JP6373262B2 - 電子ビーム照射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、容器の内部に電子ビームを照射する電子ビーム照射装置に関する。
従来より、幅の狭いネック部を有する容器内部の滅菌に対しては、真空チャンバと、真空チャンバ内に設けられた電子発生器と、ネック部より容器内部に挿入可能に真空チャンバより延出し、電子発生器で発生した電子ビームを出射させるための出射窓を先端に有する筒状のノズル部材と、を備えた電子ビーム照射装置が用いられている(例えば、特許文献1)。図9に示すように、ノズル部材14をネック部より容器18内に挿入し、ノズル部材14の先端より電子ビームを照射することにより、容器18内部の洗浄が行われる。
ノズル部材14の先端に設けられた出射窓から出射された電子線は広がるが、電子線量を抑制すると、滅菌域が限られているため、出射窓を容器18の底部近傍まで接近させる必要がある。このため、ノズル部材14の長さは容器18の略高さ程度必要となり、容器18が背の高い容器の場合、ノズル部材14の長さが30〜40cmとなる。また、ノズル部材14の外径については、ノズル部材14が容器18の口部に遊嵌可能な寸法(例えば、約10mm程度)とする必要がある。よって、ノズル部材14は、細長い形状を有する必要がある。さらに、電子ビームを容器18内部に安定して照射するためには、ノズル部材14内にて電子ビームを細長い形状で通過させる、すなわちノズル部材14内での電子ビームの軌道を細長くする必要がある。
特表2009−526971号公報
しかしながら、特許文献1記載の、ノズル部材14を備えた電子ビーム照射装置では、上記のようにノズル部材14内を通過する電子ビームの軌道が細長いため、地磁気やモータ等を備えた周辺機器の磁気の影響を受け易い。より具体的には、それらの影響により電子ビームの軌道が曲げられて、電子ビームが出射窓の偏った部位から照射されたり、出射窓に到達するまでにノズル部材14の内面に衝突したりし易い。その結果、出射窓より目的の強度の電子ビームを安定して照射することができず、容器内部の安定した滅菌を行うことができないという不具合を生じる。なお、地磁気の強度は、磁気嵐を含む太陽活動や地表の位置等により大きく変動し、またN極からS極に至る地表に平行な磁界の作用が大きい。
そこで、本発明は、電子発生器から出射窓までの電子ビーム軌道が地磁気や周辺機器の磁気の影響を受けることなく、目的の強度の電子ビームを安定して照射し、容器内部の安定した滅菌を行うことが可能な電子ビーム照射装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下のとおりである。
(1)容器内部に電子ビームを照射する電子ビーム照射装置であって、真空チャンバと、真空チャンバ内に設けられた電子発生器と、容器内部に挿入可能に真空チャンバより延出し、電子発生器で発生した電子ビームを容器内部に出射させるための出射窓を先端に有する筒状のノズル部材と、真空チャンバに設けられた、電子発生器から出射窓までの電子ビーム軌道の周囲において発生した変動磁気を遮蔽するための真空チャンバ用磁気遮蔽部材と、を備えることを特徴とする電子ビーム照射装置。
(2)真空チャンバ用磁気遮蔽部材は、真空チャンバの外面を覆うように配され、内側に 電子ビーム軌道が影響を受ける方向の変動磁気を有しない空間を形成するものである(1 )の電子ビーム照射装置。
(3)電子ビームは、ノズル部材の内部で円錐状に広がるものである(1)または(2) の電子ビーム照射装置。
(4)ノズル部材に設けられた、電子発生器から出射窓までの電子ビーム軌道の周囲において発生した変動磁気を遮蔽するためのノズル部材用磁気遮蔽部材、を備える(1)〜( 3)のいずれか1つの電子ビーム照射装置。
(5)真空チャンバ用磁気遮蔽部材およびノズル部材用磁気遮蔽部材は、相対透磁率が50000以上である高透磁率材料で構成されている(4)の電子ビーム照射装置。
(6)ノズル部材用磁気遮蔽部材は、電子ビーム軌道の周りを囲むように配されている 4)または(5)の電子ビーム照射装置。
(7)ノズル部材用磁気遮蔽部材は、ノズル部材の軸に対して、筒状、リング状、または螺旋状に配されている(6)の電子ビーム照射装置。
(8)ノズル部材用磁気遮蔽部材は、ノズル部材の内側に配され、電子ビーム照射時に出射窓付近で生じた熱がノズル部材用磁気遮蔽部材に伝わることでノズル部材用磁気遮蔽部材の相対透磁率が低下しないように、ノズルの先端から当該ノズルの軸方向に沿って所定の距離だけ離して配されている(4)または(5)の電子ビーム照射装置。
(9)ノズル部材は、その側部に、ノズル部材用磁気遮蔽部材と、ノズル部材を冷却するための媒体が流れる冷却流路とを有する(4)または(5)の電子ビーム照射装置。
本発明によれば、電子発生器から出射窓までの電子ビーム軌道が地磁気や周辺機器の磁気の影響を受けることなく、目的の強度の電子ビームを安定して照射し、容器内部の安定した滅菌を行うことが可能な電子ビーム照射装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る電子ビーム照射装置の一部を断面とする正面図である。 図1に示す電子ビーム照射装置におけるノズル部材の一部を拡大した断面図である。 図2のA−A断面図である。 図3のB−B断面の一部を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電子ビーム照射装置の一部を断面とする正面図である。 図5に示す電子ビーム照射装置におけるノズル部材の一部を拡大した断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電子ビーム照射装置の一部を断面とする正面図である。 図7に示す電子ビーム照射装置におけるノズル部材の一部を拡大した断面図である。 ネック部を有する容器の内部に電子ビーム照射装置のノズルを挿入した状態を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る電子ビーム照射装置の一部を断面とする正面図である。
本発明は、容器(特に、幅の狭いネック部を有する容器)の内部に電子ビームを照射して、容器内部を滅菌する電子ビーム照射装置に関する。
本発明の電子ビーム照射装置は、真空チャンバと、真空チャンバ内に設けられた電子発生器と、容器内部に挿入可能に真空チャンバより延出し、電子発生器で発生した電子ビームを容器内部に出射させるための出射窓を先端に有する筒状のノズル部材と、真空チャンバおよびノズル部材に、それぞれ設けられた、電子発生器から出射窓までの電子ビーム軌道の周囲において発生した変動磁気を遮蔽するための真空チャンバ用磁気遮蔽部材およびノズル部材用磁気遮蔽部材と、を備える。真空チャンバを構成する筐体およびノズル部材には、例えば、金属、セラミック、またはこれらの組み合わせが用いられる。なお、ノズル部材用磁気遮蔽部材は、必須の構成部材ではない。
上記真空チャンバ用磁気遮蔽部材およびノズル部材用磁気遮蔽部材を用いることで、電子発生器から出射窓までの電子ビーム軌道が地磁気や周辺機器の磁気の影響を受けることなく、目的の強度の電子ビームを安定して照射し、容器内部の安定した滅菌を行うことができる。
本発明の電子ビーム照射装置では、容器の内部に電子ビームを照射可能な細長いノズル部材が設けられているため、電子発生器から出射窓までの電子ビーム軌道の距離が長く、電子発生器より照射された電子ビームは、細長いノズル部材内を通過する必要がある。このような電子ビーム照射装置では、出射窓より照射される電子ビームの強度は、地磁気や周辺機器の磁気の影響を受けて大きく変化し易い。従って、上記の真空チャンバ用磁気遮蔽部材とともにノズル部材用磁気遮蔽部材を用いることによる電子ビーム強度の安定化効果が顕著に得られる。
真空チャンバ用磁気遮蔽部材は、真空チャンバの内部に配置してもよく、外部に配置してもよい。ノズル部材用磁気遮蔽部材は、ノズル部材の内部に配置してもよく、外部に配置してもよい。容器における幅の狭いネック部に挿入するノズル部材の外径の寸法を変えずに済むため、ノズル部材用磁気遮蔽部材はノズル部材の内部に配置するのが好ましい。
真空チャンバ用磁気遮蔽部材およびノズル部材用磁気遮蔽部材は、相対透磁率が50000以上である高透磁率材料で構成されているのが好ましい。なお、相対透磁率とは、真空の透磁率μに対する透磁率μの比:μ/μの値(比透磁率)を指す。
このような高透磁率材料としては、主成分としてNiを30〜90重量%含む合金が用いられる。例えば、パーマロイ(Ni−Fe合金)、スーパーマロイ(Ni−Fe−Mo合金)、ミューメタル(Ni−Fe−Cu−Cr合金)、鋼が挙げられる。
高透磁率材料で構成される真空チャンバ用磁気遮蔽部材は、電子発生器から延びる電子ビーム軌道の周りを囲むように、配されているのが好ましい。高透磁率材料で構成されるノズル部材用磁気遮蔽部材は、電子ビーム軌道の周りを囲むように、面状(筒状)、リング状、螺旋状、メッシュ状に配されているのが好ましい。このように配置することで、地磁気や周辺機器の磁気を効果的に遮断することができる。
ノズル部材用磁気遮蔽部材は、電子ビーム照射時に出射窓付近で生じた熱がノズル部材用磁気遮蔽部材に伝わることでノズル部材用磁気遮蔽部材の相対透磁率が低下しないように(例えば、相対透磁率が50000を下回らないように)、ノズルの先端から当該ノズルの軸方向に沿って所定の距離だけ離して配されているのが好ましい。
電子ビームは、ノズル部材内部で一旦集束した後、出射窓付近において円錐状に広がる。出射窓付近では、電子ビームがノズル部材の内壁や出射窓を構成する支持体の内壁に衝突することに伴い熱が発生し、300℃程度まで上昇する可能性がある。この熱がノズル部材用磁気遮蔽部材に伝わり、ノズル部材用磁気遮蔽部材の磁気遮蔽効果が急激に低下する場合がある。ノズル部材用磁気遮蔽部材に用いられる高透磁性材料は、一定の温度(例えば、120℃、150℃、220℃等)を超えると、透磁率が急激に低下することが知られている。
これに対しては、上記のように所定の距離だけ離して配置することで、上記の不具合が生じるのを防ぐことができる。
ノズル部材は、その側部に、ノズル部材用磁気遮蔽部材と、ノズル部材(出射窓付近を含む)を冷却するための媒体が流れる冷却流路とを有するのが好ましく、ノズル部材用磁気遮蔽部材は、冷却流路内に配されているのがより好ましい。この場合、電子ビーム照射時に出射窓付近で生じる熱の影響が磁気遮蔽部材に及ばないので、熱の影響を考慮せずに磁気遮蔽部材を配置することができる。冷却用の媒体には、冷却用の媒体として使用可能な、水等の液体や空気等の気体が用いられる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明するが、本発明は、これらの実施の形態に限定されない。
《実施の形態1》
本発明の実施の形態1に係る電子ビーム照射装置を、図1および2を参照しながら説明する。
図1に示すように、電子ビーム照射装置は、真空チャンバを構成する、例えばステンレス製の円柱状の真空筐体1と、真空筐体1内に設けられた電子発生器2と、ネック部より容器内部に挿入可能に真空筐体1より延出し、電子発生器2で発生した電子ビームを出射させるための出射窓3を先端に有する円筒状のノズル部材4と、真空筐体1およびノズル部材4に、それぞれ設けられた、電子発生器2から出射窓3までの電子ビーム軌道の周囲において発生した変動磁気を遮蔽するための真空チャンバ用磁気遮蔽部材(磁気遮蔽筐体5)およびノズル部材用磁気遮蔽部材(磁気遮蔽筒体6)と、を備える。
ノズル部材4は、ステンレス製の内側ノズル筒体4aおよび外側ノズル筒体4bの2重管構造を有する。内側ノズル筒体4aおよび外側ノズル筒体4bは、冷却流路7を介して、互いに略同軸心上に配される。内側ノズル筒体4aの内側を電子ビームが通過する。内側ノズル筒体4aは、真空筐体1内に設けられた支持部材8の中空部に挿入することで真空筐体1に固定される。外側ノズル筒体4bは、外側ノズル筒体4bの両端部を真空筐体1および後述する支持体3aに取り付けることで固定される。
内側ノズル筒体4aおよび外側ノズル筒体4bは、例えば、厚み0.5〜2.0mmである。
図1および4に示すように、ノズル部材4の先端には、先端部材13が設けられている。先端部材13は、電子ビームが通過する複数の孔からなる出射窓3を有する支持体3a、および出射窓3を含む支持体3aの表面を覆う薄膜3bを有する。薄膜3bが複数の出射窓3を一括して覆うことで、真空筐体1内において真空状態を維持することができる。薄膜3bには、例えば、チタン、タングステン、金のような金属の箔が用いられる。薄膜3bは、例えば、4〜12.5μmの厚みを有する。
電子ビームは、図1中の矢印に示すような軌道を有し、ノズル部材4内部で一旦集束した後、出射窓3付近において円錐状に広がる。出射窓3付近では、電子ビームがノズル部材4(内側ノズル筒体4a)の内壁や支持体3aの内壁に衝突することに伴い熱が発生し、300℃程度まで上昇する可能性がある。この出射窓3付近での温度上昇を抑制するために、内側ノズル筒体4aと外側ノズル筒体4bとの間において、ノズル部材4および出射窓3付近(支持体3a)を冷却するための水が流れる冷却流路7が形成されている。
冷却流路7の幅(内側ノズル筒体4aと外側ノズル筒体4bとの間の径方向の間隔d)は、例えば、0.5〜1.5mmである。
図2に示すように、冷却流路7は、冷却水が出射窓3の周辺部へ供給される方向(図2の下向き)に流れる第1流路7aと、冷却水が出射窓3の周辺部から排出される方向(図2の上向き)に流れる第2流路7bを有する。
図3および4に示すように、第1流路7aおよび第2流路7bは、内側ノズル筒体4aと外側ノズル筒体4bとの間に、ノズル部材4の軸方向に沿って延びる2つの棒状の隔壁11a、11bを設けることで形成されている。隔壁11a、11bにより、第1流路7aおよび第2流路7bが互いに対向するように設けられている。図3に示すように、冷却流路7におけるノズル部材4の軸方向に垂直な断面形状はリング状であり、隔壁11a、11bは、そのリング状の冷却流路7を略均等に2つに分割するように設けられている。
図4に示すように、冷却流路7は、さらに、支持体3aにおける内側ノズル筒体4aより下方に延びる部分と、外側ノズル筒体4bとにより形成される延長流路を有し、その延長流路は出射窓3の周辺部にまで達している。さらに、支持体3aが、棒状の隔壁11a、11bより下方に延びる部分を有することで、第1流路7aおよび第2流路7bは、さらに出射窓3の周辺部にまで達するように形成されている。すなわち、図4に示すように、第1流路7aは、出射窓3の周辺部に延長流路17aを有する。第2流路7bは、延長流路17aと対向する領域に、第2流路7bの延長流路を有する。
第1流路7a(延長流路17a)は、支持体3aと外側ノズル筒体4bとで形成された、隔壁11a、11bの下方にてそれぞれ開口する開口部7cを介して、第2流路7b(延長流路)に接続されている。冷却水は、第1流路7a、開口部7c、および第2流路7bの順に流れる。
外側ノズル筒体4bの第1流路7aを構成する部分における上端部付近に冷却水の供給口(図示しない)が設けられている。外側ノズル筒体4bの第2流路7bを構成する部分における上端部付近に冷却水の排出口(図示しない)が設けられている。これにより、出射窓3の周辺部に冷却水を順次供給することができ、ノズル部材4および出射窓3付近(支持体3a)の温度上昇が抑制される。排出口より排出された水を冷却水として再利用してもよい。
真空チャンバ用磁気遮蔽部材は、高透磁率を有する磁気遮蔽筐体5で構成され、真空筐体1の外面を覆うように配されている。これにより、真空筐体1内の電子発生器2からノズル部材4までの電子ビーム軌道が地磁気や周辺機器の磁気の影響を受けるのを抑制することができる。
磁気遮蔽筐体5は、2つの構成部品5a、5bで構成され、ノズル部材側と、ノズル部材の反対側とから構成部品5a、5bをそれぞれ真空筐体1上に装着することにより、真空筐体に設置される。
磁気遮蔽筐体5の厚みは、例えば、0.5〜1.5mmである。磁気遮蔽筐体5には、例えば、厚み約0.8mmおよび相対透磁率約90000のミューメタル製の筐体が用いられる。
図1および2に示すように、ノズル部材用磁気遮蔽部材は、高透磁率を有する磁気遮蔽筒体6で構成され、内側ノズル筒体4aの内面を覆うように配されている。これにより、ノズル部材4内の電子ビーム軌道が地磁気や周辺機器の磁気の影響を受けるのを抑制することができる。
磁気遮蔽筒体6は、磁気遮蔽筒体6を内側ノズル筒体4aの内側に密に嵌入することにより、ノズル部材4に設置することができる。内側ノズル筒体4a内に挿入するだけでノズル部材4に設置することができ、溶接等の接合作業が不要であるため、生産性の面で有利である。
磁気遮蔽筒体6は、厚み0.1〜0.4mmが好ましく、厚み0.2〜0.3mmがより好ましい。
磁気遮蔽筒体6の厚み0.1mm以上であると、ノズル部材4内の電子ビーム軌道に対する磁気遮蔽効果が十分に得られる。また、磁気遮蔽筒体6を内側ノズル筒体4a内に挿入する際に磁気遮蔽筒体6が変形や破断等することがない、十分な強度が得られる。磁気遮蔽筒体6の厚み0.4mm以下であると、内側ノズル筒体4a内において、電子ビームが通過するのに十分な空間を確保することができる。
なお、磁気遮蔽筒体6の厚みは、上記範囲に限定されるものではなく、電子ビームの出力の大きさや、磁気による影響の度合い等に応じて、適宜変更すればよい。
磁気遮蔽筒体6には、例えば、厚み約0.25mmおよび相対透磁率約90000のミューメタル製の筒体が用いられる。
磁気遮蔽筒体6の一方の端部(電子発生器2側の端部)は、軸方向に垂直な方向に沿って外側に延びる突出部6aを有する。突出部6aにより内側ノズル筒体4a内で磁気遮蔽筒体6の位置がずれるのを防ぐことができる。
上記のように、磁気遮蔽筒体6が、内側ノズル筒体4aの内面を覆うように設けられている場合、電子ビーム照射時に出射窓3付近で生じた熱が磁気遮蔽筒体6に直に伝わり、磁気遮蔽筒体6の相対透磁率が低下するという不具合を生じる可能性がある。そこで、磁気遮蔽効果を損なうことがなく、かつ上記の不具合が生じないように、磁気遮蔽筒体6が、ノズル部材4の先端(先端部材13の下端)から当該ノズル部材4の軸方向に沿って所定の距離L1だけ離して配される。
電子ビームがノズル部材4の先端において磁気の影響を受けて曲がり始める場合は、電子ビームがノズル部材4の基部において磁気の影響を受けて曲がり始める場合と比べて、出射窓3を通過する電子ビームのズレが少ないため、ノズル部材4の先端付近に磁気遮蔽部材を設けることによる磁気遮蔽効果は相対的に小さい。距離L1は、このような磁気遮蔽効果が比較的小さい範囲内にて設定すればよい。
また、距離L1は、ノズル部材4における直径等の寸法、電子ビーム照射装置の動作条件(電子ビームの強度)等に応じて適宜調整すればよい。
例えば、ノズル部材4が100〜500mmの長さおよび10〜30mmの直径を有し、電子照射装置の動作条件が80〜200kVおよび1〜80mAの場合、ノズル部材4の軸方向の長さ寸法L2に対する上記の距離L1の割合(L1/L2×100)が、15〜35%であるのが好ましい。
(L1/L2×100)が35%以下であると、磁気遮蔽筒体6の出射窓3までの電子ビーム軌道の周りを囲む領域が十分に確保され、磁気遮蔽効果が十分に得られる。(L1/L2×100)が15%以上であると、磁気遮蔽筒体6が出射窓3付近で生じる熱の影響を受けずに済むため、優れた磁気遮蔽効果が得られる。
ノズル部材4の長さ寸法L2が約400mmの場合、上記の距離L1は、例えば、約100mmである。
なお、先端部材13におけるノズル部材4の軸方向の長さ寸法は、上記のL1およびL2の寸法に比べて非常に小さい。
本実施の形態の装置は、図1に示すように、ノズル部材4の基部よりノズル部材4の出射窓3の周りを囲むように隔壁9を設置することにより、ノズル部材4側の外部空間(隔壁9より下側の容器滅菌空間)が、真空筐体1側の外部空間と隔離されている。ノズル部材4の基部と、隔壁9との間に配されたシール部材10により、ノズル部材4の基部と、隔壁9との間がシールされている。ノズル部材4側の外部空間には、その空間内を滅菌するための、過酸化水素ガスやオゾンのような滅菌ガスが導入されている。磁気遮蔽筒体6は、先端に薄膜3bを配置した密閉構造を有するノズル部材4内に設置され、ノズル部材4外部の滅菌ガス雰囲気と完全に隔離されるため、滅菌ガスにより腐食することがない。
磁気遮蔽筒体6をノズル部材4の内部(内側ノズル筒体4aの内側)に設置した本実施の形態の装置は、磁気遮蔽筒体をノズル部材4(外側ノズル筒体4b)の外側に設置する装置と比べて、ノズル部材4の外径Dを一定と考えた場合、磁気遮蔽筒体6が存在しないノズル部材4の先端部において、内側ノズル筒体4aの内部の断面積を大きくすることが可能であり、それにより出射窓の面積を大きく確保することができる。これにより、支持体3aの温度上昇を抑制しつつ、同様の滅菌効果を得ることができる点で有利である。
《実施の形態2》
本発明の実施の形態2に係る電子ビーム照射装置を、図5および6を参照しながら説明する。実施の形態1と重複する部分については、説明を省略する。
図5に示すように、電子ビーム照射装置は、真空チャンバを構成する、例えばステンレス製の円柱状の真空筐体1と、真空筐体1内に設けられた電子発生器2と、ネック部より容器内部に挿入可能に真空筐体1より延出し、電子発生器2で発生した電子ビームを出射させるための出射窓3を先端に有する円筒状のノズル部材4と、真空筐体1およびノズル部材4に、それぞれ設けられた、電子発生器2から出射窓3までの電子ビーム軌道の周囲において発生した変動磁気を遮蔽するための真空チャンバ用磁気遮蔽部材(磁気遮蔽筐体5)およびノズル部材用磁気遮蔽部材と、を備える。
図5および6に示すように、ノズル部材用磁気遮蔽部材は、高透磁率を有する磁気遮蔽筒体16で構成され、内側ノズル筒体4aの外面を覆うように配されている。これにより、ノズル部材4内の電子ビーム軌道が地磁気や周辺機器の磁気の影響を受けるのを抑制することができる。
磁気遮蔽筒体16は、磁気遮蔽薄板を内側ノズル筒体4aの外側面を覆うように配置した後、所定箇所を溶接することにより、ノズル部材4に設置される。
磁気遮蔽筒体16は、厚み0.1〜0.4mmであるのが好ましく、厚み0.2〜0.3mmであるのがより好ましい。
磁気遮蔽筒体16の厚み0.1mm以上であると、ノズル部材4内の電子ビーム軌道に対する磁気遮蔽効果が十分に得られる。磁気遮蔽筒体16の厚み0.4mm以下であると、内側ノズル筒体4aと外側ノズル筒体4bとの間の冷却流路7の空間を十分に確保することができ、優れたノズル部材4および支持体3aの冷却効果が得られる。
磁気遮蔽筒体16には、例えば、厚み約0.25mmおよび相対透磁率約90000のミューメタル製の薄板が用いられる。
図5および6に示すように、磁気遮蔽筒体16は、内側ノズル筒体4aと外側ノズル筒体4bとの間、すなわち冷却流路7内に配される。この場合、電子ビーム照射時に出射窓3付近で生じる熱の影響は磁気遮蔽筒体16に及ばない。このため、実施の形態1の場合のように熱の影響を考慮して磁気遮蔽筒体16を先端部材13から所定の距離だけ離して配置する必要がない。よって、図5および6に示すように、ノズル部材4における出射窓3までの電子ビーム軌道の全領域の周りを囲むように、磁気遮蔽筒体16を配置することができる。
《実施の形態3》
本発明の実施の形態3に係る電子ビーム照射装置を、図7および8を参照しながら説明する。実施の形態1と重複する部分については、説明を省略する。
図7に示すように、電子ビーム照射装置は、真空チャンバを構成する、例えばステンレス製の円柱状の真空筐体1と、真空筐体1内に設けられた電子発生器2と、ネック部より容器内部に挿入可能に真空筐体1より延出し、電子発生器2で発生した電子ビームを出射させるための出射窓3を先端に有する円筒状のノズル部材4と、真空筐体1およびノズル部材4に、それぞれ設けられた、電子発生器2から出射窓3までの電子ビーム軌道の周囲において発生した変動磁気を遮蔽するための真空チャンバ用磁気遮蔽部材(磁気遮蔽筐体5)およびノズル部材用磁気遮蔽部材と、を備える。
図7および8に示すように、ノズル部材用磁気遮蔽部材は、高透磁率を有する磁気遮蔽リング26で構成され、内側ノズル筒体4aの外面を覆うように配されている。これにより、ノズル部材4内の電子ビーム軌道が地磁気や周辺機器の磁気の影響を受けるのを抑制することができる。
磁気遮蔽リング26は、磁気遮蔽リング26を内側ノズル筒体4aの外側面に配置した後、所定箇所を溶接することにより、ノズル部材4に設置される。
安定した磁気遮蔽効果を得るためには、磁気遮蔽リング26は、一定の間隔で配されるのが好ましい。
互いに隣り合う磁気遮蔽リング26の間には、冷却流路7の空間を十分に確保することができ、かつノズル部材4内の電子ビーム軌道に対する磁気遮蔽効果が十分に得られる程度に、所定の間隔が設けられる。
磁気遮蔽リング26は、厚み0.1〜0.4mmが好ましく、厚み0.2〜0.3mmであるのがより好ましい。磁気遮蔽リング26の厚み0.1mm以上であると、ノズル部材4内の電子ビーム軌道に対する磁気遮蔽効果が十分に得られる。磁気遮蔽リング26の厚み0.4mm以下であると、磁気遮蔽リング26と外側ノズル筒体4bとの間において冷却流路7の空間を十分に確保することができ、優れたノズル部材4および支持体3aの冷却効果が得られる。
磁気遮蔽リング26は、ノズル部材4内の電子ビーム軌道に対する磁気遮蔽効果が十分に得られ、かつ互いに隣り合う磁気遮蔽リング26の間において、冷却流路7の空間を十分に確保することができる程度に、所定の幅を有する。
磁気遮蔽リング26を用いた実施の形態3では、磁気遮蔽薄板16を用いた実施の形態2と比べて、内側ノズル筒体4aと外側ノズル筒体4bとの間の冷却流路7としての空間をより広く確保することができるため、より優れた冷却効果が得られる。また、磁気遮蔽リング26の厚みを磁気遮蔽薄板16の厚みよりも大きくすることができる。
磁気遮蔽リング26には、例えば、厚み約0.25mmおよび相対透磁率約90000のミューメタル製のリング状部材が用いられる。
図7および8に示すように、磁気遮蔽リング26は、内側ノズル筒体4aと外側ノズル筒体4bとの間、すなわち冷却流路7内に配される。この場合、電子ビーム照射時に出射窓3付近で生じる熱の影響は磁気遮蔽リング26に及ばない。このため、実施の形態1の場合のように熱の影響を考慮して磁気遮蔽リング26を先端部材13から所定の距離だけ離して配置する必要がない。よって、図5に示すように、ノズル部材4における出射窓3までの電子ビーム軌道の全領域において、磁気遮蔽リング26を一定の間隔で配置することができる。
本実施の形態では、リング状の磁気遮蔽部材を用いたが、磁気遮蔽部材をらせん状やメッシュ状に配置してもよい。リング状の磁気遮蔽部材の場合と同様の効果が得られる。
《実施の形態4》
本発明の実施の形態4に係る電子ビーム照射装置を、図10を参照しながら説明する。実施の形態1と重複する部分については、説明を省略する。
図10に示すように、電子ビーム照射装置は、上記実施の形態1に係る電子ビーム照射装置においてノズル部材用磁気遮蔽部材(磁気遮蔽筒体6)を備えないものである。
具体的には、図10に示すように、電子ビーム照射装置は、真空チャンバを構成する、例えばステンレス製の円柱状の真空筐体1と、真空筐体1内に設けられた電子発生器2と、ネック部より容器内部に挿入可能に真空筐体1より延出し、電子発生器2で発生した電子ビームを出射させるための出射窓3を先端に有する円筒状のノズル部材4と、真空筐体1に設けられた、電子発生器2から出射窓3までの電子ビーム軌道の周囲において発生した変動磁気を遮蔽するための真空チャンバ用磁気遮蔽部材(磁気遮蔽筐体5)と、を備える。
ノズル部材用磁気遮蔽部材(磁気遮蔽筒体6)を備えない本実施の形態の装置は、ノズル部材用磁気遮蔽部材(磁気遮蔽筒体6)を備える装置と比べて、ノズル部材4の外径Dを一定と考えた場合、電子ビームの軌道を僅かながら太くすることが可能であり、それにより、磁気の影響を受けにくくすることができる点で有利である。
ノズル部材4の外径Dを一定と考えた場合、冷却流路の横断面を大きくすることが可能であり、それにより電子ビームの出力をあげることができる。
また、本実施の形態装置は、ノズル部材用磁気遮蔽部材(磁気遮蔽筒体6)を備えないので、全体として放出ガス(真空下で発生するガス)が一層少なくなり、真空筐体1内をより高い真空状態にすることができる。これにより、電子ビームを安定した照射、放電の低減、および真空筐体1内の機器の長寿命化に有利である。さらに、ノズル部材用磁気遮蔽部材(磁気遮蔽筒体6)を備えない分、電子ビーム照射装置の製造工程を簡素にすることができる。

Claims (9)

  1. 容器内部に電子ビームを照射する電子ビーム照射装置であって、
    真空チャンバと、
    真空チャンバ内に設けられた電子発生器と、
    容器内部に挿入可能に真空チャンバより延出し、電子発生器で発生した電子ビームを容器内部に出射させるための出射窓を先端に有する筒状のノズル部材と、
    真空チャンバに設けられた、電子発生器から出射窓までの電子ビーム軌道の周囲において発生した変動磁気を遮蔽するための真空チャンバ用磁気遮蔽部材と、
    を備えることを特徴とする電子ビーム照射装置。
  2. 真空チャンバ用磁気遮蔽部材は、真空チャンバの外面を覆うように配され、内側に電子 ビーム軌道が影響を受ける方向の変動磁気を有しない空間を形成するものである請求項1 に記載の電子ビーム照射装置。
  3. 電子ビームは、ノズル部材の内部で円錐状に広がるものである請求項1または2に記載 の電子ビーム照射装置。
  4. ノズル部材に設けられた、電子発生器から出射窓までの電子ビーム軌道の周囲において発生した変動磁気を遮蔽するためのノズル部材用磁気遮蔽部材、
    を備える請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子ビーム照射装置。
  5. 真空チャンバ用磁気遮蔽部材およびノズル部材用磁気遮蔽部材は、相対透磁率が50000以上である高透磁率材料で構成されている請求項に記載の電子ビーム照射装置。
  6. ノズル部材用磁気遮蔽部材は、電子ビーム軌道の周りを囲むように配されている請求項 またはに記載の電子ビーム照射装置。
  7. ノズル部材用磁気遮蔽部材は、ノズル部材の軸に対して、筒状、リング状、または螺旋状に配されている請求項に記載の電子ビーム照射装置。
  8. ノズル部材用磁気遮蔽部材は、ノズル部材の内側に配され、電子ビーム照射時に出射窓付近で生じた熱がノズル部材用磁気遮蔽部材に伝わることでノズル部材用磁気遮蔽部材の相対透磁率が低下しないように、ノズルの先端から当該ノズルの軸方向に沿って所定の距離だけ離して配されている請求項またはに記載の電子ビーム照射装置。
  9. ノズル部材は、その側部に、ノズル部材用磁気遮蔽部材と、ノズル部材を冷却するための媒体が流れる冷却流路とを有する請求項またはに記載の電子ビーム照射装置。
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