JP6370547B2 - 広域管理システム、広域管理装置、建物管理装置、広域管理方法、センサ情報送信方法、データ取得方法、およびプログラム - Google Patents

広域管理システム、広域管理装置、建物管理装置、広域管理方法、センサ情報送信方法、データ取得方法、およびプログラム Download PDF

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本発明は、広域管理システム、広域管理装置、建物管理装置、広域管理方法、センサ情報送信方法、データ取得方法、およびプログラムに関するものである。
従来から、ビル、病院、学校や工場などの建物には、設備機器を管理する管理装置が存在しており、また、複数の建物における設備機器の情報を、通信ネットワークを介して遠隔の場所からモニタリングするシステムが存在している。
また、従来、インターネットなどの通信回線を介して地理的に離れた場所の各種設備の状態を管理するリモート管理システムが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開番号WO01/069338
ところで、ビル等の建物には、当該建物を管理するために、例えば、温度センサや電流センサなど、数千点のセンサが設けられている。そのため、管理装置において、例えば、センサからデータを取得する取得頻度等のセンサ情報を変更するとなると、非常に手間を要するという問題がある。
例えば、管理装置には、ビルに設置されている全ての温度センサに対し、1分ごとに温度情報を取得するように取得頻度が記憶されているとする。また、管理装置には、ビルに設置されている全ての電流センサに対し、30秒ごとに電流情報を取得するように取得頻度が記憶されているとする。ここで、ビルに設置されている温度センサと電流センサのうち、温度センサの取得頻度だけを変更したいとする。ビルの温度センサの数が数百点ある場合、従来の管理装置では、温度センサの1つ1つにおいて、取得頻度を変更しなければならず、非常に手間がかかる。
そこで本発明は、建物に設置されたセンサのセンサ情報を容易に変更することができる技術を提供することを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。上記課題を解決すべく、本発明に係る広域管理システムは、広域管理装置と、センサが設置された建物に対応して設けられた建物管理装置と、を備え、前記広域管理装置は、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を記憶した第1のセンサ情報記憶部と、前記第1のセンサ情報記憶部に記憶されている前記センサ情報を前記建物管理装置へ送信する送信部と、を有し、前記建物管理装置は、前記送信部から送信される前記センサ情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記センサ情報を記憶する第2のセンサ情報記憶部と、前記第2のセンサ情報記憶部に記憶された前記センサ情報に基づいて、前記センサからデータを取得する取得部と、を有することを特徴とする広域管理システムを有することを特徴とする。
また、上記の前記第1のセンサ情報記憶部に記憶された前記センサ情報は、グループ単位で変更されることを特徴とするものであってもよい。
また、上記の前記取得部は、グループごとにおいて前記センサからデータを取得することを特徴とするものであってもよい。
また、上記の前記センサ情報には、グループごとにおいて前記センサからデータを取得する頻度を示した取得頻度情報が含まれており、前記取得部は、前記取得情報頻度に基づいて、グループごとに前記センサからデータを取得することを特徴とするものであってもよい。
また、上記の前記センサ情報には、グループごとにおける前記センサのデータを取得する優先度を示した優先度情報が含まれており、前記取得部は、前記優先度情報に基づいて、グループごとに前記センサのデータを取得することを特徴とするものであってもよい。
また、上記前記センサ情報には、前記センサのグループに対応して、他のグループの前記センサからデータを取得するように指示した関連グループ情報が含まれており、前記取得部は、前記関連グループ情報に基づいて、他のグループの前記センサからデータを取得することを特徴とするものであってもよい。
また、上記の前記センサ情報には、他のグループの前記センサからデータを取得するセンサ条件が含まれており、前記取得部は、前記センサ条件に基づいて、他のグループの前記センサからデータを取得することを特徴とするものであってもよい。
また、上記の前記センサ情報には、前記建物に複数導入されているビル環境エネルギ管理システムの情報が含まれており、前記取得部は、異なる前記ビル環境エネルギ管理システムに属する他のグループの前記センサからデータを取得することを特徴とするものであってもよい。
また、本発明に係る広域管理装置は、建物に設置されたセンサであって、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を記憶したセンサ情報記憶部と、前記センサ情報記憶部に記憶されている前記センサ情報を前記建物に設置された建物管理装置へ送信する送信部と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る建物管理装置は、建物で消費される電力を管理する広域管理装置から、前記建物に設置されたセンサであって、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記センサ情報を記憶するセンサ情報記憶部と、前記センサ情報記憶部に記憶された前記センサ情報に基づいて、前記センサからデータを取得する取得部と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る広域管理装置と、センサが設置された建物に対応して設けられた建物管理装置とを備えた広域管理システムの広域管理方法は、前記広域管理装置は、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を記憶する第1のセンサ情報記憶ステップと、前記第1のセンサ情報記憶ステップで記憶された前記センサ情報を前記建物管理装置へ送信する送信ステップと、を有し、前記建物管理装置は、前記送信ステップから送信される前記センサ情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信された前記センサ情報を記憶する第2のセンサ情報記憶ステップと、前記第2のセンサ情報記憶ステップで記憶された前記センサ情報に基づいて、前記センサからデータを取得する取得ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る広域管理装置のセンサ情報送信方法は、建物に設置されたセンサであって、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を記憶するセンサ情報記憶ステップと、前記センサ情報記憶ステップで記憶された前記センサ情報を前記建物に設置された建物管理装置へ送信する送信ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る建物管理装置のデータ取得方法は、建物で消費される電力を管理する広域管理装置から、前記建物に設置されたセンサであって、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信された前記センサ情報を記憶するセンサ情報記憶ステップと、前記センサ情報記憶ステップで記憶された前記センサ情報に基づいて、前記センサからデータを取得する取得ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る広域管理装置のプログラムは、建物に設置されたセンサであって、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を記憶したセンサ情報記憶部と、前記センサ情報記憶部に記憶されている前記センサ情報を前記建物に設置された建物管理装置へ送信する送信部と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る建物管理装置のプログラムは、建物で消費される電力を管理する広域管理装置から、前記建物に設置されたセンサであって、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記センサ情報を記憶するセンサ情報記憶部と、前記センサ情報記憶部に記憶された前記センサ情報に基づいて、前記センサからデータを取得する取得部と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、建物に設置されたセンサのセンサ情報を容易に変更することができる。
上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態に係る広域管理システム1の構成例を示した図である。 広域管理装置21の詳細な機能構成の一例を示すブロック図である。 センサ情報記憶部62のデータ構成例を示した図である。 建物管理装置31の機能構成の一例を示すブロック図である。 センサ情報の記憶処理の例を示したシーケンス図である。 建物管理装置31の取得部74の動作例を示したフローチャートである。 従来のセンサのデータ取得例を説明する図である。 図4で説明したデータ取得部によるセンサのデータ取得例を説明する図である。 広域管理装置21の機能を実現するハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係るセンサ情報記憶部62のデータ構成例を示した図である。 第3の実施の形態に係るセンサ情報記憶部62のデータ構成例を示した図である。 建物管理装置31の取得部74の動作例を示したフローチャートである。 第4の実施の形態に係るセンサ情報記憶部62のデータ構成例を示した図である。 第5の実施の形態に係るセンサ情報記憶部62のデータ構成例を示した図である。 建物管理装置31の取得部74の動作例を示したフローチャートである。 第6の実施の形態に係るセンサ情報記憶部62のデータ構成例を示した図である。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る広域管理システム1の構成例を示した図である。図1に示すように、広域管理システム1は、広域管理装置21と、建物B1,B2のそれぞれに設けられた建物管理装置31,32と、を備える。広域管理装置21と、建物管理装置31,41のそれぞれは、例えば、インターネット等のネットワーク51を介して、通信データの送受信が可能である。なお、図1では、建物B1,B2は、2つしか示していないが、3以上存在してもよい。この場合も各建物には、建物管理装置が備えられる。なお、複数の建物を一つの建物管理装置で管理する構成にしてもよい。すなわち、建物管理装置と設備機器の構成は様々な形態があってもよい。
広域管理装置21は、管理者12から、端末装置11を介して、建物B1,B2のぞれぞれの消費電力を制御する制御指令を受け付ける。広域管理装置21は、受け付けた制御指令を、管理対象の建物B1,B2に設けられている建物管理装置31,41へ、ネットワーク51を介して送信する。
建物管理装置31は、建物B1内に設けられているLAN等のネットワーク33に接続されている。建物管理装置31は、ネットワーク33を介して、建物B1内に設けられている、複数の設備機器32のそれぞれと通信データの送受信が可能である。
建物管理装置41も建物管理装置31と同様に、建物B2内に設けられているLAN等のネットワーク43に接続されている。建物管理装置41は、ネットワーク43を介して、建物B2内に設けられている、複数の設備機器42のそれぞれと通信データの送受信が可能である。
建物B1に設けられている複数の設備機器32は、例えば、空調機器、照明機器、ボイラ機器、防犯機器、またはサーバやルータなどのIT(Information Technology)機器を監視する監視機器などである。設備機器32のそれぞれは、センサ32aを有しており、センサ32aは、例えば、建物B1内の温度を測定する温度センサ、建物内を流れる電流を測定する電流センサ、または建物B1内の人を検知する赤外線センサなどである。建物B2も建物B1と同様に、センサ42aを備えた複数の設備機器42が設けられている。
なお、図1では、設備機器32,42は、それぞれの建物B1,B2において4つしか示していないが、1〜3または5以上存在してもよい。
建物管理装置31は、広域管理装置21から、ネットワーク51を介して、イベントプログラムを受信して記憶する。建物管理装置31は、例えば、BEMS(Building Energy and Environmental Management System)に用いられる機器で構成されてもよい。
イベントプログラムとは、建物B1,B2内に設けられている設備機器32,42の動作を制御して、それぞれの設備機器の消費電力を制御するためのプログラムである。建物管理装置31,41は、広域管理装置21から、ネットワーク51を介して、制御指令を受信した場合に、受信した制御指令に対応するイベントプログラムを実行することにより、制御指令に応じて建物B1,B2全体の消費電力を制御する。
図2は、広域管理装置21の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、広域管理装置21は、通信部61と、センサ情報記憶部62と、データ記憶部63と、通信部64と、を有している。
通信部61は、送信部61aと、受信部61bと、を備え、端末装置11と通信を行う。受信部61bは、例えば、端末装置11が管理者12から受付けたセンサ情報を、端末装置11から受信する。送信部61aは、端末装置11からの要求に応じて、センサ情報記憶部62に記憶されている情報およびデータ記憶部63に記憶されている情報を端末装置11に送信する。端末装置11は、例えば、送信部61aから送信されたデータを、ディスプレイに表示することができる。
センサ情報記憶部62は、所定の属性に基づいてグループ化された、建物B1のセンサ32aのセンサ情報を記憶している。また、センサ情報記憶部62は、所定の属性に基づいてグループ化された、建物B2のセンサ42aのセンサ情報を記憶している。すなわち、センサ情報記憶部62は、建物B1,B2ごとの、グループ化されたセンサ32a,42aのセンサ情報を記憶している。
図3は、センサ情報記憶部62のデータ構成例を示した図である。図3には、建物B1におけるセンサ32aのセンサ情報のデータ構成例を示している。図3に示すように、センサ情報記憶部62には、グループ番号62aと、取得インスタンス62bと、動作情報62cとが、センサ情報として記憶される。動作情報62cは、取得頻度62dと、優先度62eとの情報に分かれる。
ここで、図3に示すセンサ情報記憶部62のセンサ情報は、端末装置11のディスプレイに表示することができる。例えば、送信部61aは、端末装置11からの指示に応じて、センサ情報記憶部62に記憶されているセンサ情報を取得し、端末装置11に送信する。そして、端末装置11は、送信部61aから送信されたセンサ情報をディスプレイに表示する。
管理者12は、端末装置11のディスプレイ上で、センサ情報記憶部62のセンサ情報を「変更」または「追加」することができる。また、管理者12は、端末装置11のディスプレイ上で、センサ情報記憶部62のセンサ情報を「新規作成」することができる。「新規作成、」「変更」、または「追加」されたセンサ情報は、端末装置11から広域管理装置21の受信部61bに送信され、センサ情報記憶部62に記憶される。すなわち、センサ情報記憶部62に記憶されるセンサ情報は、管理者12によって入力される。
建物B1に設けられている複数のセンサ32aは、所定の属性に基づいてグループ化される。例えば、センサ32aは、センサの種類に基づいてグループ化される。具体的には、温度センサは、温度センサのグループ、電流センサは、電流センサのグループ、赤外線センサは、赤外線のグループとしてグループ化される。または、センサ32aは、設置されている場所に基づいてグループ化される。具体的には、センサ32aは、設置されている建物B1,B2の階や部屋に基づいてグループ化される。
グループ番号62aは、グループ化されたセンサ32aに付与された一意の識別子である。
取得インスタンス62bは、グループ化されたセンサの識別子を示す。例えば、図3の例の場合、グループ番号「1」のセンサの識別子は、「1000」、「1001」、および「1002」であることが分かる。
動作情報62cの取得頻度62dは、グループ化されたセンサから、データを取得する取得頻度を示している。例えば、図3の例の場合、グループ番号「1」の取得インスタンス(センサ)「1000」、「1001」、および「1002」からは、1分ごとにデータが取得されることが分かる。
また、取得頻度62dに示す「イベント」は、特定の現象が発生したときに、グループ化されたセンサからデータを取得することを示す。例えば、グループ番号「10」の取得インスタンス「10000」および「10001」は、設備機器32から所定の情報(イベント)が出力されると、データが取得される。より具体的には、ある設備機器32に、予め温度の最大値と最小値を設定しておく。ある設備機器32は、温度が設定された最大値と最小値との範囲を外れると、建物管理装置31にイベントを送信する。設備機器32から建物管理装置31にイベントが送信されたとき、グループ番号「10」の取得インスタンス「10000」および「10001」は、データが取得される。なお、イベントの発生は、例えば、BACnet規格で決められたChangeOfValueサービスやEventNotificationサービスを用いることによって実現することができる。
動作情報62cの優先度62eは、グループ化されたセンサから、データを取得する優先度を示している。例えば、優先度「低」のグループのセンサのデータと、優先度「高」のグループのセンサのデータとのデータ取得タイミングが重なった場合、優先度「高」のセンサのデータが優先して取得される。図3の例では、優先度は、「低」および「高」の2つしか設定されてないが、3以上設定してもよい。
上記では、建物B1のセンサ32aのセンサ情報のデータ構成例を示したが、建物B2のセンサ42aのセンサ情報も、図3と同様のデータ構成を有する。そして、建物B2のセンサ情報も、広域管理装置21のセンサ情報記憶部62に記憶される。
図2の説明に戻る。データ記憶部63には、センサ32a,42aが取得したデータが記憶される。例えば、データ記憶部63には、温度データ、電流値データ、または人の検知データ等が記憶される。センサ32a,42aが取得したデータは、建物管理装置31,41から送信される。なお、上記したように、送信部61aは、端末装置11のからの要求に応じて、データ記憶部63に記憶されている、センサのデータを端末装置11に送信する。そして、端末装置11は、通信部61から送信されたデータをディスプレイに表示する。これにより、管理者12は、センサ32a,42aが取得したデータをモニタすることができる。
通信部64は、送信部64aと、受信部64bと、を備え、建物管理装置31,41と通信を行う。送信部64aは、センサ情報記憶部62に記憶されている建物B1,B2のセンサ情報を、建物管理装置31,41のそれぞれに送信する。例えば、送信部64aは、センサ情報記憶部62に記憶されている建物B1のセンサ情報が「新規作成」、「変更」、または「追加」されたとき、センサ情報記憶部62に記憶されている建物B1のセンサ情報を、建物B1の建物管理装置31に送信する。また、送信部64aは、センサ情報記憶部62に記憶されている建物B2のセンサ情報が「新規作成」、「変更」、または「追加」されたとき、センサ情報記憶部62に記憶されている建物B2のセンサ情報を、建物B2の建物管理装置41に送信する。
また、受信部64bは、建物管理装置31,41から送信されるセンサ32a,42aのデータを受信する。受信部64bは、受信したセンサ32a,42aのデータを、データ記憶部63に記憶する。
図4は、建物管理装置31の機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、建物管理装置31は、通信部71と、センサ情報記憶部72と、データ記憶部73と、取得部74と、通信部75と、を有している。図4の機能は、例えば、広域管理装置21から配信されたイベントプログラムを、建物管理装置31が実行することにより実現される。
通信部71は、送信部71aと、受信部71bと、を備え、広域管理装置21と通信を行う。例えば、受信部71bは、広域管理装置21から送信される、センサ情報記憶部62のセンサ情報を受信する。受信したセンサ情報は、センサ情報記憶部72に記憶される。また、送信部71aは、例えば、データ記憶部73に記憶されている、センサ32aが取得したデータを広域管理装置21へ送信する。
センサ情報記憶部72には、グループ化された、建物B1に設置されている複数のセンサ32aのセンサ情報が記憶される。上記したように、広域管理装置21のセンサ情報記憶部62に記憶されているセンサ情報は、当該建物管理装置31に送信され、センサ情報記憶部72に記憶される。従って、センサ情報記憶部72のデータ構成例は、図3で説明したデータ構成例と同様となり、その説明を省略する。
データ記憶部73には、取得部74が取得した、センサ32aのデータが記憶される。例えば、データ記憶部73には、センサ32aが取得した温度データ、電流値データ、または人の検知データ等が記憶される。なお、上記したように、データ記憶部73に記憶されたデータは、広域管理装置21へ送信される。そして、広域管理装置21のデータ記憶部63に記憶される。
取得部74は、センサ情報記憶部72に記憶されたセンサ情報に基づいて、グループ化されたセンサ32aからデータを取得する。例えば、取得部74は、センサ情報記憶部72に記憶されている取得頻度62dの時間になると、対応するグループのセンサ32aから、データを取得する。
例えば、取得部74は、取得頻度62dが「イベント」以外のグループ番号62aのそれぞれに対応してタイマを設ける。取得部74は、グループ番号62aに対応して設けたタイマが、グループ番号62aに対応する取得頻度62dの時間になると、データ取得部74aを起動し、タイマに対応するグループ番号62aの取得インスタンス62b(センサ)から、データを取得する。
より具体的には、取得部74は、グループ番号「1」に対応したタイマ「T1」を設け、グループ番号「2」に対応したタイマ「T2」を設けたとする。取得部74は、タイマ「T1」の時間が、グループ番号「1」に対応する取得頻度「1分」になると、データ取得部74aを起動する。起動されたデータ取得部74aは、センサ情報記憶部62を参照し、タイマ「T1」に対応するグループ番号「1」の取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」から、データを取得する。また、取得部74は、タイマ「T2」の時間が、グループ番号「2」に対応する取得頻度「1秒」になると、データ取得部74aを起動する。起動されたデータ取得部74aは、センサ情報記憶部62を参照し、タイマ「T2」に対応するグループ番号「2」の取得インスタンス「2000」、「2001」、「2010」、および「2011」から、データを取得する。
また、取得部74は、イベントが発生すると、データ取得部74aを起動する。起動されたデータ取得部74aは、取得頻度62dの「イベント」に対応する「取得インスタンス」を参照し、センサ32aからデータを取得する。例えば、図3の例の場合、データ取得部74aは、イベントが発生すると、取得インスタンス「10000」および「10001」からデータを取得する。なお、図3の例の場合、イベントは1種類しか示していないが、複数種類のイベントを設けてもよい。この場合、取得頻度62dの「イベント」には、イベントを識別する情報を持たせる。これにより、イベントに応じたセンサ32aのデータを取得することができる。
取得部74は、データ取得部74aを起動しているときに、あるタイマの時間が取得頻度の時間になった場合、または、イベントが発生した場合、起動しているデータ取得部74aとは別のデータ取得部を起動する。例えば、取得部74は、タイマ「T1」によってデータ取得部74aを起動しているときに、タイマ「T2」の時間が取得頻度の時間になった場合、データ取得部74aとは別のデータ取得部を起動する。
取得部74は、データ取得部74aによって取得されたセンサのデータを、データ記憶部73に記憶する。取得部74は、取得されたデータの種類によっては、データ記憶部73に記憶する際、データを加工して記憶する。例えば、取得部74は、ある温度センサから取得した温度データに対しては平均化処理をし、データ記憶部73に記憶する。
取得部74は、複数のデータ取得部74aを起動し、複数のデータ取得部74aが並列してセンサからデータを取得する場合、センサ情報記憶部72の優先度62eに基づいて、データ取得部74aのデータ取得処理を優先する。例えば、2つのデータ取得部が起動され、一方のデータ取得部がデータ取得するセンサのグループの優先度62eは、「低」であったとする。また、他方のデータ取得部がデータ取得するセンサのグループの優先度62eは、「高」であったとする。この場合、取得部74は、優先度62eが「高」のデータ取得部の処理を優先する。これにより、優先度「高」のグループのセンサのデータは、優先度「低」のグループのセンサのデータより、先にデータ記憶部73に記憶される。
なお、取得部74は、同じ優先度62eのデータが、データ取得部によって並列に取得される場合、ランダムにデータ取得部を選択して、処理を優先させる。または、取得部74は、所定のルールに基づいて、データ取得部の処理を優先させる。例えば、取得部74は、対応するグループ番号62aの大きさに基づいて、データ取得部の処理を優先させる。
通信部75は、送信部75aと、受信部75bとを、備え、設備機器32と通信を行う。例えば、送信部75aは、建物B1の電力制御のための所定の指示を設備機器32に対し送信する。また、受信部75bは、設備機器32が有するセンサ32aから、データを受信する。
なお、上記では、建物管理装置31について説明したが、建物管理装置41も図4と同様の機能ブロックを有し、その説明を省略する。
図5は、センサ情報の記憶処理の例を示したシーケンス図である。図5に示すシーケンス図は、例えば、管理者12がセンサ情報を「新規作成」、「変更」、または「追加」するときに実行される。
まず、端末装置11は、管理者12から、「新規作成」、「変更」、または「追加」されるセンサ情報を受付ける(ステップS1)。例えば、端末装置11は、管理者12によって新規作成された、所定の属性に基づいてグループ化されたセンサのセンサ情報を受付ける。または、端末装置11は、グループ単位で変更されたセンサ情報を、管理者12から受付ける。例えば、端末装置11は、グループ単位で、取得頻度62dまたは優先度62eのセンサ情報の変更を受付ける。または、端末装置11は、管理者12によって追加された、所定の属性に基づいてグループ化されたセンサのセンサ情報を受付ける。以下では、端末装置11は、建物B1,B2のセンサ32a,42aのセンサ情報を、管理者12から受付けたとする。
次に、端末装置11は、管理者12から受付けた建物B1,B2のセンサ情報を、広域管理装置21へ送信する(ステップS2)。
次に、広域管理装置21の受信部61bは、端末装置11から送信された、建物B1,B2のセンサ情報を受信する(ステップS3)。
次に、広域管理装置21の受信部61bは、端末装置11から受信した、建物B1,B2のセンサ情報をセンサ情報記憶部62に記憶する(ステップS4)。
次に、広域管理装置21の送信部64aは、センサ情報記憶部62に記憶された建物B1のセンサ情報を、建物管理装置31に送信する(ステップS5)。
次に、広域管理装置21の送信部64aは、センサ情報記憶部62に記憶された建物B2のセンサ情報を、建物管理装置41に送信する(ステップS6)。
次に、建物管理装置31の受信部71bは、広域管理装置21から送信された、建物B1のセンサ情報を受信する(ステップS7)。
次に、建物管理装置31の受信部71bは、広域管理装置21から受信した、建物B1のセンサ情報をセンサ情報記憶部72に記憶する(ステップS8)。
次に、建物管理装置41の受信部は、広域管理装置21から送信された、建物B2のセンサ情報を受信する(ステップS9)。
次に、建物管理装置41の受信部は、広域管理装置21から受信した、建物B2のセンサ情報をセンサ情報記憶部に記憶する(ステップS10)。
以上のシーケンスにより、建物B1,B2のそれぞれのセンサ情報は、広域管理装置21に記憶される。そして、建物B1のセンサ情報は、建物B1に設けられている建物管理装置31に記憶され、建物B2のセンサ情報は、建物B2に設けられている建物管理装置41に記憶される。
上述したシーケンス図の各処理単位は、各装置の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。例えば、ステップS5,S6の処理の順番は、図5の例に限られない。例えば、広域管理装置21の送信部64aは、センサ情報を建物管理装置41に送信して、建物管理装置31に送信してもよい。また、ステップS7,S8と、ステップS9,S10の処理も同様に図5の例に限られない。
図6は、建物管理装置31の取得部74の動作例を示したフローチャートである。取得部74は、センサ情報記憶部72の取得頻度62dが「イベント」以外のグループ番号62aのそれぞれに対応して、タイマを設けているとする。取得部74は、図8で説明するように、データ取得部74aがデータを取得する周期より短い周期で、図6に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
まず、取得部74は、センサの各グループが、取得頻度62dの条件を満たすか否か判定する(ステップS11)。例えば、取得部74は、グループ番号62aに対応して設けた各タイマが、グループ番号62aに対応する取得頻度62dの時間になったか否か判定する。また、取得部74は、取得頻度62dのイベントが発生したか否か判定する。取得部74は、グループ番号62aに対応して設けた各タイマが、グループ番号62aに対応する取得頻度62dの時間になった場合、または、取得頻度62dのイベントが発生した場合、ステップS12の処理へ移行する。一方、取得部74は、グループ番号62aに対応して設けた各タイマが、グループ番号62aに対応する取得頻度62dの時間になっていない場合、および、取得頻度62dのイベントが発生していない場合、処理を終了する。
次に、取得部74は、取得頻度62dの時間になったタイマに対応するデータ取得部74aまたはイベントに対応したデータ取得部74aを起動する(ステップS12)。例えば、取得部74は、グループ番号「1」に対応するタイマが「1分」となった場合、グループ番号「1」に対応するデータ取得部74aを起動する。また、取得部74は、イベントが発生すると、データ取得部74aを起動する。
なお、起動されたデータ取得部74aは、自分の起動基となったタイマに対応するグループ番号62aの取得インスタンス62b(センサ)から、データを取得する。例えば、上記ステップS1の例の場合、自分の起動基となったタイマに対応するグループ番号は「1」であるので、データ取得部74aは、取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」から(図3参照)データを取得する。また、取得部74は、データ取得部74aが、他のタイマによってすでに起動されている場合、別のデータ取得部を起動する。
次に、取得部74は、複数のデータ取得部74aを起動しているか否か判定する(ステップS13)。取得部74は、複数のデータ取得部74aを起動している場合、ステップS14の処理へ移行する。取得部74は、複数のデータ取得部74aを起動していない場合(データ取得部74aが1つしか起動されていない場合)、ステップS15の処理へ移行する。
ステップS13において、取得部74が複数のデータ取得部74aを起動していると判定した場合、取得部74は、優先度62eの高いデータ取得部74aの処理を優先する。(ステップS14)。
ステップS13において、取得部74が複数のデータ取得部74aを起動していないと判定した場合、取得部74は、ステップS12にて起動したデータ取得部74aが取得したセンサのデータを取得する(ステップS15)。
このようにして、建物管理装置31の取得部74は、グループ化されたセンサ32aから、データを取得する。建物管理装置41の取得部も図6のフローと同様にして、グループ化されたセンサ42aからデータを取得する。
上述したフローチャートの各処理単位は、取得部74の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。取得部74の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。
ここで、センサをグループ化しないで、シーケンシャルにセンサからデータを取得する動作を説明する。
図7は、従来のセンサのデータ取得例を説明する図である。従来では、図7の矢印A11aに示すように、センサのデータをシーケンシャルに取得している。例えば、100msごとに、1つずつセンサからデータを取得している。そのため、図7の矢印A11bに示すように、例えば、温度センサ10個、電流センサ5個、湿度センサ10個の計25個の全センサからデータを取得するのに、2500msかかっている。また、同じセンサから再びデータを取得する場合、少なくとも2500ms以上かかっている。図7の例の場合、3分ごとにシーケンシャルを実行するので、同じセンサから再びデータを取得するのに3分かかる。
図8は、図4で説明したデータ取得部によるセンサのデータ取得例を説明する図である。図8の矢印A12aには、データ取得部74aによるグループ番号「1」のデータ取得タイミングが示してある。図8の矢印A12bには、データ取得部74aによるグループ番号「2」のデータ取得タイミングが示してある。なお、グループ番号「1」のセンサの取得頻度は、図3の取得頻度62dより「1分」である。グループ番号「2」のセンサの取得頻度は、図3の取得頻度62dより「1秒」である。
矢印A12aに示すように、データ取得部74aは、一定の周期で、グループ番号「1」のグループ化されたセンサからデータを取得する。図8の例では、100msの周期で、3つのセンサからデータを取得する。データ取得部74aは、3つのセンサからデータを取得すると、処理を終了する。
上記したように、グループ番号「1」の取得頻度は、「1分」である。従って、データ取得部74aは、矢印A12aaに示すように、1分後に取得部74によって再び起動され、100msの周期で、3つのセンサからデータを取得する。そして、データ取得部74aは、3つのセンサからデータを取得すると、処理を終了する。
また、矢印A12bに示すように、データ取得部74aは、一定の周期で、グループ番号「2」のグループ化されたセンサからデータを取得する。図8の例では、100msの周期で、4つのセンサからデータを取得する。データ取得部74aは、4つのセンサからデータを取得すると、処理を終了する。
上記したように、グループ番号「2」の取得頻度は、「1秒」である。従って、データ取得部74aは、矢印A12baに示すように、1秒後に取得部74によって再び起動され、100msの周期で、4つのセンサからデータを取得する。そして、データ取得部74aは、4つのセンサからデータを取得すると、処理を終了する。
このように、データ取得部74aは、グループごとにおいてセンサからデータを取得するので、大量のセンサのデータを効率的に取得することができる。例えば、図7で説明した従来の方法では、同じセンサから再びデータを取得するのに時間がかかる。図8に示す本件の場合は、大量のセンサのデータを、従来の方法より短い時間で取得することができる。
なお、グループ番号「1」のデータ取得部74aが起動されているときに、グループ番号「2」のセンサのデータを取得するタイミングとなった場合、取得部74は、グループ番号「1」のデータ取得部74aとは別のデータ取得部を起動することになる。また、グループ番号「2」のデータ取得部74aが起動されているときに、グループ番号「1」のセンサのデータを取得するタイミングとなった場合、取得部74は、グループ番号「2」のデータ取得部74aとは別のデータ取得部を起動することになる。
また、図6で説明したフローチャートは、データ取得部74aがセンサからデータを取得する周期より短い周期で実行される。図8の例の場合、図6で説明したフローチャートは、100msより短い周期で実行される。
図9は、広域管理装置21の機能を実現するハードウェア構成の一例を示す図である。広域管理装置21は、例えば、図9に示すような、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置81と、RAM(Random Access Memory)などの主記憶装置82と、HDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置83と、有線又は無線により通信ネットワークと接続するための通信インターフェイス(I/F)84と、マウス、キーボード、タッチセンサーやタッチパネルなどの入力装置85と、液晶ディスプレイなどの表示装置86と、DVD(Digital Versatile Disk)などの持ち運び可能な記憶媒体に対する情報の読み書きを行う読み書き装置87と、によって実現することができる。
例えば、通信部61,64の機能は、補助記憶装置83などから主記憶装置82にロードされた所定のプログラムを演算装置81が実行することで実現される。センサ情報記憶部62およびデータ記憶部63は、例えば、演算装置81が主記憶装置82または補助記憶装置83を利用することで実現される。広域管理装置21と端末装置11との通信は、例えば、演算装置81が通信I/F84を利用することで実現される。また、広域管理装置21と建物管理装置31,41との通信は、例えば、演算装置81が通信I/F84を利用することで実現される。
なお、上記の所定のプログラムは、例えば、読み書き装置87により読み取られた記憶媒体からインストールされてもよいし、通信I/F84を介してネットワークからインストールされてもよい。
また、広域管理装置21の一部またはすべての機能は、例えば、演算装置、記憶装置、駆動回路などを備えるASIC(Application Specific Integrated Circuit)を備えるコントローラー基板等により実現してもよい。
上述した広域管理装置21の機能構成は、広域管理装置21の構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。広域管理装置21の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
建物管理装置31,41および端末装置11も、図9と同様のハードウェア構成を有する。ただし、取得部74の機能は、例えば、補助記憶装置83などから主記憶装置82にロードされた所定のプログラムを演算装置81が実行することで実現される。また、建物管理装置31,41は、BACnet対応の設備機器32,42と通信を行う場合、通信I/F84には、BACnet用I/Fを適用することができる。また、建物管理装置31,41は、IEEE1888対応の設備機器32,42と通信を行う場合、通信I/F84には、IEEE1888用I/Fを適用することができる。また、建物管理装置31,41は、センサ付の設備機器32,42と通信を行う場合、通信I/F84には、センサ用I/Fを適用することができる。
このように、広域管理装置21は、所定の属性に基づいてグループ化されたセンサのセンサ情報を記憶して建物管理装置31,41へ送信し、建物管理装置31,41は、広域管理装置21から送信されたセンサ情報を記憶する。そして、建物管理装置31,41は、記憶したセンサ情報に基づいて、センサからデータを取得する。これにより、管理者12は、建物に設置されたセンサのセンサ情報をグループ単位で変更することができ、容易にセンサ情報を変更することができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、センサ情報記憶部62には、グループ番号62aと、取得インスタンス62bと、取得頻度62dおよび優先度62eを有する動作情報62cと、が記憶される。第2の実施の形態のセンサ情報記憶部62では、さらにBEMS名が記憶される。
図10は、第2の実施の形態に係るセンサ情報記憶部62のデータ構成例を示した図である。図10において、図3と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
1つの建物B1には、BEMS等、複数のビル環境エネルギ管理システムが導入されている場合がある。この場合、センサ情報にビル環境エネルギ管理システムの情報を含めてもよい。例えば、図10に示すように、センサ情報記憶部62にBEMS名91の情報を記憶してもよい。
BEMS名91には、設備機器32(センサ32a)に適用されているBEMSのBEMS名が記憶される。例えば、取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」には、BEMS名「BEMS−A」のBEMSが適用されているとする。この場合、取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」に対応するBEMS名91は、「BEMS−A」となる。
このように、建物B1に複数のビル環境エネルギ管理システムが導入されている場合、建物管理装置31のセンサ情報記憶部62に、BEMS名91を記憶してもよい。これにより、例えば、異なるBEMSにおいて、同じ識別子を有するセンサが存在しても、そのセンサを区別してグループ化することができる。例えば、BEMS名「BEMS−A」と「BEMS−B」とに、識別子「10000」のセンサが存在しても、それらを区別してグループ化することが可能となる。建物B2においても同様に、複数のビル環境エネルギ管理システムが導入されている場合、建物管理装置41のセンサ情報記憶部に、BEMS名を記憶してもよい。
また、取得部74は、センサから取得したデータを、BEMSに基づいて区別してデータ記憶部73に記憶してもよい。この場合、端末装置11では、センサのデータをBEMSごとにおいてディスプレイに表示することが可能となる。
なお、第2の実施の形態に係る広域管理装置21および建物管理装置31,41の機能ブロックは、図2および図4と同様となるのでその説明を省略する。また、第2の実施の形態に係るフローチャートは、図6のフローチャートと同様となるが、データ取得部74aは、BEMSを区別してセンサからデータを取得する。
また、BEMS名の代わりに、設備機器32,42に付与されているデバイスIDを記憶するようにしてもよい。デバイスIDとは、BACnetネットワーク上に存在するBACnetデバイスを特定するための情報であり、1つのBEMSで唯一無二に決められる。複数のBEMSでは、それぞれのBEMSにおいてデバイスIDが同じになることがあるため、BEMS名とデバイスIDの両方を記憶するようにしてもよい。以下で説明するBEMS名においても、同様である。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、第1の実施の形態のセンサ情報記憶部62に、「関連グループ番号」および「切り替え動作情報」がさらに記憶される。
図11は、第3の実施の形態に係るセンサ情報記憶部62のデータ構成例を示した図である。図10において、図3と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
図11に示すように、センサ情報記憶部62には、関連グループ番号92aと、関連動作情報92bと、が記憶される。
関連グループ番号92aには、対応する取得インスタンス62bでデータを取得する場合で、さらに他のグループの取得インスタンス62bでデータを取得する必要がある場合、他のグループの情報が記憶される。関連動作情報92bには、関連グループ番号92aに記憶された他のグループでデータを取得する際の動作情報が記憶される。
例えば、図11のグループ番号「10」に対応する関連グループ番号92aには、「1」が記憶されている。また、グループ番号「10」に対応する関連動作情報92bには、「即時1回」という情報が記憶されている。
この場合、取得部74は、イベントが発生すると、グループ番号「10」の取得インスタンス「10000」および「10001」からデータを取得するとともに、関連グループ番号92aに示す「1」より、グループ番号「1」の取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」から、データを取得する。このとき、取得部74は、直ちに、グループ番号「1」の取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」から、「1回」だけデータを取得する。
このように、関連グループ番号92aおよび関連動作情報92bを追加することにより、建物B1の他の状態も監視することが可能となる。例えば、グループ番号「10」の取得インスタンスは、温度センサであり、グループ番号「1」の取得インスタンスは、湿度センサであるとする。ある部屋の温度が最大値を超え、イベントが発生すると、図11の例では、グループ番号「10」の温度センサから温度データを取得するとともに、グループ番号「1」の湿度センサから湿度データを取得することになる。
なお、図11では、取得頻度「イベント」に対して、関連グループ番号92aを記憶しているが、「時間」が記憶されている取得頻度62dに対して、関連グループ番号92aを記憶してもよい。例えば、グループ番号「1」や「2」の関連グループ番号92aに、他のグループを呼び出すグループ番号を記憶してもよい。建物管理装置41においても同様に、センサ情報記憶部が図11と同様のデータ構成例を有してもよい。
第3の実施の形態に係る広域管理装置21および建物管理装置31,41の機能ブロックは、図2および図4と同様になる。ただし、建物管理装置31,41の取得部の動作が一部異なる。
図12は、建物管理装置31の取得部74の動作例を示したフローチャートである。図12のフローチャートにおいて、図6と同じものには同じステップ符号を付し、その説明を省略する。
データ取得部74aは、ステップS12にて起動された後、起動基となったグループ番号62aに対応する関連グループ番号92aを参照し、他のグループの呼び出しがあるか否か判定する(ステップS21)。例えば、データ取得部74aは、センサ情報記憶部62の関連グループ番号92aに、他のグループ番号が記憶されているか否か判定する。データ取得部74aは、他のグループの呼び出しがあると判定した場合、ステップS22の処理へ移行する。データ取得部74aは、他のグループの呼び出しがないと判定した場合、ステップS13の処理へ移行する。
ステップS21において、データ取得部74aが他のグループの呼び出しがあると判定した場合、取得部74は、他のデータ取得部を起動する(ステップS22)。このとき、取得部74は、センサ情報記憶部62の関連動作情報92bを参照し、関連動作情報92bに基づいて、他のデータ取得部を起動する。例えば、取得部74は、関連動作情報92bに「即時1回」という情報が記憶されている場合、直ちに他のデータ取得部を起動し、1回だけセンサからデータを取得するようにする。
このようにして、建物管理装置31の取得部74は、関連する他のグループからもデータを取得することができる。建物管理装置41の取得部も図12のフローと同様にして、関連する他のグループからデータを取得することができる。
なお、上記では、データ取得部74aが、起動基となったグループ番号62aに対応する関連グループ番号92aを参照し、他のグループの呼び出しがあるか否か判定したが、取得部74が、起動基となったグループ番号62aに対応する関連グループ番号92aを参照し、他のグループの呼び出しがあるか否か判定してもよい。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態では、第3の実施の形態のセンサ情報記憶部62に、さらにBEMS名が記憶される。
図13は、第4の実施の形態に係るセンサ情報記憶部62のデータ構成例を示した図である。図13において、図11と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
1つの建物B1には、BEMS等、複数のビル環境エネルギ管理システムが導入されている場合がある。この場合、センサ情報にビル環境エネルギ管理システムの情報を含めてもよい。例えば、図13に示すように、センサ情報記憶部62にBEMS名93の情報を記憶してもよい。
BEMS名93には、設備機器32(センサ32a)に適用されているBEMSのBEMS名が記憶される。例えば、取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」には、BEMS名「BEMS−A」のBEMSが適用されているとする。この場合、取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」に対応するBEMS名91は、「BEMS−A」となる。
このように、建物B1に複数のビル環境エネルギ管理システムが導入されている場合、建物管理装置31のセンサ情報記憶部62に、BEMS名93を記憶してもよい。これにより、例えば、異なるBEMSにおいて、同じ識別子を有するセンサが存在しても、そのセンサを区別してグループ化することができる。建物B2においても同様に、複数のビル環境エネルギ管理システムが導入されている場合、建物管理装置41のセンサ情報記憶部に、BEMS名を記憶してもよい。
また、センサ情報記憶部62にBEMS名93を記憶することにより、他のBEMSに属するセンサのグループを呼び出すことができる。例えば、図13において、グループ番号「10」のBEMS名は、「BEMS−B」のみであるとする。また、取得インスタンスは、「100」、「101」、および「200」のみであるとする。この場合、「BEMS−B」から、他の「BEMS−A」のグループ番号「1」を呼び出すことができる。
なお、第4の実施の形態に係る広域管理装置21および建物管理装置31,41の機能ブロックは、図2および図4と同様となるのでその説明を省略する。また、第4の実施の形態に係るフローチャートは、図12のフローチャートと同様となるのでその説明を省略する。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態では、第3の実施の形態のセンサ情報記憶部62に、さらにセンサ条件の情報が記憶される。
図14は、第5の実施の形態に係るセンサ情報記憶部62のデータ構成例を示した図である。図14において、図11と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
図14に示すように、センサ情報記憶部62には、センサ条件94が記憶される。センサ条件94には、対応する取得インスタンス62bでデータを取得する場合で、さらに他のグループの取得インスタンス62bでデータを取得する必要がある場合、他のグループの取得インスタンス62bでデータを取得するためのセンサの条件が記憶される。例えば、図14のグループ番号「10」に対応するセンサ条件94には、「10000=‘ON’」が記憶されている。これは、他のグループの取得インスタンス62bから、データを取得するには、取得インスタンス「10000」が「ON」であることが条件であることを示す。
例えば、グループ番号「10」に対応する関連グループ番号92aには、「1」が記憶されている。また、グループ番号「10」に対応する関連動作情報92bには、「即時1回」という情報が記憶されている。この場合、取得部74は、イベントが発生すると、グループ番号「10」の取得インスタンス「10000」および「10001」からデータを取得する。そして、取得部74は、取得インスタンス「10000」のセンサデータが「ON」である場合、関連グループ番号92aに示す「1」より、グループ番号「1」の取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」から、データを取得する。このとき、取得部74は、直ちに、グループ番号「1」の取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」から、「1回」だけデータを取得する。
このように、センサ条件94を追加することにより、センサの条件に応じて、建物B1の他の状態も監視することが可能となる。
なお、図14では、取得頻度「イベント」に対して、センサ条件94を記憶しているが、「時間」が設定されている取得頻度62dに対して、センサ条件94を記憶してもよい。例えば、グループ番号「1」や「2」の関連グループ番号92aに、センサ条件94を記憶してもよい。建物管理装置41においても同様に、センサ情報記憶部が図14と同様のデータ構成例を有してもよい。
第5の実施の形態に係る広域管理装置21および建物管理装置31,41の機能ブロックは、図2および図4と同様になる。ただし、建物管理装置31,41の取得部の動作が一部異なる。
図15は、建物管理装置31の取得部74の動作例を示したフローチャートである。図15のフローチャートにおいて、図12と同じものには同じステップ符号を付し、その説明を省略する。
ステップS12にて起動されたデータ取得部74aは、起動基となったグループ番号62aに対応するセンサ条件94を参照し、取得したセンサのデータが、センサ情報記憶部62のセンサ条件94を満たすか否か判定する(ステップS31)。データ取得部74aは、取得したセンサのデータが、センサ情報記憶部62のセンサ条件94を満たす場合、ステップS22の処理へ移行する。データ取得部74aは、取得したセンサのデータが、センサ情報記憶部62のセンサ条件94を満たさない場合、ステップS13の処理へ移行する。
例えば、イベントが発生したとする。この場合、取得部74は、ステップS11の判定において「Yes」の判定を行い、ステップS12にてデータ取得部74aを起動する。
ステップS12にて起動されたデータ取得部74aは、起動基となったグループ番号62aに対応する関連グループ番号92aを参照し、他のグループの呼び出しがあるか否か判定する(ステップS21)。図14の例の場合、取得頻度「イベント」に対応するグループ番号「10」の関連グループ番号には、「1」が記憶されている。よって、ステップS12にて起動されたデータ取得部74aは、他のグループの呼び出しがあると判定する。
次いで、ステップS12にて起動されたデータ取得部74aは、起動基となったグループ番号62aに対応するセンサ条件94を参照し、取得したセンサのデータが、センサ情報記憶部62のセンサ条件94を満たすか否か判定する(ステップS23)。ここで、ステップS12にて起動されたデータ取得部74aは、センサ「10000」から「ON」というデータを取得したとする。この場合、図14の例より、ステップS12にて起動されたデータ取得部74aは、ステップS22の処理へ移行する。そして、取得部74は、ステップS12にて起動したデータ取得部74aとは別のデータ取得部を起動する。一方、ステップS12にて起動されたデータ取得部74aは、センサ条件を満たさないと判定した場合、ステップS13の処理へ移行する。すなわち、取得部74は、ステップS12にて起動されたデータ取得部74aとは別のデータ取得部を起動することなく、ステップS13の処理へ移行する。
このようにして、建物管理装置31の取得部74は、センサ条件に応じて、関連する他のグループからもデータを取得することができる。建物管理装置41の取得部も図15のフローと同様にして、センサ条件に応じて、関連する他のグループからデータを取得することができる。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態では、第5の実施の形態のセンサ情報記憶部62に、さらにBEMS名が記憶される。
図16は、第6の実施の形態に係るセンサ情報記憶部62のデータ構成例を示した図である。図16において、図14と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
1つの建物B1には、BEMS等、複数のビル環境エネルギ管理システムが導入されている場合がある。この場合、センサ情報にビル環境エネルギ管理システムの情報を含めてもよい。例えば、図16に示すように、センサ情報記憶部62にBEMS名95の情報を記憶してもよい。
BEMS名95には、設備機器32(センサ32a)に適用されているBEMSのBEMS名が記憶される。例えば、取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」には、BEMS名「BEMS−A」のBEMSが適用されているとする。この場合、取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」に対応するBEMS名91は、「BEMS−A」となる。
このように、建物B1に複数のビル環境エネルギ管理システムが導入されている場合、建物管理装置31のセンサ情報記憶部62に、BEMS名95を記憶してもよい。これにより、例えば、異なるBEMSにおいて、同じ識別子を有するセンサが存在しても、そのセンサを区別してグループ化することができる。建物B2においても同様に、複数のビル環境エネルギ管理システムが導入されている場合、建物管理装置41のセンサ情報記憶部に、BEMS名を記憶してもよい。
また、センサ情報記憶部62にBEMS名95を記憶することにより、他のBEMSに属するセンサのグループを呼び出すことができる。例えば、図16において、グループ番号「10」に対応するセンサ条件を「100=‘ON’」とする。この場合、「BEMS−B」のセンサ条件から、他の「BEMS−A」のグループ番号「1」を呼び出すことができる。つまり、「BEMS−B」の取得インスタンス「100」に対応するセンサから‘ON’を示すデータを受信したとき、関連グループ番号「1」の取得インスタンス「1000」、「1001」、および「1002」から、「1回」だけデータを取得することができる。このように、図16に示す構成を用いることで、建物管理装置41に少なくとも二つ以上のBEMSが導入されていて、かつ、第1のBEMSのセンサ条件に基づいて第2のBEMSから取得するインスタンスを選択することが可能となる。
なお、第6の実施の形態に係る広域管理装置21および建物管理装置31,41の機能ブロックは、図2および図4と同様となるのでその説明を省略する。また、第6の実施の形態に係るフローチャートは、図15のフローチャートと同様となるのでその説明を省略する。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。
例えば、センサ情報記憶部62の関連動作情報に、呼び出し先のグループの取得頻度や優先度を変更する情報を記憶してもよい。
また、上記では、取得部74が、タイマに基づいてデータ取得部74aを起動するとしたが、データ取得部74aは、グループ番号62aに対応して、予め起動されていてもよい。例えば、センサ情報記憶部72にセンサ情報が記憶されたとき、データ取得部74aは、グループ番号62aのそれぞれに対応して、起動されてもよい。グループ番号62aに対応して起動されたデータ取得部74aのそれぞれは、例えば、個々のプログラムに基づいて実現され、並列に処理を行う。
取得頻度62dが時間となっているデータ取得部74aは、例えば、タイマを有している。データ取得部74aは、タイマが取得頻度62dの時間になると、対応する取得インスタンス62bからデータを取得する。また、取得頻度62dがイベントとなっているデータ取得部74aは、取得頻度62dのイベントが発生すると、対応する取得インスタンス62bからデータを取得する。
また、イベントの発生によりデータを取得するデータ取得部74aは、センサ情報に関連グループ番号92aが含まれている場合、関連グループ番号92aに対応する他のデータ取得部74aにセンサのデータを取得するよう指示を出力する。指示を受けた他のデータ取得部74aは、例えば、取得頻度62dの時間外であっても、対応する取得インスタンス62bからデータを取得する。
また、イベントの発生によりデータを取得するデータ取得部74aは、センサ情報にセンサ条件94と関連グループ番号92aとが含まれている場合、センサ条件94を満たすか否か判定し、センサ条件94を満たす場合、関連グループ番号92aに対応する他のデータ取得部74aにセンサのデータを取得するよう指示を出力する。指示を受けた他のデータ取得部74aは、例えば、取得頻度62dの時間外であっても、対応する取得インスタンス62bからデータを取得する。
また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、本発明は、広域管理システム1、広域管理装置21、建物管理装置31,31を制御する方法、制御するプログラム、当該プログラムを記憶した記憶媒体として提供することもできる。
11 端末装置、12 管理者、21 広域管理装置、31,41 建物管理装置、33,34,51 ネットワーク、32,42 設備機器、32a,42a センサ、61,64,71,75 通信部、62,72 センサ情報記憶部、63,73 データ記憶部、74 取得部、74a データ取得部、91,93,95 BEMS名、92a 関連グループ番号、92b 関連動作情報、94 センサ条件

Claims (13)

  1. 広域管理装置と、
    センサが設置された建物に対応して設けられた建物管理装置と、
    を備え、
    前記広域管理装置は、
    所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を記憶した第1のセンサ情報記憶部と、
    前記第1のセンサ情報記憶部に記憶されている前記センサ情報を前記建物管理装置へ送信する送信部と、
    を有し、
    前記建物管理装置は、
    前記送信部から送信される前記センサ情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記センサ情報を記憶する第2のセンサ情報記憶部と、
    前記第2のセンサ情報記憶部に記憶された前記センサ情報に基づいて、前記センサからデータを取得する取得部と、
    を有し、
    前記センサ情報には、前記センサのグループに対応して、他のグループの前記センサからデータを取得するように指示した関連グループ情報、又は他のグループの前記センサからデータを取得するセンサ条件の少なくとも一方が含まれており、
    前記取得部は、前記関連グループ情報又は前記センサ条件の少なくとも一方に基づいて、他のグループの前記センサからデータを取得する
    ことを特徴とする広域管理システム。
  2. 請求項1に記載の広域管理システムであって、
    前記第1のセンサ情報記憶部に記憶された前記センサ情報は、グループ単位で変更される
    ことを特徴とする広域管理システム。
  3. 請求項1または2に記載の広域管理システムであって、
    前記取得部は、グループごとにおいて前記センサからデータを取得する
    ことを特徴とする広域管理システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の広域管理システムであって、
    前記センサ情報には、グループごとにおいて前記センサからデータを取得する頻度を示した取得頻度情報が含まれており、
    前記取得部は、前記取得頻度情報に基づいて、グループごとに前記センサからデータを取得する
    ことを特徴とする広域管理システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の広域管理システムであって、
    前記センサ情報には、グループごとにおける前記センサのデータを取得する優先度を示した優先度情報が含まれており、
    前記取得部は、前記優先度情報に基づいて、グループごとに前記センサのデータを取得する
    ことを特徴とする広域管理システム。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の広域管理システムであって、
    前記センサ情報には、前記建物に複数導入されているビル環境エネルギ管理システムの情報が含まれており、
    前記取得部は、異なる前記ビル環境エネルギ管理システムに属する他のグループの前記センサからデータを取得する
    ことを特徴とする広域管理システム。
  7. 建物に設置されたセンサであって、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を記憶したセンサ情報記憶部と、
    前記センサ情報記憶部に記憶されている前記センサ情報を前記建物に設置された建物管理装置へ送信する送信部と、
    を有し、
    前記センサ情報には、前記センサのグループに対応して、他のグループの前記センサからデータを取得するように指示した関連グループ情報、又は他のグループの前記センサからデータを取得するセンサ条件の少なくとも一方が含まれている
    ことを特徴とする広域管理装置。
  8. 建物で消費される電力を管理する広域管理装置から、前記建物に設置されたセンサであって、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記センサ情報を記憶するセンサ情報記憶部と、
    前記センサ情報記憶部に記憶された前記センサ情報に基づいて、前記センサからデータを取得する取得部と、
    を有し、
    前記センサ情報には、前記センサのグループに対応して、他のグループの前記センサからデータを取得するように指示した関連グループ情報、又は他のグループの前記センサからデータを取得するセンサ条件の少なくとも一方が含まれており、
    前記取得部は、前記関連グループ情報又は前記センサ条件の少なくとも一方に基づいて、他のグループの前記センサからデータを取得する
    ことを特徴とする建物管理装置。
  9. 広域管理装置と、センサが設置された建物に対応して設けられた建物管理装置とを備えた広域管理システムの広域管理方法であって、
    前記広域管理装置による
    所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を記憶する第1のセンサ情報記憶ステップと、
    前記第1のセンサ情報記憶ステップで記憶された前記センサ情報を前記建物管理装置へ送信する送信ステップと
    前記建物管理装置による、
    前記送信ステップから送信される前記センサ情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信された前記センサ情報を記憶する第2のセンサ情報記憶ステップと、
    前記第2のセンサ情報記憶ステップで記憶された前記センサ情報に基づいて、前記センサからデータを取得する取得ステップと、
    含み、
    前記センサ情報には、前記センサのグループに対応して、他のグループの前記センサからデータを取得するように指示した関連グループ情報、又は他のグループの前記センサからデータを取得するセンサ条件の少なくとも一方が含まれており、
    前記取得ステップは、前記関連グループ情報又は前記センサ条件の少なくとも一方に基づいて、他のグループの前記センサからデータを取得する
    ことを特徴とする広域管理方法。
  10. 広域管理装置のセンサ情報送信方法であって、
    建物に設置されたセンサであって、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を記憶するセンサ情報記憶ステップと、
    前記センサ情報記憶ステップで記憶された前記センサ情報を前記建物に設置された建物管理装置へ送信する送信ステップと、
    含み、
    前記センサ情報には、前記センサのグループに対応して、他のグループの前記センサからデータを取得するように指示した関連グループ情報、又は他のグループの前記センサからデータを取得するセンサ条件の少なくとも一方が含まれている
    ことを特徴とするセンサ情報送信方法。
  11. 建物管理装置のデータ取得方法であって、
    建物で消費される電力を管理する広域管理装置から、前記建物に設置されたセンサであって、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信された前記センサ情報を記憶するセンサ情報記憶ステップと、
    前記センサ情報記憶ステップで記憶された前記センサ情報に基づいて、前記センサからデータを取得する取得ステップと、
    含み、
    前記センサ情報には、前記センサのグループに対応して、他のグループの前記センサからデータを取得するように指示した関連グループ情報、又は他のグループの前記センサからデータを取得するセンサ条件の少なくとも一方が含まれており、
    前記取得ステップは、前記関連グループ情報又は前記センサ条件の少なくとも一方に基づいて、他のグループの前記センサからデータを取得する
    ことを特徴とするデータ取得方法。
  12. 広域管理装置のプログラムであって、
    建物に設置されたセンサであって、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を記憶したセンサ情報記憶部と、
    前記センサ情報記憶部に記憶されている前記センサ情報を前記建物に設置された建物管理装置へ送信する送信部と、
    して前記広域管理装置を機能させ
    前記センサ情報には、前記センサのグループに対応して、他のグループの前記センサからデータを取得するように指示した関連グループ情報、又は他のグループの前記センサからデータを取得するセンサ条件の少なくとも一方が含まれている
    ことを特徴とするプログラム。
  13. 建物管理装置のプログラムであって、
    建物で消費される電力を管理する広域管理装置から、前記建物に設置されたセンサであって、所定の属性に基づいてグループ化された前記センサのセンサ情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記センサ情報を記憶するセンサ情報記憶部と、
    前記センサ情報記憶部に記憶された前記センサ情報に基づいて、前記センサからデータを取得する取得部と、
    して前記建物管理装置を機能させ
    前記センサ情報には、前記センサのグループに対応して、他のグループの前記センサからデータを取得するように指示した関連グループ情報、又は他のグループの前記センサからデータを取得するセンサ条件の少なくとも一方が含まれており、
    前記取得部は、前記関連グループ情報又は前記センサ条件の少なくとも一方に基づいて、他のグループの前記センサからデータを取得する
    ことを特徴とするプログラム。
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