JP6368295B2 - 光送信器 - Google Patents
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Description
問題2.半導体を用いているため、駆動信号やバイアス電圧は正電圧または負電圧のどちらかに限定する必要がある。一方、光変調器を駆動するドライバアンプは通常、高速な変調信号を増幅するよう設計されているためDC成分を出力することができない。このため、ドライバアンプの出力にもバイアス電圧を印加して、駆動信号が常に正電圧、または負電圧となるよう設定する必要がある。結果として、バイアス電圧の種類がLiNbO3を用いた光変調器よりも多くなり、ABC回路の規模が大きくなる。
問題3.バイアス電圧群の最適値の波長依存性が、LiNbO3を用いた光変調器よりも大きい。このため、装置の立ち上げ時或いは信号波長の変更時には、LiNbO3を用いた光変調器に比べ、ABC回路の負担が大きくなる。
{iφ(V4)+iθ(V70+V7)}−{iφ(V4)+iθ(V70−V7)}
=iθ(V70+V7)−iθ(V70−V7) ・・・式1
で表される。ただし、本質的でない項は省き、また第1の駆動信号入力電極6aおよび第2の駆動信号入力電極6bの特性が同一であるものとした。nを整数として、
iθ(V70+V7)−iθ(V70−V7) = π×(2n+1) ・・・式2となるようV7を微調することにより、MZ型干渉計2をヌル点にバイアスすることができ、正常なCS−RZ変調光を生成することができる。
iθ(V70+V7)−iθ(V70−V7) = π×(2n) ・・・式3
として最大発光点にバイアスする、または
iθ(V70+V7)−iθ(V70−V7) = π×(2n+0.5) ・・・式4
として中間値にバイアスすることもある。
{iφ(Vdata+V4)+iθ(V70+V7)}
−{iφ(−Vdata+V4)+iθ(V70−V7)} ・・・式5
を、0からπに至るまで変化させるに要する、駆動信号電圧の変化量である。図8に示した構成例において駆動信号は差動駆動であるから、「駆動信号電圧」は
Vdata−(−Vdata)=2Vdata ・・・式6
となる。
図1は、第1の実施形態における光送信器の構成例を示す図である。第1の実施形態の光送信器は、CS−RZ変調光生成用の半導体光変調器および半導体光変調器を制御するABC回路を有する。光送信器は、図1に示すように、半導体光変調器M、駆動アンプ3、駆動信号用バイアス電圧発生器4、第1のバイアスT5a、第2のバイアスT5b、位相差調整用バイアス電圧発生器7、光タップ104、フォトデテクタ105およびコントローラ107を有する。ABC回路は、コントローラ107を含み構成される。光タップ104、フォトデテクタ105は、図1では半導体変調器Mの外部に設置されているが、半導体変調器に内蔵されているパワモニタを活用してもよい。なお、ABC回路は、駆動信号用バイアス電圧発生器4、第1のバイアスT5a、第2のバイアスT5b、位相差調整用バイアス電圧発生器7を含んでもよい。コントローラ107は、駆動アンプ3と駆動信号用バイアス電圧発生器4と位相差調整用バイアス電圧発生器7とを制御することで、各バイアス電圧の調整を行う。
{iφ(V4)+iθ(V70+V7)}−{iφ(V4)+iθ(V70−V7)}
=iθ(V70+V7)−iθ(V70−V7) ・・・式7
であり、位相差はV4に依存しないので、駆動信号用バイアス電圧V4を掃引してもステップS105の終了時に達成されたヌル点へのバイアスは維持され続ける。一方、駆動信号Vdataの振幅が一定であっても、前述のとおり、駆動信号用バイアス電圧V4の絶対値を増加させればスイング率は増加してゆく。
第2の実施形態における光送信器では、第1の実施形態の光送信器と同様に変調光の光パワが最大または最小となる状態に各種バイアス電圧を制御するが、精度を高めるためにディザリングを用いる。図3は、第2の実施形態における光送信器の構成例を示す図である。第2の実施形態の光送信器は、図3に示すように、半導体光変調器M、駆動アンプ3、駆動信号用バイアス電圧発生器4、第1のバイアスT5a、第2のバイアスT5b、位相差調整用バイアス電圧発生器7、ディザリング手段100、第1のディザリング印加手段101、第2のディザリング印加手段102、第3のディザリング印加手段103、光タップ104、フォトデテクタ105、同期検波回路106およびコントローラ107を有する。ABC回路は、駆動信号用バイアス電圧発生器4、ディザリング手段100、第1のディザリング印加手段101、第2のディザリング印加手段102、第3のディザリング印加手段103、同期検波回路106およびコントローラ107を含み構成される。光タップ104、フォトデテクタ105は、図3では半導体変調器Mの外部に設置されているが、半導体変調器に内蔵されているパワモニタを活用してもよい。なお、ABC回路は、第1のバイアスT5a、第2のバイアスT5b、位相差調整用バイアス電圧発生器7を含んでもよい。また、第1のディザリング印加手段101、第2のディザリング印加手段102、第3のディザリング印加手段103は、例えばバイアスティ(Bias tee)を用いて実現される。また、ディザリング手段100は、例えば所定の角振動数を有するディザ信号を出力できる発振器を用いて実現される。
第1および第2の実施形態では、CS−RZ変調光生成用の半導体光変調器を念頭におき、1台のMZ型干渉計を含む半導体光変調器を、スイング率100%で駆動する構成例を示した。ここでスイング率を50%(駆動振幅が版波長電圧Vπに等しい)とすれば、NRZ変調信号を生成することができる。ただしこの場合、位相差調整用バイアス電圧(V70+V7)および(V70−V7)はヌル点ではなく、ヌル点と最大発光の中間に変更する必要がある。この結果、変調光の光パワは最大値の半分となり、また同期検波結果は0ではなく、最大または最小となる。最大となるか最小となるかは同期検波回路の基準クロックの位相で決まるため、回路実装により異なる。コントローラ107は、同期検波結果の絶対値が最大となるようなV7を出力するように、位相差調整用バイアス電圧発生器7にフィードバックをかければよい。また、V7を掃引して位相差調整用バイアス電圧を調整する際における掃引を停止させる条件として、同期検波結果が0である場合と、同期検波結果が最大または最小である場合とのいずれを用いるかを切り替えるスイッチをコントローラ107に備えてもよい。
第1および第2の実施形態では、CS−RZ変調光生成用の半導体光変調器を念頭におき、1台のMZ型干渉計を含む半導体光変調器を、スイング率100%で駆動する構成例を示した。これに対し、第3の実施形態ではQAM光信号生成用のIQ変調器を半導体光変調器で構成した光送信器においてABCを可能とする構成を示す。
多値QAM光信号の生成時において注意せねばならないのは、駆動アンプ3aおよび駆動アンプ3bから出力される駆動信号が単純な2値NRZ信号とは限らないため、光パワとスイング量との相対関係が自明ではないということである。第1および第2の実施形態の光送信器では、駆動信号が2値NRZ信号であるため、図2の動作手順におけるステップS107からステップS108までの動作を繰り返して駆動信号用バイアス電圧V4を調整することによりフルスイングを実現できる。しかし、4値より多値数の大きなQAM信号、或いはナイキストフィルタと組み合わせたQAM信号を駆動信号に用いる場合においては、駆動アンプ3aおよび駆動アンプ3bの出力が2値より大きな多値数を有したり、周期的なオーバーシュートが生じたりするなど、駆動信号の波形が複雑な波形となる。
Claims (15)
- 2つのブランチを有する少なくとも1つのMZ型干渉計と、
前記ブランチごとに設けられ前記ブランチを伝播する光信号の光位相を変化させる電圧が印加される駆動信号入力電極と、
前記ブランチごとに設けられ前記ブランチを伝播する光信号の光位相差を調整する電圧が印加される位相差調整用バイアス電極と、
を有する半導体光変調器と、
駆動信号(±Vdata)を生成する駆動アンプと、
前記駆動信号に印加する駆動信号用バイアス電圧V4を生成する駆動信号用バイアス電圧発生器と、
前記位相差調整用バイアス電極に直流の位相差調整用バイアス電圧を印加する位相差調整用バイアス電圧発生器と、
前記駆動アンプと前記駆動信号用バイアス電圧発生器と前記位相差調整用バイアス電圧発生器とを制御しバイアス電圧自動調整を行うコントローラと、
を有し、
前記駆動信号入力電極には前記駆動信号に前記駆動信号用バイアス電圧が印加された電圧(Vdata+V4)と電圧(−Vdata+V4)とが印加され、印加電圧vに対する光位相の変化をiφ(v)と表すときに、前記ブランチを伝播する光信号の光位相にiφ(Vdata+V4)およびiφ(−Vdata+V4)の変化をもたらし、
前記コントローラは、光送信器の立ち上げ時において、前記駆動信号用バイアス電圧の初期値として予め定められた電圧V40を生成するように前記駆動信号用バイアス電圧発生器にコマンドを送り、前記駆動信号入力電極に印加される電圧(±Vdata+V40)を常に正または負の値にさせ、
前記コントローラは、前記駆動信号入力電極に前記電圧(±Vdata+V40)を印加させた後に、前記位相差調整用バイアス電極に前記位相差調整用バイアス電圧を印加させるとともに前記位相差調整用バイアス電圧の電圧値を掃引させるコマンドを前記位相差調整用バイアス電圧発生器に送り、
前記位相差調整用バイアス電圧発生器は、前記MZ型干渉計が有する前記2つのブランチの各々に、電圧(V 70 +V 7 )および電圧(V 70 −V 7 )の2種類の電圧を前記位相差調整用バイアス電圧として印加し、
前記位相差調整用バイアス電圧発生器は、前記位相差調整用バイアス電圧を変更するにあたっては、電圧V 7 のみを変更し、
前記電圧V 70 の値は、前記電圧V 7 の制御範囲内において前記電圧(V 70 +V 7 )および前記電圧(V 70 −V 7 )の値が常に正または負となる固定値であり、
前記コントローラは、前記位相差調整用バイアス電圧を掃引させている際に、前記位相差調整用バイアス電圧が最適になったと判定すると、掃引を停止させるコマンドを前記位相差調整用バイアス電圧発生器に送り、
前記コントローラは、前記位相差調整用バイアス電圧の掃引を停止させた後に、前記駆動信号用バイアス電圧を掃引させるコマンドを前記駆動信号用バイアス電圧発生器に送り、
前記コントローラは、前記駆動信号用バイアス電圧を掃引させている際に、前記駆動信
号用バイアス電圧が最適になったと判定すると、掃引を停止させるコマンドを前記駆動信
号用バイアス電圧発生器に送り、光送信器の立ち上げ時の処理を終了させる、
光送信器。 - 前記コントローラは、光送信器の立ち上げ時において、前記電圧V40の前記駆動信号用バイアス電圧を生成させる前に、前記駆動アンプをオフにし、前記電圧V40の前記駆動信号用バイアス電圧を生成させた後に、前記駆動アンプをオンにする、
請求項1に記載の光送信器。 - 前記コントローラは、光送信器の立ち上げ時において、前記半導体光変調器から出力される変調光の光パワが最大値、最小値または最大値の半分となったときに、前記位相差調整用バイアス電圧が最適になったと判定し、
前記コントローラは、光送信器の立ち上げ時において、前記半導体光変調器から出力される変調光の光パワが最大値、最小値または最大値の半分となったときに、前記駆動信号用バイアス電圧が最適になったと判定し、
前記コントローラによる判定において最大値、最小値または最大値の半分のいずれを用いるかは、予め定められている、
請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の光送信器。 - 前記コントローラは、前記MZ型干渉計をヌル点にバイアスする場合、前記半導体光変調器から出力される変調光の光パワが最大値となったときに、前記駆動信号用バイアス電圧が最適になったと判定する、
請求項3に記載の光送信器。 - 前記半導体光変調器の半波長電圧の2倍に対する駆動信号の電圧振幅(2Vdataの振幅)をスイング率と定義するとき、前記コントローラは、光送信器の立ち上げ時において、前記位相差調整用バイアス電圧を掃引させている期間に前記半導体光変調器に入力される連続光の波長にかかわらずスイング率が50%未満となるように、前記駆動アンプの利得を低減させるかまたは前記駆動信号用バイアス電圧の前記電圧V40を設定し、
前記コントローラは、光送信器の立ち上げ時の処理を終了させた後に、前記駆動アンプの利得を光送信器の通常運用時における利得に変更する、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光送信器。 - 前記駆動信号用バイアス電圧および前記位相差調整用バイアス電圧に周波数fditherのディザリングを加えるディザリング手段と、
前記半導体光変調器から出力される変調光の光パワをモニタするモニタ手段と、
前記モニタ手段によりモニタされた変調光の光パワから周波数fditherの整数倍の成分を同期検波する同期検波手段と、
を更に有し、
前記コントローラは、前記位相差調整用バイアス電圧を掃引させている期間に、前記位相差調整用バイアス電圧に対しディザリングを加えるコマンドを前記ディザリング手段に送り、前記同期検波手段による同期検波結果が0または同期検波結果の絶対値が最大のときに前記位相差調整用バイアス電圧が最適になったと判定して前記位相差調整用バイアス電圧の掃引を停止させ、
前記コントローラは、前記駆動信号用バイアス電圧を掃引させている期間に、前記駆動信号用バイアス電圧に対しディザリングを加えるコマンドを前記ディザリング手段に送り、前記同期検波手段による同期検波結果が0または同期検波結果の絶対値が最大のときに前記駆動信号用バイアス電圧が最適になったと判定して前記駆動信号用バイアス電圧の掃引を停止させ、
前記コントローラによる判定において、同期検波結果が0または同期検波結果の絶対値が最大のいずれを用いるかは、予め定められている、
請求項1に記載の光送信器。 - 同期検波結果が0のときに前記コントローラが掃引を停止させる場合、
前記駆動信号用バイアス電圧および前記位相差調整用バイアス電圧の微小変化に対する同期検波結果の傾斜が正であり、かつ同期検波結果が0のときに掃引を停止させるのか、或いは前記駆動信号用バイアス電圧および前記位相差調整用バイアス電圧の微小変化に対する同期検波結果の傾斜が負であり、かつ同期検波結果が0のときに掃引を停止させるのかのいずれを用いるかは、予め定められている、
請求項6に記載の光送信器。 - 同期検波結果が0のときに前記コントローラが掃引を停止させ、
前記駆動信号用バイアス電圧および前記位相差調整用バイアス電圧の微小変化に対する同期検波結果の傾斜が正であり、かつ同期検波結果が0のときに掃引を停止させるのか、或いは前記駆動信号用バイアス電圧および前記位相差調整用バイアス電圧の微小変化に対する同期検波結果の傾斜が負であり、かつ同期検波結果が0のときに掃引を停止させるのかのいずれを用いるかを選択可能とするスイッチを有する、
請求項6に記載の光送信器。 - 前記MZ型干渉計が有する各ブランチに対応する前記駆動信号入力電極には符号の反転した駆動信号を入力する差動入力型であり、前記駆動信号入力電極へ印加する正相と逆相の駆動信号に対する前記MZ型干渉計の各ブランチでの光位相の変化の大きさが異なる場合、
前記駆動信号用バイアス電圧発生器は、正相用の駆動信号用バイアス電圧と逆相用の駆動信号用バイアス電圧とを発生し、
前記正相用の駆動信号用バイアス電圧により生じる光位相の変化の大きさと、前記逆相用の駆動信号用バイアス電圧により生じる光位相の変化の大きさとが等しくなるように、前記正相用の駆動信号用バイアス電圧と前記逆相用の駆動信号用バイアス電圧とが定められる、
請求項1に記載の光送信器。 - 前記コントローラは、前記駆動信号用バイアス電圧を調整するにあたり、変調光の光パワが予め定められた光パワの目標値に略一致したときに駆動信号用バイアス電圧が最適になったと判定する、
請求項1に記載の光送信器。 - 前記コントローラには、前記光パワの目標値と光波長と信号フォーマットとの3種の関係が予めデータテーブルまたは近似式として記憶されており、
前記コントローラは、前記駆動信号用バイアス電圧を調整する前に、前記データテーブルまたは前記近似式を用いて、前記光パワの目標値を予め定めておく、
請求項10に記載の光送信器。 - 前記駆動信号用バイアス電圧または前記位相差調整用バイアス電圧の少なくとも片方に周波数fditherのディザリングを加えるディザリング手段と、
前記半導体光変調器から出力される変調光の光パワをモニタするモニタ手段と、
前記モニタ手段によりモニタされた変調光の光パワから周波数fditherの整数倍の成分を同期検波する同期検波手段と、
を更に有し、
前記コントローラは、前記位相差調整用バイアス電圧を掃引させている期間に、前記位相差調整用バイアス電圧に対しディザリングを加えるコマンドを前記ディザリング手段に送り、前記同期検波手段による同期検波結果に予め定められた誤差補正用オフセット値を加えた値が0または同期検波結果の絶対値が最大のときに前記位相差調整用バイアス電圧が最適になったと判定して前記位相差調整用バイアス電圧の掃引を停止させ、
前記コントローラは、前記駆動信号用バイアス電圧を掃引させている期間に、前記駆動信号用バイアス電圧に対しディザリングを加えるコマンドを前記ディザリング手段に送り、前記同期検波手段による同期検波結果に予め定められた誤差補正用オフセット値を加えた値が0または同期検波結果の絶対値が最大のときに前記駆動信号用バイアス電圧が最適になったと判定して前記駆動信号用バイアス電圧の掃引を停止させ、
前記コントローラによる掃引を停止させる判定において、前記同期検波手段による同期検波結果に前記誤差補正用オフセット値を加えた値が0または同期検波結果の絶対値が最大のいずれを用いるかはスイッチにより変更可能であり、
前記誤差補正用オフセット値は、前記コントローラによる設定変更により0を含む正負の範囲の値に変更可能である、
請求項1に記載の光送信器。 - 前記半導体光変調器は、IQ変調器であって、前記MZ型干渉計のもつ2つのブランチの各々に2つの子MZ型干渉計が配置されており、
前記2つの子MZ型干渉計の各々に前記駆動信号および前記位相差調整用バイアス電圧が印加され、
前記コントローラは、前記2つのブランチごとに配置された前記2つの子MZ型干渉計それぞれに対して印加される、前記駆動信号用バイアス電圧および前記位相差調整用バイアス電圧を制御する、
請求項1に記載の光送信器。 - 2つのブランチを有する少なくとも1つのMZ型干渉計と、
前記ブランチごとに設けられ前記ブランチを伝播する光信号の光位相を変化させる電圧が印加される駆動信号入力電極と、
前記ブランチごとに設けられ前記ブランチを伝播する光信号の光位相差を調整する電圧が印加される位相差調整用バイアス電極と、
を有する半導体光変調器と、
駆動信号(±Vdata)を生成する駆動アンプと、
前記駆動信号に印加する駆動信号用バイアス電圧V4を生成する駆動信号用バイアス電圧発生器と、
前記位相差調整用バイアス電極に直流の位相差調整用バイアス電圧を印加する位相差調整用バイアス電圧発生器と、
前記駆動アンプと前記駆動信号用バイアス電圧発生器と前記位相差調整用バイアス電圧発生器とを制御しバイアス電圧自動調整を行うコントローラと、
を有し、
前記駆動信号入力電極には前記駆動信号に前記駆動信号用バイアス電圧が印加された電圧(Vdata+V4)と電圧(−Vdata+V4)とが印加され、印加電圧vに対する光位相の変化をiφ(v)と表すときに、前記ブランチを伝播する光信号の光位相にiφ(Vdata+V4)およびiφ(−Vdata+V4)の変化をもたらし、
前記コントローラは、光送信器の立ち上げ時において、光信号の波長および信号フォーマットによって一意に定められる電圧V40を生成するように前記駆動信号用バイアス電圧発生器にコマンドを送り、前記駆動信号入力電極に印加される電圧(±Vdata+V40)を常に正または負の値にさせ、
前記コントローラは、前記駆動信号入力電極に前記電圧(±Vdata+V40)を印加させた後に、前記位相差調整用バイアス電極に前記位相差調整用バイアス電圧を印加させるとともに前記位相差調整用バイアス電圧の電圧値を掃引させるコマンドを前記位相差調整用バイアス電圧発生器に送り、
前記位相差調整用バイアス電圧発生器は、前記MZ型干渉計が有する前記2つのブランチの各々に、電圧(V 70 +V 7 )および電圧(V 70 −V 7 )の2種類の電圧を前記位相差調整用バイアス電圧として印加し、
前記位相差調整用バイアス電圧発生器は、前記位相差調整用バイアス電圧を変更するにあたっては、電圧V 7 のみを変更し、
前記電圧V 70 の値は、前記電圧V 7 の制御範囲内において前記電圧(V 70 +V 7 )および前記電圧(V 70 −V 7 )の値が常に正または負となる固定値であり、
前記コントローラは、前記位相差調整用バイアス電圧を掃引させている際に、前記位相差調整用バイアス電圧が最適になったと判定すると、掃引を停止させるコマンドを前記位相差調整用バイアス電圧発生器に送って光送信器の立ち上げ時の処理を終了させる、
光送信器。 - 前記コントローラは、光送信器の立ち上げ時において、前記電圧V40の前記駆動信号用バイアス電圧を生成させる前に、前記駆動アンプをオフにし、前記電圧V40の前記駆動信号用バイアス電圧を生成させた後に、前記駆動アンプをオンにする、
請求項14に記載の光送信器。
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