JP6371627B2 - 粉末状唾液分泌促進剤 - Google Patents
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Description
かかる観点から、梅干、梅酢、有機酸、羅漢果、ビタミン類等を利用した唾液分泌促進剤が報告されている(特許文献1〜5)。
また、従来のサンショウ抽出液(サンショウオイル)からなる剤を食品用途に使用する場合、水への分散性が悪いことに起因して、用途が極めて限定されるという問題点があった。
更に、従来のサンショウ由来の唾液分泌促進剤は、唾液分泌効果が低かったり、持続性がなかったりするという問題点もあった。
また、剤型の選択性が低いため、フレーバリング(香り付け)することと、ソフトカプセル皮膜に甘味料を入れることしかできなかったため、唾液分泌に効果のあるクエン酸等の酸味料、又は、糖アルコール等と組み合わせることができず、味のバリエーションに限りがあったが、それを解決することが課題である。
すなわち、本発明は、上記背景技術や問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、剤型に選択性があり、用途が限定されず、唾液分泌効果が高く、その持続性がある唾液分泌促進剤を提供することにある。
更に、サンショウ属に属する植物の果実から得られた抽出液を粉末化することによって、唾液分泌促進効果を有する有効成分の含有量が従来の唾液分泌促進剤よりも少量でも、唾液分泌促進効果を十分に発揮できること等を見出して本発明に至った。
また、従来は剤型の選択性が低いため、少量のフレーバリング(香り付け)や、ソフトカプセル皮膜等に少量の添加剤を入れることしかできなかったが、種々の水溶性の物質を容易に併用させることが可能となり、例えば、唾液分泌に効果のあるクエン酸等の酸味料;ショ糖、果糖、ブドウ糖、糖アルコール、シュガーエステル等の「糖若しくは糖誘導体」;等の水溶性物質と併用することが可能となり、組合せ、味、唾液分泌促進効果等のバリエーションを増やすことが可能となる。
また、グミ、ジュース、ミルク等の水系の材料にも好適に分散され、アイスクリーム等の泡が生じるために強撹拌や持続撹拌ができないものにも好適に分散されるために、食品用途にも適用範囲が広い粉末状唾液分泌促進剤を提供することができる。
また、唐辛子や酸のように、味覚を極めて強く刺激する辛味や酸味に起因する唾液分泌促進作用ではなく、味覚刺激が比較的弱いにも関わらず、強い唾液分泌促進作用を有している粉末状唾液分泌促進剤を提供できる。
また、唐辛子や酸と異なり、刺激が殆どないことから、本発明の粉末状唾液分泌促進剤を分散させた食品は、食品本来の風味や味を大きく損なっていない等の利点がある。
口腔疾患は美味しさを低下させるが、本発明の粉末状唾液分泌促進剤を食事前や食事中に摂取することで、唾液の分泌を促し、食生活を改善し、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)を高めることができる。
本発明の粉末状唾液分泌促進剤は、サンショウ属に属する植物の果実から食用油Aを用いて抽出して得られるサンショウ抽出液(以下、単に「サンショウ抽出液」と略記する場合がある)に、食品用粉末を含有させて粉末化してなるものであることを特徴とする。
サンショウ属に属する植物の果実から「サンショウ抽出液」を抽出する方法は、有効成分を溶媒に溶解させることにより抽出できれば、抽出方法に特に限定はなく、好ましい方法として、抽出溶媒を用いた撹拌・振盪・浸漬抽出法、圧搾抽出法、水蒸気蒸留抽出法、超臨界抽出法等が挙げられる。
植物油としては、胡麻油、大豆油、菜種油、サフラワー油、米油、オリーブ油、亜麻仁油、パーム油、ひまわり油、綿実油等が、また、植物油を加工した加工油脂としては、中鎖脂肪酸のグリセリンエステル等の脂肪酸のグリセリンエステル等が挙げられる。ここで「液状油脂」とは、25℃で液状の油脂をいう。
これらの中でも、上記の点から植物油が好ましく、植物油の中でも胡麻油が、上記点、口腔内の麻痺を軽減させる効果がある点等から特に好ましい。
圧搾処理する場合の温度は、植物種子の種類、状態、量等に応じて適宜選択すればよい。
更に、本発明における「サンショウ抽出液」は、サンショウ属に属する植物の乾燥果実から種子を除いたもの1質量部に対して、食用油Aを、好ましくは1〜100質量部、より好ましくは3〜75質量部、特に好ましくは10〜50質量部を加えて圧搾処理をして得たものであることが、有効成分を多く抽出でき効率が良い、有効成分が抽出溶媒である食用油で不必要に希釈されない、不要成分が抽出又は混入され難い等の点から好ましい。
本発明の粉末状唾液分泌促進剤は、食品用粉末を必須成分として含有する。該食品用粉末は、本発明である粉末状唾液分泌促進剤の油性成分に混合されて安定して粉末化させものであればよいが、粉末化させる目的の一つが水に対する分散性の向上にあるので、水溶性の粉末であることが好ましい。
水溶性の食品用粉末としては、食用に一般的に用いられている水溶性物質であればよく、具体的には、例えば、グルコース、フルクトース、ガラクトース、アラビノース、キシノース、マンノース等の単糖類;マルトース、スクロース、ラクトース等の二糖類;オリゴ糖等の少糖類;ソルビトール、マルチトール、エリスリトール、ラクチトール、キシリトール等の糖アルコール;セルロース、デンプン、加工でんぷん、グリコーゲン、デキストリン、難消化性デキストリン、シクロデキストリン、分岐型シクロデキストリン等の多糖類;又はこれらの分解物が挙げられる。
中でも、少糖類、多糖類等が、本発明の粉末状唾液分泌促進剤中の油性成分を安定して粒子化させる点から好ましく、デキストリン、シクロデキストリン、分岐型シクロデキストリン、加工でんぷん等が特に好ましい。これらは単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
体積平均粒径が上記範囲であると、サンショウ抽出液又はサンショウオイルと食品用粉末とで好適に粉末化が可能である、粉末状唾液分泌促進剤の製造が容易となる、等の点から好ましい。
本発明の粉末状唾液分泌促進剤を製造する際に、食用油A以外の液体を配合させてもよい。「食用油A以外の液体」としては、食用に用いられる25℃で液体のものであれば特に限定はないが、グリコール類が好ましい。グリコール類を配合させることにより、香気(風味)が持続されるという効果を有する。
上記のアルキル基は、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、特に好ましくは炭素数1〜2のアルキル基である。
また、本発明で用いられるグリコール類には、上記化合物を「プロピレン」から「エチレン」に変換したものも含まれる。これらの中でもポリエチレングリコ―ル(PEG)を用いることが特に好ましい。
該グリコール類は、20℃で液体であるものが好ましい。
なお、「n倍に希釈する」とは、サンショウ抽出液1質量部に対して、食用油Bを加えて全体量をn質量部にすることを言う。「1倍に希釈」とは、希釈しないことをいう。
植物油としては、胡麻油、大豆油、菜種油、サフラワー油、米油、オリーブ油、亜麻仁油、パーム油、ひまわり油、綿実油等が、また、植物油を加工した加工油脂としては、中鎖脂肪酸のグリセリンエステル等の脂肪酸のグリセリンエステル、等が好ましいものとして挙げられる。
これらの中でも、上記の点から植物油が好ましく、植物油の中でも胡麻油が、上記点、舌の痺れを緩和させる点、口腔内の麻痺を軽減させる効果が特に顕著である点等から特に好ましい。
前記抽出用の食用油Aと上記希釈用の食用油Bは、同一又は類似の油を用いても、異なる種類の油を用いてもよい。
本発明の粉末状唾液分泌促進剤中の、上記サンショウオイルの含有量は、唾液分泌促進効果を保持及び持続できる点、粉末化が容易である点等から、食品用粉末100質量部に対して、0.01〜30質量部が好ましく、0.1〜20質量部がより好ましく、1〜15質量部が特に好ましい。
体積平均粒径が上記範囲であると、口腔内で溶け易い、口腔内で粉末が異物として残らない又は気にならない、錠剤又は顆粒剤の製造が容易になる、水含有食品に分散させ易い、等の点から好ましい。
本発明の粉末状唾液分泌促進剤の製造方法は、上記食品用粉末に、サンショウオイルを添加して粉末化することが、粉末化が容易である点、前記効果を奏し易い点等から好ましい。
粉末化の際の混合方法は特に限定はないが、食用油Bで希釈していないサンショウ抽出液又は食用油Bで希釈してあってもよいサンショウオイルに対して、食品用粉末を添加して混合してもよいが、食品用粉末に対して、該サンショウ抽出液又は該サンショウオイルを添加して混合することが、良好な粉末化のために好ましい。更に、該「添加」は、噴霧であることが、同様の理由から特に好ましい。
特に、サンショウ抽出液又はサンショウオイルを、食品用粉末に、噴霧、添加等で混和後、乾燥処理をすることにより得られた粉末状唾液分泌促進剤は、サンショウオイルが均一に分散される、打錠性に優れる、所望の粒径を得ることができる、唾液分泌促進及びその持続性を得る、等の効果を有する。
食品用粉末にサンショウオイル及びグリコール類を噴霧等で混和後に得られた粉末状唾液分泌促進剤は、サンショウオイルが均一に分散され、良好な粉末化が可能で、所望の粒径を得ることができ、打錠性に優れ、香気が持続された粉末状唾液分泌促進剤を得ることが可能である。
<<錠剤又は顆粒剤>>
本発明の粉末状唾液分泌促進剤は、錠剤又は顆粒剤(以下、「錠剤等」と略記する場合がある)に好適に適用することができる。
かかる担体としては、特に制限がなく、例えば、剤型等に応じて適宜選択することができる。また、前記錠剤等中の前記「その他の成分」の含有量としても、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、微結晶セルロース、珪酸等が挙げられる。
前記結合剤としては、例えば、水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン液、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、エチルセルロース、シェラック、リン酸カルシウム、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
前記崩壊剤としては、例えば、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、乳糖等が挙げられる。
前記滑沢剤としては、例えば、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ砂、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
前記着色剤としては、例えば、酸化チタン、酸化鉄等が挙げられる。
前記矯味・矯臭剤としては、例えば、白糖、橙皮、クエン酸、酒石酸等が挙げられる。
平均粒径が上記範囲であると、口腔内で潰し易い、保存中に壊れ難い、製造が容易である、保存性が良好である、取り扱い易い等の点から好ましい。
平均粒径が上位範囲であると、即効性がある、製造が容易である、口腔内に異物として残らない又は気にならない等の点から好ましい。
また、1日に1〜10回摂取することが好ましく、2〜8回摂取することがより好ましく、3〜5回摂取することが特に好ましい。
更に、上記により得られた本発明の粉末状唾液分泌促進剤を水に分散させた、唾液分泌促進効果を有する水含有食品を提供することができる。
前記水含有食品は、唾液分泌の促進を目的とした、機能性食品、健康食品等として、特に有用である。
かかる唾液分泌促進作用を有する前記水含有食品における、前記「その他の成分」としては、特に制限がなく、本発明の効果を損なわない範囲内で、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、各種食品原料等が挙げられる。
また、「その他の成分」の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
また、アイスクリームは撹拌下に冷却すると気泡を巻き込むため持続撹拌はできないが、本発明の粉末状唾液分泌促進剤は、分散性が良好のため冷却中の持続撹拌が不要であり、均一含有が容易である。
本発明の粉末状唾液分泌促進剤には、用途に応じて、酸味料及び/又は甘味料を含有させることが、味が向上する、唾液分泌促進の効果が向上する等の点から好ましい。
上記酸味料は特に限定されないが、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、酢酸、グルコン酸、リン酸、アスコルビン酸、乳酸、コハク酸、フマル酸等が挙げられ、特に唾液分泌に効果のあるクエン酸を用いることが好ましい。
上記甘味料も特に限定されないが、例えば、キシリトール、ソルビトール、マルチトール等の糖アルコール;ラクトース、マルトース、ショ糖等の糖;ステビア、甘草由来物質、スクラロース等の高甘味度甘味料等が挙げられる。
また、本発明の粉末状唾液分泌促進剤には、下記する種々の用途に応じて、配合物質を配合して使用することが可能である。
本発明の粉末状唾液分泌促進剤は、天然物由来の食品成分を含有しているので、錠剤又は顆粒剤、食品の他に、歯磨、洗口剤、口腔用軟膏、トローチ、咀嚼錠、人工唾液等の口腔組成物に好適に含有させて使用することができる。
<粉末化の効果(液状との比較)>
[評価検体の調製]
以下に示す成分(1)を成分(3)で表1に示す含有量で配合したサンショウオイルを、表1に示す含有量の成分(2)に噴霧して混和後、乾燥させることにより、粉末化処理を行い、本発明の粉末状唾液分泌促進剤を調製した。
また、成分(1)と(3)を表2に示す含有量で配合することによって、比較の唾液分泌促進剤を調製した。
以下、本発明の粉末状唾液分泌促進剤と比較の唾液分泌促進剤を「検体」と略記することがある。
本製品は、サンショウ属(Zanthoxylum)に属する、Zanthoxylum bungeanum(華北山椒、花椒、中国山椒、四川山椒)の種子を除く乾燥果実1質量部に対して、「油分を含有する植物種子」として胡麻を5〜10質量部加えて圧搾処理をして得たものである。
被験者5名を対象に、上記で調製した検体100gの中から35mgずつを舐めてもらい、唾液分泌の有無についてアンケート調査をした。
[[唾液分泌]]
○:強く唾液分泌が認められた
△:やや唾液分泌が認められた
×:唾液分泌が認められなかった
以上より、本発明の粉末状唾液分泌促進剤では、サンショウ抽出液(唾液分泌促進作用を有する有効成分)の含有量を減らしても、唾液分泌促進効果が減少しないことが分かった。
また、本発明の粉末状唾液分泌促進剤を分散させた水含有食品についても、唾液の分泌を促進させることが可能である。
更に、本発明の粉末状唾液分泌促進剤を含有する口腔組成物についても、同様に唾液の分泌を促進させることが可能である。
<ポリエチレングリコール及び/又はプロピレングリコールによる香味持続効果>
[検体1の調製]
食品用粉末であるデキストリン100質量部に対し、評価例1と同一のサンショウオイル2質量部及びプロピレングリコール0.5質量部を、噴霧して混和後、乾燥させることにより、検体1を得た。
食品用粉末(デキストリン)100質量部に対し、評価例1と同一のサンショウオイル2質量部及びポリエチレングリコール0.5質量部を、噴霧して混和後、乾燥させることにより、検体2を得た。
食品用粉末(デキストリン)100%に対し、評価例1と同一のサンショウオイル2質量部を噴霧して混和後、乾燥させることにより、検体3を得た。
被験者5名を対象に、上記検体1〜3の香気に対する官能試験を実施した。
5gのガラス瓶に検体を各1g入れ、室温下キャップをしない状態で、30日間香気の変化を観察した。また、同様に5gのガラス瓶に検体を各1g入れ、キャップを施したものを対照として、比較観察を行った。結果を表3に示す。
キャップを外した状態で、被験者に、ガラス瓶の5cm上に鼻を位置させて臭いを嗅いでもらい、以下の判定基準で判定した。
+++:対照と同等の香気であった。
++ :対照に比べ、やや香気が弱くなった。
+ :対照に比べ、明らかに香気が弱くなった。
− :ほとんど香気を感じなくなった。
従来、ドライマウスや嚥下障害を有する患者にとって食べるのが困難だった食品に練り込む等することにより、食生活が改善され、その利用可能性は大きい。
また、本発明の利用可能性は、唾液分泌量が減少する高齢者の増加に伴い、ますます高まるものである。
Claims (11)
- 粉末状唾液分泌促進剤の製造方法であって、
サンショウ属に属する植物の果実から食用油Aを用いて抽出してサンショウ抽出液を得る工程と、
食品用粉末100質量部に対して、上記サンショウ抽出液を食用油Bで1倍〜8倍に希釈したサンショウオイル1〜15質量部を添加して粉末化させる工程と、
を含むことを特徴とする粉末状唾液分泌促進剤の製造方法。 - 上記粉末化させる工程において、上記食品用粉末に対してサンショウオイルを噴霧した後に乾燥させて粉末化させる、請求項1に記載の粉末状唾液分泌促進剤の製造方法。
- 更に、上記食品用粉末に対して、グリコール類を添加して粉末化させる工程を含む請求項1又は請求項2に記載の粉末状唾液分泌促進剤の製造方法。
- 上記グリコール類が香気持続剤である請求項3に記載の粉末状唾液分泌促進剤の製造方法。
- 上記食用油A又は食用油Bが植物油である、請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の粉末状唾液分泌促進剤の製造方法。
- 上記サンショウ抽出液を得る工程が、サンショウ属に属する植物の乾燥果実に対して、食用油Aを加えて、及び/又は、油分を含有する植物種子を加えて、圧搾処理をしてサンショウ抽出液を得る工程である請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の粉末状唾液分泌促進剤の製造方法。
- 上記サンショウ抽出液を得る工程が、サンショウ属に属する植物の乾燥果実から種子を除いたもの1質量部に対して、食用油Aを1〜100質量部加えて圧搾処理をしてサンショウ抽出液を得る工程である請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載の粉末状唾液分泌促進剤の製造方法。
- 上記サンショウ抽出液を得る工程が、サンショウ属に属する植物の乾燥果実から種子を除いたもの1質量部に対して、油分を含有する植物種子を1〜10000質量部加えて圧搾処理をしてサンショウ抽出液を得る工程である請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載の粉末状唾液分泌促進剤の製造方法。
- 上記食品用粉末が、単糖類、二糖類、少糖類、多糖類、糖アルコール、これらの分解物、及び、ゼラチンからなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項1ないし請求項7の何れかの請求項に記載の粉末状唾液分泌促進剤の製造方法。
- 上記食品用粉末100質量部に対して、上記グリコール類の含有量が0.1〜20質量部である請求項3又は請求項4に記載の粉末状唾液分泌促進剤の製造方法。
- 請求項1ないし請求項10の何れかの請求項に記載の粉末状唾液分泌促進剤の製造方法を使用することを特徴とする顆粒剤、錠剤又は水含有食品の製造方法。
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