JP6367907B2 - ワークライトの空気充填式ランプシェード構造 - Google Patents
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Description
本発明はワークライトの空気充填式ランプシェード構造に関し、特に発光アセンブリの散熱ファンを利用し軟質透光シェードに送風し透光シェードを膨らませ、使用時に衝突による損壊を受けにくいばかりか、透光シェードの空気を抜いた後は縮めて体積を縮小でき、収納に便利なワークライトの空気充填式ランプシェード構造に関する。
一般に工事現場或いは室外では、室内であったり夜間環境であったりすることで、光線が不足し、安全に影響が及ぶことがある。そのため、ワークライト、サーチライト等を利用して充分な照明を提供し、作業の安定を図っている。
本発明者はかつて特許文献1、特許文献2に開示するLED照明デバイスを開発した。
図1に示す通り、デバイスは、スタンド、及びスタンド上に設置する発光アセンブリ1を有する。発光アセンブリ1は、スタンド上に設置するサポートフレーム2、サポートフレーム2上を取り囲んで設置する複数のLED発光板3、及びサポートフレーム2下方に設置される散熱ファン4を有する。散熱ファン4は、上向きに、各LED発光板3背部へ送風でき、強制的に散熱させられる。複数のLED発光板3は、サポートフレーム2上で、照射角度を調整され、スタンドを対応させることで、災害救援現場、工事現場等でワークライトとして使用することができる。
図1に示す通り、デバイスは、スタンド、及びスタンド上に設置する発光アセンブリ1を有する。発光アセンブリ1は、スタンド上に設置するサポートフレーム2、サポートフレーム2上を取り囲んで設置する複数のLED発光板3、及びサポートフレーム2下方に設置される散熱ファン4を有する。散熱ファン4は、上向きに、各LED発光板3背部へ送風でき、強制的に散熱させられる。複数のLED発光板3は、サポートフレーム2上で、照射角度を調整され、スタンドを対応させることで、災害救援現場、工事現場等でワークライトとして使用することができる。
従来の技術においては、発光アセンブリが投射する光線が集中し過ぎ、夜間使用時に人員の視力に損害を与えないよう、及び衝突による損壊を避けようと、特許文献3、特許文献4、特許文献5では、以下のように開示されている。それは、発光アセンブリ外を囲むように、空気充填式軟質ランプシェードを設置するものである。ワークライトの使用時には、光線を均一に外へと拡散し、衝突による損壊を避けられ、ワークライト不使用時には、収納に便利である。
上述の従来の空気充填式軟質ランプシェードは、使用において大きな問題はないが、詳細にその構造を研究した結果、以下のことが発見された。それは、同技術の光線は、均一に周囲へと拡散するが、同一方向へと均一に照射していないということである。例えば、人員がフロア面での作業を行っている時には、フロア面作業照明を強化する必要があるが、上方へと投射される光線は、光線の強度が分散する。
さらに、同従来の技術によるランプシェードは、空気充填後に円桶状を形成するため、その構造は、上、中、下の3枚の布により組成されているが、ミシン縫いにより上、中、下の3枚の布を連接する過程は容易ではない。上布と中布のミシン縫いが完成された後は、中布は基本的に筒状に形成されている。この時、さらに下布をミシン縫いするのは、非常に困難である。しかも、環状を呈する上、下布には、内周に沿ってさらにファスナーをミシン縫いしなければ、発光アセンブリ外側に組み合わせることができないため、製造工程が煩雑である。この種の軟質ランプシェードの製造及び使用を容易にすることが、本発明人が解決しようとする課題である。
本発明の目的は、ワークライトに応用される空気充填式ランプシェード構造で、ランプシェード構造は軟質の上布及び側布により構成され、簡単に円筒状に成形でき、生産コスト削減の長所を備え、実施時には、上布と側布は完全透光材質で完全透光型ランプシェードを形成でき、或いは上布の内側底面は不透光の反光層で、発光アセンブリの光線は、反光層により反射後、下方へと照射し、下方反射型ランプシェードを形成し、こうしてフロア面照明を強化する。
上述した目的を達成するために、本発明によるワークライトの空気充填式ランプシェード構造は、ワークライトの発光アセンブリサポートフレーム外部を覆うことができる軟質透光シェードを有する。該透光シェードは、頂部が封鎖され、底部に開口を有する円筒状を呈し、発光アセンブリの作動時、散熱ファンは、透光シェード底部開口から、下から上へと送風し、透光シェードを膨らませる。該透光シェードは、発光アセンブリサポートフレーム上方に対応する円形上布、及び発光アセンブリサポートフレーム周囲及び下方を取り囲む少なくとも1個の側布を有する。該側布上縁と該上布周縁とは連接し、該側布下縁には、間隔を開けて配列する複数の歯状欠口を有し、しかも相互に隣り合う各歯状欠口辺縁は相互に連接し、徐々に収縮する立体弧状面を形成し、該立体弧状面底縁には、該開口を形成し、しかも開口周縁には、取り外し可能なように発光アセンブリサポートフレーム下方を環状に定位する締め付けベルトを設置する。該上布内側底面には、下方へと延伸し、発光アセンブリサポートフレームに掛ける複数の定位ベルトをさらに設置し、該側布外側には、透光シェードの空気を抜いた後に収束できる収束ベルトを設置する。
上述の構造により、該透光シェードは、上布及び側布が連接し、円筒状を形成し、該透光シェード上に、該締め付けベルト、該定位ベルト、該収束ベルトを容易に設置でき、製造が容易で、しかも該締め付けベルト、該定位ベルトを通して、該発光アセンブリサポートフレーム上に迅速に固定でき、組み立てが非常に容易である。
上述の構造により、該透光シェードは、上布及び側布が連接し、円筒状を形成し、該透光シェード上に、該締め付けベルト、該定位ベルト、該収束ベルトを容易に設置でき、製造が容易で、しかも該締め付けベルト、該定位ベルトを通して、該発光アセンブリサポートフレーム上に迅速に固定でき、組み立てが非常に容易である。
実施時には、該上布の内側底面は不透光の反光層で、これにより該発光アセンブリの光線は、反光層により反射後、下方へと集中して照射され、フロア面作業の照明を強化できる。
実施時には、該側布下方には、少なくとも1個の通気孔を設置し、これにより該透光シェード内部の送風気流は、該通気孔から排出される。
実施時には、該側布の内の一つの歯状欠口上には、ファスナーをミシン縫いし、該ファスナーを開くと、該透光シェード底部開口と連通し、これにより該透光シェードは該発光アセンブリサポートフレームの外部を便利に覆うことができる。
実施時には、該締め付けベルトの両端には、相互に固定可能な一組の嵌接部材或いは粘着接合部材を設置し、しかも該嵌接部材或いは該粘着接合部材は、ファスナーの下方に対応して設置される。
実施時には、該定位ベルトの一端は、該上布内側に固定され、反対端は折り返され、該発光アセンブリサポートフレーム上に掛けて固定され、該定位ベルトの折り返せる一端には、定位ベルトを折り返した後に固定する嵌接部材或いは粘着接合部材を設置し、該複数の定位ベルトの設置により、該透光シェードは、空気充填送風時にも安定して揺れ動かず、光線が揺れ動き照明効果に影響が及ぶことを回避できる。
実施時には、該収束ベルト一端は、側布外側にミシン縫いして固定し、反対端と側布との間には、該収束ベルトを巻き付けて収束後に固定できる嵌接部材或いは粘着接合部材を設置する。
実施時には、該嵌接部材は、相互に嵌合、取り外し可能なオスボタンとメスボタンである。
実施時には、該粘着接合部材は、面ファスナーである。
実施時には、該側布下方には、少なくとも1個の通気孔を設置し、これにより該透光シェード内部の送風気流は、該通気孔から排出される。
実施時には、該側布の内の一つの歯状欠口上には、ファスナーをミシン縫いし、該ファスナーを開くと、該透光シェード底部開口と連通し、これにより該透光シェードは該発光アセンブリサポートフレームの外部を便利に覆うことができる。
実施時には、該締め付けベルトの両端には、相互に固定可能な一組の嵌接部材或いは粘着接合部材を設置し、しかも該嵌接部材或いは該粘着接合部材は、ファスナーの下方に対応して設置される。
実施時には、該定位ベルトの一端は、該上布内側に固定され、反対端は折り返され、該発光アセンブリサポートフレーム上に掛けて固定され、該定位ベルトの折り返せる一端には、定位ベルトを折り返した後に固定する嵌接部材或いは粘着接合部材を設置し、該複数の定位ベルトの設置により、該透光シェードは、空気充填送風時にも安定して揺れ動かず、光線が揺れ動き照明効果に影響が及ぶことを回避できる。
実施時には、該収束ベルト一端は、側布外側にミシン縫いして固定し、反対端と側布との間には、該収束ベルトを巻き付けて収束後に固定できる嵌接部材或いは粘着接合部材を設置する。
実施時には、該嵌接部材は、相互に嵌合、取り外し可能なオスボタンとメスボタンである。
実施時には、該粘着接合部材は、面ファスナーである。
本発明による透光シェードは、上布及び側布が連接し、円筒状を形成し、該透光シェード上に締め付けベルト、定位ベルト、収束ベルトを容易に設置できるため、上、中、下の3枚の布を使用する従来の技術に比べ、製造が容易で、生産コストを効果的に削減できる。しかも、透光シェードは締め付けベルト、定位ベルトを通して、発光アセンブリサポートフレーム上に迅速に固定でき、組み立てが非常に容易である。さらに、上布と側布は完全透光材質で、或いは上布の内側底面は不透光の反光層であるため、発光アセンブリの光線は、反光層により反射された後、下方へと均一に照射される。
以下に本発明の技術内容、構造特徴、達成する目的及び作用効果について、例を挙げ並びに図面を組み合わせて詳細に説明する。
図2に示す通り、本発明によるワークライトに応用される空気充填式ランプシェード構造は、ワークライトの発光アセンブリサポートフレーム100外部を覆う軟質透光シェード10を有する。透光シェード10は、頂部が封鎖され、底部に開口11を有する円筒状を呈する。開口11は、散熱ファン101の上方に対応し、しかも開口11内径は発光アセンブリサポートフレーム100の外径より小さい。
図2〜図4に示す通り、透光シェード10は、発光アセンブリサポートフレーム100上方に対応する円形上布12、及び発光アセンブリサポートフレーム100周囲及び下方を取り囲む少なくとも1個の側布13を有する。側布13上縁はまっすぐで、上布12周縁と連接する。側布13下縁には、間隔を開けて配列する複数の歯状欠口131を有し、しかも相互に隣り合う各歯状欠口131辺縁は相互に連接後、徐々に収縮する立体弧状面132を形成し、これにより透光シェード10は円筒状を形成する。立体弧状面132の形成後、底縁には、該開口11を形成する。実施時には、側布13は一枚、或いは二枚が相互に合わさって形成される。
図3〜図5に示す通り、透光シェード10を発光アセンブリサポートフレーム100外部に設置する便のために、透光シェード10には、複数の定位ベルト20、ファスナー30、及び締め付けベルト40を設置する。
複数の定位ベルト20は、上布12内側底面に設置する。定位ベルト20の一端は、上布12内側に固定され、反対端は下方へと延伸して折り返し、発光アセンブリサポートフレーム100上に掛けて固定される。複数の定位ベルト20は、先に上布12と固定後、上布12はさらに側布13と連接する。定位ベルト20の折り返される一端には、嵌接部材21或いはその他の粘着接合部材を設置し、これにより定位ベルト20は折り返された後に固定される。図中の嵌接部材21は、相互に嵌合、取り外しが可能なオスボタンとメスボタンである。
ファスナー30は、側布13の内の一つの歯状欠口131上にミシン縫いされ、締め付けベルト40は、開口11周縁に設置され、従来の技術に比べて製造が容易である。締め付けベルト40の両端には、相互に固定可能な一組の粘着接合部材41或いはその他嵌接部材を設置し、これにより締め付けベルト40は、取り外し可能なように、発光アセンブリサポートフレーム100下方を取り囲み定位される。図中の粘着接合部材41は、相互に接着可能な面ファスナーを例とする。
粘着接合部材41は、ファスナー30の下方に対応して設置される。透光シェード10の取り付けの準備時には、ファスナー30を開き、透光シェード10底部の開口11と連通させる。これにより、複数の定位ベルト20を先に発光アセンブリサポートフレーム100上に掛ける。次に、透光シェード10により、上から下へと、発光アセンブリサポートフレーム100の外部を覆う。続いて、ファスナー30を引いて封鎖し、締め付けベルト40両端を相互に接着して締め、こうして透光シェード10は、発光アセンブリサポートフレーム100外部に固定される。このように、組み立ては非常に容易である。
図6に示す通り、側布13下方には、少なくとも1個の通気孔14を設置する。発光アセンブリの作動時、散熱ファン101は、透光シェード10底部開口11より、下から上へと送風し、これにより透光シェード10は膨らみ、送風気流は通気孔14から排出される。複数の定位ベルト20の設置により、透光シェード10は、空気充填送風時にも安定して揺れ動かず、光線は均一に外へと拡散する。こうして、夜間の使用時に、人員の視力の損害を引き起こすことはなくなり、しかも透光シェード10は軟質布を使用するため、使用時には衝突による損壊の恐れが低い。
さらに、上布12と側布13はすべて、透光材質を採用するため、完全透光型ランプシェードを形成できる。或いは図7に示す通り、上布12は不透光の軟質布片を採用し、しかも内側底面には反光層を接着することで、発光アセンブリの光線は反光層により反射された後、下方へと集中照射し、下方への反射型ランプシェードを形成し、こうしてフロア面作業の照明を強化できる。
また、図8に示す通り、側布13外側には、収束ベルト50を設置する。収束ベルト50一端は、側布13外側にミシン縫いして固定し、反対端と側布13との間には、収束ベルト50を巻き付けて収束後に固定できる嵌接部材51或いはその他粘着接合部材を設置する。図中では、嵌接部材を例とする。発光アセンブリが運転を停止すると、透光シェード10は自然に空気が抜ける。この時、収束ベルト50を利用し、透光シェード10を発光アセンブリサポートフレーム100の外部に収束させることができる。これにより、収納体積を縮小できるばかりか、発光アセンブリの衝突防止と保護の効果を間接的に提供することができる。
上述の実施例は僅かに本発明の原理及びその作用効果を説明するものであり、本発明を制限するものではない。これにより、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が上述の実施例に対してなし得る修正或いは変化は、すなわち、本発明の精神より逸脱しない。本発明はすでに産業上の利用性、新規性及び進歩性を有し、並びに特許の要件を満たす。
1 発光アセンブリ
2 サポートフレーム
3 LED発光板
4 散熱ファン
100 サポートフレーム
101 散熱ファン
10 透光シェード
11 開口
12 上布
13 側布
131 歯状欠口
132 立体弧状面
14 通気孔
20 定位ベルト
21 嵌接部材
30 ファスナー
40 締め付けベルト
41 粘着接合部材
50 収束ベルト
51 嵌接部材
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3 LED発光板
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101 散熱ファン
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14 通気孔
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21 嵌接部材
30 ファスナー
40 締め付けベルト
41 粘着接合部材
50 収束ベルト
51 嵌接部材
Claims (5)
- ワークライトの空気充填式ランプシェード構造であって、ワークライトの発光アセンブリサポートフレーム外部を覆うことができる軟質透光シェードを有し、
前記透光シェードは、頂部が封鎖され、底部に開口を有する円筒状を呈し、
発光アセンブリの作動時、散熱ファンは、透光シェード底部開口から、下から上へと送風し、透光シェードを膨らませ、
前記透光シェードは、発光アセンブリサポートフレーム上方に対応する円形上布、及び発光アセンブリサポートフレーム周囲及び下方を取り囲む少なくとも1個の側布を有し、 前記側布上縁と前記上布周縁とは連接し、前記側布下方には、間隔を開けて配列する複数の歯状欠口を有し、しかも相互に隣り合う各歯状欠口辺縁は相互に連接し、徐々に収縮する立体弧状面を形成し、
前記立体弧状面底縁には、前記開口を形成し、しかも開口周縁には、取り外し可能なように発光アセンブリサポートフレーム下方を環状に定位する締め付けベルトを設置し、
前記上布の内側底面は、不透光の反光層で、並びに下方へと延伸し、発光アセンブリサポートフレームに掛ける複数の定位ベルトを設置し、前記定位ベルトの一端は、前記上布内側に固定され、反対端は折り返され、前記発光アセンブリサポートフレーム上に掛けて固定され、前記定位ベルトの折り返せる一端には、定位ベルトを折り返した後に固定する嵌接部材或いは粘着接合部材を設置し、
前記側布外側には、透光シェードの空気を抜いた後に収束できる収束ベルトを設置し、前記側布の内の一つの歯状欠口上には、ファスナーをミシン縫いし、前記締め付けベルトの両端には、相互に固定可能な一組の嵌接部材或いは粘着接合部材を設置し、しかも前記嵌接部材或いは前記粘着接合部材は、ファスナーの下方に対応して設置されることを特徴とするワークライトの空気充填式ランプシェード構造。 - 前記側布下方には、少なくとも1個の通気孔を設置することを特徴とする請求項1に記載のワークライトの空気充填式ランプシェード構造。
- 前記収束ベルト一端は、側布外側にミシン縫いして固定し、反対端と側布との間には、前記収束ベルトを巻き付けて収束後に固定できる嵌接部材或いは粘着接合部材を設置することを特徴とする請求項1に記載のワークライトの空気充填式ランプシェード構造。
- 前記嵌接部材は、相互に嵌合、取り外し可能なオスボタンとメスボタンであることを特徴とする請求項1〜3の任意の一項に記載のワークライトの空気充填式ランプシェード構造。
- 前記粘着接合部材は、面ファスナーであることを特徴とする請求項1〜3の任意の一項に記載のワークライトの空気充填式ランプシェード構造。
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