JP6378851B2 - 合成樹脂フィルム製カバーを製造する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、両側部には表面から裏面に向けて折り畳み、非折り畳み部と折り畳み部とを積層した積層部が存在し、かかる積層部の長手方向両端部には非折り畳み部と折り畳み部とを溶着した溶着ラインが配設されている合成樹脂フィルム製カバーを製造する方法に関する。
例えば、菓子パンの如き食料品、精密機器、電子部品基盤の如き工業製品或いは化学薬品が収容された容器を収納して搬送するためのトレーとして、全体として直方体形状であり上面が開放された箱状のトレーが広く実用に供されている。通常、トレーの上面には両側壁及び両端壁の上端から外側に張り出したフランジが形成されている。そして、下記特許文献1に開示されている如く、食料品等を収納したトレーの上面を覆う合成樹脂フィルム製のトレー用カバーも提案され、実用に供されている。この合成樹脂フィルム製のトレー用カバーは、その両側部には、表面から裏面に向けて折り畳み、非折り畳み部と折り畳み部とを積層した積層部を備え、積層部の長手方向両端部には非折り畳み部と折り畳み部とを溶着した溶着ラインが配設されている。かようなカバーは、カバーの片端両側部に配設されている溶着ラインの内側に規定されているポケット状部をトレーの上面片端両側に存在するフランジ角部に係止し、次いでカバーをトレーの上面に沿って延在せしめ、カバーの他端両側部に配設されている溶着ラインの内側に規定されているポケット状部をトレーの上面他端両側に存在するフランジ角部に係止することによってトレーに装着され、トレーの開放された上面を覆う。
上述したとおりの形態のカバーは、従来、下記特許文献1にも開示されている如く、矩形状に延在せしめられた合成樹脂フィルムの両側部において、表面から裏面に向けて折り畳んで非折り畳み部と折り畳み部とを積層して積層部を形成し、次いで積層部の長手方向両端部において非折り畳み部と折り畳み部を溶着して溶着ラインを配設することによって製造されている。
EP1642841A2公報
而して上述したとおりの合成樹脂製カバーを製造する従来の方法には、(1)合成樹脂フィルムを帯状に拡げた状態で搬送しながら折り畳み工程及び溶着工程を遂行する故に、製造ラインの構築に比較的広いスペースを必要とする、(2)摩擦帯電された合成樹脂フィルムの表面及び裏面に埃等が吸着され、特に上記したトレーに収納されている食料品、工業製品或いは化学薬品が収容された容器に対面する裏面に吸着された埃等は、食料品に関しては衛生上の問題を生成し、工業製品に関しては誤動作等の不具合を発生させ、化学薬品が収容された容器に関しては容器内に進入しこれに収容された化学薬品を汚染させる虞がある、(3)搬送の容易性を確保するために比較的厚い合成樹脂フィルムを原材料として使用することが必要であり(極めて薄く、従って所謂腰の強さが著しく小さい帯状合成樹脂フィルムを所要とおりに搬送することは相当困難である)、製造コストが比較的高価である、(4)製造された多数のカバーを出荷する際には、出荷物の幅方向寸法を低減するためにカバーを長手方向中心軸線を中心として折り畳むことを望まれ、従って製造の後に比較的煩雑な折り畳み工程を遂行することが必要ある、という解決すべき問題が存在する。
本発明は、上記事実に鑑みてなされものであり、その主たる技術的課題は、合成樹脂製カバーを製造する従来の方法に存在する上記問題が解決された、新規且つ改良された方法を提供することである。
本発明者等は、鋭意検討の結果、原材料として帯状の合成樹脂フィルムではなく細長いチューブ状の合成樹脂製フィルムを使用し、かかるチューブ状の合成樹脂フィルムに所要加工を施してカバーを製造することによって、上記主たる技術的課題を達成することができることを見出した。
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する方法として、両側部には表面から裏面に向けて折り畳み、非折り畳み部と折り畳み部とを積層した積層部が存在し、該積層部の長手方向両端部には該非折り畳み部と該折り畳み部とを溶着した溶着ラインが配設されている、合成樹脂フィルム製カバーを製造する方法にして、
細長いチューブ状合成樹脂フィルムを準備する準備工程と、
該準備工程の後に、該チューブ状合成樹脂フィルムの少なくとも片側部を幅方向内側に強制して蛇腹状折込部を形成する折込工程と、
該折込工程の後に、該折込部の半径方向内側端を切断して該積層部を形成する切断工程と、
該折込工程の後に、長手方向に間隔をおいて該折込部を溶着して該溶着ラインを形成する溶着工程と、
を含むことを特徴とする方法が提供される。
好ましくは、該折込工程においては、該チューブ状合成樹脂フィルムの両側部を幅方向内側に強制して該チューブ状合成樹脂フィルムの両側部に蛇腹状折込部を形成し、該切断工程においては、該チューブ状合成樹脂フィルムの片側部に存在する該折込部のみの半径方向内側端を切断し、該溶着工程においては、該チューブ状合成樹脂フィルムの該片側部に存在する該折込部のみにおいて長手方向に間隔をおいて該折込部を溶着する。該溶着工程においては、下流側に位置するカバー用合成樹脂フィルムにおける上流側溶着ラインと上流側に位置するカバー用合成樹脂フィルムの下流側溶着ラインとが同時に形成され、該溶着工程の後に、該細長いチューブ状合成樹脂フィルムを該上流側溶着ラインと該下流側溶着ラインとの間において幅方向全体に渡って切断する分離工程を含むのが好適である。
本発明の方法によれば、(1)幅方向寸法が製造されるカバーの幅よりも相当小さいチューブ状合成樹脂フィルムを搬送しながら所用工程が遂行される故に、製造ラインの構築に必要なスペースの幅を、従来の場合に比べて大幅に低減することができ、(2)製造されたカバーをトレーに適用した際には、カバーにおけるトレー内に収納された食料品等に対面する面はチューブ状合成樹脂フィルムの外部に露呈した外面ではなくて内面によって規定されるため、かかる面に埃等が吸着されることは可及的に防止され、(3)チューブ状合成樹脂フィルムを搬送する故に、帯状フィルムを搬送する場合に比べて少なくとも半分の厚さのフィルムを使用しても、適切な搬送に必要な所謂腰の強さを得ることができ、製造コストを相当低減することができる、(4)カバーはその長手方向中心軸線を中心として折り畳まれた形態で製造されるため、製造後に比較的煩雑な折り畳み工程を遂行する必要がない。
本発明の方法の好適実施形態によって製造された合成樹脂製カバーの典型例を示す斜面図。 図1に示すカバーが適用される容器の一例であるトレーの典型例を示す斜面図。 本発明の方法における準備工程及び折込工程の好適実施形態を示す簡略図。 図3に示す折込工程に使用されている折込工具を示す斜面図。 本発明の方法における切断工程、溶着工程及び分離工程の好適実施形態を示す簡略図。 本発明の方法の好適実施形態によって製造されたカバーを製造されたままの状態で示す斜面図(a)及び横断面図(b)。 本発明の方法の変形実施形態によって製造されたカバーを製造されたままの状態で示す斜面図(a)及び横断面図(b)。 本発明の方法の好適実施形態によって製造された合成樹脂製カバーの変形例を示す斜面図。
以下、添付図面を参照して、合成樹脂製カバーを製造する本発明の方法の好適実施形態について更に詳細に説明する。
図1には、本発明の方法によって製造された合成樹脂製カバーの典型例が図示されている。全体を番号2で示すカバーは、厚さが0.020乃至0.080mm程度のポリエチレンフィルムの如き適宜の合成樹脂フィルムから形成されており、その両側部には積層部4a及び4bが存在する。積層部4a及び4bの各々は、所要幅方向寸法の両側端部を表面から裏面に向けて折り畳み、非折り畳み部4a−1及び4b−1と折り畳み部4a−2及び4b−2とを積層して形成されている。積層部4a及び4b間に位置する主部6は単層のフィルムによって規定されている。
積層部4a及び4bの各々の長手方向両端部(「積層部4a及び4bの各々の長手方向両端部」は、積層部4a及び4bの各々の長手方向即ち細長く延在する方向における中間部分ではなくて両端部分に位置する部分であり、図2に図示するトレー10の矩形フランジ16の4角部の各々に対応して位置する部分を意味する)には、非折り畳み部4a−1及び4b−1と折り畳み部4a−2及び4b−2とを溶着して形成される溶着ライン6a及び6bが配設されている。溶着ライン6a及び6bの各々は積層部4a及び4bを幅方向に延びる適宜の形態のラインでよく、図示の典型例においては、長手方向内側に向かって凸状の幅方向内側弧状ライン6a−1及び6b−1と長手方向外側に向かって凸状の幅方向外側弧状ライン6a−2及び6b−2とを接続した形態である。溶着ライン6a及び6b各々の長手方向内側には、ポケット状部8a及び8bが規定されている。
図2には、図1に示すとおりのカバー2が適用される容器の一例であるトレーが図示されている。ポリプロピレン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から射出成型法によって形成することができる、全体を番号10で示すトレーは、全体として直方体形状であり上面が開放された箱状である。トレー10の開放された上面には両側壁12及び両端壁14上端から外側に張り出した矩形フランジ16が形成されている。図示のトレーにおいては、両側壁12及び両端壁14の下端部外面は主部外面よりも幾分後退せしめられており、トレー10の下端部外形は主部外形よりも幾分小さく設定されている。そして、トレー10の4角部の外面には外形が低減せしめられた上記下端部外面の直上方から外方に張り出すL字形状のフランジ18が形成されている。トレー10を積み重ねる際には、上段のトレー10の下端部、即ち両側壁12及び両端壁14の幾分後退せしめられた下端部、が下段のトレー10内に没入され、上段のトレー10の4個のL字状フランジ18が下段のトレー10の上面に形成されている矩形フランジ16の角部上面上に載置される。かようなトレー10自体は周知の形態であるので、その詳細な説明は本明細書においては省略する。
図2に図示するとおりのトレー10に図1に図示するとおりのカバー2を適用する際には、カバー2の片端両側部に規定されている上記ポケット部8a及び8bをトレー10の上面に形成されている矩形フランジ16の片端両側部に係止し、次いでカバー2をトレー10の上面に沿って延在せしめ、カバー他端両側部に規定されているポケット状部8a及び8bをトレー10の上面に形成されている矩形フランジ16の他端両側部に係止せしめ、かくしてトレー10にカバー2を装着してトレー10の開放されている上面をカバー2で覆う。図2には、上述した通りにしてトレー10に装着されたカバー2を二点鎖線で図示している。
次に、上述したとおりのカバー2を製造する本発明の方法の好適実施形態について詳述する。
準備工程
本発明の方法においては、シート状の合成樹脂フィルムではなくて、チューブ状合成樹脂フィルムを準備することが重要である。図3を参照して説明すると、図示の実施形態においては、充分に長いチューブ状合成樹脂フィルム20を平坦な形態にせしめロール状に巻いて送出ローラ22に装備する。
折込装置
送出ローラ22から巻き出された合成樹脂フィルム20は、折込装置24に送り込まれる。折込装置24は搬入ローラ対26、折込器28及び搬出ローラ対30を含んでいる。図示の実施形態においては、搬入ローラ対26と搬出ローラ対30とは上下方向に所要距離離隔して配置されており、折込器28は搬入ローラ対26と搬出ローラ対30との間に配設されている。図3と共に図4を参照して説明すると、硬質厚紙或いは金属薄板を適宜に変形及び接合して形成することができる折込器28は、全体として上流端(上端)及び下流端(下端)が開口した中空箱形状であり、前壁32と後壁34とは下流に向かって、夫々、後方及び前方に傾斜せしめられており、前壁32と後壁34との間隔は下流に向かって漸次減少せしめられている。片側壁36と他側壁38とは上流端部においては平坦であるが、上流端部から下流端に渡っては下流に向かって前方に傾斜して且つ下流に向かって幅方向内側に傾斜して延びる折線40及び下流に向かって後方に傾斜して且つ下流に向かって幅方向内側に傾斜して延びる折線42によって折り畳まれており、下流端においては略X字形状の開口が規定されている。
折込工程
送出ロール22から巻き出された合成樹脂フィルム20は、搬入ローラ対26間に挟み込まれ、次いで折込器28内を通して搬出ローラ対30間に挟み込まれる。この際には、図3を参照することによって明確に理解される如く、搬入ローラ対26と搬出ローラ対30との間において合成樹脂フィルム20内に所要圧力の圧縮空気が充填されて密封される。かようにして折込装置24に合成樹脂フィルム20がセットされると、送出ローラ20、搬入ローラ対26及び搬出ローラ対30が矢印で示す方向に回転駆動され、合成樹脂フィルム20は折込器28内を通して搬送される。合成樹脂フィルム20が折込器28内を通して搬送される間には、圧縮空気の作用によって合成樹脂フィルム20の断面形状が折込器28の内側断面形状に対応した形状に漸次変形される。即ち、合成樹脂フィルム20の両側部が幅方向内側に強制されて、合成樹脂フィルム20の断面形状が折込器28の下流端の断面形状に対応した形状に変形され、両側部に蛇腹状折込部20a及び20bが形成される。搬出ローラ対30から搬出される合成樹脂フィルム20は適宜の巻取ローラ(図示していない)に巻き取ることができる。所望ならば、搬出ローラ対30から搬出される合成樹脂フィルム20を、後述する切断、溶着及び分離装置に直接的に搬送することもできる。
切断・溶着・分離装置
上述したとおりにして両側部に蛇腹状折込部20a及び20bが形成された合成樹脂フィルム20は、一旦巻取ローラ(図示していない)に巻き取られた後に或いは上記折込装置24の搬出ローラ対30から直接的に、図5に図示する切断・溶着・分離装置44に送り込まれる。図示の切断・溶着・分離装置44は、搬入ローラ対46、切断具48、溶着手段50、搬出ローラ対52及び分離手段54を含んでいる。搬入ローラ対46及び搬出ローラ対52は矢印で示す方向に間歇的に回転駆動され、合成樹脂フィルム20を矢印で示す方向に、カバー2の長手方向長さだけ繰り返し間歇的に搬送する。
切断工程
図示の実施形態における切断具48は、矩形切欠の底縁に配設された切断刃56を有する板状片から構成されており、合成樹脂フィルム20の片側の折込部20aに対向して位置付けられ、切断刃56は折込部20aの半径方向内側縁20a−1に対向して位置する。従って、合成樹脂フィルム20が矢印で示す方向に搬送される間には、切断刃56によって折込部20aの半径方向内側縁20a−1が切断され、これによって非折り畳み部と折り畳み部とが積層された形態の上側積層部と折り畳み部と非折り畳み部とが積層された形態の下側積層部との2個の積層部が形成される(これらの2個の積層部はカバー2の積層部4a及び4bを構成する)。
溶着工程
図示の溶着手段50は、合成樹脂フィルム20の上方及び下方に配設された上側溶着ブロック58及び下側溶着ブロック60並びに合成樹脂フィルム20の折込部20aに形成された上記2個の積層部の間に位置せしめられた中間テーブル盤62を含んでいる。上側溶着ブロック58の下面には、先のカバーにおける上流側溶着ライン6aと次のカバーにおける下流側溶着ライン6aとに対応した加熱溶着突条(図示していない)が形成されており、同様に下側溶着ブロックの上面には、先のカバーにおける上流側溶着ライン6bと次のカバーにおける下流側溶着ライン6bとに対応した加熱溶着突条(図示していない)が形成されている。合成樹脂フィルム20の搬送が中断されている間に、上側溶着ブロック58が下降されて合成樹脂フィルム20における上記上側積層部を介在せしめて中間テーブル盤62の上面に押圧されると共に、下側溶着ブロック60が上昇されて合成樹脂フィルム20のおける上記下側積層部を介在せしめて中間テーブル盤62の下面に押圧され、かくして合成樹脂フィルム20における上記上側積層部の非折り畳み部と折り畳み部とが溶着されて隣接した2個の溶着ライン6aが形成され、そしてまた合成樹脂フィルム20における上記下側積層部の折り畳み部と非折り畳み部とが溶着されて隣接した2個の溶着ライン6bが形成される。合成樹脂フィルム20における上記上側積層部と上記下側積層部との間には中間テーブル盤62が存在するので、上記上側積層部と上記下側積層部とが溶着されることはない。次いで、上側溶着ブロック58が元の位置に上昇されると共に下側溶着ブロック60が元の位置に下降され、しかる後に合成樹脂フィルム20の間歇的搬送が遂行される。
分離工程
搬出ローラ対52の下流側に配設された分離手段54は、相互に協働する上側切断刃64と下側切断刃66とを有する。合成樹脂フィルム20の搬送が中断されている間に、上側切断刃64が下降されると共に下側切断刃66が上昇され、下流側のカバーのための溶着ライン6a及び6bと上流側カバーのための溶着ライン6a及び6bとの間において合成樹脂フィルム20が幅方向全体に渡って切断され、かくして1枚の完成されたカバー2が合成樹脂フィルム20から分離される。次いで、上側切断刃64が上昇されて元の位置に戻されると共に下側切断刃66が下降されて元の位置に戻され、しかる後に合成樹脂フィルム20の間歇的搬送が遂行される。図6a及び図6bは、上記のとおりにして製造されたカバー2を、理解を容易にするためにその折り畳み方向間隙を拡大して示す斜面図及び横断面図である。
製造されたカバー2は合成樹脂フィルム20から分離されたままの状態、即ち図6a及び図6bに図示するとおりの状態、で重ね合わせて包装し、出荷することができる。カバー2を使用する際には、切断させることなく残留している折込部20bを開くと共に積層部4−1と積層部4−2とが両側部に位置するように広げればよい。
上述したとおりの本発明の方法によれば、(1)チューブ状合成樹脂フィルム20を搬送しながら所用工程が遂行される故に、シート状合成樹脂フィルムを搬送する場合に比べて製造ラインの構築に必要なスペースの幅方向寸法を大幅に低減することができ、(2)完成され出荷される状態のカバー2をトレー10に適用した際には、カバー2におけるトレー10に収納されている食料品、工業製品或いは化学薬品が収容された容器に面する面は外部に露呈することがない内側面であり、従って製造の際或いは出荷の際にカバー2におけるトレー10に収納された食料品、工業製品或いは化学薬品が収容された容器に面する面に埃等が付着することが可及的に防止され、(3)製造の際には平坦な形態にせしめられた(従って2層に積層された形態にせしめられた)チューブ状合成樹脂フィルム20が搬送され、従って比較的薄い合成樹脂フィルムを使用しても搬送に充分な所謂腰の強さを得ることができ、原材料コストを相当低減することができ、更に(4)カバー2は所要形態に折り畳まれた形態で完成される故に、出荷に際してカバー2のコンパクト化を図るために比較的煩雑な折り畳み工程を遂行する必要がない。
以上、添付図面を参照して本発明の方法の好適実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。例えば、上述した実施形態においては、折込工程においてチューブ状合成樹脂フィルム20の両側部を折り込んで両側部に蛇腹状折込部20a及び20bを形成しているが、所望ならば、チューブ状合成樹脂フィルム20の片側のみを折り込んで片側部のみに蛇腹状折込部20aを形成する(蛇腹状折込部20bは形成しない)こともできる。図7a及び図7bは、かようにして形成されたカバー2を、理解を容易にするためにその折り畳み方向間隙を拡大して示す斜面図及び横断面図である。
また、本発明の方法によって製造されるカバーは、上端部にフランジが設けられた上述したとおりのトレーの上面を覆うものに限定されず、上端部にフランジが存在しない形態のトレー、直方体又は立方体形状での収納容器等の上面を覆うために使用することもできる。上端部にフランジが存在しない形態のトレー、直方体又は立方体形状の収納容器に適用するカバーの場合には、溶着ライン6a及び6bを、長手方向内側に向かって凸状の幅方向内側弧状ライン6a−1及び6b−1と長手方向外側に向かって凸状の幅方向外側弧状ライン6a−2及び6b−2とを接続した形態とすることに替えて、図8に図示する如く、溶着ライン6´a及び6´bを、長手方向端縁から長手方向内側に向かって幅方向外側に傾斜して直線状に延び、長手方向に対する傾斜角度αが45度以上、特に45乃至65度程度である形態にするのが好適である。上記傾斜角度αが45度以上、特に、45乃至65度程度である場合には、カバーを容器に装着した際にカバーの積層部4´a及び4´bがトレー又は収納容器の外周面に接近する方向に強制され、風等によりカバーがトレー又は収納容器から離脱してしまうことが可及的に防止されることとなる。
2:カバー
4a:積層部
4b:積層部
6a:溶着ライン
6b:溶着ライン
10:トレー
20:チューブ状合成樹脂フィルム
20a:蛇腹状折込部
20b:蛇腹状折込部
24:折込装置
28:折込器
44:切断・溶着・分離装置
48:切断具
50:溶着手段
54:分離手段

Claims (3)

  1. 両側部には表面から裏面に向けて折り畳み、非折り畳み部と折り畳み部とを積層した積層部が存在し、該積層部の長手方向両端部には該非折り畳み部と該折り畳み部とを溶着した溶着ラインが配設されている、合成樹脂フィルム製カバーを製造する方法にして、
    細長いチューブ状合成樹脂フィルムを準備する準備工程と、
    該準備工程の後に、該チューブ状合成樹脂フィルムの少なくとも片側部を幅方向内側に強制して蛇腹状折込部を形成する折込工程と、
    該折込工程の後に、該折込部の半径方向内側端を切断して該積層部を形成する切断工程と、
    該折込工程の後に、長手方向に間隔をおいて該折込部を溶着して該溶着ラインを形成する溶着工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 該折込工程においては、該チューブ状合成樹脂フィルムの両側部を幅方向内側に強制して該チューブ状合成樹脂フィルムの両側部に蛇腹状折込部を形成し、
    該切断工程においては、該チューブ状合成樹脂フィルムの片側部に存在する該折込部のみの半径方向内側端を切断し、
    該溶着工程においては、該チューブ状合成樹脂フィルムの該片側部に存在する該折込部のみにおいて長手方向に間隔をおいて該折込部を溶着する、
    請求項1記載の方法。
  3. 該溶着工程においては、下流側に位置するカバー用合成樹脂フィルムにおける上流側溶着ラインと上流側に位置するカバー用合成樹脂フィルムの下流側溶着ラインとが同時に形成され、
    該溶着工程の後に、該細長いチューブ状合成樹脂フィルムを該上流側溶着ラインと該下流側溶着ラインとの間において幅方向全体に渡って切断する分離工程を含む、
    請求項1又は2記載の方法。
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