JP6373604B2 - 水中機器の軸封装置およびこれを備えた水中機器 - Google Patents
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Description
本発明に係る水中機器の軸封装置は、ケーシングと、該ケーシングから水中に突出する回転軸との間からの浸水を防ぐ水中機器の軸封装置であって、前記回転軸とともに回転する回転環と、前記ケーシング側に嵌合されて前記回転環と同軸的に、且つ軸方向に隣接して配置された固定環と、前記固定環を前記回転環側に押圧して前記固定環と前記回転環との間の密封端面を密着させる付勢部材と、前記ケーシングと前記固定環との間をシールするシール部材と、前記ケーシングと前記回転軸との間に設けられたフラッシング通路と、異物を排出するフラッシング水を前記フラッシング通路に供給するフラッシング水供給通路と、前記回転軸の軸心線を螺旋中心として前記シール部材の表面に対向する螺旋状の凹凸部を有し、前記フラッシング通路内において、前記フラッシング水を前記シール部材の表面に沿うように案内する螺旋案内部材と、を具備してなることを特徴とする。
フラッシング水供給通路の数は、螺旋案内部材によってフラッシング水をシール部材の全周に万遍なく流すことができる必要最小限の数でよい。このため、軸封装置の構造を簡素に保ちつつ、シール部材に異物や水中生物等が付着・堆積することを防止し、良好なシール性能を得ることができる。
図1は、本発明に係る軸封装置を適用可能な水中機器の一例を示す海流発電装置の側面図である。この海流発電装置1は、海底に埋設された複数の係留ブロック2に係留索3で係留されて海中に保持される流線型のケーシング5と、海流の方向に対してケーシング5の後部側に軸支されたプロペラ6とを備えている。ケーシング5の内部にはプロペラ軸7(回転軸)が軸受部8,9により軸支されており、このプロペラ軸7はケーシング5の後端部から外部(海水中)に突出し、その突出部にプロペラ6が装着されている。
なお、フラッシング通路32に供給されたフラッシング水を図示しない吸込ポンプによって排出するようにしてもよい。
図3は、本発明を取り入れた軸封装置の第1実施形態を示す縦断面図である。
この軸封装置13Aには螺旋案内部材35が設けられている。この螺旋案内部材35は、フラッシング通路32内においてフラッシング水をシール部材31Aの表面に沿うように案内(誘導)するものである。
海流発電装置1の稼働時には、ケーシング5とプロペラ軸7との間に設けられたフラッシング通路32にフラッシング水供給通路33から所定圧力に加圧されたフラッシング水が供給される。
このフラッシング水は、矢印で示すように、螺旋案内部材35の凹凸部35aに案内され、凹凸部35aの溝形状に沿ってケーシング5と固定環26Aとの間に設けられたシール部材31Aの表面の全周に沿うように万遍なく流れてから螺旋案内部材35の先端でUターンし、軸穴16から外部に排出される。
このため、シール部材31Aの近傍で水流が滞ることがなく、外部の海水中に含まれる異物や微細な水中生物等がシール部材31Aの表面に付着・堆積できなくなる。これにより、シール部材31Aの伸縮性が阻害されることが防止され、固定環26Aの軸方向への摺動がスムーズに保たれて良好なシール性能が発揮される。
このため、密着端面Sの近傍においても水流が滞ることがなくなり、海水中に含まれる水中生物等の異物が密着端面S付近に付着・堆積できなくなる。これにより、異物が密着端面Sに噛み込むことを防止して密着端面Sにおける密着性を高め、良好なシール性能を得ることができる。
フラッシング水供給通路33の数は、螺旋案内部材35によってフラッシング水をシール部材31Aおよび密着端面Sの全周に万遍なく流すことができる必要最小限の数(例えば1つ)でよい。
このため、ケーシング5や軸封装置13Aの構造を簡素に保ちつつ、シール部材31Aの表面や、回転環22Aと固定環26Aとの密着端面Sに異物や水中生物等が付着・堆積することを防止し、良好なシール性能を得ることができる。
図4は、本発明を取り入れた軸封装置の第2実施形態を示す縦断面図である。
この軸封装置13Bにおいて、追加フラッシング通路38が設けられている点以外の構成は、前述の軸封装置13Aの構成と同一であるため、各部に同一符号を付して説明を省略する。
そのためには、例えばフラッシング水供給通路33の流量よりも追加フラッシング通路38の流量を少なく設定するとよい。
また、追加フラッシング通路38が軸穴16に連通する位置を、フラッシング水供給通路33とフラッシング通路32との連通位置から離れた位置に設けることも有効である。
図5は、本発明を取り入れた軸封装置の第3実施形態を示す縦断面図である。
前述の軸封装置13A,13Bにおいては、螺旋案内部材35がケーシング5側に設けられていたが、この軸封装置13Cにおいては、螺旋案内部材36がプロペラ軸7と一体に回転するように設けられている。それ以外の構成は軸封装置13A,13Bと同一であるため、各部に同一符号を付して説明を省略する。
同時に、回転する螺旋案内部材36の螺旋状の凹凸部36aによってネジポンプ作用がもたらされ、フラッシング通路32内のフラッシング水がフラッシング水供給通路33側から回転フランジ21側に向かって流され、連通穴36cを経て軸穴16に流れ、外部に排水される。
なお、螺旋案内部材36の先端部とケーシング5側のスリーブ部5aとが近接しているため、その間からフラッシング水が流れ出にくくなっており、フラッシング通路32内におけるフラッシング水の流量が減少しにくい。
図6は、本発明を取り入れた軸封装置の第4実施形態を示す縦断面図である。この軸封装置13Dにおいて、螺旋案内部材36に払拭部材41が設けられている点以外の構成は、前述の軸封装置13Cの構成と同一であるため、軸封装置13Cと同一の部分には同一符号を付して説明を省略する。
5 ケーシング
6 プロペラ
7 プロペラ軸(回転軸)
13,13A,13B,13C,13D 軸封装置
16 軸穴
17 液圧室
18 オイル供給通路
21 回転フランジ
22A,22B 回転環
26A,26B 固定環
28A,28B スプリング(付勢部材)
31A,31B シール部材
32 フラッシング通路
33 フラッシング水供給通路
35,36 螺旋案内部材
35a,36a 凹凸部
38 追加フラッシング通路
41 払拭部材
C 軸心線
S 密着端面
Claims (7)
- ケーシングと、該ケーシングから水中に突出する回転軸との間からの浸水を防ぐ水中機器の軸封装置であって、
前記回転軸とともに回転する回転環と、
前記ケーシング側に嵌合されて前記回転環と同軸的に、且つ軸方向に隣接して配置された固定環と、
前記固定環を前記回転環側に押圧して前記固定環と前記回転環との間の密着端面を密着させる付勢部材と、
前記ケーシングと前記固定環との間をシールするシール部材と、
前記ケーシングと前記回転軸との間に設けられたフラッシング通路と、
異物を排出するフラッシング水を前記フラッシング通路に供給するフラッシング水供給通路と、
前記回転軸の軸心線を螺旋中心として前記シール部材の表面に対向する螺旋状の凹凸部を有し、前記フラッシング通路内において、前記フラッシング水を前記シール部材の表面に沿うように案内する螺旋案内部材と、
を具備してなることを特徴とする水中機器の軸封装置。 - 前記螺旋案内部材を、その前記凹凸部が前記回転環と前記固定環とが密着する前記密着端面の位置に対向するように設けたことを特徴とする請求項1に記載の水中機器の軸封装置。
- 前記シール部材よりも下流側で前記フラッシング通路に連通し、前記フラッシング水の排水方向に追加フラッシング水を流す追加フラッシング通路をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の水中機器の軸封装置。
- 前記螺旋案内部材は前記回転軸に一体に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の水中機器の軸封装置。
- 前記回転軸と共に回転して前記シール部材の表面を払拭する払拭部材をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の水中機器の軸封装置。
- 前記シール部材は、軸方向に伸縮可能な折り目の無いベローズ状であり、その軸方向の両端部が、それぞれ前記フラッシング水の流れに対して段差が生じないように前記ケーシングおよび前記固定環に接続されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の水中機器の軸封装置。
- 請求項1から6のいずれかに記載の軸封装置を備えたことを特徴とする水中機器。
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