JP6374859B2 - ラッシュアジャスタ - Google Patents
ラッシュアジャスタInfo
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Description
前記通油管の前記一端から前記他端に至るまでの間には屈曲部が設けられている。通油管の屈曲部の屈曲位置や屈曲角度を調整することにより、低圧室の作動油の液面レベルと弁孔との位置関係を適正に補正することができるため、弁孔の形状や低圧室の内容積を従前のものからとくに変更する必要がない。
本発明の実施例1を図1〜図5によって説明する。実施例1に係るラッシュアジャスタ10は、カム60とロッカアーム70とのバルブクリアランスを自動調整する油圧式のラッシュアジャスタであって、水平対向型のエンジン又は傾斜したエンジンのシリンダヘッド90に対して組み付けられる場合を例示するものである。なお、以下の説明において、上下、水平及び縦横の概念は、車両搭載時の状態を基準とするものである。
隔壁19は、圧入段差部26に当て止めされた状態で周壁18の一端側に圧入されている。図2に示すように、隔壁19の径方向中心には、円形の弁孔27が軸線方向に貫通して設けられている。
組み付けに際し、プランジャ12内に、連係部材47を一体に取り付けた通油管40と付勢部材38が挿入され、続いて隔壁19が挿入されて、隔壁19が周壁18の一端部に圧入されて保持される。これにより、通油管40が付勢部材38に付勢されて段差面49に押し付けられるとともに、連係部材47が隔壁19の弁孔27内に挿入される。次いで、プランジャ12がボディ11に挿入される。高圧室28に収容される弁体29等の組み付け手順は従前と変わらない。図1に示すように、プランジャ12がボディ11に組み付けられると、連係部材47の一端が弁体29に近接しつつも当接しない状態で配置される。
図6は、本発明の実施例2に係るラッシュアジャスタ10Aを示す。実施例2では、プランジャ12内に別体の管材30が組み込まれており、その点で実施例1とは異なる。もっとも、管材30が組み込まれる点を除けば、実施例2は実施例1と同様の構造である。このため、以下の説明において、実施例1と同一又は相当する構造には実施例1と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図7及び図8は、本発明の実施例3に係るラッシュアジャスタ10Bを示す。実施例3では、通油管40Aの形態が実施例1とは異なり、またプランジャ12内における通油管40Aの組み付け構造が実施例1とは異なる。その他は、実施例1と同様の構造であるため、実施例3において、実施例1と同一又は相当する構造には実施例1と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図10は、本発明の実施例4に係るラッシュアジャスタ10Cを示す。実施例4は、通油管40Cの縦管部46に拡開部81が設けられている点で実施例1と異なるが、拡開部81以外は実施例1と同様の構造である。よって、実施例4において、実施例1と同一又は相当する構造には実施例1と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図11及び図12は、本発明の実施例5に係るラッシュアジャスタ10Dを示す。実施例4は、通油管40Dの縦管部46に拡開部81が設けられ、さらに拡開部81に先端変位部83が設けられている点で実施例1と異なる。また、通油管40Dの材質も実施例1とは異なる。その他は実施例1と同様の構造であり、実施例1と同一又は相当する構造には実施例1と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)ラッシュアジャスタの軸線が水平に近づく方向に向けられ、ラッシュアジャスタが水平方向に対して傾斜した姿勢でシリンダヘッドに組み付けられるものであってもよい。
(2)通油管の縦管部は鉛直方向に対して傾斜して配置されるものであってもよい。
(3)屈曲部が弧状に湾曲する形態とされ、通油管が縦管部と横管部との区別なく設けられるものであってもよい。
(4)通油管が、一端から他端にかけて下り勾配で傾斜する形態とされ、縦管部と横管部との区別なく、且つ屈曲部を有さずに設けられるものであってもよい。
(5)フランジ部の外周面には段差が形成されず、フランジ部の端面外周部が周壁の段差面に当接する構成であってもよい。
(6)実施例1、2では、連係部材が通油管と一体に成形されるようにしてもよい。
(7)実施例4、5では、拡開部が縦管部の全体として構成されている必要はなく、少なくとも、低圧室の作動油に浸かる通油管の他端側が拡開部になっていればよい。
(8)実施例5では、拡開部が設けられず、直立円柱状の部分(実施例1の縦管部等)に先端変位部が設けられていてもよい。
(9)実施例5では、図9に示すように、剛性が必要とされるフランジ部を金属や高剛性の樹脂で構成してもよい。
(10)実施例5の場合、先端変位部の他端は、プランジャの周壁の内周面に密着せず、周壁の内周面から離間していてもよい。要は、先端変位部は、その他端が作動油の液面から遠ざかる方向に変位可能な構成であればよい。
(11)実施例5、6では、拡開部が、例えば、ラッパ状に湾曲して拡開する形態であってもよい。
11…ボディ
12…プランジャ
18…周壁
19…隔壁
23…低圧室
27…弁孔
28…高圧室
29…弁体
38…付勢部材
40、40A、40B、40C、40D…通油管
41、41B…管本体
42、42B…フランジ部
43…通油路
44…屈曲部
47…連係部材
49…段差面
81…拡開部
83…先端変位部
90…シリンダヘッド
100…エア抜き治具
Claims (11)
- 軸線が水平又は水平に近づく方向に向けられた状態でシリンダヘッドに設置されるものであり、
筒状のボディと、前記ボディ内に軸線方向に往復移動可能に挿入される筒状のプランジャとを備え、前記プランジャ内には低圧室が設けられ、前記ボディ内には前記プランジャの隔壁との間に高圧室が設けられ、前記隔壁には前記低圧室と前記高圧室とに連通する弁孔が設けられ、前記高圧室には前記弁孔を開閉可能な弁体が収容されており、前記弁体の開弁時に前記低圧室の作動油が前記弁孔を介して前記高圧室に流れるラッシュアジャスタであって、
前記プランジャ内には、一端が弁孔に連通し、他端が前記低圧室の作動油に浸かるように鉛直下向きに開口する通油管が設けられていることを特徴とするラッシュアジャスタ。 - 前記通油管の前記一端から前記他端に至るまでの間には屈曲部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のラッシュアジャスタ。
- 前記屈曲部の形態が一定に保持されるものであり、前記通油管には軸線方向と直交する径方向に張り出すフランジ部が設けられ、前記フランジ部の外周面が前記プランジャの周壁の内周面に摺動可能に配置されていることを特徴とする請求項2記載のラッシュアジャスタ。
- 前記プランジャの周壁の内周面には、前記フランジ部の一端面と前記軸線方向で当接する段差面が設けられ、前記フランジ部の他端面と前記隔壁との間には、前記フランジ部を前記段差面に押し当てる方向に付勢する付勢部材が介設されていることを特徴とする請求項3記載のラッシュアジャスタ。
- 前記通油管の一端開口と前記弁体との間には、前記通油管が前記付勢部材の付勢力に抗して前記隔壁に近づく方向に押し込まれた場合に、前記弁体と当接してこの弁体を開弁方向に移動させる連係部材が設けられていることを特徴とする請求項4記載のラッシュアジャスタ。
- 前記屈曲部が変形可能な柔軟性を有する部分を含み、前記通油管の前記他端側が自重によって鉛直下向きに垂下することを特徴とする請求項2記載のラッシュアジャスタ。
- 前記屈曲部が伸長変位することにより、前記通油管内の通油路が前記弁孔と軸線方向の同軸上の位置に配置されることを特徴とする請求項6記載のラッシュアジャスタ。
- 前記通油管の前記他端には重りが設けられ、前記重りの重量によって前記通油管の前記他端が鉛直下向きに付勢されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項記載のラッシュアジャスタ。
- 前記通油管には、前記他端に向けて拡開する拡開部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項記載のラッシュアジャスタ。
- 前記通油管には、前記他端を前記低圧室の作動油の液面から遠ざける方向に変位させる先端変位部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項記載のラッシュアジャスタ。
- 前記先端変位部が前記通油管の他の部分に比べて薄肉に形成されていることを特徴とする請求項10記載のラッシュアジャスタ。
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