JP6376774B2 - 映像・音声選択装置及び映像表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の映像・音声ソースのコンテンツを同時に1つの画面に表示するマルチ画面機能を有した表示装置等に利用され、視聴対象の映像・音声ソース(映像信号及び音声信号)を選択し、映像・音声ソースを切り換える時の音量を自動調整する映像・音声選択装置に関する。
テレビに代表される映像表示装置の視聴ソース(映像・音声ソース)は、放送波、外部アナログ入力、外部デジタル入力、内蔵ハードディスク、DISC等、多岐にわたる。マルチ画面機能ではこれら視聴ソースのコンテンツを組み合わせて同時に1つの画面に表示するため、各コンテンツの音声についても同時に再生可能な状態にある。
しかし、テレビの視聴者は複数の音声を同時に聞き分けることが難しいため、主として視聴する画面(以下、「メイン画面」と略記する場合有り)の音声のみが再生され、テレビの音量もメイン画面の音声に合わせて調整される。すなわち、音声出力対象となるメイン画面用の映像信号及び音声信号が選択映像信号及び選択音声信号として選択される。
このため、メイン画面とその他の画面(以下、「サブ画面」と略記する場合有り)との切り換え、もしくは画面構成はそのままに音声を出力する画面(以下、このような画面も「メイン画面」に含める)と音声を出力していない画面(以下、このような画面も「サブ画面」に含める)との切り換えが頻繁に行われる。このような切り換え時において、切り換え前後のメイン画面のコンテンツが有する音量レベルの差によっては、切り換え後に音量が小さくなったり、大きくなったりすることが想定され、メイン画面を切り換える毎に視聴者が音量調整を実施しなければならない可能性が比較的高い。
一方、特許文献1で開示された音量調整装置では、選択入力ごとの音量値を保有し、入力(選択音声信号)を変更するたびに音量値を調整している。しかし、上記音量値はあくまでも入力に関連付けられた音量値であり、時々刻々変化するコンテンツの音量レベルを考慮したものにはなっていない。すなわち、特許文献1で開示された音量調整装置における上記音量値は、過去の該当入力部における音量値に過ぎない。このため、例えばマルチ画面機能において画面を切り換えた時に、切り換えた画面の入力に合わせて上記音量値を適用しても適切な音量に調整できない可能性が少なからずある。
特開平7−222078号公報
上述したように、マルチ画面機能を有するテレビ等の映像表示装置において、メイン画面を切り換えた時、メイン画面の切り換え前後のコンテンツの音量レベルの差が生じる可能性が高く、メイン画面の切り換え毎に視聴者は音量を調整しなければならないという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、メイン画面となる映像・音声ソースの切り換え時における視聴者による音量調整を不要にした映像・音声選択装置を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載の映像・音声選択装置は、3以上の複数の映像・音声ソースにおける3以上の複数の映像信号及び3以上の複数の音声信号から、選択映像信号及び選択音声信号を選択する映像・音声選択装置であって、前記複数の映像・音声ソースのうち音声出力対象となる映像・音声ソースの映像信号及び音声信号を前記選択映像信号及び前記選択音声信号として指示する制御信号を出力する制御部と、前記複数の映像信号を受け、前記制御信号に基づき、少なくとも前記選択映像信号を含む表示用映像信号を出力する表示映像生成部と、前記複数の音声信号を受け、前記複数の音声信号の音量レベルである複数の音量レベルを常時測定し、前記複数の音量レベルの差から調整値を算出する音声レベル管理部と、前記複数の音声信号を受け、前記制御信号に基づき、前記選択音声信号を出力する音声信号選択部と、新たな前記選択音声信号への変更時に、前記音声レベル管理部にて算出した前記調整値を適用して、変更前後における前記選択音声信号の音量レベル差に基づく基準音量調整処理を変更後の前記選択音声信号に対して実行するオフセット調整部と、を備える。
請求項1記載の本願発明の映像・音声選択装置は、基準音量調整部における基準音量調整処理により、選択音声信号の基準となる音量レベルを変更前後において同一レベルになるように調整することができるため、映像・音声ソースの切り換え時に視聴者の音量調節を不要にして利便性を高めることができる効果を奏する。
この発明の実施の形態である音量調整装置を含む映像表示装置の構成を示すブロック図である。 図1で示した表示部の表示画面上におけるマルチ画面の表示例(その1)を示す説明図である。 図1で示した表示部の表示画面上におけるマルチ画面の表示例(その2)を示す説明図である。 図1で示した表示部の表示画面上におけるマルチ画面の表示例(その3)を示す説明図である。
<実施の形態>
図1はこの発明の実施の形態である音量調整装置(映像・音声選択装置)を含む映像表示装置の構成を示すブロック図である。
なお、図1では、テレビの視聴ソースである映像・音声ソースの供給部として、アンテナ11、チューナ12及び復調部13によりなる放送波(による映像・音声信号)の供給部、外部アナログ入力部21、外部デジタル入力部31及び内蔵HDD41の4つを示している。図1で示した映像・音声ソースの供給部は、あくまでも一例であり、必ずしも図1で示した構成と一致する必要はない。また映像・音声ソースとして放送波の異なる番組を組み合わせてもよい。すなわち、チューナ12及び復調部13を複数設けて、複数の放送波の復調信号を供給するようにしても良い。ただし映像・音声ソースの数については、マルチ画面の構成が可能な2つ以上を前提とする。以下、図1を参照して、本実施の形態の映像表示装置について詳述する。
アンテナ11で受信した放送波をチューナ12で受け、復調部13で映像と音声とを復調した復調信号を得る。そして、映像・音声処理部14で復調信号を表示・再生可能な映像信号VS1及び音声信号AS1に分離生成して、映像信号VS1を映像合成処理部75に出力し、音声信号AS1を音量レベル管理部3及び音声信号選択部4の入力端に出力する。
外部アナログ入力部21より入力されるアナログの映像・音声ソースは、映像・音声処理部24にて表示・再生可能な映像信号VS2及び音声信号AS2に分離生成され、映像信号VS2は映像合成処理部75に、音声信号AS2は音量レベル管理部3及び音声信号選択部4の入力端に出力される。
外部デジタル入力部31より入力されるデジタルの映像・音声ソースは、映像・音声処理部34にて表示・再生可能な映像信号VS3及び音声信号AS3に分離生成され、映像信号VS3は映像合成処理部75に、音声信号AS3は音量レベル管理部3及び音声信号選択部4の入力端に出力される。
内蔵HDD41に格納された映像・音声ソースは、映像・音声処理部44にて表示・再生可能な映像信号VS4及び音声信号AS4に分離生成され、映像信号VS4は映像合成処理部75に、音声信号AS4は音量レベル管理部3及び音声信号選択部4の入力端に出力される。
表示映像生成部である映像合成処理部75は、マルチ画面を構成すべく、映像信号VS1〜VS4を合成した表示用合成映像信号を得ることができる。映像合成処理部75は、マルチ画面機能が無効で、かつ視聴ソース(映像・音声ソース)の選択が、例えば放送波の場合、放送波に対応する映像信号VS1(=選択映像信号VSj)のみを表示用合成映像信号として後段の画質調整部76に出力する。一方、マルチ画面機能が有効な場合、映像合成処理部75は、設定に応じたマルチ画面を構成すべく映像信号VS1〜VS4(複数の映像信号)を合成して得られる表示用合成映像信号を後段の画質調整部76に出力する。画質調整部76は、画質に関わる調整処理を表示用合成映像信号に適用した後、表示部77に出力する。表示部77は画質調整部76より得た表示用合成映像信号に基づく映像を表示画面上に表示する。
上記映像表示装置内において、映像・音声選択装置である音量調整装置2は、CPU1、映像・音声処理部14,24,34,44、音量レベル管理部3、音声信号選択部4、オフセット調整部5、音質調整部6、音量調整部7、映像合成処理部75及び画質調整部76から構成され、音量レベル管理部3、音声信号選択部4及びオフセット調整部5を主要構成部とている。
音量レベル管理部3は音声信号AS1〜AS4を受け、音声信号AS1〜AS4それぞれの音声レベルの直近の平均値Vt1〜Vt4を測定して、制御信号S1に基づき、選択音声信号ASjの切り換え時に新たに選択される選択音声信号ASj用のオフセット調整値OFjをオフセット調整部5に出力する。
音声信号選択部4は4つの入力端に音声信号AS1〜AS4を受け、制御信号S1に基づき、音声信号AS1〜AS4から選択される選択音声信号ASjを出力端から出力する。
オフセット調整部5は、新たな選択音声信号ASjへの変更時に、制御信号S1に基づき、音量レベル管理部3から受けるオフセット調整値OFjを適用した基準音量調整処理を変更後の選択音声信号ASjに対して実行する。そして、基準音量調整処理が施された選択音声信号ASjが後段の音質調整部6に出力される。
図1において、画質調整部76を映像合成処理部75の後段に配置しているが、必ずしもこの配置でなくてもよい。具体的には各視聴ソースに対して個別に画質調整を実施する場合も想定されるため、画質調整部76は、映像・音声処理部14と映像合成処理部75の間に配置してもよい。同様に他の視聴ソース(21,31,41)においても個別に画質調整部76と同等の画質処理装置を映像・音声処理部24(34,44)と映像合成処理部75との間に配置してもよい。すなわち、映像・音声処理部14,24,34,44と映像合成処理部75との間に4つの画質調整部76に相当する構成を配置しても良い。また、表示部77は、液晶に代表されるテレビに使用される表示装置全般を指す。
マルチ画面機能が無効で視聴ソースの選択が放送波の場合、もしくはマルチ画面機能が有効でメイン画面が放送波の場合、選択音声信号ASjは次の経路で再生される。映像・音声処理部14から出力された音声信号AS1は、前述したように音声信号選択部4の入力端に入力される。
音声信号選択部4は、全ての視聴ソースの音声信号AS1〜AS4を受け、制御信号S1に基づき、音声出力対象となり再生する音声である選択音声信号ASjとして音声信号AS1を選択する。すなわち、音声信号選択部4は制御信号S1に基づき、放送波のパス上で伝搬される音声信号AS1を選択音声信号ASjとして選択し、その出力端から選択音声信号ASjを後段のオフセット調整部5に出力する。
オフセット調整部5は、各視聴ソースのコンテンツの音量差を考慮した調整値である、音声信号選択部4より得られるオフセット調整値OFjを適用して、選択音声信号ASjに対し基準音量調整処理を実行する。
オフセット調整部5の出力、すなわち、基準音量調整処理が施された選択音声信号ASjは、音質調整部6で周波数特性など、音質に関わる調整が適用され、後段の音量調整部7に出力される。音量調整部7は、視聴者が設定した音量値に対するゲインを設定する。音量調整部7でゲインを適用した選択音声信号ASjは、スピーカ駆動部8に入力され、最終的にはスピーカ駆動部8によって駆動されるスピーカ9から選択音声信号ASjに基づく音声が出力される。
上記した動作は、主に放送波の映像と音声を表示、再生する場合を記載したが、これら動作は、制御部であるCPU1が制御信号S1を少なくとも映像合成処理部75、音量レベル管理部3、音声信号選択部4及びオフセット調整部5に出力することにより実現する。なお、制御信号S1には、音声出力対象となる選択映像信号VSj及び選択音声信号ASj並びにマルチ画面の有無及びマルチ画面の構成等を指示する。
また、CPU1は、視聴者からのリモコン等を用いた操作を受けた後、その操作に対応した制御を実施したり、視聴者設定の管理を実施したり、テレビが動作するために必要な各種制御、情報管理を行う。
次に、マルチ画面機能が有効で、かつ図1に示した4つの視聴ソースが全て画面に表示される場合について説明する。マルチ画面機能が有効な場合、前述した放送波に加え、外部アナログ入力部21、外部デジタル入力部31、内蔵HDD41に対応した映像・音声処理部24、映像・音声処理部34、及び映像・音声処理部44が有効となり、これら処理部24,34,44から表示・再生可能な映像信号VS2〜VS4及び音声信号AS2〜AS4が分離生成される。
図2〜図4は表示部77の表示画面50上におけるマルチ画面の表示例(その1)〜(その3)をそれぞれ示す説明図である。
ここで、制御部であるCPU1は、マルチ画面機能が有効で、4つの視聴ソースを同時に1つの画面に表示すること、およびメイン画面を放送波とすることを指示する制御信号S1を映像合成処理部75に付与している場合を想定する。制御信号S1を受けた映像合成処理部75は、図2に示すように4つの視聴ソースを1つの画面で表示可能なマルチ画面を構成する表示用合成映像信号を出力し、この表示用合成映像信号が画質調整部76を経て、表示部77の表示画面50上に表示される。なお、図2において、表示画面50はメイン画面表示領域51とサブ画面表示領域52とに分けられ、表示画面50の2/3程度を占めるメイン画面表示領域51に放送波画面61のみが表示され、表示画面50の1/3程度を占めるサブ画面表示領域52に外部アナログ入力画面62、外部デジタル入力画面63及び内蔵HDD画面64が図中縦方向に連続する態様で表示される。
このように、図2は、音声出力対象となる放送波画面61をメイン画面とし、4つの視聴ソースをマルチ画面として表示する一例を示したものであり、すなわち、メイン画面が放送波画面61となり、サブ画面が外部アナログ入力画面62、外部デジタル入力画面63及び内蔵HDD画面64となる。
また4つの視聴ソースの表示方法は、別の表示方法、例えば、図3に示すように、1つの表示画面50を均等に4分割して表示する方法であってもよい。すなわち、表示画面50上に均等に4分割されて、映像信号VS1〜VS4を反映した放送波画面61、外部アナログ入力画面62、外部デジタル入力画面63及び内蔵HDD画面64が表示されても良い。このとき、画面61〜64のうち音声出力対象となるいずれか1つがメイン画面となり、残りの3つがサブ画面となる。
メイン画面が放送波である場合、音声信号選択部4は、放送波における音声信号AS1を音声出力対象となる選択音声信号ASjとして選択する。メイン画面を切り換える前の状態のため、オフセット調整部5のオフセット調整値は“0”(dB)、つまり音声信号選択部4の出力をそのまま音質調整部6に入力する。このように、まず、オフセット調整部5はオフセット調整値“0”(dB)の基準音量調整処理を最初の選択音声信号ASj(=映像信号VS1)に対して行う。
その後、音量調整部7、スピーカ駆動部8を経て、スピーカ9から選択音声信号ASj(放送波の映像信号VS1)に基づく音声が出力される。
ここで、音量レベル管理部3は、マルチ画面機能が有効で、4つの視聴ソースを同時に1つの画面に表示すること、およびメイン画面を放送波とすることの通知を制御信号S1によってCPU1から受けた後、4つの視聴ソースのコンテンツの音量レベルの測定を実施する。また、メイン画面と各サブ画面の音量レベルから各サブ画面のオフセット調整値OF1〜OF4の算出を併せて行う。
音量レベルの測定方法は、ある一定期間tの音量レベルの平均値Vtを測定音量レベルとし、この平均値Vtに基づきオフセット調整値OF1〜OF4を算出する。また平均値Vtは、現在時刻から最も近い時刻で測定したものを用いる。例えば、平均値Vtの値が以下に示すように測定されたとする。ここで、映像信号VS1〜VS4に対応する平均値Vtを平均値Vt1〜Vt4とする。
・ メイン画面:Vt1=−24dB
・ サブ画面 :Vt2=−34dB
・ サブ画面 :Vt3=−19dB
・ サブ画面 :Vt4=−22dB
上述した平均値Vt1〜Vt4に基づき、オフセット調整部5が現在、適用しているオフセット調整値OFjを加味して各サブ画面のオフセット調整値OFi(iは、1〜4のうち非選択の音声信号ASiに対応)を算出する。具体的には、以下の式(1)を適用してオフセット調整値OFiを算出する。ここで、メイン画面の音量レベル(平均値)をVtj、メイン画面のオフセット調整値をOFj、各サブ画面の音量レベル(平均値)をVtiとすると、各サブ画面のオフセット調整値OFiは、以下の式(1)で求められる。
OFi=(Vtj+OFj)−Vti…(1)
例えば、前述したように、音声信号AS1が選択音声信号ASjである場合、現在、オフセット調整部5が採用しているオフセット調整値OFjは“0”(dB)であることから、メイン画面に対する各サブ画面のオフセット調整値OF2〜OF4(音声信号AS2〜AS4に対応)は上記式(1)を適用した以下の式(2)〜式(4)に示すように求められる。
OF2=(−24+0)−(−34)=+10(dB)…(2)
OF3=(−24+0)−(−19)=−5(dB)…(3)
OF4=(−24+0)−(−22)=−2(dB)…(4)
上述した式(2)〜式(4)によって、各サブ画面が新たなメイン画面となった後でも基準となる音量レベルはマルチ画面に移行する前、もしくはマルチ画面の最初のメイン画面のコンテンツと同等のレベルに設定するためのオフセット調整値OF2〜OF4が算出される。
上述した例では、音量レベル管理部3での音量レベルの測定方法として音量レベルの平均値Vt1〜Vt4を算出する例を示したが、あくまでも一例であり、音量レベルを特定可能であれば、例えば、単純移動平均や加重移動平均など、その他の方法を適用して音量レベルを測定してもよい。つまり、本発明の特徴は、音量レベルを測定する方法にはなく、測定した結果(音調レベル)をどのように扱い基準音量調整処理を行うかを着目したものである。
次に、視聴者の操作によって、メイン画面を放送波(映像信号VS1,音声信号AS1)から外部アナログ入力部21(映像信号VS2,音声信号AS2)に切り換えた場合を想定する。この操作を受けて、制御部であるCPU1は、制御信号S1によって映像合成処理部75にマルチ画面の構成変更を通知し、この通知を受けた映像合成処理部75は、マルチ画面の構成を図2から図4のように変更する。
すなわち、図4に示すように、表示画面50はメイン画面表示領域51とサブ画面表示領域52とに分けられ、メイン画面表示領域51に選択映像信号VSj(映像信号VS2)を反映した外部アナログ入力画面62が表示され、サブ画面表示領域52に放送波画面61、外部デジタル入力画面63及び内蔵HDD画面64が図中縦方向に連続する態様で表示される。
さらに、CPU1は、音声パスを外部アナログ入力(音声信号AS2)に変更することを指示する制御信号S1を音声信号選択部4に出力する。音声信号選択部4は、制御信号S1に従い、音声パスを外部アナログ入力に変更する、すなわち、選択音声信号ASjとして音声信号AS2を選択する。
CPU1は、さらに、音声パスが放送波から外部アナログ入力に変更されたことを指示する制御信号S1を音量レベル管理部3に出力することにより通知し、音量レベル管理部3は、制御信号S1による通知に従い、式(2)で求めた放送波に対する外部アナログ入力のオフセット調整値OF2を新たなメイン画面のオフセット調整値OFjとしてオフセット調整部5に出力する。
例えば、切り換え操作の直前の各音量レベルが前述した平均値Vt2〜Vt4であった場合、音量レベル管理部3は、内部で保有している外部アナログ入力用の「オフセット調整値OF2=+10dB」をオフセット調整値OFjとしてオフセット調整部5に出力する。
その結果、オフセット調整部5は、音声信号選択部4から出力された選択音声信号ASj(音声信号AS2)に対し、+10dBのオフセット調整値OFj(=OF2)を用いた基準音量調整処理を実行し、音量レベルを−24dB、すなわち、変更前の選択音声信号ASjであった音声信号AS1の平均値Vt1に等しい音量レベルに調整する。
このように、放送波から外部アナログ入力部21への切り換え直後においても、切り換え前の放送波と同等の音量レベルとなることから、音声信号AS1から音声信号AS2への選択音声信号ASjの切り換え時に、視聴者はテレビの音量調整を実施せずとも切り換え後の外部アナログ入力(映像信号VS2,音声信号AS2)に基づく映像及び音声を視聴し続けることが可能となる。
また、選択音声信号ASjを音声信号AS1から音声信号AS2に切り換えた後は、各サブ画面は、メイン画面のオフセット調整値OFj(=OF2)を「+10dB」とし、メイン画面の音量レベル平均値Vtjを平均値Vt2として、上述した式(1)を適用して、各サブ画面のオフセット調整値OFi(i=1,3,4のいずれか)が音量レベル管理部3により算出される。
以上の通り、本実施の形態の音量調整装置は、映像表示装置のマルチ画面機能において、表示部77の表示画面50上に表示されている全てのコンテンツの音量レベル(平均値Vt1〜Vt4)を常時、音量レベル管理部3にて測定し、かつ各コンテンツの音量レベルの差から算出したオフセット調整値OFiを算出している。そして、選択音声信号ASjの切り換え時に選択音声信号ASjに対応するオフセット調整値OFjをオフセット調整部5に出力する。
その結果、オフセット調整部5はオフセット調整値OFjを適用して選択音声信号ASjに対する基準音量調整処理を実行することにより、メイン画面の切り換え時に発生する音量変動を効果的に軽減させ、視聴者の利便性を向上させることが可能となる効果を奏する。
上述したように、本実施の形態の映像・音声選択装置である音量調整装置2は、音量レベル管理部3及びオフセット調整部5からなる基準音量調整部を有しており、オフセット調整部5は、音声信号選択部4から得られるオフセット調整値OFjを適用した基準音量調整処理を実行することができる。
その結果、本実施の形態の音量調整装置2は、選択音声信号ASjの基準となる音量レベルが変更前後において常に同一レベルになるように音量調整を行うことができるため、映像・音声ソース(放送波,外部アナログ入力部21,外部デジタル入力部31,内蔵HDD41)の切り換え時に視聴者の音量調節を不要にして利便性を高めることができる。
さらに、音量調整装置2として、映像・音声処理部14,24,34,44を備えることにより、装置内部において複数の映像・音声ソースそれぞれから映像信号VS1〜VS4及び音声信号AS1〜AS4を分離生成し、映像信号VS1〜VS4を映像合成処理部75に、音声信号AS1〜AS4を音量レベル管理部3及び音声信号選択部4に出力することができる。
加えて、表示映像生成部である映像合成処理部75は表示用映像信号として映像信号VS1〜VS4(複数の映像信号)を合成することにより、表示部77の表示画面50画面上にマルチ画面表示が行うことができる。
さらに、実施の形態の音量調整装置を含む、図1で示した構成の映像表示装置は、オフセット調整部5による基準音量調整処理により、映像・音声ソースの切り換え時に視聴者の音量調節を不要にして利便性を高めながら、表示部77による表示用映像信号に基づくマルチ映像表示、及び音声出力部であるスピーカ9による選択音声信号ASjに基づく音声出力を行うことができる。
さらに、本実施の形態の映像表示装置は映像・音声ソースを供給する映像・音声ソース供給部であるチューナ12及び復調部13並びに内蔵HDD41(少なくとも2つの映像・音声ソース供給部)を内蔵することにより、外部アナログ入力部21,外部デジタル入力部31等の外部入力が無くとも、表示部77の表示画面50上にマルチ映像表示を行うことができる。
<その他>
本実施の形態では、音量レベル管理部3及びオフセット調整部5から構成される基準音量調整部において、音量レベル管理部3がオフセット調整値OFjを算出する構成を示した。この構成に限定されず、音量レベル管理部3は音声信号AS1〜AS4の音声レベルの平均値Vt1〜Vt4を算出するに留め、オフセット調整部5が平均値Vt1〜Vt4とメイン画面のオフセット調整値OFjに基づき、式(1)を用いてサブ画面のオフセット調整値OFiを算出しつつ、選択音声信号ASjの切り換え時にオフセット調整値OFjを決定するように構成しても良い。
すなわち、音声信号AS1〜AS4(複数の音声信号)を受け、音声信号AS1〜AS4の音声レベル(Vt1〜Vt4)を認識し、新たな選択音声信号ASjへの変更時に、変更前の選択音声信号ASjと変更後の選択音声信号ASjとの音量レベル差に基づく基準音量調整処理を変更後の選択音声信号ASjに対して実行できるように、音量レベル管理部3及びオフセット調整部5を基準音量調整部として構成できれば良い。
なお、本実施の形態では、マルチ画面表示機能を有する映像表示装置を前提にして説明したが、複数の映像・音声ソースを入力し、複数の音声信号を常に取り込む構成(各コンテンツの音声についても同時に再生可能な構成)を採用している場合、シングル画面表示専用の映像表示装置に対しても、本実施の形態の音量調整装置を用いることができる。
また、CPU1、音量レベル管理部3、音声信号選択部4、オフセット調整部5、音質調整部6、音量調整部7、映像・音声処理部14,24,34,44、映像合成処理部75、及び画質調整部76は、各構成の機能の少なくとも一部をソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行しても良い。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 CPU、3 音量レベル管理部、4 音声信号選択部、5 オフセット調整部、6 音質調整部、7 音量調整部、8 スピーカ駆動部、9 スピーカ、11 アンテナ、12 チューナ、13 復調部、14,24,34,44 映像・音声処理部、75 映像合成処理部、76 画質調整部、77 表示部。

Claims (5)

  1. 3以上の複数の映像・音声ソースにおける3以上の複数の映像信号及び3以上の複数の音声信号から、選択映像信号及び選択音声信号を選択する映像・音声選択装置であって、
    前記複数の映像・音声ソースのうち音声出力対象となる映像・音声ソースの映像信号及び音声信号を前記選択映像信号及び前記選択音声信号として指示する制御信号を出力する制御部と、
    前記複数の映像信号を受け、前記制御信号に基づき、少なくとも前記選択映像信号を含む表示用映像信号を出力する表示映像生成部と、
    前記複数の音声信号を受け、前記複数の音声信号の音量レベルである複数の音量レベルを常時測定し、前記複数の音量レベルの差から調整値を算出する音声レベル管理部と、
    前記複数の音声信号を受け、前記制御信号に基づき、前記選択音声信号を出力する音声信号選択部と、
    新たな前記選択音声信号への変更時に、前記音声レベル管理部にて算出した前記調整値を適用して、変更前後における前記選択音声信号の音量レベル差に基づく基準音量調整処理を変更後の前記選択音声信号に対して実行するオフセット調整部と、
    を備える映像・音声選択装置。
  2. 請求項1記載の映像・音声選択装置であって、
    前記複数の映像・音声ソースを受け、前記複数の映像信号及び前記複数の音声信号に分離生成する複数の映像・音声処理部をさらに備える、
    映像・音声選択装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の映像・音声選択装置であって、
    前記表示用映像信号は前記複数の映像信号を合成して得られる表示用合成映像信号を含む、
    映像・音声選択装置。
  4. 請求項1から請求項3のうち、いずれか1項に記載の映像・音声選択装置と、
    前記表示用映像信号に基づく映像表示を行う表示部と、
    前記選択音声信号に基づく音声出力を行う音声出力部と、
    を備える映像表示装置。
  5. 請求項4記載の映像表示装置であって、
    前記複数の映像・音声ソースのうち少なくとも2つを供給する、少なくとも2つの映像・音声ソース供給部をさらに備える、
    映像表示装置。
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