JP6372280B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
図1に示されるように、複合機10(本発明の画像記録装置の一例)は、薄型の直方体に概ね形成されており、下部にプリンタ部11が設けられている。複合機10は、プリント機能、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの各種の機能を有している。複合機10は、プリント機能として、インクジェット方式で記録用紙12(本発明のシートの一例、図2参照)の両面に画像を記録する機能を有している。なお、複合機10は、インクジェット方式以外の方式、例えば電子写真方式で記録用紙12に画像を記録するものであってもよい。
図1に示されるように、給送トレイ20が、開口13の下側を通じて筐体14に挿入可能であり且つ筐体14から脱抜可能である。図2に示されるように、給送トレイ20には、記録用紙12が支持される。給送トレイ20の上側には、排出トレイ21が支持されている。排出トレイ21の上面には、後述する記録部24によって画像が記録された記録用紙12が支持される。
図2に示されるように、給送部16は、筐体14に挿入された状態の給送トレイ20の上方に設けられている。給送部16は、給送ローラ25、給送アーム26、駆動伝達機構27、及び支軸28を備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部で軸支されている。給送アーム26は、基端部に設けられた支軸28を中心として、矢印29の方向に回動可能である。これにより、給送ローラ25は、給送トレイ20に支持された記録用紙12に対して、当接及び離間が可能である。
図2に示されるように、筐体14内部において、給送トレイ20の後端部から第1搬送路65が延出されている。第1搬送路65は、湾曲部33と直線部34とを備える。湾曲部33は、給送トレイ20の後端部から上方へ向かって湾曲しつつ延びており、後述する搬送ローラ対59よりも後方において直線部34と接続されている。直線部34は、湾曲部33との接続位置から後述する反転ローラ対45まで前後方向8に延びている。
図2,3に示されるように、記録部24は、直線部34の上側に設けられている。直線部34の下側且つ記録部24及び第1上側ガイド部材35と対向する位置には、第1搬送路65上の記録用紙12を支持するプラテン42が設けられている。
図2,3に示されるように、直線部34における記録部24よりも搬送向き15の上流側には、搬送ローラ対59が配置されている。直線部34における記録部24よりも搬送向き15の下流側には、排出ローラ対44が配置されている。直線部34における排出ローラ対44よりも搬送向き15の下流側には、反転ローラ対45が配置されている。
図2に示されるように、第2搬送路71は、直線部34の下側且つ給送ローラ25の上側を通る経路である。換言すると、第2搬送路71は、排出ローラ62に対して直線部34とは反対側に設けられている。第2搬送路71は、排出ローラ対44よりも搬送向き15の下流側且つ反転ローラ対45よりも搬送向き15の上流側の分岐位置101(本発明の接続位置の一例)において直線部34から分岐した経路である。詳細には、第2搬送路71は、第1上側ガイド部材35及びプラテン42の対向方向である上下方向7におけるプラテン42側において、直線部34から分岐している。また、第2搬送路71は、搬送ローラ対59よりも搬送向き15の上流側の合流位置102において湾曲部33と合流する経路である。
図2に示されるように、再搬送ローラ対30は、第2搬送路71に配置されている。再搬送ローラ対30は、第2搬送路71の下側に配置された再搬送ローラ22と、第2搬送路71の上側に再搬送ローラ22と対向して配置された従動ローラ23を備えている。再搬送ローラ22は、再搬送アーム100の先端に回動可能に支持されており、搬送モータによって駆動される。従動ローラ23は、再搬送ローラ22の回転に伴って連れ回る。再搬送ローラ22は、搬送モータの正回転及び逆回転の何れの駆動力が伝達された場合であっても正回転する。記録用紙12が再搬送ローラ対30に挟持された状態において、再搬送ローラ22が正回転すると、挟持された記録用紙12は反転搬送向き106に搬送される。
図2に示されるように、フラップ49は、直線部34における排出ローラ対44と反転ローラ対45との間に設けられている。より詳細には、フラップ49は、分岐位置101に設けられている。また、フラップ49は、上下方向7において第1上側ガイド部材35に対向して第1搬送路65の下側に配置されている。つまり、フラップ49は、第1搬送路65に対して排出ローラ62が位置する側に配置されている。
フラップ49は、ガイド部77を備えている。図2に示されるように、ガイド部77は、排出ローラ62の下方且つ第2搬送路71の上方に位置している。つまり、ガイド部77は、排出ローラ62及び第2搬送路71の間に位置している。
図2,3に示されるように、第1上側ガイド部材35は、搬送向き15における記録ヘッド38及び反転ローラ対45の間に設けられている。第1上側ガイド部材35は、上下方向7において、プラテン42、排出ローラ62、及びフラップ49と対向して配置されている。第1上側ガイド部材35は、第1搬送路65の上側を画定している。第1上側ガイド部材35は、拍車ローラ63,68を回転可能に支持している。プラテン42、排出ローラ62、及びフラップ49は、第1搬送路65の下側を画定している。
図2に示されるように、第1下側ガイド部材105は、フラップ49のガイド部77と対向して第2搬送路71の下側の一部を画定している。
最初に、搬送される記録用紙12によるフラップ49の動作について説明する。フラップ49は、外部(コイルばね86を除く)から力を付与されていない状態においてはコイルばね86に付勢されることによって第1状態である(図3(A)参照)。図6に示されるように、フラップ49が第1状態において、排出ローラ62の周面62Aは、ガイド部77の貫通孔78よりも第2搬送路71から離間している。換言すると、フラップ49が第1状態において、ガイド面79は、周面62Aよりも第2搬送路71側に位置している。
本実施形態によれば、排出ローラ62の清掃に際して、フラップ49が第2状態へ回動されると、貫通孔78が排出ローラ62に近づく。これにより、貫通孔78を通じて複合機10の外部から排出ローラ62へ容易にアクセスすることができる。その結果、排出ローラ62と複合機10の外部との間にフラップ49が配置された構成であっても、排出ローラ62の清掃を容易に行うことができる。
上述の実施形態では、フラップ49が第1状態において、排出ローラ62がガイド部77の貫通孔78に進入しておらず、フラップ49が第2状態において、排出ローラ62が貫通孔78に進入するが貫通しておらず、フラップ49が第3状態において、排出ローラ62は貫通孔78に進入し且つ貫通していた。しかし、フラップ49の状態に基づく排出ローラ62と貫通孔78の位置関係は、上述の実施形態における位置関係に限らない。
12・・・記録用紙
14・・・筐体
15・・・搬送向き
24・・・記録部
49・・・フラップ
62・・・排出ローラ
65・・・第1搬送路
71・・・第2搬送路
77・・・ガイド部
78・・・貫通孔
79・・・ガイド面
86・・・コイルばね
106・・・反転搬送向き
Claims (10)
- 搬送向きにシートが搬送される第1搬送路、及び上記第1搬送路上のシートの表裏を反転させるために、当該シートが搬送されて再び上記第1搬送路に導かれる第2搬送路を有する筐体と、
上記第1搬送路に設けられておりシートを搬送するローラと、
上記第1搬送路に設けられており、上記第1搬送路を搬送されるシートに画像を記録する記録部と、
上記第1搬送路及び上記第2搬送路の接続位置に配置されており、少なくとも、上記第1搬送路を閉塞させ且つ上記搬送向きと逆向きに搬送されるシートを上記第2搬送路にガイドする第1状態、及び上記第1搬送路を搬送されるシートが通過可能な第2状態に回動可能なフラップと、
上記フラップを上記第1状態に向けて付勢する付勢部材と、を備え、
上記第2搬送路は、上記ローラに対して上記第1搬送路とは反対側に設けられており、
上記フラップは、上記ローラ及び上記第2搬送路の間に位置し且つ上記第2搬送路の一部を画定するガイド部を備え、
上記ガイド部には、上記搬送向きと交差する幅方向において上記ローラと対応する位置が貫通された切欠き部が形成されており、
上記フラップが上記第1状態において、上記ガイド部のガイド面が、上記ローラの周面よりも上記第2搬送路側に位置しており、
上記ガイド部は、上記フラップの上記第1状態から上記第2状態への回動において、上記切欠き部が上記ローラに近づく向きに移動する画像記録装置。 - 上記切欠き部は貫通孔である請求項1に記載の画像記録装置。
- 上記フラップは、上記ローラの少なくとも一部が上記切欠き部に進入する第3状態に回動可能である請求項1または2に記載の画像記録装置。
- 上記フラップは、上記第1搬送路に対して上記ローラが位置する側に配置されている請求項1から3のいずれかに記載の画像記録装置。
- 上記ガイド部は、上記幅方向において上記切欠き部と異なる位置から上記第2搬送路側に突出するリブを備える請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置。
- 上記フラップの回動軸は、上記ローラより上記搬送向きの下流側に位置している請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
- 上記ローラは、上記記録部より上記搬送向きの下流側に位置しており、
上記接続位置は、上記ローラより上記搬送向きの下流側に位置している請求項1から6のいずれかに記載の画像記録装置。 - 上記ローラは、上記幅方向において間隔を空けて複数設けられており、
上記切欠き部は、上記幅方向において上記ローラの各々に対応して間隔を空けて複数形成されている請求項1から7のいずれかに記載の画像記録装置。 - 上記ガイド部と対向して上記第2搬送路の一部を画定する経路部材を更に備え、
上記経路部材は、上記第2搬送路の一部を画定して上記第2搬送路に位置するシートをガイドするガイド位置、及び上記第2搬送路を開放する開放位置に移動可能である請求項1から8のいずれかに記載の画像記録装置。 - 上記記録部は、上記第1搬送路上のシートに向けてインク滴を吐出する記録ヘッドを備え、
上記ローラは、ゴム製であってモータから駆動力を付与されて回転するものである請求項1から9のいずれかに記載の画像記録装置。
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JP2014195610A JP6372280B2 (ja) | 2014-09-25 | 2014-09-25 | 画像記録装置 |
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Family Applications (1)
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JP2014195610A Active JP6372280B2 (ja) | 2014-09-25 | 2014-09-25 | 画像記録装置 |
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2014
- 2014-09-25 JP JP2014195610A patent/JP6372280B2/ja active Active
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JP2016064909A (ja) | 2016-04-28 |
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