JP6377065B2 - 機械加工によって眼科用レンズを製造する方法 - Google Patents

機械加工によって眼科用レンズを製造する方法 Download PDF

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Description

本発明は、眼科用レンズ製造の分野に関する。
本発明は、より詳細には、第1の面と、第1の面とは逆の第2の面とを有するそのような眼科用レンズを製造するプロセスに関する。
予め形成された上面と、機械加工すべき下面とを有する、半完成レンズブランクとも呼ばれるレンズブランクを提供するステップを含むそのような製造プロセスは、欧州特許出願第2199021号明細書から既に既知である。
ここで、レンズの第1の面はレンズブランクの上面によって形成され、レンズの第2の面はレンズブランクの下面によって形成される。
そのようなレンズの製造は通常、レンズブランクの表面に印を付けるステップを含む。
例えば、これは、特定のポイント(例えば、レンズの光学中心又は累進レンズのプリズム参照点)、軸線(例えば、非点収差が補正される水平軸を示す)、及び特定のゾーン(例えば、累進眼科レンズの場合には近見視ゾーン又は遠見視ゾーン)を区切る形状を識別する点又は十字を含み得る。同様に、レンズを識別できるようにする印又は他の商業的な印を生成することが必要なこともある。
これらの印は一般に、マイクロエングレーブによって生成されるか、又は一時マークと呼ばれるプリントマークである。
そうして印が付けられたレンズブランクは次に、支持リングと呼ばれるものに嵌められる。
このリングは環状であり、上縁部に複数の視覚的制御ガイドを備える。
したがって、オペレータは、レンズブランクの印の位置と、リングの視覚的ガイドとを比較することにより、視覚的にレンズブランクをリングに大まかに位置決めし得る。必要な場合、オペレータは、基本直交座標系の3軸に相対して3つの方向に手動で並進移動させるとともに、3軸それぞれを中心として定義される3方向に回転して移動させることにより、リングでのレンズブランクの位置を変更し得る。
次に、レンズブランクの上面からブロックピンまで延在する、本明細書では可溶性金属と呼ばれる結合材料により、レンズブランクはこのリング及びこのブロックピンに固定される。
したがって、リングはレンズブランクとブロックピンとの間に配置される。
ブロックピンは、リング及びレンズブランクと共にブロック・制御装置に装着され、この装置は、リングの制御ガイド及びレンズブランクの印の両方を撮像するように構成される、ビデオカメラとも呼ばれる撮像装置を備える。
したがって、撮像装置は、リングに相対するレンズブランクの第1の位置、より正確にはレンズブランクの印のある上面の第1の位置を特定し、次に、この第1の位置を、リングに相対するレンズブランクの予め設定される位置と比較することにより、位置決め誤差を判断する。
レンズブランクの第1の位置は、リングに相対するレンズブランクの上面の実際の位置に対応し、位置決め誤差は、下面の表面ファイルに対して行わなければならない修正を表す。この表面ファイルは、レンズブランクの下面を機械加工する際に使用されるファイルであり、この下面機械加工する機械器具内にロードされる。
したがって、ブロック・制御装置は、この位置決め誤差及び/又はこれらの調整修正を機械器具に送信し、この機械器具は、修正された表面ファイルに基づいてレンズブランクの下面を機械加工して、眼科レンズの第2の面を形成するように構成される。
本発明は、単純で実施が容易であり、且つ経済的である、眼科用レンズを製造するプロセスを提供することを目的とする。
したがって、本発明の趣旨は、第1の面と、上記第1の面とは逆の第2の面とを有する眼科用レンズを機械加工することによって製造するプロセスであり、上記第1の面には第1の光学エリアが提供され、上記第2の面には第2の光学エリアが提供され、上記第1及び第2の光学エリアは、上記眼科用レンズの光学的有用ゾーンを画定し、上記プロセスは、
− 上面と、上記上面とは逆の下面と、上記上面及び上記下面を結合する周縁面とを有するレンズブランクを提供するステップと、
− 基本直交座標系の3軸に対応する3つの並進移動方向と、上記3つの並進移動方向を中心として定義される3つの回転方向とのそれぞれによって定義される第1の機械加工参照枠を有する第1の保持装置を提供するステップであって、上記3つの並進移動方向のうちの2つは全く同じ第1の平面に配置され、上記3つの並進移動方向のうちの他の1つは第2の平面に配置される、第1の保持装置を提供するステップと、
を含み、
上記プロセスは、
− 上記レンズブランクの上記下面が上記第1の保持装置に面する第1の位置において、上記レンズブランクを上記第1の保持装置に取り付けるステップであって、この第1の保持装置が、下面又は周縁面を介して上記レンズブランクを保持するように構成される、取り付けるステップと、
− 上記第1の機械加工参照枠内の上記第1の位置において上記上面を機械加工するステップであって、それにより、上記第1の光学エリアを取得し、ひいては半完成レンズブランクを形成する、機械加工するステップと、
− 上記第1の機械加工参照枠と同じ方法で画定される第2の機械加工参照枠において、少なくとも1つの機械的参照要素を上記上面、上記下面、及び上記周縁面のうちの少なくとも何れか1つに機械加工するステップであって、上記第2の機械加工参照枠が、予め設定され、上記第1の機械加工参照枠に相対して既知であり、上記機械加工するステップが、上記少なくとも1つの機械的参照要素が上記光学有用ゾーン外部に配置され、それにより、参照付き半完成レンズブランクを形成するように構成される、機械加工するステップと、
− 少なくとも1つの相補的機械的参照要素を備える第2の保持装置を提供するステップであって、この少なくとも1つの相補的機械的参照要素が、上記参照付き半完成レンズブランクの上記少なくとも1つの機械的参照要素と相互作用して、上記参照付き半完成レンズブランクを上記第2の保持装置の第2の位置に位置決めし、保持するように構成され、上記第2の位置が、少なくとも、上記3つの並進移動方向と、上記第1の平面に配置される上記2つの並進移動方向を中心として定義される上記2つの回転方向とのそれぞれにおいて予め設定される、第2の保持装置を提供するステップと、
を含み、
上記少なくとも1つの機械的参照要素が、上記光学有用ゾーン外部で、少なくとも、上記周縁面と、上記上面及び上記下面のうちのいずれか一方とに生成される少なくとも1つの面取りゾーンを機械加工することによって形成され、上記少なくとも1つの相補的機械的参照要素が、上記第2の保持装置に生成され、上記少なくとも1つの面取りゾーンに当接して受けるように構成される少なくとも1つのショルダによって形成されることを特徴とする。
本発明による製造プロセスには、生じ得る位置決め誤差を制限するか、又はさらにはなくしながら、第2の面を機械加工するために、レンズの第1の面に相対してレンズのこの第2の面を精密に位置決めすることを単純、容易、且つ経済的にするという利点がある。
実際に、レンズの第2の面を機械加工するために、レンズの第1の面に相対してレンズブランクの下面を位置決めする問題である。
上面を機械加工して、第1の機械加工参照枠内の第1の位置において第1の光学エリアを形成することにより、参照を作成することができる。
上記少なくとも1つの機械的参照要素を第2の機械加工参照枠(第1の機械加工参照枠に相対して既知)において機械加工することにより、1つ又は複数の機械的参照要素を半完成レンズブランク上に厳密に位置決めすることができる(光学有用ゾーンの外部に)。これは、上面が機械加工されて、第1の光学エリアを形成する前に、1つ又は複数の要素の機械加工が実行される場合の未処理レンズブランクの問題であり得る。
光学有用ゾーンは、装着者の処方に関連付けられた光学特徴を有する眼科用レンズのゾーンである。これは一般に、このレンズがフレームの形状に切断され、フレームに嵌め込まれたときに眼鏡フレームに配置されるレンズのゾーンの問題である。
レンズブランクが第1の保持装置に取り付けられ、保持される第1の位置は、レンズブランクの上面を機械加工して、半完成レンズブランクを形成するとともに、上記少なくとも1つの機械的参照要素を機械加工することが可能な位置である。換言すれば、第1の位置は、設定されるか、又は予め設定されない限り、上述した機械加工するステップを実行し得る任意の位置である。
したがって、これらの2つの機械加工するステップにより、1つ又は複数の機械的参照要素及び第1の光学エリアが、互いに(又は一方が他方に)相対して設定された方法で位置決めされた参照付き半完成レンズブランクを得ることができる。
これらの2つの機械加工ステップは一般に、全く同じ第1の保持装置を使用して実行され、第1の保持装置内で、レンズブランクは位置を変更されない(換言すれば、レンズブランクは、2つの機械加工ステップ間で第1の保持装置から外されない)が、機械加工によって生成される1つ又は複数の機械的参照要素に応じて、レンズブランクは、これらの2つの機械加工ステップ間で第1の保持装置から外し得る。第2の機械加工参照枠は予め設定され、第1の機械加工枠又は参照に相対して既知であるため、レンズブランクを再び精密に取り付けることが可能である。いずれの場合でも、下面が機械加工されて、第2の光学エリアを取得する前に、参照付き半完成レンズブランクは、レンズブランクを自由にするために第1の保持装置から外される。
したがって、上述した2つの機械加工ステップ及び第2の保持装置の提供により、第2の半完成レンズブランクは、レンズの第2の光学エリアを形成するために、下面を将来機械加工する第2の予め設定される位置に位置決めされる準備ができる。
この第2の予め設定される位置では、レンズの第1の面(すなわち、この第1の面に第1の光学エリアを形成するように機械加工された後のレンズブランクの上面)に相対するレンズブランクの下面の位置は、基本直交座標系の3軸に対応する3つの並進移動方向、すなわち、ここでは全く同じ第1の平面に配置される方向Tx及びT並びに第2の平面に配置される方向Tzと、上記並進移動方向Tx及びTyのそれぞれを中心として定義される少なくとも2つの回転方向、すなわち、Rx及びRyとにおいて既知である。
「面取りゾーン」という表現が、少なくとも1つの傾斜部分、例えば、ベベル部分若しくは円錐部分、又は溝若しくはショルダの形態をとる部分を含むゾーンを意味するものと理解され、本明細書では、「チャンファー」及び「成形」という用語は、これらの形態のうちの任意の1つをとるそのようなゾーンを指すために使用されることに留意する。
本発明による方法の好ましい、単純で好都合且つ経済的な特徴によれば、
− 上記第1の機械加工参照枠及び上記第2の機械加工参照枠は一致し、これは、レンズブランクの上面を機械加工するステップであって、それにより、第1の光学エリアを取得する、機械加工するステップと、レンズブランクの上面を機械加工するステップであって、それにより、少なくとも1つの機械的参照要素を取得する、機械加工するステップとが、全く同じ機械器具で実行されることを意味し、
− 上記上面を機械加工するステップ及び上記少なくとも1つの機械的参照要素を機械加工するステップは、連続するか、又は統合され、これは、レンズブランクの上面を機械加工するステップであって、それにより、第1の光学エリアを取得する、機械加工するステップと、レンズブランクの上面を機械加工するステップであって、それにより、少なくとも1つの機械的参照要素を取得する、機械加工するステップとが、同時に(全く同じ機械で)実行されるか、又はいずれか一方の順序で(機械的参照要素の前又は後に上面)連続して実行される(全く同じ機械器具で、又は2つの別個の機械器具で)ことを意味し、
− 上記第1の機械加工参照枠を機械加工するステップ及び上記第2の機械加工参照枠を機械加工するステップは別個であり、上記第2の機械加工参照枠は、上記第1の機械加工参照枠に相対して既知のオフセットを有し、これは、レンズブランクの上面を機械加工するステップであって、それにより、第1の光学エリアを取得する、機械加工するステップと、レンズブランクの上面を機械加工するステップであって、それにより、少なくとも1つの機械的参照要素を取得する、機械加工するステップとが、2つの別個の機械器具で実行されることを意味し、
− 上記機械的参照要素のうちの少なくとも別の1つは、上記光学的有用ゾーンの外部で、上記周縁面又は上記上面及び上記下面のうちのいずれか一方に生成される少なくとも1つの溝ゾーンを機械加工することによって形成され、上記相補的機械的参照要素のうちの少なくとも別の1つは、上記第2の保持装置に生成され、上記少なくとも1つの溝ゾーンに当接して受けるように構成される少なくとも1つの突起によって形成され、
− 上記少なくとも1つの面取りゾーン又は溝ゾーンは、少なくとも部分的に連続しており、一定サイズ、一定幅、又は一定深さのものであり、上記少なくとも1つの機械的参照要素はさらに、上記周縁面にブロックゾーンを機械加工することによって形成され、このブロックゾーンは、上記第2の平面に配置される上記並進移動方向を中心として定義される上記回転方向において上記参照付き半完成レンズブランクを位置決めするように構成され、これは、ブロックゾーンにより、さらに、参照付き半完成レンズブランクを、並進移動方向Tzを中心として定義される他の回転方向、すなわち、Rzにおいて位置決めすることができることを意味し、
− 上記少なくとも1つの面取りゾーン又は溝ゾーンは、少なくとも部分的に連続しており、可変サイズ、可変幅、又は可変深さのものであり、これは、内部に複数の面取りゾーン又は溝ゾーンを有することが可能であり、且つ/又はこの又はこれらのゾーンが異なる高さであり得ることを意味し、
− 上記機械的参照要素のうちの少なくとも別の1つは、上記光学有用ゾーン外部で、上記周縁面及び/又は上記上面及び上記下面のうちのいずれか一方に生成される複数の個々の窪みを機械加工することによって形成され、上記相補的機械的参照要素のうちの少なくとも別の1つは、上記第2の保持装置に生成され、上記複数の個々の窪みを当接して受けるように構成される複数の突起によって形成され、且つ/又は
− 本プロセスは、上記参照付き半完成レンズブランクを上記第2の保持装置の上記第2の予め設定される位置に取り付けるステップであって、上記装置は、上記上面又は上記周縁面を介して上記参照付き半完成レンズブランクを保持するように構成される、取り付けるステップと、
− 上記参照付き半完成レンズブランクの上記下面を機械加工するステップであって、それにより、上記第2の光学エリアを取得し、ひいては上記眼科用レンズを形成する、上記下面を機械加工するステップと、
をさらに含む。
本発明によるプロセスの他の好ましい、単純で容易に実施可能であり、且つ経済的な特徴によれば、
− 上記レンズブランクの上記少なくとも1つの面取りゾーンは、上記レンズブランクの上記縁面に相対して傾斜角を有し、上記傾斜角は、少なくとも1つの予め設定される制約に応じて上記レンズブランクと上記第2の保持装置との接触を増大させるように設定され、
− 上記少なくとも1つの面取りゾーンの上記傾斜角は、上記レンズブランクの上記少なくとも1つの面取りゾーンと、上記第2の保持装置の上記相補的機械的参照要素との接触周縁を表す特徴に応じて設定され、それにより、上記第2の保持装置での上記レンズブランクの安定性を保証し、且つ/又は
− 上記少なくとも1つの面取りゾーンの上記傾斜角は、上記眼科用レンズの光学有用ゾーンを表す特徴に応じて設定され、それにより、上記眼科用レンズの予め設定されるアパーチャを保証する。
眼科用レンズのアパーチャは、光学有用ゾーンのサイズを表す。
これより、本発明の趣旨について、添付図面を参照して、以下の非限定的な例示として与えられる本発明の一実施形態の説明として説明する。
眼科用レンズを製造するプロセスの様々な動作ステップを示すブロック図である。 図1のプロセスのステップにおいて提供される未処理レンズブランクの上面図を概略的に示す。 図1のプロセスを実施することによって得られる眼科用レンズの上面図を概略的に示す。 ここでは、未処理レンズブランクを第1の保持装置に/によって取り付けて保持する、図1の製造プロセスの別のステップをここでも概略的に示す。 ここでは、レンズブランクの上面を第1の機械器具において機械加工して、第1の光学エリアを取得し、ひいては半完成レンズブランクを形成する、図1の製造プロセスの別のステップをここでも概略的に示す。 ここでは、半完成レンズブランクの上面に機械的参照要素を、第1の機械器具において機械加工する、図1の製造プロセスの別のステップをここでも概略的に示す。 ここでは、半完成レンズブランクの上面に機械的参照要素を第2の機械器具において機械加工して、参照付き半完成レンズブランクを形成する、図1の製造プロセスの別のステップをここでも概略的に示す。 ここでは、参照付き半完成レンズブランクを第2の保持装置に/によって取り付けて保持する、図1の製造プロセスの別のステップをここでも概略的に示す。 図6〜図8に示される参照付き半完成レンズブランクの変形実施形態の上面図を示す。 図6〜図8に示される参照付き半完成レンズブランクの変形実施形態の上面図を示す。 図6〜図8に示される参照付き半完成レンズブランクの変形実施形態の上面図を示す。 分離された、図8に示される第2の保持装置の一変形の正面図である。 レンズブランクが備える1つの面取りゾーンの複数の様々な実施形態による、正面上から見た図2及び図3のレンズブランクをそれぞれ示す。 レンズブランクが備える1つの面取りゾーンの複数の様々な実施形態による、正面上から見た図2及び図3のレンズブランクをそれぞれ示す。 レンズブランクが備える1つの面取りゾーンの複数の様々な実施形態による、正面上から見た図2及び図3のレンズブランクをそれぞれ示す。 レンズブランクが備える1つの面取りゾーンの複数の様々な実施形態による、正面上から見た図2及び図3のレンズブランクをそれぞれ示す。
図1は、未処理レンズブランクから、LOと参照される眼科用レンズを機械加工することによって製造するプロセスの様々な動作ステップをブロック図で示す。
本明細書では、機械加工は、旋盤加工、切断、及び/又はフライス加工であり得る。
ここでは、追加のステップ、例えば、レンズブランクを膜でコーティングするステップ又は格納ステップ(以下参照)を考案し得るため、製造プロセスの特定のステップのみの問題である。
未処理レンズブランク10及び眼科用レンズ1について、図2及び図3を参照してこれより説明する。
本明細書では、眼科用レンズは、一般にプラスチックから成形される中実体を備える未処理レンズブランク10から形成される。
本明細書では、このレンズブランク10は、未処理状態であり、上表面14を有する上面12と、上面12の逆であり、下表面15を有する下面13と、周縁面17と呼ばれる周縁輪郭とを有し、周縁面は上面12と下面13とを結合する。
本明細書では、未処理レンズブランク10の上面12及び下面13は、略直角であり、互いに平行する。
未処理レンズブランク10の上面12は、レンズ1の正面2を形成するために提供され、未処理レンズブランク10の下面13は、背面3を形成するために提供される。
本明細書では、眼科用レンズ1は、眼鏡のフレームに嵌め込まれることが意図される眼鏡レンズを形成するように構成される。
この眼科用レンズは、複雑な形状、本明細書では略凸形を有する、正面2と呼ばれる第1の面と、複雑な形状、本明細書では略凹形を有する、背面3と呼ばれる第2の面と、正面2と背面3とを結合する周縁面7とを有する。
正面2は、前部光学エリア4と呼ばれる第1の光学エリアを有し、背面3は、後部光学エリア5と呼ばれる第2の光学エリアを有する。
前部光学エリア4及び後部光学エリア5は、光学有用ゾーン6と呼ばれるレンズ1のゾーンを画定し、本明細書では、光学有用ゾーン6は複雑な光学特性を有する。この光学有用ゾーン6は、約40mm以上の直径を有する。
本明細書では、この光学有用ゾーン6は、エリアのプリズム参照点にセンタリングされ、プリズム参照点は、例えば、機械器具の機械加工座標系でのレンズ1の回転中心に対応する。
この光学有用ゾーン6は、このレンズ1が切断(フライス加工)され、眼鏡フレームの形状にトリミング(縁面を機械加工)されると、このフレームに配置されるレンズ1のゾーンである。
前部光学エリア4及び後部光学エリア5は、本明細書では、例えば、これらの表面の隆起及び累進と組み合わせられることがある、特に大きな高さ変動により、難しく特に精密な機械加工及びより精密な表面加工を必要とする複雑な表面(「自由形態」又はデジタル」表面)を有する。
所望の眼科処方に従って眼科用レンズ1の背面3を生成するには、眼科用レンズ1、より正確にはその(まだ機械加工されていない)背面3をその(すでに機械加工された)正面2に相対して正確に位置決めする必要がある。
以下に見られるように、眼科用レンズ1は、未処理レンズブランク10から直接形成されず、まず、半完成レンズブランクになり、次に、参照付き半完成レンズブランクになるか、又はまず参照付きレンズブランクになり、次に参照付き半完成レンズブランクになるか、又は参照付き半完成レンズブランクに直接なるといういくつかの変更を経た後、未処理レンズブランクから形成され、眼科用レンズ1が得られるまでに複数の中間製品を形成する。
例えば、格納ステップ又は格納し、生産場所若しくは研究所等の別の場所に輸送するステップ等の製造プロセスにおいて追加のステップを経り得るこれらの中間製品、すなわち、参照付きレンズブランク、半完成レンズブランク、又は参照付き半完成レンズブランクである。例えば、参照付き半完成レンズブランクは一般に、格納されてから、特にレンズ1の背面3の生成のために別の場所に送られる。
これより、眼科用レンズ1を製造するプロセスについて、図1を参照するとともに、図4〜図8も参照してさらに詳細に説明する。
プロセスは、上述したような未処理レンズブランクに対応する未処理レンズブランク10を提供するステップ70を含む。
プロセスは、本明細書では、第1の機械器具20に取り付けられるように構成される真空クランプ30(図4に示される)によって形成される第1の保持装置を提供するステップ71を含む。
真空クランプ30は、真空チャンバを形成する内部空間32を画定する概して円形のベース31と、未処理レンズブランク10がこの真空クランプ30に取り付けられたときに真空チャンバを排気できるようにする流体転送ダクト33とを備える。
この真空クランプは、基本直交座標系の3軸に対応する3つの並進移動方向Tx、Ty、及びTzと、上記3つの並進移動方向を中心としてそれぞれ定義される3つの回転方向Rx、Ry、Rzとにより定義される第1の機械加工参照枠18(図5に示される)を有し、上記3つの並進移動方向のうちの2つTx、Tyは、水平面と呼ばれる全く同じ第1の平面に配置され、上記3つの並進移動方向のうちの他の方向Tzは、垂直平面と呼ばれる第2の平面に配置される。
プロセスは、未処理レンズブランク10を真空クランプ30(図4)に取り付け、保持するステップ72を含む。
未処理レンズブランク10は、内部に真空チャンバを形成するために、下面13が少なくとも部分的にベース31及びこの真空クランプ30の内部空間32に面した状態で、この真空クランプ30の第1の位置に取り付けられる。
次に、流体転送ダクト33によりこの真空チャンバ内に真空が作られて、下面13を介して未処理レンズブランク10を第1の位置に保持する(又はブロックする)。
次に、製造プロセスは、ブロック図ではSF−Rと参照される参照付き半完成レンズブランクを取得する5つの選択候補を提供する。
選択の1つは単一ステッププロセスを表し、一方、その他の選択は、参照付き半完成レンズブランクSF−Rを取得する2ステッププロセスを表す。
第1の選択として、プロセスは、真空クランプ30上の未処理レンズブランク10の第1の位置において、且つ第1の機械加工参照枠18において、この未処理レンズブランク10の上面12を機械加工して、前部光学エリア4を取得し、ひいてはブロック図ではSFと参照される半完成レンズブランク8を形成するステップ74を含む。
このために、真空クランプ30は第1の機械器具20(図5)に設置され、未処理レンズブランク10の上面12は、例えば、旋盤加工によって機械加工されて、この前部光学エリア4を取得する。
次に、プロセスは、第1の機械加工参照枠18と同じ方法で定義される第2の機械加工参照枠19において、例えば、本明細書では溝40によって形成される機械的参照要素を、光学有用ゾーン6(既知であるが、完成レンズ1でしか全体的に見えない)外部の半完成レンズブランク8の上面12、より正確には光学非有用ゾーン16に機械加工するステップ75に続く。
真空クランプ30は同じ機械器具20内に留まるため、この第2の機械加工参照枠19は、本明細書では第1の機械加工参照枠18に一致する。
ここでは、ステップ74及び75は連続する。
したがって、この第2の機械加工参照枠19は、基本直交座標系の3軸に対応する同じ3つの並進移動方向Tx、Ty、及びTzと、上記3つの並進移動方向を中心として定義される同じ3つの回転方向Rx、Ry、Rzとによってそれぞれ同一に定義され、上記3つの並進移動方向のうちの2つTx、Tyは、同じ第1の平面に配置され、上記3つの並進移動方向のうちの他の方向Tzは、同じ第2の平面に配置される。
このステップ75により、参照付き半完成レンズブランク9を取得することができる。
ここでは、溝40は、底部41を有する閉じた輪郭の連続し、概して円形のトレンチを形成し、底部41の深さはこの溝40に沿って変化する。したがって、この溝40の深さも変化する。
このプロセスにより、参照付き半完成レンズブランク9内の、さらには前部光学エリア4に相対するこの溝40の位置を厳密に知ることが可能になる。
第2の選択として、プロセスはまず、第1の機械器具20において、真空クランプ30上溝40を機械加工して、参照付きレンズブランク(図示せず)を取得するステップ76と、同じ機械器具20で参照付きレンズブランクの上面12を機械加工して、参照付き半完成レンズブランク9を取得するステップ77とを含む。
したがって、第1の機械加工参照枠18及び第2の機械加工参照枠19も一致する。
したがって、ステップ76及び77はステップ75及び76と同様に実行され、ステップの順序は逆になる。
第3の選択として、プロセスは、第1の機械器具20において、同じ機械加工動作中に、上面12及び溝40を機械加工して、参照付き半完成レンズブランク9を単一ステップで取得するステップ73を含む。
ここでは、上面12及び溝40を機械加工するステップが統合され、第1の機械加工参照枠及び第2の機械加工参照枠は一致する。
このために、第1の機械器具20は、第1の機械器具20が半完成レンズブランク(光学有用ゾーン6に生成される前部光学エリア4)の幾何学的形状の第1の機械加工ファイル(第1の参照に基づく)特徴と、参照付き半完成レンズブランク(光学非有用ゾーン16に生成される機械的参照要素)の幾何学的形状の第2の機械加工ファイル(第1の参照と同一の第2の参照に基づく)特徴とを受信するように構成される上述した第1及び第2の選択とは対照的に、参照付き半完成レンズブランク(光学有用ゾーン6に生成される前部光学エリア4及び光学非有用ゾーン16に生成される機械的参照要素)の幾何学的形状の機械加工ファイル特徴を受信するように構成される。
第4の選択として、プロセスは、ここではグリップクランプ130によって形成される別の第1の保持装置上の未処理レンズブランク10の第1の位置において、且つ第1の機械加工参照枠18において、未処理レンズブランク10の上面12を機械加工して、第1の光学エリア4を取得し、ひいては、ブロック図ではSFと参照される半完成レンズブランク8を形成するステップ78を含む(ステップ74と同一のステップであるが、ここでは、真空クランプ30ではなくグリップクランプ130の問題である)。
このグリップクランプ130は、概して円形のベース134と、内部空間136(図7)を画定するクランプリング135とを備える。
このグリップクランプ130は、真空クランプ30のものと同様の第1の機械加工参照枠18を有し、この参照枠18は、基本直交座標系の3軸に対応する3つの並進移動方向Tx、Ty、及びTzと、上記3つの並進移動方向を中心として定義される3つの回転方向Rx、Ry、Rzとによってそれぞれ定義され、上記3つの並進移動方向のうちの2つTx、Tyは全く同じ第1の平面に配置され、上記3つの並進移動方向のうちの他の1つであるTzは第2の平面に配置される。
事前に、未処理レンズブランク10をこのグリップクランプ130に保持するために、未処理レンズブランク10は少なくとも部分的に、下面13が少なくとも部分的にベース134に面した状態で、内部空間136の第1の位置に少なくとも部分的に取り付けられる。
次に、クランプリング135は未処理レンズブランク10に当接し、周縁面17を介して未処理レンズブランク10を把持し、縁面を介して未処理レンズブランク10を第1の位置に保持(又はブロック)する。
機械加工ステップ78では、グリップクランプ130は第1の機械器具20に設置され、未処理レンズブランク10の上面12は、例えば、旋盤加工によって機械加工されて、第1の光学エリア4を取得して、半完成レンズブランク8を形成する。
次に、プロセスは、第1の機械加工参照枠18と同じ方法で定義される第2の機械加工参照枠19において、例えば、溝40によって形成される機械的参照要素を、光学非有用ゾーン(図7)で半完成レンズブランク8の上面12に機械加工するステップ79に続く。
このために、グリップクランプ130は、第1の機械器具20から外され、第2の機械器具21に設置され、半完成レンズブランク8は、グリップクランプ130上で同じ位置のままである(システムにより、機械変更中、レンズブランクを把持した状態を保つことが可能である)。
この場合、第1の機械加工参照枠18及び第2の機械加工参照枠19は別個であり、第2の機械加工参照枠19は、第1の機械加工参照枠18に相対して既知のオフセットを有する。
この第2の機械加工参照枠19(図7に示される)は予め設定され、基本直交座標系の3軸に対応する3つの並進移動方向Tx’、Ty’、及びTz’と、3つの並進移動方向を中心として定義される3つの回転方向とによってそれぞれ、既知のオフセットを有して同様に定義され、3つの並進移動方向のうちの2つTx’、Ty’は、水平面と呼ばれる全く同じ第1の平面に配置され、3つの並進移動方向のうちの他の方向Tz’は、垂直平面と呼ばれる第2の平面に配置される。
第1の機械器具20は、半完成レンズブランク(光学有用ゾーンに生成される前部光学エリア4)の幾何学的形状の第1の機械加工ファイル(第1の参照に基づく)特徴を受信するように構成され、第2の機械器具21は、参照付き半完成レンズブランク(光学非有用ゾーンに生成される機械的参照要素)の幾何学的形状の第2の機械加工ファイル(第2の予め設定される参照に基づき、その参照のオフセットは第1の参照に相対して既知である)特徴を受信するように構成される。
第5の選択として、プロセスはまず、第1の機械器具20において、グリップクランプ130上溝40を機械加工して、参照付きレンズブランク(図示せず)を取得するステップ80と、第2の機械器具21において、参照付きレンズブランクの上面12を機械加工して、参照付き半完成レンズブランク9を取得するステップ81とを含む。
したがって、第1の機械加工参照枠18及び第2の機械加工参照枠19も別個である。
したがって、ステップ80及び81はステップ78及び79と同様に実行され、ステップの順序は逆になる。
未処理レンズブランク10が真空クランプ30又はグリップクランプ130に取り付けられ保持される(ステップ72)第1の位置は、未処理レンズブランク10の上面12を機械加工(ステップ73、74、77、78、81)するとともに、溝40を機械加工し(ステップ73、75、76、79、80)、参照付き半完成レンズブランクSF−Rを形成することが可能な位置である。換言すれば、第1の位置は、設定されるか、予め設定されない限り、上述した機械加工ステップが可能な任意の位置である。
プロセスは、参照付き半完成レンズブランク9を研磨するステップ82を含む。このステップは、特定の機械(図示せず)又は第1若しくは第2の機械器具20、21で実行し得る。
プロセスは、第1の保持装置、すなわち、真空クランプ30又はグリップクランプ130から参照付き半完成レンズブランクを取り外すステップ83を含む。
このためには、流体転送ダクト33を介して真空クランプ30の真空チャンバを大気にベントするか、又はグリップクランプ130のクランプリング135を把持解除することで十分である。
プロセスは、ここでは、参照付き半完成レンズブランク9の機械的参照要素と相互作用するように構成される追加の機械的参照要素が提供された機械加工クランプ50によって形成される第2の保持装置50を提供するステップ84を含む。
この機械加工クランプ50は、概して円形のベース51と、真空チャンバを形成する内部空間55を画定する円筒形側壁52と、参照付き半完成レンズブランク9がこの機械加工クランプ50に取り付けられたとき、真空チャンバを排気できるようにする流体転送ダクト54とを備える。
この機械加工クランプ50は、ベース51とは逆の円筒形側壁52の自由端部において、相補的機械的参照要素を形成する、フィンガとも呼ばれる突起53をさらに備える。
この突起53は、溝40の底部41と相互作用し、より正確には底部41に当接するように構成され、それにより、参照付き半完成レンズブランク9は、ここでは、3つの並進移動方向Tx、Ty、及びTzと、3つの並進移動方向を中心とした3つの回転方向Rx、Ry、及びRzと(以下参照)によってそれぞれ予め設定される第2の位置に機械加工クランプ50に位置決めされ保持される。
プロセスは、参照付き半完成レンズブランク9を機械加工クランプ50(図9)を取り付け保持するステップ85を含む。
半完成レンズブランク9は、溝40の底部41がこの機械加工クランプ50の突起52に当接した状態で、機械加工クランプ50に第2の位置で取り付けられる。
こうして構成される参照付き半完成レンズブランク9は、ベース51及びこの機械加工クランプ50の内部空間55に少なくとも部分的に面する上面12を有し、次に、下面13を機械加工できるようにする。
したがって、半完成レンズブランク9は、溝40及び突起53により、変更された上面12(すなわち、正面2)を介して第2の位置に位置決めされ保持されるように、機械加工クランプ50に取り付けられ、第2の位置は、3つの並進移動方向Tx、Ty、及びTzと、3つの並進移動方向を中心とした3つの回転方向Rx、Ry、及びRzとにおいてそれぞれ予め設定される。
この第2の予め設定される位置において、前部光学エリア4に相対する下面13の位置は、3つの並進移動方向Tx、Ty、及びTzと、3つの回転方向Rx、Ry、及びRzとにおいて設定される。
プロセスは、機械加工クランプ50で、参照的半完成レンズブランク9の下面13を機械加工して、後部光学エリア5を取得し、ひいては、ブロック図ではLOと参照される眼科用レンズ1を形成するステップ86を含む。
このために、グリップクランプ50が第3の機械器具22(図8)に設置され、参照付き半完成レンズブランク9の下表面15が、例えば、旋盤加工によって機械加工されて、後部光学エリア5が得られる。
プロセスは、周縁面17を機械加工(及びフライス加工)して、そうしてレンズ1の縁面7を形成することによって眼科用レンズ1をトリミング(及び切断)し、次に、後部光学エリア5を研磨し、最後に、レンズの背面3をエングレーブ加工するステップ87を含む。
これらのエングレーブは、例えば、レンズを識別できるようにする印又は他の商用の印であり得る。
これらの印は一般に、マイクロエングレーブによって生成されるか、又は一時マークと呼ばれるプリントマークである。
プロセスは、第2の保持装置、すなわち、機械加工クランプ50から眼科用レンズ1を取り外すステップ88を含み、このために必要なのは、流体転送ダクト54によって機械加工クランプ50の真空チャンバを大気にベントすることだけである。
図9は、参照付き半完成レンズブランクの機械的参照要素の一変形実施形態を示す。
図9の参照付き半完成レンズブランク9は、ここでは、光学有用ゾーン6外部に、部分的に周縁面17及び上面12に生成される面取りゾーン42を機械加工することによって形成される機械的参照要素を有し、面取りゾーン42の部分は、正面2及び前部光学エリア4を形成するように変更される。
面取りゾーン42は、連続しており、幅のサイズは可変である。ここで、面取りゾーン42は、対向する2つの狭部分43と、対向する2つの広部分44とを含み、半完成レンズブランク9の輪郭上の部分43及び44の分布は、交互になる。
この可変面取りゾーン42及び周縁面17は一緒になって、参照付き半完成レンズブランク9を第2の位置に位置決めするように構成される機械的参照要素を形成し、第2の位置は、3つの並進移動方向Tx、Ty、及びTzと、これらの並進移動方向を中心として定義される3つの回転方向Rx、Ry、及びRzとにおいてそれぞれ予め設定される。
図10は、参照付き半完成レンズブランクの機械的参照要素の別の変形実施形態を示す。
図10の参照付き半完成レンズブランク9は、ここでは、光学有用ゾーン6外部で、部分的に周縁面17及び上面12に生成される面取りゾーン45を機械加工することによって形成される機械的参照要素を有し、上面12は正面2及び前部光学エリア4を形成するように変更されている。
ここでは、面取りゾーン45は連続しており(しかし、閉じた輪郭を有さない)、一定幅のものである。
図10の参照付き半完成レンズブランク9は、周縁面17に平面46を機械加工することによって形成されるブロックゾーンを有する。
この一定の面取りゾーン45、平面46、及び周縁面17は一緒になって、参照付き反完成レンズブランク9を第2の位置に位置決めするように構成される機械的参照要素を形成し、第2の位置は、3つの並進移動方向Tx、Ty、及びTzと、これらの並進移動方向を中心として定義される3つの回転方向Rx、Ry、及びRzとにおいてそれぞれ予め設定される。
図4及び図5に示される面取りゾーンはそれぞれ、約20°〜約45°に含まれる、参照付き半完成レンズブランク9の縁面17に相対して傾き又は傾斜角を有する。
この傾斜角は、少なくとも1つの予め設定される制約に応じて(図13〜図16を参照して以下を参照)レンズブランク9と第2の保持装置50との接触を増大させるように設定される。
図11は、参照付き半完成レンズブランクの機械的参照要素のさらに別の変形実施形態を示す。
図11の参照付き半完成レンズブランク9は、ここでは、光学有用ゾーン6外部で、三日月形を有し、定間隔で分布する3つの個々の窪み47を周縁面17及び上面12に機械加工することによって形成される複数の機械的参照要素を有し、上面12の部分は正面2及び前部光学エリア4を形成するように変更されている。
これらの3つの窪みは、参照付き半完成レンズブランク9を第2の位置に位置決めするように構成される機械的参照要素を形成し、第2の位置は、3つの並進移動方向Tx、Ty、及びTzと、これらの並進移動方向を中心として定義される3つの回転方向Rx、Ry、及びRzとにおいてそれぞれ予め設定される。
図12に示される一変形として、図8の機械加工クランプ50はブロックリング150で置換される。
このブロックリング150は、概して円形のベース156と、内部空間を画定する円筒形側壁157とを備える。
ブロックリング150は、円筒形側壁157に生成され、それ自体概して円形の先鋭なリッジ161を画定する概して円形のショルダ160も備える。
したがって、ショルダ160は、ショルダ160とベース156との間に第1の内部側方部158と、ショルダ160とブロックリング150の自由端部との間に第2の内部側方部159とを画定する。
ショルダ160、より正確には先鋭なリッジ161及び第2の内部側方部159は一緒になって、参照付き半完成レンズブランク9を第2の位置に位置決めするように構成される相補的機械的参照要素を形成し、第2の位置は、3つの並進移動方向Tx、Ty、及びTzと、これらの並進移動方向を中心として定義される3つの回転方向Rx、Ry、及びRzとにおいてそれぞれ予め設定される。
ブロックリング150は、図9及び図10の参照付き半完成レンズブランク9と組み合わせ使用し得、各面取りゾーン42及び45は、先鋭なリッジ161及び各周縁面17にそれぞれ当接して、ブロックリング150を第2の内部側方部159にしっかりと嵌め込むように構成される。
別の相補的機械的参照要素(図示せず)をブロックリング150に生成して、図10の参照付き半完成レンズブランク9の平面46を受け得る。
図13〜図16は、図10に示される面取りゾーンの様々な変形実施形態を有するレンズブランク1を示す。以下では、面取りゾーンではなくチャンファーと呼ぶ。
図13及び図14では、レンズブランク9は、正面、ここでは累進面と、レンズブランク9の端面17に相対して約45°の傾斜角α1及び約20°の傾斜角α2をそれぞれ備えることを有するチャンファー45とを有する。
チャンファー45のこれらの別個の傾斜角α1及びα2は、少なくとも1つの予め設定される制約に応じて、レンズブランク9と第2の保持装置との接触を増大させるように決定される。
図13及び図14は、レンズブランク9と第2の保持装置との接触周縁70を示す。
これらの接触周縁70は、チャンファー45に沿って異なる長さのものであり、光学中心点又はプリズム参照点を通るか、又はレンズの幾何学的中心Pを通る、θ1及びθ2と記される角度セクタの長さを表し、角度セクタから、レンズブランク9の平面46の長さを差し引かなければならない。
所与の第2の保持装置のショルダと、傾斜角α1のチャンファー45との接触周縁70は、より小さな角度セクタθ1を表し、この角度セクタθ1は、この所与の第2の保持装置のショルダと、傾斜角α2のチャンファー45との接触周縁70を表す角度セクタθ2よりも小さい。
換言すれば、図13に示されるレンズブランクと所与の第2の保持装置との接触の割合は、図14に示されるレンズブランクとこの所与の第2の保持装置との接触の割合よりも低い。
したがって、図14に示されるレンズブランクは、所与の第2の保持装置内で、同第2の保持装置に関して図13に示されるレンズブランクよりも安定する。
図15及び図16では、レンズブランク9は、正面、ここでは累進面と、レンズブランク9の端面17に相対して約45°の傾斜角α1及び約30°の傾斜角α3をそれぞれ備えることを有するチャンファー45とを有する。
チャンファー45のこれらの別個の傾斜角α1及びα3も、少なくとも1つの予め設定される制約に応じて、レンズブランク9と第2の保持装置との接触を増大させるように設定される。
図15及び図16も、レンズブランク9と第2の保持装置との接触周縁70を示し、これらの周縁70はここでは、チャンファー45の長さと略等しい全く同じ長さを有する。
図15及び図16は、眼科レンズに望まれる光学的に有用なゾーンの半径を表す半径Rvと、チャンファー45が生成されるレンズブランク9で得られる光学的に有用なゾーンの最小半径を表す半径Rr1及びRr2とをさらに示し、これらの半径は光学中心点又はプリズム参照点又はレンズの幾何学的中心Pを通る。
光学的に有用なゾーンは、チャンファー45を含んではならない。
傾斜角α1のチャンファー45を用いて得られる半径Rr1は、傾斜角α3のチャンファー45を用いて得られる半径Rr2よりも小さい。
換言すれば、傾斜角α3のチャンファー45を用いて取得可能な眼科レンズの直径は、傾斜角α1のチャンファー45を用いて取得可能な眼科レンズの直径よりも大きい。
したがって、図16に示されるレンズブランクから得ることができるレンズは、図15に示されるレンズブランクを用いて得ることができるレンズよりも大きなアパーチャを有する。
眼科レンズのアパーチャは、光学的に有用なゾーンのサイズを表す。
上述した2つの制約、すなわち、所与の第2の保持装置内のレンズブランクの安定性及びレンズのアパーチャを個々に、又は組み合わせて使用して、レンズブランクで生成されるチャンファーの傾斜角を決定し得る。
上述した例では、レンズブランクが累進面及び累減面を有したが、トロイダル面を有するレンズブランクを使用することもできる。
より一般には、レンズブランクが軸対称ではない表面を有すると、レンズブランクに生成されるチャンファーの傾斜角が有利に決定される。
傾斜角は、上面を機械加工するステップ73からレンズブランクに機械的参照要素を機械加工するステップ81の前に決定される。
傾斜角は、例えば、レンズの幾何学的形状及びレンズブランクの機械的参照要素の幾何学的形状が所与の第2の保持装置の幾何学的形状に応じて定義される場合に設定される。
傾斜角は、例えば、反復計算により、安定性制約を満たすことを目的として、所与の割合の接触、例えば、チャンファーとショルダとの接触周縁の約55%を超える高さを達成することができる傾斜角が得られるまで、チャンファーと所与の第2の保持装置のショルダとの接触周縁を計算することにより、決定される。
変形又は追加として、傾斜角は、アパーチャ制約を満たすことを目的として、例えば、反復計算により、所与のレンズ半径に少なくとも等しいか、又は1mm大きな半径、例えば、チャンファーとショルダとの接触周縁の約55%を超える高さを達成することができる傾斜角が得られるまで、面取りされるレンズブランクの半径を計算することにより、決定される。
一変形(図示せず)として、図8の機械加工クランプには、円筒形側壁に生成される円筒形突起が提供されず、この円筒形側壁からそれぞれ突出する3つの突起が提供され、突起は、図11の参照付き半完成レンズブランク9の3つの個々の窪みに留まるように構成される。
変形(図示せず)として、
− レンズブランクに、少なくとも1つの面取りゾーン、少なくとも1つの溝ゾーン、及び/又は複数の個々の窪みを含む複数の機械的参照要素が提供され、
− 機械加工すべきレンズブランクの第1の面は正面ではなく背面であり、したがって、正面は次に機械加工され、より一般には、「第1の面」及び「第2の面」という表現は、位置(前又は後)に関係なく、且つ上記面が複雑な形状を有するか、単純な形状を有するか、それとも凸形を有するかに関係なく両面を指し得、
− 未処理レンズブランクの上面及び下面は、略直角ではなく、互いに平行せず、代わりに、直角であるが、平行ではないか、又は一方は凹であり、他方は凸であるか、又は両方とも凹であるか、又は両方とも凸であるか、又はこれらの面及び縁面は略平坦であり、じゃがいも形であり、
− プロセスは、ステップ70と71との間に、未処理レンズブランクの下面を膜でコーティングするステップを含み得、下面を保護するプラスチック膜をこの下面に適用するという問題であり、
− 第1の保持装置は、真空クランプ又はグリップクランプによって形成されず、従来の機械器具クランプによって形成され、従来の機械器具クランプでは、一般にプレブロックが設けられたブロックが把持され、
− 第2の保持装置は、機械加工クランプ又はブロックリングによって形成されず、機械加工シャフト又はロボットによって形成され、
− 第1及び/又は第2の保持装置は、ベースの両面に開口部を含むキャビティを含み、キャビティ内に、結合剤、例えば、可溶性金属又はワックスが流し込まれ、
− 面取りゾーン又は溝ゾーンは、連続しておらず、輪郭の一部分のみ、さらには輪郭の複数の部分に生成され、
− 図11の参照付き半完成レンズブランクの3つの個々の窪みは、光学有用ゾーン外部の、レンズブランクの上面及び下面へのねじ穴で置換され、
− 図10の参照付き半完成レンズブランクの平面は単に、切り欠き又はエングレーブ加工によって作られる印で置換され、
− 機械的参照要素は、レンズブランクの周縁面内/上に生成される溝又は突起であり、参照付きレンズブランクは、上面を機械加工して第1の光学エリアを取得する前に、第1の保持装置から取り外され、
− 面取りゾーン又は溝ゾーンは可変サイズのものであり、それにより、機械加工の前に、又は下面を機械加工するために、ベースダウンプリズムを考慮に入れることがさらに可能になり、したがって、ブロッカー器具又は機械器具でベースダウンプリズムを考慮に入れる必要はなく、
− 機械的参照要素及び相補的機械的参照要素は特に、レンズ若しくはレンズの種類に応じて寸法が決定されるか、又はこれとは対照的に、それらの寸法はレンズから独立して設定され、
− 第2の保持装置には2つの別個のシステム、すなわち、参照付き半完成レンズブランクを位置決めして保持する第1のシステムと、このレンズブランクをブロックする第2のシステムとが提供され、且つ/又は
− 例えば、エングレーブ加工によって生成される永久的又は一時的な印が、レンズの背面ではなく正面に生成される。
より一般には、本発明は、説明され図示される例に限定されないことを想起する。

Claims (12)

  1. 第1の面(2)と、前記第1の面(2)とは逆の第2の面(3)とを有する眼科用レンズ(1)を機械加工することによって製造するプロセスであって、前記第1の面(2)には第1の光学エリア(4)が提供され、前記第2の面(3)には第2の光学エリア(5)が提供され、前記第1及び第2の光学エリア(4、5)は、前記眼科用レンズ(1)の光学有用ゾーン(6)を画定し、前記プロセスは、
    − 上面(12)と、前記上面(12)とは逆の下面(13)と、前記上面(12)及び前記下面(13)を結合する周縁面(17)とを有するレンズブランク(10)を提供するステップ(70)と、
    − 基本直交座標系の3軸に対応する3つの並進移動方向と、前記3つの並進移動方向を中心として定義される3つの回転方向とのそれぞれによって定義される第1の機械加工参照枠(18)を有する第1の保持装置(30、130)を提供するステップ(71)であって、前記3つの並進移動方向のうちの2つの並進移動方向は全く同じ第1の平面に配置され、前記3つの並進移動方向のうちの他の1つの並進移動方向は第2の平面に配置される、第1の保持装置(30、130)を提供するステップ(71)と、
    を含み、
    前記プロセスは、
    − 前記レンズブランク(10)の前記下面(13)が前記第1の保持装置(30、130)に面する第1の位置において、前記レンズブランク(10)を前記第1の保持装置(30、130)に取り付けるステップ(72)であって、前記第1の保持装置(30、130)が、前記下面(3)又は前記周縁面(17)を介して前記レンズブランク(10)を保持するように構成される、取り付けるステップ(72)と、
    − 前記第1の機械加工参照枠(18)内の前記第1の位置において前記上面(12)を機械加工するステップ(73、74、77、78、81)であって、それにより、前記第1の光学エリア(4)を取得し、ひいては半完成レンズブランク(8)を形成する、機械加工するステップ(73、74、77、78、81)と、
    − 前記第1の機械加工参照枠(18)と同じ方法で画定される第2の機械加工参照枠(19)において、少なくとも1つの機械的参照要素を前記上面(12)、前記下面(13)、及び前記周縁面(17)のうちの少なくとも何れか1つに機械加工するステップ(73、75、76、79、80)であって、前記第2の機械加工参照枠(19)が、予め設定され、前記第1の機械加工参照枠(18)に相対して既知であり、前記機械加工するステップ(73、75、76、79、80)が、前記少なくとも1つの機械的参照要素が前記光学有用ゾーン(6)外部に配置され、それにより、参照付き半完成レンズブランク(9)を形成するように構成される、機械加工するステップ(73、75、76、79、80)と、
    − 少なくとも1つの相補的機械的参照要素(159、161)を備える第2の保持装置(150)を提供するステップ(84)であって、前記少なくとも1つの相補的機械的参照要素(159、161)が、前記参照付き半完成レンズブランク(9)の前記少なくとも1つの機械的参照要素と相互作用して、前記参照付き半完成レンズブランク(9)を前記第2の保持装置(150)の第2の位置に位置決めし、保持するように構成され、前記第2の位置が、少なくとも、前記3つの並進移動方向と、前記第1の平面に配置される前記2つの並進移動方向を中心として定義される2つの回転方向とのそれぞれにおいて予め設定される、第2の保持装置(150)を提供するステップ(84)と、
    を含み、
    前記少なくとも1つの機械的参照要素が、前記光学有用ゾーン(6)外部で、少なくとも、前記周縁面(17)と、前記上面(12)及び前記下面(13)のうちのいずれか一方とに生成される少なくとも1つの面取りゾーンを機械加工することによって形成され、前記少なくとも1つの相補的機械的参照要素が、前記第2の保持装置(150)に生成され、前記少なくとも1つの面取りゾーンに当接して受けるように構成される少なくとも1つのショルダ(160、161)によって形成されることを特徴とする、プロセス。
  2. 前記第1の機械加工参照枠(18)及び前記第2の機械加工参照枠(19)が一致することを特徴とする、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記上面(12)を機械加工するステップ及び前記少なくとも1つの機械的参照要素を機械加工するステップ(73、74、77)が、連続するか、又は統合されることを特徴とする、請求項1及び2の何れか一方に記載のプロセス。
  4. 前記第1の機械加工参照枠(18)及び前記第2の機械加工参照枠(19)が別個であり、前記第2の機械加工参照枠が、前記第1の機械加工参照枠に相対して既知のオフセットを有することを特徴とする、請求項1に記載のプロセス。
  5. 前記機械的参照要素のうちの少なくとも別の1つが、前記光学有用ゾーン(6)の外部で、前記周縁面(17)又は前記上面(12)及び前記下面(13)のうちのいずれか一方に生成される少なくとも1つの溝ゾーンを機械加工することによって形成され、前記相補的機械的参照要素のうちの少なくとも別の1つが、前記第2の保持装置(50)に生成され、前記少なくとも1つの溝ゾーンに当接して受けるように構成される少なくとも1つの突起(53)によって形成されることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載のプロセス。
  6. 前記少なくとも1つの面取りゾーンが、少なくとも部分的に連続しており、一定サイズ、一定幅、又は一定深さのものであり、前記少なくとも1つの機械的参照要素がさらに、前記周縁面(17)にブロックゾーン(46)を機械加工することによって形成され、前記ブロックゾーン(46)が、前記第2の平面に配置される前記並進移動方向を中心として定義される前記回転方向において前記参照付き半完成レンズブランク(9)位置決めするように構成されることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載のプロセス。
  7. 前記少なくとも1つの面取りゾーンが、少なくとも部分的に連続しており、可変サイズ、可変幅、又は可変深さのものであることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載のプロセス。
  8. 前記機械的参照要素のうちの少なくとも別の1つが、前記光学有用ゾーン(6)外部で、前記周縁面(17)及び/又は前記上面(12)及び前記下面(13)のうちのいずれか一方に生成される複数の個々の窪みを機械加工することによって形成され、前記相補的機械的参照要素のうちの少なくとも別の1つが、前記第2の保持装置に生成され、前記複数の個々の窪みを当接して受けるように構成される複数の突起によって形成されることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載のプロセス。
  9. − 前記参照付き半完成レンズブランク(9)を前記第2の保持装置(150)の前記第2の位置に取り付けるステップ(85)であって、前記第2の保持装置(50、150)が、前記上面(12)又は前記周縁面(17)を介して前記参照付き半完成レンズブランク(9)を保持するように構成される、取り付けるステップ(85)と、
    − 前記参照付き半完成レンズブランク(9)の前記下面(13)を機械加工するステップ(86)であって、それにより、前記第2の光学エリア(5)を取得し、ひいては前記眼科用レンズ(1)を形成する、前記下面(13)を機械加工するステップ(86)と、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜8の何れか一項に記載のプロセス。
  10. 前記参照付き半完成レンズブランク(9)の前記少なくとも1つの面取りゾーンが、前記参照付き半完成レンズブランク(9)の前記縁面(7)に相対して傾斜角(α1、α2、α3)を有し、前記傾斜角は、少なくとも1つの予め設定される制約に応じて前記参照付き半完成レンズブランク(9)と前記第2の保持装置(150)との接触を増大させるように設定されることを特徴とする、請求項1〜9の何れか一項に記載のプロセス。
  11. 前記少なくとも1つの面取りゾーンの前記傾斜角(α1、α2、α3)が、前記参照付き半完成レンズブランク(9)の前記少なくとも1つの面取りゾーンと、前記第2の保持装置(50、150)の前記相補的機械的参照要素(159、161)との接触周縁を表す特徴に応じて設定され、それにより、前記第2の保持装置(150)での前記参照付き半完成レンズブランク(9)の安定性を保証することを特徴とする、請求項10に記載のプロセス。
  12. 前記少なくとも1つの面取りゾーンの前記傾斜角(α1、α2、α3)が、前記眼科用レンズの光学有用ゾーン(6)を表す特徴に応じて設定され、それにより、前記眼科用レンズの予め設定されるアパーチャを保証することを特徴とする、請求項10及び11の何れか一方に記載のプロセス。
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