JP6366252B2 - データ処理装置、データ処理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、データ処理装置、データ処理装置の制御方法及びプログラムに関する。
近年、3次元CADデータや3次元スキャナで取得した3次元測定データ(以下、総称して3Dデータと呼ぶ)を造形する3Dプリンタが広く普及してきている。
3Dオブジェクトを造形する技術には、積層造形方式と呼ばれる手法が使われている。積層造形方式とは、オブジェクトの3Dデータを断面形状にスライスし、紛体や樹脂、鋼板等の造形材料によって積層して造形していく造形方式である。この積層造形方式は、光学造形方式、粉末焼結積層方式、熱溶解積層方式、粉末固着方式、熱溶解積層方式、粉末固着方式、面露光方式、インクジェット方式に分類される。
光学造形方式は、樹脂層装置に入った紫外線硬化型樹脂の液面に紫外線レーザーを照射し、1層ずつ硬化させ、重ね合わせていく方式ある。まず、この方式では、樹脂層装置に入った液状の紫外線硬化型樹脂の液面に、レーザー光線で3Dオブジェクトのスライスデータを描くことで、レーザー照射された部分のみを硬化させ、1層分の断面形状を形成する。続いて、この方式では、硬化した層をテーブルごと液面より下に降下させて、硬化した層に接する液状樹脂に新たな層を形成することを繰り返すことで3Dオブジェクトを造形する。
粉末焼結積層方式は、粉末素材を装置内のレーザーを使用して焼結・積層する方式である。まず、この方式では、粉末素材の表面にレーザー光線で3Dオブジェクトのスライスデータを描くことで、レーザー照射された部分のみを硬化させ、1層分の断面形状を形成する。そして、この方式では、テーブルを1層降下させて、処理を繰り返すことで3Dオブジェクトを造形する。また、この方式では、焼結された造形物の周りに、未焼結粉末が充填された状態であるため、サポート材部は不要となる。
熱溶解積層方式(FDM:FusedDepositionModeling)は、液状樹脂や熱可塑性樹脂等の造形材料を高温で融解し、造形ステージ上に糸状に積層して硬化させることにより、3Dオブジェクトを造形する方式である。まず、この方式では、造形材料を噴出する造形ヘッドを主走査方向に往復させつつ、副走査方向に連続的に移動させることにより1層分の断面形状のデータ(以後、スライスデータと呼ぶ)を積層する。続いて、この方式では、造形材料を硬化させた後、造形ステージを鉛直方向に移動させる。この方式では、以上の処理を繰り返してスライスデータを少しずつ積層していくことで、3Dオブジェクトを造形することができる。
粉末固着方式は、石膏粉末の薄い層の上をインクジェットヘッドで水溶性接着剤を噴射することより固形化してスライスデータを形成し、積層していく方式である。この方式は、着色が容易であるため、フルカラーでの造形が可能な方式である。また、この方式では、固形化しなかった粉末が造形物の周りに充填された状態になるため、サポート材部は不要となる。
面露光方式は、プロジェクターを用いて可視光硬化性樹脂を硬化して積層する手法である。まず、この方式では、液状の光硬化性樹脂の表面にプロジェクターで光を照射し、硬化させてスライスデータを形成する。その後、この方式では、テーブルを1層降下させて処理を繰り返すことで3Dオブジェクトを造形する。この方式では、スライスデータ1層分を一括で硬化させることができるため、他の造形方式に比べて高速で造形することができる。
インクジェット方式は、液状の紫外線硬化樹脂を塗布し、UVランプで硬化させて積層する方式である。この方式では、スライスデータに基づき、インクジェットヘッドで紫外線硬化性樹脂を塗布し、UVランプにより硬化させて、ローラーで不要な樹脂を除去しながら層をならすことで1層分のスライスデータを積層する。その後、この方式では、ステージを1層分降下させて処理を繰り返すことで3Dオブジェクトを造形する。
これらの方式にはそれぞれメリット・デメリットが存在しており、どの方式を採用するかは、装置コストや運用コスト、造形精度、後処理の容易さ等の基準から選ばれる。
3Dプリンタに共通する課題としては、造形時間が非常に長いことがあげられる。造形時間は3Dデータの大きさ(高さ)や造形精度(積層ピッチ)に依存し、数時間から半日程度かかることも少なくない。そこで、造形時間を短縮するための仕組みが必要である。
特許文献1には、印刷ジョブキューに複数のジョブが存在している場合に、印刷ジョブを統合したり、手動で印刷ジョブの順番をスケジューリングしたりすることで印刷ジョブ処理を効率化する技術が開示されている。
特開2001−058357号公報
特許文献1で開示されている技術は、印刷ジョブキュー上に複数の印刷ジョブが存在している場合、実行する印刷ジョブと、後続の印刷ジョブとを統合して1つの印刷ジョブとして生成して、造形処理を実行する。この技術によれば、複数の印刷ジョブを個別に造形処理するよりも造形時間を短縮することができる。しかしながら、この技術では、実行する印刷ジョブに対してのみ後続の印刷ジョブを結合することしか考慮していないため、全ての印刷ジョブを実行するのに必要な時間を最短化することはできない。即ち、この技術では、印刷ジョブキュー上に複数の印刷ジョブが存在している場合、必ずしも効率的に印刷ジョブを実行することができるとは限らない。
そこで、本発明のデータ処理装置は、3Dオブジェクトの造形を実行する造形部のステージ上で材料を積層してオブジェクトを造形するためのデータを処理可能なデータ処理装置であって、造形時間を指定する指定手段と、各オブジェクトのそれぞれの積層ピッチの設定に応じたスライスデータのそれぞれの造形でのヘッドの移動量を想定して計算される造形時間をもとに、対象の複数のオブジェクトのそれぞれの造形時間を求める算出手段と、前記算出手段により求められた各オブジェクトの造形時間に基づき、対象の複数のオブジェクトのうち、前記指定手段により指定された造形時間に従い抽出された1以上のオブジェクトを造形するためのデータを用いて1つのジョブを生成する生成手段と、を有し、前記生成された1つのジョブは、前記指定手段により指定された造形時間に従い抽出されなかったオブジェクトを除く、前記抽出された1以上のオブジェクトを造形するためのジョブであることを特徴とする。
本発明によれば、印刷ジョブキュー上に複数の印刷ジョブが存在している場合、印刷ジョブを効率的に実行することができる。
システム構成の一例を示す図である。 3Dプリンタのハードウェア構成の一例を示す図である。 レイアウト変更の一例を示す図である。 サポート材部の付与の仕方の一例を示す図である。 スライスデータ生成処理の概要の一例を示す図である。 3Dオブジェクト造形部の一例を示す図である。 実施形態1のメイン制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 印刷ジョブ組み合わせ生成処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 ジョブ統合リスト等の一例を示す図(その1)である。 実行印刷ジョブ生成処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 実行印刷ジョブ生成処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 ジョブ統合リスト等の一例を示す図(その2)である。 印刷ジョブ組み合わせ生成処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 ジョブ統合リスト等の一例を示す図(その3)である。 実行印刷ジョブ生成処理の一例を示すフローチャート(その3)である。 実行印刷ジョブ生成処理の一例を示すフローチャート(その4)である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
<実施形態1>
図1は、本実施形態のシステムのシステム構成の一例を示す図である。
図1に示すように、ネットワーク104には、3D(3Dimensions)プリンタ(立体印刷装置)101、ホストコンピュータ102及びプリンタ103が接続されている。
図1のシステムにおいて、ホストコンピュータ102は、ネットワーク104を介して3Dプリンタ101へ3Dデータを印刷ジョブとして送信する。そして、3Dプリンタ101は、受信した印刷ジョブに基づいて立体オブジェクトの3D造形を行う。また、ホストコンピュータ102は、ネットワーク104を介してプリンタ103に画像情報を印刷ジョブとして送信する。そして、プリンタ103は、受信した印刷ジョブに基づいて2D画像印刷を行う。
なお、ホストコンピュータ102は、汎用コンピュータに搭載される標準的な構成要素を有している。例えば、ホストコンピュータ102は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、外部記憶装置、ネットワークインタフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等を有している。また、ネットワーク104は、典型的にはインターネットやLANやWANや電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、通信衛星回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線回線等で実現される通信ネットワークである。ネットワーク104は、データの送受信ができるものであれば何でも良い。
図2は、3Dプリンタ101のハードウェア構成の一例を示す図である。
以後の説明では、熱融解積層方式の3Dプリンタを利用する場合を例に説明を行うが、その他の方式の3Dプリンタを利用してもよい。
図2に示すように、3Dプリンタ101は、メイン制御部201、操作表示部210、ネットワーク通信部220、データ管理部230、印刷ジョブ制御部240、3Dデータ処理部250、3Dオブジェクト造形部260、造形材料補給部270を有する。
メイン制御部201は、中央演算装置であり、3Dプリンタ101全体の動作を制御する。
ネットワーク通信部220は、ネットワーク104に接続しており、ホストコンピュータ102から送信される印刷ジョブを受信したり、ホストコンピュータ102に対して印刷状況情報や3Dプリンタ101の状態情報を送信したりする。メイン制御部201は、ネットワーク通信部203を介して、ネットワーク104上の他の機器(例えばプリンタ103)と通信を行うことができる。
データ管理部230は、ROM、RAM、ハードディスク(HDD)等のメモリや、外部記憶装置I/Fで構成され、各種メモリへの読み書き等のデータ制御を管理する。ROMは、システムのブートプログラム等の起動用プログラムを格納する不揮発性のメモリである。RAMは、メイン制御部201が動作するためのシステムワークメモリであり、印刷ジョブを一時記憶するための揮発性メモリである。HDDは、システム制御ソフトウェアや3Dプリンタの各種設定、3Dデータ及び印刷ジョブ等を格納するための大容量メモリである。また、外部記憶装置I/Fは、メイン制御部201がUSBメモリやSDカード、外付けHDD等の外部記憶装置に対してデータの読み書きを行う際に利用するインターフェースである。
メイン制御部201は、電源ON等の起動の際、データ管理部230を介して、ROMに格納されている起動用プログラムを実行する。メイン制御部201は、この起動用プログラムを実行すると、HDDに格納されている制御用プログラムや3Dプリンタ101の各種設定を読み出し、RAM上に展開する。更に、メイン制御部201は、RAM上に展開した制御用プログラムを実行し、システム全体の制御を行う。また、メイン制御部201は、制御用プログラムによる動作に用いるデータもRAM上に格納して読み書きを行う。このように、メイン制御部201は、データ管理部230を介して取得したプログラムを実行することにより、3Dプリンタ101の機能及び後述するフローチャートに係る処理(情報処理)を実現する。
印刷ジョブ制御部240は、3Dプリンタ101に投入された印刷ジョブを制御する。例えば、印刷ジョブ制御部240は、複数の印刷ジョブを統合したり、印刷ジョブの順番を入れ替えたり、印刷ジョブを削除したりする等の処理を行う。そして、印刷ジョブ制御部240は、造形処理を実行する印刷ジョブを選択し、3Dデータ処理部250へ送信する。
3Dデータ処理部250は、印刷ジョブ制御部240から送信された印刷ジョブ中の3Dデータを編集し、3D造形可能なデータに変換する。3Dデータ処理部250は、後述するレイアウト生成部251、サポート材部生成部252、スライスデータ生成部253を有する。
レイアウト生成部251は、受信した印刷ジョブ中の各3Dオブジェクトのレイアウトを編集する。
図3は、レイアウト変更の一例を示す図である。
図3の(a)には、入力された3Dデータレイアウト401が示されている。図3の(b)には、3Dオブジェクトを横に倒すことで造形高さを低くする場合の例が示されている。図3の(c)には、造形が行われる造形ステージ上で3Dオブジェクトを回転及び並進移動させることで造形を行う造形ヘッドの移動量が最適化された場合の例が示されている。レイアウト生成部251は、このようなレイアウト編集をすることにより、最適なレイアウトを生成する。なお、ここでいう最適とは、造形ヘッドの移動量を最も小さくすること、即ち、造形時間を最も短くすることをいう。以降の説明においても同様とする。造形ステージ及び造形ヘッドの詳細については、図6等を用いて後述する。
レイアウト生成部251は、複数の3Dデータをレイアウトする際には、図3の(d)から(l)までに示すような方法でレイアウトを行う。
まず、レイアウト生成部251は、図3の(d)に示すように2つのジョブが統合された新たなジョブを生成する。ここで、前記新たなジョブにおける対象には、3Dデータ411と、3Dデータ412とが含まれている。レイアウト生成部251は、レイアウトを行う際には、図3の(e)に示すように、俯瞰した場合に3Dデータ411と、3Dデータ412とが重ならないように所定の距離を離して配置する。図3の(f)は、この際にY軸の負の方向から見た側面図の一例を示している。
続いて、レイアウト生成部251は、それぞれの3Dデータの配置位置や向きを変更することにより、図3の(g)のような最適なレイアウトを決定する。図3の(h)には、この際の俯瞰図が示されている。また、図3の(i)には、この際の側面図が示されている。レイアウト生成部251がこのように配置することにより、3Dプリンタ101は、それぞれのジョブに含まれていた3Dデータ同士を個別に造形することができる。
一方、レイアウト生成部251は、図3の(j)から(l)までに示すように、3次元空間的に重なりが生じないように配置することもできる。レイアウト生成部251がこのような配置にすることで、3Dプリンタ101は、3Dデータ412のパーツ上空に3Dデータ411を造形したり、3Dデータ411のパーツ上空に3Dデータ412のパーツを造形したりする必要が出てくる。そのため、3Dプリンタ101は、2つの3Dデータを後述する造形材料によって連結させて造形することになる。更に、レイアウト生成部251は、3次元的な空間を使ってこれを立体的に配置することもできる。そこで、ユーザは、操作表示部210を介して、複数のジョブを統合する際にどのような配置にするか予め設定しておく必要がある。即ち、3Dプリンタ101は、前記設定に関する設定情報を予めデータ管理部230に記憶しておく。
サポート材部生成部252は、3Dオブジェクトを造形する際に必要なサポート材部の位置や分量を算出し、3Dオブジェクトデータに付与する。上述した積層造形型3Dプリンタの多くは、空洞部分や下に支えのない橋構造の部分を造形することができないため、この部分を支えるための土台となるパーツとしてサポート材部が必要となる。
図4は、サポート材部の付与の仕方の一例を示す図である。
図4の(a)には、入力された印刷ジョブ中の3Dデータ501のレイアウトが示されている。図4の(b)には、X軸の負の方向から3Dデータ501を見た場合の側面図が示されている。図4の(c)には、Y軸の負の方向から3Dデータ501を見た場合の側面図が示されている。サポート材部生成部252は、サポート材部502を付与することで、造形ステージ302に接しない部分のパーツを造形することができる。なお、サポート材部の必要な位置や分量はオブジェクトデータの大きさや造形精度、造形材料の成分等によって変わってくるため、サポート材部生成部252は、それぞれを個別に計算する。
スライスデータ生成部253は、サポート材部生成部252でサポート材部が付与された3Dデータを、断面形状のスライスデータに分割し、後述の3Dオブジェクト造形部260に送信する。また、スライスデータ生成部253は、造形時間を予想するための造形時間評価値を併せて算出する。
図5を用いてスライスデータ生成処理について説明する。図5は、スライスデータ生成処理の概要の一例を示す図である。
図5の(a)には、サポート材部が付与された3Dデータ601が示されている。そして、スライスデータ生成部253は、1層分の積層厚さ(以下、積層ピッチと呼ぶ)に合わせて、この3Dデータ601をスライスデータとして分割する。スライスデータ生成部253は、精度を重視して造形する場合には積層ピッチを小さく設定し(例えば50μm)、スピードを重視する場合には積層ピッチを大きく設定する(例えば250μm)。
図5の(b)には、スライスデータ生成部253が3Dデータ601を8枚のスライスデータ611から618までに分割した場合の例が示されている。スライスデータ生成部253は、スライスデータ611から618までを後述する3Dオブジェクト造形部260に送信する。そして、3Dオブジェクト造形部260は、1層ずつ積層しながら造形していく。
図5の(c)中に示される式(1)は、3Dオブジェクト造形部260が3Dデータ601を造形するのに要する時間を算出するための造形時間評価値Vの算出式の一例である。スライスデータ生成部253は、式(1)により、図5の(d)から(f)までに示すように、各スライスデータを造形する際の主走査又は副走査方向への造形ヘッド301の移動量を計算する。そして、スライスデータ生成部253は、図5の(g)に示すように、各スライスデータでの造形ヘッド301の移動量を、積層方向への移動量に応じて重み付けしながら加算することで、造形ヘッドの総移動量を算出する。このようにして算出された値が造形時間評価値Vであり、値が小さくなるほど造形時間が短くなることを意味している。
なお、スライスデータ生成部253は、毎回スライスデータを生成して造形時間評価値Vを算出すると処理時間がかかってしまうため、中間処理ではオブジェクトデータを複数の立体図形の組み合わせとして近似し、おおまかな造形時間評価値Vを算出してもよい。例えば、スライスデータ生成部253は、図5の(h)に示すように、3Dデータ601を3つの直方体621から623までの組み合わせとして近似する。あるいは、スライスデータ生成部253は、図5の(j)に示すように2つの直方体631、632と、六角柱633との組み合わせとして近似してもよい。
スライスデータ生成部253は、図5の(i)、(k)に示すように、高さが異なる部分のスライスデータを用いて積層高さ分の重み付けして乗算する。これにより、スライスデータ生成部253は、造形時間評価値Vを算出するのに要する計算時間を削減することができる。
スライスデータ生成部253は、立体の近似処理を行わない場合には、図5の(b)に示したように8層全てに対しての計算が必要であったが、立体近似処理を行うことにより3層分の計算となるため、処理量を37.5%に削減することができる。なお、スライスデータ生成部253は、3Dオブジェクトを実際に造形する際には、例としてあげた8層よりもはるかに多い回数の積層が必要となるため、上述の手法による処理量の削減効果はより大きくなる。
上述したレイアウト生成部251は、このように算出された造形時間評価値Vの値を利用して最適なレイアウトを決定している。
3Dオブジェクト造形部260は、造形ヘッド制御部261、造形ステージ制御部262、紫外線照射制御部263を有する。更に、3Dオブジェクト造形部260は、図6に示すように、造形ヘッド301、造形ステージ302、紫外線照射部303を有する。ここで、造形ヘッド制御部261は、造形ヘッド301を制御する。造形ステージ制御部262は、造形ステージ302を制御する。紫外線照射制御部263は、紫外線照射部303を制御する。
3Dオブジェクト造形部260は、スライスデータ生成部253で生成されたスライスデータを受信すると、スライスデータを1層ずつ積層していくことにより3Dオブジェクトを造形する。
造形ヘッド制御部261は、造形ヘッド301を制御して、後述する造形材料補給部270から供給される造形材料304を造形ステージ302上に積層する。まず、造形ヘッド制御部261は、造形ヘッド301をX軸方向(以後、主走査方向と呼ぶ)に往復させて1ライン分を積層する。造形ヘッド制御部261は、造形ヘッド301をY軸方向(以後、副走査方向と呼ぶ)へ順番に移動させながらこの処理を繰り返すことで、1層分の断面形状を積層する。なお、造形ヘッド制御部261は、造形ヘッド301を造形ステージ302上のスライスデータが存在している範囲内のみで移動させることができるものとする。また、造形ヘッド制御部261は、積層後に造形ヘッド301を造形ヘッド初期位置(X=Y=0)へ戻すものとする。
紫外線照射制御部263は、造形ステージ302上への1層分のスライスデータの積層を終了させると、紫外線照射部303を介して造形ステージ302への紫外線照射制御を行う。これにより、紫外線照射制御部263は、積層されたスライスデータを硬化させることができる。
造形ステージ制御部262は、スライスデータの硬化処理が終了すると、造形ステージ302をZ軸方向(以後、積層方向と呼ぶ)に1層分降下移動させる。なお、造形ステージ302の移動は造形ヘッド301の移動に比べて時間がかかったり、紫外線照射等による造形材料硬化の時間が必要となったりすることから、積層高さが高くなるほど造形時間が長くなる。
造形材料補給部270は、3Dオブジェクトを造形するのに必要な造形材料であるモデル材271と、サポート材272とを管理する。造形材料補給部270は、造形材料の残量を検知してメイン制御部201に通知する。そして、メイン制御部201は、残量情報を操作表示部210に表示したり、ネットワーク通信部220を介してホストコンピュータ102に通知したりする。また、造形材料補給部270は、造形処理の際には造形材料を3Dオブジェクト造形部260に供給する。
モデル材271は、3Dオブジェクトを造形するために必要な造形材料である。モデル材271には、光硬化型樹脂や熱可塑性樹脂等様々なタイプが存在する。光硬化型樹脂は、液体状の樹脂であり、3Dオブジェクト造形部260は、これを造形ステージ302に噴出し、紫外線等を照射することで少しずつ硬化させ積層していく。また、3Dオブジェクト造形部260は、造形ヘッド301において熱可塑性樹脂を熱で融解させ、少しずつ積層していく。
サポート材272は、3Dオブジェクトを造形する際に土台となる部分を造形するために必要な造形材料である。このサポート材272で造形されたサポート材部は、3Dオブジェクト造形後に洗浄除去される必要がある。そのため、サポート材部を区別しやすく、かつ、簡単に外せるようにするため、サポート材272はモデル材271とは異なる色や材質となっている。
3Dプリンタ101には、造形途中に造形材料が不足した場合に、材料の補充が可能なデバイスと、不可能なデバイスとが存在する。また、ユーザは、操作表示部210を介して、造形材料が不足している場合における3Dプリンタ101の処理の設定を予め入力しておく必要がある。即ち、3Dプリンタ101は、前記設定に関する設定情報を予めデータ管理部230に記憶しておく。造形材料が不足している場合の前記設定の例としては、「ジョブを実行する前に中断する」、「ジョブを途中まで実行して造形材料が補充されるまで中断する」、「後続のジョブで造形可能なジョブを優先して実行する」といった設定がある。以下の説明では、造形材料が不足した場合には処理を中断する設定の場合を例に説明する。
次に、図7を用いて、本実施形態におけるメイン制御部201の処理フローについて説明する。図7は、本実施形態におけるメイン制御部201の処理の一例を示すフローチャートである。
S701において、メイン制御部201は、データ管理部230の印刷ジョブキューで保存されている印刷ジョブから最初に実行する印刷ジョブを設定する。
S702において、メイン制御部201は、造形材料補給部270より現時点での造形材料の残量情報を取得し、印刷ジョブ中の3Dデータを造形するのに造形材料不足であるか否かを判定する。メイン制御部201は、造形材料不足でないと判定した場合、処理をS703へ進め、造形材料不足であると判定した場合、処理をS707へ進める。
S703において、メイン制御部201は、印刷ジョブキューに保存されている複数の印刷ジョブを統合するための全組み合わせを算出する処理(印刷ジョブ組み合わせ生成処理)を実行する。そして、メイン制御部201は、ジョブ統合リストを生成する。S703の処理の詳細は、図8等を用いて後述する。
S704において、メイン制御部201は、S703で生成したジョブ統合リストの中から、実行する印刷ジョブを決定し、印刷ジョブキューを更新する処理(実行印刷ジョブ生成処理)を実行する。S704の処理の詳細は、図10等を用いて後述する。
S705において、メイン制御部201は、S704で生成した印刷ジョブ中の3Dデータを造形し、造形が終了すると処理をS706に進める。
S706において、メイン制御部201は、印刷ジョブキュー上に次の印刷ジョブが存在するか否かを判定し、印刷ジョブが存在すると判定した場合、処理をS701に戻す。一方、メイン制御部201は、印刷ジョブが存在しないと判定した場合、図7の処理を終了し、次の印刷ジョブが入力されるまで待機する。
S707において、メイン制御部201は、ユーザのホストコンピュータ102に造形材料不足であることを知らせるためのエラー通知を送信する。例えば、メイン制御部201は、造形材料が不足している場合の処理に対する予め定められた設定がジョブを中断するという設定の場合、ジョブを中断する旨のエラー通知をホストコンピュータ102に送信する。更に、メイン制御部201は、後続のジョブを優先して出力するか否かを選択させるような警告を表示させるエラー通知をホストコンピュータ102に送信する。なお、メイン制御部201は、上述のエラー通知に関する情報を操作表示部210に表示してユーザに提示するようにしてもよい。一方、メイン制御部201は、前記設定がジョブを途中まで実行する設定や後続のジョブを優先するような設定の場合には、処理をS706へ進め、後続のジョブのうち造形材料残量内で造形可能なジョブを抽出する。また、メイン制御部201は、前記設定が造形材料が補充されるまでジョブを中断するという設定の場合には、造形材料が補充されるまで待機し、造形材料補給部270により造形材料の補充が検知されると処理をS706へ進める。
図8は、S703において印刷ジョブ制御部240が実行する印刷ジョブ組み合わせ生成処理の一例を示すフローチャートである。また、図9は、S703において印刷ジョブ制御部240が生成するジョブ統合リスト等の一例を示す図である。なお、図9の(a)には、図8に示すフローチャートに係る処理が開始したときに、ジョブキュー上に存在する印刷予約ジョブ一覧900が示されている。印刷予約ジョブ一覧900は、入力された複数の印刷ジョブにより構成される印刷ジョブ一覧の一例である。
S801において、印刷ジョブ制御部240は、ジョブキュー上にある未統合ジョブのリストを生成する。印刷ジョブ制御部240は、図9の(a)に示すように4つの印刷ジョブ901から904までが存在するときは、ジョブリストjobList[]={0,1,2,3}を生成する。
S802において、印刷ジョブ制御部240は、統合元ジョブを設定する。ここでは、印刷ジョブ制御部240は、統合元ジョブjob=jobList[0]として設定する。
S803において、印刷ジョブ制御部240は、図8の(b)に示すジョブ統合リスト生成処理を実行し、ジョブの統合の全ての組み合わせを算出(抽出)することでジョブ統合リストを生成し、図8の(a)の処理を終了する。
印刷ジョブ制御部240は、図8の(b)のS811からS818までの繰り返し処理において、S802で設定した統合元ジョブに対して、ジョブリスト内のジョブ統合の組み合わせを生成する。なお、ジョブリストは、印刷ジョブ一覧の一例である。
S812において、印刷ジョブ制御部240は、統合元ジョブ(job)に対して、ジョブi(jobList[i])は未統合であるか否かを判定する。そして、印刷ジョブ制御部240は、未統合でない、即ち、統合済みであると判定した場合、処理をS818へ進め、次のジョブの統合済みチェックを行う。一方、印刷ジョブ制御部240は、未統合であると判定した場合、処理をS813へ進める。
S813において、印刷ジョブ制御部240は、統合元ジョブ(job)と、ジョブi(jobList[i])とを統合し、統合ジョブ(newJob)を生成する。この際、3Dデータ処理部250は、2つのジョブに含まれる3Dデータに対して、再レイアウト処理、サポート材部生成処理、スライスデータ生成処理及び造形時間評価値Vの算出処理を行う。なお、i=0の場合は統合元ジョブを意味するため、印刷ジョブ制御部240は、統合元ジョブ単体を統合ジョブとして設定する。
S814において、印刷ジョブ制御部240は、S813で生成した統合ジョブが統合可能か否かを判定する。ここでは、印刷ジョブ制御部240は、レイアウトした際の造形スペース(造形領域)が造形ステージ302に収まるか否か、即ち、レイアウト可能か否かを判定することにより、S813で生成した統合ジョブが統合可能か否かを判定する。
例えばi=1の場合の統合ジョブは、印刷ジョブ901と、印刷ジョブ902とを統合した統合ジョブであり、印刷ジョブ制御部240は、造形ステージ302内にレイアウト可能であると判定する。即ち、印刷ジョブ制御部240は、S813で生成した統合ジョブは統合可能であると判定して処理をS815へ進める。
一方、i=2の場合の統合ジョブは、印刷ジョブ901から903までを統合した統合ジョブであり、印刷ジョブ制御部240は、造形ステージ302内にレイアウト可能でないと判定する。即ち、印刷ジョブ制御部240は、S813で生成した統合ジョブは統合可能でないと判定して処理をS816へ進める。
S815において、印刷ジョブ制御部240は、ジョブi(jobList[i])を統合元ジョブに統合可能なジョブとして設定する。そして、印刷ジョブ制御部240は、図9の(b)に示すようなジョブ統合リストに、統合するジョブ情報911を新規で又は更新して記述する。印刷ジョブ制御部240は、ジョブ情報に、結合するジョブと、造形に必要な面積と、造形材料と、造形時間とに関する情報を記述する。更に、印刷ジョブ制御部240は、レイアウト後の造形ステージ上の残りの面積と、造形後の造形材料の残量とに関する情報も併せて記述する。印刷ジョブ制御部240は、ジョブ情報を記録すると、S818の繰り返し処理に処理を進め、次のジョブの統合確認を行う。
S816において、印刷ジョブ制御部240は、ジョブi(jobList[i])を次に実行される予約ジョブとして設定する。即ち、印刷ジョブ制御部240は、以後の処理で統合判定を行った結果を、図9の(b)のジョブ情報912に記述するように設定変更する。
S817において、印刷ジョブ制御部240は、2番目以降に実行されるジョブとして統合することができる組み合わせを生成する。印刷ジョブ制御部240は、S817の処理として図8の(a)に示す処理を実行することになるため、全てのジョブに対する統合チェックを終了するまで、再帰的に処理を実行する。
ここで、印刷ジョブ制御部240は、i=2におけるジョブ統合判定を行う。そして、印刷ジョブ制御部240は、jobList[2]と、jobList[3]とは統合可能であると判定したことを受け、図9の(c)に示すようにジョブ情報912に統合情報を記述し、ジョブリスト910を生成する。
印刷ジョブ制御部240は、以上の処理を繰り返すことで、図9の(d)に示すようなジョブ統合リストを生成する。
図10は、図7のS704において印刷ジョブ制御部240が実行する実行印刷ジョブ生成処理の一例を示すフローチャートである。
S1001において、印刷ジョブ制御部240は、ジョブ統合リスト中の最初に実行されるジョブで造形材料が不足する組み合わせがあれば、その組み合わせを削除する。例えば図9の(d)の場合には該当する組み合わせがないため、印刷ジョブ制御部240は、処理をスキップする。ここで、印刷ジョブ制御部240は、予め定められた設定が造形材料が不足した場合にも処理を実行するという設定の場合には、S1001の処理をスキップすることで、造形材料の残量に関わらずにジョブの統合を行うことができる。
S1002において、印刷ジョブ制御部240は、S703で生成したジョブ統合リストの中から、総造形時間が最小となる組み合わせのジョブリストを抽出(選択)する。印刷ジョブ制御部240は、例えば図9の(d)の場合、最小の造形時間であるジョブ統合の組み合わせとしてジョブリスト920を抽出する。なお、ここで総造形時間が最小となる組み合わせのジョブリストが複数存在する場合、印刷ジョブ制御部240は、2番目に実行するジョブに対する材料が足りているジョブリストを優先して抽出するようにしてもよい。
S1003において、印刷ジョブ制御部240は、抽出したジョブリストで最初に処理を実行する複数の印刷ジョブを1つの印刷ジョブとして統合する。ここでは、印刷ジョブ制御部240は、印刷ジョブと、予約印刷ジョブ2とを1つに統合することで、新たな印刷ジョブとして生成する。3Dデータ処理部250は、統合された印刷ジョブに対して、レイアウト生成処理、サポート材部生成処理、スライスデータ生成処理といった処理を行う。なお、印刷ジョブ制御部240は、図8のS813で造形時間評価値Vを概算した場合には、ここで造形時間評価値Vを改めて算出する。そして、メイン制御部201は、ユーザのホストコンピュータ102に造形時間の目安時間情報を再通知する。また、メイン制御部201は、操作表示部210に目安時間情報を表示してユーザに提示するようにしてもよい。
以上の処理により、3Dプリンタ101は、印刷ジョブを実行する際に、印刷ジョブキューに複数の印刷ジョブが保存されていた場合には、全ての印刷ジョブの統合組み合わせを生成した上で、統合するジョブの組み合わせを決定する。これにより、3Dプリンタ101は、造形時間が最短になるようなジョブ統合を行うことができる。
<実施形態2>
実施形態1において、3Dプリンタ101は、ジョブキュー上に存在する全ての印刷ジョブに対して統合可能な全ての組み合わせを抽出し、総造形時間が最短となるような組み合わせとなるジョブリストを検出した。実施形態2では、総造形時間が最短となるようなジョブリストが複数存在した場合にも、3Dプリンタ101が最適なジョブリストを検出する処理について説明する。
本実施形態と、実施形態1とでは、図7のS704で印刷ジョブ制御部240が実行する実行印刷ジョブ生成処理が異なる。本実施形態における実行印刷ジョブ生成処理について図11を用いて説明する。
図11は、本実施形態において印刷ジョブ制御部240が実行する実行印刷ジョブ生成処理の一例を示すフローチャートである。なお、図11の処理において、実施形態1の図10と同じ処理については、詳細な説明を省略する。また、図12は、実施形態1で説明した処理に基づいて印刷ジョブ制御部240により生成されたジョブ統合リスト等の一例を示す図である。
S1001において、印刷ジョブ制御部240は、ジョブ統合リスト中の最初に実行されるジョブで造形材料が不足する組み合わせがあれば、その組み合わせを削除する。図12の場合には該当する組み合わせがないため、印刷ジョブ制御部240は、処理をスキップする。
S1002において、印刷ジョブ制御部240は、ジョブ統合リストの中から、総造形時間が最短となる組み合わせを抽出する。ここでは、印刷ジョブ制御部240は、ジョブリスト1210、1220、1230の3つの候補を最短総造形時間であるとして抽出する。
S1101において、印刷ジョブ制御部240は、S1002においてジョブリストの候補を1つだけ抽出したか否かを判定し、1つだけ抽出したと判定した場合、処理をS1003に進める。一方、印刷ジョブ制御部240は、図12のように複数の候補を抽出したと判定した場合、処理をS1102へ進める。
S1102において、印刷ジョブ制御部240は、2番目に実行するジョブの空きスペースが最大となる組み合わせを抽出する。図12の場合、印刷ジョブ制御部240は、ジョブリスト1210を抽出する。これにより、印刷ジョブ制御部240は、メイン制御部201により最初のジョブが実行されている間に、新規のジョブが投入された場合、2番目に実行するジョブへ統合させる可能性をより高くすることができる。
S1003において、印刷ジョブ制御部240は、S1002又はS1102で抽出したジョブの組み合わせに基づき、実行ジョブを生成する。
以上の処理により、3Dプリンタ101は、総造形時間が最短となる候補が複数検出された場合、2番目に実行するジョブの残り面積が最大となる組み合わせを抽出することで、実行ジョブを決定する。この処理により、3Dプリンタ101は、総造形時間を短縮するだけではなく、ジョブ実行中に新規にジョブが投入された場合にも、次のジョブとの統合可能性をより高めることができる。
<実施形態3>
実施形態1、2において、3Dプリンタ101は、造形材料の残量を考慮せずにジョブの統合を行っていた。即ち、3Dプリンタ101がジョブ実行中に残量が不足した場合には、造形材料が補充されることを前提としていた。しかしながら、夜間等人がいなくなるような場合に3Dプリンタ101が複数のジョブを連続して実行する場合には、造形材料の補充ができなくなる場合もある。そこで、本実施形態では、3Dプリンタ101が造形材料の残量も考慮してジョブを統合する処理について説明する。
図13を用いて、本実施形態における印刷ジョブ組み合わせ生成処理について説明する。
図13は、本実施形態における印刷ジョブ組み合わせ生成処理の一例を示すフローチャートである。なお、実施形態1の図8と同じ処理については、詳細な説明を省略する。
まず、印刷ジョブ制御部240は、上述した図8の(a)に示す処理を実行する。図8の(a)の処理については上述したため、詳細な説明を省略する。
図13の(a)は、図8の(a)のS803におけるジョブ統合リスト生成処理の一例を示すフローチャートである。
図13の(a)に示す繰り返し処理において、印刷ジョブ制御部240は、統合元ジョブ(job)に統合可能な全組み合わせを算出する。S812からS814までの処理については、上述したため説明を省略する。
S1301において、印刷ジョブ制御部240は、ジョブi(jobList[i])を統合可能オブジェクトとして設定し、ジョブ統合リストを更新する。
S1302において、印刷ジョブ制御部240は、予約ジョブリスト生成処理を行う。印刷ジョブ制御部240は、ジョブi(jobList[i])までの統合ジョブを実行ジョブとして設定し、それ以降のジョブは次に統合できるか否かに関わらず、次の予約ジョブとして、それ以降のジョブリストの組み合わせを算出する。なお、予約ジョブリスト生成処理の詳細については、図13の(b)を用いて後述する。
S1303において、印刷ジョブ制御部240は、ジョブi(jobList[i])を次の予約ジョブとして設定し、それまでの統合ジョブの状態をジョブ統合リストに記述する。
S1304において、印刷ジョブ制御部240は、予約ジョブリスト生成処理を実行する。この処理は、S1302の処理と同様の処理である。
図13の(b)は、図13の(a)のS1302及びS1304の予約ジョブリスト生成処理の一例を示すフローチャートである。
図13の(b)のS801において、印刷ジョブ制御部240は、未統合のジョブリスト(newJobList[])を生成する。
S1311からS1314までの繰り返し処理において、印刷ジョブ制御部240は、未統合のジョブリストの全てに対してジョブ統合リスト生成処理を行う。
S1312において、印刷ジョブ制御部240は、ジョブi(newJobList[i])を統合元ジョブとして設定する。このようにすることで、3Dプリンタ101は、現在の造形材料の残量でできるだけ多くの3Dオブジェクトを造形するために、ジョブキュー上のジョブの順番を入れ替えた場合について考慮することができるようになる。
S1313において、印刷ジョブ制御部240は、統合元ジョブに対するジョブ統合リストの生成処理を実行する。この処理は、図13の(a)で説明した処理である。
印刷ジョブ制御部240は、以上の処理を実行することにより、本実施形態におけるジョブ統合リストを生成する。
図14は、本実施形態において印刷ジョブ制御部240により生成されたジョブ統合リスト等の一例を示す図である。
実施形態1、2との違いは、総造形時間の欄に全てのジョブの実行が終了するまでの造形時間ではなく、3Dプリンタ101が現在の造形材料の残量で実行することができるジョブの個数と、総造形時間とが記述されている点である。
図15は、本実施形態において印刷ジョブ制御部240が実行する実行印刷ジョブ生成処理の一例を示すフローチャートである。図10、11と同様の処理については、詳細な説明を省略する。
S1001において、印刷ジョブ制御部240は、ジョブ統合リスト中の最初に実行されるジョブで造形材料が不足する組み合わせがあれば、その組み合わせを削除する。図14の場合には該当する組み合わせがないため、印刷ジョブ制御部240は、処理をスキップする。
S1501において、印刷ジョブ制御部240は、ジョブ統合リストの中から造形個数が最大となる組み合わせを抽出する。図14の場合、印刷ジョブ制御部240は、造形個数が3個であるジョブリスト1430、1460、1470、1490の4つを抽出する。
S1502において、印刷ジョブ制御部240は、抽出した候補が1つであるか否かを判定し、1つであると判定した場合、処理をS1003へ進め、複数であると判定した場合、処理をS1002へ進める。
S1002において、印刷ジョブ制御部240は、S1501で抽出した組み合わせの中から、総造形時間が最小となる組み合わせを抽出する。ここでは、印刷ジョブ制御部240は、総造形時間が7.1時間と最小であるジョブリスト1430と、ジョブリスト1460とを抽出する。
S1102において、印刷ジョブ制御部240は、抽出した候補が1つであるか否かを判定し、1つであると判定した場合、処理をS1003へ進め、複数であると判定した場合、処理をS1503へ進める。
S1503において、印刷ジョブ制御部240は、S1002で抽出した組み合わせの中から、造形可能なジョブを全て実行し終えた後の造形材料の残量が最大となる組み合わせを抽出する。ここでは、印刷ジョブ制御部240は、残量が2リットルとなるジョブリスト1430を抽出する。
S1504において、印刷ジョブ制御部240は、抽出した候補が1つであるか否かを判定し、1つであると判定した場合、処理をS1003へ進め、複数であると判定した場合、処理をS1505へ進める。
S1505において、印刷ジョブ制御部240は、S1503で抽出した組み合わせの中から、最初に検出した組み合わせを抽出する。
S1003において、印刷ジョブ制御部240は、抽出したジョブリストを基に、実行ジョブを生成する。
なお、印刷ジョブ制御部240は、S1501、S1002、S1503、S1505の抽出(選択)処理を必ずしも全て実行しなければならないわけではない。例えば、印刷ジョブ制御部240は、S1501、S1002、S1503、S1505の処理のうち、1つ又は任意の複数の組み合わせの処理を実行するようにしてもよい。
以上の処理により、3Dプリンタ101は、造形材料の残量に応じて、ジョブキュー上のジョブの順番を入れ替えながら全てのジョブ統合の組み合わせを生成する。そして、3Dプリンタ101は、その中から最短時間で最大個数のジョブを実行できるような組み合わせを抽出する。これにより、3Dプリンタ101は、夜間等に連続して処理を実行する場合等の造形材料の補充が難しいような場合でも、効率の良い印刷を行うことができる。
<実施形態4>
実施形態1から3まででは、短時間で造形個数が最大になるような組み合わせで3Dプリンタ101がジョブを統合する処理について説明した。本実施形態では、造形可能な時間が指定されている場合に、効率的に造形を行えるように3Dプリンタ101がジョブを統合する処理について説明する。
図16は、本実施形態において印刷ジョブ制御部240が実行する実行印刷ジョブ生成処理の一例を示すフローチャートである。図10、11、15と同様の処理については、詳細な説明を省略する。また、ここで用いるジョブ統合リストは、上述した図14に示すジョブ統合リストと同様であるものとして説明する。
S1001において、印刷ジョブ制御部240は、ジョブ統合リスト中の最初に実行されるジョブで造形材料が不足する組み合わせがあれば、その組み合わせを削除する。ここでは該当する組み合わせがないため、印刷ジョブ制御部240は、処理をスキップする。
S1601において、印刷ジョブ制御部240は、指定時間内で造形が終了する組み合わせを抽出する。例えば、夜間23時から明朝6時半までの7.5時間は担当者が不在になるため、この間にできるだけ自動で造形したいという場合がある。この場合、ユーザは、操作表示部210を介して予め造形時間の上限を7.5時間と設定しておく必要がある。即ち、3Dプリンタ101は、予め造形時間の上限が7.5時間であるという設定情報をデータ管理部230に記憶しておく。
S1602において、印刷ジョブ制御部240は、抽出された候補が1つであるか否かを判定し、1つであると判定した場合、処理をS1003へ進め、複数であると判定した場合、処理をS1501へ進める。
S1501において、印刷ジョブ制御部240は、抽出した候補の中から造形個数が最大となる組み合わせを抽出する。ここでは、印刷ジョブ制御部240は、造形個数が3個であるジョブリスト1430と、ジョブリスト1460との2つを抽出する。
S1502において、印刷ジョブ制御部240は、抽出した候補が1つであるか否かを判定し、1つであると判定した場合、処理をS1003へ進め、複数であると判定した場合、処理をS1603へ進める。
S1603において、印刷ジョブ制御部240は、S1501で抽出した候補の中から、造形時間内で造形することができなかったジョブを実行するための時間が最短となる組み合わせを抽出する。ジョブリスト1430では4時間、ジョブリスト1460では3時間であることから、印刷ジョブ制御部240は、ジョブリスト1460を抽出する。
S1604において、印刷ジョブ制御部240は、抽出した候補が1つであるか否かを判定し、1つであると判定した場合、処理をS1003へ進め、複数であると判定した場合、処理をS1605へ進める。
S1605において、印刷ジョブ制御部240は、S1603で抽出した候補の中から、造形時間内で造形することができなかった先頭のジョブの空きスペースが最大となる組み合わせを抽出する。
S1606において、印刷ジョブ制御部240は、抽出した候補が1つであるか否かを判定し、1つであると判定した場合、処理をS1003へ進め、複数であると判定した場合、処理をS1505へ進める。
S1505において、印刷ジョブ制御部240は、S1605で抽出した候補のうち、最初に検出したジョブリストを抽出する。
S1003において、印刷ジョブ制御部240は、抽出したジョブリストに対して、実行ジョブを生成する。ここでは、印刷ジョブ制御部240は、S1604で抽出したジョブリスト1460中の先頭ジョブ1461を実行ジョブとして生成する。
なお、印刷ジョブ制御部240は、S1601、S1501、S1603、S1605、S1505の抽出(選択)処理を必ずしも全て実行しなければならないわけではない。例えば、印刷ジョブ制御部240は、S1601、S1501、S1603、S1605、S1505の処理のうち、1つ又は任意の複数の組み合わせの処理を実行するようにしてもよい。
以上の処理により、3Dプリンタ101は、所定時間内に造形個数が最大となる組み合わせを抽出することができる。また、3Dプリンタ101は、所定時間経過後にジョブを再開した際にも、ジョブの造形時間を最短にすることができる。
<実施形態5>
実施形態1から4まででは、3Dプリンタ101が造形ステージ302上の造形面積を考慮してジョブを統合する処理について説明した。しかし、3Dプリンタ101は、造形ステージ302上に3次元的に3Dデータを配置することもできる。そこで、本実施形態では、3Dプリンタ101がジョブ統合する際に、3次元的にジョブを配置しながら統合する処理について説明する。
実施形態1から3までにおいて、印刷ジョブ制御部240は、ジョブ統合リストの各ジョブ情報に造形面積を記述した。そして、3Dデータ処理部250のレイアウト生成部251は、その情報を基に3Dデータの再配置を行っていた。しかし、本実施形態において、印刷ジョブ制御部240は、各ジョブ情報に造形体積を記述することとする。そして、レイアウト生成部251は、その情報を基に3次元空間的にオブジェクトの配置を行う。
以上の処理により、3Dプリンタ101は、造形ステージ302上の空間(造形領域)に3次元的に3Dデータを配置することができ、より効率的なレイアウトを行うことができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した各実施形態によれば、3Dプリンタ101は、印刷ジョブキュー上に複数の印刷ジョブが存在している場合、印刷ジョブを効率的に実行することができる。なお、上述した各実施形態は任意に組み合わせ可能である。
以上、本発明の好ましい形態について詳述したが、本実施形態は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (12)

  1. 3Dオブジェクトの造形を実行する造形部のステージ上で材料を積層してオブジェクトを造形するためのデータを処理可能なデータ処理装置であって、
    造形時間を指定する指定手段と、
    各オブジェクトのそれぞれの積層ピッチの設定に応じたスライスデータのそれぞれの造形でのヘッドの移動量を想定して計算される造形時間をもとに、対象の複数のオブジェクトのそれぞれの造形時間を求める算出手段と、
    前記算出手段により求められた各オブジェクトの造形時間に基づき、対象の複数のオブジェクトのうち、前記指定手段により指定された造形時間に従い抽出された1以上のオブジェクトを造形するためのデータを用いて1つのジョブを生成する生成手段と、を有し、
    前記生成された1つのジョブは、前記指定手段により指定された造形時間に従い抽出されなかったオブジェクトを除く、前記抽出された1以上のオブジェクトを造形するためのジョブであることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記生成手段は、対象の複数のオブジェクトそれぞれについて前記指定手段により指定された造形時間内に造形可能であるかどうかを判定し、造形時間内に造形可能であると判定されたオブジェクトを抽出し、抽出した1以上のオブジェクトを造形するためのデータを用いて1つのジョブを生成することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 対象の複数のオブジェクトに含まれる1以上のオブジェクトごとに造形の指示が行われ、前記指示ごとの造形にかかる時間を管理する管理手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
  4. 対象の複数のオブジェクトのうち、優先して造形するオブジェクトを設定する設定手段を更に有し、
    前記生成手段は、前記設定に基づき、前記指定手段により指定された造形時間に従い抽出された1以上のオブジェクトを造形するためのデータを用いて1つのジョブを生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  5. 3Dオブジェクトの造形を実行する造形部のステージ上で材料を積層してオブジェクトを造形するためのデータを処理可能なデータ処理装置であって、
    造形時間を指定する指定手段と、
    各オブジェクトのそれぞれの積層ピッチの設定に応じたスライスデータのそれぞれの造形でのヘッドの移動量を想定して計算される造形時間をもとに、対象の複数のオブジェクトのそれぞれの造形時間を求める算出手段と、
    対象の複数のオブジェクトのうち、優先して造形するオブジェクトに係る設定を行う設定手段と、
    前記設定、及び前記算出手段により求められた各オブジェクトの造形時間に基づき、前記指定手段により指定された造形時間に従い前記複数のオブジェクトの中から抽出された一部のオブジェクトを造形するためのデータを用いて1つのジョブを生成する生成手段と、
    を有することを特徴とするデータ処理装置。
  6. 前記造形部に対して、前記生成手段により生成されたジョブの実行を指示する指示手段を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  7. 前記データ処理装置は、前記造形部を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  8. 前記造形部における造形の方式は、光学造形方式、粉末焼結積層方式、熱溶解積層方式及び粉末固着方式のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  9. 3Dオブジェクトの造形を実行する造形部のステージ上で材料を積層してオブジェクトを造形するためのデータを処理可能なデータ処理装置の制御方法であって、
    造形時間を指定する指定工程と、
    各オブジェクトのそれぞれの積層ピッチの設定に応じたスライスデータのそれぞれの造形でのヘッドの移動量を想定して計算される造形時間をもとに、対象の複数のオブジェクトのそれぞれの造形時間を求める算出工程と、
    前記算出工程により求められた各オブジェクトの造形時間に基づき、対象の複数のオブジェクトのうち、前記指定工程により指定された造形時間に従い抽出された1以上のオブジェクトを造形するためのデータを用いて1つのジョブを生成する生成工程と、を有し、
    前記生成された1つのジョブは、前記指定工程により指定された造形時間に従い抽出されなかったオブジェクトを除く、前記抽出された1以上のオブジェクトを造形するためのジョブであることを特徴とするデータ処理装置の制御方法。
  10. 3Dオブジェクトの造形を実行する造形部のステージ上で材料を積層してオブジェクトを造形するためのデータを処理可能なデータ処理装置の制御方法であって、
    造形時間を指定する指定工程と、
    各オブジェクトのそれぞれの積層ピッチの設定に応じたスライスデータのそれぞれの造形でのヘッドの移動量を想定して計算される造形時間をもとに、対象の複数のオブジェクトのそれぞれの造形時間を求める算出工程と、
    対象の複数のオブジェクトのうち、優先して造形するオブジェクトに係る設定を行う設定工程と、
    前記設定、及び前記算出工程により求められた各オブジェクトの造形時間に基づき、前記指定工程により指定された造形時間に従い前記複数のオブジェクトの中から抽出された一部のオブジェクトを造形するためのデータを用いて1つのジョブを生成する生成工程と、
    を有することを特徴とするデータ処理装置の制御方法。
  11. 3Dオブジェクトの造形を実行する造形部のステージ上で材料を積層してオブジェクトを造形するためのデータを処理可能とし、
    コンピュータを、造形時間を指定する指定手段と、各オブジェクトのそれぞれの積層ピッチの設定に応じたスライスデータのそれぞれの造形でのヘッドの移動量を想定して計算される造形時間をもとに、対象の複数のオブジェクトのそれぞれの造形時間を求める算出手段と、前記算出手段により求められた各オブジェクトの造形時間に基づき、対象の複数のオブジェクトのうち、前記指定手段により指定された造形時間に従い抽出された1以上のオブジェクトを造形するためのデータを用いて1つのジョブを生成する生成手段として機能させ、
    前記生成された1つのジョブは、前記指定手段により指定された造形時間に従い抽出されなかったオブジェクトを除く、前記抽出された1以上のオブジェクトを造形するためのジョブであることを特徴とするプログラム。
  12. 3Dオブジェクトの造形を実行する造形部のステージ上で材料を積層してオブジェクトを造形するためのデータを処理可能とし、
    コンピュータを、造形時間を指定する指定手段と、各オブジェクトのそれぞれの積層ピッチの設定に応じたスライスデータのそれぞれの造形でのヘッドの移動量を想定して計算される造形時間をもとに、対象の複数のオブジェクトのそれぞれの造形時間を求める算出手段と、対象の複数のオブジェクトのうち、優先して造形するオブジェクトに係る設定を行う設定手段と、前記設定、及び前記算出手段により求められた各オブジェクトの造形時間に基づき、前記指定手段により指定された造形時間に従い前記複数のオブジェクトの中から抽出された一部のオブジェクトを造形するためのデータを用いて1つのジョブを生成する生成手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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