JP6367348B2 - 経頭蓋磁気刺激システム - Google Patents
経頭蓋磁気刺激システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6367348B2 JP6367348B2 JP2016552864A JP2016552864A JP6367348B2 JP 6367348 B2 JP6367348 B2 JP 6367348B2 JP 2016552864 A JP2016552864 A JP 2016552864A JP 2016552864 A JP2016552864 A JP 2016552864A JP 6367348 B2 JP6367348 B2 JP 6367348B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- patient
- coil
- axis
- magnetic stimulation
- stimulation system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000011491 transcranial magnetic stimulation Methods 0.000 title claims description 60
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 360
- 230000000638 stimulation Effects 0.000 claims description 16
- 210000004556 brain Anatomy 0.000 claims description 6
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 claims 1
- 210000003128 head Anatomy 0.000 description 82
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 65
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 20
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 17
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 8
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 8
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 7
- 210000003491 skin Anatomy 0.000 description 6
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000036461 convulsion Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 210000000624 ear auricle Anatomy 0.000 description 2
- 210000001061 forehead Anatomy 0.000 description 2
- 238000011369 optimal treatment Methods 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000011514 reflex Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 230000001225 therapeutic effect Effects 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 210000002615 epidermis Anatomy 0.000 description 1
- 210000002569 neuron Anatomy 0.000 description 1
- 230000004936 stimulating effect Effects 0.000 description 1
- 238000002560 therapeutic procedure Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N2/00—Magnetotherapy
- A61N2/004—Magnetotherapy specially adapted for a specific therapy
- A61N2/006—Magnetotherapy specially adapted for a specific therapy for magnetic stimulation of nerve tissue
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N1/00—Electrotherapy; Circuits therefor
- A61N1/02—Details
- A61N1/04—Electrodes
- A61N1/05—Electrodes for implantation or insertion into the body, e.g. heart electrode
- A61N1/0526—Head electrodes
- A61N1/0529—Electrodes for brain stimulation
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N2/00—Magnetotherapy
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N2/00—Magnetotherapy
- A61N2/02—Magnetotherapy using magnetic fields produced by coils, including single turn loops or electromagnets
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N1/00—Electrotherapy; Circuits therefor
- A61N1/02—Details
- A61N1/04—Electrodes
- A61N1/05—Electrodes for implantation or insertion into the body, e.g. heart electrode
- A61N1/0526—Head electrodes
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Neurology (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Psychology (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Magnetic Treatment Devices (AREA)
Description
特許文献2には、構成部品または器具を位置決めおよび移動するためのロボット化された装置およびそのような装置を含む治療装置が開示されている。このシステムでは、経頭蓋磁気刺激装置の可動部位が全てロボット化されており、患者頭部の刺激位置をあらかじめ装置に認識させておくことで、経頭蓋磁気刺激コイルアッセンブリを自動で前記刺激位置に位置決めすることを可能にしている。
特許文献2のシステムでは、赤外線ステレオカメラを用いて患者の頭部位置を認識し、MRI画像とマッチングさせて、ロボットデバイスにより、経頭蓋磁気刺激コイルアッセンブリを自動で指定した位置までナビゲートする。この赤外線ステレオカメラとロボットデバイスは、いずれも非常に高価であり、一般的な治療用途に導入し難い。
コイル(22)を用いて患者の脳を磁気刺激する経頭蓋磁気刺激システムにおいて、
患者を支持する支持機構(30)と、
前記支持機構(30)に支持された患者の頭部に対してその前後方向に伸びる第1の軸(220)を中心に前記コイル(22)を左右に移動させる第1の機構(200)と、
前記第1の機構(200)に支持され、前記支持機構(30)に支持された患者の頭部に対してその左右方向に伸びる第2の軸(320)を中心に前記コイル(22)を前後に移動させる第2の機構(300)を備えており、
前記第1の機構(200)は、前記第1の軸(220)を中心とする第1の仮想曲面に沿って前記コイル(22)を左右に移動させ、
前記第2の機構(300)は、前記第2の軸(320)を中心とする第2の仮想曲面に沿って前記コイル(22)を前後に移動させることを特徴とする。
前記第2の機構(300)は、前記第2の軸(220)を中心とする円弧に沿って伸びるアーム(301)を有し、
前記アームに沿って前記コイル(20)が前後に移動するように構成されていることを特徴とする。
患者を支持する支持機構(30)と、
前記支持機構(30)に支持された患者の頭部に対してその前後方向に伸びる第1の軸(220)を中心に前記コイル(22)を左右に移動させる第1の機構(200)と、
前記第1の機構(200)に支持され、前記支持機構(30)に支持された患者の頭部に対してその左右方向に伸びる第2の軸(320)を中心に前記コイル(22)を前後に移動させる第2の機構(300)と、
前記第2の機構(300)に支持され、前記第1の軸(220)と前記第2の軸(320)との交点から前記第2の軸(320)の放射方向に向けて伸びる第3の軸(90)を中心に前記コイル(22)を回転させる第3の機構(400)を備えていることを特徴とする。
前記第1の軸(220)を中心とする前記コイル(22)の位置を示すインジケータ(218)と、
前記第2の軸(320)を中心とする前記コイル(22)の位置を示すインジケータ(315、316)を備えていることを特徴とする。
前記第5の機構(100)が、
前記患者の正中線に沿った方向に配置されたガイド(101)と、
前記ガイド(101)に沿って移動可能に支持されると共に互いに分離可能に連結可能な第1のキャリッジ(102)と第2のキャリッジ(103)と、
前記第1のキャリッジ(102)を前記患者の正中線に沿った方向に移動させる移動機構(104)を有し、
前記コイル(22)が前記第2のキャリッジ(103)に支持されていることを特徴とする。
前記第1のキャリッジ(102)が、前記第2のキャリッジ(103)より下方に配置されており、
前記第2のキャリッジ(103)が、前記第1のキャリッジ(102)から分離して、前記ガイドに沿って、前記コイル(22)と共に前記第1のキャリッジ(102)から離れる方向に移動できるように構成されていること
を特徴とする。
前記支持機構(30)に支持された患者の頭部を支持するヘッドレスト(601)と、
前記ヘッドレスト(601)を前記患者の頭部に対してその前後方向及び上下方向に調整する機構(610、611)とを備えていることを特徴とする。
前記コイル(22)を収容するケーシング(21)を有し、
前記ケーシング(21)は患者の頭部に接触する面(23)を有し、
前記面(23)は前記ヘッドレスト(601)と共に、前記支持機構(30)に支持された患者の頭部を支持するように構成されていることを特徴とする。
図1、2は、システム(全体を符号10で示す。)の全体を示す。図示するように、システム10は、患者頭部の所望位置に磁気刺激を与えるコイル装置20を含む。実施形態では、コイル装置20は、図3に示すように、コイルケーシング21を有し、該コイルケーシング21の中に8の字コイル22を内蔵している。図1、2に戻り、システム10はまた、治療中の患者を支持する椅子(支持機構)30と、椅子30に座った患者に対してコイル装置を繰り返し適正位置に設定するために、調整機構(後述する)と患者頭部の位置決め機構(後述する)を備えている。実施形態では、支持機構として椅子を採用しているが、支持機構は患者を治療姿勢のままで安定に支持できる機能を備えていればよく、例えばベッドのようなものであってもよい。
実施形態では、図1、2に示すように、椅子30は、一般的な椅子と同様に、座部31、脚部32、背もたれ部33、及び左右の肘掛34を含む。ただし、肘掛34は省略することもできる。実施形態では、背もたれ部33は、所定角度(例えば、垂直面に対して約35度、水平面に対して約55度)傾斜させ、患者がリラックスした状態で座ることができるようにしてある。なお、以下の説明では、図面に表された部材等の位置等を説明するうえで、椅子30に座った患者を基準に、患者の左手側及び右手側をそれぞれシステム10の左側及び右側という。また、椅子30に座った患者に近い側を「前部」又は「前方」といい、椅子30に座った患者から離れている側を「後部」又は「後方」という。
図1、2、4、5に示すように、システム10の筐体(ハウジング)40は、全体の骨格を形成するフレーム41(図5参照)と、フレーム41を覆う複数のパネル42(図1、2、4参照)を有する。図示しないが、パネル42によって囲まれた空間の中には、コイルに電力を供給する電源80(図23参照)と、電源80を制御してコイル22に加える電流を制御するコントローラ70(図23参照)が収容されている。実施形態では、図示するように、椅子30の背もたれ部33の傾斜に合わせて、前フレーム部分43(図5参照)が後方に向かって傾斜している。
調整機構は、椅子30に座った患者に対して、コイル装置20の高さ・左右方向の位置・前後方向の位置・コイル中心軸(ヨーイング軸)90(図13参照)周りのコイルの角度・椅子に座った患者頭部とコイルとの距離を調整するもので、例えば、昇降機構(第5の機構)100、ローリング機構(第1の機構)200、ピッチング機構(第2の機構)300、ヨーイング・進退機構(第3の機構と第4の機構)400を備えている。
図5を参照すると、昇降機構100は、システム筐体40の前フレーム部分43に固定されたガイド又はガイドレール101を有する。ガイドレール101は、椅子30に座った患者の正中線と平行又はほぼ平行な方向に向けて配置されている。実施形態では、一対のガイドレール101が、前フレーム部分43の傾斜に合わせて、左右方向に所定の間隔をあけて平行に固定されている。ガイドレール101は、ガイドレール101に沿って上下に移動する2つのキャリッジ−下段キャリッジ102(第1のキャリッジ)と上段キャリッジ103(第2のキャリッジ)−を支持している。
図6〜図9に示すように、ローリング機構200は、ブラケット201(図9参照)を介して上段キャリッジ103に固定された固定フレーム202を有する。固定フレーム202は、ローリング軸(第1の軸)220(図9参照)に沿って伸びるローリングシャフト203を、ローリング軸220を中心に回転可能に支持している。ローリングシャフト203を回転させることにより、後述するロールプレート等を介して支持されているコイル22は、ローリング軸220を中心とする仮想曲面(第1の仮想曲面)上を左右に揺動することになる。このとき、仮想曲面は、真円状であっても楕円状であってもよい。図示するように、ローリングシャフト203は、後方から前方に斜め上方に向けられている。垂直軸(図示せず)とローリングシャフト203のなす角度は、コイル装着ユニット50に装着されたコイル22が、所定範囲に亘って患者の頭部表面を走査できる角度であればよく、例えば約75度である。実施形態では、固定フレーム202は、固定フレーム202に対してローリングシャフト203を回転不能にロックするロック機構204(図9参照)を備えている。
図10、11、12に示すように、ピッチング機構300は、前ロールプレート205の左右端部から前方に向けて円弧状に且つ平行に伸びる一対のアーム301を有する。図11に示すように、アーム301はその下方に位置するピッチング軸(第2の軸)320を中心とする円弧に沿って伸びている。実施形態では、ピッチング軸320は、ローリングシャフト203のローリング軸(第1の軸)220と直交している。ローリング軸220とピッチング軸320が「直交」するとは、ローリング220を中心とする放射方向(矢印350方向)から該ローリング軸220を見たとき、該ローリング軸220にピッチング軸320が直交又はほぼ直交しているという意味である。したがって、本発明は、図11に示すようにローリング軸220とピッチング軸320が互いに交差する形態だけでなく、図11の矢印350方向にローリング軸220とピッチング軸320が離れて交差しない形態も含む。
図13、14に示すように、ヨーイング・進退機構400は位置決めプレート401を有する。位置決めプレート401はピッチングフレーム303に固定されている。位置決めプレート401の上には、ヨーイングブロック402が位置決めプレート401に対してヨーイング軸90を中心に回転可能に且つ位置決めプレート401に対してヨーイング軸90の方向に移動不能に設けてある。ヨーイングシャフト403は、ヨーイング軸90(第3の軸)に沿って配置され、位置決めプレート401とヨーイングブロック402を垂直に貫通しており、位置決めプレート401に対してヨーイング軸90を中心に回転可能に且つヨーリングシャフト403と共にヨーイング軸90を中心に回転可能に設けてある。
本実施形態のシステムは、3つの患者位置決め機構−第1位置決め機構500、第2位置決め機構600、第3位置決め機構700を有する。第1位置決め機構500は、患者の皮膚に設けたマークを利用して患者を適正な姿勢に誘導するものである。第2位置決め機構600は、椅子に座った患者の頭部をその背後から支持して位置決めするものである。第3位置決め機構700は、椅子に座った患者のあごをその下から支持するものである。第1〜第3位置決め機構はそれぞれ、機構内の移動部材の位置を固定するロック機構、また、その位置を示す位置表示機構を有することが好ましい。ロック機構により治療時に確実に患者の位置を維持するための助けとなり、また位置表示機構により患者の位置再現が容易となる。さらに、部材の移動を停止させるブレーキ機構を有していてもよい。
図15〜図17を参照すると、第1位置決め機構500は、固定フレーム202の左右両側にそれぞれ固定されている。各第1位置決め機構500は、患者頭部の側面、例えば、対応する左側又は右側の耳たぶの後方に付けたマーキング(特定部)800(図22参照)に向けて光を送る発光部(発光素子)と該マーキングで反射した光を受ける受光部(受光素子)を含む光デバイスからなるセンサ502と、マーキングとマーキングに当たった光を撮影するカメラ503(図16参照)を含む。なお、図15〜17において位置決め機構500は固定フレーム202に連結されているが、これは実施形態の一つであって、後述する第2位置決め機構(600)の水平方向および垂直方向の可動部に連結してもよい。
また、センサ502は、頭幅の個体差によって、センサとマーキングとの距離が検出範囲を超えてしまい、センサ502を動かさなければ検出できない場合が生じることを防ぐため、頭幅の個体差によって生じる距離よりも広い検出範囲を有することが好ましい。
図18〜図20に示すように、第2位置決め機構600は、2つの第1位置決め機構500の間で固定フレーム202に支持されており、椅子に座った患者の後頭部を支持するヘッドレスト601と、後方から前方に向けて所定角度(例えば、約15度)斜め上方に傾斜した方向とこれに直交する方向(以下、これらの方向は正確な意味で水平、垂直方向ではないが、説明の便宜上、第2位置決め機構600に関連した説明では「水平方向(前後方向)」、「垂直方向」という。)にヘッドレスト601を移動させる2つの移動機構610、611を備えている。以下、水平方向(前後方向)の移動機構を「水平移動機構」、垂直方向の移動機構を「垂直移動機構」という。
図21に示すように、第3位置決め機構700は、椅子30に座った患者のあごを支持するもので、椅子30に固定されたポスト(柱)701と、ポスト701に連結された水平アーム702と、水平アーム702の先端に取り付けたチンレスト703を有する。なお、水平アーム702は2本のアームを回転可能に且つ固定可能に連結して構成されているが、1本のアームで構成してもよいし、3本以上のアームで構成してもよい。また、水平アーム702及びこれに支持されたチンレスト703は、ロック機構704等によって、ポスト701に対して固定できるようにしてもよい。このように構成された第3位置決め機構700を利用すれば、椅子30に座った患者の頭を、ヘッドレスト601、チンレスト703、コイル装置20によってそれぞれ別々の方向(背後、下方、上方)から支持することで、患者の頭ができるだけ動かないように規制できる。
以上の構成からなるシステム10の操作を説明する。
患者の治療に最も適したシステム10の条件(例えば、患者に対するコイル装置の高さ、左右方向の位置(ローリング量)と前後方向の位置(ピッチング量)、ヨーイング角、距離)を決定する。このシステム条件決定作業は、椅子に座った患者に対してコイル装置20を移動及び回転し、最も効果的な磁気刺激を目標部位に与えることができる条件を決定するものである。
2回目以降の磁気刺激治療に際しては、まず上述のシステム条件決定作業(1回目の治療)で決定された最適条件にシステム10を設定する。最適条件の設定は、インジケータの値がそれぞれの最適値になるように、昇降機構100、ローリング機構200、ピッチング機構300、ヨーイング・進退機構400、第1位置決め機構500及び第2位置決め機構600を調整する。このように、位置表示機構(インジケータ)を有することによって、最適刺激位置に容易かつ再現性良く、コイルを再設定できる。したがって、筋電計や3次元計測システム等を使用する必要はない。
上記実施形態は種々改変可能ある。
20:コイル装置
21:コイルケーシング
22:コイル
23:ケーシング面(頭部接触面)
30:椅子(支持機構)
31:座部
32:脚部
33:背もたれ部
34:肘掛け
40:筐体(ハウジング)
41:フレーム
42:パネル
43:前フレーム部分
50:装着ユニット
70:コントローラ
71:記憶部
72:演算部
80:電源
90:コイル中心軸(第3の軸)
100:昇降機構(第5の機構)
101:ガイドレール(ガイド)
102:下段キャリッジ
103:上段キャリッジ
104:移動機構
105:ねじ軸
106、107:軸受
108:ハンドル
109:ナット
110:ロック機構(下段キャリッジロック機構)
111:インジケータ
112:プーリ
113:定荷重ばね
114:ロック機構(上段キャリッジロック機構)
115:係合部
116:被係合部
117:開口
118、119:シャッタ
120:取っ手
130:ばね機構
200:ローリング機構(第1の機構)
201:ブラケット
202:固定フレーム
203:ローリングシャフト
204:ロック機構(ローリングシャフトロック機構)
205:前ロールプレート
206:後ロールプレート
207:前ハンドル
208:後ハンドル
209:ブラケット
210:連結シャフト
211:引張コイルばね
212:フリクションプレート
213:突起部
214:定荷重ばね機構
215:回転板
216:コイルばね
217:ワイヤ
218:インジケータ
220:第1の軸
300:ピッチング機構(第2の機構)
301:アーム
302:ガイドレール
303:ピッチングフレーム(ピッチングプレート)
304:ストッパ
305:連結部材
306:ブレーキプレート
307、308:コイルばね
309、310:ブレーキパッド
311、312:ブレーキ解除ハンドル
313、314:ロック機構
315:目盛(インジケータ)
316:目盛指示板(インジケータ)
317:連結部材
320:第2の軸
400:ヨーイング・進退機構(第3の機構、第4の機構)
401:位置決めプレート
402:ヨーイングブロック
403:ヨーイングシャフト
404:目盛支持ブロック
405:目盛板(インジケータ)
406:目盛指示部(インジケータ)
407:穴
408:インデックスプランジャ
410:上突出部
411:下突出部
412:垂直ガイド部
413:支持ブロック
415:水平連結部
416:ねじ軸
417:被ガイド部
418:垂直面
419:上突出部
420:下突出部
422:摘まみ
423:インジケータ
424:ロック機構
425:ストッパ
500:第1位置決め機構
502:センサ
503:カメラ
504:ディスプレイ
505:ケーシング
506:垂直移動機構
507:水平(前後)移動機構
510:基板
511:カバー
512:プーリ
513:ベルト
514:歯車
515:歯車
516:操作摘まみ
517:ガイド部
518:連結部材
520:基板
521:カバー
522:プーリ
523:ベルト
524:歯車
525:歯車
526:操作摘まみ
527:ガイド部
528:キャリッジ
529:開口
531、532:インジケータ
533、534:ロック機構
600:第2位置決め機構
600:第2位置決め機構
601:ヘッドレスト
610:水平(前後)移動機構
611:垂直移動機構
612:ブラケット
613:固定ブロック
614:水平(前後)移動ブロック
615:ねじ軸(水平(前後)方向)
616:ねじ軸(垂直方向)
617:昇降ブロック
618:基板
619:摘まみ
620:摘まみ
621:シャフト
622:スイッチ
625、626:インジケータ
627、628:ロック機構
700:第3位置決め機構
701:ポスト
702:水平アーム
703:チンレスト
800:マーキング(特定部)
801:重なり率
802:警告
803、804:画像
805:光スポット
810:表示
Claims (20)
- コイル(22)を用いて患者の脳を磁気刺激する経頭蓋磁気刺激システムにおいて、
患者を支持する支持機構(30)と、
前記支持機構(30)に支持された患者の頭部に対してその前後方向に伸びる第1の軸(220)を中心に前記コイル(22)を左右に移動させる第1の機構(200)と、
前記第1の機構(200)に支持され、前記支持機構(30)に支持された患者の頭部に対してその左右方向に伸びる第2の軸(320)を中心に前記コイル(22)を前後に移動させる第2の機構(300)を備えており、
前記第1の機構(200)は、前記第1の軸(220)を中心とする第1の仮想曲面に沿って前記コイル(22)を左右に移動させ、
前記第2の機構(300)は、前記第2の軸(320)を中心とする第2の仮想曲面に沿って前記コイル(22)を前後に移動させることを特徴とする経頭蓋磁気刺激システム。 - 前記第2の機構(300)は、前記第2の軸(220)を中心とする円弧に沿って伸びるアーム(301)を有し、
前記アームに沿って前記コイル(20)が前後に移動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の経頭蓋磁気刺激システム。 - コイル(22)を用いて患者の脳を磁気刺激する経頭蓋磁気刺激システムにおいて、
患者を支持する支持機構(30)と、
前記支持機構(30)に支持された患者の頭部に対してその前後方向に伸びる第1の軸(220)を中心に前記コイル(22)を左右に移動させる第1の機構(200)と、
前記第1の機構(200)に支持され、前記支持機構(30)に支持された患者の頭部に対してその左右方向に伸びる第2の軸(320)を中心に前記コイル(22)を前後に移動させる第2の機構(300)と、
前記第2の機構(300)に支持され、前記第1の軸(220)と前記第2の軸(320)との交点から前記第2の軸(320)の放射方向に向けて伸びる第3の軸(90)を中心に前記コイル(22)を回転させる第3の機構(400)を備えていることを特徴とする経頭蓋磁気刺激システム。 - 前記第1の軸(220)と前記第2の軸(320)が直交していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。
- 前記第3の軸(90)が前記第1の軸(220)及び前記第2の軸(320)と交差することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。
- 前記コイル(22)を前記第3の軸(90)に沿って移動させる第4の機構(400)を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。
- 前記第1の軸(220)を中心とする前記コイル(22)の位置を示すインジケータ(218)と、
前記第2の軸(320)を中心とする前記コイル(22)の位置を示すインジケータ(315、316)を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。 - 前記第3の軸(90)を中心とする前記コイル(22)の位置を示すインジケータ(405、406)を備えていることを特徴とする請求項7の経頭蓋磁気刺激システム。
- 前記第3の軸(90)に沿った前記コイル(22)の位置を示すインジケータ(423)を備えていることを特徴とする請求項6又は7の経頭蓋磁気刺激システム。
- 前記第1の機構(200)は、前記第2の軸(320)を中心に前記コイル(22)を左右に移動する負荷を軽減する機構(214)を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。
- 前記第1の機構(200)を前記支持機構(30)に支持された患者の正中線に沿った方向に移動させる第5の機構(100)を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。
- 前記第5の機構(100)は、
前記患者の正中線に沿った方向に配置されたガイド(101)と、
前記ガイド(101)に沿って移動可能に支持されると共に互いに分離可能に連結可能な第1のキャリッジ(102)と第2のキャリッジ(103)と、
前記第1のキャリッジ(102)を前記患者の正中線に沿った方向に移動させる移動機構(104)を有し、
前記コイル(22)が前記第2のキャリッジ(103)に支持されていることを特徴とする請求項11の経頭蓋磁気刺激システム。 - 前記移動機構(104)は、患者に対するコイル(22)の位置を示す位置表示機構(111)を備えていることを特徴とする請求項12の経頭蓋磁気刺激システム。
- 前記第5の機構(100)は、前記第2のキャリッジ(103)を移動する際の負荷を軽減する機構(130)を有することを特徴とする請求項11〜13のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。
- 前記第1のキャリッジ(102)は、前記第2のキャリッジ(103)より下方に配置されており、
前記第2のキャリッジ(103)は、前記第1のキャリッジ(102)から分離して、前記ガイドに沿って、前記コイル(22)と共に、前記第1のキャリッジ(102)から離れる方向に移動できるように構成されていることを特徴とする、請求項12〜14のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。 - 前記支持機構(30)に支持された患者の頭部を支持するヘッドレスト(601)と、
前記ヘッドレスト(601)を前記患者の頭部に対してその前後方向及び上下方向に調整する機構(610、611)とを備えていることを特徴とする請求項1〜15のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。 - 患者の頭部に対する前記ヘッドレスト(601)の前後方向の位置及び上下方向の位置を示すインジケータ(625、626)を備えていることを特徴とする請求項1〜16のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。
- 前記コイル(22)を収容するケーシング(21)を有し、
前記ケーシング(21)は患者の頭部に接触する面(23)を有し、
前記面(23)は前記ヘッドレスト(601)と共に、前記支持機構(30)に支持された患者の頭部を支持するように構成されていることを特徴とする請求項1〜17のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。 - 患者に付されたマーキング(800)を利用して患者頭部を前記コイル(22)に対して位置決めするための位置決め機構(500)を備えていることを特徴とする請求項1〜18のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。
- 前記第2の機構(300)に支持され、前記第2の軸(320)上にあって前記第1の軸(220)に最も近い点から前記第2の軸(320)の放射方向に向けて伸びる第3の軸(90)を中心に前記コイル(22)を回転させる第3の機構(400)を備えていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかの経頭蓋磁気刺激システム。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014206622 | 2014-10-07 | ||
JP2014206622 | 2014-10-07 | ||
PCT/JP2015/074582 WO2016056326A1 (ja) | 2014-10-07 | 2015-08-31 | 経頭蓋磁気刺激システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016056326A1 JPWO2016056326A1 (ja) | 2017-07-20 |
JP6367348B2 true JP6367348B2 (ja) | 2018-08-01 |
Family
ID=55652950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016552864A Active JP6367348B2 (ja) | 2014-10-07 | 2015-08-31 | 経頭蓋磁気刺激システム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20170291037A1 (ja) |
JP (1) | JP6367348B2 (ja) |
WO (1) | WO2016056326A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018045438A1 (en) * | 2016-09-12 | 2018-03-15 | Embraer S.A. | Brain stimulation system and method to provide a sense of wellbeing |
DE102017104627A1 (de) * | 2017-03-06 | 2018-09-06 | Mag & More Gmbh | Positionierhilfe für tms |
US20190059850A1 (en) | 2017-08-25 | 2019-02-28 | Neural Analytics, Inc. | Portable headset |
KR102042902B1 (ko) * | 2017-12-18 | 2019-11-08 | 한국 한의학 연구원 | 3차원 안면 진단 장치의 동작 방법 |
US11484287B2 (en) * | 2019-02-14 | 2022-11-01 | Novasignal Corp. | Systems and methods for modular headset system |
AU2020479533A1 (en) | 2019-12-04 | 2022-07-07 | Kenneth Paulus | Magnetic nerve stimulator |
KR102495396B1 (ko) * | 2020-10-26 | 2023-02-06 | 주식회사 피치랩 | 의료용 다자유도 로봇 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3427001C1 (de) * | 1984-07-21 | 1986-02-06 | Dornier System Gmbh, 7990 Friedrichshafen | Ortungs- und Positioniervorrichtung |
US5417210A (en) * | 1992-05-27 | 1995-05-23 | International Business Machines Corporation | System and method for augmentation of endoscopic surgery |
JP2001046524A (ja) * | 1999-08-10 | 2001-02-20 | Kyoichi Nakagawa | 磁気治療器の椅子型保持装置 |
WO2003098268A1 (en) * | 2002-05-17 | 2003-11-27 | Musc Foundation For Research Development | Method, apparatus, and system for automatically positioning a probe or sensor |
US7651459B2 (en) * | 2004-01-06 | 2010-01-26 | Neuronetics, Inc. | Method and apparatus for coil positioning for TMS studies |
WO2008001003A2 (fr) * | 2006-06-26 | 2008-01-03 | UNIVERSITE LOUIS PASTEUR (Etablissement Public à Caractère Scientifique, Culturel et Professionnel) | Installation robotisee pour le positionnement et le deplacement d'un organe ou instrument et appareil de traitement comprenant une telle installation |
US20080262287A1 (en) * | 2007-04-14 | 2008-10-23 | Etis Investments, Inc. | System for delivery of magnetic stimulation |
-
2015
- 2015-08-31 JP JP2016552864A patent/JP6367348B2/ja active Active
- 2015-08-31 US US15/516,975 patent/US20170291037A1/en not_active Abandoned
- 2015-08-31 WO PCT/JP2015/074582 patent/WO2016056326A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20170291037A1 (en) | 2017-10-12 |
WO2016056326A1 (ja) | 2016-04-14 |
JPWO2016056326A1 (ja) | 2017-07-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6367349B2 (ja) | 経頭蓋磁気刺激システム | |
JP6367348B2 (ja) | 経頭蓋磁気刺激システム | |
ES2327892T3 (es) | Sistema de monitorizacion del movimiento del paciente para terapia de protones. | |
US6443960B1 (en) | Apparatus for light beam guided biopsy | |
US9282936B2 (en) | Image diagnostic apparatus, X ray computed tomography apparatus, medical bed apparatus, and bed control method | |
US4961208A (en) | Computed tomography apparatus | |
JP6457385B2 (ja) | 医療システム及び経頭蓋磁気刺激装置 | |
US9884200B2 (en) | Apparatus for coil positioning for TMS studies | |
ES2966150T3 (es) | Sistema de anillo móvil de formación de imágenes | |
JP4480043B2 (ja) | パノラマ及びct兼用x線撮影装置 | |
JP5013373B2 (ja) | エックス線遮蔽装置 | |
KR101452810B1 (ko) | 전신방사선조사용 테이블 | |
WO2020004516A1 (ja) | 椅子型光治療装置 | |
US8907308B2 (en) | Method and apparatus for verifying an irradiation field | |
US6612700B2 (en) | Device for testing visual functions of the human eye | |
JP4922432B2 (ja) | 放射線診断装置 | |
KR20220126453A (ko) | 방사선 치료용 호흡 모니터링 장치 | |
KR20190095658A (ko) | 이동형 전산화단층촬영장치 | |
JP2009153580A (ja) | X線ct装置 | |
CN113229776A (zh) | 一种双眼视功能检查仪 | |
JPH0626612B2 (ja) | 座位照射外科治療システムにおける回転椅子の自動調整装置 | |
Bourdin et al. | Accuracy level of pointing movements performed during slow passive whole-body rotations | |
JP5250705B2 (ja) | 放射線診断装置 | |
JPH0242254Y2 (ja) | ||
JPS638924Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170403 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180123 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180323 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180605 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180704 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6367348 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |