JP6369238B2 - 屋内気圧調整システム - Google Patents

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Description

本発明は、屋内気圧調整システムに関する。
低気圧や台風の接近に伴い気圧が変化するとき、人によって体調不良が起こることが知られている。この解決方法としては、屋内の気圧を調整することが考えられる。特許文献1には、給気機能および排気機能を有する気圧調整機と、気圧調整機に接続され屋内に開口する給気ダクトと、屋内気圧の設定機能を有するコントロールボックスと、屋内気圧を検知する気圧センサとを備え、気圧センサの検出値に基づき気圧調整機を運転して、屋内気圧を所定の高気圧に保つ気圧調整システムが開示されている。
特開2002−71177号公報
ところが、屋内気圧を所定の高気圧に保つよう気圧調整機を運転し続けるには多くの電力が必要となる。特許文献1に開示された気圧調整システムでは、気圧変化に起因する体調不良を抑制しつつ消費電力を少なく抑える点について考慮されていない。また、高気圧に保たれている屋内から外出するとき、内外の気圧差が大きい場合に違和感を覚える懸念がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、消費電力を低減することができ、かつ、屋内から外出するときに感じる違和感を少なくすることができる気圧調整システムを提供することである。
本発明による気圧調整システムは、屋外と屋内とを接続する給気ダクトと、給気ダクトの途中または一端に設けられている送風機と、屋内と屋外とを接続する排気ダクトと、給気ダクトの給気路を開閉する給気路開閉手段と、排気ダクトの排気路を開閉する排気路開閉手段と、屋内気圧を検知する屋内気圧検知手段と、送風機、給気路開閉手段および排気路開閉手段を作動させて屋内気圧を制御する制御装置とを備える。
制御装置は、屋内気圧の所定時間あたりの変化量である屋内気圧変化量を算出し、屋内気圧が屋外気圧に追従するように変動することを許容しつつも、屋内気圧変化量が所定範囲外となる比較的大きな屋内気圧の変動がある場合、屋内気圧変化量が所定範囲内となるように、屋内気圧変化量の目標値を前記所定範囲の上限値または下限値に設定して送風機、給気路開閉手段および排気路開閉手段を作動させる気圧変動軽減制御を行う。
上記所定範囲は、体調不良が起きないか或いは体調不良の程度が軽微となる範囲に設定される。このように構成することで、体調不良が起きないか或いは体調不良の程度が軽微となる屋内気圧変化量の場合には、各機器の作動のために電力を消費しない。したがって、本発明によれば、気圧変化に起因する体調不良を抑制しつつ消費電力を少なく抑えることができる。
また、本発明では、従来のように屋内気圧を所定の高気圧に保つ場合と比べて、屋内気圧と屋外気圧との気圧差が小さくなる。したがって、本発明によれば、屋内から外出するときに感じる違和感を少なくすることができる。
本発明の第1実施形態による気圧調整システムが設置された住宅の概略構成を説明する図である。 図1の制御装置の制御作動を説明する図であって、気圧変化に起因する体調不良を抑制するための処理を説明するメインフローチャートである。 図2に示す処理のうち、屋内気圧変動軽減制御を行うための処理を説明するサブフローチャートである。 図1の制御装置により屋内気圧変動軽減制御が行われた場合の屋内気圧の推移と、屋内気圧変動軽減制御が行われない場合の屋内気圧の推移と、屋内気圧を所定の高気圧に保つ制御が行われた場合の屋内気圧の推移とを示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態による電力管理装置の制御作動を説明する図である。 本発明の第2実施形態による気圧調整システムの制御装置の制御作動を説明する図であって、気圧変化に起因する体調不良を抑制するための処理を説明する第1のメインフローチャートである。 本発明の第2実施形態による気圧調整システムの制御装置の制御作動を説明する図であって、気圧変化に起因する体調不良を抑制するための処理を説明する第2のメインフローチャートである。 本発明の第3実施形態による気圧調整システムの制御装置の制御作動を説明する図であって、気圧変化に起因する体調不良を抑制するための処理を説明するメインフローチャートの前半である。 本発明の第3実施形態による気圧調整システムの制御装置の制御作動を説明する図であって、気圧変化に起因する体調不良を抑制するための処理を説明するメインフローチャートの後半である。 本発明の第4実施形態による気圧調整システムの制御装置の制御作動を説明する図であって、天候に応じて蓄電装置を優先して充電するための処理を説明するフローチャートである。 図1の端末の画面に、蓄電装置を優先して充電中であることをユーザーに通知するための情報が表示されたところを示す図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による気圧調整システムは、図1に示す住宅に設けられている。本実施形態では、電力の需要家としての一般的な戸建て住宅30に気圧調整システム10が設置されている場合を例として説明する。
(住宅の概略構成)
先ず、住宅30に配置された各機器について図1を参照して説明する。
図1に示すように、住宅30には、複数の電気機器31〜33、太陽光発電装置34、蓄電装置35および電力管理装置36が設置されている。上記電気機器31〜33は、例えば冷暖房器具や調理器具などの家電製品である。なお、便宜上、電気機器は3つだけ図示されているが、実際にはさらに多くの電気機器が存在する。
太陽光発電装置34は、太陽光を利用して発電し、発電した電力を他の機器に供給可能である。
蓄電装置35は、太陽光発電装置34または商用電力系統から供給された電力を蓄電し、蓄電した電力を放電して他の機器に供給可能である。
電力管理装置36は、屋内に設けられた機器が消費する電力を管理する装置であって、マイクロコンピュータを主体として構成されている。電力管理装置36は、ホームネットワーク37を介して太陽光発電装置34、蓄電装置35および電気機器31〜33と通信可能に接続されている。ホームネットワーク37は、インターネット41を介して情報サーバ42、気象サーバ43およびアグリゲータ44と通信可能に接続されている。電力管理装置36は、これらの接続機器から送信される信号および情報に基づきプログラム処理を実行することによって、各機器を制御する。
電力管理装置36には、ホームネットワーク37を介して端末38が通信可能に接続されている。端末38は、電力管理装置36から取得した情報を表示する表示器であり、また電力管理装置36に指示を与える操作器でもある。
図1において、各機器を結ぶ破線はホームネットワーク37を表している。この破線が示す通信は、有線通信としてもよいし、無線通信としてもよい。なお、図1ではルータ等の機器の図示が省略されている。
(気圧調整システムの概略構成)
次に、気圧調整システム10の概略構成について図1を参照して説明する。
気圧調整システム10は、屋外と屋内とを接続しているダクト11と、ダクト11の途中に設けられている送風機12と、ダクト11の途中に設けられている開閉手段13、14、15と、屋内気圧を検知可能な屋内気圧センサ16と、屋外気圧を検知可能な屋外気圧センサ17と、送風機12および開閉手段13、14、15を作動させて屋内気圧を制御する制御装置18と、を備える。
ダクト11は、屋外に開口している屋外吸入口19および排気口20と、屋内に開口している給気口21、第1屋内吸入口22および第2屋内吸入口23とを有している。本実施形態では、ダクト11は屋外吸入口19から排気口20まで延びる通路形成部材であり、また、給気口21、第1屋内吸入口22および第2屋内吸入口23はダクト11の途中に開いている。
開閉手段13は、屋外と送風機12との間で屋外吸入口19を開閉可能であり、且つ、屋内と送風機12との間で第1屋内吸入口22を開閉可能な開閉ドア24と、開閉ドア24を開閉駆動可能な駆動部25とを有している。
開閉手段14は、送風機12と屋内との間で給気口21を開閉可能であり、且つ、送風機12と屋外との間で排気口20を開閉可能な開閉ドア26と、開閉ドア26を開閉駆動可能な駆動部27とを有している。
開閉手段15は、給気口21と屋外との間で第2吸入口23を開閉可能であり、且つ、送風機12と屋外との間で排気口20を開閉可能な開閉ドア28と、開閉ドア28を開閉駆動可能な駆動部29とを有している。
駆動部25、27、29は、例えばモータおよび減速機などから構成されている。
送風機12は、開閉ドア24が屋外吸入口19を開けるとともに第1屋内吸入口22を閉じ、開閉ドア26が給気口21を開け、且つ、開閉ドア28が屋内吸入口23を閉じるとともに排気口20を開けているとき、ダクト11の屋外吸入口19および給気口21を通じて、屋外の空気を屋内に給気することができる。
また、送風機12は、開閉ドア24が屋外吸入口19を閉じるとともに第1屋内吸入口22を開け、開閉ドア26が給気口21を閉じ、且つ、開閉ドア28が第2屋内吸入口23を閉じるとともに排気口20を開けているとき、ダクト11の第1屋内吸入口22および排気口20を通じて、屋内の空気を屋外に排気することができる。
また、送風機12は、開閉ドア24が屋外吸入口19を開けるとともに第1屋内吸入口22を閉じ、開閉ドア26が給気口21を開け、且つ、開閉ドア28が第2屋内吸入口23を開けるとともに排気口20を開けているとき、ダクト11の第2屋内吸入口23および排気口20を通じて屋内の空気を屋外に排気することができる。
開閉手段13、14は、特許請求の範囲に記載の給気路開閉手段に相当する。また、開閉手段13、14、15は、特許請求の範囲に記載の「排気路開閉手段」に相当する。
屋内気圧センサ16は、特許請求の範囲に記載の「屋内気圧検知手段」に相当する。
屋外気圧センサ17は、特許請求の範囲に記載の「屋外気圧検知手段」に相当する。
制御装置18は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、ホームネットワーク37を介して送風機12、駆動部25、27、29、屋内気圧センサ16および屋外気圧センサ17と通信可能に接続されている。制御装置18は、気圧センサ16、17から送信される信号またはネットワークを介して送信される情報に基づきプログラム処理を実行することによって、送風機12および開閉手段13、14、15を制御する。
このように構成された気圧調整システム10は、第1屋内吸入口22を閉じつつ給気口21および第2屋内吸入口23を開けた状態で送風機12を作動させることによって、屋内を換気することができる。以下では、屋内を換気するための各機器の作動のことを「通常作動」と記載する。
また、気圧調整システム10は、第1屋内吸入口22および第2屋内吸入口23を閉じつつ給気口21を開けた状態で送風機12を作動させることによって、屋内を加圧して屋内気圧を高めることができる。以下では、屋内気圧を高めるための各機器の作動のことを「加圧作動」と記載する。
また、気圧調整システム10は、第1屋内吸入口22を開けつつ給気口21および第2屋内吸入口23を閉じた状態で送風機12を作動させることによって、屋内を減圧して屋内気圧を低めることができる。以下では、屋内気圧を低めるための各機器の作動のことを「減圧作動」と記載する。
(制御装置の特徴構成)
次に、制御装置18の特徴構成について図2、図3を参照して説明する。
制御装置18は、気圧変化に起因する体調不良を抑制するために、図2、図3に示す処理を実行して屋内気圧の大きな変動を軽減する。以下に示す一連の処理は、制御装置18が起動されている間に繰り返し実行される。
図2の処理の実行が開始されると、先ずステップS1では、屋内気圧の変動を軽減する制御を行う設定が有効であるか否かが判定される。この屋内気圧変動軽減制御の設定の切り替えは、例えば需要家が端末38を操作することによって行われる。端末38は設定器として機能する。ステップS1の判定が肯定された場合(S1:Yes)、処理はステップS2に移行する。一方、ステップS1の判定が否定された場合(S1:No)、処理はステップS3に移行する。
ステップS2では、屋内気圧変動軽減制御を行うために図3に示すサブフローチャートの処理が実行される。
図3の処理の実行が開始されると、先ずステップS11では、屋内気圧センサ16の検出値に基づき、直近の所定時間あたりの屋内気圧の変化量である屋内気圧変化量が算出される。制御装置18には、少なくとも直近の所定時間の屋内気圧センサ16の検出値が記憶されている。ステップS11のあと、処理はステップS12に移行する。
ステップS12では、屋内気圧変化量が所定の閾値−P1よりも小さいか否かが判定される。閾値−P1は、負値であり、体調不良が起きない屋内気圧変化量の範囲(以下、「体調良好範囲」と記載する)の下限値である。体調良好範囲は、特許請求の範囲に記載の「所定範囲」に相当する。ステップS12の判定が肯定された場合(S12:Yes)、処理はステップS13に移行する。一方、ステップS12の判定が否定された場合(S12:No)、処理はステップS14に移行する。
ステップS13では、屋内気圧変化量が体調良好範囲内となるように加圧作動が実施される。本実施形態では、加圧作動時の目標値は閾値−P1に設定される。ステップS13のあと、処理は図2のメインフローチャート戻り、一連のルーチンを抜ける。
ステップS14では、屋内気圧変化量が所定の閾値P2よりも大きいか否かが判定される。閾値P2は、正値であり、体調良好範囲の上限値である。ステップS14の判定が肯定された場合(S14:Yes)、処理はステップS15に移行する。一方、ステップS14の判定が否定された場合(S14:No)、処理はステップS16に移行する。
ステップS15では、屋内気圧変化量が体調良好範囲内となるように減圧作動が実施される。本実施形態では、減圧作動時の目標値は閾値P2に設定される。ステップS15のあと、処理は図2のメインフローチャートに戻り、一連のルーチンを抜ける。
ステップS16では、通常作動が実施される。ステップS16のあと、処理は図2のメインフローチャートに戻り、一連のルーチンを抜ける。
図2のステップS3では、通常作動を実施する通常制御が行われる。ステップS3のあと、処理は一連のルーチンを抜ける。
図4には、屋内気圧変動軽減制御が行われた場合の屋内気圧の推移を実線L1で示し、屋内気圧変動軽減制御が行われない場合の屋内気圧の推移を一点鎖線L2で示している。また、屋内気圧を所定の高気圧に保つ制御が行われた場合の屋内気圧を二点鎖線L3で示している。
実線L1と一点鎖線L2とを比べると、破線の丸で囲む部分において加圧作動または減圧作動が行われることによって、屋内気圧の変化量が軽減されている。これにより、実線L1の屋内気圧は、変化量が体調良好範囲を大きく外れないように制御されている。
また、一点鎖線L2の屋内気圧と屋外気圧とが大差ないと仮定すると、実線L1の屋内気圧と屋外気圧との差は、二点鎖線L3の屋内気圧と屋外気圧との差よりも小さくなる。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態による気圧調整システム10の制御装置18は、屋内気圧の所定時間あたりの変化量である屋内気圧変化量を算出し、屋内気圧変化量が体調良好範囲外である場合、屋内気圧変化量が体調良好範囲内となるように送風機12、開閉手段13、14、15を作動させる気圧変動軽減制御を行う。体調良好範囲は、体調不良が起きない範囲に設定される。
このように構成することで、体調不良が起きない屋内気圧変化量の場合には、各機器の作動のために電力を消費しない。したがって、第1実施形態によれば、気圧変化に起因する体調不良を抑制しつつ消費電力を少なく抑えることができる。
また、第1実施形態では、従来のように屋内気圧を所定の高気圧に保つ場合(図4の二点鎖線L3)と比べて、屋内気圧と屋外気圧との気圧差が小さくなる。したがって、第1実施形態によれば、屋内から外出するときに感じる違和感を少なくすることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態による電力管理装置が行う処理について図1、図5を参照して説明し、また気圧調整システムの制御装置が行う処理について図1、図6、図7を参照して説明する。以下に示す一連の処理は、装置が起動されている間に繰り返し実行される。
先ず、電力管理装置36が行う処理について説明する。
図5の処理の実行が開始されると、先ずステップS21では、アグリゲータ44からデマンドレスポンス情報が取得される。ステップS21のあと、処理はステップS22に移行する。
ステップS22では、デマンドレスポンス要求による節電制御が必要か否かが判定される。ステップS22の判定が肯定された場合(S22:Yes)、処理はステップS23に移行する。一方、ステップS22の判定が否定された場合(S22:No)、処理はステップS24に移行する。
ステップS23では、節電フラグがセットされる。ステップS23のあと、処理は一連のルーチンを抜ける。
ステップS24では、節電フラグがクリアされる。ステップS24のあと、処理は一連のルーチンを抜ける。
次に、制御装置18が行う処理について説明する。
図6の処理が開始されると、先ずステップS31では、節電フラグがセットされているか否かが判定される。ステップS31の判定が肯定された場合(S31:Yes)、処理はステップS32に移行する。一方、ステップS31の判定が否定された場合(S31:No)、処理は図7のステップS1に移行する。
ステップS32では、屋内気圧変動軽減制御を行う設定が有効であるか否かが判定される。ステップS32の判定が肯定された場合(S32:Yes)、処理はステップS33に移行する。一方、ステップS32の判定が否定された場合(S32:No)、処理はステップS40に移行する。
ステップS33では、回答フラグがセットされているか否かが判定される。ステップS33の判定が肯定された場合(S33:Yes)、処理はステップS37に移行する。一方、ステップS33の判定が否定された場合(S33:No)、処理はステップS34に移行する。
ステップS34では、節電および気圧変動軽減制御のどちらを優先させるかが需要家へ問い合わせられる。本実施形態では、問い合わせは、端末38にメッセージを表示させることによってなされる。ステップS34のあと、処理はステップS35に移行する。
ステップS35では、S34の問い合わせに対して需要家から回答があったか否かが判定される。ステップS35の判定が肯定された場合(S35:Yes)、処理はステップS36に移行する。一方、ステップS35の判定が否定された場合(S35:No)、処理はステップS38に移行する。
ステップS36では、回答フラグがセットされる。ステップS36のあと、処理はステップS37に移行する。
ステップS37では、需要家からの回答が、気圧変動軽減制御を優先する回答であったか否かが判定される。ステップS37の判定が肯定された場合(S37:Yes)、処理はステップS38に移行する。一方、ステップS37の判定が否定された場合(S37:No)、処理はステップS40に移行する。
ステップS38では、気圧調整システム10(送風機12、開閉手段13、14、15)を除く機器の節電運転を行うように電力管理装置36に指示される。ステップS38のあと、処理はステップS39に移行する。
ステップS39では、屋内気圧変動軽減制御を行うために図3に示すサブフローチャートの処理が実行される。ステップS39のあと、処理は一連のルーチンを抜ける。
ステップS40では、気圧調整システム10(送風機12、開閉手段13、14、15)を含む機器の節電運転を行うように電力管理装置36に指示される。ステップS40のあと、処理はステップS41に移行する。
ステップS41では、節電制御が行われる。本実施形態では、節電制御では、屋内気圧変動軽減機能がキャンセルされる。ステップS41のあと、処理は一連のルーチンを抜ける。
(効果)
以上説明したように、第2実施形態では、制御装置18は、節電要求が有る場合、需要家への問い合わせ結果に基づき、節電および気圧変動軽減制御のどちらを優先させるかを判断する。
したがって、節電および気圧変動軽減制御のどちらを優先するかを需要家の意思で決定することができる。
また、第2実施形態では、制御装置18は、屋内に設けられた機器が消費する電力を管理する電力管理装置につながっている。そして、制御装置18は、節電要求が有る場合であって、気圧変動軽減制御よりも節電を優先させると判断した場合、送風機12、開閉手段13、14、15を含む機器の節電運転を実施するように電力管理装置36に指示する。また、制御装置18は、節電要求が有る場合であって、節電よりも気圧変動軽減制御を優先させると判断した場合、送風機12、開閉手段13、14、15を除く機器の節電運転を実施するように電力管理装置36に指示する。
したがって、需要家の意思を電力管理装置36に反映することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態による気圧調整システムの制御装置が行う処理について図1、図7、図8、図9を参照して説明する。以下に示す一連の処理は、装置が起動されている間に繰り返し実行される。
図8において、ステップS31のあとに実行されるステップS51では、継続フラグがセットされているか否かが判定される。ステップS51の判定が肯定された場合(S51:Yes)、処理はステップS32に移行する。一方、ステップS51の判定が否定された場合(S51:No)、処理は図7のステップS1に移行する。
ステップS33で判定が否定された場合に実行されるステップS52では、(1)節電および気圧変動軽減制御のどちらを優先させるか、および、(2)節電要求が解消された後に節電を継続するか否かが需要家へ問い合わせられる。ステップS52のあと、処理は図9のステップS35に移行する。
図9において、ステップS37で判定が否定された場合に実行されるステップS53では、需要家からの回答が、節電要求が解消された後に節電を継続する回答であったか否かが判定される。ステップS53の判定が肯定された場合(S53:Yes)、処理はステップS54に移行する。一方、ステップS53の判定が否定された場合(S53:No)、処理はステップS55に移行する。
ステップS54では、継続フラグがセットされる。ステップS54のあと、処理はステップS40に移行する。
ステップS55では、継続フラグがクリアされる。ステップS55のあと、処理はステップS40に移行する。
(効果)
以上説明したように、第3実施形態では、制御装置18は、節電要求が有る場合、需要家への問い合わせ結果に基づき、節電要求が解消された後に節電を継続するか否かを判断する。
したがって、節電を継続するかどうかを需要家の意思で決定することができる。
[第4実施形態]
第4実施形態による気圧調整システムの制御装置が行う処理について図1、図10、図11を参照して説明する。以下に示す一連の処理は、制御装置が起動されている間、例えば図2、図3の処理と並行して、繰り返し実行される。
図10の処理の実行が開始されると、先ずステップS61では、例えば気象サーバ43や情報サーバ42などから気圧情報が取得される。この気圧情報は、本実施形態では需要家の住宅30の屋外気圧であるが、例えば過去に停電の原因となった発電所や送電経路における屋外気圧であってもよい。ステップS61のあと、処理はステップS62に移行する。
ステップS62では、直近の所定時間あたりの屋外気圧の変化量が算出される。ステップS62のあと、処理はステップS63に移行する。
ステップS63では、屋外気圧変化量が所定の閾値−P3以下であるか否かが判定される。閾値−P3は、負値であり、悪天候の到来が予想される屋外気圧変化量の範囲の上限値であり、特許請求の範囲に記載の「所定変化量」に相当する。ステップS63の判定が肯定された場合(S63:Yes)、処理はステップS65に移行する。一方、ステップS63の判定が否定された場合(S63:No)、処理はステップS64に移行する。
ステップS64では、屋外気圧が所定の低気圧値P4以下であるか否かが判定される。低気圧値P4は、悪天候の到来が予想される低気圧の上限値である。ステップS64の判定が肯定された場合(S64:Yes)、処理はステップS65に移行する。一方、ステップS64の判定が否定された場合(S64:No)、処理は一連のルーチンを抜ける。
ステップS65では、太陽光発電装置34が発電した電力の売却が有るか否かが判定される。ステップS65の判定が肯定された場合(S65:Yes)、処理はステップS66に移行する。一方、ステップS65の判定が否定された場合(S65:No)、処理はステップS67に移行する。
ステップS66では、太陽光発電装置34が発電した電力の売却を停止するよう電力管理装置36に指示されるとともに、蓄電装置35への蓄電を優先させるよう電力管理装置36に指示される。ステップS66のあと、処理はステップS68に移行する。
ステップS67では、蓄電装置35への蓄電を優先させるよう電力管理装置36に指示される。ステップS67のあと、処理はステップS68に移行する。
ステップS68では、蓄電装置35を優先して充電中であることが図11に示すように端末38に表示される。ステップS67のあと、処理は一連のルーチンを抜ける。
(効果)
以上説明したように、第4実施形態では、制御装置18は、屋外気圧変化量が閾値−P3以下である場合、または、屋外気圧が低気圧値P4以下である場合、蓄電装置35への蓄電を優先させるように電力管理装置36に指示する。
したがって、悪天候に伴う自然災害による系統電力の停電が発生しても、十分に蓄電された蓄電装置を保有することで、停電解消までの間に必要となる電力を確保することができる。
[他の実施形態]
本発明の他の実施形態では、気圧調整システムの制御装置は、電力管理装置と一体に構成されてもよい。つまり、気圧調整システムは、電力管理装置を主体として構成される電力管理システムに組み込まれても良い。
本発明の他の実施形態では、屋内気圧検知手段および屋外気圧検知手段は、気圧センサに限らず、例えばネットワークを介して気象サーバ等から得た気象情報および住宅の諸元に基づき気圧を算出するように構成されてもよい。
第2実施形態では、制御装置は、需要家への問い合わせ結果に基づき、節電および気圧変動軽減制御のどちらを優先させるかを判断していた。これに対して、本発明の他の実施形態では、制御装置は、需要家による事前の設定内容に基づき、節電および気圧変動軽減制御のどちらを優先させるかを判断してもよい。事前の設定は、例えば端末により行われる。
本発明の他の実施形態では、冷却手段または加熱手段で温度調整された空気を送風機が屋内に給気してもよい。つまり、気圧調整システムは温度調整システムに組み込まれても良い。
本発明の他の実施形態では、気圧調整システムは、戸建て住宅に限らず、例えば集合住宅の住戸、商用店舗、ビル、あるいは工場等に用いられてもよい。
本発明の他の実施形態では、端末は、制御装置と一体に設けられてもよい。
本発明の他の実施形態では、太陽光発電装置に限らず、例えば燃料電池や風力発電装置等、自然エネルギを電力に変換可能なものであれば、任意のものを採用することができる。
本発明の他の実施形態では、発電装置および蓄電装置が設けられなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、送風機、給気路開閉手段、排気路開閉手段、屋内気圧センサおよび屋外気圧センサは、ホームネットワークとは異なる通信回線を介して制御装置に接続されてもよい。また、太陽光発電装置および蓄電装置は、ホームネットワークとは異なる通信回線を介して電力管理装置および端末に接続されてもよい。また、気圧調整システムは、電力管理システムとは異なる通信回線を用いて各機器間の通信を行ってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・気圧調整システム
11・・・ダクト
12・・・送風機
13・・・開閉手段(給気路開閉手段、排気路開閉手段)
14・・・開閉手段(給気路開閉手段、排気路開閉手段)
15・・・開閉手段(排気路開閉手段)
16・・・屋内気圧センサ(屋内気圧検知手段)
18・・・制御装置

Claims (4)

  1. 屋外から屋内に至る給気路および屋内から屋外に至る排気路を有するダクト(11)と、前記ダクトの途中または一端に設けられている送風機(12)と、前記給気路を開閉可能な給気路開閉手段(13、14)と、前記排気路を開閉可能な排気路開閉手段(13、14、15)と、屋内気圧を検知する屋内気圧検知手段(16)と、前記送風機、前記給気路開閉手段および前記排気路開閉手段を作動させて屋内気圧を制御する制御装置(18)と、を備える気圧調整システム(10)であって、
    前記制御装置は、前記屋内気圧の所定時間あたりの変化量である屋内気圧変化量を算出し、屋内気圧が屋外気圧に追従するように変動することを許容しつつも、前記屋内気圧変化量が所定範囲(−P1〜P2)外となる比較的大きな屋内気圧の変動がある場合、前記屋内気圧変化量が前記所定範囲内となるように、前記屋内気圧変化量の目標値を前記所定範囲の上限値または下限値に設定して前記送風機、前記給気路開閉手段および前記排気路開閉手段を作動させる気圧変動軽減制御を行うことを特徴とする気圧調整システム。
  2. 前記制御装置は、節電要求が有る場合、需要家への問い合わせ結果または需要家による事前の設定内容に基づき、節電および前記気圧変動軽減制御のどちらを優先させるかを判断することを特徴とする請求項1に記載の気圧調整システム。
  3. 前記制御装置は、
    屋内に設けられた機器が消費する電力を管理する電力管理装置(36)と電気的に接続されており、
    節電要求が有る場合であって、前記気圧変動軽減制御よりも節電を優先させると判断した場合、前記送風機、前記給気路開閉手段および前記排気路開閉手段を含む機器の節電運転を実施するように前記電力管理装置に指示し、
    節電要求が有る場合であって、節電よりも前記気圧変動軽減制御を優先させると判断した場合、前記送風機、前記給気路開閉手段および前記排気路開閉手段を除く機器の節電運転を実施するように前記電力管理装置に指示することを特徴とする請求項1または2に記載の気圧調整システム。
  4. 屋外気圧を検知する屋外気圧検知手段(17)をさらに備え、
    前記制御装置は、
    屋内に設けられた機器が消費する電力を管理する電力管理装置と電気的に接続されており、
    屋外気圧の所定時間あたりの変化量である屋外気圧変化量を算出し、
    前記屋外気圧変化量が所定変化量(−P3)以下である場合、または、屋外気圧が所定の低気圧値(P4)以下である場合、蓄電装置(35)への蓄電を優先させるように前記電力管理装置に指示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の気圧調整システム。
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