JP6369089B2 - 情報通信システム、情報処理装置および情報収集方法 - Google Patents

情報通信システム、情報処理装置および情報収集方法 Download PDF

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Description

この発明は、通信機能を有する情報処理装置に関するものである。
LAN(Local Area Network)などの通信回線を介した通信機能を有する情報処理装置においては、その稼働に伴って変化する稼働情報を、当該装置と通信回線を介して接続された情報収集装置に送信するものがある。送信された情報は当該情報処理装置の遠隔監視に利用可能であるほか、このような稼働情報が多くの装置個体から収集され集約されることで、例えば装置の故障発生原因を解析して故障の発生を未然に防止したり、製品開発へのフィードバックに役立てることも可能となる。
情報処理装置の稼働状況を表す情報としては種々のものがあり、それらの全てを一元的に管理しようとすると、膨大な記憶資源が必要となり、また通信回線への負荷も大きい。そこで、管理すべき情報量の削減が必要となる。この問題への対応を考慮した技術として、例えば特許文献1に記載の技術がある。特許文献1に記載の技術では、印刷装置内で発生するイベントログを発生の都度一時保存した上で解析対象であるイベントのみを抽出して記憶保存し、それ以外のイベントに関わるデータは保存されない。
特開2008−152541号公報
上記従来技術を通信回線を介した稼働情報の収集に適用しようとした場合、次のような問題がある。上記従来技術では、発生したイベント(稼働情報に対応)の保存の要否が予め定められた判定基準に基づいて判定される。しかしながら、多くの装置個体から稼働情報を収集して解析する過程において、収集する意義の少ない情報が含まれていたり、逆に必要な情報が不足していることが判明する場合がある。これを回避するために全ての稼働情報を送信すると、情報収集装置の記憶資源や通信回線にとって大きな負荷となる。情報の取捨に関する判定基準が予め定められた上記従来技術では、このような状況に対応することができなかった。
この発明にかかるいくつかの態様は、上記課題を解決して、情報処理装置から送信される稼働情報を最適化し、記憶資源や通信回線の負荷を軽減するものである。
この発明の一の態様は、情報処理装置と、情報処理装置と通信して情報処理装置から情報を収集する情報収集装置とを含む情報通信システムにおいて、情報処理装置は、当該情報処理装置の稼働に伴って変化する複数種の稼働情報を取得する情報取得部と、複数種の稼働情報と予め定められたデータ生成ルールとに基づき送信用データを生成するデータ生成部と、送信用データを情報収集装置に送信する通信部とを備え、情報収集装置は、情報処理装置から送信される送信用データを記憶する記憶部と、情報処理装置の通信部を介して、データ生成部のデータ作成ルールを変更する変更部とを備える情報通信システムである。
この態様によれば、情報処理装置内で取得される稼働情報から情報収集装置へ送信される送信用データを生成する際の生成ルールが、情報収集装置からの操作によって変更可能となっている。そのため、例えば情報収集装置が収集した稼働情報を解析した結果、現在の生成ルールが適切でないと判明した場合には、これを更新することで、以後の送信用データが最適化される。これにより、不要なデータ送信を回避し、記憶資源および通信回線の負荷を軽減することができる。なお、生成ルールを特定する情報としては、情報処理装置内で取得される稼働情報のうちどれを利用するかを示す情報や、取得された稼働情報のデータ量を削減するためのデータ加工方法に関する情報などがある。
この態様において、例えば、情報収集装置は通信回線に接続された複数の情報処理装置と通信可能に構成され、記憶部は複数の情報処理装置から送信される送信用データを記憶するように構成されてもよい。情報収集装置が複数の情報処理装置から情報を収集する場合、データ量が多くなるため特にその削減が必要となる。その一方で、複数の情報処理装置個体から情報を収集することで統計的手法による解析が可能となり、稼働情報のうち必要性の高いものとそうでないものとの差も明らかにしやすくなる。このため、データ生成ルールの最適化を効率的に行うことが可能である。
この場合、例えば、情報収集装置は、複数の情報処理装置から送信された信データに基づき複数種の稼働情報の有効性を評価し、評価した結果に基づいて、データ生成ルールを作成する評価部を備えるように構成されてもよい。このような構成によれば、各稼働情報の有効性に応じてデータ生成ルールを作成することができる。
また例えば、データ生成部は予め設定されたファームウェアを実行することで情報処理装置を動作させ、データ生成ルールはファームウェアから呼び出される書き換え可能なスクリプトとして記述され、変更部は通信部を介してスクリプトを書き換えるようにそれぞれ構成されてもよい。このような構成によれば、データ送信に関わるスクリプトの書き換えのみでデータ生成ルールを変更することができる。
また、この発明の他の態様は、情報処理部と、情報処理部の稼働に伴って変化する複数種の稼働情報を取得する情報取得部と、複数種の稼働情報と予め定められたデータ生成ルールとに基づき送信用データを生成するデータ生成部と、送信用データを外部に送信する通信部とを備え、データ生成部は、外部から通信部に与えられる情報に応じてデータ生成ルールを変更可能に構成された情報処理装置である。
この態様によれば、稼働情報から生成される送信用データの生成ルールが外部から通信部を介して変更可能である。このため、複数種の稼働情報をどのように送信するかを動的に変更することができる。
この情報処理装置は例えば、データ生成部は、予め設定されたファームウェアを実行することで情報処理装置を動作させ、データ生成ルールは、ファームウェアから呼び出される書き換え可能なスクリプトとして記述されるように構成されてもよい。このような構成によれば、上記した情報通信システムと同様に、データ送信に関わるスクリプトの書き換えのみでデータ生成ルールを変更することができる。
また例えば、情報取得部は、情報処理部の稼働に伴って変化する物理量を検出するセンサーを有し、センサーの出力信号を稼働情報とするように構成されてもよい。また例えば、情報取得部は、情報処理部の稼働に伴って変化する数値を計数するカウンターを有し、カウンターの出力信号を稼働情報とするように構成されてもよい。このような構成によれば、センサーまたはカウンターの出力により情報処理部の稼働状況を定量的に表すことができるので、情報処理部の管理を容易にすることができる。
また例えば、情報処理部は、画像データに基づく画像を記録媒体に形成する画像形成部を有するように構成されてもよい。この種の画像形成部は可動部分や消耗品などを含む多くの構成部品からなり、それら各部の動作状態が装置全体の稼働状況に大きく影響する。このため、これらの稼働情報が収集されることは特に有益である。したがって、本発明を適用することで得られる効果が顕著である。
また、この発明の他の態様は、通信回線に接続された情報処理装置から情報を収集する情報収集方法であって、当該情報処理装置の稼働に伴って変化する複数種の稼働情報と、予め情報処理装置に与えたデータ生成ルールとに基づき生成された送信用データを、情報処理装置から受信する工程と、受信した送信用データを記憶する工程と、送信用データに基づき、データ生成ルールを更新する工程とを備えている。
このように構成された発明では、予め情報処理装置に与えた送信用データの生成ルールを、実際に生成されたデータを受信した上で事後的に、かつ動的に変更することができる。そのため、情報処理装置から送信される送信用データを、情報管理の観点、通信回線への負荷の観点の両面から最適化することができる。これにより、稼働情報を記憶する記憶資源および通信回線の負荷の軽減を図ることができる。
この態様では、例えば、複数の情報処理装置から送信された送信用データに基づき複数種の稼働情報の有効性を評価し、評価した結果に基づいて、新たなデータ生成ルールを作成するように構成されてもよい。このような構成によれば、各稼働情報の有効性に応じてデータ生成ルールを作成することができる。
また例えば、通信回線に接続された複数の情報処理装置から送信用データを受信し記憶するように構成されてもよい。このような構成によれば、複数の情報処理装置から送信される稼働情報を蓄積することで、装置の稼働状況や故障原因の分析に役立てることができる。
この発明にかかる情報通信システムの一実施形態を示す図。 コンピューターおよびプリンターの構成を示すブロック図。 サーバー装置の構成を示すブロック図。 プリンターからサーバー装置へのデータ送信の態様の例を示す図。 この情報通信システムにおける稼働情報の処理を示す図。 プリンター側の動作を示すフローチャート。 サーバー装置側の動作を示すフローチャート。 システム構成とスクリプトファイルの格納場所との関係を示す図。
図1はこの発明にかかる情報通信システムの一実施形態を示す図である。この情報通信システム100は、通信回線を介して相互に接続された、サーバー装置1、パーソナルコンピューター(PC)3,4およびプリンター5,6を含む。より詳しくは、この情報通信システム100では、サーバー装置1と、複数のパーソナルコンピューター(以下、単に「コンピューター」と称し、図中では「PC」と記す)3とが、インターネット通信網21に接続されている。また、インターネット通信網21には、例えば企業内に設置された構内通信網(Local Area Network;LAN)22が接続され、当該LAN22に複数のコンピューター4が接続されている。
各コンピューター3にはそれぞれプリンター5が接続されており、各コンピューター3は当該コンピューターに接続されたプリンター5を制御する。また、LAN22にもプリンター6が接続されており、LAN22に接続されたコンピューター4からプリンター6を制御することができる。
なお、この情報通信システム100は、サーバー装置と少なくとも1台のコンピューターまたはプリンターとが通信回線を介して接続されることにより成立する。したがってコンピューターやプリンターの数は図示したものに限定されず任意である。また、接続の態様も、コンピューター3のようにインターネット通信網21を介してサーバー装置1と接続される態様、コンピューター4のようにLAN22とインターネット通信網21とを介してサーバー装置1と接続される態様のいずれであってもよい。さらには、サーバー装置1とコンピューター4とがインターネット通信網21を介さずLAN22により相互に接続された態様であってもよい。以下では特に区別する必要のない限り、インターネット通信網21とLAN22とを一括して通信回線2と称する。通信回線2は、双方向通信が可能であれば有線であっても無線であってもよい。
また、プリンターに関しても、プリンター5のようにコンピューター3を介して間接的に通信回線2に接続される態様であってもよく、またプリンター6のようにコンピューターを介さず直接通信回線2に接続される態様であってもよい。ただし通信回線2に直接接続されるプリンター6では、ネットワーク接続機能を有することが必要とされる。
このような構成を有する情報通信システム100では、サーバー装置1が、通信回線2を介して各プリンター5,6を遠隔監視することが可能となっている。以下、遠隔監視を可能とするための各要素の構成を説明する。
図2はコンピューターおよびプリンターの構成を示すブロック図である。コンピューター3は、各種計算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)31と、各種情報を記憶する記憶部32と、外部との情報交換を行うインターフェース部33とを備えている。コンピューター3としては一般的な構成を有するパーソナルコンピューターを用いることができる。このようなコンピューターは適宜のソフトウェアを実装することで各種の機能を実現することができるが、ここでは上記したプリンターの遠隔監視に関わる機能を実現するための構成について説明する。なお、ここでは代表的にコンピューター3の構成について説明するが、コンピューター4の構造も同一である。
コンピューター3のCPU31は、記憶部32に記憶されたソフトウェアを実行することで当該コンピューター3の各部を制御し所定の処理を実行する。記憶部32は、例えばメモリーおよび大容量ストレージからなり、CPU31が実行すべき制御プログラムや処理によって発生する各種データを記憶する。また、後述するようにプリンター5の稼働に伴って発生する稼働情報を蓄積保存する機能も有する。
インターフェース部33は、ユーザーインターフェースを担う構成として、ユーザーからの操作入力を受け付ける操作部331と、各種情報を表示してユーザーに報知する表示部332とを備えている。操作部331は、例えばキーボード、マウスなどの入力デバイスを有している。表示部332は例えば液晶ディスプレイのような表示デバイスを有している。また例えば、操作部331としての機能と表示部332としての機能とを兼備するタッチパネルが設けられてもよい。
また、インターフェース部33は、他の機器と通信してデータ交換を行うための通信部333を有している。通信部333は、通信回線2に接続するためのネットワーク接続機能を有するとともに、当該コンピューター3に接続されたプリンター5との間で通信を行う機能も有する。具体的には、CPU31からの印刷指令および印刷すべき画像内容を示す画像データをプリンター5に与えて、所定の印刷動作を実行させる。
プリンター5は、例えばインク、トナーなどの記録材を用いて紙、布、樹脂シートおよび金属シートなどの記録媒体に画像を形成する画像形成装置である。その記録方式としては各種のものがあり、任意のものを適用可能であるが、例えばインクジェット方式とすることができる。プリンター5は、予め記憶されたファームウェアを実行することで各部を制御するCPU51と、印刷すべき画像データを一時的に記憶する記憶部52と、外部との情報交換を行うインターフェース部53と、CPU51からの制御指令に応じて印刷動作を実行する印刷部54とを備えている。
インターフェース部53は、ユーザーインターフェースを担う構成として、ユーザーからの操作入力を受け付けるボタン類を有する操作部531と、各種情報を表示してユーザーに報知する表示部532とを備えている。これらは例えばタッチパネルとして一体構成されてもよい。通信部533はコンピューター3の通信部333と接続されて、コンピューター3から送信される印刷指令や画像データなどを受信し、またプリンター5の状態を表す情報をコンピューター3に送信する。
印刷部54は、印刷動作の主体である印刷エンジン541を備えている。印刷エンジン541は、CPU51からの制御指令に応じて、画像データに対応する画像を記録媒体上に形成する。また、印刷部541には、印刷エンジン541の稼働状態に関わる各種の物理量を検出するためのセンサー542と、印刷エンジン541の稼働に伴って変化する各種の数値を計数するためのカウンター543とが設けられている。
印刷エンジン541がインクジェット方式である場合、その稼働状態を表す物理量としては、例えば、印刷エンジン541の電気部品に印加される電圧、装置内の温度および湿度、印刷ヘッドや記録媒体の位置などがある。これらを検出するためのセンサー542として、電圧センサー、温湿度センサー、位置センサー、加速度センサーなどの各種センサーが設けられる。また、印刷エンジン541の稼働に伴って変化する数値としては、例えば、装置の総稼働時間、印刷枚数、インクの使用量(または残量)、回転する機構部品の積算回転量などがあり、これらを計数するための各種カウンター543が設けられる。
これらのセンサー542およびカウンター543から出力されるデータは、プリンター5の稼働状況を指標する稼働情報として記憶部52に記憶され、CPU51による印刷エンジン541の動作制御に利用される。また、稼働情報は、通信部533を介してコンピューター3にも送信される。コンピューター3はこのデータを記憶部32に記憶し、プリンター5の状態を監視する。さらに、稼働情報がコンピューター3からサーバー装置1に送信されることで、サーバー装置1によるプリンター5の遠隔監視が可能となる。
通信回線2に直接接続されるプリンター6も、上記したプリンター5と基本的に同じ構成を有している。ただし、プリンター6は、図に破線矢印で示すように通信回線2に接続して通信を行うためのネットワーク接続機能を通信部533が有するネットワークプリンターである必要がある。
図3はサーバー装置の構成を示すブロック図である。サーバー装置1は、プリンター5,6を設置して運用するユーザーに対し当該プリンターの保守サービスを提供するサービス提供者が、プリンター5,6の遠隔監視を目的として設置するものである。このサーバー装置1は、装置各部を制御して所定の処理を実行するCPU11と、各種のデータを蓄積してデータベースを構成するデータ蓄積部12と、外部との情報交換を行うインターフェース部13とを備えている。
CPU11は、予め設定された制御プログラムを実行することで各部に所定の動作を行わせる制御部111と、与えられたデータに基づき適宜の分析処理を行う分析部112とを備えている。またデータ蓄積部12は、稼働情報蓄積部121、故障情報蓄積部122およびサービス情報蓄積部123を備えている。これらの機能については後述する。
インターフェース部13は、ユーザーインターフェースを担う構成として、ユーザー(オペレーター)からの操作入力を受け付ける操作部131と、各種情報を表示してオペレーターに報知する表示部132とを備えている。操作部131は、例えばキーボード、マウスなどの入力デバイスを有している。表示部132は例えば液晶ディスプレイのような表示デバイスを有している。また、インターフェース部13は、他の機器と通信してデータ交換を行うための通信部133を有している。通信部133は、通信回線2に接続するためのネットワーク接続機能を有する。
上記のように構成された情報通信システム100では、プリンター5,6の稼働に伴って変化する各種の稼働情報がプリンター6からまたはコンピューター3,4から、通信回線2を介してサーバー装置1に送信される。サーバー装置1は、各プリンター5,6の稼働情報を個別に稼働情報蓄積部121に保存する。これにより、プリンター5,6の稼働状況およびその履歴がサーバー装置1に蓄積される。こうしてプリンター5,6から取得されサーバー装置1に蓄積された稼働情報は、当該プリンター5,6の遠隔監視に供される。
さらに、複数のプリンターから取得され蓄積された稼働情報を分析部112が分析することで、プリンターの故障予測や原因分析を行うことができる。分析結果は新たな製品開発のための情報としても用いることが可能である。具体的には、プリンターに故障が発生したとき、通信回線2を介して、あるいはプリンターの設置場所で保守作業を行うサービスマン等から寄せられる故障状況に関する情報を故障情報として故障情報蓄積部122に蓄積保存しておく。稼働情報蓄積部121に蓄積された稼働情報と、故障情報蓄積部122に蓄積された故障情報との間の相関分析を分析部112が行うことにより、稼働情報と故障との因果関係が求められる。
そうすると、例えば各プリンター5,6において故障が発生したとき、当該プリンターの稼働情報から、サービス提供者は故障の種類や原因、対処方法などを見つけやすくなる。また、通信回線2に接続されたプリンターの稼働情報の履歴から、故障の発生を予測したり、その時点で何らかの対策を行うことで故障の発生を回避することが可能となる。このように、サーバー装置1は、蓄積された稼働情報に基づき、各プリンター5,6を遠隔監視することができる。
このようして遠隔監視の対象となっているプリンター5,6について、サーバー装置1またはこれを管理する技術者が必要と判断したときには、当該プリンター5,6に対し適宜のサービス情報を送信することができる。すなわち、サービス情報蓄積部123には、プリンター5,6の状況に応じた多数種のサービス情報がデータベース化されて保存されている。サービス情報は例えば、プリンター5,6のヘッドのクリーニング方法や消耗品の交換に関する情報など、主としてプリンター5,6の保守に関する情報である。
サービス情報がプリンター5,6の稼働状況に応じて適宜ユーザーに提示されることで、故障の発生を未然に防止したり稼働率を高めるなど、ユーザーにとって好ましいサービスが提供される。このようなサービスを提供するために、プリンター5,6から各種の稼働情報がサーバー装置1に送信される必要がある。このための各部の動作について、次に説明する。
図4はプリンターからサーバー装置へのデータ送信の態様の例を示す図である。通信回線2へのプリンターの接続態様としては、図4(a)に示すように、通信回線2に接続されたコンピューター(PC)3を介してプリンター5が通信回線2に接続されたものがある。この場合には、プリンター5から稼働情報を受信したコンピューター3が、通信回線2を介して稼働情報をサーバー装置1に送信することとなる。
一方、他の態様として、図4(b)に示すように、プリンター6が通信回線2に直接接続されたものがある。この場合、点線矢印で示すように、プリンター6からサーバー装置1に直接稼働情報が送信される態様と、破線矢印で示すように、プリンター6の稼働情報が、当該プリンター6を管理するコンピューター4に送信された後、コンピューター4からサーバー装置1に送信される態様とがあり得る。
これらの各態様は、プリンター5,6から取得された稼働情報がサーバー装置1に受信されるまでの経路とその通信主体とが異なるだけである。プリンター5,6の印刷部54(図2)が動作することで変化する物理量や数値等がセンサー542、カウンター543等により取得され、それらの情報が通信機能を有する機能ブロック間で受け渡されて最終的にサーバー装置1に受信されるという点では、本質的にはどの態様も同じである。本システム100におけるデータ送信の態様は、上記のいずれであってもよい。
次に、プリンター5,6からサーバー装置1に受け渡される稼働情報の内容について説明する。プリンター5,6から取得される稼働情報は種々のものがあり、それらは本来的にプリンター5,6内部での動作制御に用いる目的で取得されている情報である。一方、このようにプリンター5,6内で取得される稼働情報の全てがサーバー装置1に送信される必要は、必ずしもない。サーバー装置1が情報収集を行う目的は、主にプリンター5,6の遠隔監視と、故障原因等の分析を行うことである。これらの目的への寄与の少ない情報が通信回線2を介してサーバー装置1に送信されることは、これを記憶する稼働情報蓄積部121に大きな記憶資源が必要となり、また送出されるデータ量が多くなり通信回線2の負荷が大きくなることから、むしろ避けるべきである。
しかしながら、プリンター5,6内で取得される稼働情報のうちどの情報が上記目的に合致するものであるかは、当該プリンターが製品化された時点では明確になっていない場合が多い。すなわち、製品として市場に出されたプリンターが種々の環境下で多くのユーザーに使用され、それらから稼働状況や故障の傾向などの情報が収集されて初めて、遠隔監視や故障の原因分析に有効な稼働情報の種類が明らかになってくる。このため、有効な情報が失われるのを避けるために、製品としてはできるだけ多くの稼働情報が送信されるように構成されることが多い。
その結果、特に通信回線2に多数のプリンターが接続されたシステムではこれらのプリンターから大量の稼働情報が送信されて、サーバー装置1の記憶容量が不足したり、通信回線2のトラフィックが過大となるという問題が生じ得る。この問題を避けるために、この情報システム100では、以下のようにして通信回線2に送出されるデータ量を削減することができるようにしている。
図5はこの情報通信システムにおける稼働情報の処理を示す図である。プリンター5,6の稼働に伴って変化する稼働情報としては、例えば、当該プリンターの総稼働時間、印刷枚数、インク使用量、機内温度および湿度、可動部品の駆動時間、電気部品に印加される制御電圧値、ユーザーによって設定された印刷設定、画像データを作成したアプリケーション名など多くのものがある。本システム100では、図5(a)に示すように、これらの各稼働情報を所定の演算を実行するデータ演算部7に入力し、データ演算部7の出力に当該プリンターの個体識別のためのプリンターIDを付加したものを、実際にサーバー装置1に送信する稼働データとする。
データ演算部7は、入力される各稼働情報を演算に含めるか否か、また演算に含めるものについてはそのまま送信するか、加工して送信するかなどを定めた演算ルールに基づいて、稼働情報に対する演算を実行する。より具体的には、データ演算部7は、複数種の稼働情報のうち一部を送信対象から除外したり、複数種の稼働情報間または取得時が互いに異なる同種の複数の稼働情報間の算術演算または論理演算等を行うことによって、全ての稼働情報を送信する場合よりもデータ量の少ない稼働データを生成する。
前記した通り、複数種の稼働情報のどれが有効であるかは、製品の出荷段階では明らかでない。したがって、この時点でデータ演算部7の演算ルールが確定されていることは好ましくなく、演算ルールが事後的に変更可能である必要がある。
データ演算部7が例えばプリンター5に実装される場合、図5(b)に示すように、CPU51が記憶部52に予め記憶されているファームウェアFWを実行することによりデータ演算部7の機能が実現される。ただし、演算ルールに関する記述は、ファームウェアFWとは分離されて、ファームウェアFWからコールされるスクリプトファイルSFとして記憶部52に記憶されている。つまり、CPU51により実行されるファームウェアFWと、該ファームウェアFWにより呼び出されるスクリプトファイルSFとで構成される仮想マシンとして、データ演算部7が実現される。ファームウェアFWはこのようなスクリプトを実行可能なスクリプト実行モジュールを含むように構成される。
後述するように、スクリプトファイルSFはサーバー装置1から送信される更新ファイルにより書き換え可能となっている。スクリプトファイルSFが書き換えられることにより、仮想マシンとしてのデータ演算部7における演算ルールが変更される。すなわち、データ演算部7がどの稼働情報を稼働データに含めるか、また稼働情報に対しどのような演算を行うかについて、サーバー装置1から事後的に変更設定することが可能である。
プリンター5,6の動作を制御するファームウェアFWを変更せず、該ファームウェアFWから実行されるスクリプトファイルSFを変更する構成とすることで、プリンター5,6の動作を不安定にすることなく、演算ルールだけを変更することができる。すなわち、仮に演算ルールを変更するためにファームウェアFWを書き換えるとすると、例えば通信エラー等の理由でファームウェアFWの更新に失敗したとき、プリンター5,6自体が正常に動作しなくなる場合がある。これに対し、スクリプトファイルSFを書き換える構成では、その更新に失敗したとき、送信される稼働データが誤ったものになることがあっても、プリンターの動作自体には影響しない。したがって、プリンター動作の信頼性および安定性という点で、上記のようにスクリプトとして演算ルールが記述され、これが変更可能である態様が好ましい。
データ演算部7については、プリンター5,6内で実現される態様と、これらを管理するコンピューター3,4内で実現される態様とが考えられる。図4(a)に示すように、プリンター5が専用通信線でコンピューター(PC)3に接続され、コンピューター3が通信回線2に接続される態様では、コンピューター3とプリンター5との間の通信が通信回線2のトラフィックに影響しないので、プリンター5から全ての稼働情報がコンピューター3に送信され、コンピューター3内に実現されたデータ演算部7で稼働情報から稼働データを生成することができる。
一方、図4(b)に示す構成では、コンピューター4を介するか否かに関わらず、プリンター6から送信されるデータが通信回線2のトラフィックを消費する。そのため、稼働情報をそのまま送信するのではなく、データ量がより削減された稼働データとしてプリンター6から通信回線2に送出されることが好ましい。したがってデータ演算部7はプリンター5において実現される。もちろん、図4(a)の構成においても、データ量が削減された稼働データがプリンター5からコンピューター3に送信されるようにしてもよい。
次に、稼働データの送信を実現するための各部の動作について説明する。以下では、プリンター5が動作の主体となって稼働データを生成しサーバー装置1に送信する場合を採り上げる。この場合、コンピューター3は単にサーバー装置1とプリンター5との間におけるデータの受け渡しを担うのみである。しかしながら、コンピューター3とプリンター5との協働により以下の動作が実現されてもよい。通信回線2に直接接続されたプリンター6の場合も同様である。
図6はプリンター側の動作を示すフローチャートである。プリンター5は、ユーザーまたはコンピューター3から印刷ジョブが与えられるまで待機状態にあり、印刷ジョブが与えられると(ステップS101)、印刷部54が当該印刷ジョブを実行して記録媒体に画像を形成する(ステップS102)。印刷ジョブにより変化する各種の稼働情報が記憶部52に更新記憶される(ステップS103)。
記憶部52に記憶されている稼働情報は、ジョブ終了時、一定時間ごとなどの所定のタイミングでサーバー装置1に送信される。具体的には、スクリプトファイルSFに記述された演算ルールに基づき、データ演算部7が稼働情報から稼働データを生成し(ステップS104)、通信部533が直接またはコンピューター3を介して通信回線2に送出する(ステップS105)。その後、ステップS101に戻り、プリンター5は新たなジョブの発生を待機する。
待機中、サーバー装置1からスクリプトファイルSFを更新するためのデータが送信されてくると(ステップS111においてYES)、それに基づいて記憶部52内のスクリプトファイルSFが更新され(ステップS112)、以後の稼働データ生成には新たな演算ルールが適用される。スクリプトファイルSFの更新後、プリンター5は待機状態に戻る。以上がプリンター5側の基本的な動作である。
図7はサーバー装置側の動作を示すフローチャートである。サーバー装置1は、通信回線2に接続されたプリンター5,6のいずれかから稼働データが送信されてくるのを待機している(ステップS201)。稼働データを受信すると、当該情報を稼働情報蓄積部121に記憶保存する(ステップS202)。
サーバー装置1の分析部112は、受信された稼働情報を分析し(ステップS203)、当該プリンター5,6の稼働状況をチェックする。必要と判断された場合には、サービス情報蓄積部123に蓄積されたサービス情報から当該プリンターの状況に応じたものが、通信部133からプリンター5,6に送信される。
また、分析部112は、現在の稼働データに含まれる稼働情報およびそれらに対する演算が適切なものであるか、有効性の再評価を行う(ステップS204)。評価方法としては公知の各種分析手法を適用することができる。例えば、複数種の稼働情報それぞれを原因系因子とし、プリンター5,6に生じた故障事例を結果系因子として、それらの間の相関を求める相関分析を適用することができる。このような分析の結果、故障事例との相関が小さく有効性の低い稼働情報が含まれるケースや、症状の異なる複数の故障事例を稼働情報の値によって分離することができないケースなどが判明することがある。このような場合、現在の演算ルールが不適切であり、変更の必要があると判断される(ステップS205)。
分析結果に基づき、例えば現在の演算ルールに含まれている有効性の低い稼働情報を除外したり、除外されている稼働情報を追加したり、演算式を変更することにより、新たな演算ルールが作成される。これに応じて、新たな演算ルールに対応するスクリプトファイルが作成される(ステップS206)。この更新用スクリプトファイルが通信部133からプリンター5,6に送信される(ステップS207)。このとき、通信回線2に接続された同型のプリンター5,6の全てに対し、更新用スクリプトファイルが配布される。更新用ファイルを受信した各プリンター5,6がスクリプトファイルSFを書き換えることで、以後は新たな演算ルールに基づく稼働データが各プリンター5,6から送信されるようになる。更新ファイルの送信後、および変更の必要がないときには、ステップS201に戻って待機状態となる。
製品が発売された当初は、どの稼働情報が有効であるか不明であるため、比較的多くの稼働情報が稼働データに含まれ、各プリンター5,6から送信される稼働データのデータ量が大きい。しかしながら、サーバー装置1に各プリンター5,6からのデータが蓄積され分析されるにつれて演算ルールが改善され、これに伴って稼働データのデータ量も削減されてゆく。なお、当該プリンター5,6が使用開始されて最初にサーバー装置1との通信が確立した際に、その時点における最新の演算ルールが送信されて適用されるように構成されてもよい。
このように、この情報通信システム100では、サーバー装置100の記憶資源および通信回線2のトラフィックへの負荷を抑えながら、プリンター5,6の監視やデータ分析のために必要な情報を効率よく収集することができる。
図8はシステム構成とスクリプトファイルの格納場所との関係を示す図である。上記した動作例は、図8(a)に示すように、サーバー装置1とプリンター5との間にコンピューター(PC)3が介在する図4(a)に示す構成で、しかも、稼働情報から稼働データを生成するためのデータ演算部7がプリンター5に実装されるケースのものである。この場合、プリンター5の記憶部52に記憶されたファームウェアFWから呼び出されるスクリプトファイルSFもプリンター5内に保存される。印刷ジョブおよびスクリプト更新ファイルが、コンピューター3からプリンター5に送信される。プリンター5からは演算後の稼働データが送信される。
また、図4(a)に示す構成では、図8(b)に示すように、プリンター5から稼働情報がそのまま出力され、コンピューター3が稼働情報から稼働データを生成してサーバー装置1に送信する態様も可能である。この場合、データ演算部7はコンピューター3内に実装される必要がある。そこで、プリンター5を管理するためにコンピューター3の記憶部32に実装されているユーティリティープログラムUTによってデータ演算部7を実現する。この場合も、ユーティリティープログラムUTの実行によるプリンター5の制御が不安定となるのを防止するために、演算ルールはユーティリティープログラムUTから呼び出されるスクリプトファイルSFに記述されていることが望ましい。
一方、図4(b)に示す構成のとき、同図に破線で示すように通信回線2に接続されたプリンター6からコンピューター4を介して稼働データが送信される場合は、図8(a)に示したケースと同じである。またコンピューター4を介さずプリンター6とサーバー装置1とが直接通信するときには、図8(c)に示すように、演算ルールを記述したスクリプトファイルSFはプリンター6の記憶部52に記憶される。データ演算部7はプリンター6内に実装され、稼働データはプリンター6から直接サーバー装置1に送信される。この場合、コンピューター4はプリンター6に印刷ジョブを与えその動作を監視する役割のみを有する。
このように、各種の接続態様に応じて通信されるデータやスクリプトファイルSFの格納場所が異なるが、基本的な技術思想は共通である。これらのいずれの態様によっても、元の稼働情報よりもデータ量が削減された稼働データが送信されることで、サーバー装置1の記憶資源および通信回線2のトラフィックに対する負荷を抑えつつ、プリンターの監視等に必要な情報をサーバー装置1により収集することができる。また、稼働情報から稼働データを生成する際の演算ルールがサーバー装置1からの操作により変更可能であるため、送信される稼働データの内容を動的に変更することが可能である。これにより、送信される稼働データを随時最適化して、有効な情報を効率的に収集することができる。演算ルールの変更は、ファームウェアFWまたはユーティリティープログラムUTから呼び出されるスクリプトの書き換えにより行われるため、通信エラー等に起因して該変更がプリンターの動作に影響を与えることが回避される。
以上説明したように、この実施形態では、コンピューター3とプリンター5とが一体として、またはプリンター6が単体で、それぞれ本発明の「情報処理装置」として機能している。またプリンター5,6に設けられた印刷エンジン541が本発明の「情報処理部」、「画像形成部」として機能し、センサー542およびカウンター543が本発明の「情報取得部」として機能している。
また、データ演算部7が本発明の「データ生成部」として機能し、これに適用される演算ルールが本発明の「データ生成ルール」に相当し、生成される稼働データが本発明の「送信用データ」に相当する。データ演算部7がプリンター5に実装される態様では、CPU51がファームウェアFWを実行することで、本発明の「データ生成部」としての機能を有することになる。一方、データ演算部7がコンピューター3に実装される態様では、CPU31がユーティリティープログラムUTを実行することで、本発明の「データ生成部」としての機能を有することになる。また、コンピューター3の通信部333およびプリンター5の通信部533がそれぞれ、本発明の「通信部」として機能することができる。
また、サーバー装置1が本発明の「情報収集装置」として機能し、分析部112が本発明の「評価部」として機能している。そして、サーバー装置1に設けられたデータ蓄積部12、中でも稼働情報蓄積部121が、本発明の「記憶部」として機能し、CPU11と通信部133とが一体的に、本発明の「変更部」として機能している。
上記の情報通信システムでは、データ生成部は予め設定されたファームウェアを実行することで情報処理装置を動作させ、データ生成ルールはファームウェアから呼び出される書き換え可能なスクリプトとして記述され、変更部は通信部を介してスクリプトを書き換えるように構成されている。このような構成によれば、データ送信に関わるスクリプトの書き換えのみでデータ生成ルールを変更することができるので、例えばファームウェア自体を書き換える場合に比べ、情報処理装置の動作を不安定にするおそれが少ない。
また、上記の情報処理装置は、情報処理部と、情報処理部の稼働に伴って変化する複数種の稼働情報を取得する情報取得部と、複数種の稼働情報と予め定められたデータ生成ルールとに基づき送信用データを生成するデータ生成部と、送信用データを外部に送信する通信部とを備え、データ生成部は、外部から通信部に与えられる情報に応じてデータ生成ルールを変更可能に構成されている。
この態様によれば、稼働情報から生成される送信用データの生成ルールが外部から通信部を介して変更可能である。このため、複数種の稼働情報をどのように送信するかを動的に変更することができる。この情報処理装置が上記した情報通信システムに適用されることで、通信回線への負荷を抑えつつ、必要な稼働情報を最適化された態様で送信することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記説明に用いたプリンターの稼働情報の種類は、その一例を示したものにすぎず、上記に限定されるものではない。
また、上記実施形態のデータ演算部7は、サーバー装置1から与えられる単一の演算ルールに基づき稼働データを生成するが、互いに異なる複数種の演算ルールが併用されてもよい。例えば、印刷ジョブ終了の度に送信される稼働データを生成する際の演算ルールと、一定時間ごとに送信される稼働データを生成する際の演算ルールとを個別に用意し、送信タイミングによって異なる種類の稼働情報に基づく稼働データが送信されるようにすることもできる。
また、上記実施形態では、システムの安定性の観点から、スクリプトファイルSFの書き換えによって演算ルールを変更するようにしている。しかしながら、例えばファームウェアFWやユーティリティープログラムUTの全面的な更新により演算ルールが変更される態様であってもよい。また、既に出荷され運用されているプリンターは当然に上記機能を有していない。しかしながら、ファームウェアの更新により上記機能に対応したスクリプト実行モジュールを実装することで、事後的に本情報通信システム100に適合するプリンターに改良することも可能である。
また、上記実施形態の情報処理装置はインクジェット方式の印刷エンジン541を本発明の「画像形成部」として備えるものであるが、印刷方式はインクジェット方式に限定されず任意である。さらに、本発明にかかる「情報処理装置」はこのように印刷機能を有するものに限定されず、直接的にまたは間接的に通信回線2に接続可能な各種の電子機器を本発明の「情報処理装置」として情報通信システム100に組み込むことが可能である。特に、可動部品や高電圧が印加される部品などを含む電子機器は、本発明の情報通信システムに組み込むのに好適なものである。
1…サーバー装置(情報収集装置)、 2…通信回線、 3,4…コンピューター(情報処理装置)、 5,6…プリンター(情報処理装置)、 7…データ演算部(データ生成部)、 11…CPU(通信部)、 31,51…CPU(データ生成部)、 100…情報通信システム、 112…分析部(評価部)、 121…稼働情報蓄積部(記憶部)、 133…通信部(変更部)、 333,533…通信部(通信部)、 541…印刷エンジン(情報処理部、画像形成部)、 542…センサー(情報取得部)、 543…カウンター(情報取得部)、 FW…ファームウェア、 SF…スクリプトファイル、 UT…ユーティリティープログラム

Claims (11)

  1. 情報処理装置と、前記情報処理装置と通信して前記情報処理装置から情報を収集する情報収集装置とを含む情報通信システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    当該情報処理装置の稼働に伴って変化する複数種の稼働情報を取得する情報取得部と、
    前記複数種の稼働情報と予め定められたデータ生成ルールとに基づき送信用データを生成するデータ生成部と、
    前記送信用データを前記情報収集装置に送信する通信部と
    を備え、
    前記情報収集装置は、
    前記情報処理装置から送信される前記送信用データを記憶する記憶部と、
    前記情報処理装置の前記通信部を介して、前記データ生成部の前記データ生成ルールを変更する変更部と
    を備え
    前記データ生成部は、予め設定されたファームウェアを実行することで前記情報処理装置を動作させ、
    前記データ生成ルールは、前記ファームウェアから呼び出される書き換え可能なスクリプトとして記述されている情報通信システム。
  2. 前記情報収集装置は、通信回線に接続された複数の前記情報処理装置と通信可能に構成され、
    前記記憶部は、複数の前記情報処理装置から送信される前記送信用データを記憶する請求項1に記載の情報通信システム。
  3. 前記情報収集装置は、複数の前記情報処理装置から送信された前記送信用データに基づき前記複数種の稼働情報の有効性を評価し、評価した結果に基づいて、前記データ生成ルールを作成する評価部を備える請求項2に記載の情報通信システム。
  4. 前記変更部は、前記通信部を介して前記スクリプトを書き換える請求項1ないし3のいずれかに記載の情報通信システム。
  5. 情報処理部と、
    前記情報処理部の稼働に伴って変化する複数種の稼働情報を取得する情報取得部と、
    前記複数種の稼働情報と予め定められたデータ生成ルールとに基づき送信用データを生成するデータ生成部と、
    前記送信用データを外部に送信する通信部と
    を備え、
    前記データ生成部は、外部から前記通信部に与えられる情報に応じて前記データ生成ルールを変更可能であり、予め設定されたファームウェアを実行することで前記情報処理を動作させ、
    前記データ生成ルールは、前記ファームウェアから呼び出される書き換え可能なスクリプトとして記述されている情報処理装置。
  6. 前記情報取得部は、前記情報処理部の稼働に伴って変化する物理量を検出するセンサーを有し、前記センサーの出力信号を前記稼働情報とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報取得部は、前記情報処理部の稼働に伴って変化する数値を計数するカウンターを有し、前記カウンターの出力信号を前記稼働情報とする請求項5または6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理部は、画像データに基づく画像を記録媒体に形成する画像形成部を有する請求項5ないし7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 通信回線に接続された情報処理装置から情報を収集する情報収集方法において、
    当該情報処理装置の稼働に伴って変化する複数種の稼働情報と、予め前記情報処理装置に与えたデータ生成ルールとに基づき生成された送信用データを、前記情報処理装置から受信する工程と、
    受信した前記送信用データを記憶する工程と、
    前記送信用データに基づき、前記データ生成ルールを更新する工程とを備え、
    前記データ生成ルールは、前記情報処理装置に予め設定されたファームウェアから呼び出されて実行される書き換え可能なスクリプトとして記述されていることを特徴とする情報収集方法。
  10. 前記複数の情報処理装置から送信された前記送信用データに基づき前記複数種の稼働情報の有効性を評価し、評価した結果に基づいて、新たな前記データ生成ルールを作成する請求項9に記載の情報収集方法。
  11. 通信回線に接続された複数の前記情報処理装置から前記送信用データを受信し記憶する請求項9または10に記載の情報収集方法。
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