JP6378534B2 - 外囲体の導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、避雷針を構成する導体部分をシーム溶接による被覆屋根等の外囲体に簡易且つ迅速に、しかも強固に取り付けることができ、通常は作業員の安全帯の連結具としての役目も兼ねる外囲体の導体装置に関する。
従来、屋外に配置される避雷針を構成する導体をシーム溶接による被覆屋根等の外囲体に固着する支持構造が種々存在している。この種のものとして、特許文献1における避雷導線用取付金物が開示されている。この特許文献1を概説する。なお、説明において特許文献1に使用されている符号をそのまま使用する。取付金物(100)は、1対のL字型部材(110,110)と、クリップ状部材(120)とから構成されている。
クリップ状部材(120)には、避雷導線1を挿通するための挿通部(122)が設けられており、この挿通部(122)は一部が開放された円筒状を有している。そして、この挿通部(122)の解放された両端が平行に伸延した形状の組付け部(123)には、取付穴(121,121)が設けられている。
組付け部(123)は重ねられたL字型部材(110,110)の垂直部(112,112)を挟むように被せられ、組付け部(123)と取付穴(114)の位置が合わされ、ボルト(130)とナット(131)によってねじ止めされる。このように構成された取付金物(100)を用いて、避雷導線(1)が固定されるものである。
特開2001−78347号公報
特許文献1では、取付金物(100)は、1対のL字型部材(110,110)と、クリップ状部材(120)とから構成されている。クリップ状部材(120)には、避雷導線(1)を挿通するための挿通部(122)が設けられており、この挿通部(122)は一部が開放された円筒状を有している。そして、この挿通部(122)の解放された両端が平行に伸延した形状の組付け部(123)には、取付穴(121,121)が設けられている。
組付け部(123)は重ねられたL字型部材(110,110)の垂直部(112,112)を挟むように被せられ、取付穴(121)と取付穴(114)の位置が合わされ、ボルト(130)とナット(131)によってねじ止めされる。このような取付金物(100)に適応する適応する避雷導線(1)は、湾曲状に撓み可能な材質のものである。
一方、近年では、ドームタイプの屋根を有する大型建造物に金属管材を屋根のこう配に合わせて、屋根表面に沿うように配置し、屋根のメインテナンスのときには、作業員が安全帯を金属管材に引掛けて作業を安全に行うための安全帯支持装置が備わっている。
この金属管材は、通常、長さが約2メートル乃至2.5メートル程度の鋼管が使用される。そして、これらの鋼管が軸方向に沿って連結され、大型屋根の最下位置の軒先から最上位置の棟箇所まで屋根表面に沿って設置されることになる。この鋼管は、必ず熱伸縮が有り、夏の暑い季節と、冬の寒い季節とでは、長さが当然変化する。
また、夏でも朝,昼,夜とでは、長さが確実に変化するため、金属管材を軸方向に沿って複数配置する場合には、これら金属管材を支持するための支持具として、特許文献1及びこれと同種のものは、不適当なものである。本発明の目的(解決しようとする技術的課題)は、避雷装置を構成する金属管材による導体を屋根等の外囲体に簡易且つ迅速に、しかも強固に取り付けることができ、通常は作業員の安全帯の連結具としての役目も兼ねる導体装置を提供することにある。
そこで発明者は、前記問題点等を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、金属管材と、外囲体への取付のための装着ベース部を有する主受半体と、該主受半体と連結する副受半体と、導電端子とを具備し、前記複数の金属管材が軸方向に直列状に配置されると共に、隣接する前記金属管材の端部同士が隙間を有して、両前記金属管材の両端部付近が前記主受半体と前記副受半体にて挟持され且つ前記金属管材同士の両端部が近接離間可能となるように前記主受半体と前記副受半体とが固着具を介して連結固定され、前記導電端子は、軸方向に伸縮自在となるように両前記金属管材の端部付近に接続されてなり、前記金属管材の軸端部箇所付近には、端子用接続突出部が形成され、前記導電端子は長手方向中間位置に伸縮部を有する平帯状板材とすると共に、前記導電端子の長手方向両端が前記端子用接続突出部に連結され、前記受半体のそれぞれは、前記外囲体上に設けられた装着ベース部に取り付けられてなる外囲体の導体装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記主受半体と前記副受半体は、半割円筒形状に形成されてなる外囲体の導体装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1又は2において、前記主受半体,前記副受半体及び前記金属管材の固着手段は、ボルト・ナットによって行われ、前記主受半体及び前記副受半体には固定用貫通孔が形成され、前記金属管材には取付用貫通孔が形成され、前記固定用貫通孔と前記取付用貫通孔の何れか一方は軸方向に沿う長孔として形成されてなる外囲体の導体装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項4の発明を、請求項1,2又は3の何れか1項の記載において、前記端子用接続突出部は、前記主受半体と副受半体との間に形成される軸方向に沿う空隙部に遊挿されてなる外囲体の導体装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項5の発明を、請求項1,2,3又は4の何れか1項の記載において、前記外囲体には、被接続部が具備され、前記主受半体には前記被接続部に対応して接続可能な接続手段が具備されてなる外囲体の導体装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、直列状に配置され且つ隣接する前記金属管材の端部同士が隙間を有して、主受半体と副受半体にて挟持され且つ前記金属管材同士の両端部が近接離間可能となる構成としたので、前記主受半体と前記副受半体とは、金属配管の熱伸縮しても、直列方向に隣接する金属配管同士の端部が当接することなく、熱伸縮を吸収することができる。
また、記導電端子は、軸方向に伸縮自在となるように両前記金属管材の端部付近に接続されたことにより導電端子も直列方向に隣接する両金属配管の熱伸縮と共に伸縮することができ、金属配管と導電端子が相互に干渉することなく、熱伸縮に良好に対応することができる。
さらに、請求項1の発明では、前記主受半体と前記副受半体の軸端部箇所付近には、端子用接続突出部が形成され、前記導電端子は長手方向中間位置に伸縮部を有する平帯状板材とすると共に、前記導電端子の長手方向両端が前記端子用接続突出部に連結されてなる外囲体の導体装置としたことにより、前記主受半体と前記副受半体による金属配管の支持状態において、金属配管と導電体との接続構造を簡単にすることができ、導電端子を装着作業も容易にできる。
請求項2の発明では、前記主受半体と前記副受半体は、半割円筒形状に形成される構成としたので、断面円形状の金属管材を主受半体と副受半体とで挟持したときに、金属管材の収まり状態が良好であり、金属管材にガタツキが生じにくい安定した支持状態にすることができる。
請求項3の発明では、前記主受半体と前記副受半体の固定用貫通孔又は前記金属管材の取付用貫通孔の何れか一方は軸方向に沿う長孔として形成される構成としたことにより、金属管材の熱伸縮の構造を極めて簡単に実現することができると共に、長孔及び円形の貫通孔に固着手段としてのボルトを貫通させることで、主受半体と副受半体と金属管材との連結を強固にすることができる。
請求項4の発明では、端子用接続突出部は、主受半体と副受半体との間に遊挿状態で挿入される構成としたものである。これによって、両端子用接続突出部は、金属管材の周方向に振れが生じにくい構成とすることができる。したがって、隣接する金属管材の端子用接続突出部は、導電端子を安定した状態で接続することができ、隣接する金属管材同士の熱伸縮に対して良好に対応することができる。
請求項5の発明では、外囲体には、被接続部が具備され、前記主受半体には前記被接続部に対応して接続可能な接続手段が具備されてなる外囲体の導体装置としたことにより、外囲体における導電体の設置工事を極めて簡単にすることができる。
(A)は主受半体と副受半体との接続手段の第1実施形態を具備した導体装置をドーム状の建築構造物の屋根に装着した状態の略示図、(B)は(A)の(α)部拡大斜視図、(C)は(B)の(β)部拡大斜視図である。 (A)は本発明における要部側面図、(B)は(A)のY1−Y1矢視断面図、(C)は本発明の分解斜視図である。 (A)は本発明の要部縦断側面図、(B)は本発明の主受半体と副受半体とを断面にした要部側面図である。 (A)は図2(B)の(γ)部拡大図、(B)は(A)のY2−Y2矢視断面図である。 (A)は主受半体と副受半体の接続手段の第1実施形態の変形例を具備した導体装置の分解斜視図、(B)は主受半体と副受半体の接続手段の第2実施形態を具備した導体装置の要部側面図である。 (A)本発明の主受半体と副受半体にフランジを設けた接続手段の第2実施形態を具備した導体装置の縦断正面図、(B)本発明の主受半体に係止片を設け副受半体に被係止片を設けた接続手段の第3実施形態を具備した導体装置の縦断正面図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明の構成は、導電体は、主に金属板材にて施工された屋根又は壁等の外囲体に設置する避雷装置であり、また屋根,壁の保守(メインテナンス)作業において作業員の安全帯を留めておくための棒材としての役目をなすものである〔図1(A)参照〕。
本発明における導体構造は、主に金属管材1と導体支持具Aとからなる(図1参照)。該導体支持具Aは、主受半体2と、副受半体3と、装着ベース部4と、導電端子5とからなる〔図1(C),図2参照〕。金属管材1は、断面円形状の金属製の管材であって、導電性を有する金属である。金属管材1の軸方向の全長は、約2メートル程度であり、これよりも僅かに短いものであったり、長いものである。
しかし、金属管材1の長さは前述した長さに限定されるものではなく、本発明が設置される外囲体の規模によって、金属管材1の長さが適宜変化するものであっても構わない。ただし、金属管材1は、導体支持具Aによって支持されるものであり、導体支持具A,A間で金属管材1が撓む量が大きくならない程度の長さであることが好ましい。
導体支持具Aは、前記主受半体2,副受半体3,装着ベース部4とから構成される。主受半体2と副受半体3とは、共に略半割円筒形状に形成されたものである。また、主受半体2と副受半体3とのそれぞれの断面形状は、真円を半分にした半円ではなく、略弧状で且つ主受半体2と副受半体3のそれぞれの曲率半径は、前記金属管材1の半径よりも大きく形成されている〔図4(A)参照〕。
また、主受半体2と副受半体3のそれぞれの曲率半径と、前記金属管材1の半径とは略等しく形成されてもよい。また、主受半体2と副受半体3は、特に図示しないが、その断面形状を多角形状,略方形状或いは略L(又はV)字形状とすることもある。
前記主受半体2には、装着ベース部4が設けられ、装着ベース部4を介して外囲体Bに装着されるものである。主受半体2と副受半体3と金属管材1とを接続するための手段の第1実施形態として、金属管材1には、取付用貫通孔11が形成されている。主受半体2には、複数の固定用貫通孔21が形成されている。また副受半体3にも同様に複数の固定用貫通孔31が形成されている〔図2(C)参照〕。
主受半体2の固定用貫通孔21は、軸方向に長手方向となる長孔として形成されたものであり、同様に副受半体3の固定用貫通孔31も前記固定用貫通孔21と同等の長孔である〔図2(C)参照〕。そして主受半体2と副受半体3とは上下方向から軸方向に隣接する前記金属管材1,1を挟持し、ボルト61及びナット62等の固着具6によって固着される〔図1(C),図2(A),図3参照〕。
また、接続手段の第1実施形態の変形例として、前記主受半体2の固定用貫通孔21と、前記副受半体3の固定用貫通孔31とは円形状の貫通孔とし、金属管材1の取付用貫通孔11を長孔とすることもある〔図5(A)参照〕。金属管材1の取付用貫通孔11は、それぞれの長手方向端部に2個形成されている。したがって、主受半体2と副受半体3には、固定用貫通孔21及び固定用貫通孔31がそれぞれ4個形成される。
装着ベース部4は、前記主受半体2に装着されたもので、カバー部41及び接続部42とから構成される。カバー部41は、円筒形状をなし、該カバー部41の内部には接続部42が形成されている。該接続部42は、前記カバー部41と略同心円となる筒形状に形成され、その外周に外螺子が形成されている(図2参照)。
外囲体Bを構成する複数の建築用金属板8,8,…の一部の建築用金属板8には、被接続具84が設けられている〔図2(C)参照〕。該被接続具84は、略方形状の座板部84a上に、被接続円管部84bが形成されている。該被接続円管部84bは、円筒形状で内周面に内螺子が形成されている。
そして、前記装着ベース部4の接続部42の外螺子部が、前記被接続具84の被接続円管部84bの内螺子と螺合して、装着ベース部4が被接続具84と接続し、これによって、導体支持具Aが外囲体Bに装着される〔図1,図2(A),(B)参照〕。
前記金属管材1には、端子用接続突出部12が形成されている。該端子用接続突出部12は、長方形又は正方形等の略方形状の板状として形成され、前記金属管材1の軸方向の両端部付近に溶接等の固着手段にて固着される。端子用接続突出部12には、端子用固着具7のための取付孔12aが形成されている〔図2(C)参照〕。一つの端子用接続突出部12には、1又は複数の取付孔12a,12a,…が形成される。
導電端子5は、金属製の平帯状板材から形成され、長手方向中間位置に伸縮部51が形成されたものである〔図1(C),図2(A),(C),図3(B)等参照〕。伸縮部51は、三角山形状としたものであり、該伸縮部51が軸方向に伸縮することによって、導電端子5が長手方向に伸縮する。
また、特に図示しないが、伸縮部51は、円弧山形状,ジグザグ形状とすることもある。導電端子5の長手方向両端付近には、端子用固着具7のための取付用貫通孔52,52,…が形成されている。そして、導電端子5の長手方向両端部分は、長手方向に隣接する端子用接続突起部12,12に載置され、導電端子5の取付用貫通孔52と、端子用接続突起部12の取付孔12aとの位置を合わせて、端子用固着具7のボルト71とナット72とで固着される〔図1(C),図2(A),図3(B)参照〕。
導電端子5は、電線を使用することもある〔図5(B)参照〕。電線を使用した導電端子5は、その長手方向両端を前記端子用接続突出部12に取付可能となるように前記取付用貫通孔52,52,…が形成される。電線とした導電端子5の長手方向両端が前記端子用接続突出部12に載置され、端子用固着具7のボルト71・ナット72によって、端子用接続突出部12に連結される〔図5(B)参照〕。
長手方向に隣接する金属管材1,1のそれぞれの端子用接続突出部12,12は、主受半体2と副受半体3との周方向端部間に構成される空隙部Sに挿入される〔図1(C),図2(A),(B),図4等参照〕。
本発明が使用される屋根,壁となる外囲体Bは、複数の建築用金属板8,8,…から構成され、該建築用金属板8の主板81は、幅方向両側箇所に立上り部82,82が形成されたものである。建築用金属板8は、具体的にはステンレス鋼材から形成されている。そして、複数の建築用金属板8,8,…が下地部上に配置され、隣接する建築用金属板8,8,…の立上り部82,82同士が接合される。
両立上り部82,82同士の接合構造については、まず隣接する建築用金属板8,8の対向する立上り部82,82間に、前記吊子83が位置し、該吊子83とともに両立上り部82,82同士にシーム溶接が施され、水密的に接合固着される。前記被接続具84は、建築用金属板8の主板81上から突出するように形成される。
次に、本発明における導体の支持構造の組付けについて説明する。まず、外囲体Bの建築用金属板8の主板81上に設けられた被接続具84に装着ベース部4を介して主受半体2を設置する。次いで、該主受半体2上に軸方向に隣接する金属管材1,1の軸端部を配置する〔図2(C)参照〕。
そして、このとき金属管材1,1の対向する端部同士は、適宜の距離を置いて離間させて、両端部間に隙間Qを設ける(図3参照)。この隙間Qの軸方向寸法は、金属管材1が熱伸縮において、最大限伸びたときに、軸方向に隣接する金属管材1,1の端部同士が相互に当接しない程度とする。或いは、略当接しても、当接するのみであって、両端部同士で押圧力が生じないようにすることもある。
また、両金属管材1,1の両端部同士の隙間Qは、主受半体2の軸方向の中間箇所に位置するように設定されることが好ましい。そして、前記主受半体2に載置された隣接する金属管材1,1上に副受半体3を被せるようにして配置する。
両金属管材1,1の端部同士は、前記主受半体2と副受半体3とで挟持された状態であり、ボルト62を副受半体3の固定用貫通孔31,金属管材1の取付用貫通孔11及び主受半体2の固定用貫通孔21に貫通させて、主受半体2の下面側でナット62を介して締め付ける。
一組の主受半体2,副受半体3によって、設置されるそれぞれの金属管材1は、2個のボルト61,ナット62からなる固着具6が使用されるが、それぞれの金属管材1に対して1個の固着具6によって固着しても構わない。そして、固着具6によって締め付けられた主受半体2と副受半体3の周方向端縁同士の間には、直線筋状の空隙部Sが形成される。該空隙部Sは、長手方向に隣接する金属管材1,1の直径の大きさによって、生じる隙間である(図4参照)。
主受半体2と副受半体3とによって支持固定された両金属管材1,1の両端部付近に形成された端子用接続突出部12,12は、前記空隙部S内に配置される〔図3(B),図4(A)参照〕。両端子用接続突出部12,12に、導電端子5の両端部が配置され端子用固着具7のボルト71,ナット72によって固着される。
そして、主受半体2と副受半体3によって挟持状態で支持された金属管材1,1に熱伸縮が生じるときには、それぞれの金属管材1,1の端子用接続突出部12,12は、前記空隙部Sをガイドとして、略同一の平面上を移動する構造となる〔図3(B),図4(B)参照〕。
これによって、両端子用接続突出部12,12に接続固定された導電端子5は、軸方向の伸縮のみの動作となり、それ以外の捻じれ等の外力は作用しないものであり、導電端子5は、その伸縮部51が伸縮して安定した伸縮動作にすることができる。
図6(A)は、主受半体2と副受半体3の接続手段の第2実施形態を示す縦断正面図であって、主受半体2の周方向(幅方向)両側端には水平状のフランジ22,22が形成され、両フランジ22,22に固定用貫通孔21,21が形成されている。
また、副受半体3の周方向(幅方向)両側端にも水平状のフランジ32,32が形成され、両フランジ32,32に固定用貫通孔31,31が形成されている。そして、主受半体2と副受半体3とは、それぞれのフランジ22と、フランジ32とが固着具6のボルト61,ナット62を介して固着される。また、前記空隙部Sは、フランジ22とフランジ32との間の隙間となる。
図6(B)は、主受半体2と副受半体3の接続手段の第3実施形態を示す縦断正面図であって、主受半体2の周方向(幅方向)の一方は水平状のフランジ22が形成され、フランジ22に固定用貫通孔21が形成されている。主受半体2の周方向(幅方向)の他方には、水平状の係止片23が形成されている。
また、副受半体3の周方向(幅方向)の一方は水平状のフランジ32が形成され、該フランジ32に固定用貫通孔31が形成されている。副受半体3の周方向(幅方向)の他方には、断面略扁平C字形状の折返し状の被係止片33が形成されている。
そして、主受半体2と副受半体3とは、係止片23と被係止片33とが係止され、それぞれのフランジ22と、フランジ32とが固着具6のボルト61,ナット62を介して固着される。また、前記空隙部Sは、フランジ22とフランジ32との間の隙間となる。
1…金属管材、11…取付用貫通孔、12…端子用接続突起部、
2…主受半体、3…副受半体、21,31…固定用貫通孔、5…導電端子、
51…伸縮部、Q…隙間、B…外囲体。

Claims (5)

  1. 金属管材と、外囲体への取付のための装着ベース部を有する主受半体と、該主受半体と連結する副受半体と、導電端子とを具備し、前記複数の金属管材が軸方向に直列状に配置されると共に、隣接する前記金属管材の端部同士が隙間を有して、両前記金属管材の両端部付近が前記主受半体と前記副受半体にて挟持され且つ前記金属管材同士の両端部が近接離間可能となるように前記主受半体と前記副受半体とが固着具を介して連結固定され、前記導電端子は、軸方向に伸縮自在となるように両前記金属管材の端部付近に接続されてなり、前記金属管材の軸端部箇所付近には、端子用接続突出部が形成され、前記導電端子は長手方向中間位置に伸縮部を有する平帯状板材とすると共に、前記導電端子の長手方向両端が前記端子用接続突出部に連結され、前記受半体のそれぞれは、前記外囲体上に設けられた装着ベース部に取り付けられてなることを特徴とする外囲体の導体装置。
  2. 請求項1において、前記主受半体と前記副受半体は、半割円筒形状に形成されてなることを特徴とする外囲体の導体装置。
  3. 請求項1又は2において、前記主受半体,前記副受半体及び前記金属管材の固着手段は、ボルト・ナットによって行われ、前記主受半体及び前記副受半体には固定用貫通孔が形成され、前記金属管材には取付用貫通孔が形成され、前記固定用貫通孔と前記取付用貫通孔の何れか一方は軸方向に沿う長孔として形成されてなることを特徴とする外囲体の導体装置。
  4. 請求項1,2又は3の何れか1項の記載において、前記端子用接続突出部は、前記主受半体と副受半体との間に形成される軸方向に沿う空隙部に遊挿されてなることを特徴とする外囲体の導体装置。
  5. 請求項1,2,3又は4の何れか1項の記載において、前記外囲体には、被接続部が具備され、前記主受半体には前記被接続部に対応して接続可能な接続手段が具備されてなることを特徴とする外囲体の導体装置。
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