JP6374104B2 - 大電流磁気リードスイッチ - Google Patents

Description

本発明は様々な電子製品用磁気リードスイッチ、即ち磁気リードパイプ、特に新形高性能大電流磁気リードスイッチ、即ち磁気リードパイプに関する。

従来の磁気制御スイッチは機械的な磁気リードスイッチ、即ちリードスイッチ及び電子的なデジタルスイッチ、即ちホールスイッチを含む。

リードスイッチはWestern Electric社が1940 年に発明した気密形磁気制御機械的なスイッチであり、磁気近接スイッチまたはリレーとして利用でき、普通の機械的なスイッチより体積が小さく、速度が速く、耐用期間が長く、電子スイッチと比べて見ると、抗衝撃荷重力が強く、信頼性が高い。普通、リードスイッチは構成が2種あり、リードスイッチの内部が磁性材料製弾性磁気リードの1対からなり、磁気リードが不活性ガスの入れたガラスチューブに密封され、磁気リードの端面が重なり合うが、細い隙間がある。スイッチの安定な性及び長い耐用期間に達成するために、磁気リードの端面コンタクトに貴金属ロジウムまたはルテニウムにメッキされている。

磁場がない場合、ガラスチューブにあるリードの2枚が分かれているが、磁場がガラスチューブに近寄せる場合、ガラスチューブにあるリードの2枚が磁力線に磁化され、互いに吸引、接触し、ピンの2枚により接続された回路が通じる。外磁力がなくなると、リードの2枚が自身の弾性により分かれ、回路も遮断する。実際な応用で、永久磁石または電磁石により金属片の2枚のON/OFFを制御するので、「マグネトロン」も呼ばれる。

リードスイッチの特徴に基づき、リードスイッチの磁気リードの2枚は優れた磁気的性質も優れた導電性（即ちできる限り低い抵抗率）も必要であるが、優れた磁気的性質のある材料は導電性でも抵抗率でも高いので、リードスイッチ両端の抵抗が高く、発熱量が多く、リードスイッチの許容電流が制限される。従来のリードスイッチは負荷できる最大電流が一般的に5Aまでである。

本発明は構成が簡単であり、従来の製品より更に大きな電流を負荷できる新形大電流磁気リードスイッチ（磁気リードパイプ）を提供することを目的にする。

前記の目的に達成するために、本発明では絶縁チューブのシェル及び磁気リードを含み、前記の絶縁チューブのシェルが中空構成であり、前記磁気リードは前記絶縁チューブのシェルの両端から中央に向けて設けられ、前記磁気リードが中央で互いに重なり合い、前記磁気リードは、磁性および弾性を備えた軟磁性金属材料製の主体構成部材と、柔軟性と該主体構成部材より高い導電性とを備えた複数の軟質金属ワイヤ（122、132）とを備え、前記複数の軟質金属ワイヤ122、132は、互いに並列になるように、両端が、磁気リードの主体構成部材の両端に溶接され、大幅に磁気リードパイプの抵抗を削減して大幅に磁気リードパイプの負荷電流を向上させる新形大電流磁気リードスイッチ（磁気リードパイプ）を提供する。

本発明の磁気リードパイプの構成上の特徴により、磁気リードパイプに望ましい磁性がある上、導通抵抗がきわめて低いので、更に大きな負荷電流を提供でき、負荷電流が遥かに従来品を上回る。

本発明の実例1の構成図

普通、磁気リードパイプは構成によりノーマルオープン形タイプA及び転換スイッチ形タイプCに分けられる。

図1に主に絶縁チューブのシェル（11）及び可動接触片磁気リード（12、13）からなる新形ノーマルオープン形（タイプA）大電流磁気リードパイプを示す。前記の絶縁チューブのシェル（11）が中空構成であり、可動接触片磁気リード（12、13）は、絶縁チューブのシェル（11）の両端から中央に向けて設けられ、可動接触片磁気リード（12、13）が中央で互いに重なり合って所定の隙間を残し、可動接触片磁気リード（12、13）の重なり合う端面の向き合う箇所に電気コンタクト（121、131）があり、コンタクト（121、131）に貴金属ロジウムまたはルテニウムなどがメッキされ、普通の場合にコンタクト（121）とコンタクト（131）の間に所定の隙間があり、遮断されていて、可動接触片磁気リード（12、13）が優れた磁気的性質及び高強度の弾性のある軟磁性金属材料製の主体構成部材を備え、優れた導電性のある導電材で構成される高い柔軟性の部材（122、132）の両端がそれぞれ可動接触片磁気リード（12、13）の主体構成部材の両端で高温で溶接され、その一端の高温溶接個所がそれぞれコンタクト（121、131）と一体になり、コンタクト（121、131）が酸化されないように、可動接触片磁気リード（12、13）が絶縁チューブのシェル（11）の両端面部（111）としっかり結合して密封され、絶縁チューブのシェル（11）内部に密封構成が形成され、不活性ガスがある。

上記は本発明による実例だけであり、本発明の技術及び範囲を制限するものではない。よって、本発明の技術実質により上記の実例に対するいかなる細部の調整、同等の変更または修飾のすべては本発明の技術方案の範囲にある。

Claims (1)

1. 絶縁チューブのシェル及び磁気リードを含み、前記の絶縁チューブのシェルが中空構成であり、前記磁気リードは前記絶縁チューブのシェルの両端から中央に向けて設けられ、前記磁気リードが中央で互いに重なり合い、
   前記磁気リードは、磁性および弾性を備えた軟磁性金属材料製の主体構成部材と、柔軟性と該主体構成部材より高い導電性とを備えた複数の軟質金属ワイヤ（122、132）とを備え、
   前記複数の軟質金属ワイヤ（122、132）は、互いに並列になるように、両端が、磁気リードの主体構成部材の両端に溶接されることを特徴とする新形大電流磁気リードスイッチ。

Images