JP6372280B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートの両面に画像を記録可能な画像記録装置に関する。
従来より、シートの両面に画像を記録可能な画像記録装置が知られている。例えば特許文献1には、記録部によって画像を記録される搬送経路とシートの表裏を反転させるための搬送経路との接続位置に設けられており、回動することによって上記の2つの搬送経路を切り換える経路切替ガイドを有する画像記録装置が開示されている。
特開平11−79566号公報
しかしながら、上記の画像記録装置では、記録部と経路切替ガイドとの間に設けられた搬送ローラの清掃が困難である。なぜなら、装置の外部から搬送ローラへのアクセスが経路切替ガイドによって阻害されるからである。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置外部とローラとの間に経路を切り換えるためのフラップが存在していても、ローラを容易に清掃することができる画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明に係る画像記録装置は、搬送向きにシートが搬送される第1搬送路、及び上記第1搬送路上のシートの表裏を反転させるために、当該シートが搬送されて再び上記第1搬送路に導かれる第2搬送路を有する筐体と、上記第1搬送路に設けられておりシートを搬送するローラと、上記第1搬送路に設けられており、上記第1搬送路を搬送されるシートに画像を記録する記録部と、上記第1搬送路及び上記第2搬送路の接続位置に配置されており、少なくとも、上記第1搬送路を閉塞させ且つ上記搬送向きと逆向きに搬送されるシートを上記第2搬送路にガイドする第1状態、及び上記第1搬送路を搬送されるシートが通過可能な第2状態に回動可能なフラップと、上記フラップを上記第1状態に向けて付勢する付勢部材と、を備える。上記第2搬送路は、上記ローラに対して上記第1搬送路とは反対側に設けられている。上記フラップは、上記ローラ及び上記第2搬送路の間に位置し且つ上記第2搬送路の一部を画定するガイド部を備える。上記ガイド部には、上記搬送向きと交差する幅方向において上記ローラと対応する位置が貫通された切欠き部が形成されている。上記フラップが上記第1状態において、上記ガイド部のガイド面が、上記ローラの周面よりも上記第2搬送路側に位置している。上記ガイド部は、上記フラップの上記第1状態から上記第2状態への回動において、上記切欠き部が上記ローラに近づく向きに移動する。
上記構成によれば、ローラの清掃に際して、フラップが第2状態へ回動されると、切欠き部がローラに近づく。これにより、切欠き部を通じて装置外部からローラへ容易にアクセスすることができる。その結果、ローラと装置外部との間にフラップが配置された構成であっても、ローラの清掃を容易に行うことができる。
(2) 例えば、上記切欠き部は貫通孔である。
(3) 上記フラップは、上記ローラの少なくとも一部が上記切欠き部に進入する第3状態に回動可能である。
上記構成によれば、装置外部から切欠き部を通じたローラへのアクセスが更に容易になる。また、フラップとローラとの配置スペースの一部を共用することができるため、装置を小型化することができる。
(4) 上記フラップは、上記第1搬送路に対して上記ローラが位置する側に配置されている。
上記構成によれば、フラップとローラとの配置位置が互いに近くなるため、装置外部から切欠き部を通じたローラへのアクセスが更に容易になる。
(5) 上記ガイド部は、上記幅方向において上記切欠き部と異なる位置から上記第2搬送路側に突出するリブを備える。
上記構成によれば、ガイド部によって第2搬送路をガイドされるシートは、リブに当接してリブによってガイドされる。よって、ガイド部によって第2搬送路をガイドされているシートが切欠き部へ進入する可能性を低くすることができる。
(6) 上記フラップの回動軸は、上記ローラより上記搬送向きの下流側に位置している。
上記構成によれば、フラップの第1状態から第2状態への回動において、切欠き部がローラに近づくようにガイド部が移動する構成を簡易に実現可能である。
(7) 例えば、上記ローラは、上記記録部より上記搬送向きの下流側に位置しており、上記接続位置は、上記ローラより上記搬送向きの下流側に位置している。
(8) 例えば、上記ローラは、上記幅方向において間隔を空けて複数設けられており、上記切欠き部は、上記幅方向において上記ローラの各々に対応して間隔を空けて複数形成されている。
(9) 本発明に係る画像記録装置は、上記ガイド部と対向して上記第2搬送路の一部を画定する経路部材を更に備える。上記経路部材は、上記第2搬送路の一部を画定して上記第2搬送路に位置するシートをガイドするガイド位置、及び上記第2搬送路を開放する開放位置に移動可能である。
上記構成によれば、経路部材を開放位置に移動させることによって、ローラへのアクセスが容易となる。
(10) 例えば、上記記録部は、上記第1搬送路上のシートに向けてインク滴を吐出する記録ヘッドを備え、上記ローラは、ゴム製であってモータから駆動力を付与されて回転するものである。
本発明によれば、装置外部とローラとの間に経路を切り換えるためのフラップが存在していても、ローラを容易に清掃することができる。
図1は、本発明の実施形態の一例である複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、プリンタ部11の内部構造を示す縦断面図であり、(A)にはフラップ49が第1状態のときが示されており、(B)にはフラップ49が第2状態のときが示されている。 図4は、フラップ49と第1上側ガイド部材35とプラテン42とガイドレール57とを下方から見た斜視図である。 図5は、プラテン42と排出ローラ62とフラップ49と第1下側ガイド部材105の平面図である。 図6は、フラップ49が第1状態における図5のA−A断面図である。 図7は、フラップ49が第2状態における図5のA−A断面図である。 図8は、フラップ49が第3状態における図5のA−A断面図である。 図9は、変形例におけるプリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義される。
[複合機10の全体構造]
図1に示されるように、複合機10(本発明の画像記録装置の一例)は、薄型の直方体に概ね形成されており、下部にプリンタ部11が設けられている。複合機10は、プリント機能、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの各種の機能を有している。複合機10は、プリント機能として、インクジェット方式で記録用紙12(本発明のシートの一例、図2参照)の両面に画像を記録する機能を有している。なお、複合機10は、インクジェット方式以外の方式、例えば電子写真方式で記録用紙12に画像を記録するものであってもよい。
図1に示されるように、プリンタ部11は、前面75に開口13が形成された筐体14を有している。筐体14は、その内部に、後述する第1搬送路65及び第2搬送路71(図2参照)を有している。筐体14は、例えば、プリンタ部11の各構成要素を、その内部空間に収容する外装カバーである。
[給送トレイ20]
図1に示されるように、給送トレイ20が、開口13の下側を通じて筐体14に挿入可能であり且つ筐体14から脱抜可能である。図2に示されるように、給送トレイ20には、記録用紙12が支持される。給送トレイ20の上側には、排出トレイ21が支持されている。排出トレイ21の上面には、後述する記録部24によって画像が記録された記録用紙12が支持される。
[給送部16]
図2に示されるように、給送部16は、筐体14に挿入された状態の給送トレイ20の上方に設けられている。給送部16は、給送ローラ25、給送アーム26、駆動伝達機構27、及び支軸28を備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部で軸支されている。給送アーム26は、基端部に設けられた支軸28を中心として、矢印29の方向に回動可能である。これにより、給送ローラ25は、給送トレイ20に支持された記録用紙12に対して、当接及び離間が可能である。
給送ローラ25は、複数のギヤが噛合されてなる駆動伝達機構27によって、搬送モータ(不図示)の駆動力が伝達されて回転する。これにより、給送トレイ20に支持された記録用紙12のうち、給送ローラ25と当接している最も上側の記録用紙12が、第1搬送路65へ給送される。なお、給送ローラ25は、搬送モータとは別に設けられたモータから駆動力を付与されて回転してもよい。
[第1搬送路65]
図2に示されるように、筐体14内部において、給送トレイ20の後端部から第1搬送路65が延出されている。第1搬送路65は、湾曲部33と直線部34とを備える。湾曲部33は、給送トレイ20の後端部から上方へ向かって湾曲しつつ延びており、後述する搬送ローラ対59よりも後方において直線部34と接続されている。直線部34は、湾曲部33との接続位置から後述する反転ローラ対45まで前後方向8に延びている。
湾曲部33は、所定間隔を隔てて互いに対向する外側ガイド部材18と内側ガイド部材19とによって画定されている。直線部34は、記録部24の配置位置において、所定間隔を隔てて互いに対向する記録部24とプラテン42とによって画定されている。また、直線部34は、記録部24より後方において、互いに対向する搬送ローラ60とピンチローラ61によって画定されている。また、直線部34は、記録部24より前方において、所定間隔を隔てて互いに対向する第1上側ガイド部材35とプラテン42、互いに対向する排出ローラ62と拍車ローラ63、互いに対向する第1上側ガイド部材35とフラップ49、及び互いに対向する反転ローラ67と拍車ローラ68によって画定されている。
給送トレイ20に支持された記録用紙12は、給送ローラ25によって湾曲部33へ給送され、湾曲部33から直線部34に亘って図2に一点鎖線の矢印で示される搬送向き15に沿って搬送される。
[記録部24]
図2,3に示されるように、記録部24は、直線部34の上側に設けられている。直線部34の下側且つ記録部24及び第1上側ガイド部材35と対向する位置には、第1搬送路65上の記録用紙12を支持するプラテン42が設けられている。
記録部24は、キャリッジ40と記録ヘッド38とを備えている。キャリッジ40は、前後方向8に間隔を空けて配置された2つのガイドレール56,57によって左右方向9へ往復移動可能に支持されている。ガイドレール56,57は、左右両端部を一対のサイドフレーム53によって支持されている。一対のサイドフレーム53は、直線部34よりも右方及び直線部34よりも左方に配置されている。
記録ヘッド38は、キャリッジ40に搭載されている。記録ヘッド38には、インクカートリッジ(不図示)からインクが供給される。記録ヘッド38の下面には、ノズル39が形成されている。キャリッジ40が左右方向9に移動しているときに、記録ヘッド38は、ノズル39からインク滴をプラテン42に向けて吐出する。これにより、直線部34を搬送向き15に搬送されてプラテン42に支持された記録用紙12に画像が記録される。
[搬送ローラ対59、排出ローラ対44、及び反転ローラ対45]
図2,3に示されるように、直線部34における記録部24よりも搬送向き15の上流側には、搬送ローラ対59が配置されている。直線部34における記録部24よりも搬送向き15の下流側には、排出ローラ対44が配置されている。直線部34における排出ローラ対44よりも搬送向き15の下流側には、反転ローラ対45が配置されている。
搬送ローラ対59は、直線部34の上側に配置された搬送ローラ60と、直線部34の下側に搬送ローラ60と対向して配置されたピンチローラ61とを備えている。排出ローラ対44は、直線部34の下側に配置された排出ローラ62(本発明のローラの一例)と、直線部34の上側に排出ローラ62と対向して配置された拍車ローラ63とを備えている。反転ローラ対45は、直線部34の下側に配置された反転ローラ67と、直線部34の上側に反転ローラ67と対向して配置された拍車ローラ68とを備えている。
ピンチローラ61は、第3コイルばね66によって搬送ローラ60側に付勢されており、排出ローラ62は、第2コイルばね94によって拍車ローラ63側へ付勢されており、反転ローラ67は、第1コイルばね92によって拍車ローラ68側へ付勢されている。これにより、各ローラ対59,44,45は、第1搬送路65上の記録用紙12を挟持可能である。
各ローラ対44,45において下側に配置された排出ローラ62及び反転ローラ67は、サイドフレーム53によって回転可能に支持されている。
搬送ローラ60、排出ローラ62、及び反転ローラ67は、搬送モータ(不図示、本発明のモータの一例)の正転駆動力が伝達されて正回転し、逆転駆動力が伝達されて逆回転する。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。拍車ローラ63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。拍車ローラ68は、反転ローラ67の回転に伴って連れ回る。
記録用紙12が各ローラ対59,44,45に挟持された状態において、各ローラ60,62,67が正回転すると、挟持された記録用紙12は搬送向き15に搬送される。一方、各ローラ60,62,67が逆回転すると、挟持された記録用紙12は搬送向き15と逆向きに搬送される。
図4に示されるように、排出ローラ62は、左右方向9において間隔を空けて複数設けられている。各排出ローラ62は、左右方向9に延びた軸64に取り付けられている。各排出ローラ62は、軸64と一体に回転する。排出ローラ62は、ゴム製である。
[第2搬送路71]
図2に示されるように、第2搬送路71は、直線部34の下側且つ給送ローラ25の上側を通る経路である。換言すると、第2搬送路71は、排出ローラ62に対して直線部34とは反対側に設けられている。第2搬送路71は、排出ローラ対44よりも搬送向き15の下流側且つ反転ローラ対45よりも搬送向き15の上流側の分岐位置101(本発明の接続位置の一例)において直線部34から分岐した経路である。詳細には、第2搬送路71は、第1上側ガイド部材35及びプラテン42の対向方向である上下方向7におけるプラテン42側において、直線部34から分岐している。また、第2搬送路71は、搬送ローラ対59よりも搬送向き15の上流側の合流位置102において湾曲部33と合流する経路である。
第2搬送路71は、所定間隔を隔てて互いに対向するフラップ49と第1下側ガイド部材105(本発明の経路部材の一例)、及び所定間隔を隔てて互いに対向する第2上側ガイド部材103と第2下側ガイド部材104によって画定されている。
フラップ49及び第2上側ガイド部材103は、第2搬送路71の上側を画定している。第1下側ガイド部材105及び第2下側ガイド部材104は、第2搬送路71の下側を画定している。フラップ49は、第2上側ガイド部材103より反転搬送向き106の上流側に設けられている。ここで、反転搬送向き106は、第2搬送路71において分岐位置101から合流位置102へ向かう向きであり、図2に二点鎖線で示されている。第1下側ガイド部材105は、第2下側ガイド部材104より反転搬送向き106の上流側に設けられている。
[再搬送ローラ対30]
図2に示されるように、再搬送ローラ対30は、第2搬送路71に配置されている。再搬送ローラ対30は、第2搬送路71の下側に配置された再搬送ローラ22と、第2搬送路71の上側に再搬送ローラ22と対向して配置された従動ローラ23を備えている。再搬送ローラ22は、再搬送アーム100の先端に回動可能に支持されており、搬送モータによって駆動される。従動ローラ23は、再搬送ローラ22の回転に伴って連れ回る。再搬送ローラ22は、搬送モータの正回転及び逆回転の何れの駆動力が伝達された場合であっても正回転する。記録用紙12が再搬送ローラ対30に挟持された状態において、再搬送ローラ22が正回転すると、挟持された記録用紙12は反転搬送向き106に搬送される。
[フラップ49]
図2に示されるように、フラップ49は、直線部34における排出ローラ対44と反転ローラ対45との間に設けられている。より詳細には、フラップ49は、分岐位置101に設けられている。また、フラップ49は、上下方向7において第1上側ガイド部材35に対向して第1搬送路65の下側に配置されている。つまり、フラップ49は、第1搬送路65に対して排出ローラ62が位置する側に配置されている。
フラップ49は、少なくとも第1状態及び第2状態の間を回動可能に構成されている。第1状態(図2に実線で示され且つ図3(A)及び図6に示される状態)は、第1上側ガイド部材35と当接して第1搬送路65を閉塞させた状態である。第2状態(図2に破線で示され且つ図3(B)及び図7に示される状態)は、第1上側ガイド部材35から離間して直線部34を搬送向き15に搬送される記録用紙12を通過させる状態である。第2状態のフラップ49の回動先端(後述する板状部材46の前端部37)は、第1状態のフラップ49の回動先端より、下方に位置している。
また、フラップ49は、第1状態及び第2状態に加えて第3状態に回動可能である。第3状態(図8に示される状態)は、フラップ49の回動先端が第2状態より下方に位置した状態である。
図4に示されるように、フラップ49は、左右方向9の長さが上下方向7及び前後方向8の長さよりも短く、左右方向9に間隔を空けて配置された複数の板状部材46と、各板状部材46を接続する接続部材47と、左右方向9の両端の板状部材46から外側に突出した突出部48(本発明の回動軸の一例)とを備えている。図2に示されるように、突出部48は、排出ローラ62より搬送向き15の下流側に位置している。本実施形態において、板状部材46、接続部材47、及び突出部48は一体成形されているが、板状部材46、接続部材47、及び突出部48は嵌合などによって組み合わされていてもよい。
フラップ49は、プラテン42によって第1状態から第3状態の間を回動可能に支持されている。詳述すると、図4に示されるように、プラテン42は、その前端部の左右両端部から前方へ突出した一対の突出部32を有している。一対の突出部32は、フラップ49を挟むように配置されている。一対の突出部32の内側には、凹部41が設けられている。この凹部41にフラップ49の突出部48が挿入される。これにより、フラップ49は、突出部48を中心として回動可能にプラテン42によって支持される。なお、フラップ49は、プラテン42以外の部材によって支持されていてもよい。
図2に示されるように、フラップ49は、コイルばね86(本発明の付勢部材の一例)によって上方へ付勢されている。コイルばね86の一端はフラップ49に接続されている。コイルばね86の他端はプラテン42に接続されている。フラップ49がコイルばね86に付勢されることにより、板状部材46の前端部37は、第1上側ガイド部材35に形成された当接部83(図4参照)に当接する。つまり、コイルばね86は、フラップ49を第1状態に向けて付勢している。
[ガイド部77]
フラップ49は、ガイド部77を備えている。図2に示されるように、ガイド部77は、排出ローラ62の下方且つ第2搬送路71の上方に位置している。つまり、ガイド部77は、排出ローラ62及び第2搬送路71の間に位置している。
図4,6〜8に示されるように、ガイド部77は、接続部材47の後部47Aと、板状部材46の後部46A(本発明のリブの一例)とで構成されている。
接続部材47の後部47Aには、貫通孔78(本発明の切欠き部の一例)が形成されている。
図2,6〜8に示されるように、貫通孔78は、後部47Aを上下方向7に貫通する孔である。図2に示されるように、貫通孔78は、突出部48より反転搬送向き106の下流側に位置している。
図4,5に示されるように、貫通孔78は、搬送向き15と交差する左右方向9(本発明の幅方向の一例)に間隔を空けて複数形成されている。各貫通孔78は、左右方向9において排出ローラ62と対応する位置に形成されている。換言すると、貫通孔78は、左右方向9において排出ローラ62の各々に対応して間隔を空けて複数形成されている。以上より、貫通孔78は、第2搬送路71から排出ローラ62に向けて開口された孔である。
板状部材46の後部46Aは、接続部材47の後部47Aと繋がっている。後部46Aは、左右方向9において貫通孔78と異なる位置に形成されている。後部46Aは、後部47Aから第2搬送路71側に突出している。また、後部46Aは、反転搬送向き106に沿って延設されている。
図4,5〜8に示されるように、ガイド部77は、ガイド面79を備えている。本実施形態において、ガイド面79は、後部46Aの突出先端を結ぶ仮想面である。ガイド面79は、第2搬送路71の上側の一部を画定している。ガイド面79は、第2搬送路71を搬送される記録用紙12をガイドする。
[第1上側ガイド部材35]
図2,3に示されるように、第1上側ガイド部材35は、搬送向き15における記録ヘッド38及び反転ローラ対45の間に設けられている。第1上側ガイド部材35は、上下方向7において、プラテン42、排出ローラ62、及びフラップ49と対向して配置されている。第1上側ガイド部材35は、第1搬送路65の上側を画定している。第1上側ガイド部材35は、拍車ローラ63,68を回転可能に支持している。プラテン42、排出ローラ62、及びフラップ49は、第1搬送路65の下側を画定している。
図4に示されるように、第1上側ガイド部材35は、前後方向8及び左右方向9の長さが上下方向7の長さよりも長い概ね板形状の基部81と、基部81の下面に設けられた複数のリブ82と、基部81の下面に設けられた当接部83とを備えている。
基部81の上面は、ガイドレール57の下面58に取り付けられている。なお、基部81のガイドレール57への取付方法は、嵌合やビス締めなどの公知の方法が採用され得る。
複数のリブ82は、左右方向9において互いに間隔を空けて配置されている。各リブ82は、下方に向かって突出している。また、各リブ82は、搬送向き15に沿って延設されている。第1搬送路65を搬送される記録用紙12の上面は、複数のリブ82の突出端82Aと当接することによって当該突出端82Aによってガイドされる。
複数のリブ82の左右方向9における位置は、フラップ49を構成する複数の板状部材46の間である。
図4に示されるように、当接部83は、搬送向き15における排出ローラ対44及び反転ローラ対45の間において、基部81の下面から下方へ突出している。当接部83は、隣接する一対のリブ82の間に設けられている。当接部83は、前後方向8及び左右方向9に拡がった下面を有している。当接部83は、リブ82の突出端82Aよりも上方に設けられている。
当接部83は、フラップ49の板状部材46の前端部37の上方に前端部37と対向して設けられている。これにより、フラップ49が第1状態のとき、板状部材46の前端部37が下方から当接部83の下面と当接する。
[第1下側ガイド部材105]
図2に示されるように、第1下側ガイド部材105は、フラップ49のガイド部77と対向して第2搬送路71の下側の一部を画定している。
第1下側ガイド部材105は、反転ローラ67の軸69によって回動可能に支持されている。詳細には、第1下側ガイド部材105における反転搬送向き106の上流端部が、軸69によって支持されている。第1下側ガイド部材105は、矢印72,73の方向に回動可能である。矢印72の向きは、第1下側ガイド部材105がフラップ49に近づく向きである。矢印73の向きは、第1下側ガイド部材105がフラップ49から離間する向きである。
第1下側ガイド部材105は、図2に実線で示されるガイド位置と、図2に破線で示される開放位置とに回動可能である。第1下側ガイド部材105は、不図示のストッパによってガイド位置に保持可能である。
ガイド位置の第1下側ガイド部材105は、ガイド部77と対向しており、第2搬送路71の下側の一部を画定している。ガイド位置の第1下側ガイド部材105は、第2搬送路71を搬送される記録用紙12をガイドする。第1下側ガイド部材105が開放位置のとき、フラップ49が開口13(図1参照)を通じて複合機10の外部に露出している。換言すると、第1下側ガイド部材105が開放位置のとき、第2搬送路71が開放されている。
第1下側ガイド部材105のガイド位置から開放位置への回動は、以下の手順で実行される。最初に、給送トレイ20が筐体14から脱抜される。次に、第1下側ガイド部材105は、ユーザに把持されて矢印73の向きに力を加えられる。これにより、第1下側ガイド部材105は、上記ストッパの保持力に抗って開放位置へ向けて回動する。第1下側ガイド部材105の開放位置からガイド位置への回動は、上述と逆の手順で実行される。第1下側ガイド部材105は、ユーザに把持されて矢印72の向きに力を加えられる。これにより、第1下側ガイド部材105は、ガイド位置へ向けて回動する。次に、給送トレイ20が筐体14に挿入される。
[フラップ49の動作]
最初に、搬送される記録用紙12によるフラップ49の動作について説明する。フラップ49は、外部(コイルばね86を除く)から力を付与されていない状態においてはコイルばね86に付勢されることによって第1状態である(図3(A)参照)。図6に示されるように、フラップ49が第1状態において、排出ローラ62の周面62Aは、ガイド部77の貫通孔78よりも第2搬送路71から離間している。換言すると、フラップ49が第1状態において、ガイド面79は、周面62Aよりも第2搬送路71側に位置している。
記録部24によって表面に画像が記録されて、排出ローラ対44によって直線部34を搬送向き15に搬送される記録用紙12がフラップ49の板状部材46の上面51と当接すると、フラップ49の前端部37は、コイルばね86の付勢力に抗って押し下げられる。これにより、フラップ49は、第2状態に回動する(図3(B)参照)。ここで、板状部材46の上面51を結ぶ仮想面は、当接した記録用紙12をガイドする。なお、記録用紙12が搬送向き15に搬送される際、各ローラ60,62,67,22は正回転している。
第2状態のフラップ49は、記録用紙12に当接されて第1上側ガイド部材35から離間する向きに回動している。つまり、第2状態のフラップ49は、第1上側ガイド部材35から離間している。
詳細には、図2に示されるように、フラップ49が記録用紙12に当接されることによって、フラップ49の板状部材46の前端部37が、第1上側ガイド部材35から離間する向きである矢印95の向きに回動している。ここで、前端部37は、突出部48より反転搬送向き106の上流側に位置する。一方、フラップ49における突出部48より反転搬送向き106の下流側の部分は、前端部37が矢印95の向きに回動すると、矢印96の向きに回動する。
矢印96の向きは、貫通孔78が排出ローラ62に近づく向きである。つまり、フラップ49が第1状態から第2状態へ回動される際、図7に示されるように、貫通孔78は、フラップ49が第1状態のときよりも排出ローラ62に近づく。その結果、フラップ49が第2状態において、排出ローラ62の一部が貫通孔78に進入する。以上より、ガイド部77は、フラップ49の第1状態から第2状態へ回動される際、貫通孔78が排出ローラ62に近づく向きに移動する。
その後、正回転する反転ローラ67によって搬送向き15に搬送される記録用紙12の後端がフラップ49を通過すると、フラップ49は、コイルばね86に付勢されることによって第2状態から第1状態に回動する。
この状態において、反転ローラ67の正回転が継続されると、反転ローラ対45は、記録用紙12を搬送向き15に搬送させて排出トレイ21に排出させる。一方、反転ローラ67が正回転から逆回転に切り替えられると、反転ローラ対45は、記録用紙12を、搬送向き15と逆向きに搬送させる。
搬送向き15と逆向きに搬送された記録用紙12の搬送向き15における後端は、図6に示されるように、フラップ49の板状部材46の前部46B、次いで後部46Aに沿って第2搬送路71にガイドされる。すなわち、第1状態のフラップ49は、逆回転する反転ローラ対45によって搬送向き15と逆向きに搬送された記録用紙12を第2搬送路71にガイドする。記録用紙12は、搬送向き15における後端を先頭として、第2搬送路71に進入する。その結果、後述するように記録用紙12が第2搬送路71から再び第1搬送路65へ進入することにより、記録用紙12の表裏を反転させることができる。なお、反転ローラ67が正回転から逆回転に切り替えられると、搬送ローラ60及び排出ローラ62も正回転から逆回転に切り替えられるが、再搬送ローラ22は正回転を維持される。
第2搬送路71にガイドされた記録用紙12は、再搬送ローラ対30によって更に反転搬送向き106に搬送される。第2搬送路71を反転搬送向き106に搬送された記録用紙12は、合流位置102を経て再び湾曲部33を搬送向き15に搬送される。その後、記録用紙12は、搬送ローラ対59に到達する。ここで、各ローラ60,62,67が逆回転から正回転に切り替えられると(再搬送ローラ22は正回転を維持される。)、記録用紙12は、搬送ローラ対59によって搬送向き15に搬送されて、記録部24の下方へ到達する。このとき、記録用紙12の裏面が、記録部24と対向している。記録部24は、記録用紙12の裏面に画像記録を行う。その後、両面に画像記録された記録用紙12は、排出ローラ対44及び反転ローラ対45によって搬送向き15に搬送されて排出トレイ21に排出される。以上より、第2搬送路71は、第1搬送路65上の記録用紙12の表裏を反転させるために、当該記録用紙12が反転搬送向き106に搬送されて再び第1搬送路65に導かれる経路である。
次に、ユーザの操作によるフラップ49の動作について説明する。フラップ49は、ユーザに操作されることによって、上述した第1状態及び第2状態への回動に加えて第3状態に回動可能である。
最初に、給送トレイ20が筐体14から脱抜される。その後、第1下側ガイド部材105がガイド位置から開放位置へ回動される。これにより、フラップ49が複合機10の外部に露出するため、ユーザによるフラップ49の操作が可能となる。フラップ49は、ユーザにガイド部77側を押されることよって、矢印95の向き(図2参照)へ回動される。この際、フラップ49は、第1状態から第2状態を経て第3状態まで回動可能である。
フラップ49が第3状態へ回動される際、図8に示されるように、貫通孔78は、フラップ49が第2状態のときよりも更に排出ローラ62に近づく。その結果、フラップ49が第3状態において、フラップ49が第2状態のときよりも排出ローラ62の多くの部分が、貫通孔78に進入する。また、排出ローラ62の一部は、貫通孔78を貫通する。
上述したように、給送トレイ20が筐体14から脱抜され、第1下側ガイド部材105がガイド位置から開放位置へ回動された結果、ユーザは、開口13及び貫通孔78を通じて排出ローラ62へアクセスすることが可能となる。また、フラップ49が第3状態へ回動されると、フラップ49が第2状態のときよりも貫通孔78が排出ローラ62へ近づく。そのため、ユーザによる排出ローラ62へのアクセスが容易となる。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、排出ローラ62の清掃に際して、フラップ49が第2状態へ回動されると、貫通孔78が排出ローラ62に近づく。これにより、貫通孔78を通じて複合機10の外部から排出ローラ62へ容易にアクセスすることができる。その結果、排出ローラ62と複合機10の外部との間にフラップ49が配置された構成であっても、排出ローラ62の清掃を容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、フラップ49を第3状態に回動させることによって、複合機10の外部から貫通孔78を通じた排出ローラ62へのアクセスが更に容易になる。また、フラップ49と排出ローラ62との配置スペースの一部を共用することができるため、複合機10を小型化することができる。
また、本実施形態によれば、フラップ49の配置位置が第1搬送路65に対して排出ローラ62が位置する側であるため、フラップ49と排出ローラ62との配置位置が互いに近くなる。そのため、複合機10の外部から貫通孔78を通じた排出ローラ62へのアクセスが更に容易になる。
また、本実施形態によれば、ガイド部77によって第2搬送路71をガイドされる記録用紙12は、接続部材47の後部47Aに当接して当該後部47Aによってガイドされる。よって、ガイド部77によって第2搬送路71をガイドされている記録用紙12が貫通孔78へ進入する可能性を低くすることができる。
また、本実施形態によれば、フラップ49の突出部48が排出ローラ62より搬送向き15の下流側に位置しており、貫通孔78が突出部48より反転搬送向き106の下流側に位置している。そのため、フラップ49の第1状態から第2状態への回動において、貫通孔78が排出ローラ62に近づくようにガイド部77が移動する構成を簡易に実現可能である。
また、本実施形態によれば、第1下側ガイド部材105を開放位置に移動させることによって、排出ローラ62へのアクセスが容易となる。
[変形例]
上述の実施形態では、フラップ49が第1状態において、排出ローラ62がガイド部77の貫通孔78に進入しておらず、フラップ49が第2状態において、排出ローラ62が貫通孔78に進入するが貫通しておらず、フラップ49が第3状態において、排出ローラ62は貫通孔78に進入し且つ貫通していた。しかし、フラップ49の状態に基づく排出ローラ62と貫通孔78の位置関係は、上述の実施形態における位置関係に限らない。
例えば、フラップ49が第1状態において、排出ローラ62は、周面62Aがガイド面79よりも第2搬送路71から離間しているのであれば、貫通孔78に進入していてもよい。
また、例えば、フラップ49が第2状態において、排出ローラ62は貫通孔78に進入し且つ貫通していてもよい。この場合、フラップ49が第3状態においても、排出ローラ62は貫通孔78に進入し且つ貫通する。
また、例えば、フラップ49が第2状態において、排出ローラ62は貫通孔78に進入していなくてもよい。
また、例えば、フラップ49が第3状態において、排出ローラ62は貫通孔78に進入していなくてもよい。この場合、フラップ49が第1状態及び第2状態においても、排出ローラ62は貫通孔78に進入しない。
また、例えば、フラップ49が第3状態において、排出ローラ62は貫通孔78に進入するが貫通していなくてもよい。この場合、フラップ49が第1状態及び第2状態においても、排出ローラ62は貫通孔78を貫通しない。
上述の実施形態では、貫通孔78は複数形成されていたが、1つでもよい。貫通孔78が1つの場合、貫通孔78は、複数の排出ローラ62の全てと対向するように形成される。例えば、貫通孔78は、左右方向9に延びた長孔として形成される。
上述の実施形態では、排出ローラ62が本発明のローラに相当するものであったが、本発明のローラは、排出ローラ62に限らず、例えば反転ローラ67や搬送ローラ60であってもよい。
上述の実施形態では、本発明の切欠き部は、貫通孔78であったが、貫通孔78でなくてもよい。例えば、本発明の切欠き部は、ガイド部77の周縁から中央側へ切り欠かれた切り欠きであってもよい。
フラップ49は、記録用紙12との当接やユーザの操作以外の手段によって回動するものであってもよい。例えば、フラップ49は、モータから駆動力の付与を受けて回動するものであってもよい。
上述の実施形態では、ガイド面79は、後部46Aの突出先端を結ぶ仮想面であったが、このような仮想面に限らない。例えば、後部46Aが後部47Aから第2搬送路71側に突出していなくてもよい。この場合、後部47Aにおける第2搬送路71側の面が、ガイド面79となる。
上述の実施形態では、第1下側ガイド部材105は、回動によってガイド位置と開放位置に移動するものであったが、回動以外によって移動してもよい。例えば、第1下側ガイド部材105は、筐体14に対して着脱可能に構成されていてもよい。この場合、第1下側ガイド部材105は、筐体14に装着されることによってガイド位置となり、筐体から脱抜されることによって開放位置となる。
上述の実施形態では、フラップ49は、第1搬送路65に対して排出ローラ62が位置する側に配置されていたが、フラップ49は、第1搬送路65に対して排出ローラ62が位置する側と逆側に配置されていてもよい。
上述の実施形態では、フラップ49の突出部48は、排出ローラ62より搬送向き15の下流側に位置しており、貫通孔78は、突出部48より反転搬送向き106の下流側に位置していた。しかし、突出部48、排出ローラ62、及び貫通孔78の位置関係は、上記に限らない。例えば、突出部48が排出ローラ62より搬送向き15の上流側に位置していてもよい。
上述の実施形態では、排出ローラ62は、記録部24より搬送向き15の下流側に位置しており、分岐位置101は、排出ローラ62より搬送向き15の下流側に位置していた。しかし、排出ローラ62、記録部24、及び分岐位置101の位置関係は、上記に限らない。例えば、排出ローラ62が、記録部24より搬送向き15の上流側に位置していてもよい。
フラップ49を上方へ付勢する部材は、コイルばね86に限らない。例えば、フラップ49において突出部48よりも後側を前側よりも重くすることによって、フラップ49の突出部48よりも前側を上方に付勢してもよい。
第2搬送路71は、記録部24と対向する記録用紙12の面を表裏逆とすることを目的とする経路である。そのため、当該目的が達成されるのであれば、第2搬送路71は、上述の実施形態で説明された構成、具体的には図2に示された構成に限らない。
例えば、第2搬送路71は、直線部34の下側ではなく直線部34の上側を通ってもよい。この場合、フラップ49の構成は上述の実施形態と上下対称となる。つまり、フラップ49は、第1搬送路65の上側に設けられ、第1状態において第1搬送路65の下側を画定する部材と当接し、上方へ回動することによって第1状態から第2状態及び第3状態へ変化する。
また、上述の実施形態では、分岐位置101が記録部24よりも搬送向き15の下流側で、合流位置102が記録部24よりも搬送向き15の上流側であったが、分岐位置101及び合流位置102の位置は、上述のような位置に限らない。
例えば、図9に示されるような構成であってもよい。図9の構成では、分岐位置101及び合流位置102共に、第1搬送路65における記録部24よりも搬送向き15の上流側に位置している。また、合流位置102が第1搬送路65における分岐位置101よりも搬送向き15の上流側に位置している。また、分岐位置101においてフラップ49が不図示のガイド部材によって回動可能に支持されている。また、第1搬送路65におけるフラップ49と記録部24との間に、第1ローラ対107が配置されている。また、第1搬送路65におけるフラップ49より搬送向き15の上流側に、第2ローラ対108が配置されている。また、第2搬送路71に、第3ローラ対109が配置されている。第2ローラ対108は、駆動ローラ111と従動ローラ112とで構成されている。
図9に示される構成の場合、駆動ローラ111が本発明のローラに相当する。そして、上述の実施形態と同様に、ガイド部77は、フラップ49の第1状態(図9に実線で示される状態)から第2状態(図9に破線で示される状態)への回動において、貫通孔78が駆動ローラ111に近づく向きに移動する。
10・・・複合機
12・・・記録用紙
14・・・筐体
15・・・搬送向き
24・・・記録部
49・・・フラップ
62・・・排出ローラ
65・・・第1搬送路
71・・・第2搬送路
77・・・ガイド部
78・・・貫通孔
79・・・ガイド面
86・・・コイルばね
106・・・反転搬送向き

Claims (10)

  1. 搬送向きにシートが搬送される第1搬送路、及び上記第1搬送路上のシートの表裏を反転させるために、当該シートが搬送されて再び上記第1搬送路に導かれる第2搬送路を有する筐体と、
    上記第1搬送路に設けられておりシートを搬送するローラと、
    上記第1搬送路に設けられており、上記第1搬送路を搬送されるシートに画像を記録する記録部と、
    上記第1搬送路及び上記第2搬送路の接続位置に配置されており、少なくとも、上記第1搬送路を閉塞させ且つ上記搬送向きと逆向きに搬送されるシートを上記第2搬送路にガイドする第1状態、及び上記第1搬送路を搬送されるシートが通過可能な第2状態に回動可能なフラップと、
    上記フラップを上記第1状態に向けて付勢する付勢部材と、を備え、
    上記第2搬送路は、上記ローラに対して上記第1搬送路とは反対側に設けられており、
    上記フラップは、上記ローラ及び上記第2搬送路の間に位置し且つ上記第2搬送路の一部を画定するガイド部を備え、
    上記ガイド部には、上記搬送向きと交差する幅方向において上記ローラと対応する位置が貫通された切欠き部が形成されており、
    上記フラップが上記第1状態において、上記ガイド部のガイド面が、上記ローラの周面よりも上記第2搬送路側に位置しており、
    上記ガイド部は、上記フラップの上記第1状態から上記第2状態への回動において、上記切欠き部が上記ローラに近づく向きに移動する画像記録装置。
  2. 上記切欠き部は貫通孔である請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記フラップは、上記ローラの少なくとも一部が上記切欠き部に進入する第3状態に回動可能である請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 上記フラップは、上記第1搬送路に対して上記ローラが位置する側に配置されている請求項1から3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 上記ガイド部は、上記幅方向において上記切欠き部と異なる位置から上記第2搬送路側に突出するリブを備える請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 上記フラップの回動軸は、上記ローラより上記搬送向きの下流側に位置している請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 上記ローラは、上記記録部より上記搬送向きの下流側に位置しており、
    上記接続位置は、上記ローラより上記搬送向きの下流側に位置している請求項1から6のいずれかに記載の画像記録装置。
  8. 上記ローラは、上記幅方向において間隔を空けて複数設けられており、
    上記切欠き部は、上記幅方向において上記ローラの各々に対応して間隔を空けて複数形成されている請求項1から7のいずれかに記載の画像記録装置。
  9. 上記ガイド部と対向して上記第2搬送路の一部を画定する経路部材を更に備え、
    上記経路部材は、上記第2搬送路の一部を画定して上記第2搬送路に位置するシートをガイドするガイド位置、及び上記第2搬送路を開放する開放位置に移動可能である請求項1から8のいずれかに記載の画像記録装置。
  10. 上記記録部は、上記第1搬送路上のシートに向けてインク滴を吐出する記録ヘッドを備え、
    上記ローラは、ゴム製であってモータから駆動力を付与されて回転するものである請求項1から9のいずれかに記載の画像記録装置。
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