JP2004349910A - ネットワークノード、ネットワークシステム及び複数の機器の構成変更方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】機器の構成変更に低コストで対応することができるネットワークノード、ネットワークシステム及び複数の機器の構成変更方法を提供する。
【解決手段】ゲートウェイ30は、ネットワーク50とLonWorksネットワーク10とを接続しており、アドレス対応付け記憶部32と、アドレス対応付け変更部33とを備える。ネットワーク50は、空調機システム群60が接続されている。LonWorksネットワーク10は、管理制御装置20が接続されている。管理制御装置20は、空調機システム群60を管理制御する。アドレス対応付け記憶部32は、ネットワーク変数と空調機システム群60のアドレスとの対応付けを記憶している。ネットワーク変数は、管理制御装置20に対して情報を送受信する際に仲介を行う手段である。アドレス対応付け変更部33は、ネットワーク変数と空調機システム群60のアドレスとのアドレス対応付け記憶部32における対応付けを変更する。
【選択図】 図1
【解決手段】ゲートウェイ30は、ネットワーク50とLonWorksネットワーク10とを接続しており、アドレス対応付け記憶部32と、アドレス対応付け変更部33とを備える。ネットワーク50は、空調機システム群60が接続されている。LonWorksネットワーク10は、管理制御装置20が接続されている。管理制御装置20は、空調機システム群60を管理制御する。アドレス対応付け記憶部32は、ネットワーク変数と空調機システム群60のアドレスとの対応付けを記憶している。ネットワーク変数は、管理制御装置20に対して情報を送受信する際に仲介を行う手段である。アドレス対応付け変更部33は、ネットワーク変数と空調機システム群60のアドレスとのアドレス対応付け記憶部32における対応付けを変更する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークノード、ネットワークシステム及び複数の機器の構成変更方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークにおけるオープン化の流れの中で、BA(Building Automation)やFA(Factory Automation)や家庭などにおいてLonWorks(登録商標)技術を採用したLON(Local Operationg Network)が採用され始めている(例えば、特許文献1参照。)。LonWorksネットワークに接続された各機器はLonWorksノードと呼ばれる。
【0003】
LonWorksネットワークでは、各LonWorksノードに複数のネットワーク変数が定義される。それらのネットワーク変数はバインディングによって互いに関連づけられる(例えば、特許文献2参照。)。LonWorksネットワークにおける通信は、LonTalk(登録商標)プロトコルに従って行われる。すなわち、送信側のLonWorksノードにおける出力用ネットワーク変数に送信すべき情報が代入されると、受信側のLonWorksノードにおけるバインディングされた入力用ネットワーク変数でその情報が受信される(例えば、特許文献3参照。)。つまり、ネットワーク変数は情報を伝送するための入れ物である。LonWorksネットワークにおける情報の通信では、イーサーネット(登録商標)とは異なり、送信元アドレス及び送信先アドレスが指定される必要がない。バインディングを行った際に送信元アドレス又は送信先アドレスがネットワーク変数に設定されているからである。これによりピアツーピア(peer to peer)の対等な通信が行われるので、LonWorksネットワークは分散制御ネットワークとも呼ばれる。
【0004】
BAやFAや家庭などにおける既存のネットワークを全てLonWorksネットワークで置き換えるには多大なコストを要することがある。そのため、LonWorksネットワークと既存のネットワークとが混在することがある。その場合に、LonWorksネットワークと既存のネットワークとがゲートウェイなどのネットワークノードにより接続される。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−292147号公報(第2項)
【0006】
【特許文献2】
特開2002−51388号公報(第3項)
【0007】
【特許文献3】
特開平10−229590号公報(第2,5項)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、既存のネットワークにおいて接続された機器の構成の変更があった場合は、既存のネットワークにおける機器のアドレスとLonWorksネットワークにおけるネットワークノードのネットワーク変数との対応がネットワークノードにおいて固定されていることが多いので、LonWorksネットワークのネットワーク管理者又はシステム構築者(System Integrator)に依頼してネットワーク変数を再度バインディングし直してもらう必要があった。そのため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼することによる人件費などのコストやネットワークを止めることによる時間的コストすなわち金銭的損害などのコストがかかることがあるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明の課題は、機器の構成変更に低コストで対応することができるネットワークノード、ネットワークシステム及び複数の機器の構成変更方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るネットワークノードは、第1ネットワークと第2ネットワークとを接続するネットワークノードであって、アドレス対応付け記憶部と、アドレス対応付け変更部とを備える。第1ネットワークは、複数の機器が接続されている。第2ネットワークは、管理制御装置が接続されている。管理制御装置は、複数の機器を管理制御する。アドレス対応付け記憶部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けを記憶している。仲介手段は、管理制御装置に対して情報を送受信する際に仲介を行う手段である。アドレス対応付け変更部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを変更する。
【0011】
このネットワークノードでは、アドレス対応付け記憶部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けを記憶している。管理制御装置から複数の機器へ情報を送信する場合や複数の機器から管理制御装置へ情報を送信する場合に、アドレス対応付け記憶部が参照される。アドレス対応付け変更部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを変更する。
【0012】
したがって、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
なお、1つの仲介手段に対して複数の機器のアドレスが対応していてもよいし、複数の仲介手段に対して1つの機器のアドレスが対応していてもよいし、1つの仲介手段に対して1つの機器のアドレスが対応していてもよいし、複数の仲介手段に対して複数の機器のアドレスが対応していてもよい。「変更」には、仲介手段の追加は含まないが、機器のアドレスの追加は含み、単なる変更や削除なども含む。
【0013】
請求項2に係るネットワークノードは、請求項1に記載のネットワークノードであって、アドレス対応付け表示部さらに備える。アドレス対応付け表示部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを表示画面に表示する。
このネットワークノードでは、アドレス対応付け表示部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けの情報をアドレス対応付け記憶部から取得する。アドレス対応付け表示部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを表示画面に表示する。
【0014】
したがって、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けを容易に把握することができるので、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをさらに容易に変更することができる。
なお、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けは、表示画面に階層的に表示されてもいいし、平面的に表示されてもよい。
【0015】
請求項3に係るネットワークノードは、請求項2に記載のネットワークノードであって、アドレス対応付け変更部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを変更する際に、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け表示部により表示画面に表示された対応付けを変更する。
【0016】
このネットワークノードでは、アドレス対応付け表示部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを表示画面に表示する。アドレス対応付け変更部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを変更する。アドレス対応付け表示部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け表示部により表示画面に表示された対応付けを変更する。
【0017】
したがって、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの変更後の対応付けを容易に把握することができるので、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの変更後の対応付けを容易に確認することができる。
請求項4に係るネットワークノードは、請求項1から3のいずれかに記載のネットワークノードであって、監視情報表示部をさらに備える。監視情報表示部は、監視情報を表示画面に表示する。監視情報は、複数の機器を監視するための情報である。
【0018】
このネットワークノードでは、第1ネットワークにおける複数の機器が監視される。監視情報表示部は、監視情報を表示画面に表示する。
したがって、監視情報をネットワークノードで把握できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の監視に低コストで対応することができる。
【0019】
請求項5に係るネットワークノードは、請求項1から4のいずれかに記載のネットワークノードであって、第2ネットワークは、分散制御ネットワークである。複数の仲介手段は、ネットワーク変数である。
このネットワークノードでは、第2ネットワークは、分散制御ネットワークである。管理制御装置とネットワークノードとの間の通信は、管理制御装置のネットワーク変数とネットワークノードのネットワーク変数とを介して行う。アドレス対応付け記憶部は、複数の機器のアドレスとネットワークノードの複数のネットワーク変数との対応付けを記憶している。管理制御装置から複数の機器へ情報を送信する場合や複数の機器から管理制御装置へ情報を送信する場合に、アドレス対応付け記憶部が参照される。アドレス対応付け変更部は、複数のネットワーク変数と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを変更する。
【0020】
したがって、複数のネットワーク変数と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、分散制御ネットワークと既存のネットワークとが混在する場合でも機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項6に係るネットワークシステムは、第1ネットワークと、第2ネットワークと、請求項1から5のいずれかに記載のネットワークノードとを備える。第1ネットワークは、複数の機器が接続されている。第2ネットワークは、管理制御装置が接続されている。管理制御装置は、複数の機器を管理制御する。ネットワークノードは、第1ネットワークと第2ネットワークとを接続する。
【0021】
このネットワークシステムでは、ネットワークノードのアドレス対応付け記憶部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けを記憶している。第2ネットワークにおける管理制御装置から第1ネットワークにおける複数の機器へ情報を送信する場合や第1ネットワークにおける複数の機器から第2ネットワークにおける管理制御装置へ情報を送信する場合に、ネットワークノードのアドレス対応付け記憶部が参照される。ネットワークノードのアドレス対応付け変更部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを変更する。
【0022】
したがって、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項7に係る複数の機器の構成変更方法は、第1ネットワークと第2ネットワークとを接続するネットワークノードにおいて行われる複数の機器の構成変更方法であって、アドレス対応付け記憶ステップと、アドレス対応付け変更ステップとを備える。第1ネットワークは、複数の機器が接続されている。第2ネットワークは、管理制御装置が接続されている。管理制御装置は、複数の機器を管理制御する。アドレス対応付け記憶ステップでは、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けが記憶される。仲介手段は、管理制御装置に対して情報が送受信される際に仲介を行う手段である。アドレス対応付け変更ステップでは、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶ステップにおいて記憶された対応付けが変更される。
【0023】
この複数の機器の構成変更方法では、アドレス対応付け記憶ステップにおいて、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けが記憶される。管理制御装置から複数の機器へ情報が送信される場合や複数の機器から管理制御装置へ情報が送信される場合に、アドレス対応付け記憶部が参照される。アドレス対応付け変更ステップにおいて、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶ステップにおいて記憶された対応付けが変更される。
【0024】
したがって、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
なお、1つの仲介手段に対して複数の機器のアドレスが対応していてもよいし、複数の仲介手段に対して1つの機器のアドレスが対応していてもよいし、1つの仲介手段に対して1つの機器のアドレスが対応していてもよいし、複数の仲介手段に対して複数の機器のアドレスが対応していてもよい。「変更」には、仲介手段の追加は含まないが、機器のアドレスの追加は含み、単なる変更や削除なども含む。
【0025】
請求項8に係るネットワークノードは、第1ネットワークと第2ネットワークとを接続するネットワークノードであって、グループ対応付け記憶部と、グループ分け記憶部と、グループ分け変更部とを備える。第1ネットワークは、複数の機器が接続されている。第2ネットワークは、管理制御装置が接続されている。管理制御装置は、複数の機器を管理制御する。グループ対応付け記憶部は、複数の仲介手段と1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。仲介手段は、管理制御装置に対して情報を送受信する際に仲介を行う手段である。アドレスグループは、複数の機器のアドレスをグループ分けしたものである。グループ分け記憶部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。グループ分け変更部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを変更する。
【0026】
このネットワークノードでは、グループ対応付け記憶部は、複数の仲介手段と1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。グループ分け記憶部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。管理制御装置から複数の機器へ情報を送信する場合や複数の機器から管理制御装置へ情報を送信する場合に、グループ分け記憶部及びグループ対応付け記憶部が参照される。グループ分け変更部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを変更する。
【0027】
したがって、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
なお、全てのアドレスに対して1つのアドレスグループが対応していてもよいし、全てのアドレスに対して複数のアドレスグループが対応していてもよい。1つのアドレスに対して1つのアドレスグループが対応していてもよいし、1つのアドレスに対して複数のアドレスグループが対応していてもよい。「変更」には、機器のアドレスの追加は含み、単なる変更や削除なども含む。さらに、「変更」にアドレスグループの追加を含めてもよい。
【0028】
請求項9に係るネットワークノードは、請求項8に記載のネットワークノードであって、グループ分け表示部さらに備える。グループ分け表示部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを表示画面に表示する。
このネットワークノードでは、グループ分け表示部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けの情報をグループ分け記憶部から取得する。グループ分け表示部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを表示画面に表示する。
【0029】
したがって、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを容易に把握することができるので、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをさらに容易に変更することができる。
なお、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けは、表示画面に階層的に表示されてもいいし、平面的に表示されてもよい。
【0030】
請求項10に係るネットワークノードは、請求項9に記載のネットワークノードであって、グループ分け変更部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを変更する際に、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け表示部により表示画面に表示された対応付けを変更する。
【0031】
このネットワークノードでは、グループ分け表示部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを表示画面に表示する。グループ分け変更部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを変更する。グループ分け表示部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの変更後の対応付けをグループ分け記憶部から取得し、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け表示部により表示画面に表示された対応付けを変更する。
【0032】
したがって、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの変更後の対応付けを容易に把握することができるので、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの変更後の対応付けを容易に確認することができる。
請求項11に係るネットワークノードは、請求項8から10のいずれかに記載のネットワークノードであって、監視情報表示部をさらに備える。監視情報表示部は、監視情報を表示画面に表示する。監視情報は、複数の機器を監視するための情報である。
【0033】
このネットワークノードでは、第1ネットワークにおける複数の機器が監視される。監視情報表示部は、監視情報を表示画面に表示する。
したがって、監視情報をネットワークノードで把握できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の監視に低コストで対応することができる。
【0034】
請求項12に係るネットワークノードは、請求項8から11のいずれかに記載のネットワークノードであって、第2ネットワークは、分散制御ネットワークである。複数の仲介手段は、ネットワーク変数である。
このネットワークノードでは、第2ネットワークは、分散制御ネットワークである。管理制御装置とネットワークノードとの間の通信は、管理制御装置のネットワーク変数とネットワークノードのネットワーク変数とを介して行う。グループ分け記憶部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。グループ対応付け記憶部は、複数のネットワーク変数と1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。管理制御装置から複数の機器へ情報を送信する場合や複数の機器から管理制御装置へ情報を送信する場合に、グループ分け記憶部とグループ対応付け記憶部とが参照される。グループ分け変更部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを変更する。
【0035】
したがって、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、分散制御ネットワークと既存のネットワークとが混在する場合でも機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項13に係るネットワークシステムは、第1ネットワークと、第2ネットワークと、請求項8から12のいずれかに記載のネットワークノードとを備える。第1ネットワークは、複数の機器が接続されている。第2ネットワークは、管理制御装置が接続されている。管理制御装置は、複数の機器を管理制御する。ネットワークノードは、第1ネットワークと第2ネットワークとを接続する。
【0036】
このネットワークシステムでは、ネットワークノードのグループ分け記憶部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。ネットワークノードのグループ対応付け記憶部は、複数の仲介手段と1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。第2ネットワークにおける管理制御装置から第1ネットワークにおける複数の機器へ情報を送信する場合や第1ネットワークにおける複数の機器から第2ネットワークにおける管理制御装置へ情報を送信する場合に、グループ分け記憶部及びグループ対応付け記憶部が参照される。ネットワークノードのグループ分け変更部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを変更する。
【0037】
したがって、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項14にかかる複数の機器の構成変更方法は、第1ネットワークと第2ネットワークとを接続するネットワークノードにおいて行われる複数の機器の構成変更方法であって、グループ対応付け記憶ステップと、グループ分け記憶ステップと、グループ分け変更ステップとを備える。第1ネットワークは、複数の機器が接続されている。第2ネットワークは、管理制御装置が接続されている。管理制御装置は、複数の機器を管理制御する。グループ対応付け記憶ステップでは、複数の仲介手段と1以上のアドレスグループとの対応付けが記憶される。仲介手段は、管理制御装置に対して情報が送受信される際に仲介を行う手段である。アドレスグループは、複数の機器のアドレスをグループ分けしたものである。グループ分け記憶ステップでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けが記憶される。グループ分け変更ステップでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶ステップにおいて記憶された対応付けが変更される。
【0038】
この複数の機器の構成変更方法では、グループ対応付け記憶ステップにおいて、複数の仲介手段と1以上のアドレスグループとの対応付けが記憶される。グループ分け記憶ステップにおいて、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けが記憶される。管理制御装置から複数の機器へ情報が送信される場合や複数の機器から管理制御装置へ情報が送信される場合に、グループ分け記憶ステップにおいて記憶された対応付けとグループ対応付け記憶ステップにおいて記憶された対応付けとが参照される。グループ分け変更ステップにおいて、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けが変更される。
【0039】
したがって、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
なお、全てのアドレスに対して1つのアドレスグループが対応していてもよいし、全てのアドレスに対して複数のアドレスグループが対応していてもよい。1つのアドレスに対して1つのアドレスグループが対応していてもよいし、1つのアドレスに対して複数のアドレスグループが対応していてもよい。「変更」には、機器のアドレスの追加は含み、単なる変更や削除なども含む。さらに、「変更」にアドレスグループの追加を含めてもよい。
【0040】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態にかかるネットワークシステム1の構成図を示す。また、本発明の第1実施形態にかかるネットワークシステム1の構成要素の構成図を図2に示す。
【0041】
<ネットワークシステム1の全体構成>
図1に示すネットワークシステム1は、主として管理制御装置20とゲートウェイ30と空調機システム群60(60a,60b,・・・)とLonWorksネットワーク10とネットワーク50と設備機器群90(91,92,・・・)とを備える。
【0042】
管理制御装置20とゲートウェイ30とはLonWorksネットワーク10で接続されている。管理制御装置20と設備機器群90(91,92,・・・)とはLonWorksネットワーク10で接続されている。ゲートウェイ30と空調機システム群60(60a,60b,・・・)とはネットワーク50で接続されている。LonWorksネットワーク10とネットワーク50とはゲートウェイ30で接続されている。ゲートウェイ30には、表示画面31が備えられている。
【0043】
<管理制御装置20の構成>
図1に示す管理制御装置20は、通常のパーソナルコンピュータ(PC、Macintosh(登録商標)など)又はエンジニアリングワークステーション(EWS)などと同様の構成である。
図1に示す管理制御装置20は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)とともに設備機器群90(91,92,・・・)を管理制御する。
【0044】
<ゲートウェイ30の構成>
図1に示すゲートウェイ30は、図2に示すように、主として表示画面31とグループ分け記憶部36とグループ対応付け記憶部37とグループ分け変更部38とグループ分け表示部39と入力インターフェース40とを備える。
図2に示すグループ分け記憶部36は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との対応付けを記憶している。図2に示すグループ対応付け記憶部37は、図4に示すアドレスグループA,B,・・・とゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)との対応付けを記憶している。
【0045】
図2に示すグループ分け表示部39は、ユーザが入力インターフェース40に入力した命令に基づき、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との対応付けの情報を図2に示すグループ分け記憶部36から取得し、表示画面31に表示する。
【0046】
<空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成>
図1に示すように、空調機システム群60(60a,60b,・・・)は、主として室内機群(62a,63b,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・)と室外機群61(61a,61b,・・・)とを備える。
室内機群(62a,63b,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・)と室外機群61(61a,61b,・・・)とは、ネットワーク50で接続されている。
【0047】
<LonWorksネットワーク10の構成>
図1に示すように、LonWorksネットワーク10は、管理制御装置20とゲートウェイ30とを接続している。
図1に示すLonWorksネットワーク10では、図4に示すネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・,入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・,入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)を介して情報の送受信が行われる。情報の送受信の際に、送信元アドレス及び送信先アドレスはいずれも指定されない。あらかじめ行われているバインディングにより、送信元アドレス又は送信先アドレスが、ネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・,入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・,入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に設定されているからである。
【0048】
<ネットワーク50の構成>
図1に示すネットワーク50は、LonWorksネットワーク10とは異なる方式のネットワークである。
図1に示すネットワーク50では、情報の送受信の際に、通常、送信元アドレス及び送信先アドレスが指定される。
【0049】
<ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する処理の流れ>
図1に示すネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する処理の流れを、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0050】
図3に示すステップS1では、図4に示す管理制御装置20の出力用ネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・)とゲートウェイ30の入力用ネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・)との、あるいは管理制御装置20の入力用ネットワーク変数(入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・)とゲートウェイ30の出力用ネットワーク変数(出力NVk,出力NVl,・・・)とのバインディングがネットワーク管理者又はシステム構築者により行われる。図3に示すステップS2では、図4に示すゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とアドレスグループA,B,・・・との対応付けがネットワーク管理者又はシステム構築者によりゲートウェイ30に設定され、図2に示すグループ対応付け記憶部37に記憶される。図3に示すステップS3では、図2に示す入力インターフェース40からの命令がグループ分け表示部39に伝達され、グループ分け表示部39によりグループ対応付け記憶部37が参照され、グループ分け表示部39により表示画面31に図5に示すようなグループ設定画面151が表示され、欄152においてアドレスグループA,B,・・・のいずれかが選択される。図3に示すステップS4では、図5に示す「登録アドレス編集」ボタン153が押され、図2に示すグループ分け表示部39によりグループ分け記憶部36が参照され、グループ分け表示部39により表示画面31に図6に示すような登録アドレス編集画面155が表示される。登録アドレス編集画面155では、図3に示すステップS3で選択されたアドレスグループA,B,・・・に所属する図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが「登録済みアドレス」の欄156に表示される。ただし、初期の状態では「登録済みアドレス」の欄156は空欄になっている。登録アドレス編集画面155において、図3に示すステップS3で選択されたアドレスグループA,B,・・・に所属する図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが登録される。図3に示すステップS5では、図6及び図5に示す「OK」ボタン160,154が押される。図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との対応付けは、図2に示す入力インターフェース40によりグループ分け変更部38へ伝達され、グループ分け変更部38によりグループ分け記憶部36へ記憶される。図3に示すステップS6では、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更があるか否かが判断される。構成変更があると判断されればステップS3へ進み、構成変更がないと判断されればステップS6へ進む。
【0051】
<ネットワークシステム1において情報が送受信される動作>
図1に示すネットワークシステム1において情報が送受信される動作を、図4に示す概念図を用いて説明する。図4においてネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・,入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・,入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)は白抜きの矢印で示され、その矢印の方向によって情報の伝達の方向が表される。ネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・,入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・,入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)やアドレスグループA,B,・・・や室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,・・・のアドレスの間を接続している実線は、実際の配線を表しているのではなく、単に情報の入出力先を表しているものとする。
【0052】
図1に示す管理制御装置20から室内機62a,63a,64aへ情報を送信する場合を考える。管理制御装置20において図4に示す出力用ネットワーク変数(出力NVa)に情報が代入されると、その情報がゲートウェイ30に送信される。その情報は、ゲートウェイ30の入力用ネットワーク変数(入力NVd)に受け取られ、ゲートウェイ30に受信される。ゲートウェイ30では、図2に示すグループ対応付け記憶部37が参照され、図4に示す入力用ネットワーク変数(入力NVd)の情報の入力先がアドレスグループAに決定される。さらに、ゲートウェイ30では、図2に示すグループ分け記憶部36が参照され、図4に示すアドレスグループAの情報の入力先が室内機62aアドレス、室内機63aアドレス、室内機64aアドレスに決定される。そして、入力用ネットワーク変数(入力NVd)の情報は、ゲートウェイ30から室内機62a,63a,64aへ送信される。
【0053】
次に、図1に示す室内機62a,63a,64aから管理制御装置20へ情報を送信する場合を考える。室内機62a,63a,64aから送信された情報は、ゲートウェイ30で受信される。ゲートウェイ30では、図2に示すグループ分け記憶部36が参照され、図1に示す室内機62a,63a,64aの情報の入力先が図4に示すアドレスグループAに決定される。さらに、ゲートウェイ30では、図2に示すグループ対応付け記憶部37が参照され、図4に示すアドレスグループAの情報の入力先が出力用ネットワーク変数(出力NVk,出力NVl)に決定される。そして、室内機62a,63a,64aの情報がゲートウェイ30の出力用ネットワーク変数(出力NVk,出力NVl)に代入されると、その情報が管理制御装置20に送信される。室内機62a,63a,64aの情報は、管理制御装置20の入力用ネットワーク変数(入力NVh,NVi,NVj)に受け取られ、管理制御装置20に受信される。
【0054】
<ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作>
図1に示すネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作を、図5から図7に示す概念図を用いて説明する。
【0055】
図1に示すネットワークシステム1において、室内機62aが室内機65aへと入れ替えられた場合を考える。ユーザが図2に示す入力インターフェース40に命令を入力すると、グループ分け表示部39によりグループ対応付け記憶部37が参照され、グループ分け表示部39により表示画面31に図5に示すようなグループ設定画面151が表示される。「グループ設定」と書かれた下の欄152には、図2に示すグループ対応付け記憶部37に記憶されたアドレスグループA,B,・・・が表示される。図5には、アドレスグループAとアドレスグループBとの2つのアドレスグループが存在している場合を示している。図1に示す室内機62aのアドレスがアドレスグループAに属するのかアドレスグループBに属するのかはこの時点では分からないが、とりあえず図5に示すグループ設定画面151においてアドレスグループAが選択され、「グループ設定」と書かれた下の欄152においてアドレスグループAがハイライト表示される。「登録アドレス編集」ボタン153が押されると、図2に示すグループ分け表示部39によりグループ分け記憶部36が参照され、グループ分け表示部39により表示画面31に図6に示すような登録アドレス編集画面155が表示される。登録アドレス編集画面155では、「登録済みアドレス」欄156に室内機62aのアドレスと室内機63aのアドレスと室内機64aのアドレスとが表示されているので、室内機62aのアドレスがアドレスグループAに属することが確認される。「登録済みアドレス」欄156で室内機62aのアドレスが選択され、「削除」ボタン159が押されると、室内機62aのアドレスが「登録済みアドレス」欄156から「未登録アドレス」欄157へ移動する。そして、「未登録アドレス」欄157で室内機65aのアドレスが選択され、「追加」ボタン158が押されると、室内機65aのアドレスが「未登録アドレス」欄157から「登録済みアドレス」欄156へ移動し、登録アドレス編集画面155は図7に示す状態になる。ここで、「OK」ボタン160が押されると、図5に示すグループ設定画面151が再び表示される。グループ設定画面151で「OK」ボタン154が押されると、図1に示す室内機63aのアドレス及び室内機64aのアドレス及び室内機65aのアドレスと図4に示すアドレスグループAとの対応付けが、図2に示す入力インターフェース40によりグループ分け変更部38へ伝達され、グループ分け変更部38によりグループ分け記憶部36へ記憶される。すなわち、アドレスグループAに属する室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスの情報が更新され、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更への対応が行われる。
【0056】
なお、図5のグループ設定画面151において、「名称変更」ボタンは、「グループ設定」と書かれた下の欄152に表示されているアドレスグループA,B,・・・の名称を変更するためのボタンである。「グループ名称」欄は、「グループ設定」と書かれた下の欄152に表示されているアドレスグループA,B,・・・の名称を変更するための欄である。「追加」ボタンは、アドレスグループA,B,・・・を新規に追加するボタンである。ただし、図3のステップS2で、図4に示すゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)との対応付けがされていないアドレスグループA,B,・・・が追加された場合は、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼して、ゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と新規に追加されたアドレスグループA,B,・・・との対応付けをゲートウェイ30に設定してもらう必要がある。「削除」ボタンは、「グループ設定」と書かれた下の欄152に表示されているアドレスグループA,B,・・・のいずれかの削除するためのボタンである。アドレスグループA,B,・・・のいずれかの削除が指定された場合、図2のグループ分け変更部38によりグループ分け記憶部36から指定されたアドレスグループA,B,・・・の情報が削除される。しかし、グループ対応付け記憶部37からは指定されたアドレスグループA,B,・・・の情報は削除されない。
【0057】
<ネットワークシステム1に関する特徴>
(1)
ここでは、図2に示すゲートウェイ30のグループ対応付け記憶部37は、図4に示すネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とアドレスグループA,B,・・・との対応付けを記憶している。図2に示すゲートウェイ30のグループ分け記憶部36は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとアドレスグループA,B,・・・との対応付けを記憶している。図1に示す管理制御装置20から室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・へ情報を送信する場合や室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・から管理制御装置20へ情報を送信する場合に、図4に示すように、図2に示すグループ分け記憶部36及びグループ対応付け記憶部37が参照される。ゲートウェイ30のグループ分け変更部38は、室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとアドレスグループA,B,・・・との対応付けを変更する。
【0058】
したがって、室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとアドレスグループA,B,・・・との対応付けがゲートウェイ30で変更されるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更に低コストで対応が行われる。
【0059】
(2)
ここでは、図2に示すグループ分け表示部39は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け記憶部36における対応付けの情報をグループ分け記憶部36から取得する。グループ分け表示部39は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け記憶部36における対応付けを表示画面31に表示する。
【0060】
したがって、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け記憶部36における対応付けが容易に把握されるので、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との対応付けがさらに容易に変更される。
【0061】
(3)
ここでは、図2に示すグループ分け表示部39は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け記憶部36における対応付けを表示画面31に表示する。グループ分け変更部38は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け記憶部36における対応付けを変更する。グループ分け表示部39は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との変更後の対応付けを図2に示すグループ分け記憶部36から取得し、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け表示部39により表示画面31に表示された対応付けを変更する。
【0062】
したがって、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との変更後の対応付けが容易に把握されるので、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との変更後の対応付けが容易に確認される。
【0063】
(4)
ここでは、図1に示すLonWorksネットワーク10は、分散制御ネットワークである。管理制御装置20とゲートウェイ30との間の通信は、図4に示す管理制御装置20のネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・,入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・)とゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とを介して行う。図2に示すグループ分け記憶部36は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との対応付けを記憶している。図2に示すグループ対応付け記憶部37は、図4に示すネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とアドレスグループA,B,・・・との対応付けを記憶している。図1に示す管理制御装置20から室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・へ情報を送信する場合や室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・から管理制御装置20へ情報を送信する場合に、図4に示すように、図2に示すグループ分け記憶部36とグループ対応付け記憶部37とが参照される。グループ分け変更部38は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け記憶部36における対応付けを変更する。
【0064】
したがって、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との対応付けが図2に示すゲートウェイ30で変更されるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、LonWorksネットワーク10と既存のネットワーク50とが混在する場合でも空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更に低コストで対応が行われる。
【0065】
(5)
ここでは、図5に示すグループ設定画面151でアドレスグループA,B,・・・が選択され、図6及び図7に示す登録アドレス編集画面155でアドレスグループA,B,・・・に所属する室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが決定される。
【0066】
したがって、画面151,155の操作が容易であり、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更に低コストで対応が行われる。
(6)
ここでは、図1に示す管理制御装置20と室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・との間で情報を送受信する場合に、室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・はアドレスグループA,B,・・・の単位で情報を送受信する。
【0067】
したがって、図1に示す管理制御装置20の管理制御ポイントの数が低減される。
<第1実施形態の変形例>
(A)図1においてゲートウェイ30には、空調機システム群60(60a,60b,・・・)だけでなく、設備機器群80(81,82,83,84,85,・・・)が接続されていてもよい。ここで、設備機器群80(81,82,83,84,85,・・・)は、主として制御機器81と設備機器82,83,84,85,・・・とを備える。設備機器群80(81,82,83,84,85,・・・)とゲートウェイ30とは、ネットワーク50により接続されている。設備機器群80(81,82,83,84,85,・・・)のアドレスも、空調機システム群60(60a,60b,・・・)のアドレスと同様に、図4に示すアドレスグループA,B,・・・に属させることができる。したがって、設備機器群80(81,82,83,84,85,・・・)の構成変更にも低コストで対応することができる。
(B)ゲートウェイ30は、図2に示すように監視情報表示部35をさらに備えていてもよい。このゲートウェイ30では、図1に示すネットワーク50における空調機システム群60(60a,60b,・・・)が監視される。図2に示す監視情報表示部35は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)を監視するための情報を表示画面31に表示する。したがって、空調機システム群60(60a,60b,・・・)を監視するための情報をゲートウェイ30で把握できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の監視に低コストで対応することができる。
(C)図1に示す全ての室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスに対して1つのアドレスグループ「一括」が対応していてもよいし、全てのアドレスに対して図4に示す複数のアドレスグループA,B,・・・が対応していてもよい。アドレスグループ「一括」とアドレスグループA,B,・・・とは混在していてもよい。その場合、図5に示すグループ設定画面151にアドレスグループ「一括」とアドレスグループA,B,・・・とが表示されることになる。図1に示す1つの室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスに対して1つのアドレスグループA,B,・・・が対応していてもよいし、図1に示す1つの室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスに対して図4に示すように複数のアドレスグループA,B,・・・が対応していてもよい。
(D)図4に示すように、ゲートウェイ30の1つのネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)は、1つのアドレスグループA,B,・・・に対応しているだけでなく、複数のアドレスグループA,B,・・・に対応していてもよい。第1実施形態では、ゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とアドレスグループA,B,・・・との対応付けが固定されている場合が示されたが、ゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とアドレスグループA,B,・・・との対応付けを変更できるようにしてもよい。この場合、図3に示すステップS2で、図4に示すゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とアドレスグループA,B,・・・との対応付けがユーザにより行われてもよい。図5から図7に示す設定画面151,155と同様の設定画面がゲートウェイ30の表示画面31に表示されるようにしてもよい。これにより、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更に柔軟に対応することができる。
(E)図4に示すように、管理制御装置20の1つの出力用ネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・)は、ゲートウェイ30の1つの入力用ネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・)へ出力するだけでなく、ゲートウェイ30の複数の入力用ネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・)へ出力してもよい。管理制御装置20の1つの入力用ネットワーク変数(入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・)は、ゲートウェイ30の1つの出力用ネットワーク変数(出力NVk,出力NVl,・・・)から入力されるだけでなく、ゲートウェイ30の複数の出力用ネットワーク変数(出力NVk,出力NVl,・・・)から入力されてもよい。
【0068】
ゲートウェイ30の1つの出力用ネットワーク変数(出力NVk,出力NVl,・・・)は、管理制御装置20の1つの入力用ネットワーク変数(入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・)へ出力するだけでなく、管理制御装置20の複数の入力用ネットワーク変数(入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・)へ出力してもよい。ゲートウェイ30の1つの入力用ネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・)は、管理制御装置20の1つの出力用ネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・)から入力されるだけでなく、管理制御装置20の複数の出力用ネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・)から入力されてもよい。
(F)図5から図7には、アドレスグループAに属する室内機62aのアドレスを室内機65aのアドレスと入れ替える場合のみを示したが、アドレスグループAに属する室内機62aのアドレスを単に削除してもよいし、室内機65aのアドレスを単に追加してもよい。すなわち、アドレスグループA,B,・・・に属する室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスは自由に追加、削除、変更してもよい。
(G)図5から図7には、室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとアドレスグループA,B,・・・との対応付けが階層的に表示される場合を示したが、平面的に表示されるものでもよい。すなわち、室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとアドレスグループA,B,・・・とが同時に図2に示す表示画面31に表示されてもよい。この場合は、室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとアドレスグループA,B,・・・との対応付けを一目で把握することができる。
(H)図2に示す入力インターフェース40は、タッチパネル方式を採用してもよい。この場合、表示画面31にユーザが手を触れることにより命令が感知される。あるいは、キーボードとマウスによるものであってもよいし、キーボードとトラックボールによるものであってもよいし、キーボードとジョイスティックによるものであってもよいし、電子ペンによるものであってもよいし、キーボードのみによるものであってもよいし、それらに類するものであってもよい。表示画面31は、ブラウン管方式でもよいし、液晶方式でもよいし、それらに類するものであってもよい。LonWorksネットワーク10は、何らかの変数を介した情報の送受信を行うネットワークであれば、LonWorks以外の方式のネットワークであってもよい。設備機器群90(91,92,・・・)は、キュービクル・蓄電池設備・発電機設備などの受変電設備、動力盤・エレベータなどの動力設備、電灯盤・ブラインドなどの照明等設備、防災シャッターなどの防災設備、窓センサ・警報などのセキュリティ設備、あるいは空調機システム群60(60a,60b,・・・)とは別の空調システムであってもよい。
【0069】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態にかかるネットワークシステム100を図8に示す。また、本発明の第2実施形態にかかるネットワークシステム100の構成要素の構成図を図9に示す。図8及び図9において、図1及び図2のネットワークシステム1の構成要素と同様の構成要素は同じ番号で示してある。
【0070】
このネットワークシステム100は、基本的な構造は第1実施形態と同様であり、ゲートウェイ130がLonWorksネットワーク10とネットワーク50とを接続している点も第1実施形態と同様であるが、ゲートウェイ130の構成要素が異なる。すなわち、図9に示すように、ゲートウェイ130は、主として表示画面31と入力インターフェース40とだけでなくアドレス対応付け記憶部32とアドレス対応付け変更部33とアドレス対応付け表示部34とを備える点で第1実施形態と異なっている。
【0071】
図9に示すアドレス対応付け記憶部32は、図8に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図11に示すネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)との対応付けを記憶している点で第1実施形態と異なっている。
【0072】
図9に示すアドレス対応付け表示部34は、ユーザが入力インターフェース40に入力した命令に基づき、図8に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図11に示すネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)との対応付けの情報を図9に示すアドレス対応付け記憶部32から取得し、表示画面31に表示する点で第1実施形態と異なっている。
【0073】
図8に示すネットワークシステム100が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する処理の流れは、図10に示すように基本的には第1実施形態と同様であるが、次の点で第1実施形態と異なる。なお、図10において、図3の処理と同様の処理は同じ番号で示してある。図10に示すステップS11では、図11に示すゲートウェイ130のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとの対応付けがネットワーク管理者又はシステム構築者によりゲートウェイ130に設定され、図9に示すアドレス対応付け記憶部32に記憶される。図10に示すステップS12では、図9に示す入力インターフェース40からの命令により、図9に示すアドレス対応付け表示部34によりアドレス対応付け記憶部32が参照され、アドレス対応付け表示部34により表示画面31に図12に示すようなネットワーク変数設定画面171が表示され、「ネットワーク変数設定」と書かれた下の欄171においてネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)のいずれかが選択される。図10に示すステップS13では、図12に示す「登録アドレス編集」ボタン173が押され、図9に示すアドレス対応付け表示部34によりアドレス対応付け記憶部32が参照され、アドレス対応付け表示部34により表示画面31に図13に示すような登録アドレス編集画面175が表示される。登録アドレス編集画面175では、図10に示すステップS12で選択されたネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対応する図8に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが「登録済みアドレス」の欄176に表示される。ただし、初期の状態では「登録済みアドレス」の欄176は空欄になっている。登録アドレス編集画面175において、図10に示すステップS12で選択されたネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対応する図8に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが登録される。図10に示すステップS14では、図12及び図13に示す「OK」ボタン180,174が押され、図11に示すネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と図8に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとの対応付けが、図9に示す入力インターフェース40によりアドレス対応付け変更部33へ伝達され、アドレス対応付け変更部33によりアドレス対応付け記憶部32へ記憶される。
【0074】
図8に示すネットワークシステム100において情報が送受信される動作は、図11に示すように基本的には第1実施形態と同様であるが、アドレスグループA,B,・・・を介さずに情報が送受信される点で第1実施形態と異なる。
図11に示すネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と図8に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとの対応付けがゲートウェイ130で変更されるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減される点も第1実施形態と同様である。したがって、このようなネットワークシステム100によっても、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更に低コストで対応が行われる。
【0075】
<第2実施形態の変形例>
(A)図11に示すゲートウェイ130の1つのネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対して複数の室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが対応していてもよいし、ゲートウェイ130の複数のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対して1つの室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが対応していてもよいし、ゲートウェイ130の1つのネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対して1つの室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが対応していてもよいし、ゲートウェイ130の複数のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対して複数の室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが対応していてもよい。(B)図12及び図13に示すように、ネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対応する室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスは自由に追加、削除、変更してもよい。
【0076】
【発明の効果】
請求項1に係るネットワークノードでは、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
【0077】
請求項2に係るネットワークノードでは、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けを容易に把握することができるので、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをさらに容易に変更することができる。
請求項3に係るネットワークノードでは、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの変更後の対応付けを容易に把握することができるので、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの変更後の対応付けを容易に確認することができる。
【0078】
請求項4に係るネットワークノードでは、監視情報をネットワークノードで把握できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の監視に低コストで対応することができる。
請求項5に係るネットワークノードでは、複数のネットワーク変数と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、分散制御ネットワークと既存のネットワークとが混在する場合でも機器の構成変更に低コストで対応することができる。
【0079】
請求項6に係るネットワークシステムでは、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項7に係る複数の機器の構成変更方法では、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
【0080】
請求項8に係るネットワークノードでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項9に係るネットワークノードでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを容易に把握することができるので、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをさらに容易に変更することができる。
【0081】
請求項10に係るネットワークノードでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの変更後の対応付けを容易に把握することができるので、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの変更後の対応付けを容易に確認することができる。
請求項11に係るネットワークノードでは、監視情報をネットワークノードで把握できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の監視に低コストで対応することができる。
【0082】
請求項12に係るネットワークノードでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、分散制御ネットワークと既存のネットワークとが混在する場合でも機器の構成変更に低コストで対応することができる。
【0083】
請求項13に係るネットワークシステムでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項14にかかる複数の機器の構成変更方法では、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるネットワークシステム1の構成図。
【図2】本発明の第1実施形態によるゲートウェイ30の構成図。
【図3】ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する処理の流れを示すフローチャート。
【図4】ネットワークシステム1において情報が送受信される動作を示す概念図。
【図5】ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作を示す図。
【図6】ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作を示す図。
【図7】ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作を示す図。
【図8】本発明の第2実施形態によるネットワークシステム100の構成図。
【図9】本発明の第2実施形態によるゲートウェイ130の構成図。
【図10】ネットワークシステム100が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する処理の流れを示すフローチャート。
【図11】ネットワークシステム100において情報が送受信される動作を示す概念図。
【図12】ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作を示す図。
【図13】ネットワークシステム100が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作を示す図。
【符号の説明】
1,100 ネットワークシステム
10 LonWorksネットワーク
20 管理制御装置
30,130 ゲートウェイ
50 ネットワーク
60 空調機システム群
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークノード、ネットワークシステム及び複数の機器の構成変更方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークにおけるオープン化の流れの中で、BA(Building Automation)やFA(Factory Automation)や家庭などにおいてLonWorks(登録商標)技術を採用したLON(Local Operationg Network)が採用され始めている(例えば、特許文献1参照。)。LonWorksネットワークに接続された各機器はLonWorksノードと呼ばれる。
【0003】
LonWorksネットワークでは、各LonWorksノードに複数のネットワーク変数が定義される。それらのネットワーク変数はバインディングによって互いに関連づけられる(例えば、特許文献2参照。)。LonWorksネットワークにおける通信は、LonTalk(登録商標)プロトコルに従って行われる。すなわち、送信側のLonWorksノードにおける出力用ネットワーク変数に送信すべき情報が代入されると、受信側のLonWorksノードにおけるバインディングされた入力用ネットワーク変数でその情報が受信される(例えば、特許文献3参照。)。つまり、ネットワーク変数は情報を伝送するための入れ物である。LonWorksネットワークにおける情報の通信では、イーサーネット(登録商標)とは異なり、送信元アドレス及び送信先アドレスが指定される必要がない。バインディングを行った際に送信元アドレス又は送信先アドレスがネットワーク変数に設定されているからである。これによりピアツーピア(peer to peer)の対等な通信が行われるので、LonWorksネットワークは分散制御ネットワークとも呼ばれる。
【0004】
BAやFAや家庭などにおける既存のネットワークを全てLonWorksネットワークで置き換えるには多大なコストを要することがある。そのため、LonWorksネットワークと既存のネットワークとが混在することがある。その場合に、LonWorksネットワークと既存のネットワークとがゲートウェイなどのネットワークノードにより接続される。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−292147号公報(第2項)
【0006】
【特許文献2】
特開2002−51388号公報(第3項)
【0007】
【特許文献3】
特開平10−229590号公報(第2,5項)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、既存のネットワークにおいて接続された機器の構成の変更があった場合は、既存のネットワークにおける機器のアドレスとLonWorksネットワークにおけるネットワークノードのネットワーク変数との対応がネットワークノードにおいて固定されていることが多いので、LonWorksネットワークのネットワーク管理者又はシステム構築者(System Integrator)に依頼してネットワーク変数を再度バインディングし直してもらう必要があった。そのため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼することによる人件費などのコストやネットワークを止めることによる時間的コストすなわち金銭的損害などのコストがかかることがあるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明の課題は、機器の構成変更に低コストで対応することができるネットワークノード、ネットワークシステム及び複数の機器の構成変更方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るネットワークノードは、第1ネットワークと第2ネットワークとを接続するネットワークノードであって、アドレス対応付け記憶部と、アドレス対応付け変更部とを備える。第1ネットワークは、複数の機器が接続されている。第2ネットワークは、管理制御装置が接続されている。管理制御装置は、複数の機器を管理制御する。アドレス対応付け記憶部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けを記憶している。仲介手段は、管理制御装置に対して情報を送受信する際に仲介を行う手段である。アドレス対応付け変更部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを変更する。
【0011】
このネットワークノードでは、アドレス対応付け記憶部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けを記憶している。管理制御装置から複数の機器へ情報を送信する場合や複数の機器から管理制御装置へ情報を送信する場合に、アドレス対応付け記憶部が参照される。アドレス対応付け変更部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを変更する。
【0012】
したがって、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
なお、1つの仲介手段に対して複数の機器のアドレスが対応していてもよいし、複数の仲介手段に対して1つの機器のアドレスが対応していてもよいし、1つの仲介手段に対して1つの機器のアドレスが対応していてもよいし、複数の仲介手段に対して複数の機器のアドレスが対応していてもよい。「変更」には、仲介手段の追加は含まないが、機器のアドレスの追加は含み、単なる変更や削除なども含む。
【0013】
請求項2に係るネットワークノードは、請求項1に記載のネットワークノードであって、アドレス対応付け表示部さらに備える。アドレス対応付け表示部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを表示画面に表示する。
このネットワークノードでは、アドレス対応付け表示部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けの情報をアドレス対応付け記憶部から取得する。アドレス対応付け表示部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを表示画面に表示する。
【0014】
したがって、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けを容易に把握することができるので、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをさらに容易に変更することができる。
なお、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けは、表示画面に階層的に表示されてもいいし、平面的に表示されてもよい。
【0015】
請求項3に係るネットワークノードは、請求項2に記載のネットワークノードであって、アドレス対応付け変更部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを変更する際に、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け表示部により表示画面に表示された対応付けを変更する。
【0016】
このネットワークノードでは、アドレス対応付け表示部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを表示画面に表示する。アドレス対応付け変更部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを変更する。アドレス対応付け表示部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け表示部により表示画面に表示された対応付けを変更する。
【0017】
したがって、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの変更後の対応付けを容易に把握することができるので、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの変更後の対応付けを容易に確認することができる。
請求項4に係るネットワークノードは、請求項1から3のいずれかに記載のネットワークノードであって、監視情報表示部をさらに備える。監視情報表示部は、監視情報を表示画面に表示する。監視情報は、複数の機器を監視するための情報である。
【0018】
このネットワークノードでは、第1ネットワークにおける複数の機器が監視される。監視情報表示部は、監視情報を表示画面に表示する。
したがって、監視情報をネットワークノードで把握できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の監視に低コストで対応することができる。
【0019】
請求項5に係るネットワークノードは、請求項1から4のいずれかに記載のネットワークノードであって、第2ネットワークは、分散制御ネットワークである。複数の仲介手段は、ネットワーク変数である。
このネットワークノードでは、第2ネットワークは、分散制御ネットワークである。管理制御装置とネットワークノードとの間の通信は、管理制御装置のネットワーク変数とネットワークノードのネットワーク変数とを介して行う。アドレス対応付け記憶部は、複数の機器のアドレスとネットワークノードの複数のネットワーク変数との対応付けを記憶している。管理制御装置から複数の機器へ情報を送信する場合や複数の機器から管理制御装置へ情報を送信する場合に、アドレス対応付け記憶部が参照される。アドレス対応付け変更部は、複数のネットワーク変数と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを変更する。
【0020】
したがって、複数のネットワーク変数と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、分散制御ネットワークと既存のネットワークとが混在する場合でも機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項6に係るネットワークシステムは、第1ネットワークと、第2ネットワークと、請求項1から5のいずれかに記載のネットワークノードとを備える。第1ネットワークは、複数の機器が接続されている。第2ネットワークは、管理制御装置が接続されている。管理制御装置は、複数の機器を管理制御する。ネットワークノードは、第1ネットワークと第2ネットワークとを接続する。
【0021】
このネットワークシステムでは、ネットワークノードのアドレス対応付け記憶部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けを記憶している。第2ネットワークにおける管理制御装置から第1ネットワークにおける複数の機器へ情報を送信する場合や第1ネットワークにおける複数の機器から第2ネットワークにおける管理制御装置へ情報を送信する場合に、ネットワークノードのアドレス対応付け記憶部が参照される。ネットワークノードのアドレス対応付け変更部は、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶部における対応付けを変更する。
【0022】
したがって、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項7に係る複数の機器の構成変更方法は、第1ネットワークと第2ネットワークとを接続するネットワークノードにおいて行われる複数の機器の構成変更方法であって、アドレス対応付け記憶ステップと、アドレス対応付け変更ステップとを備える。第1ネットワークは、複数の機器が接続されている。第2ネットワークは、管理制御装置が接続されている。管理制御装置は、複数の機器を管理制御する。アドレス対応付け記憶ステップでは、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けが記憶される。仲介手段は、管理制御装置に対して情報が送受信される際に仲介を行う手段である。アドレス対応付け変更ステップでは、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶ステップにおいて記憶された対応付けが変更される。
【0023】
この複数の機器の構成変更方法では、アドレス対応付け記憶ステップにおいて、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けが記憶される。管理制御装置から複数の機器へ情報が送信される場合や複数の機器から管理制御装置へ情報が送信される場合に、アドレス対応付け記憶部が参照される。アドレス対応付け変更ステップにおいて、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとのアドレス対応付け記憶ステップにおいて記憶された対応付けが変更される。
【0024】
したがって、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
なお、1つの仲介手段に対して複数の機器のアドレスが対応していてもよいし、複数の仲介手段に対して1つの機器のアドレスが対応していてもよいし、1つの仲介手段に対して1つの機器のアドレスが対応していてもよいし、複数の仲介手段に対して複数の機器のアドレスが対応していてもよい。「変更」には、仲介手段の追加は含まないが、機器のアドレスの追加は含み、単なる変更や削除なども含む。
【0025】
請求項8に係るネットワークノードは、第1ネットワークと第2ネットワークとを接続するネットワークノードであって、グループ対応付け記憶部と、グループ分け記憶部と、グループ分け変更部とを備える。第1ネットワークは、複数の機器が接続されている。第2ネットワークは、管理制御装置が接続されている。管理制御装置は、複数の機器を管理制御する。グループ対応付け記憶部は、複数の仲介手段と1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。仲介手段は、管理制御装置に対して情報を送受信する際に仲介を行う手段である。アドレスグループは、複数の機器のアドレスをグループ分けしたものである。グループ分け記憶部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。グループ分け変更部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを変更する。
【0026】
このネットワークノードでは、グループ対応付け記憶部は、複数の仲介手段と1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。グループ分け記憶部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。管理制御装置から複数の機器へ情報を送信する場合や複数の機器から管理制御装置へ情報を送信する場合に、グループ分け記憶部及びグループ対応付け記憶部が参照される。グループ分け変更部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを変更する。
【0027】
したがって、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
なお、全てのアドレスに対して1つのアドレスグループが対応していてもよいし、全てのアドレスに対して複数のアドレスグループが対応していてもよい。1つのアドレスに対して1つのアドレスグループが対応していてもよいし、1つのアドレスに対して複数のアドレスグループが対応していてもよい。「変更」には、機器のアドレスの追加は含み、単なる変更や削除なども含む。さらに、「変更」にアドレスグループの追加を含めてもよい。
【0028】
請求項9に係るネットワークノードは、請求項8に記載のネットワークノードであって、グループ分け表示部さらに備える。グループ分け表示部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを表示画面に表示する。
このネットワークノードでは、グループ分け表示部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けの情報をグループ分け記憶部から取得する。グループ分け表示部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを表示画面に表示する。
【0029】
したがって、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを容易に把握することができるので、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをさらに容易に変更することができる。
なお、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けは、表示画面に階層的に表示されてもいいし、平面的に表示されてもよい。
【0030】
請求項10に係るネットワークノードは、請求項9に記載のネットワークノードであって、グループ分け変更部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを変更する際に、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け表示部により表示画面に表示された対応付けを変更する。
【0031】
このネットワークノードでは、グループ分け表示部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを表示画面に表示する。グループ分け変更部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを変更する。グループ分け表示部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの変更後の対応付けをグループ分け記憶部から取得し、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け表示部により表示画面に表示された対応付けを変更する。
【0032】
したがって、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの変更後の対応付けを容易に把握することができるので、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの変更後の対応付けを容易に確認することができる。
請求項11に係るネットワークノードは、請求項8から10のいずれかに記載のネットワークノードであって、監視情報表示部をさらに備える。監視情報表示部は、監視情報を表示画面に表示する。監視情報は、複数の機器を監視するための情報である。
【0033】
このネットワークノードでは、第1ネットワークにおける複数の機器が監視される。監視情報表示部は、監視情報を表示画面に表示する。
したがって、監視情報をネットワークノードで把握できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の監視に低コストで対応することができる。
【0034】
請求項12に係るネットワークノードは、請求項8から11のいずれかに記載のネットワークノードであって、第2ネットワークは、分散制御ネットワークである。複数の仲介手段は、ネットワーク変数である。
このネットワークノードでは、第2ネットワークは、分散制御ネットワークである。管理制御装置とネットワークノードとの間の通信は、管理制御装置のネットワーク変数とネットワークノードのネットワーク変数とを介して行う。グループ分け記憶部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。グループ対応付け記憶部は、複数のネットワーク変数と1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。管理制御装置から複数の機器へ情報を送信する場合や複数の機器から管理制御装置へ情報を送信する場合に、グループ分け記憶部とグループ対応付け記憶部とが参照される。グループ分け変更部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを変更する。
【0035】
したがって、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、分散制御ネットワークと既存のネットワークとが混在する場合でも機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項13に係るネットワークシステムは、第1ネットワークと、第2ネットワークと、請求項8から12のいずれかに記載のネットワークノードとを備える。第1ネットワークは、複数の機器が接続されている。第2ネットワークは、管理制御装置が接続されている。管理制御装置は、複数の機器を管理制御する。ネットワークノードは、第1ネットワークと第2ネットワークとを接続する。
【0036】
このネットワークシステムでは、ネットワークノードのグループ分け記憶部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。ネットワークノードのグループ対応付け記憶部は、複数の仲介手段と1以上のアドレスグループとの対応付けを記憶している。第2ネットワークにおける管理制御装置から第1ネットワークにおける複数の機器へ情報を送信する場合や第1ネットワークにおける複数の機器から第2ネットワークにおける管理制御装置へ情報を送信する場合に、グループ分け記憶部及びグループ対応付け記憶部が参照される。ネットワークノードのグループ分け変更部は、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを変更する。
【0037】
したがって、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項14にかかる複数の機器の構成変更方法は、第1ネットワークと第2ネットワークとを接続するネットワークノードにおいて行われる複数の機器の構成変更方法であって、グループ対応付け記憶ステップと、グループ分け記憶ステップと、グループ分け変更ステップとを備える。第1ネットワークは、複数の機器が接続されている。第2ネットワークは、管理制御装置が接続されている。管理制御装置は、複数の機器を管理制御する。グループ対応付け記憶ステップでは、複数の仲介手段と1以上のアドレスグループとの対応付けが記憶される。仲介手段は、管理制御装置に対して情報が送受信される際に仲介を行う手段である。アドレスグループは、複数の機器のアドレスをグループ分けしたものである。グループ分け記憶ステップでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けが記憶される。グループ分け変更ステップでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶ステップにおいて記憶された対応付けが変更される。
【0038】
この複数の機器の構成変更方法では、グループ対応付け記憶ステップにおいて、複数の仲介手段と1以上のアドレスグループとの対応付けが記憶される。グループ分け記憶ステップにおいて、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けが記憶される。管理制御装置から複数の機器へ情報が送信される場合や複数の機器から管理制御装置へ情報が送信される場合に、グループ分け記憶ステップにおいて記憶された対応付けとグループ対応付け記憶ステップにおいて記憶された対応付けとが参照される。グループ分け変更ステップにおいて、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けが変更される。
【0039】
したがって、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
なお、全てのアドレスに対して1つのアドレスグループが対応していてもよいし、全てのアドレスに対して複数のアドレスグループが対応していてもよい。1つのアドレスに対して1つのアドレスグループが対応していてもよいし、1つのアドレスに対して複数のアドレスグループが対応していてもよい。「変更」には、機器のアドレスの追加は含み、単なる変更や削除なども含む。さらに、「変更」にアドレスグループの追加を含めてもよい。
【0040】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態にかかるネットワークシステム1の構成図を示す。また、本発明の第1実施形態にかかるネットワークシステム1の構成要素の構成図を図2に示す。
【0041】
<ネットワークシステム1の全体構成>
図1に示すネットワークシステム1は、主として管理制御装置20とゲートウェイ30と空調機システム群60(60a,60b,・・・)とLonWorksネットワーク10とネットワーク50と設備機器群90(91,92,・・・)とを備える。
【0042】
管理制御装置20とゲートウェイ30とはLonWorksネットワーク10で接続されている。管理制御装置20と設備機器群90(91,92,・・・)とはLonWorksネットワーク10で接続されている。ゲートウェイ30と空調機システム群60(60a,60b,・・・)とはネットワーク50で接続されている。LonWorksネットワーク10とネットワーク50とはゲートウェイ30で接続されている。ゲートウェイ30には、表示画面31が備えられている。
【0043】
<管理制御装置20の構成>
図1に示す管理制御装置20は、通常のパーソナルコンピュータ(PC、Macintosh(登録商標)など)又はエンジニアリングワークステーション(EWS)などと同様の構成である。
図1に示す管理制御装置20は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)とともに設備機器群90(91,92,・・・)を管理制御する。
【0044】
<ゲートウェイ30の構成>
図1に示すゲートウェイ30は、図2に示すように、主として表示画面31とグループ分け記憶部36とグループ対応付け記憶部37とグループ分け変更部38とグループ分け表示部39と入力インターフェース40とを備える。
図2に示すグループ分け記憶部36は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との対応付けを記憶している。図2に示すグループ対応付け記憶部37は、図4に示すアドレスグループA,B,・・・とゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)との対応付けを記憶している。
【0045】
図2に示すグループ分け表示部39は、ユーザが入力インターフェース40に入力した命令に基づき、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との対応付けの情報を図2に示すグループ分け記憶部36から取得し、表示画面31に表示する。
【0046】
<空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成>
図1に示すように、空調機システム群60(60a,60b,・・・)は、主として室内機群(62a,63b,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・)と室外機群61(61a,61b,・・・)とを備える。
室内機群(62a,63b,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・)と室外機群61(61a,61b,・・・)とは、ネットワーク50で接続されている。
【0047】
<LonWorksネットワーク10の構成>
図1に示すように、LonWorksネットワーク10は、管理制御装置20とゲートウェイ30とを接続している。
図1に示すLonWorksネットワーク10では、図4に示すネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・,入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・,入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)を介して情報の送受信が行われる。情報の送受信の際に、送信元アドレス及び送信先アドレスはいずれも指定されない。あらかじめ行われているバインディングにより、送信元アドレス又は送信先アドレスが、ネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・,入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・,入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に設定されているからである。
【0048】
<ネットワーク50の構成>
図1に示すネットワーク50は、LonWorksネットワーク10とは異なる方式のネットワークである。
図1に示すネットワーク50では、情報の送受信の際に、通常、送信元アドレス及び送信先アドレスが指定される。
【0049】
<ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する処理の流れ>
図1に示すネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する処理の流れを、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0050】
図3に示すステップS1では、図4に示す管理制御装置20の出力用ネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・)とゲートウェイ30の入力用ネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・)との、あるいは管理制御装置20の入力用ネットワーク変数(入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・)とゲートウェイ30の出力用ネットワーク変数(出力NVk,出力NVl,・・・)とのバインディングがネットワーク管理者又はシステム構築者により行われる。図3に示すステップS2では、図4に示すゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とアドレスグループA,B,・・・との対応付けがネットワーク管理者又はシステム構築者によりゲートウェイ30に設定され、図2に示すグループ対応付け記憶部37に記憶される。図3に示すステップS3では、図2に示す入力インターフェース40からの命令がグループ分け表示部39に伝達され、グループ分け表示部39によりグループ対応付け記憶部37が参照され、グループ分け表示部39により表示画面31に図5に示すようなグループ設定画面151が表示され、欄152においてアドレスグループA,B,・・・のいずれかが選択される。図3に示すステップS4では、図5に示す「登録アドレス編集」ボタン153が押され、図2に示すグループ分け表示部39によりグループ分け記憶部36が参照され、グループ分け表示部39により表示画面31に図6に示すような登録アドレス編集画面155が表示される。登録アドレス編集画面155では、図3に示すステップS3で選択されたアドレスグループA,B,・・・に所属する図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが「登録済みアドレス」の欄156に表示される。ただし、初期の状態では「登録済みアドレス」の欄156は空欄になっている。登録アドレス編集画面155において、図3に示すステップS3で選択されたアドレスグループA,B,・・・に所属する図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが登録される。図3に示すステップS5では、図6及び図5に示す「OK」ボタン160,154が押される。図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との対応付けは、図2に示す入力インターフェース40によりグループ分け変更部38へ伝達され、グループ分け変更部38によりグループ分け記憶部36へ記憶される。図3に示すステップS6では、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更があるか否かが判断される。構成変更があると判断されればステップS3へ進み、構成変更がないと判断されればステップS6へ進む。
【0051】
<ネットワークシステム1において情報が送受信される動作>
図1に示すネットワークシステム1において情報が送受信される動作を、図4に示す概念図を用いて説明する。図4においてネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・,入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・,入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)は白抜きの矢印で示され、その矢印の方向によって情報の伝達の方向が表される。ネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・,入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・,入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)やアドレスグループA,B,・・・や室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,・・・のアドレスの間を接続している実線は、実際の配線を表しているのではなく、単に情報の入出力先を表しているものとする。
【0052】
図1に示す管理制御装置20から室内機62a,63a,64aへ情報を送信する場合を考える。管理制御装置20において図4に示す出力用ネットワーク変数(出力NVa)に情報が代入されると、その情報がゲートウェイ30に送信される。その情報は、ゲートウェイ30の入力用ネットワーク変数(入力NVd)に受け取られ、ゲートウェイ30に受信される。ゲートウェイ30では、図2に示すグループ対応付け記憶部37が参照され、図4に示す入力用ネットワーク変数(入力NVd)の情報の入力先がアドレスグループAに決定される。さらに、ゲートウェイ30では、図2に示すグループ分け記憶部36が参照され、図4に示すアドレスグループAの情報の入力先が室内機62aアドレス、室内機63aアドレス、室内機64aアドレスに決定される。そして、入力用ネットワーク変数(入力NVd)の情報は、ゲートウェイ30から室内機62a,63a,64aへ送信される。
【0053】
次に、図1に示す室内機62a,63a,64aから管理制御装置20へ情報を送信する場合を考える。室内機62a,63a,64aから送信された情報は、ゲートウェイ30で受信される。ゲートウェイ30では、図2に示すグループ分け記憶部36が参照され、図1に示す室内機62a,63a,64aの情報の入力先が図4に示すアドレスグループAに決定される。さらに、ゲートウェイ30では、図2に示すグループ対応付け記憶部37が参照され、図4に示すアドレスグループAの情報の入力先が出力用ネットワーク変数(出力NVk,出力NVl)に決定される。そして、室内機62a,63a,64aの情報がゲートウェイ30の出力用ネットワーク変数(出力NVk,出力NVl)に代入されると、その情報が管理制御装置20に送信される。室内機62a,63a,64aの情報は、管理制御装置20の入力用ネットワーク変数(入力NVh,NVi,NVj)に受け取られ、管理制御装置20に受信される。
【0054】
<ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作>
図1に示すネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作を、図5から図7に示す概念図を用いて説明する。
【0055】
図1に示すネットワークシステム1において、室内機62aが室内機65aへと入れ替えられた場合を考える。ユーザが図2に示す入力インターフェース40に命令を入力すると、グループ分け表示部39によりグループ対応付け記憶部37が参照され、グループ分け表示部39により表示画面31に図5に示すようなグループ設定画面151が表示される。「グループ設定」と書かれた下の欄152には、図2に示すグループ対応付け記憶部37に記憶されたアドレスグループA,B,・・・が表示される。図5には、アドレスグループAとアドレスグループBとの2つのアドレスグループが存在している場合を示している。図1に示す室内機62aのアドレスがアドレスグループAに属するのかアドレスグループBに属するのかはこの時点では分からないが、とりあえず図5に示すグループ設定画面151においてアドレスグループAが選択され、「グループ設定」と書かれた下の欄152においてアドレスグループAがハイライト表示される。「登録アドレス編集」ボタン153が押されると、図2に示すグループ分け表示部39によりグループ分け記憶部36が参照され、グループ分け表示部39により表示画面31に図6に示すような登録アドレス編集画面155が表示される。登録アドレス編集画面155では、「登録済みアドレス」欄156に室内機62aのアドレスと室内機63aのアドレスと室内機64aのアドレスとが表示されているので、室内機62aのアドレスがアドレスグループAに属することが確認される。「登録済みアドレス」欄156で室内機62aのアドレスが選択され、「削除」ボタン159が押されると、室内機62aのアドレスが「登録済みアドレス」欄156から「未登録アドレス」欄157へ移動する。そして、「未登録アドレス」欄157で室内機65aのアドレスが選択され、「追加」ボタン158が押されると、室内機65aのアドレスが「未登録アドレス」欄157から「登録済みアドレス」欄156へ移動し、登録アドレス編集画面155は図7に示す状態になる。ここで、「OK」ボタン160が押されると、図5に示すグループ設定画面151が再び表示される。グループ設定画面151で「OK」ボタン154が押されると、図1に示す室内機63aのアドレス及び室内機64aのアドレス及び室内機65aのアドレスと図4に示すアドレスグループAとの対応付けが、図2に示す入力インターフェース40によりグループ分け変更部38へ伝達され、グループ分け変更部38によりグループ分け記憶部36へ記憶される。すなわち、アドレスグループAに属する室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスの情報が更新され、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更への対応が行われる。
【0056】
なお、図5のグループ設定画面151において、「名称変更」ボタンは、「グループ設定」と書かれた下の欄152に表示されているアドレスグループA,B,・・・の名称を変更するためのボタンである。「グループ名称」欄は、「グループ設定」と書かれた下の欄152に表示されているアドレスグループA,B,・・・の名称を変更するための欄である。「追加」ボタンは、アドレスグループA,B,・・・を新規に追加するボタンである。ただし、図3のステップS2で、図4に示すゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)との対応付けがされていないアドレスグループA,B,・・・が追加された場合は、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼して、ゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と新規に追加されたアドレスグループA,B,・・・との対応付けをゲートウェイ30に設定してもらう必要がある。「削除」ボタンは、「グループ設定」と書かれた下の欄152に表示されているアドレスグループA,B,・・・のいずれかの削除するためのボタンである。アドレスグループA,B,・・・のいずれかの削除が指定された場合、図2のグループ分け変更部38によりグループ分け記憶部36から指定されたアドレスグループA,B,・・・の情報が削除される。しかし、グループ対応付け記憶部37からは指定されたアドレスグループA,B,・・・の情報は削除されない。
【0057】
<ネットワークシステム1に関する特徴>
(1)
ここでは、図2に示すゲートウェイ30のグループ対応付け記憶部37は、図4に示すネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とアドレスグループA,B,・・・との対応付けを記憶している。図2に示すゲートウェイ30のグループ分け記憶部36は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとアドレスグループA,B,・・・との対応付けを記憶している。図1に示す管理制御装置20から室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・へ情報を送信する場合や室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・から管理制御装置20へ情報を送信する場合に、図4に示すように、図2に示すグループ分け記憶部36及びグループ対応付け記憶部37が参照される。ゲートウェイ30のグループ分け変更部38は、室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとアドレスグループA,B,・・・との対応付けを変更する。
【0058】
したがって、室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとアドレスグループA,B,・・・との対応付けがゲートウェイ30で変更されるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更に低コストで対応が行われる。
【0059】
(2)
ここでは、図2に示すグループ分け表示部39は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け記憶部36における対応付けの情報をグループ分け記憶部36から取得する。グループ分け表示部39は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け記憶部36における対応付けを表示画面31に表示する。
【0060】
したがって、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け記憶部36における対応付けが容易に把握されるので、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との対応付けがさらに容易に変更される。
【0061】
(3)
ここでは、図2に示すグループ分け表示部39は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け記憶部36における対応付けを表示画面31に表示する。グループ分け変更部38は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け記憶部36における対応付けを変更する。グループ分け表示部39は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との変更後の対応付けを図2に示すグループ分け記憶部36から取得し、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け表示部39により表示画面31に表示された対応付けを変更する。
【0062】
したがって、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との変更後の対応付けが容易に把握されるので、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との変更後の対応付けが容易に確認される。
【0063】
(4)
ここでは、図1に示すLonWorksネットワーク10は、分散制御ネットワークである。管理制御装置20とゲートウェイ30との間の通信は、図4に示す管理制御装置20のネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・,入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・)とゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とを介して行う。図2に示すグループ分け記憶部36は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との対応付けを記憶している。図2に示すグループ対応付け記憶部37は、図4に示すネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とアドレスグループA,B,・・・との対応付けを記憶している。図1に示す管理制御装置20から室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・へ情報を送信する場合や室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・から管理制御装置20へ情報を送信する場合に、図4に示すように、図2に示すグループ分け記憶部36とグループ対応付け記憶部37とが参照される。グループ分け変更部38は、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との図2に示すグループ分け記憶部36における対応付けを変更する。
【0064】
したがって、図1に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図4に示すアドレスグループA,B,・・・との対応付けが図2に示すゲートウェイ30で変更されるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、LonWorksネットワーク10と既存のネットワーク50とが混在する場合でも空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更に低コストで対応が行われる。
【0065】
(5)
ここでは、図5に示すグループ設定画面151でアドレスグループA,B,・・・が選択され、図6及び図7に示す登録アドレス編集画面155でアドレスグループA,B,・・・に所属する室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが決定される。
【0066】
したがって、画面151,155の操作が容易であり、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更に低コストで対応が行われる。
(6)
ここでは、図1に示す管理制御装置20と室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・との間で情報を送受信する場合に、室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・はアドレスグループA,B,・・・の単位で情報を送受信する。
【0067】
したがって、図1に示す管理制御装置20の管理制御ポイントの数が低減される。
<第1実施形態の変形例>
(A)図1においてゲートウェイ30には、空調機システム群60(60a,60b,・・・)だけでなく、設備機器群80(81,82,83,84,85,・・・)が接続されていてもよい。ここで、設備機器群80(81,82,83,84,85,・・・)は、主として制御機器81と設備機器82,83,84,85,・・・とを備える。設備機器群80(81,82,83,84,85,・・・)とゲートウェイ30とは、ネットワーク50により接続されている。設備機器群80(81,82,83,84,85,・・・)のアドレスも、空調機システム群60(60a,60b,・・・)のアドレスと同様に、図4に示すアドレスグループA,B,・・・に属させることができる。したがって、設備機器群80(81,82,83,84,85,・・・)の構成変更にも低コストで対応することができる。
(B)ゲートウェイ30は、図2に示すように監視情報表示部35をさらに備えていてもよい。このゲートウェイ30では、図1に示すネットワーク50における空調機システム群60(60a,60b,・・・)が監視される。図2に示す監視情報表示部35は、空調機システム群60(60a,60b,・・・)を監視するための情報を表示画面31に表示する。したがって、空調機システム群60(60a,60b,・・・)を監視するための情報をゲートウェイ30で把握できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の監視に低コストで対応することができる。
(C)図1に示す全ての室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスに対して1つのアドレスグループ「一括」が対応していてもよいし、全てのアドレスに対して図4に示す複数のアドレスグループA,B,・・・が対応していてもよい。アドレスグループ「一括」とアドレスグループA,B,・・・とは混在していてもよい。その場合、図5に示すグループ設定画面151にアドレスグループ「一括」とアドレスグループA,B,・・・とが表示されることになる。図1に示す1つの室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスに対して1つのアドレスグループA,B,・・・が対応していてもよいし、図1に示す1つの室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスに対して図4に示すように複数のアドレスグループA,B,・・・が対応していてもよい。
(D)図4に示すように、ゲートウェイ30の1つのネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)は、1つのアドレスグループA,B,・・・に対応しているだけでなく、複数のアドレスグループA,B,・・・に対応していてもよい。第1実施形態では、ゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とアドレスグループA,B,・・・との対応付けが固定されている場合が示されたが、ゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とアドレスグループA,B,・・・との対応付けを変更できるようにしてもよい。この場合、図3に示すステップS2で、図4に示すゲートウェイ30のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)とアドレスグループA,B,・・・との対応付けがユーザにより行われてもよい。図5から図7に示す設定画面151,155と同様の設定画面がゲートウェイ30の表示画面31に表示されるようにしてもよい。これにより、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更に柔軟に対応することができる。
(E)図4に示すように、管理制御装置20の1つの出力用ネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・)は、ゲートウェイ30の1つの入力用ネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・)へ出力するだけでなく、ゲートウェイ30の複数の入力用ネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・)へ出力してもよい。管理制御装置20の1つの入力用ネットワーク変数(入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・)は、ゲートウェイ30の1つの出力用ネットワーク変数(出力NVk,出力NVl,・・・)から入力されるだけでなく、ゲートウェイ30の複数の出力用ネットワーク変数(出力NVk,出力NVl,・・・)から入力されてもよい。
【0068】
ゲートウェイ30の1つの出力用ネットワーク変数(出力NVk,出力NVl,・・・)は、管理制御装置20の1つの入力用ネットワーク変数(入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・)へ出力するだけでなく、管理制御装置20の複数の入力用ネットワーク変数(入力NVh,入力NVi,入力NVj,・・・)へ出力してもよい。ゲートウェイ30の1つの入力用ネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・)は、管理制御装置20の1つの出力用ネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・)から入力されるだけでなく、管理制御装置20の複数の出力用ネットワーク変数(出力NVa,出力NVb,出力NVc,・・・)から入力されてもよい。
(F)図5から図7には、アドレスグループAに属する室内機62aのアドレスを室内機65aのアドレスと入れ替える場合のみを示したが、アドレスグループAに属する室内機62aのアドレスを単に削除してもよいし、室内機65aのアドレスを単に追加してもよい。すなわち、アドレスグループA,B,・・・に属する室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスは自由に追加、削除、変更してもよい。
(G)図5から図7には、室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとアドレスグループA,B,・・・との対応付けが階層的に表示される場合を示したが、平面的に表示されるものでもよい。すなわち、室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとアドレスグループA,B,・・・とが同時に図2に示す表示画面31に表示されてもよい。この場合は、室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとアドレスグループA,B,・・・との対応付けを一目で把握することができる。
(H)図2に示す入力インターフェース40は、タッチパネル方式を採用してもよい。この場合、表示画面31にユーザが手を触れることにより命令が感知される。あるいは、キーボードとマウスによるものであってもよいし、キーボードとトラックボールによるものであってもよいし、キーボードとジョイスティックによるものであってもよいし、電子ペンによるものであってもよいし、キーボードのみによるものであってもよいし、それらに類するものであってもよい。表示画面31は、ブラウン管方式でもよいし、液晶方式でもよいし、それらに類するものであってもよい。LonWorksネットワーク10は、何らかの変数を介した情報の送受信を行うネットワークであれば、LonWorks以外の方式のネットワークであってもよい。設備機器群90(91,92,・・・)は、キュービクル・蓄電池設備・発電機設備などの受変電設備、動力盤・エレベータなどの動力設備、電灯盤・ブラインドなどの照明等設備、防災シャッターなどの防災設備、窓センサ・警報などのセキュリティ設備、あるいは空調機システム群60(60a,60b,・・・)とは別の空調システムであってもよい。
【0069】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態にかかるネットワークシステム100を図8に示す。また、本発明の第2実施形態にかかるネットワークシステム100の構成要素の構成図を図9に示す。図8及び図9において、図1及び図2のネットワークシステム1の構成要素と同様の構成要素は同じ番号で示してある。
【0070】
このネットワークシステム100は、基本的な構造は第1実施形態と同様であり、ゲートウェイ130がLonWorksネットワーク10とネットワーク50とを接続している点も第1実施形態と同様であるが、ゲートウェイ130の構成要素が異なる。すなわち、図9に示すように、ゲートウェイ130は、主として表示画面31と入力インターフェース40とだけでなくアドレス対応付け記憶部32とアドレス対応付け変更部33とアドレス対応付け表示部34とを備える点で第1実施形態と異なっている。
【0071】
図9に示すアドレス対応付け記憶部32は、図8に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図11に示すネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)との対応付けを記憶している点で第1実施形態と異なっている。
【0072】
図9に示すアドレス対応付け表示部34は、ユーザが入力インターフェース40に入力した命令に基づき、図8に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスと図11に示すネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)との対応付けの情報を図9に示すアドレス対応付け記憶部32から取得し、表示画面31に表示する点で第1実施形態と異なっている。
【0073】
図8に示すネットワークシステム100が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する処理の流れは、図10に示すように基本的には第1実施形態と同様であるが、次の点で第1実施形態と異なる。なお、図10において、図3の処理と同様の処理は同じ番号で示してある。図10に示すステップS11では、図11に示すゲートウェイ130のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとの対応付けがネットワーク管理者又はシステム構築者によりゲートウェイ130に設定され、図9に示すアドレス対応付け記憶部32に記憶される。図10に示すステップS12では、図9に示す入力インターフェース40からの命令により、図9に示すアドレス対応付け表示部34によりアドレス対応付け記憶部32が参照され、アドレス対応付け表示部34により表示画面31に図12に示すようなネットワーク変数設定画面171が表示され、「ネットワーク変数設定」と書かれた下の欄171においてネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)のいずれかが選択される。図10に示すステップS13では、図12に示す「登録アドレス編集」ボタン173が押され、図9に示すアドレス対応付け表示部34によりアドレス対応付け記憶部32が参照され、アドレス対応付け表示部34により表示画面31に図13に示すような登録アドレス編集画面175が表示される。登録アドレス編集画面175では、図10に示すステップS12で選択されたネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対応する図8に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが「登録済みアドレス」の欄176に表示される。ただし、初期の状態では「登録済みアドレス」の欄176は空欄になっている。登録アドレス編集画面175において、図10に示すステップS12で選択されたネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対応する図8に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが登録される。図10に示すステップS14では、図12及び図13に示す「OK」ボタン180,174が押され、図11に示すネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と図8に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとの対応付けが、図9に示す入力インターフェース40によりアドレス対応付け変更部33へ伝達され、アドレス対応付け変更部33によりアドレス対応付け記憶部32へ記憶される。
【0074】
図8に示すネットワークシステム100において情報が送受信される動作は、図11に示すように基本的には第1実施形態と同様であるが、アドレスグループA,B,・・・を介さずに情報が送受信される点で第1実施形態と異なる。
図11に示すネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と図8に示す室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスとの対応付けがゲートウェイ130で変更されるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減される点も第1実施形態と同様である。したがって、このようなネットワークシステム100によっても、空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更に低コストで対応が行われる。
【0075】
<第2実施形態の変形例>
(A)図11に示すゲートウェイ130の1つのネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対して複数の室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが対応していてもよいし、ゲートウェイ130の複数のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対して1つの室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが対応していてもよいし、ゲートウェイ130の1つのネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対して1つの室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが対応していてもよいし、ゲートウェイ130の複数のネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対して複数の室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスが対応していてもよい。(B)図12及び図13に示すように、ネットワーク変数(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)に対応する室内機62a,63a,64a,・・・,62b,63b,64b,・・・のアドレスは自由に追加、削除、変更してもよい。
【0076】
【発明の効果】
請求項1に係るネットワークノードでは、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
【0077】
請求項2に係るネットワークノードでは、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けを容易に把握することができるので、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをさらに容易に変更することができる。
請求項3に係るネットワークノードでは、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの変更後の対応付けを容易に把握することができるので、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの変更後の対応付けを容易に確認することができる。
【0078】
請求項4に係るネットワークノードでは、監視情報をネットワークノードで把握できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の監視に低コストで対応することができる。
請求項5に係るネットワークノードでは、複数のネットワーク変数と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、分散制御ネットワークと既存のネットワークとが混在する場合でも機器の構成変更に低コストで対応することができる。
【0079】
請求項6に係るネットワークシステムでは、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項7に係る複数の機器の構成変更方法では、複数の仲介手段と複数の機器のアドレスとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
【0080】
請求項8に係るネットワークノードでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項9に係るネットワークノードでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとのグループ分け記憶部における対応付けを容易に把握することができるので、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをさらに容易に変更することができる。
【0081】
請求項10に係るネットワークノードでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの変更後の対応付けを容易に把握することができるので、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの変更後の対応付けを容易に確認することができる。
請求項11に係るネットワークノードでは、監視情報をネットワークノードで把握できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の監視に低コストで対応することができる。
【0082】
請求項12に係るネットワークノードでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、分散制御ネットワークと既存のネットワークとが混在する場合でも機器の構成変更に低コストで対応することができる。
【0083】
請求項13に係るネットワークシステムでは、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
請求項14にかかる複数の機器の構成変更方法では、複数の機器のアドレスと1以上のアドレスグループとの対応付けをネットワークノードで変更できるため、ネットワーク管理者又はシステム構築者に依頼する必要性が低減され、機器の構成変更に低コストで対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるネットワークシステム1の構成図。
【図2】本発明の第1実施形態によるゲートウェイ30の構成図。
【図3】ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する処理の流れを示すフローチャート。
【図4】ネットワークシステム1において情報が送受信される動作を示す概念図。
【図5】ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作を示す図。
【図6】ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作を示す図。
【図7】ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作を示す図。
【図8】本発明の第2実施形態によるネットワークシステム100の構成図。
【図9】本発明の第2実施形態によるゲートウェイ130の構成図。
【図10】ネットワークシステム100が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する処理の流れを示すフローチャート。
【図11】ネットワークシステム100において情報が送受信される動作を示す概念図。
【図12】ネットワークシステム1が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作を示す図。
【図13】ネットワークシステム100が空調機システム群60(60a,60b,・・・)の構成変更へ対応する際の表示画面31の動作を示す図。
【符号の説明】
1,100 ネットワークシステム
10 LonWorksネットワーク
20 管理制御装置
30,130 ゲートウェイ
50 ネットワーク
60 空調機システム群
Claims (14)
- 複数の機器(60,80)が接続されている第1ネットワーク(50)と前記複数の機器(60,80)を管理制御する管理制御装置(20)が接続されている第2ネットワーク(10)とを接続するネットワークノード(30,130)であって、
前記管理制御装置(20)に対して情報を送受信する際に仲介を行う手段である複数の仲介手段(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と前記複数の機器(60,80)のアドレスとの対応付けを記憶しているアドレス対応付け記憶部(32)と、
前記複数の仲介手段(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と前記複数の機器(60,80)の前記アドレスとの前記アドレス対応付け記憶部(32)における前記対応付けを変更するアドレス対応付け変更部(33)と、
を備えたネットワークノード(30,130)。 - 前記複数の仲介手段(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と前記複数の機器(60,80)の前記アドレスとの前記アドレス対応付け記憶部(32)における前記対応付けを表示画面(31)に表示するアドレス対応付け表示部(34)をさらに備えた
請求項1に記載のネットワークノード(30,130)。 - 前記アドレス対応付け変更部(33)は、前記複数の仲介手段(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と前記複数の機器(60,80)の前記アドレスとの前記アドレス対応付け記憶部(32)における前記対応付けを変更する際に、前記複数の仲介手段(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と前記複数の機器(60,80)の前記アドレスとの前記アドレス対応付け表示部(34)により前記表示画面(31)に表示された前記対応付けを変更する、
請求項2に記載のネットワークノード(30,130)。 - 前記複数の機器(60,80)を監視するための情報である監視情報を前記表示画面(31)に表示する監視情報表示部(35)をさらに備えた、
請求項1から3のいずれかに記載のネットワークノード(30,130)。 - 前記第2ネットワーク(10)は、分散制御ネットワークであり、
前記複数の仲介手段(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)は、ネットワーク変数である、
請求項1から4のいずれかに記載のネットワークノード(30,130)。 - 複数の機器(60,80)が接続されている第1ネットワーク(50)と、
前記複数の機器(60,80)を管理制御する管理制御装置(20)が接続されている第2ネットワーク(10)と、
前記第1ネットワーク(50)と前記第2ネットワーク(10)とを接続する請求項1から5のいずれかに記載のネットワークノード(30,130)と、
を備えたネットワークシステム(1,100)。 - 複数の機器(60,80)が接続されている第1ネットワーク(50)と前記複数の機器(60,80)を管理制御する管理制御装置(20)が接続されている第2ネットワーク(10)とを接続するネットワークノード(30,130)において行われる前記複数の機器(60,80)の構成変更方法であって、
前記管理制御装置(20)に対して情報が送受信される際に仲介を行う手段である複数の仲介手段(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と前記複数の機器(60,80)のアドレスとの対応付けが記憶されるアドレス対応付け記憶ステップと、
前記複数の仲介手段(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と前記複数の機器(60,80)の前記アドレスとの前記アドレス対応付け記憶ステップにおいて記憶された前記対応付けが変更されるアドレス対応付け変更ステップと、
を備えた前記複数の機器(60,80)の構成変更方法。 - 複数の機器(60,80)が接続されている第1ネットワーク(50)と前記複数の機器(60,80)を管理制御する管理制御装置(20)が接続されている第2ネットワーク(10)とを接続するネットワークノード(30,130)であって、
前記管理制御装置(20)に対して情報を送受信する際に仲介を行う手段である複数の仲介手段(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と前記複数の機器(60,80)のアドレスをグループ分けしたものである1以上のアドレスグループ(A,B,・・・)との対応付けを記憶しているグループ対応付け記憶部(37)と、
前記複数の機器(60,80)の前記アドレスと前記1以上のアドレスグループ(A,B,・・・)との対応付けを記憶しているグループ分け記憶部(36)と、
前記複数の機器(60,80)の前記アドレスと前記1以上のアドレスグループ(A,B,・・・)との前記グループ分け記憶部(36)における前記対応付けを変更するグループ分け変更部(38)と、
を備えたネットワークノード(30,130)。 - 前記複数の機器(60,80)の前記アドレスと前記1以上の前記アドレスグループ(A,B,・・・)との前記グループ分け記憶部(36)における前記対応付けを表示画面(31)に表示するグループ分け表示部(39)さらに備えた請求項8に記載のネットワークノード(30,130)。
- 前記グループ分け変更部(38)は、前記複数の機器(60,80)の前記アドレスと前記1以上のアドレスグループ(A,B,・・・)との前記グループ分け記憶部(36)における前記対応付けを変更する際に、前記複数の機器(60,80)の前記アドレスと前記1以上のアドレスグループ(A,B,・・・)との前記グループ分け表示部(39)により前記表示画面(31)に表示された前記対応付けを変更する、
請求項9に記載のネットワークノード(30,130)。 - 前記複数の機器(60,80)を監視するための情報である監視情報を前記表示画面(31)に表示する監視情報表示部(35)をさらに備えた、
請求項8から10のいずれかに記載のネットワークノード(30,130)。 - 前記第2ネットワーク(10)は、分散制御ネットワークであり、
前記複数の仲介手段(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)は、ネットワーク変数である、
請求項8から11のいずれかに記載のネットワークノード(30,130)。 - 複数の機器(60,80)が接続されている第1ネットワーク(50)と、
前記複数の機器(60,80)を管理制御する管理制御装置(20)が接続されている第2ネットワーク(10)と、
前記第1ネットワーク(50)と前記第2ネットワーク(10)とを接続する請求項8から12のいずれかに記載のネットワークノード(30,130)と、を備えたネットワークシステム(1,100)。 - 複数の機器(60,80)が接続されている第1ネットワーク(50)と前記複数の機器(60,80)を管理制御する管理制御装置(20)が接続されている第2ネットワーク(10)とを接続するネットワークノード(30,130)において行われる前記複数の機器(60,80)の構成変更方法であって、
前記管理制御装置(20)に対して情報が送受信される際に仲介を行う手段である複数の仲介手段(入力NVd,入力NVe,入力NVf,入力NVg,・・・,出力NVk,出力NVl,・・・)と前記複数の機器(60,80)のアドレスをグループ分けしたものである1以上のアドレスグループ(A,B,・・・)との対応付けが記憶されるグループ対応付け記憶ステップと、
前記複数の機器(60,80)の前記アドレスと前記1以上のアドレスグループ(A,B,・・・)との対応付けが記憶されるグループ分け記憶ステップと、
前記複数の機器(60,80)の前記アドレスと前記1以上のアドレスグループ(A,B,・・・)との前記グループ分け記憶ステップにおいて記憶された前記対応付けが変更されるグループ分け変更ステップと、
を備えた前記複数の機器(60,80)の構成変更方法。
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