JP6374181B2 - 歯科用マネキン - Google Patents

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本発明は、歯科用マネキンに関する。
一般に、歯科分野において、歯科医等は治療、研究等のために、歯の設けられた顎運動が可能とされた咬合器を利用することがある。咬合器としては、下側フレームに支持された下顎模型と、下顎模型の上方に配置されるとともに上側フレームに支持された上顎模型と、下顎フレームと上顎フレームとを回動可能に連結するボルト・ナットとを備えたものが提案されている。
このような咬合器において、上顎模型と下顎模型との間に治具を挿入して、下顎フレームと上顎フレームとを相対的に回動させる。これにより、上顎模型の前側と下顎模型の前側とは離間するため、歯科医等は上顎模型及び下顎模型に設けられた歯に対して、検診、治療する実習をすることができる(下記特許文献1参照)。
また、顎模型の設けられた頭部ユニットと、頭部ユニットを収容可能とされた容器とを備え、容器が胴体を模した歯科実習用マネキンが提案されている(下記特許文献2参照)。
特開2011−139883号公報 実開昭64−55961号公報
ところで、現実の歯科作業では、人間が胴、左右一対の上肢、左右一対の下肢及び頭部等の部位を有しているため、歯科医はこれらの部位をよけながら作業を行う必要がある。しかしながら、上記の特許文献1に記載の咬合器及び特許文献2に記載の歯科実習用マネキンでは、これらの部位の一部しか備えていないため、このような現実に近い作業を再現することができないという問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、より現実に近い状態で実習することができる歯科用マネキンを提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の歯科用マネキンは、人間の胴部を模した胴状部と、人間の上肢を模して前記胴状部の側部に着脱可能に設けられた一対の上肢状部と、人間の下肢を模して前記胴状部の一方側に着脱可能に設けられた一対の下肢状部と、前記胴状部の前記一方側と反対側の他方側に設けられた頭部ユニットとを備え、前記頭部ユニットは、半頭部と、前記半頭部から前記一方側に延びる支柱部と、互いに回動可能に連結された上顎模型及び下顎模型を有して前記支柱部の中間部に支持される咬合器と、前記半頭部に着脱可能に被せられ、口を模した口状部が前記咬合器の前方にて開口するとともに、人間の顔を模したマスクとを備え、前記咬合器は、前記上顎模型と前記下顎模型とを互いに回動可能に連結する回動軸と、前記上顎模型及び前記下顎模型のいずれか一方に連結されるとともに、スリットが形成されたスリット形成部材と、前記スリットに挿通されるとともに前記上顎模型及び前記下顎模型のいずれか他方に螺合され螺合状態によって前記スリット形成部材に対する摩擦力を調整可能なネジ部材とを有することを特徴とする。
このように構成された歯科用マネキンでは、人間の胴部を模した胴状部と、人間の上肢を模した一対の上肢状部と、人間の下肢を模した一対の下肢状部と、胴状部に設けられた頭部ユニットとを備えるため、より現実の人間に近い状態で実習することができる。
また、人間の顔を模して半頭部に着脱可能に被せられ、口を模した口状部が咬合器の前方にて開口するマスクを有するため、より人間に近い状態で、口腔内検査等の実習を行うことができる。よって、例えば、遺体の身元確認作業の実習用と使用する場合に、マスクを高度損壊遺体等を模したものとすれば、死体としてのリアリティーを出すことができる。
また、上顎模型と下顎模型とが回動軸を中心に相対的に回動する。この際に、上顎模型及び下顎模型のいずれか一方(ここでは、便宜上「下顎模型」とする)に設けられたスリット形成部材に形成されたスリット内を、上顎模型及び下顎模型の他方(ここでは、便宜上「上顎模型」とする)に螺合されたネジ部材が移動する。ネジ部材は、螺合状態によってスリット形成部材に対する摩擦力を調整可能であるため、上顎模型及び下顎模型を回動させる際に要する力の強弱を容易に調整することができる。
また、本発明の歯科用マネキンは、前記ネジ部材は、前記ネジ部材の軸線方向に交差して互いに反対方向に延びて少なくとも一対の操作片を有していてもよい。
このように構成された歯科用マネキンでは、ネジ部材がその軸線方向に交差して互いに反対方向に延びて少なくとも一対の操作片を有するため、ネジ部材の螺合操作時および螺合解除操作の操作性が向上する。
本発明に係る歯科用マネキンによれば、より現実に近い状態で実習することができる。
一実施形態に係る歯科用マネキンの正面図である。 一実施形態に係る歯科用マネキンの胴状部と下肢状部の連結部分の拡大図である。 一実施形態に係る歯科用マネキンの頭部ユニット周辺の正面図である。 一実施形態に係る歯科用マネキンからマスクを取り外した状態における頭部ユニットを後方から見た斜視図である。 一実施形態に係る歯科用マネキンを構成する咬合器を後方から見た斜視図である。 一実施形態に係る歯科用マネキンを構成する咬合器において、舌状部が下顎模型に沿って配置された状態(通常の状態)の正面図である。 一実施形態に係る歯科用マネキンの歯列状部を構成する人間の歯を模した歯状部の正面図である。 一実施形態に係る歯科用マネキンを構成する咬合器において、舌状部の先端が持ち上がった状態の正面図である。 一実施形態に係る歯科用マネキンを構成する咬合器において、上顎模型と下顎模型とが閉じた状態の側面図である。 一実施形態に係る歯科用マネキンを構成する咬合器において、上顎模型と下顎模型とが開いた状態の側面図である。 一実施形態に係る歯科用マネキンを構成する咬合器において、人間の歯を模した他の形態を示す上面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る歯科用マネキンについて説明する。
図1は、一実施形態に係る歯科用マネキンの正面図である。
(歯科用マネキン)
図1に示すように、歯科用マネキン1は、人間の胴部を模した胴状部2と、胴状部2の側部に設けられた一対の上肢状部3と、胴状部2の下側(一方側)に設けられた一対の下肢状部4と、胴状部2の上側(他方側)に設けられた頭部ユニット5とを備えている。
この歯科用マネキン1は、人間と同じくらいの大きさに形成されている。本実施形態では、大人と同じくらいの大きさとされている。なお、子供と同じくらいの大きさ等個々の人間の大きさに対応可能である。
ここでは、便宜上、歯科用マネキン1において、下肢状部4側(図1に示す紙面下側)を下側とし、頭部ユニット5側(図1に示す紙面上側)を上側と称する。また、歯科用マネキン1自身における右側、つまり正面視左側(図1に示す紙面左側)を右側とし、歯科用マネキン1自身における左側、つまり正面視右側(図1に示す紙面右側)を左側と称する。
図2は、歯科用マネキン1の胴状部2と下肢状部4の連結部分の拡大図である。
図1及び図2に示すように、胴状部2の上側の左右両側部及び下側の左右両側部には、それぞれ第一フック11が設けられている。第一フック11は、環状に形成されている。
上肢状部3は、人間の上肢を模している。下肢状部4は、人間の下肢を模している。上肢状部3の上端及び下肢状部4の上端には、それぞれ第二フック12が設けられている。第二フック12は、一部が切り欠かれた環状に形成されている。詳細には、第二フック12は、上肢状部3の上端及び下肢状部4の上端に設けられた基部12Aと、基部12Aから円弧状に形成された円弧部12Bとを有している。第二フック12の円弧部12Bの先端は、基部12Aに接していない。これにより、円弧部12Bの先端と基部12Aとの間には間隙12Sが形成されている。
このように構成された胴状部2、上肢状部3及び下肢状部4において、胴状部2の上側の左右両側部にそれぞれ設けられた第一フック11の環状部分内に、上肢状部3の上端に設けられた第二フック12の先端を通す。また、胴状部2の下側の左右両側部にそれぞれ設けられた第一フック11の環状部分内に、下肢状部4の上端に設けられた第二フック12の先端を通す。これにより、第一フック11と第二フック12とが互いに係合し、胴状部2に上肢状部3及び下肢状部4が装着される。
第一フック11の環状部分から第二フック12の先端を外すと、第一フック11と第二フック12との係合が解除する。これにより、胴状部2から上肢状部3及び下肢状部4がそれぞれ取り外される。このようにして、胴状部2に対して、上肢状部3及び下肢状部4がそれぞれ着脱可能に設けられている。
なお、これら胴状部2に上肢状部3及び下肢状部4が装着された状態で、胴状部2、上肢状部3及び下肢状部4を覆うように衣類等を着せてもよい。
図3は、歯科用マネキン1の頭部ユニット5周辺の正面図である。図4は、歯科用マネキン1からマスク120(図1参照)を取り外した状態における頭部ユニット5を後方から見た斜視図である。
図3及び図4に示すように、胴状部2の上端には、上方に向かって延びる頭支持部21が設けられている。この頭支持部21は、筒状に形成され上下方向に延びる筒状部21Aと、筒状部21Aの上端に設けられた上壁部21Bとを有している。上壁部21Bには、上下方向に貫通する開口部21Kが形成されている。この開口部21Kは、筒状部21Aの内部と連通している。
(頭部ユニット)
頭部ユニット5は、胴状部2の頭支持部21の上部に支持される支柱部50と、支柱部50の上部に取り付けられる半頭部59と、支柱部50の上下方向中間部に支持される咬合器60と、半頭部59に被せられたマスク120とを有している。
支柱部50は、球状に形成されたジョイント部51と、ジョイント部51から上方に延びる支持杆52とを有している。ジョイント部51は、胴状部2の頭支持部21の開口部21Kから挿通され、頭支持部21内に配置されている。
このジョイント部51は、例えば頭支持部21内に配置された付勢部(不図示)により、球状をなすジョイント部51の中心に向かって付勢されている。これにより、支柱部50が頭支持部21から上方に延びるように取り付けられている。また、支柱部50を頭支持部21から前後左右の所望の方向に傾斜させて取り付けることも可能である。なお、支柱部50の頭支持部21に対する取付構造は、頭支持部21に形成された取付孔(不図示)から挿通されたネジ(不図示)がジョイント部51に螺合する構成等適宜選択可能である。このようにして、ジョイント部51は、胴状部2に対して着脱可能に設けられている。
支持杆52の上下方向中間部には、前方に向かって延びる取付体55が設けられている。取付体55は、咬合器60にネジ56Yで取り付けられる上プレート部56と、上プレート部56から下方に向かって屈曲したネジ取付プレート部57と、ネジ取付プレート部57の下端から前方に向かって延びる下プレート部58とを有している。
上プレート部56は、板状に形成され、水平面に沿って配置されている。この上プレート部56には、上下方向に貫通する貫通孔56Xが形成されている。
下プレート部58は、板状に形成され、水平面に沿って配置されている。この下プレート部58には、上下方向に貫通する貫通孔58Xが形成されている。上プレート部56の貫通孔56X及び下プレート部58の貫通孔58Xには、それぞれ支持杆52が挿通されている。
ネジ取付プレート部57は、板状に形成され、鉛直面に沿って配置されている。このネジ取付プレート部57には、前後方向に貫通する取付孔57Xが形成されている。ネジ57Yがこの取付孔57Xに螺合されるとともに、ネジ57Yの先端が支持杆52を押圧している。これにより、取付体55は胴状部2から上方に延びる支持杆52に取り付けられている。
ネジ57Yを緩めることにより、取付体55は支持杆52に対して上下方向に相対移動可能とされている。よって、取付体55は、支持杆52に対して上下方向の位置を調整可能に取り付けられる。
半頭部59は、表面が半球状に形成されている。また、支持杆52の上端には、板状に形成され、左右方向に延びるように配置された横プレート部53が設けられている。半頭部59の左右両側は、横プレート部53の端部にネジ53Yで取り付けられている。
図5は、歯科用マネキン1を構成する咬合器60を後方から見た斜視図である。
(咬合器60)
図5に示すように、咬合器60は、上顎模型61と、上顎模型61の下方に配置された下顎模型71と、上顎模型61と下顎模型71とを互いに回動可能に連結する回動軸86と、下顎模型71に設けられた連結バー100(スリット形成部材)と、連結バー100のスリット100Tに挿通されたネジ部材110とを有している。
図6は、歯科用マネキン1を構成する咬合器60の正面図である。図7は、歯科用マネキン1の歯列状部Lを構成する人間の歯を模した歯状部Hの正面図である。
図6に示すように、上顎模型61は、人間の上顎を模している。上顎模型61は、下顎模型71と上下方向に対向する天部63を有している。天部63の内縁には、上方に向かって凹む凹部63Pが複数形成されている。この凹部63Pに人間の歯を模した歯状部H(図7参照)が着脱可能に嵌め込まれている。これにより、上顎模型61の内縁に沿って、人間の複数の歯が並んだ歯列を模した歯列状部Lが形成されている。
本実施形態では、上顎模型61の歯列状部Lの前歯部には、歯状部Hが1本設けられておらず、上方に向かって凹む凹部63Pが露出している。つまり、上顎模型61の歯列状部Lは、死後に前歯部の欠損した死後脱落した歯列を模している。
なお、欠損している歯は前歯部に限られない。歯列状部Lのうち所定の位置の歯状部Hを凹部63Pから外すことにより、当該所定の位置の歯が死後脱落した状態を模すことができる。
下顎模型71は、人間の下顎を模している。下顎模型71は、上顎模型61と上下方向に対向する底部73を有している。底部73の内縁には、下方に向かって凹む凹部73Pが複数形成されている。この凹部73Pに歯状部Hが着脱可能に嵌め込まれている。これにより、下顎模型71の内縁に沿って、歯列状部Lが形成されている。
本実施形態では、下顎模型71の歯列状部Lの左側且つ後側には、歯状部Hが1本設けられておらず、凹部73Pが露出している。また、この歯状部Hが設けられていない部分の前側には、人間の義歯を模した2本の義歯状部Gが、それぞれ凹部73Pに着脱可能に嵌め込まれている。また、下顎模型71の歯列状部Lの右側の後側から2番目には、義歯状部Gが凹部73Pに着脱可能に嵌め込まれている。つまり、下顎模型71の歯列状部Lは、義歯が設けられるとともに奥歯の死後脱落した歯列を模している。
また、下顎模型71の底部73の後側には、人間の舌を模した舌状部76が設けられている。舌状部76は、下顎模型71の歯列状部Lの内側に配置されている。この舌状部76と歯列状部Lとの間には、間隙76Sが形成されている。
図8は、歯科用マネキン1を構成する咬合器60において、舌状部76の先端が持ち上がった状態の正面図である。
図8に示すように、舌状部76の先端を持ち上げると、舌状部76の先端側は下顎模型71の底部73から離れる。舌状部76は、後方から前方に向かうにしたがって次第に上方に向かうように傾斜している。
図5及び図6に示すように、上顎模型61と下顎模型71とは、後側から両側面及び正面にわたって表皮材79で一体的に覆われている。表皮材79の正面には、開口部79Kが形成されている。表皮材79は、開口部79Kの周りで外側に折り返されている。この折り返された部分79Rは、人間の唇を模している。
図5に示すように、上顎模型61の後側には、表皮材79を介して上側フレーム80が設けられている。上側フレーム80は、上取付フレーム部81と、外側フレーム部82とを有している。
上取付フレーム部81は、板状に形成され、上顎模型61の後部に沿って配置されている。上取付フレーム部81は、ネジ81Yで上顎模型61の後部に取り付けられている。
外側フレーム部82は、板状に形成され、上取付フレーム部81の左右両端からそれぞれ後方に向かって延びている。外側フレーム部82には、後述する回動軸86取付用の左右方向に貫通する取付孔82Xが形成されている。
下顎模型71の後側には、表皮材79を介して下側フレーム90が設けられている。下側フレーム90は、下取付フレーム部91と、内側フレーム部92とを有している。
下取付フレーム部91は、板状に形成され、下顎模型71の後部に沿って配置されている。下取付フレーム部91は、ネジ91Yで下顎模型71の後部に取り付けられている。
内側フレーム部92は、板状に形成され、下取付フレーム部91の左右両端からそれぞれ後方に向かって延びている。
一対の外側フレーム部82の対向する面に沿って、それぞれ内側フレーム部92が配置されている。また、内側フレーム部92には、後述する回動軸86取付用の左右方向に貫通する取付孔92Xが形成されている。
回動軸86は、外側フレーム部82の取付孔82Xから挿通されて、内側フレーム部92の取付孔92Xに螺合されている。回動軸86は、外側フレーム部82と内側フレーム部92とを互いに回動可能に連結している。これにより、上側フレーム80に取り付けられた上顎模型61と下側フレーム90に取り付けられた下顎模型71とは、互いに前側どうしの当接した閉じた状態から前側どうしの開いた状態へと相対移動可能とされている。
連結バー100は、板状に形成され、鉛直面に沿って配置されている。連結バー100の下部には、取付孔100Xが形成されている。この取付孔100Xから挿通されたネジ100Yが、下側フレーム90の内側フレーム部92に形成された取付孔92Zに螺合さている。
この連結バー100は、上顎模型61の前側と下顎模型71の前側とが当接した状態で、上下方向に延びている。連結バー100の上側には、連結バー100の延在方向に向かってスリット100Tが形成されている。
ネジ部材110は、軸線方向に延びるネジ本体111と、ネジ本体111に設けられた台座部112と、ネジ本体111の一端に設けられた頭部113とを有している。
ネジ本体111は、連結バー100のスリット100Tに挿通され、先端が上側フレーム80の外側フレーム部82に螺合されている。この螺合状態で、ネジ本体111に設けられた台座部112は、連結バー100におけるスリット100T周辺の部分に当接している。
ネジ本体111の頭部113には、ネジ本体111の軸線方向と直交して互いに反対方向に延びる一対の操作片113Hが設けられている。
また、上顎模型61に取り付けられた上側フレーム80の外側フレーム部82の上部には、対向する外側フレーム部82側に向かって突出する突起部82Tが形成されている。咬合器60において、突起部82Tは、回動軸86よりも前側に設けられている。この突起部82Tには、コイルバネ87の一端が巻回されている。また、内側フレーム部92に螺合されたネジ100Yの先端には、コイルバネ87の他端が巻回されている。上顎模型61の前側と下顎模型71の前側とが当接した状態で、コイルバネ87は、上方に向かうにしたがって次第に後方に向かうように配置されている。
このコイルバネ87により、突起部82Tにはネジ100Y側に向かう方向の付勢力が作用するとともに、ネジの先端には突起部82T側に向かう付勢力が作用する。これにより、上顎模型61の前側及び下顎模型71の前側には、互いに近づく方向の向き、つまり閉じる向きの力が作用している。
図3に示すように、マスク120は、人間の顔を模して形成されている。本実施形態では、マスク120は、腐敗した遺体、水死体や焼死体等の高度損壊遺体の顔を模している。このマスク120には、開口部が形成されている。この開口部は、人間の口を模した口状部120Kとされている。
このマスク120は、半頭部59から上顎模型61及び下顎模型71を覆う表皮材79にわたって被せられている。口状部120Kは、表皮材79の開口部79Kに対応する位置に配置されている。これにより、口状部120Kの内部には、上顎模型61及び下顎模型71が配置されている。
また、表皮材79の折り返された部分79Rは、マスク120の口状部120Kの外縁に沿って配置されている。つまり、表皮材79は、マスク120の口状部120Kの外縁に沿って折り返されている。これにより、マスク120が、上顎模型61及び下顎模型71から抜け落ちることが抑制されている。
次に、上記のように構成された咬合器60における開閉動作について説明する。
図9は、歯科用マネキン1を構成する咬合器60において、上顎模型61と下顎模型71とが閉じた状態の側面図である。図10は、歯科用マネキン1を構成する咬合器60において、上顎模型61と下顎模型71とが開いた状態の側面図である。
図9に示すように、上顎模型61の歯列状部Lと下顎模型71の歯列状部Lとが噛み合うように当接した状態とする。この状態において、連結バー100のスリット100Tに挿通されたネジ部材110の一対の操作片113Hを回して、ネジ部材110を上側フレーム80の外側フレーム部82に螺合させる。この螺合状態では、ネジ部材110は、先端が上顎模型61に取り付けられた上側フレーム80に螺合されるとともに、台座部112が連結バー100をネジ部材110の先端側に向かって押圧している。よって、この状態では、上顎模型61と下顎模型71とを互いに離間させようとしても、台座部112と連結バー100との間に生じる摩擦力により、上顎模型61と下顎模型71とは容易に離間しない。
一方、上顎模型61の前側と下顎模型71との前側の隙間から治具等を挿入し、両者を離間する方向に力を与える。台座部112と連結バー100との間に生じる摩擦力以上に大きい力が台座部112と連結バー100との間に作用すれば、台座部112と連結バー100とは互いに摺動可能となる。これにより、上顎模型61と下顎模型71とは、回動軸86を中心として、互いに前側を離間させるように回動するとともに、ネジ部材110が連結バー100のスリット100T内を移動する。
そして、図10に示すように、上顎模型61と下顎模型71とが開いた状態になる。この状態で、上顎模型61と下顎模型71とを離間する方向の力を与えないと、上顎模型61及び下顎模型71の回動は停止する。停止した位置において、上顎模型61と下顎模型71とを互いに離間しようとしても、台座部112と連結バー100との間に生じる摩擦力により、上顎模型61と下顎模型71とは容易に離間しないようになる。
この状態において、ネジ部材110の操作片113Hを回してネジ部材110と外側フレーム部82との螺合を解除すると、コイルバネ87の付勢力により、上顎模型61と下顎模型71とは互いに近づく向き回動する。
このように構成された歯科用マネキン1では、人間の胴部を模した胴状部2と、人間の上肢を模した一対の上肢状部3と、人間の下肢を模した一対の下肢状部4と、胴状部2に設けられた頭部ユニット5とを備えるため、より現実の人間に近い状態で実習することができる。
また、人間の顔を模して半頭部59に着脱可能に被せられ、口を模した口状部120Kが咬合器60の前方にて開口するマスク120を有するため、より人間に近い状態で、口状部120K内の検査、調査等の実習を行うことができる。よって、本実施形態のように腐敗した遺体、水死体や焼死体等の高度損壊遺体の顔を模したマスク120を被せれば、遺体の身元確認作業の実習用と使用することができ、死体としてのリアリティーを出すことができる。
また、胴状部2に対して、上肢状部3、下肢状部4及び頭部ユニット5は着脱可能であるため、容易に運搬をすることができる。さらに、例えばいずれか一方の上肢状部3(又は下肢状部4)が胴状部2から取り外した状態で使用すれば、片方の上肢が欠損した人間を模した歯科用マネキン1として実習をすることもできる。
また、咬合器60の取り付けられた取付体55のネジ57Yを緩めて、取付体55を支持杆52に対して上下方向に移動させることができる。よって、半頭部59に被せるマスク120によって口状部120Kの位置が異なる場合に、口状部120Kの位置に咬合器60の位置を合わせることができる。
また、上顎模型61と下顎模型71とが回動軸86を中心に相対的に回動する。この際に下顎模型71に設けられた連結バー100に形成されたスリット100T内を、上顎模型61に螺合されたネジ部材110が移動する。ネジ部材110は、螺合状態によって連結バー100に対する摩擦力を調整可能であるため、上顎模型61及び下顎模型71を回動させる際に要する力の強弱を容易に調整することができる。
よって、ネジ部材110を上顎模型61に取り付けられた上側フレーム80に強く螺合すれば、上顎模型61と下顎模型71とは容易には離間しないため、死後硬直した死体の上顎と下顎としての実習をすることができる。
また、ネジ部材110がその軸線方向に交差して互いに反対方向に延びて少なくとも一対の操作片113Hを有するため、ネジ部材110の螺合操作時および螺合解除操作の操作性が向上する。
また、歯列状部Lと舌状部76との間には間隙76Sが形成されるため、間隙76Sに緩衝物を挿入することができる。例えば、緩衝物として、エックス線フィルム、CCDセンサー、IPやミラー等を間隙76Sに挿入して、歯列状部Lのエックス線撮影や口腔内写真撮影の実習をすることができる。
また、上顎模型61はネジ81Yを緩めることにより、上側フレーム80から取り外される。また、下顎模型71はネジ91Yを緩めることにより、下側フレーム90から取り外される。これにより、一の咬合器60の上顎模型61及び下顎模型71と、他の咬合器60の上顎模型61及び下顎模型71と交換して、上顎模型61と下顎模型71の組み合わせを適宜設定することができる。つまり、上顎模型61に設けられた歯列状部Lと下顎模型71に設けられた歯列状部Lとの組み合わせが変更可能である。よって、様々な歯列状部Lを対象として実習をすることができる。
また、一の上顎模型61の歯状部Hと、他の上顎模型61の歯状部Hとは交換可能であるため、様々な歯列状部Lを対象として実習をすることができる。
また、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、図11に示すように、歯列状部L(図6参照)の一部を、複数の人工歯Iの並んだ局部床義歯ユニットTとすることもできる。局部床義歯ユニットTの端部には、金属の係合部T1が設けられている。この係合部T1を隣接する歯状部H(図6参照)に係合させることで、局部床義歯ユニットTは装着可能とされている。
また、保存修復や補綴治療された歯、根管充填された歯、歯石の沈着した歯、インプラント等、個々の人間歯を模した歯状部Hを配置することにより、より現実の人間に近い状態で実習することができる。
また、胴状部2、上肢状部3や下肢状部4等にけがや刺し傷を模したものを設ければ、傷の種類、状態から死因特定の実習をすることができる。
また、上肢状部3及び下肢状部4は胴状部2に対して、第一フック11と第二フック12との係合及び係合解除により着脱可能とされているが、本発明はこれに限られない。例えば、上肢状部3(又は下肢状部4)の上端に凹部(不図示)を設け、胴状部2側に凹部に対応する凸部(不図示)を設ける構成であってもよい。この場合には、これら凹部と凸部との嵌合及び嵌合解除により着脱可能とされている。なお、上肢状部3(又は下肢状部4)側に凸部を設け、胴状部2側に凹部を設ける構成であってもよい。
また、上記に示す実施形態においては、頭部ユニット5が胴状部2に対して着脱可能に設けられているが本発明はこれに限られない。頭部ユニット5と胴状部2とが一体に形成されている等、頭部ユニット5が胴状部2に対して着脱できない構成であってもよい。
また、上記に示す実施形態においては、連結バー100は下顎模型71に設けられているが、本発明はこれに限られない。連結バー100は、下顎模型71及び上顎模型61のいずれか一方に設けられていればよいため、上顎模型61に設けられていてもよい。この場合には、ネジ部材110は下顎模型71に設けられていればよい。
また、上記に示す実施形態においては、ネジ本体111の頭部113に設けられた操作片113Hは、一対設けられているが、本発明はこれに限られない。操作片113Hは、ネジ本体111の軸線方向と交差するとともに互いに反対方向に延びていれば、一対以上設けられていてもよい。
また、上記に示す実施形態においては、ネジ部材110のネジ本体111と台座部112とは一体に形成されているが、これらが別体で構成されていてもよい。例えば、ネジ本体は、先端側で縮径に形成されるとともに頭部113側で拡径に形成され、これらの境界部分は段部とされ、台座部(ワッシャ―)には、貫通孔が形成されており、台座部112がネジの段部の縮径側に沿って配置されている構成であってもよい。
1…歯科用マネキン 2…胴状部 3…上肢状部 4…下肢状部 5…頭部ユニット 11…第一フック 12…第二フック 12A…基部 12B…円弧部 12S…間隙 21…頭支持部 21K…開口部 50…支柱部 51…ジョイント部 52…支持杆 53…横プレート部 55…取付体 56…上プレート部 57…取付プレート部 58…下プレート部 59…半頭部 60…咬合器 61…上顎模型 63…天部 63P…凹部 71…下顎模型 73…底部 73P…凹部 76…舌状部 76S…間隙 79…表皮材 79K…開口部 80…上側フレーム 81…上取付フレーム部 82…外側フレーム部 82T…突起部 86…回動軸 87…コイルバネ 90…下側フレーム 91…下取付フレーム部 92…内側フレーム部 100…連結バー 100T…スリット 110…ネジ部材 111…ネジ本体 112…台座部 113…頭部 113H…操作片 120…マスク 120K…口状部 H…歯状部 G…義歯状部 L…歯列状部

Claims (2)

  1. 人間の胴部を模した胴状部と、
    人間の上肢を模して前記胴状部の側部に着脱可能に設けられた一対の上肢状部と、
    人間の下肢を模して前記胴状部の一方側に着脱可能に設けられた一対の下肢状部と、
    前記胴状部の前記一方側と反対側の他方側に設けられた頭部ユニットとを備え、
    前記頭部ユニットは、
    半頭部と、
    前記半頭部から前記一方側に延びる支柱部と、
    互いに回動可能に連結された上顎模型及び下顎模型を有して前記支柱部の中間部に支持される咬合器と、
    前記半頭部に着脱可能に被せられ、口を模した口状部が前記咬合器の前方にて開口するとともに、人間の顔を模したマスクとを備え
    前記咬合器は、
    前記上顎模型と前記下顎模型とを互いに回動可能に連結する回動軸と、
    前記上顎模型及び前記下顎模型のいずれか一方に連結されるとともに、スリットが形成されたスリット形成部材と、
    前記スリットに挿通されるとともに前記上顎模型及び前記下顎模型のいずれか他方に螺合され螺合状態によって前記スリット形成部材に対する摩擦力を調整可能なネジ部材とを有することを特徴とする歯科用マネキン。
  2. 前記ネジ部材は、前記ネジ部材の軸線方向に交差して互いに反対方向に延びて少なくとも一対の操作片を有することを特徴とする請求項に記載の歯科用マネキン。
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