JP6372810B2 - スポーツ特性判定システム、およびスポーツ特性判定装置 - Google Patents

スポーツ特性判定システム、およびスポーツ特性判定装置 Download PDF

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Description

本発明は、スポーツ特性判定システム、およびスポーツ特性判定装置に関する。
次のような運動能力の分析方法が知られている。この運動能力の分析方法では、モーションキャプチャの技術を用いて被験者の身体の各部分の3次元運動データを算出して、被験者の動きを視覚化することで、被験者の運動能力の分析を容易にしている(例えば、特許文献1)。
特開2005−40556号公報
しかしながら、従来の運動能力の分析方法では、モーションキャプチャの技術を用いて被験者の動きを視覚化するのみで、実際に被験者の運動能力を分析する方法については何ら検討されていなかった。このため、取得した測定結果に基づいて、システム上で測定対象者のスポーツにおける特性を判定することはできなかった。
本発明によるスポーツ特性判定システムは、あらかじめ定められた運動能力の測定項目に対する測定対象者の測定結果を取得する測定結果取得手段と、測定結果取得手段によって取得された測定結果に基づいて、測定対象者のスポーツにおける特性を判定するスポーツ特性判定手段とを備え、スポーツ特性判定手段は、測定結果取得手段によって取得された測定結果に基づいて、測定項目ごとに測定対象者の運動能力の高さを示す指標値を特定し、特定した指標値にスポーツ種目ごとかつ測定項目ごとに設定された係数をかけてスポーツ種目ごとかつ測定項目ごとの得点を算出し、算出したスポーツ種目ごとかつ測定項目ごとの得点をスポーツ種目ごとに合計して測定対象者のスポーツ種目ごとの総合得点を算出し、総合得点が上位のスポーツ種目を測定対象者に向いているスポーツ種目として判定することを特徴とする。
本発明によるスポーツ特性判定装置は、あらかじめ定められた運動能力の測定項目に対する測定対象者の測定結果を受信する測定結果受信手段と、測定結果受信手段によって受信された測定結果に基づいて、測定対象者のスポーツにおける特性を判定するスポーツ特性判定手段とを備え、スポーツ特性判定手段は、測定結果受信手段によって受信された測定結果に基づいて、測定項目ごとに測定対象者の運動能力の高さを示す指標値を特定し、特定した指標値にスポーツ種目ごとかつ測定項目ごとに設定された係数をかけてスポーツ種目ごとかつ測定項目ごとの得点を算出し、算出したスポーツ種目ごとかつ測定項目ごとの得点をスポーツ種目ごとに合計して測定対象者のスポーツ種目ごとの総合得点を算出し、総合得点が上位のスポーツ種目を測定対象者に向いているスポーツ種目として判定することを特徴とする。
本発明によれば、測定対象者の運動能力の測定結果に基づいて、システム上で測定対象者のスポーツにおける特性を判定することができる。
スポーツ特性判定システム10の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 測定端末100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 スポーツ特性判定装置300の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 測定スペースの具体例を模式的に示した第1の図である。 測定スペースの具体例を模式的に示した第2の図である。 測定スペースの具体例を模式的に示した第3の図である。 レベル特定用データの具体例を示した図である。 計算表データの具体例を示した図である。 スポーツ特性判定装置300で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。
図1は、本実施の形態におけるスポーツ特性判定システム10の一実施の形態の構成を示すブロック図である。スポーツ特性判定システム10は、測定端末100と、3Dカメラ200と、スポーツ特性判定装置300とで構成される。本実施の形態では、測定端末100と3Dカメラ200は、公知のインターフェース規格による有線接続または無線接続により接続され、互いに通信を行うことができる。また、測定端末100とスポーツ特性判定装置300は、例えばインターネットや携帯電話網等の通信回線を介して接続される。
本実施の形態におけるスポーツ特性判定システム10では、3Dカメラ200で撮影した測定対象者の3D動画データに基づいて、測定端末100で公知のモーションキャプチャの技術を用いて測定対象者の動きをデジタル化し、測定対象者の運動結果を数値化する。そして、スポーツ特性判定装置300において、数値化された運動データに基づいて、測定対象者のスポーツにおける特性を判定する。以下、本実施の形態におけるスポーツ特性判定システム10を用いた測定対象者のスポーツにおける特性の判定方法について説明する。
測定端末100としては、例えばスマートフォン、タブレット端末、パソコン等の情報端末が用いられる。
図2は、本実施の形態における測定端末100としてタブレット端末を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、タブレット端末に、後述する処理を実行するための測定端末用ソフトウェアがインストールされることにより、本実施の形態における測定端末100として動作する。なお、測定端末用ソフトウェアのプログラムは、インターネットを介して接続されたサーバ上で公開されることにより提供され、ユーザがこれをダウンロードにより入手し、測定端末100にあらかじめインストールされているものとする。あるいは、測定端末用ソフトウェアのプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるようにしてもよい。
測定端末100は、タッチパネル101と、通信モジュール102と、接続インターフェース103と、制御装置104とを備えている。
タッチパネル101は、液晶パネル等の表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで機器を操作することができる入力装置である。例えば、測定端末100の操作者は、液晶パネル上に表示されたボタンやメニュー等の表示項目を指やタッチペンを用いてタッチまたはスライドさせることにより、測定端末100を操作することができる。タッチパネル101は、操作者によるタッチやスライドといった操作を検出して、その検出信号を制御装置104へ出力する。
通信モジュール102は、無線または有線により、LANや携帯電話通信網を介してインターネットに接続するためのモジュールが用いられる。測定端末100は、この通信モジュール202を介してスポーツ特性判定装置300と通信を行う。
接続インターフェース103は、測定端末100を他の装置や端末等の外部機器と接続するためのインターフェースである。本実施の形態では、接続インターフェース103として3Dカメラ200を接続するための有線接続用インターフェースが採用され、測定端末100は、この接続インターフェース103介して3Dカメラ200で撮影された3D動画データが入力される。
制御装置104は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、測定端末100の全体を制御する。なお、制御装置104を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、不揮発性のメモリには、測定端末100を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。本実施の形態では、この不揮発性のメモリに、上述した測定端末用ソフトウェアのプログラムが記録されている。
3Dカメラ200は、3D動画を撮影することができるカメラである。本実施の形態では、3Dカメラ200として、公知の3Dカメラを用いることとする。このため、3Dカメラ200の詳細については説明を省略する。本実施の形態では、3Dカメラ200は、測定端末100の接続インターフェース103とケーブルを介して接続されているものとする。
スポーツ特性判定装置300としては、例えばパソコンやサーバ装置等の情報処理装置が用いられる。
図3は、本実施の形態におけるスポーツ特性判定装置300としてサーバ装置を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、スポーツ特性判定装置300は、例えば、インターネット上に設けられたクラウドサーバであって、測定端末100は、インターネットに接続できる環境があれば、インターネットを介してスポーツ特性判定装置300へ接続してデータの送受信を行うことができる。本実施の形態では、サーバ装置に、後述する処理を実行するためのスポーツ特性判定装置用ソフトウェアがインストールされることにより、本実施の形態におけるスポーツ特性判定装置300として動作する。なお、スポーツ特性判定装置用ソフトウェアのプログラムは、インターネットを介して接続されたサーバ上で公開されることにより提供され、ユーザがこれをダウンロードにより入手し、スポーツ特性判定装置300にあらかじめインストールされているものとする。あるいは、スポーツ特性判定装置用ソフトウェアのプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるようにしてもよい。
スポーツ特性判定装置300は、操作部材301と、接続インターフェース302と、制御装置303と、記憶媒体304とを備えている。
操作部材301は、スポーツ特性判定装置300の操作者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
接続インターフェース302は、スポーツ特性判定装置300を他の装置や端末等の外部機器と接続するためのインターフェースである。例えば、接続インターフェース302は、スポーツ特性判定装置300をLANやインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースを含み、本実施の形態では、スポーツ特性判定装置300は、この接続インターフェース302を介して測定端末100と通信を行う。
制御装置303は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、スポーツ特性判定装置300の全体を制御する。なお、制御装置303を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続インターフェース302を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
記憶媒体304は、スポーツ特性判定装置300が蓄える種々のデータや、制御装置303が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記憶媒体であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記憶媒体304に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、操作者が取得したプログラムのデータを記憶媒体304にインストールすることによって、制御装置303がプログラムを実行できるようになる。本実施の形態では、この記憶媒体304に、上述したスポーツ特性判定装置用ソフトウェアのプログラムが記録されている。
本実施の形態におけるスポーツ特性判定システム10を利用して測定対象者のスポーツにおける特性を判定するためには、モーションキャプチャの技術を用いて測定対象者の動きをデジタル化するために、測定対象者に対する事前準備と、3Dカメラ300に対する事前準備が必要となる。事前準備の内容は、モーションキャプチャ技術における公知の内容となるため、詳細な説明は省略するが、例えば、以下のような内容となる。
測定対象者には、モーションキャプチャにより体の各部位の動きを特定するために、事前に体の所定位置にマーカーを装着してもらう。また、3Dカメラ200は、測定対象者の運動の状況を撮影できるように、測定対象者が運動を行う測定スペースの所定位置に設置しておく。測定対象者のマーカーの装着位置や測定スペースにおける3Dカメラ200の設置場所は、測定内容により異なる。以下、図4、5を用いて、測定スペースの設営例について説明する。
図4は、測定スペースに求められる広さと、測定スペースにおける3Dカメラ200の設置場所の具体例を模式的に示した図である。図4に示すように、本実施の形態では、測定スペースとして、少なくとも10m×3mの広さのスペースを用意するものとする。そして、3Dカメラ200は、図4に示すように、測定スペースの長辺の端部かつ短辺の中央部に設置される。3Dカメラ200の設置者は、測定スペース内で運動する測定対象者がカメラの画角内に収まるように3Dカメラ200の高さや向きを調整しておく。
測定スペース内には、図5に示すように、3Dカメラ200から長辺方向に2.5m間隔で、マーク5a、マーク5b、マーク5cを設置する。これによって、3Dカメラ200から長辺方向に2.5mの位置にマーク5aが設置され、3Dカメラ200から長辺方向に5mの位置にマーク5bが設置され、3Dカメラ200から長辺方向に7.5mの位置にマーク5cが設置される。さらに、マーク5aの位置とマーク5cの位置には、図5に示すように直線が設けられる。なお、図5に示したマーク5a〜5cと直線5d、5eの意味や測定時における使用方法については後述する。また、マーク5a〜5cと直線5d、5eを測定スペースの床に設ける方法は限定されず、測定スペースを設ける場所に適した方法を用いればよい。例えば、測定スペースの床にマークや線を描画してもよいし、測定スペースの床にテープを貼ることによってマークや線を設けてもよい。
本実施の形態におけるスポーツ特性判定システム10では、測定対象者のスポーツにおける特性として、測定対象者に向いているスポーツ種目の判定と、特定のスポーツ種目における測定対象者に向いているポジションやプレースタイルの判定を行うことができる。測定対象者に向いているスポーツ種目を判定するか、特定のスポーツ種目における測定対象者に向いているポジションやプレースタイルを判定するかの判定種別の選択は、任意に行うことができることとし、測定対象者は、判定種別ごとにあらかじめ定められている測定項目について、測定スペース内で運動能力の測定を行う。
測定対象者の運動能力の測定に当たっては、事前に測定対象者に関する情報の登録を行う。測定対象者に関する情報としては、測定対象者を一意に特定するためのIDと、測定対象者の氏名、性別、生年月日、身長、体重、判定結果通知先のメールアドレスが含まれる。測定対象者または測定を担当する測定担当者などの測定端末100の操作者は、測定端末100上で登録画面を表示し、該登録画面上で測定対象者に関する情報を入力する。測定端末100の制御装置104は、測定対象者に対してIDを発行し、発行したIDと登録画面上で入力された情報とを関連付けた測定対象者に関する情報をスポーツ特性判定装置300へ送信する。
スポーツ特性判定装置300では、制御装置303は、測定端末100から測定対象者に関する情報を受信すると、記憶媒体304へ記録する。これによって、測定対象者に関する情報の登録が完了する。
測定端末100は、測定対象者のスポーツにおける特性を判定するために、複数の測定項目について、測定対象者の運動能力を計測することができる。本実施の形態では、5mスプリント、10mスプリント、ジャンプ力、短持久力、長持久力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足、バランス力左右差、スイングスピード、投球スピード、キックスピードの各測定項目について測定が可能なものとする。これらの測定項目ごとの測定方法は、以下のようになる。
5mスプリントの測定項目について測定を行う場合には、測定対象者の5mのスプリントタイムを計測する。このために、測定対象者は、マーカーが付いたベルトを腰に装着する。このとき、測定対象者が装着したマーカーが3Dカメラ200で撮影される動画に映っていることを事前に確認しておく。そして、測定対象者は、測定スペース内の直線5dをスタートラインとし、直線5eをゴールラインとして、5mの距離を走り抜ける。上述したように、測定スペースの長辺は、10mの長さが確保されているため、測定対象者は、3Dカメラ200から7.5mの位置にある直線5eをスピードを落とすことなく走り抜けることができる。制御装置104は、3Dカメラ200から入力される動画に基づいて、測定対象者が装着したマーカーが測定スペース内の直線5dを通過してから直線5eを通過するまでの時間を特定することにより、測定対象者の5mスプリントのタイムを計測する。これによって、制御装置104は、測定対象者が装着したマーカーの動きに基づいて、測定対象者の5mスプリントの測定結果を数値化して得ることができる。
10mスプリントの測定項目について測定を行う場合には、測定対象者の10mのスプリントタイムを計測する。このために、測定対象者は、マーカーが付いたベルトを腰に装着する。このとき、測定対象者が装着したマーカーが3Dカメラ200で撮影される動画に映っていることを事前に確認しておく。なお、図4、図5に示した測定スペースの例は、5mスプリントの測定を想定しており、10mスプリントを測定する場合には、測定対象者が走り抜けるスペースが不足している。また10m地点のゴールラインも設定されていない。このため、測定項目に10mスプリントを含む場合には、図6に示すような、長辺の長さを15mとした測定スペースを用意することが好ましい。図6に示す測定スペースでは、3Dカメラ200から12.5mの位置、すなわち、マーク5aから10m先の位置にマーク6aと直線6bが設けられている。
図6に示した測定スペース内で、測定対象者は、測定スペース内の直線5dをスタートラインとし、直線6bをゴールラインとして、10mの距離を走り抜ける。図6に示した測定スペースでは、その長辺は、15mの長さが確保されているため、測定対象者は、3Dカメラ200から12.5mの位置にある直線6bをスピードを落とすことなく走り抜けることができる。制御装置104は、3Dカメラ200から入力される動画に基づいて、測定対象者が装着したマーカーが測定スペース内の直線5dを通過してから直線6bを通過するまでの時間を特定することにより、測定対象者の10mスプリントのタイムを計測する。これによって、制御装置104は、測定対象者が装着したマーカーの動きに基づいて、測定対象者の10mスプリントの測定結果を数値化して得ることができる。
ジャンプ力の測定項目について測定を行う場合には、測定対象者がジャンプする高さを計測する。このために、測定対象者は、マーカーが付いたベルトを腰に装着する。このとき、測定対象者が装着したマーカーが3Dカメラ200で撮影される動画に映っていることを事前に確認しておく。そして、操作者は、測定スペース内の指定された位置に立ち、ジャンプをする。制御装置104は、3Dカメラ200から入力される動画に基づいて、測定対象者が装着したマーカーの上下方向の移動量を特定することにより、測定対象者のジャンプ力を計測する。これによって、制御装置104は、測定対象者が装着したマーカーの動きに基づいて、測定対象者のジャンプ力の測定結果を数値化して得ることができる。
敏捷性の測定項目について測定を行う場合には、測定対象者がマーク5b位置をスタートし、直線5eを跨いだ後、直線5dを跨ぎ、マーク5bに戻るまでのタイムを計測する。このために、測定対象者は、マーカーが付いたベルトを腰に装着する。このとき、測定対象者が装着したマーカーが3Dカメラ200で撮影される動画に映っていることを事前に確認しておく。そして、操作者は、測定スペース内のマーク5bからマーク5a寄りの位置に立ち、ここをスタート地点として、直線5eを跨いだ後、直線5dを跨ぎ、マーク5bを通過する。制御装置104は、3Dカメラ200から入力される動画に基づいて、測定対象者が装着したマーカーが測定スペース内のマーク5bをマーク5c方向に向けて通過してから、次に同じ方向に向けてマーク5bを通過するまでの時間を特定することにより、測定対象者の10mの切り返しタイムを計測する。これによって、制御装置104は、測定対象者が装着したマーカーの動きに基づいて、測定対象者の敏捷性の測定結果を数値化して得ることができる。
ステップ力の測定項目について測定を行う場合には、10秒間における測定対象者の左右両足によるステップ数を計測する。このために、測定対象者は、マーカーが付いたベルトを両足首に装着する。このとき、測定対象者が装着したマーカーが3Dカメラ200で撮影される動画に映っていることを事前に確認しておく。そして、測定対象者は、測定スペース内の指定された位置に立ち、10秒間、高速に左右両足で交互にステップをする。制御装置104は、3Dカメラ200から入力される動画に基づいて、測定対象者が装着したマーカーの上下方向への移動回数を特定することにより、測定対象者のステップ力を計測する。これによって、制御装置104は、測定対象者が装着したマーカーの動きに基づいて、測定対象者のステップ力の測定結果を数値化して得ることができる。
短持久力は、ステップ力の測定結果に基づいて特定することができる。制御装置104は、10秒間のステップ力の計測結果を2.5秒ごとの4つに分割する。これによって、2.5秒ごとのステップ数、すなわち0〜2.5秒間、2番目の2.5秒間、3番目の2,5秒間、4番目の2.5秒間のそれぞれのステップ数を特定することができる。制御装置104は、最初の2.5秒間と2番目の2.5秒間、2番目の2.5秒間と3番目の2.5秒間、3番目の2.5秒間と4番目の2.5秒間をそれぞれ比較し、前の2.5秒間からステップ数が3つ以上減った最初の時間帯を特定する。そして、最初の2.5秒間と2番目の2.5秒間を比較した結果、2番目の2.5秒間で前の2.B秒間よりもステップ数が3以上減っていた場合には、短持久力の測定結果は2.5秒とする。2番目の2.5秒間と3番目の2.5秒間を比較した結果、3番目の2.5秒間で初めて前の2.5秒間よりもステップ数が3以上減っていた場合には、短持久力の測定結果は5秒とする。3番目の2.5秒間と4番目の2.5秒間を比較した結果、4番目の2.5秒間で初めて前の2.5秒間よりもステップ数が3以上減っていた場合には、短持久力の測定結果は7.5秒とする。最後まで前の2.5秒間からステップ数が3以上減らなかった場合には、短持久力の測定結果は10秒とする。
例えば、測定対象者のステップ力が119ステップであった場合に、最初の2.5秒間のステップ数が30ステップ、2番目の2.5秒間のステップ数が32ステップ、3番目の2.5秒間のステップ数が30ステップ、4番目の2.5秒間のステップ数が27ステップである場合には、4番目の2.5秒間で初めて前の2.5秒間からステップ数が3以上減っているため、制御装置104は、この測定対象者の短持久力の測定結果は7.5秒とする。
視覚反応力の測定項目について測定を行う場合には、タッチパネル101に特定の反応対象物が表示されてから、測定対象者が反応するまでの時間を計測する。このために、測定対象者は、マーカーが付いたベルトを腰に装着する。このとき、測定対象者が装着したマーカーが3Dカメラ200で撮影される動画に映っていることを事前に確認しておく。そして、操作者は、測定スペース内の指定された位置に立ち、タッチパネル101にあらかじめ指定された反応対象物が表示されたときにジャンプをする。反応対象物としては、例えば野球のボールを指定しておき、制御装置104は、タッチパネル101に様々な種類のボールをランダムに表示させればよい。この場合、測定対象者は、タッチパネル101に野球のボールが表示されたときにジャンプをする。制御装置104は、3Dカメラ200から入力される動画に基づいて、タッチパネル101に野球のボールを表示してから、測定対象者が装着したマーカーの上下方向の移動が検出されるまでの時間を特定することにより、測定対象者の視覚反応力を計測する。これによって、制御装置104は、測定対象者が装着したマーカーの動きに基づいて、測定対象者の視覚反応力の測定結果を数値化して得ることができる。
バランス力右足の測定項目について測定を行う場合には、測定対象者が右足だけで立ち、10秒間の間に3回手で床にタッチをした結果、右足の位置が移動した距離を計測する。このために、測定対象者は、マーカーが付いたベルトを右足首に装着する。このとき、測定対象者が装着したマーカーが3Dカメラ200で撮影される動画に映っていることを事前に確認しておく。そして、測定対象者は、測定スペース内の指定された位置に立ち、10秒間右足のみで片足立ちをする。測定対象者は、その間に3回、片足立ちのままかがんで床に指先でタッチする。制御装置104は、3Dカメラ200から入力される動画に基づいて、計測対象とした10秒の間に、測定対象者が装着したマーカーが移動した距離を特定することにより、測定対象者のバランス力右足を計測する。これによって、制御装置104は、測定対象者が装着したマーカーの動きに基づいて、測定対象者のバランス力右足の測定結果を数値化して得ることができる。
バランス力左足の測定項目について測定を行う場合には、測定対象者が左足だけで立ち、10秒間の間に3回手で床にタッチをした結果、左足の位置が移動した距離を計測する。このために、測定対象者は、マーカーが付いたベルトを左足首に装着する。このとき、測定対象者が装着したマーカーが3Dカメラ200で撮影される動画に映っていることを事前に確認しておく。この後の測定方法については、バランス力右足と同様となる。制御装置104は、3Dカメラ200から入力される動画に基づいて、計測対象とした10秒の間に、測定対象者が装着したマーカーが移動した距離を特定することにより、測定対象者のバランス力左足を計測する。これによって、制御装置104は、測定対象者が装着したマーカーの動きに基づいて、測定対象者のバランス力左足の測定結果を数値化して得ることができる。
バランス力左右差は、バランス力右足の測定結果とバランス力左足の測定結果とに基づいて算出することができる。制御装置104は、バランス力右足の測定結果とバランス力左足の測定結果の差を算出することにより、バランス力左右差の測定値を得る。
スイングスピードの測定項目について測定を行う場合には、測定対象者によるバットスイング時のバット先端部の移動速度を計測する。このために、測定対象者は、測定スペース内の指定された位置に立ち、先端部にマーカーが付いたバットを構える。このとき、マーカーが3Dカメラ200で撮影される動画に映っていることを事前に確認しておく。測定対象者は、その場でバットを10回スイングする。制御装置104は、3Dカメラ200から入力される動画に基づいて、マーカーの移動速度を算出することにより10回分のスイングスピードを算出し、その平均値を測定対象者のスイングスピードとして計測する。これによって、制御装置104は、測定対象者が装着したマーカーの動きに基づいて、測定対象者のスイングスピードの測定結果を数値化して得ることができる。
投球スピードの測定項目について測定を行う場合には、測定対象者による投球動作時の手首の移動速度を計測する。このために、測定対象者は、測定スペース内の指定された位置に立ち、マーカーが付いたベルトを投球の際の利き手の手首に装着する。このとき、測定対象者が装着したマーカーが3Dカメラ200で撮影される動画に映っていることを事前に確認しておく。そして、測定対象者は、その場で投球動作を3回行う。制御装置104は、3Dカメラ200から入力される動画に基づいて、マーカーの移動速度を算出することにより3回分の投球スピードを算出し、その平均値を測定対象者の投球スピードとして計測する。これによって、制御装置104は、測定対象者が装着したマーカーの動きに基づいて、測定対象者の投球スピードの測定結果を数値化して得ることができる。
キックスピードの測定項目について測定を行う場合には、測定対象者によるキック時の足首の移動速度を計測する。このために、測定対象者は、測定スペース内の指定された位置に立ち、マーカーが付いたベルトをキックする足の足首に装着する。このとき、測定対象者が装着したマーカーが3Dカメラ200で撮影される動画に映っていることを事前に確認しておく。そして、測定対象者は、その場でキック動作を3回行う。制御装置104は、3Dカメラ200から入力される動画に基づいて、マーカーの移動速度を算出することにより3回分のキックスピードを算出し、その平均値を測定対象者のキックスピードとして計測する。これによって、制御装置104は、測定対象者が装着したマーカーの動きに基づいて、測定対象者のキックスピードの測定結果を数値化して得ることができる。
長持久力の測定項目については、3Dカメラ200からの入力動画を用いずに、あらかじめ測定対象者が3分間で20mの距離を何往復できるかを測定しておき、測定して得た往復回数を操作者がタッチパネル101上で入力する。制御装置104は、入力された3分間当たりの20mの往復回数を長持久力の測定結果として特定する。
本実施の形態では、上述した判定種別や、向いているポジションやプレースタイルの判定対象とするスポーツ種目に応じて、測定対象者のスポーツにおける特性を判定するために必要な測定項目が異なる。このため、操作者は、タッチパネル101上で、測定対象者のどのようなスポーツ特性を判定するかを事前に選択した上で、選択内容に応じた測定項目について、測定対象者に対する測定を行う必要がある。
まず、測定対象者に向いているスポーツ種目を判定するための処理について、説明する。この場合、操作者は、タッチパネル上で測定対象者に向いているスポーツ種目を判定するように選択することで、判定種別を選択することができる。制御装置104は、判定種別として測定対象者に向いているスポーツ種目の判定が選択された場合には、判定のために必要な測定項目をタッチパネル101上に表示する。測定対象者に向いているスポーツ種目を判定するために必要な測定項目としては、10mスプリント、ジャンプ力、長持久力、短持久力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力、バランス力(片足)、スイングスピードの9の項目が設定されており、タッチパネル101上には、これらの測定項目が表示される。なお、バランス力(片足)は、バランス力右足またはバランス力左足の測定結果を利用する。この場合、バランス力(片足)については、バランス力右足またはバラン力左足のいずれか一方のみをタッチパネル101に表示してもよいし、両方を表示し、操作者がいずれか一方を選択してもよい。また、短持久力は、上述したようにステップ力の測定結果に基づいて算出され、実際には測定を行わないため、タッチパネル101への表示項目から除外してもよい。
操作者は、タッチパネル101上に表示された測定項目の中から測定を行う項目を選択する。制御装置104は、測定項目が選択されると、その測定項目について、測定対象者の運動能力を測定するために、3Dカメラ200からの動画の取得を開始する。その後、制御装置104は、上述したように、それぞれの測定項目に応じた測定処理を行って、測定項目ごとに、測定対象者の測定結果を得る。
制御装置104は、選択された判定種別を示すデータと、測定項目ごとの測定結果のデータと、測定対象者のIDとを関連付けた測定結果情報をスポーツ特性判定装置300へ送信する。
スポーツ特性判定装置300では、制御装置303は、測定端末100から測定結果情報を受信すると、測定結果情報に含まれる測定対象者のIDに関連付けて記録されている測定対象者に関する情報を記憶媒体304から読み出して、測定対象者に関する情報を特定する。制御装置303は、測定結果情報に含まれる測定項目ごとの結果と、測定対象者に関する情報とに基づいて、以下の処理を行って、測定対象者に向いているスポーツ種目を判定する。
測定対象者に向いているスポーツ種目を判定する場合は、上述したように、測定結果情報には、10mスプリント、ジャンプ力、長持久力、短持久力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力、バランス力、スイングスピードの9の測定項目の測定結果が含まれている。制御装置303は、あらかじめ記憶媒体304に記録されているレベル特定用データを参照し、測定項目ごとに測定結果に応じたレベルを特定する。測定結果に応じたレベルは、測定対象者の運動能力の高さを示す指標値として、それぞれの測定項目ごとにレベル1〜レベル5の5段階で特定される。
図7は、測定対象者に向いているスポーツ種目を判定するために測定項目ごとのレベルを特定するために用いるレベル特定用データを示した図である。本実施の形態では、レベル特定用データは、男性と女性の運動能力の違いや、年齢による運動能力の違いを考慮してレベル判定を行うように、事前にデータが作成されているものとする。本実施の形態では、6歳から20歳の男性を測定対象者とする場合を想定し、図7では、6歳から20歳の男性を対象としたレベル特定用データを例示している。このため、女性を測定対象者とする場合や6歳未満または21歳以上の男性を測定対象者とする場合には、図7に示した男性用のデータとは別に、不図示の女性用のレベル特定用データや、6歳未満または21歳以上の男性を対象としたレベル特定用データをあらかじめ用意し、記憶媒体304に記録しておく必要がある。
図7で対象としている男性の6歳から20歳の間では、統計的に年齢が高い方が運動能力が高い傾向にある。このため、測定項目によっては、同じレベルであっても、年齢が高くなるにつれて高い測定結果が要求されるように、レベル特定に用いる閾値が設定されている。これと同様に、女性を対象としたレベル特定用データを用意する場合や、6歳未満または21歳以上の男性を対象としたレベル特定用データを用意する場合も、その性別や年齢に応じた統計的な運動能力の差を考慮してレベル特定用データを用意することが好ましい。なお、図7に示したレベル特定用データは一例であって、これに限定されるものではない。
制御装置303は、記憶媒体304に記録されているレベル特定用データを参照して、測定対象者の性別と年齢に基づき、それぞれの測定項目ごとに測定結果に応じたレベルを特定する。ここでは、例えば、Aさんを測定対象者として測定をした結果に基づくレベルの特定例を示す。
Aさんの測定対象者に関する情報には、Aさんの氏名、性別、生年月日、身長、体重、判定結果通知先のメールアドレスが含まれており、制御装置303は、AさんのIDに基づいて、これらの情報を特定する。ここでは、制御装置303は、Aさんの測定対象者に関する情報に基づいて、Aさんの性別は男性、年齢は6歳、身長は114cm、体重は50kgの各情報と、判定結果通知先のメールアドレスを特定するものとする。なお、制御装置303は、生年月日に基づいて年齢を特定する。
また、Aさんの測定項目ごとに測定結果は、10mスプリント=2.62秒、ジャンプ力=23.8cm、長持久力=10回、短持久力=2.5秒、敏捷性=4.49秒、視覚反応力=0.71秒、ステップ力=80回、バランス力=25cm、スイングスピード=90km/hであるものとする。
この場合、制御装置303は、図7に示したレベル特定用データを参照し、6歳男性における各測定項目のレベルを特定する。例えば、図7において、6歳男性の10mスプリントのレベル特定用データは、2.80秒以上の場合はレベル1と判定し、2.726秒以上、2.800秒未満の場合はレベル2と判定し、2.618秒以上、2.726秒未満の場合はレベル3と判定し、2.530秒以上、2.618秒未満の場合はレベル4と判定し、2.370秒以上、2.530秒未満の場合はレベル5と判定するように設定されている。これに基づき、Aさんの10mスプリントのレベルは、レベル3と判定される。
同様に、制御装置303は、各測定項目ごとに、Aさんの測定結果が6歳男性のレベル特定用データにおいて、どの閾値の範囲内に入っているかを判定することにより、レベルの特定を行う。上記の測定結果によると、Aさんの各測定項目のレベルは、10mスプリント=レベル3、ジャンプ力=レベル4、長持久力=レベル2、短持久力=レベル2、敏捷性=レベル3、視覚反応力=レベル4、ステップ力=レベル4、バランス力(片足)=レベル4、スイングスピード=レベル5と特定される。
さらに、測定対象者に向いているスポーツ種目の判定は、後述するように、測定対象者の身長も加味して行うため、制御装置303は、測定対象者の身長についても、図7に示したレベル特定用データに基づいて、レベルの特定を行う。Aさんの身長は114cmであるため、図7に示したレベル特定用データに基づいて、Aさんの身長のレベルは2と特定される。
制御装置303は、記憶媒体304に記録されている計算表データを参照し、各測定項目ごとに、レベルに応じた得点を算出する。計算表データでは、例えば図8の範囲8aに示すように、スポーツ種目ごとに、測定項目のレベルに掛ける係数が設定されている。例えば、野球(ピッチャー)に対しては、測定結果のレベルに掛ける係数として、10mスプリント=2、ジャンプ力=3、敏捷性=2、ステップ力=2、視覚反応力=2、短持久力=2、バランス力(片足)=3、スイングスピード=3、長持久力=2、身長=3が設定されている。
制御装置303は、スポーツ種目ごとに、上記処理で特定した測定項目ごとのレベル値と図8に示した計算表データの測定項目ごとの係数とを掛けて、測定項目ごとの得点を算出する。そして、制御装置303は、スポーツ種目ごとに、全測定項目の得点を合計することにより、測定対象者のスポーツ種目ごとの総合得点を算出する。
例えば、上述したAさんの野球(ピッチャー)の場合、10mスプリントは、レベル3で係数が2のため、10mスプリントの得点=3×2=6となる。同様に、ジャンプ力の得点=4×3=12、敏捷性の得点=3×2=6、ステップ力の得点=4×2=8、視覚反応力の得点=4×2=8、短持久力の得点=2×2=4、バランス力(片足)の得点=4×3=12、スイングスピードの得点=5×3=15、長持久力の得点2×2=4、身長の得点=2×3=6となる。その結果、Aさんの野球(ピッチャー)に対する総合得点は、上記得点の合計値、すなわち81と算出される。なお、図8に示した総合得点8bは、Aさんのレベルに基づいて算出した各スポーツ種目ごとの総合得点を表している。
制御装置303は、計算表データにデータが登録されている全てのスポーツ種目に対して、測定対象者の総合得点を算出する。このとき、測定対象者が男性の場合は、競技者が女性に限定された種目については、総合得点を0とする。また、測定対象者が女性の場合は、競技者が男性に限定された種目については、総合得点を0とする。図8に示す例では、例えば、競技者が女性に限定されている新体操とシンクロナイズドスイミングについては、Aさんの総合得点8bは0と算出されている。もし、測定対象者が女性の場合には、例えば、アメリカンフットボールの総合得点を0とすればよい。測定対象者の性別によって、どのスポーツ種目の総合得点を0とするかは、あらかじめ設定されているものとする。
制御装置303は、計算表データにデータが登録されている全てのスポーツ種目に対して、測定対象者の総合得点を算出した後に、総合得点の高いものから所定数のスポーツ種目を抽出し、抽出したスポーツ種目を測定対象者に向いているスポーツ種目として判定する。総合得点の高いものからいくつのスポーツ種目を抽出するかは限定されるものではないが、本実施の形態では、例えば、総合得点が上位の10のスポーツ種目を抽出し、これらを測定対象者に向いているスポーツ種目として判定するものとする。
Aさんの例では、図8に示した総合得点8bが上位の10種目がAさんに向いているスポーツ種目として判定される。なお、図8に示した総合得点8bでは、ラグビー(バックス)、スケート(スピード)、スケート(ショートトラック)の3種目が9番目に高い得点(88点)で並ぶため、ここでは、バスケットボール、ハンドボール、バレーボール、ボクシング、アメリカンフットボール、フェンシング、アイスホッケー、ホッケー、ラグビー(バックス)、スケート(スピード)、スケート(ショートトラック)の11種目がAさんに向いているスポーツ種目として判定するものとする。また、総合得点8bが最も高いバスケットボールは、Aさんに最も向いているスポーツ種目として特定される。
制御装置303は、測定対象者に向いているスポーツ種目を判定した場合には、測定対象者に関する情報に基づいて、判定結果通知先のメールアドレスを特定し、特定したメールアドレスに宛てて、測定対象者に向いているスポーツ種目の判定結果を通知する。これによって、測定対象者は、自身に向いているスポーツ種目を把握することができる。なお、測定対象者に関する情報に判定結果通知先のメールアドレスが登録されていない場合には、測定対象者に向いているスポーツ種目の判定結果をプリントアウトして測定対象者に渡すようにしてもよい。
次に、特定のスポーツ種目における測定対象者に向いているポジションやプレースタイルを判定するための処理について説明する。操作者は、測定端末100上で測定対象者に向いているスポーツ種目を判定するように判定種別を選択する。制御装置104は、判定種別として特定のスポーツ種目における測定対象者に向いているポジションやプレースタイルの判定が選択された場合には、タッチパネル101上で判定対象とするスポーツ種目の選択を受け付ける。判定対象として選択可能なスポーツ種目としては、野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、ラグビー、テニス、ゴルフなどの種目が想定される。
制御装置104は、操作者によっていずれかのスポーツ種目が選択された場合には、選択されたスポーツ種目に応じた測定対象者の運動能力の測定項目をタッチパネル101上に表示する。なお、スポーツ種目ごとの測定対象者に向いているポジションやプレースタイルを判定するために必要な測定項目は、スポーツ種目ごとに必要な運動能力を考慮して事前に定められているものとする。例えば、野球の場合には、5mスプリント、ジャンプ力、短持久力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足、バランス力左右差、スイングスピード、投球スピードの11の項目となる。また、サッカーの場合には、5mスプリント、ジャンプ力、長持久力、短持久力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足、バランス力左右差、キックスピードの11の項目となる。バスケットボール、バレーボール、ラグビー、テニス、ゴルフなどのその他の種目についても、同様に、必要とされる能力に応じた測定項目が設定されているものとする。
制御装置104は、操作者によって選択されたスポーツ種目に関連付けられている測定項目をメモリから読み出して、タッチパネル101に表示する。例えば、操作者によって野球が選択された場合には、測定項目として、5mスプリント、ジャンプ力、短持久力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足、バランス力左右差、スイングスピード、投球スピードを表示する。なお、このうち、短持久力とバランス力左右差は、上述したように、他の測定項目の測定結果を用いて特定されるため、実際には測定を行わない。このため、タッチパネル101上への表示項目からは除外してもよい。
操作者は、タッチパネル101上に表示された測定項目の中から測定を行う項目を選択する。制御装置104は、測定項目が選択されると、その測定項目について、測定対象者の運動能力を測定するために、3Dカメラ200からの動画の取得を開始する。その後、制御装置104は、上述したように、それぞれの測定項目に応じた測定処理を行って、測定項目ごとに、測定対象者の測定結果を得る。
制御装置104は、選択された判定種別を示すデータと、選択されたスポーツ種目を示すデータと、測定項目ごとの測定結果のデータと、測定対象者のIDとを関連付けた測定結果情報とをスポーツ特性判定装置300へ送信する。
スポーツ特性判定装置300では、制御装置303は、測定端末100から測定結果情報を受信すると、測定結果情報に含まれる測定対象者のIDに関連付けて記録されている測定対象者に関する情報を記憶媒体304から読み出して、測定対象者に関する情報を特定する。制御装置303は、測定結果情報に含まれる測定項目ごとの結果と、測定対象者に関する情報とに基づいて、以下の処理を行って、選択されたスポーツ種目における測定対象者に向いているポジションやプレースタイルを判定する。
制御装置303は、あらかじめ記憶媒体304に記録されているスポーツ種目ごとのレベル特定用データを参照し、測定項目ごとに測定結果に応じたレベルを特定する。測定結果に応じたレベルは、それぞれの測定項目ごとに、レベル1〜レベル5の5段階で特定される。
例えば、野球の場合には、5mスプリント、ジャンプ力、短持久力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足、バランス力左右差、スイングスピード、投球スピードのそれぞれの測定項目について、測定結果に応じたレベルを特定するための野球用のレベル特定用データが記憶媒体304に記録されている。野球用のレベル特定用データも、図7に示したレベル特定用データと同様に、各測定項目ごとに、レベルを特定するための閾値が設定されており、測定結果がどの閾値内に入るかによって測定項目ごとのレベルが判定されるものとする。
また、サッカーの場合には、5mスプリント、ジャンプ力、長持久力、短持久力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足、バランス力左右差、キックスピードのそれぞれの測定項目と身長について、それぞれに応じたレベルを特定するためのサッカー用のレベル特定用データが記憶媒体304に記録されている。サッカー用のレベル特定用データも、図7に示したレベル特定用データと同様に、性別、年齢別に、各測定項目ごとにレベルを特定するための閾値が設定されており、測定結果がどの閾値内に入るかによって測定項目ごとのレベルが判定されるものとする。
制御装置303は、ポジションやプレースタイルごとに要求される運動能力に応じた測定項目を対象として、ポジションやプレースタイルごとのレベル合計値を算出し、算出したレベル合計値が所定の閾値以上である場合に、そのポジションやプレースタイルは測定対象者に向いていると判定する。ポジションやプレースタイルごとにどの測定項目のレベル値を合計するかは、あらかじめ設定されているものとする。また、向いているか否かを判定するために用いる閾値もあらかじめ設定されているものとする。以下、野球とサッカーを例に、測定対象者に向いているポジションやプレースタイルを判定するための処理について説明する。
野球のポジションでは、ジャンプ力、投球スピード、バランス力右足、バランス力左足のレベル値を合計して算出したレベル合計値が16以上である場合に、測定対象者はピッチャーに向いていると判定される。また、5mスプリント、ジャンプ力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力のレベル値を合計して算出したレベル合計値が20以上である場合に、測定対象者は内野手に向いていると判定される。また、5mスプリント、ジャンプ力、短持久力、視覚反応力、投球スピードのレベル値を合計して算出したレベル合計値が20以上である場合に、測定対象者は外野手に向いていると判定される。
野球のプレースタイルでは、スイングスピードのレベル値をそのままレベル合計値とし、この値が4以上である場合に、測定対象者は長距離打者タイプのプレースタイルが向いていると判定される。
サッカーのポジションでは、ジャンプ力、視覚反応力、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足、バランス力左右差、キックスピード、身長のレベル値を合計して算出したレベル合計値が32以上である場合に、測定対象者はゴールキーパーに向いていると判定される。また、5mスプリント、ジャンプ力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足、バランス力左右差のレベル値を合計して算出したレベル合計値が32以上である場合に、測定対象者はディフェンダーに向いていると判定される。また、5mスプリント、長持久力、短持久力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足のレベル値を合計して算出したレベル合計値が32以上である場合に、測定対象者はミッドフィルダーに向いていると判定される。また、5mスプリント、ジャンプ力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足、バランス力左右差、キックスピード、身長のレベル値を合計して算出したレベル合計値が40以上である場合に、測定対象者はフォワードに向いていると判定される。
サッカーのプレースタイルでは、5mスプリント、短持久力、敏捷性、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足のレベル値を合計して算出したレベル合計値が20以上である場合に、測定対象者はドリブルを得意とするプレースタイルが向いていると判定される。また、ジャンプ力、身長のレベル値を合計して算出したレベル合計値が8以上である場合に、測定対象者はヘディングを得意とするプレースタイルが向いていると判定される。また、5mスプリント、ジャンプ力、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足のレベル値を合計して算出したレベル合計値が20以上である場合に、測定対象者は1対1の守りを得意とするプレースタイルが向いていると判定される。また、5mスプリント、ジャンプ力、ステップ力、バランス力右足、バランス力左足のレベル値を合計して算出したレベル合計値が20以上である場合に、測定対象者は1対1の攻めを得意とするプレースタイルが向いていると判定される。また、キックスピードのレベル値をそのままレベル合計値とし、この値が4以上である場合に、測定対象者はキック力を強みとするプレースタイルが向いていると判定される。また、長持久力のレベル値をそのままレベル合計値とし、この値が4以上である場合に、測定対象者は持久力を強みとするプレースタイルが向いていると判定される。
制御装置303は、測定対象者に向いているポジションやプレースタイルを判定した場合には、測定対象者に関する情報に基づいて、判定結果通知先のメールアドレスを特定し、特定したメールアドレスに宛てて、測定対象者に向いているポジションやプレースタイルの判定結果を通知する。これによって、測定対象者は、選択したスポーツ種目において、自身に向いているポジションやプレースタイルを把握することができる。なお、測定対象者に関する情報に判定結果通知先のメールアドレスが登録されていない場合には、測定対象者に向いているポジションやプレースタイルの判定結果をプリントアウトして測定対象者に渡すようにしてもよい。
図9は、本実施の形態におけるスポーツ特性判定装置300で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図9に示す処理は、測定端末100から、上述した測定結果情報を受信すると起動するプログラムとして、制御装置303によって実行される。なお、図9においては、上述した測定対象者に関する情報、レベル特定用データ、計算表データは、あらかじめ記憶媒体304に記録されているものとする。
ステップS10において、制御装置303は、測定端末100から受信した測定結果情報に基づいて、測定対象者のIDに関連付けて記録されている測定対象者に関する情報を記憶媒体304から読み出して、測定対象者に関する情報を特定する。その後、ステップS20へ進む。
ステップS20では、制御装置303は、測定結果情報に含まれる判定種別に基づいて、測定端末100で選択された判定種別を特定する。その結果、判定種別が測定対象者に向いているスポーツ種目の判定である場合には、ステップS30へ進む。
ステップS30では、制御装置303は、上述したように、記憶媒体304に記録されているレベル特定用データを参照し、測定項目ごとに測定結果に応じたレベルを特定する。その後、ステップS40へ進む。
ステップS40では、制御装置303は、上述したように、記憶媒体304に記録されている計算表データを参照して測定項目ごとにレベルに応じた得点を算出した後、スポーツ種目ごとに、全測定項目の得点を合計することにより、測定対象者のスポーツ種目ごとの総合得点を算出する。その後、ステップS50へ進む。
ステップS50では、制御装置303は、総合得点の高いものから所定数のスポーツ種目を抽出し、抽出したスポーツ種目を測定対象者に向いているスポーツ種目として判定する。その後、後述するステップS90へ進む。
一方、ステップS20で、判定種別が特定のスポーツ種目における測定対象者に向いているポジションやプレースタイルの判定である場合には、ステップS60へ進む。
ステップS60では、制御装置303は、上述したように、記憶媒体304に記録されているスポーツ種目ごとのレベル特定用データを参照し、測定項目ごとに測定結果に応じたレベルを特定する。その後、ステップS70へ進む。
ステップS70では、制御装置303は、上述したように、ポジションやプレースタイルごとに要求される運動能力に応じた測定項目を対象として、ポジションやプレースタイルごとのレベル合計値を算出する。その後、ステップS80へ進む。
ステップS80では、制御装置303は、ステップS70で算出したレベル合計値が所定の閾値以上である場合に、そのポジションやプレースタイルは測定対象者に向いていると判定する。その後、ステップS90へ進む。
ステップS90では、制御装置303は、測定対象者に関する情報に基づいて判定結果通知先のメールアドレスを特定し、特定したメールアドレスに宛てて、ステップS60での判定結果、またはステップS80での判定結果を通知する。その後、処理を終了する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)測定端末100の制御装置104は、3Dカメラ200から入力された動画データに基づいて、あらかじめ定められた運動能力の測定項目に対する測定対象者の測定結果を取得し、スポーツ特性判定装置300の制御装置303は、測定端末100で取得された測定結果に基づいて、測定対象者のスポーツにおける特性を判定するようにした。これによって、測定項目ごとに専用の測定機器を導入しなくても、3Dカメラ200で撮影された動画データに基づいて、各測定項目ごとに測定対象者の測定結果を得ることができる。また、測定対象者の運動能力の測定結果に基づいて、システム上で測定対象者のスポーツにおける特性を判定することができる。
(2)スポーツ特性判定装置300の制御装置303は、測定端末100から受信した測定結果に基づいて、測定対象者に向いているスポーツ種目を判定するようにした。これによって、測定対象者は、3Dカメラ200が設置された測定スペース内で、測定項目ごとにあらかじめ定められた運動を行うだけで、自身に向いているスポーツ種目を把握することができる。
(3)測定端末100の制御装置104は、測定対象者が行うスポーツ種目の選択を受け付け、スポーツ特性判定装置300の制御装置303は、測定端末100で取得された測定結果に基づいて、選択されたスポーツ種目における測定対象者に向いているポジションを判定するようにした。これによって、測定対象者は、3Dカメラ200が設置された測定スペース内で、測定項目ごとにあらかじめ定められた運動を行うだけで、選択したスポーツ種目における自身に向いているポジションを把握することができる。
(4)スポーツ特性判定装置300の制御装置303は、測定端末100で取得された測定結果に基づいて、選択されたスポーツ種目における測定対象者に向いているプレースタイルを判定するようにした。これによって、測定対象者は、3Dカメラ200が設置された測定スペース内で、測定項目ごとにあらかじめ定められた運動を行うだけで、選択したスポーツ種目における自身に向いているプレースタイルを把握することができる。
(5)測定端末100の制御装置104は、選択されたスポーツ種目ごとに設定されている測定項目を対象として、測定対象者の測定結果を取得するようにした。これによって、測定対象者は、スポーツ種目ごとに求められる運動能力を考慮して設定された必要な測定項目について測定を行うため、スポーツ種目ごとに求められる運動能力を考慮した精度の高い判定結果を得ることができる。また、不要な測定項目については測定を行わないため、無駄な測定を省くことができる。
(6)スポーツ特性判定装置300の制御装置303は、測定結果に基づいて、測定項目ごとに測定対象者の運動能力の高さを示す指標値であるレベルを特定し、特定したレベルに基づいて、測定対象者のスポーツにおける特性を判定するようにした。このとき、制御装置303は、測定項目ごとの測定結果とレベルとが対応付けられたレベル特定用データを参照して、測定項目ごとにレベルを特定するようにした。これによって、レベル特定用データを調整することによって、測定対象者のスポーツにおける特性の判定結果を調整することができる。このため、過去のデータに基づいてレベル特定用データを修正するだけで、判定精度を向上させることができる。
(7)スポーツ特性判定装置300の制御装置303は、測定対象者のスポーツにおける特性の判定結果をメールで送信したり印刷したりして出力するようにした。これによって、測定対象者は、出力結果を見ることによって、自身のスポーツにおける特性の判定結果を把握することができる。
(8)測定端末100の制御装置104は、3Dカメラ200で撮影された動画データに基づいて、モーションキャプチャ技術を利用して測定結果を取得するようにした。これによって、モーションキャプチャ技術を利用して精度の高い測定結果を得ることができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態のスポーツ特性判定システム10は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、制御装置303は、測定対象者の年齢を測定対象者に関する情報に含まれる生年月日に基づいて特定する例について説明した。しかしながら、測定対象者に関する情報に生年月日に代えて、または生年月日とともに年齢も含めておき、制御装置303は、測定対象者に関する情報に含まれる年齢をそのまま特定してもよい。
(2)上述した実施の形態では、測定対象者に向いているスポーツ種目の判定を行う場合に測定が必要な測定項目は、10mスプリント、ジャンプ力、長持久力、短持久力、敏捷性、視覚反応力、ステップ力、バランス力(片足)、スイングスピードである例について説明した。しかしながら、測定項目はこれに限定されるものではない。例えば、これらの測定項目以外にも、測定対象者に向いているスポーツ種目を判定するために有効な測定項目がある場合には、それを測定項目に追加してもよい。この場合は、レベル特定用データと計算表データに追加した測定項目のデータを追加することで、追加した測定項目も加味して、測定対象者に向いているスポーツ種目を判定することができる。同様に、特定のスポーツ種目における向いているポジションや向いているプレースタイルを判定するために必要な測定項目も、上述した実施の形態で示した例に限定されない。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
10 スポーツ特性判定システム
100 測定端末
101 タッチパネル
102 通信モジュール
103 接続インターフェース
104 制御装置
200 3Dカメラ
300 スポーツ特性判定装置
301 操作部材
302 接続インターフェース
303 制御装置
304 記憶媒体304

Claims (12)

  1. あらかじめ定められた運動能力の測定項目に対する測定対象者の測定結果を取得する測定結果取得手段と、
    前記測定結果取得手段によって取得された前記測定結果に基づいて、前記測定対象者のスポーツにおける特性を判定するスポーツ特性判定手段とを備え、
    前記スポーツ特性判定手段は、前記測定結果取得手段によって取得された前記測定結果に基づいて、測定項目ごとに前記測定対象者の運動能力の高さを示す指標値を特定し、特定した指標値にスポーツ種目ごとかつ測定項目ごとに設定された係数をかけてスポーツ種目ごとかつ測定項目ごとの得点を算出し、算出したスポーツ種目ごとかつ測定項目ごとの得点をスポーツ種目ごとに合計して前記測定対象者のスポーツ種目ごとの総合得点を算出し、前記総合得点が上位のスポーツ種目を前記測定対象者に向いているスポーツ種目として判定することを特徴とするスポーツ特性判定システム。
  2. 請求項1に記載のスポーツ特性判定システムにおいて、
    前記測定対象者が行うスポーツ種目の選択を受け付けるスポーツ種目選択受付手段をさらに備え、
    前記スポーツ特性判定手段は、前記測定結果取得手段によって取得された前記測定結果に基づいて、前記スポーツ種目選択受付手段で選択を受け付けた前記スポーツ種目における前記測定対象者に向いているポジションを判定することを特徴とするスポーツ特性判定システム。
  3. 請求項2に記載のスポーツ特性判定システムにおいて、
    前記スポーツ特性判定手段は、前記測定結果取得手段によって取得された前記測定結果に基づいて、前記スポーツ種目選択受付手段で選択を受け付けた前記スポーツ種目における前記測定対象者に向いているプレースタイルを判定することを特徴とするスポーツ特性判定システム。
  4. 請求項2または3に記載のスポーツ特性判定システムにおいて、
    前記測定結果取得手段は、前記スポーツ種目選択受付手段で選択を受け付けた前記スポーツ種目ごとに設定されている測定項目を対象として、前記測定対象者の測定結果を取得することを特徴とするスポーツ特性判定システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のスポーツ特性判定システムにおいて、
    前記スポーツ特性判定手段は、測定項目ごとの測定結果と指標値とが対応付けられた指標値特定用データを参照して、測定項目ごとに前記指標値を特定することを特徴とするスポーツ特性判定システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のスポーツ特性判定システムにおいて、
    前記スポーツ特性判定手段による判定結果を出力する判定結果出力手段をさらに備えることを特徴とするスポーツ特性判定システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のスポーツ特性判定システムにおいて、
    前記測定結果取得手段は、3Dカメラで撮影された動画データに基づいてモーションキャプチャ技術を利用して、前記測定結果を取得することを特徴とするスポーツ特性判定システム。
  8. あらかじめ定められた運動能力の測定項目に対する測定対象者の測定結果を受信する測定結果受信手段と、
    前記測定結果受信手段によって受信された前記測定結果に基づいて、前記測定対象者のスポーツにおける特性を判定するスポーツ特性判定手段とを備え、
    前記スポーツ特性判定手段は、前記測定結果受信手段によって受信された前記測定結果に基づいて、測定項目ごとに前記測定対象者の運動能力の高さを示す指標値を特定し、特定した指標値にスポーツ種目ごとかつ測定項目ごとに設定された係数をかけてスポーツ種目ごとかつ測定項目ごとの得点を算出し、算出したスポーツ種目ごとかつ測定項目ごとの得点をスポーツ種目ごとに合計して前記測定対象者のスポーツ種目ごとの総合得点を算出し、前記総合得点が上位のスポーツ種目を前記測定対象者に向いているスポーツ種目として判定することを特徴とするスポーツ特性判定装置。
  9. 請求項8に記載のスポーツ特性判定装置において、
    前記スポーツ特性判定手段は、前記測定結果受信手段によって受信された前記測定結果に基づいて、指定されたスポーツ種目における前記測定対象者に向いているポジションを判定することを特徴とするスポーツ特性判定装置。
  10. 請求項9に記載のスポーツ特性判定装置において、
    前記スポーツ特性判定手段は、前記測定結果受信手段によって受信された前記測定結果に基づいて、前記スポーツ種目における前記測定対象者に向いているプレースタイルを判定することを特徴とするスポーツ特性判定装置。
  11. 請求項8〜10のいずれか一項に記載のスポーツ特性判定装置において、
    前記スポーツ特性判定手段は、測定項目ごとの測定結果と指標値とが対応付けられた指標値特定用データを参照して、測定項目ごとに前記指標値を特定することを特徴とするスポーツ特性判定装置。
  12. 請求項8〜11のいずれか一項に記載のスポーツ特性判定装置において、
    前記スポーツ特性判定手段による判定結果を出力する判定結果出力手段をさらに備えることを特徴とするスポーツ特性判定装置。
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