JP6369109B2 - 塗装乾燥装置および塗装乾燥方法 - Google Patents

塗装乾燥装置および塗装乾燥方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6369109B2
JP6369109B2 JP2014090002A JP2014090002A JP6369109B2 JP 6369109 B2 JP6369109 B2 JP 6369109B2 JP 2014090002 A JP2014090002 A JP 2014090002A JP 2014090002 A JP2014090002 A JP 2014090002A JP 6369109 B2 JP6369109 B2 JP 6369109B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction heating
coil
heating coil
temperature distribution
moving direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014090002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015209989A (ja
Inventor
慎弥 宇井
慎弥 宇井
小松 正
正 小松
修二 浅川
修二 浅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2014090002A priority Critical patent/JP6369109B2/ja
Publication of JP2015209989A publication Critical patent/JP2015209989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6369109B2 publication Critical patent/JP6369109B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

この発明は、誘導加熱コイルが形成する台形形状の上辺部分の入熱温度分布の変化を簡易に行うことができる塗装乾燥装置および塗装乾燥方法に関する。
従来、自動車ボディなどの塗装乾燥を行う場合、熱風乾燥炉が用いられていた。この熱風乾燥炉では、熱容量の大きい箇所の焼付不良を防ぐために熱風温度は標準焼付温度以上に設定されていた。このため、熱容量の小さい箇所は過剰加熱になり、省エネルギー化を阻害していた。また、熱風乾燥炉では間接的な入熱によって被塗装物を加熱するため、被塗装物が所望温度に達するまでに長い時間がかかっていた。一方、塗料の性質上、決められた焼付温度以上の雰囲気中に被塗装物を置くと黄変や炭化が生じる。
この省エネルギー化と塗膜品質の向上とを図るため、誘導加熱コイルを用いた誘導加熱方式によって塗装乾燥を行うものがある。誘導加熱方式は、誘導加熱コイルに高周波電流を流すことによって誘導加熱コイルの周囲に磁力線を発生させ、その近くにある導電性の被加熱体はこの磁力線の影響を受けて、被加熱物内に渦電流を生じさせる。そして、被加熱体は、この渦電流によってジュール熱を発生し、内部から直接加熱されるものである。
この誘導加熱方式を用いたものとして、例えば、特許文献1では、誘導加熱コイルの形状の変形が可能であり、誘導加熱コイルから発する磁束密度の強さや領域を調整することができる塗装乾燥装置が記載されている。このため、特許文献1では、複雑形状の被塗装物であっても被塗装物の表面温度を均一にすることができる。なお、特許文献1では、被塗装物の表面温度を検出して誘導加熱コイルの出力、加熱位置、加熱時間を調整して被塗装物の表面温度を調整している。
また、特許文献2では、幅寸法よりも長尺の長さ寸法を有する環状のコイル部の長さ方向の少なくとも一端部が、コイル部の厚さ方向の一方側に曲成された誘導加熱コイルが記載されている。この誘導加熱コイルの一端部の曲成によって凸部を回避させるルートを作り、凸部の両端に効率よく入熱させることができる。
特開2010−281490号公報 特開2009−252523号公報
ところで、被塗装物の周囲表面を移動する従来の誘導加熱コイルの形状は、一般的にドーナツ型であった。このドーナツ型の誘導加熱コイルの場合、誘導加熱コイルが通過した後における、誘導加熱コイルの移動方向に垂直な方向の入熱温度分布は、台形形状の入熱温度分布をなすが、この台形形状の上辺部分の中央部分は、入熱量が低下し、下に凸となる。すなわち、上辺部分の山谷温度差が大きくなっている。このため、誘導加熱コイルの移動方向に対する中央部分は入熱温度が低下し、外側両端部分は入熱温度が上昇し、被塗装物に対して均一な温度分布を形成することができない。
一方、簡易な装置で、上述した誘導加熱コイルが形成する台形形状の上辺部分の入熱温度分布を変化させたいという要望がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、誘導加熱コイルが形成する台形形状の上辺部分の入熱温度分布の変化を簡易に行うことができる塗装乾燥装置および塗装乾燥方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる塗装乾燥装置は、被塗装物の周囲に誘導加熱コイルを移動させ、該塗装物に塗布された塗料を乾燥する塗装乾燥装置であって、前記誘導加熱コイルは、両端に設けた半円筒形の2つのコーナー部と該2つのコーナー部との間に設けた2つの直線部とを有したレーストラック型のコイルであり、前記誘導加熱コイルの移動方向と前記誘導加熱コイルの長手方向の軸との傾き角度を変化させ前記被塗装物に対して所望の入熱温度分布を形成させる制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる塗装乾燥装置は、上記の発明において、前記誘導加熱コイルの傾き角度と、前記移動方向に垂直な方向に対して台形形状をなす入熱温度分布の上辺部分の山谷温度差との関係を保持するコイル姿勢ライブラリを備え、前記制御部は、前記コイル姿勢ライブラリをもとに前記所望の入熱温度分布となるように前記傾き角度を変化させることを特徴とする。
また、この発明にかかる塗装乾燥装置は、上記の発明において、前記誘導加熱コイルは、コイル平面状の対向コイルからの磁界によって誘導起電力が互いに相殺しない内径以上の内部空間を有し、前記制御部は、前記移動方向に平行で前記内部空間に接する方向のコイル平面上の距離と、前記移動方向に平行で前記内部空間の直線部分のみを通過する方向のコイル平面上の距離とが同一となるような前記傾き角度に制御し、前記移動方向に垂直な方向に対して台形形状をなす入熱温度分布の上辺部分の山谷温度差を小さくすることを特徴とする。
また、この発明にかかる塗装乾燥装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記傾き角度を一定とし、前記直線部の長さの変化によって所望の入熱温度分布を形成する前記誘導加熱コイルを用いることを特徴とする。
また、この発明にかかる塗装乾燥方法は、被塗装物の周囲に誘導加熱コイルを移動させ、該塗装物に塗布された塗料を乾燥する塗装乾燥方法であって、前記誘導加熱コイルは、両端に設けた半円筒形の2つのコーナー部と該2つのコーナー部との間に設けた2つの直線部とを有したレーストラック型のコイルであり、前記誘導加熱コイルの移動方向と前記誘導加熱コイルの長手方向の軸との傾き角度を変化させ前記被塗装物に対して所望の入熱温度分布を形成させることを特徴とする。
この発明によれば、誘導加熱コイルは、両端に設けた半円筒形の2つのコーナー部と該2つのコーナー部との間に設けた2つの直線部とを有したレーストラック型のコイルであり、前記誘導加熱コイルの移動方向と前記誘導加熱コイルの長手方向の軸との傾き角度を変化させ前記被塗装物に対して所望の入熱温度分布を形成させるようにしている。この結果、誘導加熱コイルが形成する台形形状の上辺部分の入熱温度分布の変化を簡易に行うことができる。
図1は、この発明の実施の形態である塗装乾燥装置の全体構成を示す模式図である。 図2は、図1に示した誘導加熱コイルの形状を示す平面図である。 図3は、傾き角度θを45°一定にして直線部の長さを100mm、125mm、150mmとした場合の入熱温度分布を示す図である。 図4は、山谷温度差の傾き角度θ依存性を示す図である。 図5は、直線部の長さを変化させた場合における入熱温度分布を示す図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
(全体構成)
図1は、この発明の実施の形態である塗装乾燥装置の全体構成を示す模式図である。図1に示すように、塗装乾燥装置は、制御部1に、温度分布取得部2、先端に誘導加熱コイル3が結合されたロボットアームで実現される誘導加熱部4、記憶部5、表示部6、および操作部7が接続される。
温度分布取得部2は、搬入された被塗装物10の温度分布情報を取得する。具体的に、温度分布取得部2は、3次元赤外線サーモグラフィであり、被塗装物10の温度分布情報を取得する。この温度分布情報は、制御部1を介して記憶部5に温度分布情報D2として記憶される。この実施の形態では、温度分布取得部2は、天井13に設置される。
誘導加熱コイル3は、後述するように、レーストラック型に巻回されたコイルである(図2参照)。誘導加熱コイル3は、制御部1による制御のもと、天井13に取り付けられたロボットアームが駆動されて、位置および姿勢を変えることができる。なお、誘導加熱コイル3は、図示しない電源から供給される高周波電流によって磁界を発生する。被塗装物10は金属であり、誘導加熱コイル3からの磁界を受けて渦電流を発生することによって加熱される。
記憶部5は、被塗装物10の3次元形状情報D1を保持する。3次元形状情報D1は、例えば、3次元CADデータである。記憶部5は、上述した温度分布情報D2のほかに、後述するように、予め設定される誘導加熱コイルの傾き角度を示すコイル姿勢設定情報D3と、誘導加熱コイル3の傾き角度と誘導加熱コイル3の移動方向に垂直な方向に対して台形形状をなす入熱温度分布の上辺部分の山谷温度差との関係を保持するコイル姿勢ライブラリD4とを有する。
表示部6は、3次元形状情報D1、温度分布情報D2、コイル姿勢設定情報D3、コイル姿勢ライブラリD4、誘導加熱コイル3の3次元移動経路RTなどの各種情報を表示出力する。なお、3次元形状情報D1、温度分布情報D2、誘導加熱コイル3の3次元移動経路RTは、少なくとも制御部1の制御のもとに、各情報を重ね合せ出力することができる。
操作部7は、制御部1に対する制御指示を行う。操作部7は、キーボードやポインティングデバイスによって実現される。
床11の上部には、被塗装物10を搬送するコンベア12が配置される。被塗装物10は、たとえば自動車ボディであり、水性塗料が塗布された状態でコンベア12によって所定位置まで搬入される。被塗装物10が搬入されると、制御部1は、被塗装物10に塗布された塗料を焼き付けるために、誘導加熱部4を駆動制御し、誘導加熱コイル3の位置および姿勢を制御しながら、被塗装物10を誘導加熱する。
特に、制御部1は、コイル姿勢設定情報D3に基づき、誘導加熱コイル3の移動方向と誘導加熱コイル3の長手方向の軸との傾き角度を変化させ、被塗装物10に対して所望の入熱温度分布を形成させる制御を行う。この所望の入熱温度分布は、誘導加熱コイル3の移動方向に対して垂直な方向の分布である。制御部1は、誘導加熱コイル3の移動中に傾き角度を変化させて入熱温度分布を変化させてもよいし、傾き角度を固定してもよい。
なお、誘導加熱コイル3は、基本的に、一定電流値の高周波電流を流す、若しくは一定電力値となるよう高周波電流・電圧・周波数が制御され、コイル形成面を被塗装物10の表面に対して平行に維持し、被塗装物10とのギャップを一定にしつつ、移動する。また、誘導加熱コイル3の3次元移動経路RTは、熱容量の大きい領域から熱容量の小さい領域に向けた順序に設定される。例えば、図1に示した領域E1はロッカー部であり、コンベア12に接触し、かつ厚いために熱容量が大きいので、優先して誘導加熱する。領域E2は、複雑形状を有して誘導加熱困難な部分が存在するため、領域E1の誘導加熱後に誘導加熱を行う。また、領域E3は、板厚が薄く熱容量が小さいため、誘導加熱順序の優先順位を最後にしている。このように、誘導加熱コイル3の移動経路を熱容量の大きい領域から小さい領域に向けて設定することによって、1回の誘導加熱が終わった時点における誘導加熱領域全体の温度差を小さくすることができる。
(誘導加熱コイルの形状)
図2は、誘導加熱コイル3の形状を示す平面図である。図2に示すように、誘導加熱コイル3は、レーストラック型のコイルである。誘導加熱コイル3は、長手方向の両端部に2つの半円筒形のコーナー部31a,31bを有し、2つのコーナー部31a,31bの間に設けられた2つの直線部32a,32bを有する。これらコーナー部31a,31b及び直線部32a,32bに囲まれた内部空間は、両端の円中心O1,O2を有した半円内部空間35a,35b、及び半円内部空間35a,35b間に形成された直線内部空間36によって形成される。そして、この誘導加熱コイル3は、中心Oを通る長手方向の軸AXに対して対称である。ここで、この実施の形態による誘導加熱コイル3は、移動加熱時に、移動方向Aに対して軸AXを傾き角度θ分、傾斜させるようにしている。
(誘導加熱コイルの入熱温度分布)
ここで、図2に示した誘導加熱コイル3は、例えば、コーナー部31a,31bの外径R1を280mmとし、半円内部空間35a,35bの内径R2を50mmとしている。内径R2を50mmとしたのは、コイル平面状の対向コイルからの磁界によって誘導起電力が互いに相殺しない最小内径とするためである。
図3は、傾き角度θを45°一定にして直線部32a,32bの長さWを100mm、125mm、150mmとした場合の入熱温度分布特性L1,L2,L3を示している。図3に示すように、移動方向Aに垂直な方向での幅方向距離Bに対する台形形状の入熱温度分布特性L1,L2,L3の上辺部分は、長さWを100mm、125mm、150mmとした場合、山谷温度差ΔTが1℃となり、平坦な入熱温度分布が実現される。具体的には、入熱温度分布特性L1の場合、山谷温度差ΔTは0.8℃であり、入熱温度分布特性L2の場合、山谷温度差ΔTは0.6℃であり、入熱温度分布特性L3の場合、山谷温度差ΔTは1.0℃である。したがって、図2に示した誘導加熱コイル3は、傾き角度θが45°の場合、直線部32a,32bの長さWを100mm、125mm、150mmのとき、平坦な入力温度分布を形成することができる。特に、長さWを125mmとしたときに、きわめて平坦な入力温度分布を形成することができる。なお、図3において、入熱温度分布特性L0は、従来のドーナツ型の誘導加熱コイル(W=0mm)の場合を示してる。この場合、傾き角度θを持たせることはできず、山谷温度差ΔTは、2℃程度と大きく、中央部分の入熱温度が低下している。
(誘導加熱コイルの傾き角度)
なお、誘導加熱コイル3の入熱温度分布は、傾き角度θに依存する。図4は、山谷温度差ΔTの傾き角度θ依存性を示している。図4の特性曲線L20に示すように、従来のドーナツ型の誘導加熱コイルでは、山谷温度差ΔTの傾き角度θ依存性はないが、図2に示したレーストラック型の誘導加熱コイル3の特性曲線L21では、傾き角度θが45°のときに山谷温度差ΔTが最小となっている。なお、図4では、傾き角度θが35°〜60°の範囲で山谷温度差ΔTが1℃以下となっている。したがって、図2に示した誘導加熱コイル3では、傾き角度θを45°とすることが好ましい。
すなわち、図2に示した誘導加熱コイル3では、傾き角度θを45°とし、長さWを125mmとすることによって、山谷温度差ΔTを1℃以内に収めることができる。この結果、誘導加熱コイル3が移動加熱した後の幅方向距離Bでの入熱温度分布は極めて平坦になり、被塗装物10に対して均一な温度分布を容易に実現することができる。
ところで、誘導加熱コイル3は、傾き角度θが45°のとき山谷温度差ΔTを小さくすることができたが、種々の誘導加熱コイル3に対する山谷温度差ΔTを最小化することができる条件を種々の誘導加熱コイル3について検討した。その結果、図2に示した距離LAと、距離LB1と距離LB2との合計距離とがほぼ同一であるときに、山谷温度差ΔTを最小化することができた。なお、距離LAは、移動方向Aに平行で内部空間の半円内部空間35a,35bに接する方向のコイル平面上の距離である。また、距離LB1と距離LB2との合計距離とは、移動方向Aに平行で直線内部空間36のみを通過する領域E内の方向のコイル平面上の距離の合算値である。すなわち、距離LAと、距離LB1と距離LB2との合計距離とがほぼ同一であるときの傾き角度θとすることによって山谷温度差ΔTを最小化することができる。なお、距離LAと、距離LB1と距離LB2との合計距離との比をほぼ同一とする傾き角度θであってもよい。
ここで、コイル姿勢ライブラリD4は、誘導加熱コイル3の傾き角度θと、移動方向Aに垂直な方向に対して台形形状をなす入熱温度分布の上辺部分の山谷温度差ΔTとの関係を保持する。そして、制御部1は、コイル姿勢ライブラリD4の関係をもとに、所望の入熱温度分布となるように傾き角度θを、移動加熱中に変化させ、あるいは移動加熱前の初期値としてコイル姿勢設定情報D3として保持させる。
(入熱温度分布の変化)
上述した実施の形態では、山谷温度差ΔTが小さくなるような誘導加熱コイル3の形状、傾き角度θ、長さWについて説明した。ここで、図2に示した誘導加熱コイル3の傾き角度θを45°のまま、直線部32a,32bの長さWを250mmとさらに長くすると、図5に示した入熱温度分布特性L10に示すように、上辺部分の中央部分における入熱温度が上昇し、上に凸の入熱温度分布を実現することができる。
すなわち、直線部32a,32bの長さWを変化させることによって、上辺部分の中央部分における入熱温度分布を変化させることができる。具体的には、誘導加熱コイル3の傾き角度θを45°のままとして、長さWを0mmとすると、上辺部分の中央部分が下に凸の入熱温度分布となり、さらに長さWを100mm〜150mmとすると、上辺部分が平坦な入熱温度分布となり、さらに長さWを250mmとすると、上辺部分の中央部分が上に凸の入熱温度分布となる。
なお、上述した実施の形態では、1つの誘導加熱コイル3と1つの温度分布取得部2とを設けるようにしていたが、これに限らず、複数の誘導加熱コイル3を設けてもよいし、複数の温度分布取得部2を設けるようにしてもよい。この場合、各誘導加熱コイル3と各温度分布取得部2とを対とする構成にすることが好ましい。
1 制御部
2 温度分布取得部
3 誘導加熱コイル
4 誘導加熱部
5 記憶部
6 表示部
7 操作部
10 被塗装物
11 床
12 コンベア
13 天井
31a,31b コーナー部
32a,32b 直線部
35a,35b 半円内部空間
36 直線内部空間
A 移動方向
AX 軸
B 幅方向距離
D1 3次元形状情報
D2 温度分布情報
D3 コイル姿勢設定情報
D4 コイル姿勢ライブラリ
L1,L2,L3,L10 入熱温度分布特性
L20,L21 特性曲線
LA,LB1,LB2 距離
O 中心
O1,O2 円中心
R1 外径
R2 内径
RT 3次元移動経路
ΔT 山谷温度差
θ 傾き角度

Claims (2)

  1. 被塗装物の周囲に誘導加熱コイルを移動させ、該被塗装物に塗布された塗料を乾燥する塗装乾燥装置であって、
    前記誘導加熱コイルは、両端に設けた半円筒形の2つのコーナー部と該2つのコーナー部との間に設けた2つの直線部とを有したレーストラック型のコイルであり、
    前記誘導加熱コイルの移動方向と前記誘導加熱コイルの長手方向の軸との傾き角度を変化させ前記被塗装物に対して所望の入熱温度分布を形成させる制御を行う制御部と、
    を備え
    前記誘導加熱コイルは、コイル平面上の対向コイルからの磁界によって誘導起電力が互いに相殺しない内径以上の内部空間を有し、
    前記制御部は、前記移動方向に平行で前記内部空間に接する方向のコイル平面上の距離と、前記移動方向に平行で前記内部空間の直線部分のみを通過する方向のコイル平面上の距離とが同一となるような前記傾き角度に制御し、前記移動方向に垂直な方向に対して台形形状をなす入熱温度分布の上辺部分の山谷温度差を小さくすることを特徴とする塗装乾燥装置。
  2. 被塗装物の周囲に誘導加熱コイルを移動させ、該被塗装物に塗布された塗料を乾燥する塗装乾燥方法であって、
    前記誘導加熱コイルは、両端に設けた半円筒形の2つのコーナー部と該2つのコーナー部との間に設けた2つの直線部とを有し、コイル平面上の対向コイルからの磁界によって誘導起電力が互いに相殺しない内径以上の内部空間を有したレーストラック型のコイルであり、
    前記誘導加熱コイルの移動方向に平行で前記内部空間に接する方向のコイル平面上の距離と、前記移動方向に平行で前記内部空間の直線部分のみを通過する方向のコイル平面上の距離とが同一となるように、前記移動方向と前記誘導加熱コイルの長手方向の軸との傾き角度を制御し、前記移動方向に垂直な方向に対して台形形状をなす入熱温度分布の上辺部分の山谷温度差を小さくすることを特徴とする塗装乾燥方法。
JP2014090002A 2014-04-24 2014-04-24 塗装乾燥装置および塗装乾燥方法 Expired - Fee Related JP6369109B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014090002A JP6369109B2 (ja) 2014-04-24 2014-04-24 塗装乾燥装置および塗装乾燥方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014090002A JP6369109B2 (ja) 2014-04-24 2014-04-24 塗装乾燥装置および塗装乾燥方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015209989A JP2015209989A (ja) 2015-11-24
JP6369109B2 true JP6369109B2 (ja) 2018-08-08

Family

ID=54612319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014090002A Expired - Fee Related JP6369109B2 (ja) 2014-04-24 2014-04-24 塗装乾燥装置および塗装乾燥方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6369109B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6796971B2 (ja) * 2016-08-29 2020-12-09 富士電機株式会社 誘導加熱装置及び誘導加熱方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02273493A (ja) * 1989-04-14 1990-11-07 Denki Kogyo Co Ltd 金属板の高周波誘導加熱方法
JP4442019B2 (ja) * 2000-11-06 2010-03-31 東洋製罐株式会社 金属基材の加熱方法及び加熱装置
JP3893941B2 (ja) * 2001-10-26 2007-03-14 東洋製罐株式会社 金属帯板の誘導加熱装置
JP2005173333A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Canon Inc 電子写真装置
JP5526608B2 (ja) * 2009-06-03 2014-06-18 日産自動車株式会社 塗装乾燥装置および塗装乾燥方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015209989A (ja) 2015-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6213265B2 (ja) 塗装乾燥装置および塗装乾燥方法
US20180147669A1 (en) Metal additive system
JP6369109B2 (ja) 塗装乾燥装置および塗装乾燥方法
BR112015008254B1 (pt) Aparelho para aquecer um material
JP5526608B2 (ja) 塗装乾燥装置および塗装乾燥方法
JP2011198730A (ja) 可動式加熱システム
JP6243252B2 (ja) 誘導加熱方法
JP6468038B2 (ja) 塗装乾燥装置および塗装乾燥方法
JP2015056224A (ja) 誘導加熱装置
JP6987601B2 (ja) 誘導加熱装置
JP6330495B2 (ja) 塗装乾燥装置および塗装乾燥方法
WO2019221185A1 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP2020009603A (ja) 誘導加熱装置
JP2017009332A (ja) 表面温度測定方法、加熱方法、表面温度測定装置、及び加熱装置
JP6796971B2 (ja) 誘導加熱装置及び誘導加熱方法
JP6164181B2 (ja) 誘導加熱装置および誘導加熱方法
JP5900274B2 (ja) 誘導加熱乾燥装置
JP2018045908A (ja) 塗装乾燥装置
JP6830775B2 (ja) 誘導加熱装置及び誘導加熱方法
JP6745681B2 (ja) 誘導加熱コイルユニット及び誘導加熱装置
JP2009164303A (ja) はんだ付け装置及びはんだ付け方法
JP2020002466A (ja) 熱処理装置
JP7199987B2 (ja) 誘導加熱装置
JP5882173B2 (ja) ドラム缶印字乾燥装置及びドラム缶印字乾燥方法
JP2007275720A (ja) 塗装物の製造装置及び塗装物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6369109

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees