JP6371730B2 - 金属シール - Google Patents
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Description
しかしながら、図2(B)と図6下半部に示したところの従来の金属シール(メタルCリング40,42)は、断面が最小のものでも、その直径Dが0.9 mmであった。つまり、その製造の困難さと品質上から、D≧0.9 mmとせざるを得ず、従って、図2(B)と図6下半部に於て、シール凹溝43の最小深さ寸法H43は約0.6 〜0.7 mm、最小溝幅寸法W43は、直径Dと弾性変形のための余裕間隙寸法G43,G´43との和(約1.5 mm)であった。なお、従来から上述したメタルCリング40,42以外に、横断面が中空円形のメタルOリングも使用されていたが、最小寸法及びシール凹溝の最小寸法も同様であった。
そこで、本発明は、これらの要望に十分対応可能であり、しかも、密封性能とその安定性にも優れた極めて小さい断面の金属シールを提供することを目的とする。
また、横断面に於て、高さ寸法と横幅寸法を、各々、H1 ,T1 としたとき、
0.1 mm≦H1 ≦0.7 mm
0.1 mm≦T1 ≦0.7 mm
に設定したものである。
しかも、2平面各々に対して2箇所で圧接するので、横断面に於て、倒れたり(捩れたり)せず、シール凹溝内で安定姿勢を維持し、一層安定した密封性能を(極小断面であっても)維持できる。
このように、安定した密封性能を、極小断面にて発揮できることとなって、前述したシール装着機器の外形のコンパクト化に貢献し、又は、外形寸法を同じに保ちつつ、内部に収納すべき高機能部品の収容容積を増加できる。
本発明に係る金属シールSは、図2(A),図6上半部に示すように、平行に対向する2平面P1 ,P2 間を密封するものであり、例えば、シール凹溝3内に装着されて、このシール凹溝3の底面5と、蓋部材4の下面4Aに弾発的に圧接して、密封作用をなす。即ち、図2Aと図6上半部に示したように、シール凹溝3の底面5が第1平面P1 であり、蓋部材4の下面4Aが第2平面P2 であると呼べば、金属シールSは、その第1平面P1 と第2平面P2 間を密封(シール)するものである。
上半部10の横断面形状は、左右側縁11,11が弯曲凹状であって、上方の端縁12が左右中央部位に半円形状乃至半楕円形状の凹窪部13を有すると共に、(図2(A)に示した装着使用状態では)2平面P1 ,P2 に平行な短い直線部14,14を凹窪部13の左右に夫々有し、かつ、この短い直線部14,14は前記中央水平線X0 から同一高さを有する、中央谷部付きテーブルマウンテン型である。このように、中央谷部付きテーブルマウンテン型の上半部10の(山の)底辺(15)は前記中央水平線X0 に一致している。
また、下半部20は上半部10と同一の形状として、上半部10の上記底辺15―――中央水平線X0 ―――に関して、(上下反転させた)対称形である。
従って、上半部10の「上方」の端縁12は、上下対称形の下半部20では、「下方」の端縁12となっている。
このように、本発明に係る金属シールSは、端縁12,12の各々がその2箇所にて、平面P1 ,P2 に圧接して密封作用をなす。
[数1] 0.1 mm≦H1 ≦0.7 mm
[数2] 0.1 mm≦T1 ≦0.7 mm
特に望ましいのは、0.2 mm≦H1 ≦0.5 mm、かつ、0.2 mm≦T1 ≦0.5 mmである。
H1 ,T1 を下限値未満とすると、金属シールSの寸法誤差、及び、シール凹溝3の各部の寸法公差を厳格にせねば、密封性にバラツキが生じ易く、製造・加工が困難となり、また、僅かの傷が金属シールSに付加されると急激に密封性が低下する可能性が高まる。逆に、上限値を越せば、従来の図2(B)及び図6下半部に示したように、シール凹溝43の各寸法H43,W43が大きくなって、シール装着機器の全体容積が増加したり、(全体容積が同一とすれば)内部の収納空間を増加させることが困難となる。
図4と図5に示すように、本発明に係る金属シールSの全体(平面)形状は、円形や矩形状(正方形状)、あるいは、(図示省略の)楕円,長円形,六角形状とすることも可能である。
なお、図1,図2(A)に示したように、中央水平線X0 に沿って、左右方向に鋭利な角部7,7が形成されている。この角部7,7は、シール凹溝3の溝側面3A,3Aに対して正常装着時には非接触乃至軽く接触しているが、シール凹溝3内で捩れ又は片寄りを生じようとした際に、溝側面3Aに接触して、その捩れや片寄りを防止する役目をなす。この中央水平線X0 上の角部7,7を、(図示省略するが)丸味を形成したり、あるいは、中央水平線X0 に対して垂直方向に、小さくカットしても良い。
そして、図1に於て、半円形状乃至半楕円形状の凹窪部13の深さ寸法H13は、全体高さ寸法H1 の10%〜25%に設定する。特に、13%〜20%が望ましい。下限値未満の場合には、使用状態下で、2平面P1 ,P2 から圧縮力(外力)を受ける際に弾性的に圧縮変形しにくく、密封性が安定しない。逆に、上限値を越えると、強度上弱くなり、かつ、凹窪部13の加工が困難となる。
[数3] 0.35・T12≦T13≦0.65・T12
さらに、好ましくは、
[数4] 0.4 ・T12≦T13≦0.6 ・T12
とする。
従って、各直線部14の幅寸法をT14とすると、次式が成立する。
[数5] 0.35・T12≦2・T14≦0.65・T12
好ましくは、
[数6] 0.4 ・T12≦2・T14≦0.6 ・T12
上記数式5(又は数式6)に於て、下限値未満の場合に2平面P1 ,P2 に対する圧縮面圧P(図10参照)が高くなり、本金属シールSが塑性変形(異常変形)を生じたり、相手側の2平面P1 ,P2 に異常圧壊を生じさせる虞がある。逆に、上限値を越えると、2平面P1 ,P2 に対する圧縮面圧P(図10参照)が低くなって、十分な密封性能が発揮されなくなる虞がある。
なお、端縁12の全幅寸法T12は、全体横幅寸法T1 に対して、次式のように設定するのが良い。
[数7] 0.55・T1 ≦T12≦0.8 ・T1
但し、図9に於て、T1 =0.3 mm,H1 =0.3 mm,T12=0.2 mm,T13=0.1 mm,H13=0.05mmである。
このように、比較例の金属シール50に比べて、本発明の金属シールSは、シャープな山型の接触面圧力Pの分布を示し、密封性能(シール性)が優れていることが判る。
さらに、詳しく説明すれば、図6の上半部及び図7(A)は、本発明に係る金属シールSを装着(使用)したシール装着機器M1 を示し、図6の下半部及び図7(B)は従来のメタルCリング42(又は40)を装着(使用)したシール装着機器M0 を、同じ拡大倍率にて図示したものであって、図7(A)(B)に於て、点々をもって示した(高機能部品の)収容空間21,51の横幅寸法W11,W10が相等しく、縦幅寸法W21,W20が相等しい場合を、まず、説明すると、既に図2と図3等で説明したように、従来のメタルCリング40,42の直径Dが、最小のもので 0.9mmであったのに対し、本願発明の金属シールSでは、横幅寸法T1 が0.1 mm〜0.7 mmと極めて小さいため、シール凹溝3の断面寸法は、従来のシール凹溝43に比べて著しく減少可能となる。
しかも、金属シールSの断面積は、従来のメタルCリング40,42よりも減少させたために、従来よりも本発明の方が圧縮するのに必要な力―――ボルト締付力―――も小さくなる。即ち、図6に於て、本発明の金属シールSの弾発的反力F1 が、従来例のメタルCリング42,40の弾発的反力F0 よりも小さくなって、ボルト締付力も小さくて済む。これに伴って、図6の上半部及び図7(A)に示した本発明における締結ボルト18の直径寸法D1 は、図6の下半部及び図7(B)に示した従来例の直径寸法D0 よりも小さくする(サイズダウンする)ことが可能となる。
なお、図6に於ては、全体の横幅寸法における減少寸法は、K10−K11=2・ΔKであることを、図示している。
そして、(図示省略したが、)シール装着機器M1 ,M0 の外形寸法K11,K21;K10,K20が同一である場合には、図7(A)(B)に点々をもって示した収容空間21,51は、本発明に係る金属シールSを使用したときには、従来のメタルCリング40,42を使用したときよりも、著しく大きくなり、機能部品の設置スペースを確保できる。従って、本発明に係る金属シールSを装着(使用)した装着機器M1 の高性能化にも貢献できることとなる。
11 左右側縁
12 端縁
13 凹窪部
14 直線部
15 底辺
20 下半部
H1 高さ寸法
P1 ,P2 平面
S 金属シール
T1 横幅寸法
Claims (2)
- 対向する2平面(P1 )(P2 )間を密封する金属シールに於て、
左右側縁(11)(11)が弯曲凹状であって、上方の端縁(12)が中央部位に半円形状乃至半楕円形状の凹窪部(13)を有すると共に上記2平面(P1 )(P2 )に平行な直線部(14)(14)を上記凹窪部(13)の左右に底辺(15)から同一高さに有する、中央谷部付きテーブルマウンテン型の横断面形状の上半部(10)と、
該上半部(10)の上記底辺(15)に関して上下対称形の下半部(20)とをもって、
一体形成された全体横断面形状であり、上記2平面(P1 )(P2 )の各々に対して上記各端縁(12)の直線部(14)(14)が圧接して密封するように構成したことを特徴とする金属シール。 - 横断面に於て、高さ寸法と横幅寸法を、各々、(H1 )(T1 )としたとき、
0.1 mm≦H1 ≦0.7 mm
0.1 mm≦T1 ≦0.7 mm
に設定されている請求項1記載の金属シール。
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