JP6364931B2 - ガラス面板 - Google Patents
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Description
外側に位置するガラス板の内表面に一部の光を反射しかつ他部の光を透過する反射層を形成したことを特徴とするガラス面板に関するものである。
外側に位置するガラス板の内表面に一部の光を反射しかつ他部の光を透過する反射層を形成したものである。
組立てたときに外側に位置する4mmの厚さのガラス板17の内表面に、蒸着法によって、200nmの珪素の薄膜から成る反射層19を形成した。この反射層19は、透過光の光量と反射光の光量とがほぼ等しく、ハーフミラーを構成する。そしてこのようなガラス板17を反対側の同じく4mmのガラス板と、0.38mmの厚さのPVBフィルムを介して接合することにより、図3に示すようなガラス面板10を得た。
上記第1の実施例における中間のPVBフィルム18に代えて、図4Aに示すような2枚のPVBフィルム23、24によって両側のガラス板17を接合した。ここで外側に位置するPVBフィルム23は、グレーの0.38mmのフィルムである。また内側に位置する別のPVBフィルム24は、乳白色であって半透明のPVBフィルムである。このような組合わせによっても、両側のガラス板17が強固に結合したガラス面板が得られた。
上記実施例1における両側のガラス板17の間に配されるPVBフィルム18に代えて、図4B示すように2枚のPVBフィルム23、25を用いた。ここで内側のPVBフィルム23はグレーのPVBフィルムであって、内側に位置するPVBフィルム25は、濃い乳白色のPVBフィルムである。また内側のPVBフィルム23と外側のPVBフィルム25は、ともにその厚さが0.38mmになっている。このような構成によっても、2枚のPVBフィルム23、25によって、両側のガラス板17が強固に接合されて合わせガラスから成るガラス面板10が得られた。
実施例1における両側のガラス板17を接合するPVBフィルム18に代えて、図4Cに示す2枚のPVBフィルム26、27を用いた。これらのPVBフィルム26、27は、その内の外側のPVBフィルム26がブルーの透明な0.38mmのPVBフィルムであって、内側のPVBフィルム27は0.38mmの透明フィルムである。これら2枚のフィルム26、27によって、薄い透明の複合フィルムが形成される。そしてこれらのPVBフィルム26、27によって、両側のガラス板17が強固に接合された。
実施例1における両側のガラス板17を接合するPVBフィルム18に代えて、図4Dに示す2枚のPVBフィルム26、28を用いた。ここで外側のPVBフィルム26はブルーの透明フィルムであって、内側のPVBフィルム28は乳白色の半透明のPVBフィルムである。またこれらのPVBフィルム26、28はともに0.38mmの厚さである。このような構成によっても、両側のガラス板17が強固に接合された。
実施例1における外側のガラス板17の内側の表面に形成される反射層19の厚さを、図5に示すようにこのガラス板17の高さ方向に行くに従って次第に厚さを小さくした。なおこのような反射層19の厚さの変化は、ニッケルのスパッタリングによる薄膜の形成の際に、反対側の面の全体をマスクで覆ったガラス板17に対して薄膜分子材料を回り込みするとともに、この回り込みによる飛行の距離の差を利用して形成した。ここでガラス板17の下端側の部分においては、反射層19の厚さは約200nmであるのに対し、ガラス板17の上端側の部分においては薄膜の厚さはほぼ0になっている。そして厚さの変化が漸次変化するグラデーションとなっている。このようなガラス板17を反対側のガラス板17と実施例1の方法によって接着フィルム18によって接着してガラス面板10を得た。このようなガラス面板10は、上側と下側とで光学特性、とくに反射および透過が変化することが確認された。
実施例1における外側のガラス板17に代えて、図6に示すガラス板17を用いた。このガラス板17は、ストライプ状に薄膜から成る反射層19を形成している。そしてストライプ間においては透明な部分が形成されている。このような薄膜19は、透明な部分に対応する領域をマスクで覆っておき、回り込みの手法によってスパッタリングでニッケルの反射層19を形成したものである。なおここで、反射層19の膜厚は、ガラス板17の下端側において約200nmであり、上端側においては0になっている。そしてこのようなガラス板17を反対側の透明なガラス板17とPVBフィルムから成る接着フィルム18で接合することによって、ガラス面板10を得た。このようなガラス面板は、高いデザイン性を有するマンションのベランダ(図1)を提供するものであることが確認された。
実施例1において、両側のガラス板17を接合するためのPVBフィルム18を2枚のエチレン−酢酸ビニール共重合体フィルム31に置換えるとともに、両者の間に図8に示すようなポリエチレンテレフタレートの印刷フィルム32を配した。なおここでは、反射層19は実施例1と同様の均一な厚みになっている。この場合には、反射層19がハーフミラーとなり、しかも中間に配置される印刷フィルム32にグラデーションの模様が形成されているために、このガラス面板10をマンションのベランダに適用すると、反射層19が一定の割合でしか光を透過させないために、外からベランダ内や室内を覗き見られることがない。
図8に示す印刷フィルム32を用いた実施例8において、ポリエチレンテレフタレートの印刷フィルムとして図9に示すフィルム32を用いた。ここでフィルム32には、縦方向に延びるストライブ状の模様が形成されている。従ってこのような模様が、ハーフミラーから成る反射層19と組合わされてさらにデザイン性に優れたガラス面板10が得られる。
実施例8における中間のポリエチレンテレフタレートの印刷フィルム32に代えて、図10に示す印刷フィルム32を用いている。なおここでも、外側のガラス板17の内側に形成される反射層19は均一な厚さになっている。この場合には、とくに夜間において、半透明の反射層19を通して内側の状況および印刷フィルム32の模様が外から薄く透けて見えるようになる。
11 笠木
12 縦棧
13 下棧
17 ガラス板
18 接着フィルム(PVB、ポリビニールブチラール)
23 グレーのPVBフィルム
24 乳白色のPVBフィルム
25 乳白色のPVBフィルム(濃)
26 ブルーのPVBフィルム
27 半透明のPVBフィルム
28 乳白色の半透明のPVBフィルム
31 エチレン−酢酸ビニール共重合体フィルム(EVA)
32 印刷フィルム
Claims (4)
- 2枚のガラス板を接着フィルムを介して接合して成るベランダ用ガラス面板において、
ベランダの内外方向外側に位置するガラス板の内表面に一部の可視光を反射しかつ他部の可視光を透過する反射層を形成したガラス面板であって、
前記反射層が金属またはセラミックの薄膜であって、前記ガラス板の内表面に蒸着、スパッタ、イオンプレーティング、または気相成長により形成された反射膜、或いは前記反射層が珪素、ニッケル、パラジウム、またはクロムから成る薄膜であって、
前記反射層が前記外側のガラス板の内表面において厚さが不均一に形成されているガラス面板。 - 前記反射層が前記外側のガラス板の縦方向または横方向に沿って次第に厚さが変化する請求項1に記載のガラス面板。
- 前記外側のガラス板の内表面の一部の領域のみに前記反射層が形成され、他部の領域において前記ガラス板が透明である請求項2に記載のガラス面板。
- 前記接着フィルムがPVB(ポリビニールブチラール)フィルムである請求項1に記載のガラス面板。
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JP2014093535A JP6364931B2 (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | ガラス面板 |
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