対する左クリック操作が行われた場合(S156のYES)には、データ形式選択画面がディスプレイ16の表示面50に表示される(S158)。
そして、データ形式選択画面においてデータ形式が選択されたか否かが、CPU12によって判断される(S160)。データ形式選択画面においてデータ形式が選択されていない場合(S160のNO)には、S160の処理が繰り返される。一方、データ形式選択画面においてデータ形式が選択された場合(S160のYES)には、選択されたデータ形式で、プレビュー画面70に表示されている複数の画像72,82が結合された状態の画像の画像データがデータ記憶領域28に記憶される(S162)。そして、S100に戻る。
また、S108で画像72の上にポインタ60が存在しない場合(S108のNO)には、表示された画像72の右隣にポインタ60が存在するか否かが、CPU12によって判断される(S130)。表示された画像72の右隣にポインタ60が存在しない場合(S130のNO)には、S100に戻る。一方、表示された画像72の右隣にポインタ60が存在する場合(S130のYES)には、画像72の右縁に継続スキャンボタン100が表示される(S132)。
次に、継続スキャンボタン100に対するクリック操作が有ったか否かが、CPU12によって判断される(S134)。継続スキャンボタン100に対するクリック操作が無い場合(S134のNO)には、S130に戻る。一方、継続スキャンボタン100に対するクリック操作が有った場合(S134のYES)には、そのクリック操作が左クリック操作であるか否かが、CPU12によって判断される(S136)。
そのクリック操作が左クリック操作でなく、右クリック操作であった場合(S136のNO)には、設定値変更画面84がディスプレイ16の表示面50に表示される(S138)。次に、設定値変更画面84においてスキャン処理の設定値が変更される(S140)。そして、S142に進む。また、S136で、クリック操作が左クリック操作であった場合(S136のYES)にも、S142に進む。
S142では、設定値変更画面84において設定値が変更されている場合には、変更された設定値に従ったスキャン指令がスキャナ30に送信され、設定値変更画面84において設定値が変更されていない場合には、先のスキャン処理時の設定値に従ったスキャン指令がスキャナ30に送信される(S142)。次に、PC10は、スキャン指令の返信として、スキャナ30からスキャンデータを受信する(S144)。そして、PC10は、受信したスキャンデータに基づく画像102を、継続スキャンボタン100の表示されていた箇所に、継続スキャンボタン100の代わりに表示する(S146)。そして、S148以降の処理が行われる。
なお、S106を実行するCPU12は、第1表示手段および第3表示手段の一例である。S118を実行するCPU12は、位置特定手段の一例である。S128を実行するCPU12は、第2表示手段の一例である。S124を実行するCPU12は、スキャン指令出力手段の一例である。S126を実行するCPU12は、スキャンデータ取得手段の一例である。S116を実行するCPU12は、第4表示手段の一例である。S146を実行するCPU12は、第4表示手段の一例である。S154を実行するCPU12は、印刷指令出力手段の一例である。S162を実行するCPU12は、記憶手段の一例である。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る通信システム1の動作を説明する。ただし、第2実施形態における通信システム1の構成は、第1実施形態における通信システム1の構成と同じであるため、第2実施形態における通信システム1の構成の説明は省略する。
第1実施形態の通信システム1のPC10では、プレビュー画面70に表示された画像72の上に、ポインタ60を移動させることで、画像72の上に、4個の継続スキャンボタン80a,80b,80c,80dが表示されるが、第2実施形態の通信システム1では、プレビュー画面70に表示された画像72の上に、ポインタ60を移動させることで、画像72の上に、2個の継続スキャンボタンが表示される。
具体的には、プレビュー画面70に表示されている画像72の上に、マウス操作により、ポインタ60を移動させることで、図16に示すように、その画像72の上に、2つの継続スキャンボタン(本発明の第1のアイコンの一例)110a,110bが表示される。継続スキャンボタン110aは、右向き矢印の形状をなし、画像72の右縁部に表示される。継続スキャンボタン110bは、左向き矢印の形状をなし、画像72の左縁部に表示される。
継続スキャンボタン110a,110bは、第1実施形態の継続スキャンボタン80b,80dと同じ機能を有している。つまり、例えば、継続スキャンボタン110aに対する左クリック操作が行われると、スキャナ30にスキャン指令が送信される。スキャナ30は、スキャン指令を受信すると、スキャン処理を実行し、スキャン処理により生成されたスキャンデータを、PC10に送信する。PC10は、スキャンデータを受信すると、図17に示すように、受信したスキャンデータに基づく画像82が、プレビュー画面70に既に表示されていた画像72の右縁に結合された状態で、プレビュー画面70に表示される。なお、受信したスキャンデータに基づく画像82は、プレビュー画面70に既に表示されていた画像72と同じ大きさで表示される。
また、プレビュー画面70に表示されている画像72,82の上に、マウス操作により、ポインタ60を移動させることで、図17に示すように、画像72と画像82との結合部分に、2つの継続スキャンボタン110c,110dが表示される。継続スキャンボタン110cは、上向き矢印の形状をなし、画像72と画像82との結合部分の上縁部に表示される。継続スキャンボタン110dは、下向き矢印の形状をなし、画像72と画像82との結合部分の下縁部に表示される。
継続スキャンボタン110c,110dは、第1実施形態の継続スキャンボタン80a,80cと略同じ機能を有しているが、ボタン操作により結合される画像の大きさが異なっている。具体的には、例えば、継続スキャンボタン110dに対する左クリック操作が行われると、スキャナ30にスキャン指令が送信される。スキャナ30は、スキャン指令を受信すると、スキャン処理を実行し、スキャン処理により生成されたスキャンデータを、PC10に送信する。PC10は、スキャンデータを受信すると、図18に示すように、受信したスキャンデータに基づく画像112が、プレビュー画面70に既に表示されていた画像72および画像82の下縁に結合された状態で、プレビュー画面70に表示される。なお、受信したスキャンデータに基づく画像112は、プレビュー画面70に既に表示されていた画像72と画像82とを合わせた画像と同じ大きさで表示される。このため、受信したスキャンデータに基づく画像112は、外縁の長辺が左右方向に延びるようにして、プレビュー画面70に表示される。
さらに、プレビュー画面70に表示されている画像72,82,112の上に、マウス操作により、ポインタ60を移動させることで、図18に示すように、画像72と画像112との結合部分、および、画像82と画像112との結合部分に、2つの継続スキャンボタン110e,110fが表示される。継続スキャンボタン110eは、右向き矢印の形状をなし、画像82と画像112との結合部分の右縁部に表示される。継続スキャンボタン110fは、左向き矢印の形状をなし、画像72と画像112との結合部分の左縁部に表示される。
継続スキャンボタン110e,110fは、第1実施形態の継続スキャンボタン80b,80dと略同じ機能を有しているが、ボタン操作により結合される画像の大きさが異なっている。具体的には、例えば、継続スキャンボタン110eに対する左クリック操作が行われると、スキャナ30にスキャン指令が送信される。スキャナ30は、スキャン指令を受信すると、スキャン処理を実行し、スキャン処理により生成されたスキャンデータを、PC10に送信する。PC10は、スキャンデータを受信すると、受信したスキャンデータに基づく画像が、プレビュー画面70に既に表示されていた画像82および画像112の右縁に結合された状態で、プレビュー画面70に表示される。なお、受信したスキャンデータに基づく画像は、プレビュー画面70に既に表示されていた画像72と画像82と画像112とを合わせた画像と同じ大きさで表示される。
このように、第2実施形態の通信システム1では、継続スキャンボタン110は、画像の長辺の中央部に表示され、継続スキャンボタン110の操作により、画像の長辺に、新たな画像が結合される。さらに、新たに結合される画像の大きさは、既に表示されている1以上の画像を合わせた大きさと同じとされている。このため、複数の画像が結合された画像の短辺と長辺との比率は、プレビュー画面70に最初に表示された画像72の短辺と長辺との比率と同じとなる。これにより、例えば、プレビュー画面70に最初に表示された画像72の元原稿が、A4サイズ等のA列のサイズであれば、結合された画像を、A列のサイズの原稿に適切に印刷することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記第1実施形態では、図5に示すように、画像72と画像82との上に、継続スキャンボタン80a,80c,80d,80e,80f,80gが表示され、上記第2実施形態では、図17に示すように、画像72と画像82との上に、継続スキャンボタン110c,110dが表示されているが、画像72と画像82との上に、図19に示すように、継続スキャンボタン80a,80c,80d,80e,80f,80gと、継続スキャンボタン110c,110dを表示することが可能である。これにより、画像の種々の箇所に新たな画像を結合することが可能となる。
また、上記実施形態では、画像データの結合等を行うための装置として、PC10が採用されているが、スマートフォン等の携帯端末を採用することが可能である。なお、携帯端末を用いる場合は、ディスプレイの表示面がPC等に比べて小さいことが考えられる。そのため、プレビュー画面に表示されている画像に、受信したスキャンデータに基づく画像を結合させて表示を行う際、結合した画像の大きさを、結合前の画像の大きさと同じに保つために、結合後の画像の縮小表示を行ってもよい。また、携帯端末では、マウスに代えてタッチパネルを用いる。そのため、上記実施形態では、プレビュー画面に表示されている画像の上にポインタが移動されると、継続スキャンボタンが表示される構成であったが、これに代えて、プレビュー画面に表示されている画像上に、最初から上記実施形態における継続スキャンボタン80に対応する継続スキャンボタンを表示させておき、タッチ操作を受付けた場合にスキャナ30にスキャン指令を送信する構成としてもよい。また、上記実施形態では、プレビュー画面に表示されている画像よりも、後ろの位置にポインタが移動された場合に継続スキャンボタン100が表示される構成であった。しかし、フリック操作等により、上記実施形態における継続スキャンボタン100に対応する継続スキャンボタンを表示させる構成としてもよい。具体的には、例えば、図20に示すように、携帯端末のパネル120に、画像122が表示されている際に、ユーザが、矢印124の方向、つまり、右から左に向かう方向にフリック操作を行った場合に、パネル120には、図21に示すように、スキャンボタン(本発明の第2のアイコンの一例)126が表示される。そして、スキャンボタン126が操作されると、携帯端末からスキャナ30にスキャン指令が送信される。スキャナ30は、スキャン指令を受信すると、スキャン処理を実行し、スキャン処理により生成されたスキャンデータを、携帯端末に送信する。携帯端末は、スキャンデータを受信すると、図22に示すように、受信したスキャンデータに基づく画像128を、パネル120に表示する。なお、画像128の画像データは、画像122の画像データとともに、1群のデータとして記憶される。また、上記説明でのフリック操作が、左方向のフリック操作であり、ページ送りを連想させる操作であるため、1群のデータ内での順番として、画像128の画像データが、画像122の画像データの次のデータとなるように記憶される。一方、右方向へのフリック操作により、新たな画像がパネル120に表示された場合には、左方向へのフリック操作が、ページ戻しを連想させる操作であるため、先にパネル120に表示されている画像の画像データと、新たな画像の画像データとが1群のデータとして記憶される際に、新たな画像の画像データが、先に表示されていた画像の画像データの前のデータとなるように記憶される。このように、パネル120に対するフリック操作等によって、継続スキャンを実行することが可能である。
また、上記実施形態では、継続スキャンボタン80,110が、画像72等の上に表示されているが、継続スキャンボタン80,110を、画像72等から左右上下方向の少なくとも1つの方向に離れた位置に表示することが可能である。なお、継続スキャンボタン80,110が、画像72等から離れた位置に表示される際には、継続スキャンボタン100は、継続スキャンボタン80,110より画像72等から離れた位置に表示する必要がある。
また、上記実施形態及び変形例では、情報処理装置とスキャナは独立した装置であったが、一体の構成としてもよい。すなわち、スキャナが、上記実施形態及び変形例において情報処理装置が行っていた処理を、スキャナが行ってもよい。
また、上記実施形態では、CPU12によって図12乃至図15等に示す処理が実行される例を説明したが、これら処理は、CPU12に限らず、ASICや他の論理集積回路により実行されてもよいし、これら処理が、CPU等やASIC、他の論理集積回路が協働することにより実行されてもよい。