JP2022107054A - 提示システム、提示制御装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】対象者の運動意欲を好適に刺激する。【解決手段】提示システムは、運動能力の評価結果を提示手段に提示する提示システムであって、複数の運動項目について、対象者の身体動作の測定結果に基づく測定値を取得する第1の取得手段と、所定の運動競技に対する対象者の運動能力を評価する評価手段であって、該所定の運動競技に係り複数の運動項目について予め定められた評価基準値の分布と、複数の運動項目について第1の取得手段により取得された測定値の分布とに基づいて、対象者の運動能力の評価結果を導出する評価手段と、評価手段により導出された評価結果を調整する調整手段と、調整手段により調整された評価結果を提示手段に提示させる提示制御手段と、を備え、調整手段は、複数の運動項目の各々の評価基準値と測定値との差異に基づいて、評価手段により導出された評価結果を調整する第1の調整手段を含む。【選択図】図6
Description
本発明は、提示システム、提示制御装置及びプログラムに関し、特に運動意欲を惹起させる運動能力の評価結果の提示技術に関する。
対象者の身体動作の計測結果に基づく評価結果を提示することで、客観的なフィードバックを対象者に提供するシステムがある。特許文献1には、対象者により実施された身体動作を、規範として予め記憶された身体動作と画像ベースで比較し、相互相関係数に基づいて評価点(評価結果)を算出する動作評価支援装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1のような規範動作との類似度(または乖離度)に応じて導出された評価結果を提示する場合、行った身体動作についての対象者の主観的な評価と乖離した評価結果が提示されることもあり、結果、対象者の運動意欲を低減させる可能性があった。例えば、身体動作のうちの一部の項目は良好な内容であったとしても、上記方式の評価では好適な評価結果として提示されない可能性があった。
本発明は、対象者の運動意欲を好適に刺激する運動能力の評価結果を提示可能な提示システム、提示制御装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の提示システムは、運動能力の評価結果を提示手段に提示する提示システムであって、複数の運動項目について、対象者の身体動作の測定結果に基づく測定値を取得する第1の取得手段と、所定の運動競技に対する対象者の運動能力を評価する評価手段であって、該所定の運動競技に係り複数の運動項目について予め定められた評価基準値の分布と、複数の運動項目について第1の取得手段により取得された測定値の分布とに基づいて、対象者の運動能力の評価結果を導出する評価手段と、評価手段により導出された評価結果を調整する調整手段と、調整手段により調整された評価結果を提示手段に提示させる提示制御手段と、を備え、調整手段は、複数の運動項目の各々の評価基準値と測定値との差異に基づいて、評価手段により導出された評価結果を調整する第1の調整手段を含む。
本発明によれば、対象者の運動意欲を好適に刺激する運動能力の評価結果を提示することが可能となる。
[実施形態]
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
以下に説明する一実施形態は、提示システムの一例としての、対象者の身体動作を測定すべく運動靴に内蔵されたセンサユニットと、該センサユニットから測定結果を受信し、所定の運動競技に係る対象者の適性度を提示するアプリケーションを実行するスマートフォンとで構成される提示システムに、本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、対象者の身体動作の測定結果に基づく測定値を取得して対象者の運動能力の評価結果を提示することが可能な任意の機器やシステムに適用可能である。
《提示システムの構成》
図1は、本実施形態の提示システムの構成を例示した図である。
図1は、本実施形態の提示システムの構成を例示した図である。
後述するように、本実施形態の提示システムでは、センサユニット200が内蔵された運動靴300が計測対象である対象者によって着用されている際に、該対象者の行った身体動作を測定可能に構成されている。即ち、センサユニット200により行われる対象者の身体動作の測定は、運動靴300が着用されて行われるものであるため、その装着部位である足の動きに基づいて行われる。
センサユニット200は、スマートフォン100と無線での通信接続が可能に構成されており、通信接続が確立した場合には、要求に応じて測定結果の情報(結果情報)をスマートフォン100に送出する。これによりスマートフォン100は、本発明に係る第1の種類の身体動作としての、センサユニット200によって測定された測定結果を得ることができる。スマートフォン100は、測定結果に基づく評価結果を提示する提示用アプリケーションを実行可能に構成されており、該アプリケーション中の処理で、センサユニット200との通信接続及び情報の送受信を行う。
なお、センサユニット200とスマートフォン100との通信接続は、常時行われるものである必要はなく、例えばスマートフォン100において実行されている提示用アプリケーションにおいて、所定の操作入力がなされたことに応じて確立され、必要な情報の送受信がなされた後に切断されるものであってよい。
1足の運動靴300は、着用された場合に行われた運動を検出可能なように、少なくともその片方(片足側)に運動検出用のセンサユニット200を内蔵する。本実施形態では、結果情報の取得を簡潔に示すため、また運動靴300の製造コストを低減させるため、1足のうちの片方にセンサユニット200が内蔵されているものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではなく、センサユニット200は1足の運動靴300の両方(左足用及び右足用)それぞれに設けられるものであってもよい。
また、本実施形態では対象者の身体動作の測定を、センサユニット200を内蔵する運動靴300が装着される足の動きに基づいて行うものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではなく、頭部、腕部、胴部等、脚部以外の動作に基づいて行われるものであってもよい。即ち、センサユニット200は、運動靴300に内蔵される態様で対象者に装着されるものである必要はなく、例えばクリップ等によって被服等の表面に取り付けられる態様で装着されるものであってもよいし、バンド等を用いて対象者の人体のいずれかの位置に直に固定される態様で装着されるものであってもよい。また身体動作の測定方法も、対象者に装着されたセンサユニット200のような機器により行われるものに限らず、例えば対象者を間欠的に撮像して得られた画像群に基づいて測定されるものであってもよいことは言うまでもない。
〈スマートフォンの構成〉
ここで、本実施形態の提示システムにおける、スマートフォン100の機能構成について、図2のブロック図を参照して説明する。スマートフォン100は、例えば携帯電話やスマートフォン等の汎用的な通信装置であってよく、提示用アプリケーションのプログラムが実行されることで、本実施形態の提示システムのスマートフォン100として機能するものとする。
ここで、本実施形態の提示システムにおける、スマートフォン100の機能構成について、図2のブロック図を参照して説明する。スマートフォン100は、例えば携帯電話やスマートフォン等の汎用的な通信装置であってよく、提示用アプリケーションのプログラムが実行されることで、本実施形態の提示システムのスマートフォン100として機能するものとする。
制御部101は、例えばCPUであり、スマートフォン100が有する各ブロックの動作を制御する。具体的には制御部101は、例えば記録媒体102に記録されている各ブロックの動作プログラムや、測定結果の表示機能を含む提示用アプリケーションのプログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより各ブロックの動作を制御する。
記録媒体102は、例えば不揮発性メモリやHDD等の、恒久的にデータを保持可能な記録装置である。記録媒体102は、スマートフォン100が有する各ブロックの動作プログラムや提示用アプリケーションに係るプログラムに加え、各ブロックの動作において必要となるパラメータや結果情報を蓄積したデータ(履歴データ)等の情報を記録する。メモリ103は、例えば揮発性メモリ等の一時的なデータ記憶に使用される記憶装置である。メモリ103は、各ブロックの動作プログラムの展開領域としてだけでなく、各ブロックの動作において出力されたデータ等を一時的に記憶する格納領域としても用いられる。
取得部104は、提示用アプリケーションの実行時に、対象者の運動能力の評価結果の提示に用いる測定値を取得する。本実施形態では取得部104は、例えば記録媒体102に記録されている、結果情報の履歴データに基づく測定値、所定の入力フォームを介して入力されたデータに基づく測定値を取得する。
評価部105は、提示用アプリケーションにおいて提示される、対象者の運動能力の評価結果の導出を行う。評価部105は、取得部104により取得された測定値を用いて所定の評価に係る処理を実行し、対象者の運動能力の評価結果を導出する。詳細は後述するが、本実施形態の提示用アプリケーションでは、対象者の運動能力の評価を特定の運動競技に対する対象者の適性度として数値化し、評価結果として出力する。
調整部106は、評価部105により導出された評価結果を、対象者の運動意欲を好適に刺激し得る態様に調整する。評価結果の調整は、評価結果の導出に用いられた測定値に基づくものに加え、提示用アプリケーションの利用やセンサユニット200における測定の頻度等に基づいて行われる。
提示制御部107は、スマートフォン100における情報提示を司る。提示制御部107は、例えば描画用チップ等の描画装置を含み、例えばLCD等であってよい表示部110に表示させる画面を生成する際には所定の描画処理を行う。本実施形態の提示システムでは、提示制御部107は、主として運動靴300を着用することでなされた動作の測定結果の情報や、結果情報に基づく評価結果の情報に係る表示制御を行う。本実施形態ではスマートフォン100における情報提示は、表示部110のみを用いてなされる態様について説明するが、音声出力や触覚提示等、表示以外の提示手段が用いられるものであってもよいことは言うまでもない。
操作入力部108は、例えば決定入力用の操作部材や各種センサ等の、スマートフォン100が有するユーザインタフェースである。操作入力部108は、操作部材やセンサに対する操作入力がなされたことを検出すると、該操作入力に対応する制御信号を制御部101に出力する。本実施形態では操作入力部108は物理的な操作部材に加え、例えば表示部110の画面上になされたタッチ入力を検出するタッチ入力検出センサを含むものとする。また操作入力部108は、数値入力(直接テキストとして入力、またはリストからの選択入力)のユーザインタフェースも含み、入力に対応する数値の情報を制御部101に出力する。
通信部109は、スマートフォン100が有する外部装置との通信インタフェースである。本実施形態では通信部109は、センサユニット200との間で機器間通信を行い、センサユニット200が記録した結果情報を受信することができる。センサユニット200から受信された結果情報は、記録媒体102に格納され、評価結果の導出の際に参照される履歴データに反映される。また通信部109は、不図示のネットワークを介して外部機器と接続し、情報の送受信が可能に構成されていてもよい。
〈センサユニットの構成〉
次に、本実施形態の提示システムにおける、センサユニット200の機能構成について、図3のブロック図を参照して説明する。
次に、本実施形態の提示システムにおける、センサユニット200の機能構成について、図3のブロック図を参照して説明する。
マイコン201は、例えばCPU、ROM、RAMで構成されるマイクロコンピュータであり、センサユニット200の各ブロックの動作を制御する。具体的にはマイコン201のCPUは、ROMに記録された各ブロックの動作プログラムを読み出し、RAMに展開して実行することにより各ブロックの動作を制御する。
記録用メモリ202は、本実施形態の運動靴300を着用して行われた身体動作の測定結果である結果情報を記録するための記録媒体である。本実施形態のセンサユニット200は、スマートフォン100と接続している状態で、測定開始要求がなされたことを受けて所定の身体動作に係る測定を開始し、測定終了条件が満たされた(例えば規定回数の該所定の身体動作の検出、予め定められた時間の経過)後に結果情報を構成し、スマートフォン100に送出するよう構成される。このため、後述の加速度センサ203の検出値を蓄積し、これに基づいて構成された結果情報を一時的に格納するよう、記録用メモリ202は構成される。本実施形態では説明を簡単にすべく、本実施形態のセンサユニット200は、センサユニット200の各ブロックの動作プログラムを記録するROMとは別に、記録用メモリ202を有するものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。
加速度センサ203は、センサユニット200に生じた動きを検出する。本実施形態では加速度センサ203は、3軸方向の加速度を計測可能に構成される。計測の対象となる3軸方向は、例えば右手系で形成されるものであってよく、センサユニット200を水平面に設置した場合に、当該水平面内の踵からつま先に向かうY軸方向、同面内でY軸に直交するX軸方向、及び高さ方向にあたるZ軸方向であってよい。加速度センサ203は、XYZ軸各々について生じた加速度を検出し、センサユニット200を着用して行われた動気に係る波形データ(生データ)を軸ごとに出力する。より詳しくは、加速度センサ203は、所定のサンプリング周期で加速度の検出を行い、対応する時間間隔で検出値を出力する。
なお、本実施形態ではセンサユニット200が有するセンサは、加速度センサであるものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。即ち、対象者が行う所定の動作を検出可能に構成されるものであれば、対象者に装着させるセンサは、どのようなセンサが採用されてもよいことは言うまでもない。
測定部204は、加速度センサ203により出力された波形データを、所定の動作の測定結果に変換する。該変換は、波形データを解析し、所定の身体動作が行われたか否かの判定、及び行われた場合にはその身体動作に係る測定結果(記録)を導出し、結果情報を生成する(結果情報として記録用メモリ202に格納する、もしくは既に格納されている結果情報を測定結果に基づいて更新する)ことにより実現される。詳細は後述するが、本実施形態のセンサユニット200は複数種類の身体動作を測定可能に構成されており、測定部204は、測定開始要求に含まれる、測定対象の身体動作の種類(運動項目)を特定する情報(項目ID)に基づいて測定モードを変更して波形データの解析手法を異ならせ、該当の身体動作の測定結果を導出する。
モード設定部205は、センサユニット200の測定モードの設定を管理する。基本的にはモード設定部205は、スマートフォン100から測定開始要求とともに受信した項目IDに基づいて、センサユニット200の測定モードの変更を行う。センサユニット200に設定されている測定モードの情報は、例えばマイコン201のRAMに記憶されて管理されるものであってよく、測定部204は該情報を参照することで波形データの変換手法を決定する。
センサ通信部206は、センサユニット200が有するスマートフォン100との通信インタフェースである。センサ通信部206は、常時通信接続を行う状態にあるのではなく、例えばスマートフォン100との通信接続を行うために定められた動き(運動靴300のつま先部分を鉛直方向に数回打ちつける動作)が検出されたことに応じて、通信接続が可能な状態に移行するよう構成されているものとする。
《運動能力の評価の提示》
以下、本実施形態の提示システムにて、スマートフォン100で提示用アプリケーションが実行されることで実現される、対象者の運動能力を評価の提示について、図を参照して説明する。
以下、本実施形態の提示システムにて、スマートフォン100で提示用アプリケーションが実行されることで実現される、対象者の運動能力を評価の提示について、図を参照して説明する。
本実施形態の提示用アプリケーションでは、対象者の運動能力の評価として、所定の運動競技への適性度を提示する。提示用アプリケーションは、例えば図4に示されるようなメニュー選択画面400を含み、当該メニュー選択画面400においてスポーツ診断に係る診断メニュー401の選択に係る操作入力がなされることで、当該所定の運動競技への適性度の提示がなされる。
適性度は、複数の運動項目について取得された、対象者の身体動作の測定結果に係る測定値の分布に応じて評価部105により導出される評価結果に基づく。ここで、本実施形態の提示用アプリケーションにおいて適性度の導出に測定結果が参照される身体動作には、本発明に係る第1の種類の身体動作としての、センサユニット200により測定される身体動作と、第2の種類の身体動作としての、センサユニット200により測定されるものではない身体動作と、が含まれる。
〈第1の種類の身体動作〉
まず、本実施形態のセンサユニット200により測定可能な第1の種類の身体動作について説明する。
まず、本実施形態のセンサユニット200により測定可能な第1の種類の身体動作について説明する。
上述したように、センサユニット200は複数種類の身体動作(第1の種類の身体動作)の測定が可能に構成されており、スマートフォン100からの測定開始要求に含まれる項目IDに基づいて測定対象の運動項目が確定すると、所定の期間に限定して該当の身体動作を測定して記録するよう制御される。本実施形態では、測定対象として例えば以下の6種類の異なる運動項目が選択可能に構成され、測定部204は測定用にいずれの運動項目が選択されるかに応じて、加速度センサ203の出力(波形データ)の解析を行う軸を異ならせて結果情報の構成を行う。
・クイックリアクション
・ダッシュスクワット
・サイドアジリティ
・バック&ゴー
・スプリングジャンプ
・フットリフト
・クイックリアクション
・ダッシュスクワット
・サイドアジリティ
・バック&ゴー
・スプリングジャンプ
・フットリフト
これらの運動項目に係る測定は、提示用アプリケーションにおいてセンサユニット200を用いた測定に係るメニューが選択され(メニュー選択画面400において測定メニュー402の選択に係る操作入力がなされ)、その後に測定対象の運動項目の選択がなされることで、対応する項目IDを含む測定開始要求がセンサユニット200に送出されることで実現される。即ち、提示用アプリケーションは、後述の運動競技への適性度の提示用途に限らず、第1の種類の身体動作の測定用途としての側面も有する。
ここで、クイックリアクションとは、対象者が静止している状態から、スマートフォン100において発せられたスタート音に反応して走行を始めるまでに要する時間を測定する、反応速度鍛錬用の運動項目を指す。測定部204は、クイックリアクションが選択された場合、加速度センサ203により出力される波形データのうちの例えばY軸方向の出力波形を参照することで、スタート音の発せられたタイミングから最初に前進するパターンが現れるまでに要した時間を測定する。
ダッシュスクワットは、所定の期間内に行われた所謂その場足踏みの回数を測定する、持久力鍛錬用の運動項目である。ただし、ダッシュスクワットの測定期間には、ランダムのタイミングでスクワット動作を行う旨の指示通知が行われ、スクワット動作が検出されるまで、その場足踏みを追加で行っても回数が計上されないよう構成される。測定部204は、加速度センサ203により出力される波形データのうちの例えばZ軸方向の出力波形を参照することで、スタート音が発せられた後に開始された足踏みの回数を測定して出力する。
サイドアジリティは、所定の期間内に行われた所謂反復横跳びの回数を測定する、俊敏性鍛錬用の運動項目を指す。測定部204は、加速度センサ203により出力される波形データのうち、例えばZ軸方向の出力波形を参照することで、スタート音が発生された後に、Z軸方向に跳躍パターンが現れた回数を測定する。なお、X軸方向の加速方向が1回目と2回目とで異なっていることをもって1回として計数するルールで、反復横跳びの回数を測定するものであってもよい。また、データ演算の負荷を減らし、データの処理を簡略化する目的で、対象者にとって左右に動く動作をしている、すなわち、X軸方向へ動いていることを前提とすることにより、Z軸方向の出力波形のみを参照して実施された跳躍回数を測定するものとしてもよい。
バック&ゴーは、所定の期間内に交互に行われた前後方向の跳躍回数を測定する、体幹安定性鍛錬用の運動項目を指す。測定部204は、加速度センサ203により出力される波形データのうち、例えばY軸方向及びZ軸方向の出力波形を参照し、スタート音が発生された後に、Z軸方向に跳躍のパターンが現れた回数を計数するが、このときに奇数回と偶数回でY軸方向の加速方向が異なっていることをもって各回の計数を行うルールで、跳躍回数を測定する。なお、データ演算の負荷を減らし、データの処理を簡略化する目的で、対象者にとって前後方向に動く動作をしている、即ち、Y軸方向へ動いていることを前提とすることで、Z軸方向の出力波形のみを参照し、Z軸方向に2回の跳躍のパターンが現れたことをもって1回として計数するルールとしてもよい。
スプリングジャンプは、跳躍時の滞空時間を測定する、跳躍力鍛錬用の運動項目である。測定部204は、加速度センサ203により出力される波形データのうち、例えばZ軸方向の出力波形を参照し、スタート音が発せられた後に1回の跳躍に係るパターンが現れた際の、その始まりから終わりまでの時間を測定する。
フットリフトは、所定の期間内に行われた所謂腿挙げの回数を測定する、脚力鍛練用の運動項目である。測定部204は、加速度センサ203により出力される波形データのうち、例えばZ軸方向の出力波形を参照することで、スタート音が発生された後に、Z軸方向に歩行のパターンが現れた回数を計数する。
このように、本実施形態のセンサユニット200は、いずれの運動項目であっても演算負荷を低減可能なよう、加速度センサ203より計測される一部の軸に限定して、得られた波形データに基づいて測定を行う。しかしながら、本発明の実施はこれに限られるものではなく、一部の軸に限定することなく、3軸全てについて得られた波形データに基づいて測定を行うものであってもよい。
測定部204は、このようにして得られる測定結果に基づいて結果情報を生成して記録用メモリ202に記録する。本実施形態のスマートフォン100では、測定部204により生成された結果情報を受信して履歴データとして蓄積し、評価結果の導出に用いる。ここで、結果情報は、例えば図9に示されるように、結果情報を識別する(例えばタイムスタンプ等)識別情報901に関連付けて、測定した運動項目がいずれであるかを示す項目ID902、及び測定結果903を含んで構成されるものであってよい。結果情報は、測定終了条件が満たされたことを条件に構成されて記録用メモリ202に記録された後、所定のタイミングで通信接続中であるスマートフォン100に送出される。なお、スマートフォン100に受信された結果情報は、上述したように記録媒体102に記録されている履歴データに蓄積され、各運動項目について、少なくとも最良(身体能力の評価が最も高い/最も優れた身体能力を示す)の測定結果が参照可能に構成されているものとする。
〈第2の種類の身体動作〉
次に、本実施形態のセンサユニット200により測定されるものではない第2の種類の身体動作について説明する。
次に、本実施形態のセンサユニット200により測定されるものではない第2の種類の身体動作について説明する。
第2の種類の身体動作は、提示用アプリケーション及びセンサユニット200を用いて測定されるものではなく、例えば文部科学省で規定される、所謂「新体力テスト」に定められた運動項目等、対象者が別途測定結果を入手可能な運動項目であるものとする。従って、新体力テストを対象とする本実施形態の提示用アプリケーションでは、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、20mシャトルラン(往復持久走)、50m走、立ち幅とび、ソフトボール投げの8種類が、第2の種類の身体動作に該当する。即ち、第2の種類の身体動作は、必ずしも運動靴300(センサユニット200)が装着されている状態で測定されるものではない。
なお、第2の種類の身体動作に係る運動項目については、図5に示されるような提示用アプリケーションの設定画面500において、適性度の導出に先立って数値入力可能に構成され、入力された情報が、センサユニット200の測定結果に係る履歴データとは別に記録媒体102に記録されるものとする。
本実施形態の提示用アプリケーションは、これらの2種類の身体動作の測定結果に基づいて適性度の導出が可能に構成されるが、このうちの第2の種類の身体動作については測定結果の入力を必須にしないものとする。測定結果が存在する運動項目が多いほど、より正確な評価が可能となるが、新体力テストは、年度の特定の時期にのみ実施されるものであり、直近の実施から時間が経過し過ぎている場合には測定結果が対象者の運動能力を適切に示さない、あるいは、テスト自体が実施されない、対象者がテストに参加できない等の事情もあり得るものである。このため、本実施形態の提示用アプリケーションでは、第2の種類の身体動作の測定結果については、入力があれば信頼性の高い適性度が導出し得ることを通知しつつも、入力は必須ではないものとして扱う。
一方で、導出される適性度について一定の信頼性は担保すべく、第1の種類の身体動作については、全て(上記6種類)の運動項目について測定結果が得られていることが、適性度の導出に要件づけられているものとする。
そして、複数の運動項目の各々について得られた対象者の身体動作の測定結果は、5段階でランク付け(1~5の整数を有するランク(ランク1が最も低い身体能力を示し、ランクの数字が大きいほど、優良な身体能力(優れた運動能力を示す測定結果)が示される)に分類)された測定値に変換されて取得部104により取得され、評価部105は、当該複数の運動項目の測定値の分布に基づいて、評価結果である、対象者の所定の運動競技への適性度を導出する。測定値への変換は、各運動項目について記録媒体102に予め記録されている所定のルックアップテーブルに規定される、測定結果の各値範囲についていずれの測定値とするかの情報に基づいて行われるものであってよい。
このとき、第2の種類の身体動作についての測定結果が存在しない場合には、取得部104は、第1の種類の身体動作に係る全運動項目の測定値の平均値を、第2の種類の身体動作に係る全運動項目の測定値として代用する。即ち、第2の種類の身体動作についての測定結果が入力されていない場合には、取得部104は、一律同一の測定値(整数に限られない)で得られた(補完された)ものとして取り扱う。
所定の運動競技には、例えば、野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、テニス、卓球、ゴルフ、陸上、水泳、HIPHOPダンス、チアダンス、バドミントン、体操競技、空手、剣道、柔道の16種類の運動競技が含まれており、評価部105はこれら運動競技の各々について、対象者の適性度を導出する。また評価部105は、第2の種類の身体動作についての測定結果が入力されている場合(第1の種類の身体動作に係る測定値の平均値を代用していない場合)には、これに加えて、長距離走、スキー・スノーボード、自転車等のさらなる種類の運動競技(以下、拡張運動競技として言及し、上記基本的に適性度が導出される16種類の運動競技と峻別する)についても、対象者の適性度を導出可能に構成されるものであってよい。これは、測定結果が存在する運動項目の種類が多いほど、多様な運動競技の特性に合わせた評価が可能になることに依る。
本実施形態の提示用アプリケーションでは、複数の運動項目(第1の種類の身体動作に係る運動項目6種類+第2の種類の身体動作に係る運動項目8種類=計14種類)の測定値の分布の傾向に適合する運動競技を対象者がより把握しやすいよう、各運動競技に対する適性度は、当該測定値の分布と、評価対象の各運動競技に係り複数の運動項目について予め定められた評価基準値の分布と、の相関に基づいて導出される。評価基準値の分布は、評価対象の運動競技の各々について、例えば該運動競技の競技者について求められる各運動項目の評価の傾向と、該運動競技について良好な成績や適性を示すと判断する閾値と、を種々のサンプルから得られた統計に基づいて決定した、14種類の運動項目のランクの組み合わせで構成され、予め記録媒体102に格納されていればよい。即ち、1種類の運動競技に係る評価基準値の分布は、測定値の分布と同様に、14種類の運動項目のそれぞれについていずれのランクであるかを示す情報を含んで構成される。換言すれば、1種類の運動項目については、評価対象である複数種類の運動競技の各々について評価基準値が設定されている。
評価部105は、評価対象の各運動競技について、該運動競技について定められた評価基準値の分布と測定値の分布の相関係数r
を導出し、該相関係数に基づいて評価結果(適性度)を得る。ここで、複数の運動項目には固定の整数値i(最大値N=14)が割り当てられており、Xiは整数値iで識別される運動項目の測定値、Yiは同運動項目の評価基準値を示しており、分母項はXの標準偏差とYの標準偏差の積、分子項はXとYの共分散を示している。即ち、評価部105による評価では、複数の運動項目の測定値の分布と類似する評価基準値の分布を示す運動競技について、相関が高いとの評価結果が得られることになり、これに基づいて適性度が導出される。
を導出し、該相関係数に基づいて評価結果(適性度)を得る。ここで、複数の運動項目には固定の整数値i(最大値N=14)が割り当てられており、Xiは整数値iで識別される運動項目の測定値、Yiは同運動項目の評価基準値を示しており、分母項はXの標準偏差とYの標準偏差の積、分子項はXとYの共分散を示している。即ち、評価部105による評価では、複数の運動項目の測定値の分布と類似する評価基準値の分布を示す運動競技について、相関が高いとの評価結果が得られることになり、これに基づいて適性度が導出される。
本実施形態の提示用アプリケーションでは、対象者が評価を希望する運動競技について適性度を提示するよう、評価にあたっては、例えば上述の16種類の運動競技のうちから適性度の提示を所望する1つの運動競技の指定を受け付けるものとする。一方で、対象者が意識していない運動競技についての適性度を通知できるよう構成することも好適であるため、評価部105は、対象者に係り得られた測定値の分布について評価を行う際には、指定された運動競技だけでなく、他の運動競技についても適性度を導出する。即ち、評価部105は、指定された運動競技を含む、提示用アプリケーションで評価可能な全ての運動競技(上述した16種類の運動競技+拡張運動競技)について、測定値の分布と評価基準値の分布とに係る相関係数を導出する。本実施形態では説明を簡単にするため、評価部105は、評価可能な全ての運動競技について適性度の導出を行うものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。例えば、拡張運動競技についての適性度の導出は、第2の種類の身体動作に係る運動項目の測定結果の入力がある場合に限定して行われるよう構成されるものであってもよい。
なお、本実施形態では、測定値の分布と評価基準値の分布について得られた相関係数に基づいて、対象者の所定の運動競技への適性度(運動能力の評価結果)を導出するものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。例えば、これらの分布の相関の導出は、相関係数に基づいて行われるものである必要はない。また例えば、評価部105による適性度の導出は、相関に基づくものに限られるものではなく、これらの分布の類似度やその他の関連性に基づいて行われるものであってもよい。
また、本実施形態では説明を簡単にするために、1種類の運動競技に係る評価基準値の分布が一意的に定められているものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。即ち、各運動項目に係る運動能力の向上度合いは年齢や性別によって変化し得るものであるため、一意的に定められた評価基準値の分布では、例えば年齢相応の適切な評価がなされるとは限らない。従って、例えば評価基準値の分布を年齢及び性別の組み合わせごとに設けられるものとし、評価部105は、対象者について取得された年齢及び性別の情報に基づいて該当の評価基準値の分布を取得して評価を行うものとしてもよい。
ところで、上述したように相関や類似度等に基づく評価は、各運動項目の測定結果について対象者が抱く主観的な評価と乖離する可能性がある。例えば、14種類の運動項目のうちの2つの項目で評価基準値を上回る測定値(優れた運動能力を示す測定結果に基づく測定値)が得られ、残りの項目が評価基準値と同一の測定値が得られている場合、いずれの運動項目についても評価基準値以上の測定値を示す分布であるにも関わらず、評価基準値を上回った測定値に起因して相関が低下することになる。即ち、「相関」との観点では、優れた運動能力を示す測定値が含まれていたとしても、良好な評価結果とならない可能性があり、対象者の運動意欲を低減させる評価結果が提示され得る。
従って、本実施形態の提示用アプリケーションでは、このような評価基準値よりも優れた運動能力を示す測定値の存在に対し、調整部106が評価結果の調整(適性度の調整)を行う。より詳しくは、調整部106は、14種類の運動項目のうちの測定値が評価基準値を上回る運動項目の数に応じて、評価結果の上方調整を行う。相関係数は-1~+1の範囲で導出されるものであるため、例えば対象者が測定値を容易に更新し得る、第1の種類の身体動作に係る6種類の運動項目に当該値範囲を均等分割し、1つの運動項目で測定値が評価基準値を上回る場合に、+0.3を加算する調整を行うようにしてもよい。つまり、調整後の評価結果の値は、相関係数よりも広い範囲(-1~+2.8)で導出される。
なお、本実施形態では測定値が評価基準値を上回る運動項目の数に応じて、固定値を加算することによって評価結果の値を上方調整するものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。上方調整は、測定値が評価基準値よりも優れた運動能力を示す値である場合に行われるものであってよく、その調整態様は、例えばその差異に応じた数を加算する、乗じる等によって行われるものであってよい。あるいは、評価部105による評価が測定値の分布と評価基準値の分布の類似度に応じて行われる態様では、当該調整はこれらの分布の乖離度に応じて行われるものであってもよい。ここで、評価基準値よりも優れた運動能力を示す測定値の存在に起因する当該調整は、当該優れた運動能力の測定結果が評価結果に表れないこと、または評価結果を好適でないものにせしめることを解消するために行われるものであるため、例えば評価基準値に満たない測定値が存在していたとしても、これに基づく下方調整は行わないよう制御されるものであってよい。
また測定値の分布と評価基準値の分布の相関に基づいて評価を行う場合、測定値が全体的に各評価基準値よりも低く分布していたとしても、分布の傾向が評価基準値の分布と同様であれば相関が高くなり、結果として現実と乖離する評価結果が導出される可能性もある。例えば、いずれの運動項目についても評価基準値を下回る測定値であっても、各運動項目に係る評価基準値と測定値との比が同様である場合には相関が高くなるため、測定結果に反して該当の運動競技への適性度が高い旨の評価結果が導出される。
従って、本実施形態の提示用アプリケーションでは、このような測定値の分布について、調整部106は評価結果の調整をさらに行う。より詳しくは、調整部106は、14種類の運動項目の測定値の平均値に応じて定められた値の加算あるいは係数の積算により、評価結果の値を調整する。当該調整は、測定結果に反して高い適性度を示し得る評価結果の調整を目的とするものであるため、下方調整及び上方調整の両方を含むものとする。
このようにすることで、本実施形態の調整部106は、評価部105により導出された評価結果を、測定結果に則し、かつ、対象者の運動意欲を好適に刺激する態様に調整することができる。
調整部106による調整がなされた評価結果(以下、調整後評価結果として言及する)は、例えば図6に示されるような結果提示画面600が提示制御部107によって表示部110に表示されることで、対象者に提示される。図示されるように、結果提示画面600には、対象者によって指定された運動競技を示す運動競技名601と、該運動競技について導出された調整後評価結果に対応する適性度602とが含まれる。図6の例では調整後評価結果に対応する適性度602は、調整後評価結果の値を所定の閾値によって振り分けた8段階のランクを、有色の星の個数として提示されている(有色の星の個数が多いまたはランクが高いほど、適性度が高いことを示す)。
また図6の例では、結果提示画面600には第1の種類の身体動作に係る運動項目について、測定値の分布604と評価基準値の分布605とを示す対比チャート603が含まれている。対比チャート603は、測定値と評価基準値とが対比可能なレーダーチャートの態様で示されており、対象者はいずれの運動項目についてトレーニングや測定を行うべきかを容易に把握できる。
また本実施形態の提示用アプリケーションでは、評価部105及び調整部106が、対象者について得られた測定値の分布に基づいて、評価可能な運動競技の各々について評価結果の導出及びその調整を行うため、対象者により指定された運動競技以外の運動競技についても適性度の提示が可能である。指定された運動競技以外の運動競技についての適性度は、例えば所定の閾値以上の適性度(所定の数以上のランクを示す)を示す運動競技が存在する場合に、結果提示画面600にその存在を知らせる通知606を含めて提示することで対象者に通知されてよい。そして、該通知606への操作入力が検出された場合には、提示制御部107は結果提示画面600から図7に示されるような他適性提示画面700に遷移させ、該画面において所定の閾値以上の適性度を示す運動競技とその適性度とが提示される。
図7の例では、ランク6以上の適性度を示す運動競技が、基本的には適性度の高い順に配列されて提示されている。測定機会の頻度を考慮すると、第2の種類の身体動作に係る運動項目の測定結果は評価時点での対象者の運動能力と相違している可能性もあるため、他適性提示画面700の例では、第2の種類の身体動作に係る運動項目の測定結果の入力を評価の要件とする拡張運動競技には、同測定結果の入力を評価の要件としない16種類の運動競技よりも下位の順序が割り当てられて提示されている。また16種類の運動競技に含まれる運動競技には、対象者の指定変更に係る操作入力を受け付け可能な転向ボタン701が提示される。
なお、本実施形態では指定されていない運動競技を、適性度のランクが所定の閾値以上であることを条件として通知するものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。通知を行う運動競技の条件は、調整後評価結果について定められるものであってよく、例えば先回の評価よりも適性度のランクが上昇したことを条件とする等、いずれであってもよい。
《提示処理》
このような構成をもつ本実施形態のスマートフォン100で実行される、対象者の運動能力の評価結果として、該対象者の所定の運動競技への適性度を提示する提示処理について、図8のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えば記録媒体102に記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより実現することができる。
このような構成をもつ本実施形態のスマートフォン100で実行される、対象者の運動能力の評価結果として、該対象者の所定の運動競技への適性度を提示する提示処理について、図8のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えば記録媒体102に記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより実現することができる。
なお、本提示処理は、例えばメニュー選択画面400の表示中に、診断メニュー401の選択に係る操作入力が検出された際に開始されるものとして説明する。また本提示処理に先立って、第2の種類の身体動作に係る運動項目の測定結果の入力を必要せずに評価可能な16種類の運動競技のうちの、対象者が所望する1つの運動競技(指定運動競技)が指定され、該指定運動競技の情報が例えばメモリ103に格納されているものとする。
S801で、取得部104は制御部101の制御の下、各運動項目に係る測定結果の情報に基づき、評価に用いる測定値を取得する。このとき取得部104は、第1の種類の身体動作に係る運動項目については、各運動項目に係り履歴データに記録されている測定結果のうちの最良の測定結果を特定し、各運動項目に係るルックアップテーブルを参照して該測定結果に対応する測定値(ランク値)を取得する。また取得部104は、第2の種類の身体動作に係る運動項目については、該当の測定結果が入力されて記録媒体102に格納されている場合には、該測定結果に基づいて同様に測定値を取得する。一方、該当の測定結果が入力されていない場合には、取得部104は、第1の種類の身体動作に係る運動項目について得られた測定値群の平均値を導出し、第2の種類の身体動作に係る運動項目の測定値として取り扱う(取得したものとする)。
S802で、評価部105は制御部101の制御の下、評価可能な複数種類の運動競技の各々について、S801において取得された測定値の分布と該運動競技に係る評価基準値の分布とに基づいて、評価結果である相関係数を導出し、メモリ103に格納する。本ステップの処理により、メモリ103には、評価可能な全種類の運動競技について、相関係数の値が評価結果として格納される。
S803で、調整部106は制御部101の制御の下、S802において格納された評価結果の各種調整値を導出し、該調整値に基づいて評価結果の調整を行う。より詳しくは、調整部106は、評価可能な運動競技のそれぞれについて、評価基準値を上回る測定値を示す運動項目の数を計数し、該数に応じた調整値を導出する。また調整部106は、測定値の平均値に基づく調整値を導出する。そして調整部106は、導出した調整値に基づいて各運動競技の評価結果を調整する。
S804で、提示制御部107は制御部101の制御の下、S802において調整された評価結果に基づいて結果提示画面を構成して表示部110に提示させ、本提示処理を完了する。
以上説明したように、本実施形態の提示システムによれば、対象者の運動意欲を好適に刺激する運動能力の評価結果を提示することができる。
[変形例1]
上述した実施形態では、評価部105が測定値の分布と評価基準値の分布との相関に基づいて導出した評価結果を、測定値に応じて調整する態様について説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。対象者の運動意欲をより増進させるべく、調整は、対象者の提示用アプリケーションの利用状況に応じたものを含むものであってもよい。
上述した実施形態では、評価部105が測定値の分布と評価基準値の分布との相関に基づいて導出した評価結果を、測定値に応じて調整する態様について説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。対象者の運動意欲をより増進させるべく、調整は、対象者の提示用アプリケーションの利用状況に応じたものを含むものであってもよい。
上述したように、第2の種類の身体動作に係る運動項目については測定機会が限定的であるのに対し、第1の種類の身体動作に係る運動項目については、対象者は運動靴300(センサユニット200)を着用することで測定を行うことが可能である。即ち、対象者は第1の種類の身体動作に係るトレーニングを重ねることで、最良の測定結果が更新できれば、所定の運動競技に係る適性度を効率的に上昇させられる可能性がある。一方で、最良の測定結果の更新をすることが困難である場合、対象者の運動意欲が削がれる可能性もある。
このため、本変形例の提示用アプリケーションでは、対象者の第1の種類の身体動作に係るトレーニングの継続性を向上させ、かつ、運動意欲が好適に刺激されるよう、第1の種類の身体動作に係る運動項目の測定に対する加点要素を設け、例えば適性度の評価に係る指示入力がなされるまでの所定の期間の合算点数に基づいて、上方調整を行うよう調整部106を構成する。当該調整は、例えば合算点数が所定の閾値を上回るか否か等の判断に基づいて行われるものであってもよい。ここで、閾値は、直近1週間等の期間全体について設定されるものであってもよいし、対象者の運動意欲がより増進されるよう、直近1週間のうちのいずれか1日等の部分的な期間について設定されるものであってもよい。また加点要素は、測定回数に応じて固定の点数が加えられるものであってもよいし、測定結果に応じて変動する点数が加えられるものであってもよい。
また調整は、このような加点要素だけでなく、第1の種類の身体動作に係る運動項目の測定頻度(トレーニング頻度)や提示用アプリケーションの利用頻度(実行/起動頻度)に応じて行われるものであってもよい。例えば、トレーニング頻度や提示用アプリケーションの利用頻度が所定の閾値を上回る場合には上方調整が行われ、閾値を下回る場合には下方調整が行われるよう構成されてもよい。後者の場合、前回の評価に基づく値から強制的に適性度を下げることで、対象者の運動意欲を刺激することが期待される。
これらの調整(加点要素及び頻度)は、いずれかが導入されるものであってもよいし、その双方が導入されるものであってもよい。
[変形例2]
上述した実施形態及び変形例では、対象者がメニュー選択画面400において診断メニュー401に対する操作入力を行ったことを契機として提示されるものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。例えば、評価部105による評価や調整部106による調整は、いずれかの運動項目に係る測定結果が新たに記録されるたびにバックグラウンドで実行され、その結果、適性度が前回の値よりも上昇した場合に提示されるよう構成されてもよい。あるいは、適性度が前回の値よりも上昇した場合に、その旨を通知するよう構成されてもよい。
上述した実施形態及び変形例では、対象者がメニュー選択画面400において診断メニュー401に対する操作入力を行ったことを契機として提示されるものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。例えば、評価部105による評価や調整部106による調整は、いずれかの運動項目に係る測定結果が新たに記録されるたびにバックグラウンドで実行され、その結果、適性度が前回の値よりも上昇した場合に提示されるよう構成されてもよい。あるいは、適性度が前回の値よりも上昇した場合に、その旨を通知するよう構成されてもよい。
[その他の実施形態]
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形・変更が可能である。また本発明に係る提示制御装置は、1以上のコンピュータを該提示制御装置として機能させるプログラムによっても実現可能である。該プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されることにより、あるいは電気通信回線を通じて、提供/配布することができる。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形・変更が可能である。また本発明に係る提示制御装置は、1以上のコンピュータを該提示制御装置として機能させるプログラムによっても実現可能である。該プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されることにより、あるいは電気通信回線を通じて、提供/配布することができる。
100:スマートフォン、101:制御部、102:記録媒体、103:メモリ、104:取得部、105:評価部、106:調整部、107:提示制御部、108:操作入力部、109:通信部、110:表示部、200:センサユニット、201:マイコン、202:記録用メモリ、203:加速度センサ、204:測定部、205:モード設定部、206:センサ通信部、300:運動靴
Claims (21)
- 運動能力の評価結果を提示手段に提示する提示システムであって、
複数の運動項目について、対象者の身体動作の測定結果に基づく測定値を取得する第1の取得手段と、
所定の運動競技に対する前記対象者の運動能力を評価する評価手段であって、該所定の運動競技に係り前記複数の運動項目について予め定められた評価基準値の分布と、前記複数の運動項目について前記第1の取得手段により取得された前記測定値の分布とに基づいて、前記対象者の運動能力の評価結果を導出する評価手段と、
前記評価手段により導出された前記評価結果を調整する調整手段と、
前記調整手段により調整された前記評価結果を前記提示手段に提示させる提示制御手段と、
を備え、
前記調整手段は、前記複数の運動項目の各々の前記評価基準値と前記測定値との差異に基づいて、前記評価手段により導出された前記評価結果を調整する第1の調整手段を含む提示システム。 - 前記第1の調整手段は、前記測定値が前記評価基準値よりも優れた運動能力を示す値である場合に、前記評価結果を上方調整する請求項1に記載の提示システム。
- 前記測定値は、優れた運動能力を示す測定結果であるほど高い値を示すものであり、
前記第1の調整手段は、前記複数の運動項目のうちの前記測定値が前記評価基準値を上回る運動項目の数に応じて、前記評価結果を上方調整する請求項1または2に記載の提示システム。 - 前記第1の調整手段は、前記複数の運動項目の各々の前記評価基準値と前記測定値との乖離度に応じて前記評価結果を調整する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の提示システム。
- 前記第1の調整手段は、前記評価結果の下方調整を行わない請求項1乃至4のいずれか1項に記載の提示システム。
- 前記調整手段は、前記測定値の分布に基づいて前記評価結果をさらに調整する第2の調整手段をさらに含む請求項1乃至5のいずれか1項に記載の提示システム。
- 前記第2の調整手段は、前記測定値の平均値に応じて前記評価結果を調整する請求項6に記載の提示システム。
- 前記対象者の第1の種類の身体動作を測定可能な測定手段と、
前記対象者の第2の種類の身体動作の測定結果の入力を受け付け可能な入力手段と、
をさらに備え、
前記第1の取得手段は、前記測定手段により測定された前記第1の種類の身体動作の測定結果に基づく第1の測定値と、前記入力手段により受け付けられた前記第2の種類の身体動作の測定結果の入力に基づく第2の測定値とを取得可能に構成され、
前記評価手段は、前記第1の測定値と前記第2の測定値の分布とに基づいて、前記評価結果を導出する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の提示システム。 - 前記評価手段は、前記第2の測定値が取得されていない場合に、前記第1の測定値に基づいて前記第2の測定値を補完して前記評価結果を導出する請求項8に記載の提示システム。
- 前記提示制御手段により前記評価結果が提示可能な前記所定の運動競技の数は、前記第2の測定値が取得されていない場合よりも、前記第2の測定値が取得された場合の方が多く制御される請求項8または9に記載の提示システム。
- 前記調整手段は、前記測定手段により前記第1の種類の身体動作が新たに測定された頻度、及び新たに測定された前記第1の種類の身体動作に応じた加点、の少なくともいずれかに基づいて前記評価結果をさらに調整する第3の調整手段、をさらに含む請求項8乃至10のいずれか1項に記載の提示システム。
- 前記評価手段は、前記評価基準値の分布と前記測定値の分布とに類似度に基づいて前記評価結果を導出する請求項1乃至11のいずれか1項に記載の提示システム。
- 前記評価手段は、前記評価基準値の分布と前記測定値の分布の相関に基づいて前記評価結果を導出する請求項1乃至12のいずれか1項に記載の提示システム。
- 前記対象者の年齢及び性別の情報を取得する第2の取得手段、をさらに備え、
前記評価基準値の分布は、年齢及び性別ごとに設けられており、
前記評価手段は、前記対象者の年齢及び性別に応じた前記評価基準値の分布に基づいて前記評価結果を導出する
請求項1乃至13のいずれか1項に記載の提示システム。 - 前記所定の運動競技は、複数種類の運動競技を含み、
前記評価基準値の分布は、前記複数種類の運動競技のそれぞれについて定められ、
前記評価手段は、前記複数種類の運動競技のそれぞれについて、前記評価結果を導出する
請求項1乃至14のいずれか1項に記載の提示システム。 - 前記複数種類の運動競技のうちから、前記評価結果を前記提示手段に提示させる運動競技を指定する指定手段をさらに備え、
前記提示制御手段は、前記指定手段により指定された運動競技に係る、前記調整手段により調整された前記評価結果を、前記提示手段に提示させる
請求項15に記載の提示システム。 - 前記提示制御手段は、前記調整手段により調整された前記評価結果として、前記対象者の前記所定の運動競技への適性度を前記提示手段に提示させる請求項1乃至16のいずれか1項に記載の提示システム。
- 前記提示制御手段は、前記所定の運動競技のうちの、前記調整手段により調整された前記評価結果が所定の条件を満たす適性度を示す運動競技の通知を、前記提示手段にさらに提示させる請求項17に記載の提示システム。
- 前記提示制御手段は、前記評価基準値の分布と前記測定値の分布とを、対比可能な態様で前記提示手段にさらに提示させる請求項1乃至18のいずれか1項に記載の提示システム。
- 運動能力の評価結果を提示させる提示制御装置であって、
複数の運動項目について、対象者の身体動作の測定結果に基づく測定値を取得する第1の取得手段と、
所定の運動競技に対する前記対象者の運動能力を評価する評価手段であって、該所定の運動競技に係り前記複数の運動項目について予め定められた評価基準値の分布と、前記複数の運動項目について前記第1の取得手段により取得された前記測定値の分布とに基づいて、前記対象者の運動能力の評価結果を導出する評価手段と、
前記評価手段により導出された前記評価結果を調整する調整手段と、
前記調整手段により調整された前記評価結果を提示手段に提示させる提示制御手段と、
を備え、
前記調整手段は、前記複数の運動項目の各々の前記評価基準値と前記測定値との差異に基づいて、前記評価手段により導出された前記評価結果を調整する第1の調整手段を含む提示制御装置。 - 運動能力の評価結果を提示させるプログラムであって、
コンピュータに、
複数の運動項目について、対象者の身体動作の測定結果に基づく測定値を取得する処理と、
所定の運動競技に対する前記対象者の運動能力を評価する処理であって、該所定の運動競技に係り前記複数の運動項目について予め定められた評価基準値の分布と、前記複数の運動項目について取得された前記測定値の分布とに基づいて、前記対象者の運動能力の評価結果を導出する処理と、
導出された前記評価結果を調整する処理と、
調整された前記評価結果を提示手段に提示させる処理と、
を実行させ、
前記調整する処理が、前記複数の運動項目の各々の前記評価基準値と前記測定値との差異に基づいて、前記評価結果を調整するプログラム。
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JP7079291B2 (ja) | 2022-06-01 |
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