JP2017056574A - 立体造形装置、立体造形方法及び立体造形装置の制御プログラム - Google Patents

立体造形装置、立体造形方法及び立体造形装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】粉末材料を選択的に凝固させた層を積層することにより立体物を形成する造形装置において、立体物の位置確認を行う方法の提供。
【解決手段】入力された情報に基づいて成形材の層を積層させて造形を行う立体造形装置2であって、立体物の形状の情報に基づいて生成される層情報を造形ステージ211に映し出す投影情報203に変換し、造形ステージ211上に形成された平面状の粉末材料の層に対し、層情報に基づいて凝固剤を吐出201し、さらに、凝固剤が吐出される画素に投影情報に基づいて画像の投影203を行う方法。
【選択図】図3

Description

本発明は、立体造形装置、立体造形方法及び立体造形装置の制御プログラムに関し、特に、粉末中に埋没した状態で形成されている造形物の位置確認に関する。
近年、ラピッドプロトタイピング等の分野において三次元造形という技術が用いられている。かかる三次元造形によって得られた立体物は、商品開発段階等において最終製品の外観や性能の評価を行うための試作品、または展示品等として利用されることが多い。
このような三次元造形の技術の1つとして、立体物を輪切りにした形状を造形して積層していくことにより目的の立体物を形成する積層法が知られている。そして、そのような積層法を用いる三次元造形装置の1つとして、粉末等の成形材料を成形部分に対応する位置に供給し、後から成形材料を凝固させるための液体を供給することで層を形成する粉末積層造形プリンタがある。
このような粉末積層造形プリンタにおいては、造形対象の立体物が未硬化の粉末材料に埋没した視認性の悪い状態で形成される。これに対して、視認性の悪い状態で形成される目的の立体物の三次元画像をコンピュータを用いて確認する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された方法では、粉末積層造形プリンタに接続されたコンピュータに立体物の三次元画像を表示させ、造形過程における立体物の形状を確認することが出来る。しかし、粉末材料を供給した際に造形済みの立体物が粉末材料に覆われるため、造形ステージ上における立体物の位置を確認することが出来ない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、粉末材料を選択的に凝固させた層を積層することにより立体物を形成する造形装置において、立体物の位置確認を行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、入力された情報に基づいて成形材の層を積層させて前記立体物を造形する際に造形される立体物の画像を投影する立体造形装置であって、平面状の粉末材料を鉛直方向に堆積させるように供給する粉末材料供給部と、前記立体物の形状を示す情報が前記成形材の層に相当するように分割されて生成された層情報を取得する層情報取得部と、平面状に供給された前記粉末材料に対して、前記粉末材料を凝固させるための凝固剤を、前記層情報に基づいて決定される位置に選択的に吐出して、前記粉末材料を凝固させることにより前記成形材の層を形成する凝固剤吐出部と、前記層情報に応じて生成される投影情報に基づき、前記平面状の粉末材料の面に対して画像を投影する画像投影部とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、粉末材料を選択的に凝固させた層を積層することにより立体物を形成する造形装置において、立体物の位置確認を行うことが出来る。
本発明の実施形態に係るシステムの運用形態を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る3Dプリンタの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る粉末供給の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る3Dプリンタの機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るPCの機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る3Dデータ変換処理部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る光学レンズと造形ステージとの距離を算出する際の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る投影スライスデータの生成についての説明図である。 本発明の実施形態に係るスライスデータの投影動作の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る輪切り処理部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る複数のスライスデータの合成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る合成したスライスデータの投影態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るスライスデータを合成して投影する動作の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るスライスデータの選択を例示した図である。 本発明の実施形態に係るスライスデータを選択して投影する動作の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る最大値をとるスライスデータを例示した図である。 本発明の実施形態に係る最大値をとるスライスデータを投影する動作の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る投影スライスデータから進捗率の算出する際の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るスライスデータと進捗率を投影する動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るスライスデータの投影後に造形を実行する動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態においては、CAD(Computer Aided Design)データなどの立体物の形状を示す3Dデータを受信し、そのデータに基づいて成形材の層を堆積させることにより立体物を形成する3Dプリンタと、3Dプリンタに3Dデータを送信するPC(Personal Computer)とによって構成されるシステムを例として説明する。
図1は、本実施形態に係る立体造形システムの運用形態を示す図である。本実施形態に係る立体造形システムは、入力された3Dデータを解析してデータを変換した上で立体造形装置である3Dプリンタに立体造形出力を実行させるPC1と、PC1の制御に従って立体造形出力を実行する3Dプリンタ2とを含む。従って、3Dプリンタ2が立体物の製造装置としても用いられる。ここで、PC1のハードウェア構成について図2を参照して説明する。
図2に示すように、本実施形態に係るPC1は、一般的な情報処理装置と同様の構成を含む。即ち、本実施形態に係るPC1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス80を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60及び操作部70が接続されている。
CPU10は演算手段であり、PC1全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
I/F50は、バス80と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザがPC1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス等、ユーザがPC1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM30に格納されたプログラムや、HDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体からRAM20にロードされたプログラムに従ってCPU10が演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るPC1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係る3Dプリンタ2の構成について図3を参照して説明する。本実施形態に係る3Dプリンタ2は、立体物を成形するために成形材を積層していくための造形ステージ211、造形ステージ211上に粉末材料を供給する粉末供給基盤212、粉末供給基盤212上の粉末材料を造形ステージ211側へ供給するリコーター213、造形ステージ211側に供給された粉末材料を凝固させるためのバインダー液Pを吐出するIJ(InkJet)ヘッド201及びIJヘッド201を支持し、造形ステージ211上の空間においてIJヘッド201を移動させるアーム202、造形ステージ211に向けて画像を投影する投影機203を含む。投影機203は3Dプリンタ2の筐体に固定されており、投影機203と造形ステージ211の基準位置との位置関係は固定されている。また、投影機203の位置情報は予めPC1に送信され、PC1のHDD40等の記憶媒体に記憶されている。
3Dプリンタ2は、上述したように、入力された3Dデータによって形状が表現される立体造形物を水平方向に輪切り状に分割にして生成される輪切り画像に応じてIJヘッド201からバインダー液Pを吐出する。吐出されたバインダー液Pが造形ステージ211上に供給された粉末材料を凝固させることにより一層分の成形が実行され、そのような層を積層していくことによって立体造形が行われる。さらに、本実施形態に係る3Dプリンタ2は、投影機203を含み、造形ステージ211に対して輪切り画像を投影する。以下、図4(a)〜(f)を参照して、本実施形態に係る一層分の成形動作について説明する。
図4(a)に示すように、粉末供給基盤212上には粉末材料が積載されている。リコーター213が移動して粉末供給基盤212上に積載された粉末材料を造形ステージ211側に押し出すことにより、図4(b)に示すように造形ステージ211上に一層分の粉末材料が供給される。
図4(b)に示すように造形ステージ211上に粉末材料が供給されると、図4(c)に示すように、IJヘッド201から輪切り状の画像データに応じた位置にバインダー液Pが吐出される。バインダー液Pとは、粉末材料を凝固させるための凝固剤である。これにより、図4(d)に示すように、バインダー液Pが吐出された部分の粉末材料が、輪切り状の画像データに応じて選択的に凝固される。さらにこの時、投影機203によって、IJヘッド201によってバインダー液Pが吐出される際に参照された輪切り状の画像データに基づいた投影データが造形ステージ211に対して投影される。即ち、IJヘッド201及びアーム202が、平面状に供給された粉末材料に対して、成形対象の立体物の情報に基づいて決定される位置に選択的にバインダー液Pを吐出し、バインダー液Pと粉末材料との成形材の層を積層させる凝固剤吐出部として機能する。また、投影機203は輪切り状の画像データを投影する画像投影部として機能する。
図4(d)に示すように一層分の成形が完了すると、図4(e)に示すように造形ステージ211と粉末供給基盤212との高さを調整し、再度リコーター213を移動させることにより、図4(f)に示すように、既に成形が完了した層の上に新たな層のための粉末材料の層を設ける。このような動作を繰り返すことにより、粉末材料が凝固した成形層を積層させていき、立体造形が行われる。また、投影機203の機能により、立体造形の過程において、成形層が造形ステージ211上のどの位置で積層しているかを視覚的に確認することが出来る。即ち、造形ステージ211、粉末供給基盤212及びリコーター213が、平面状の粉末材料を鉛直方向に堆積させるように供給する粉末材料供給部として機能する。
尚、3Dプリンタ2も、図2において説明した構成に準ずる情報処理機能を含む。そして、そのような情報処理機能によってPC1からの制御を受け付けると共に、情報処理機能によって実現される制御部によって、造形ステージ211と粉末供給基盤212との高さの調節、リコーター213の移動、アーム202の移動やIJヘッド201からの成形材の吐出及び投影機203からの画像の投影が制御される。
次に、本実施形態に係る3Dプリンタ2の制御構成について図5を参照して説明する。図5に示すように、本実施形態に係る3Dプリンタ2は、粉末供給基盤212及びリコーター213によって構成される粉末供給部210、IJヘッド201及び投影機203に加えて、それらを制御するコントローラ220を含む。
コントローラ220は、主制御部221、ネットワーク制御部222、粉末供給部ドライバ223、IJヘッドドライバ224及び投影機ドライバ225を含む。主制御部221は、コントローラ220において全体を制御する制御部であり、OSやアプリケーション・プログラムに従ってCPU10が演算を行うことにより構成される。ネットワーク制御部222は、3Dプリンタ2がPC1等の他の機器と情報をやり取りするためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。従って、ネットワーク制御部222と主制御部221とが、PC1から輪切りデータを取得する層情報取得部として機能する。
粉末供給部ドライバ223及びIJヘッドドライバ224は、夫々粉末供給部210、IJヘッド201を駆動制御するためのドライバソフトウェアであり、主制御部221の制御に従って夫々粉末供給部210、IJヘッド201を駆動制御する。また、投影機ドライバ225はPC1から3Dプリンタ2に送信される画像データを投影機203から投影させるためのドライバソフトウェアである。このようなソフトウェアが実行する駆動制御によって、図4(a)〜(f)において説明した動作が実現される。
次に、本実施形態に係るPC1の機能構成について図6を参照して説明する。図6に示すように、本実施形態に係るPC1は、図2において説明したLCD60及び操作部70に加えて、コントローラ100及びネットワークI/F101を含む。ネットワークI/F101は、PC1がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成され、PC1全体を制御する制御部として機能する。図6に示すように、コントローラ100は、本実施形態の要旨に係る機能として、立体データアプリ110、3Dデータ変換処理部120及びPC1が3Dプリンタ2を制御するための機能を提供する3Dプリンタドライバ130を含む。
立体データアプリ110は、CAD(Computer Aided Design)ソフト等、物体の3次元的形状を表現するデータを処理するソフトウェアアプリケーションである。
3Dデータ変換処理部120は、入力された3Dデータを取得して変換処理を行う立体情報処理部である。即ち、3Dデータ変換処理部120を実現するためのプログラムが、立体情報処理プログラムとして用いられる。3Dデータ変換処理部120への3Dデータの入力は、ネットワークを介してPC1に入力されたデータを3Dデータ変換処理部120が取得する場合や、操作部70に対するユーザの操作によって指定されたファイルパスのデータを3Dデータ変換処理部120が取得する場合等がある。
3Dデータ変換処理部120は、そのように取得した3Dデータに基づき、3Dデータによって形作られる立体物を輪切り状にした各層の層情報(以降、「輪切りデータ」とする)を生成する。また、本実施形態に係る3Dデータ変換処理部120は、本実施形態の要旨に係る処理として、造形ステージ211に対して投影される情報である投影データを輪切りデータに基づいて生成する。この処理についての詳細は後述する。
3Dプリンタドライバ130は、PC1から3Dプリンタ2を動作させるためのソフトウェア・モジュールであり、3Dデータ変換処理部120によって生成された輪切りデータや投影データに基づき、3Dプリンタ2を動作させるためのジョブを生成して3Dプリンタ2に送信する。従って、輪切りデータは分割された立体物を造形する造形情報に相当する。
次に、本実施形態に係る3Dデータ変換処理部120に含まれる機能について図7を参照して説明する。図7に示すように、本実施形態に係る3Dデータ変換処理部120は、3Dデータ取得部121、輪切り処理部122、投影距離算出部123、投影情報生成部124及び変換データ出力部125を含む。
3Dデータ取得部121は、3Dデータ変換処理部120に入力された3Dデータを取得する。上述したように、3Dデータとは造形するべき目的物の三次元的形状を示す目的物立体情報である。輪切り処理部122は、3Dデータ取得部121が取得した3Dデータに基づいて輪切りデータを生成する。この時、夫々の輪切りデータは、粉末材料の一回の供給分に相当する厚さに分割され生成される。
投影距離算出部123は、図8に示すような、PC1に予め入力されている投影機203の位置情報及び造形ステージ211の高さ情報に基づいて、投影機203のレンズと造形ステージ211の造形面との距離(以後、投影距離とする)を算出する。投影距離算出部123によって算出された投影距離は、投影データ生成における処理にて使用される。尚、本実施形態においては、造形ステージ211の中心と投影機203の光学レンズとを結んだ二点間の距離を投影距離として算出する。投影距離の算出についての詳細は投影データの生成についての説明と共に後述する。
投影情報生成部124は、輪切り処理部122が生成した輪切りデータ及び投影距離算出部123が算出した投影距離に基づいて投影データを生成する。ここで、投影データの生成態様について、図8及び図9を参照して説明する。図8は3Dプリンタ2の模式図、図9の左の図は輪切りデータを示し、図9の右の図は投影データをそれぞれ示す。本実施形態に係る投影情報生成部124は、投影距離d、投影機203の光学レンズの焦点距離及び投影機203の投影解像度に基づいて輪切りデータの二次元画像情報に対して幾何学変換を実行し、投影データを生成する。投影データの生成に先立って、投影距離算出部123によって、投影距離が算出される。以下、図8を参照して、投影距離算出部123が実行する処理について説明する。
本実施形態において、投影機203の位置情報(x,y,z)は予めPC1に記憶されている。投影距離算出部123は、位置情報(x,y,z)、粉末材料の供給に伴う造形ステージ211のz方向の位置の変化及び粉末材料の積層幅とを参照して、図8に示すような造形ステージ211上の造形面から投影機203の光学レンズまでの高さhを算出する。
さらに、投影距離算出部123は、位置情報(x,y,z)を参照して、図8に示すように造形ステージ211上における中心Oから点(x,y)間の距離aを算出する。距離aを算出すると、図8に示すように距離a、投影距離d、高さhの三辺から成る直角三角形が形成される。この時、直角三角形における辺の長さの性質を利用して、d=h+aより、投影距離dを算出することが出来る。
次に、図9を参照して、投影データの生成態様について説明する。投影情報生成部124は、まずPC1に予め記憶されている投影機203のレンズの焦点距離fと、投影距離算出部123によって算出された投影距離dを参照して、造形ステージ211に投影される画像の大きさである投影領域サイズを算出する。この時の投影領域サイズは、結像公式を用いて、(投影距離d−焦点距離f)/焦点距離f=(投影領域サイズ/投影機203の投影デバイスサイズ)から求めることができる。尚、ここで投影機203の投影デバイスサイズとは、一般的なプロジェクタに搭載されているDMD(Digital Mirror Device)や液晶ディスプレイ等の表示素子の大きさを示す。また、本実施形態において、投影領域は正方形である。
投影領域サイズの対角線をDとすると、長さD及び投影機203の投影解像度から、造形ステージ211に投影される画像の解像度(以後、「ステージ解像度S」とする)を求めることが出来る。ステージ解像度Sは、直角二等辺三角形の性質を利用してステージ解像度S=(投影機203の投影解像度)/(長さD/√2)によって算出する。この時の投影機203の投影解像度とは、先述した表示素子の解像度に相当する。さらに、造形時にバインダー液Pを吐出する画素の情報である輪切りデータの解像度を「輪切り解像度R」とすると、輪切り解像度Rとステージ解像度Sとの比Nは、N=S/Rとして求めることが出来る。このようにして求めた比Nを利用して、輪切りデータを縦横にN倍に幾何学変換し、造形ステージ211に投影すると、輪切りデータによって造形される立体物の一層に相当する大きさの画像を映し出すことが出来る。従って、投影情報生成部124は輪切りデータを縦横にN倍に幾何変換して投影データを生成する。
変換データ出力部125は、輪切り処理部122が生成した輪切りデータ及び投影情報生成部124が生成した投影データを3Dプリンタドライバ130に対して出力する。これにより、3Dプリンタドライバ130が、輪切りデータ及び投影データに基づいて3Dプリンタ2を動作させるためのジョブを生成して3Dプリンタ2に送信する。
また、図8に示すように、投影機203の光軸と造形ステージ211とは垂直ではないため、造形ステージ211に投影される画像には歪みが生じる。この歪みは、図8に示す辺aと辺dとの角度θに応じて投影機ドライバ225によって補正が行われる。
次に、ジョブを受信した3Dプリンタ2の動作について、図10を参照して説明する。主制御部221は、PC1から輪切りデータ及び投影データを含むジョブを受信すると(S1001)、粉末供給部ドライバ223を制御して造形ステージ211を1層の輪切りデータにより造形される層の厚みに相当する分だけ下降させる(S1002)。造形ステージ211を下降させると、主制御部221は粉末供給部ドライバ223を制御してリコーター213を動作させることにより、粉末供給基盤212から造形ステージ211に粉末材料を供給する(S1003)。次に、主制御部221は、IJヘッドドライバ224を制御してアーム202を移動させることによりIJヘッド201を各画素の位置に移動させる。
IJヘッド201を移動させた後、主制御部221は輪切りデータ及び投影データを参照する。主制御部221は、参照した投影データを投影機ドライバ225に送信し造形ステージ211に供給された粉末材料に対して投影させる。さらに、輪切りデータにおいて、IJヘッド201の位置が造形対象の立体物の一部であればバインダー液Pを吐出させる制御を実行する(S1004)。この時、主制御部221は、IJヘッド201の位置が造形対象の立体物の一部ではない場合には、バインダー液Pの吐出を行わない制御を実行する。主制御部221は、一層分について処理を完了するまでS1004の処理を繰り返す。
そして、一層分の処理を完了したら、主制御部221は、すべての層について処理を完了するまで、新たな層の粉末材料の供給から処理を繰り返し(S1005/No)、すべての層について処理を完了すると(S1005/Yes)、処理を終了する。このような処理により、ジョブを受信した3Dプリンタ2の動作が完了する。
以上説明したように、本実施形態に係る3Dプリンタ2は、造形が行われる領域を粉末材料に対して投影させることで、造形ステージ211上における立体物の位置を確認することが出来る。これにより、積層した粉末材料における立体物の位置を視覚的に確認して、例えば、造形済みの立体物の取り出しの際に発生する破損を低減させることが出来る。
また、立体物の大きさによっては、複数の立体物を同時に造形するような場合も考えられる。そのような場合3Dプリンタ2は、輪切り処理部122において実現される機能によって生成された複数の立体物の輪切りデータを造形ステージ211に対して投影する。
ここで、図11を参照して、輪切り処理部122に含まれる各種の機能について説明する。図11に示すように、輪切り処理部122は、データ合成部126、データ選択部127、データ記憶部128、進捗率算出部129を含む。
データ合成部126は、複数の立体物を同時に造形するような場合に、3Dデータ変換処理部120に入力される3Dデータから生成された輪切りデータの合成を行う。データ選択部127は、PC1からユーザが行う操作の情報を受け付けて、操作の情報に対応する投影データの選択を実行する。データ記憶部128は、RAM20やHDD40等に投影済みの投影データを記憶する。進捗率算出部129は、輪切りデータと3Dデータとを比較して、夫々の輪切りデータに造形プロセスにおける進捗率の情報を付加する。以下、輪切り処理部122に含まれる機能によって実行可能な処理について、詳細を説明する。
図12は、複数の立体物の3Dデータを例示した図である。図12に示すように、3Dプリンタ2に複数の立体物の造形を同時に実行させる場合、データ合成部126は、同一の粉末材料の層において造形が行われる複数の立体物の夫々の輪切りデータを合成する。そして、図13に示すように、3Dプリンタ2は合成された輪切りデータに基づいて造形及び粉末材料への投影を実行する。
図14は、3Dデータ変換処理部120において複数の立体物の輪切りデータを合成する際の動作を示すフローチャートである。まず、立体データアプリ110から3Dデータ変換処理部120に複数の立体物の3Dデータが入力される(S1401)。3Dデータ取得部121は、3Dデータを受信すると、未入力の3Dデータが存在しないか否かを判断する(S1402)。未入力の3Dデータが存在する場合(S1402/Yes)、3Dデータ取得部121は、3Dデータが再び入力されるまで、待機し、3Dデータが全て入力されるまで、S1401、S1402の処理を繰り返し行う。3Dデータが全て入力された場合(S1402/No)、3Dデータ取得部121は、入力された3Dデータを輪切り処理部122に送信する。輪切り処理部122は、3Dデータ取得部121から受信した3Dデータ夫々に対して輪切り処理を行い、データ合成部126に送信する。データ合成部126は、生成された輪切りデータを合成し、一層分の輪切りデータを生成する(S1403)。
3Dデータ変換処理部120は、データ合成部126によって合成された輪切りデータに基づいて投影データを生成し、3Dプリンタドライバ130に送信する(S1404)。3Dプリンタドライバ130は、合成済みの輪切りデータ及び投影データに基づき、3Dプリンタ2を動作させるためのジョブを生成して3Dプリンタ2に送信する。PC1における3Dデータの処理によって、図13に示すように複数の投影データを造形ステージ211上の粉末材料に同時に投影することが出来る。
尚、立体物の3Dデータは、立体データアプリ110において、ユーザが行うPC1の操作を受け付けて配置が決定される。従って、図12のように円柱と三角錐を同時に造形する場合に、ユーザが任意に指定した位置に夫々の立体物を配置することが出来る。
図15は、立体物の輪切りデータの選択を行う例を示した図である。図15に示すような形状の立体物を造形する場合、粉末積層造形を行う装置においては、造形される立体物が未固定の粉末材料に埋もれてしまう。従って、頂点が造形される時には輪切りデータの面積が小さく、投影範囲が小さくなるため、ユーザに対して立体物の埋没位置を効果的に提示することが出来ない。そこで、本実施形態においては図15に示すように、立体物の輪切りデータを選択して、選択した輪切りデータに基づいて生成された投影データを造形ステージ211上に映し出し、立体物の埋没位置を提示する。立体物の輪切りデータの選択は、図16のフローチャートに示すように、ユーザが行うPC1の操作を受け付けて、その受付信号に基づいてどの輪切りデータを投影するかデータ選択部127によって選択される(S1601)。選択された輪切りデータは、投影情報生成部124によって投影データに変換され、3Dプリンタドライバ130から3Dプリンタ2に送信され(S1602)、造形ステージ211上に投影される。
本実施形態においては、ユーザが任意に指定した輪切りデータを造形ステージ211に映し出すことが出来る。例えば、粉末材料の色を変えて造形が行われている場合には、ユーザが任意に指定した造形層の投影データを造形ステージ211に映し出すため、造形過程においてユーザの指定する造形層の位置の詳細を確認することが出来る。
図17は、立体物の3Dデータに含まれる輪切りデータを例示した図である。図17に示すような立体物を造形する場合、輪切りデータが造形過程において大きく変化する。そこで本実施形態においては、立体造形の終了後に最も大きい投影データを造形ステージ211上に自動的に映し出すように制御を実行する。
図18は、造形後に最も大きい投影データを投影する動作を示すフローチャートである。図18に示す処理においてはまず、3Dデータ変換処理部120に入力された3Dデータを輪切り処理部122が分割して輪切りデータの生成を行う際に、輪切りデータの大小を判定する(S1801)。輪切り処理部122は、新規に生成された輪切りデータが最も大きい場合(S1801/Yes)、データ記憶部128に新規に生成された輪切りデータを記憶させる(S1802)。この時、既に記憶済みの輪切りデータが存在する場合、輪切り処理部122は、新規に生成された輪切りデータを最も大きい輪切りデータとして更新し、データ記憶部128に記憶させる。従って、輪切り処理部122は、記憶済みの輪切りデータよりも新規に生成された輪切りデータが小さい場合には、輪切りデータの更新を行わない(S1801/No)。
次に、輪切り処理部122は、輪切りデータに基づく造形処理が全て実行され、立体物の造形が完了したか否か判定する(S1803)。立体物の造形が完了していない場合(S1803/No)、輪切り処理部122は、造形されていない3Dデータの輪切り処理を実行し、再度S1801から処理を行う。立体物の造形が完了している場合(S1803/Yes)、輪切り処理部122は、データ記憶部128を参照し、最も大きい輪切りデータを投影する処理を実行する(S1804)。この処理において、最も大きい輪切りデータの投影は、造形ステージ211上の粉末材料の上に行われる。従って、投影距離算出部123は、造形完了時点における投影距離の算出を実行する。算出された投影距離は、投影情報生成部124に送信され、輪切りデータから投影データへの幾何学変換の際に用いられるデータとなる。幾何学変換により生成した投影データは、3Dプリンタドライバ130によって、投影機203から造形ステージ211へ投影される。
このようにして、最も大きい輪切りデータを造形ステージ211上に投影させると、粉末材料に埋もれていても立体物の大きさを視認することが出来る。そのため、造形完了後に立体物の取り出しを行う際に発生する破損を低減させることが出来る。尚、本実施形態においては、造形物の位置を表す画素領域の大小を比較して投影データの大小を判断する。
図19は、造形過程における進捗率の情報を付加させた投影データの態様を例示した図である。以下、図19及び図20を参照して、造形過程における進捗率の情報を付加させた投影データを投影する場合の動作について説明する。
輪切り処理部122は、入力された3Dデータに対して行う輪切り処理の際に生成した輪切りデータに対して、順番に番号を割り当てる(S2001)。この時の番号の割り当ては、造形過程において成形材の層を形成するための情報として用いられる。
そして、進捗率算出部129は、輪切りデータに割り当てられた番号及び番号の最大値に基づいて、夫々の輪切りデータにおける進捗率を算出し、算出結果を付加する(S2002)。このようにして進捗率を付加させた輪切りデータは、投影距離算出部123に送信され(S2003)、輪切りデータ及び投影データとしてS1004の処理において使用される。尚、輪切りデータに割り当てられた番号に基づいて進捗度を示す情報を付加する構成であってもよい。
進捗率を付加させた後の輪切りデータの態様としては、投影データにおいて進捗率を文字情報として表示させたり、輪切りデータに基づいて進捗率を3Dプリンタ2のディスプレイに表示させてもよい。
以上説明したように、本発明に係る輪切り処理部122において3Dデータの輪切り処理を実行する際に行われる処理において、造形物の詳細な位置を投影させたり、進捗率を反映させた投影データを生成する。また、複数の3Dデータの造形を同時に行う際に、夫々の輪切りデータを生成し、合成して造形ステージ211上に投影する。輪切り処理部122に含まれる機能によって実現されるこれらの処理は、夫々を独立して実行してもよいし、いくつかの処理を組み合わせて実行してもよい。輪切り処理部122にこのような処理を実行させることで、立体物の造形層夫々の造形時のみならず、造形前や造形完了後においても、造形ステージ211上における立体物の位置確認を行うことが出来る。
また、複雑な構造の立体物の造形を行う際には、造形ステージ211上のどの位置で造形が実行されるのか確認してから造形を実行することが望ましい。このような場合、造形ステージ211への投影データの投影が行われてから、PC1へのユーザの入力を受け付けて造形の実行可否を決定することが出来る。以下、図21を参照して、投影後に造形実行の可否を決定する場合の動作について説明する。尚、図21のフローチャートに示す処理においては、S1003までは図10と同様の処理を行うため説明を省略する。以下、輪切りデータ及び投影データが3Dプリンタ2に入力され、粉末材料が造形ステージ211に供給された後の処理から説明を行う。
造形ステージ211に粉末材料が供給されると、主制御部221は、投影データ及び輪切りデータを参照し、参照した投影データを投影機ドライバ225に送信する。投影機203は、造形ステージ211に供給された粉末材料に対して投影データを投影する(S2101)。投影機203による投影が行われると、主制御部221は、ネットワーク制御部222を介してPC1に、輪切りデータに基づく造形の実行可否を判断する要求を送信する。ユーザは、PC1を操作して、造形ステージ211に映し出された輪切りデータに相当する領域の造形を行うか否かを入力する。
ユーザによるPC1の操作を受け付けて、造形の実行が可である信号を受信した場合(S2102/Yes)、3Dプリンタドライバ130は、投影データに相当する輪切りデータに基づく造形を3Dプリンタ2に実行させるジョブを3Dプリンタ2に送信する。3Dプリンタ2は、ジョブに基づいて、投影データに相当する領域の造形を行う。3Dプリンタ2は、3Dデータに相当する全部の輪切りデータの造形が行われるまでS1001〜S2103の処理を繰り返し実行する(S2104/No)。
ユーザによるPC1の操作を受け付けて、造形の実行が不可である信号を受信した場合(S2102/No)、3Dプリンタドライバ130は、造形を中止し、全ての処理を終了させるジョブを3Dプリンタ2に送信する。尚、図21に示すような投影処理後に造形実行の可否決定を行う処理は、先述した全ての実施形態において適用することが出来る。このように、造形が行われる前に実際の造形画像を造形ステージ211に映し出すことにより、新規に造形される層を確認して立体造形を実行することが可能になる。
1 PC
2 3Dプリンタ
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD
70 操作部
80 バス
100 コントローラ
101 ネットワークI/F
110 立体データアプリ
120 3Dデータ変換処理部
121 3Dデータ取得部
122 輪切り処理部
123 投影距離算出部
124 投影情報生成部
125 変換データ出力部
126 データ合成部
127 データ選択部
128 データ記憶部
129 進捗率算出部
130 3Dプリンタドライバ
201 IJヘッド
202 アーム
203 投影機(プロジェクタ)
210 粉末供給部
211 造形ステージ
212 供給ステージ
213 リコーター
220 コントローラ
221 主制御部
222 ネットワーク制御部
223 粉末供給部ドライバ
224 IJヘッドドライバ
225 投影機ドライバ
特開2001−58357号公報

Claims (7)

  1. 入力された情報に基づいて成形材の層を積層させて前記立体物を造形する際に造形される立体物の画像を投影する立体造形装置であって、
    平面状の粉末材料を鉛直方向に堆積させるように供給する粉末材料供給部と、
    前記立体物の形状を示す情報が前記成形材の層に相当するように分割されて生成された層情報を取得する層情報取得部と、
    平面状に供給された前記粉末材料に対して、前記粉末材料を凝固させるための凝固剤を、前記層情報に基づいて決定される位置に選択的に吐出して、前記粉末材料を凝固させることにより前記成形材の層を形成する凝固剤吐出部と、
    前記層情報に応じて生成される投影情報に基づき、前記平面状の粉末材料の面に対して画像を投影する画像投影部とを含むことを特徴とする立体造形装置。
  2. 前記層情報取得部は、複数の立体物についての成形材の層に相当する情報を含む前記層情報を取得し、
    前記凝固剤吐出部は、平面状に供給された前記粉末材料の異なる位置に対して、複数の立体物についての成形材の層に相当する情報に基づいて夫々前記凝固剤を吐出し、
    前記画像投影部は、複数の立体物についての成形材の層に相当する情報に応じて生成された投影情報に基づき、平面状に供給された前記粉末材料の面の異なる位置に対して画像を投影することを特徴とする請求項1に記載の立体造形装置。
  3. 前記画像投影部は、前記立体造形装置に前記層情報を指定する信号が入力された場合に、前記指定された層情報に応じて生成される投影情報に基づいた画像を投影することを特徴とする請求項1又は2に記載の立体造形装置。
  4. 前記画像投影部は、前記層情報のうち前記立体物の領域が最も大きい情報に応じて生成された前記投影情報に基づいた画像を投影することを特徴とする請求項1又は2に記載の立体造形装置。
  5. 前記層情報取得部は、前記層情報について、前記成形材の層を形成するための情報として用いられる順番を示す情報を取得し、
    前記画像投影部は、取得された前記順番を示す情報に基づき、前記平面状の粉末材料の面に対して、前記立体物の造形の進捗度を投影することを特徴とする請求項1又は2に記載の立体造形装置。
  6. 入力された情報に基づいて成形材の層を積層させて前記立体物を造形する際に造形される立体物の画像を投影する立体造形方法であって、
    平面状の粉末材料を鉛直方向に堆積させるように供給し、
    前記立体物の形状を示す情報が前記成形材の層に相当するように分割されて生成された層情報を取得し、
    平面状に供給された前記粉末材料に対して、前記粉末材料を凝固させるための凝固剤を、前記層情報に基づいて決定される位置に選択的に吐出して、前記粉末材料を凝固させることにより前記成形材の層を形成し、
    前記層情報に応じて生成される投影情報に基づき、前記平面状の粉末材料の面に対して画像を投影することを特徴とする立体造形方法。
  7. 入力された情報に基づいて成形材の層を積層させて前記立体物を造形する際に造形される立体物の画像を投影する立体造形装置の制御プログラムであって、
    平面状の粉末材料を鉛直方向に堆積させるように供給させるステップと、
    前記立体物の形状を示す情報が前記成形材の層に相当するように分割されて生成された層情報を取得するステップと、
    平面状に供給された前記粉末材料に対して、前記粉末材料を凝固させるための凝固剤を、前記層情報に基づいて決定される位置に選択的に吐出して、前記粉末材料を凝固させることにより前記成形材の層を形成させるステップと、
    前記層情報に応じて生成される投影情報に基づき、前記平面状の粉末材料の面に対して画像を投影させるステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする立体造形装置の制御プログラム。
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