JP6364902B2 - 廃熱回収制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、廃熱回収制御装置に関し、特に、内燃エンジンの廃熱回収装置を制御する廃熱回収制御装置に関する。
従来から特許文献1に記載された廃熱回収器(排気熱回収装置)が知られている。この廃熱回収器は、内燃機関の運転状態に応じて状態切替手段を制御し、熱循環経路を切り替えていた。
特開2010−59862号公報
しかしながら、前述した従来装置では、構造が複雑化し多大な製造コストを要していた。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた。本発明の目的は、構造を複雑化することなく効率的に廃熱を回収することを可能とする廃熱回収制御装置を提供することである。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。
本発明による廃熱回収制御装置のひとつの態様は、過給機の過給圧が過剰に上昇することを防止するバイパス機構を有する。そして、前記バイパス機構のバイパス通路に連設されるガス通路部と、エンジン冷却水が流れる冷却水路部とを備え、前記ガス通路部を流れる排気と、前記冷却水路部を流れるエンジン冷却水との熱交換を行う熱交換器と、前記熱交換器の下流に設けられる排気浄化触媒が活性温度に達しても前記エンジン冷却水の温度がエンジン暖機完了温度に達するまでは、前記バイパス通路の流量を調整するウェイストゲートバルブを開弁しておくバルブ制御部をさらに有する。
この態様によれば、バイパス機構のバイパス通路に熱交換器を設けた。エンジン冷却水は、過給機のハウジングを流れるように配索されているので、この冷却水通路を延長して、熱交換器にエンジン冷却水を流すことができる。したがって、既存の装置を利用して大幅に変更することなく、効率的に廃熱を回収することができ、内燃エンジンの早期暖機化を図ることができる。そして、熱交換器の下流に設けられる排気浄化触媒が活性温度に達してもエンジン冷却水の温度がエンジン暖機完了温度に達するまでは、ウェイストゲートバルブを開弁しておくことで、高温の排気によりエンジン冷却水を暖め、内燃エンジンの暖機を促進させることができる。
図1は、本発明による内燃エンジンの廃熱回収装置の一実施形態を示す図である。 図2は、熱交換器32の斜視図である。 図3は、ガス通路部321を一端から見た図である。 図4は、図2の熱交換器32のIV-IV断面図である。 図5は、内燃エンジンの廃熱回収制御装置のコントローラーが実行するメイン制御のフローチャートである。 図6は、内燃エンジンの廃熱回収制御装置のコントローラーが実行する暖機中制御のフローチャートである。 図7は、内燃エンジンの廃熱回収制御装置のコントローラーが実行する通常制御のフローチャートである。 図8は、実施形態の作用効果を説明するタイムチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
内燃エンジンの廃熱を回収する手法が種々提案されている。しかしながら、上述の特許文献1の手法では、構造が複雑化し多大な製造コストを要していた。そこで、本実施形態では、構造を複雑化することなく効率的に廃熱を回収することができる手法を提案する。具体的な内容を以下に説明する。
図1は、本発明による内燃エンジンの廃熱回収装置の一実施形態を示す図である。
内燃エンジンのターボチャージャー(過給機)10のハウジング100には、排気通路101と、バイパス通路102と、が形成される。内燃エンジンのターボチャージャー10は、排気タービン111と、吸気コンプレッサー(不図示)と、ウェイストゲートバルブ112と、を含む。
バイパス通路102は、排気タービン111を迂回するガス通路である。バイパス通路102は、排気タービン111の上流の排気通路101から分岐して、排気タービン111の下流の排気通路101に合流する。
排気タービン111は、排気通路101に設けられる。排気タービン111は、不図示の吸気コンプレッサーと同軸に設けられる。排気タービン111は、排気通路101を流れる排気によって回転駆動される。
ウェイストゲートバルブ112は、バイパス通路102のゲート(入口)12aに設けられる。ウェイストゲートバルブ112は、アクチュエーター15によって開度が調整されて、バイパス通路102を流れるガスの流量をコントロールする。
アクチュエーター15は、タービンハウジング100に取り付けられる。アクチュエーター15は、リンク機構16を介してウェイストゲートバルブ112に連結される。アクチュエーター15は、たとえばDCモーターである。
リンク機構16は、ストロークロッド161と、回動ロッド162と、ジョイント163と、ピボット164とを含む。ストロークロッド161は、一端(図1では下端)にラックギヤ(不図示)が形成される。このラックギヤは、アクチュエーター15のピニオンギヤ(不図示)と噛合する。アクチュエーター15のピニオンギヤが回転すると、ストロークロッド161が、図1の矢印A1のように、上下にストロークする。回動ロッド162は、ウェイストゲートバルブ112に固設される。回動ロッド162は、ピボット164を中心として、図1の矢印A2のように回動する。ストロークロッド161及び回動ロッド162は、ジョイント163を介して連接される。ストロークロッド161は上下にストロークし、回動ロッド162はピボット164を中心として回動するので、両者の端部の位置に誤差が生じる。そこで、ジョイント163には誤差吸収機構が内蔵されている。たとえば、ダブルジョイントによって誤差を吸収したり、長孔とその長孔に挿入されるロッドによって誤差を吸収すればよい。
このような構成になっているので、アクチュエーター15が作動してストロークロッド161がストロークすると、回動ロッド162が回動し、ウェイストゲートバルブ112の開度が調整される。なおウェイストゲートバルブ112の開度(ストロークロッド161のストローク量)は、アクチュエーター15に内蔵された開度センサー15aで検出される。
またバイパス通路102には、熱交換器32が設けられている。熱交換器32は、ガス通路部321と、冷却水路部322とを備える。ガス通路部321は、バイパス通路102に連設されて排気が流れる。冷却水路部322には、エンジン冷却水が流れる。このような構造であるので、熱交換器32は、ガス通路部321を流れる排気と、冷却水路部322を流れるエンジン冷却水との熱交換を行うことができる。熱交換器32の詳細については、図2を参照して説明される。
図2は、熱交換器32の斜視図である。
熱交換器32は、上述のように、ガス通路部321と、冷却水路部322とを備えている。ガス通路部321の入口321aが内燃エンジン側(排気タービン111の上流側)であり、出口321bが排気浄化触媒側(排気タービン111の下流側)である。エンジン冷却水は、冷却水路部322の入口322aから出口322bに流れる。
図3は、ガス通路部321を一端から見た図である。
ガス通路部321は、隔壁321aによって仕切られた複数のセル321bを有するハニカム構造体である。なお本実施形態でいうハニカム構造体とは、セル321bの形状を六角形状のものに限定する趣旨ではない。セル321bの形状としては格子形状やその他種々の形状であってもよい。
セル321bは、一方の端面から他方の端面まで軸方向に貫通する。このセル321bに、排気が流通する。このような構造であるので、熱交換器32に導入された排気は、ガス通路部321の各セル321bを通過することで整流される。
ハニカム構造体の材質としては、SiC(炭化ケイ素)を含むとよい。SiCは、熱伝導が高いので、ガス通路部321を流れる排気が、冷却水路部322を流れる冷却水との間の熱交換効率が高くなるからである。またそのようなハニカム構造体の表面に排気を浄化可能な触媒成分を塗布して排気浄化触媒層を形成しておくことがさらに好ましい。ここには、高温の排気が流れるので、触媒成分が早期に活性化し始動直後の排気浄化性能が向上するからである。
図4は、図2の熱交換器32のIV-IV断面図である。
冷却水路部322は、ガス通路部321の周囲に構成される。ガス通路部321の内側が、ガス通路部321を収容する収容部323である。冷却水路部322は、入口322aから冷却水を導入し、出口322bから冷却水を排出する。
冷却水路部322の入口322a及び出口322bは、互いに対向するように形成される。内燃エンジンのターボチャージャー10のハウジング100を流れたエンジン冷却水が、この冷却水路部322を流れる。
以上のような構造によって、熱交換器32に導かれた高温の排気は、ガス通路部321で整流されつつ、冷却水路部322を流れるエンジン冷却水と熱交換して、排気浄化触媒に向かう。
図5は、内燃エンジンの廃熱回収制御装置のコントローラーが実行するメイン制御のフローチャートである。
ステップS110においてコントローラーは、排気浄化触媒が活性温度に達したか否か、すなわち排気浄化触媒の暖機中か否かを判定する。なおこの温度は、排気浄化触媒に温度センサーを取り付けることで直接検出しても、排気温度や内燃エンジンの運転時間に基づいて演算(間接的に検出)してもよい。コントローラーは、判定結果が否であればステップS120に処理を移行し、判定結果が肯であればステップS130に処理を移行する。
ステップS120においてコントローラーは、エンジン水温が、内燃エンジンの暖機完了温度に達したか否か、すなわち内燃エンジン暖機中か否かを判定する。コントローラーは、判定結果が肯であればステップS130に処理を移行し、判定結果が否であればステップS140に処理を移行する。
ステップS130においてコントローラーは、暖機中制御を実行する。この暖機中制御の具体的な内容は、後述される。
ステップS140においてコントローラーは、通常制御を実行する。この通常制御の具体的な内容は、後述される。
図6は、内燃エンジンの廃熱回収制御装置のコントローラーが実行する暖機中制御のフローチャートである。
ステップS131においてコントローラーは、要求負荷が大であるか否かを判定する。コントローラーは、判定結果が否であればステップS132に処理を移行し、判定結果が肯であればステップS133に処理を移行する。
ステップS132においてコントローラーは、ウェイストゲートバルブ112を開く。
ステップS133においてコントローラーは、ウェイストゲートバルブ112を閉じる。
図7は、内燃エンジンの廃熱回収制御装置のコントローラーが実行する通常制御のフローチャートである。なおこの図7は、通常制御の一例を示すに過ぎない。通常制御の内容は、車両の仕様などに応じて適宜設定すればよい。
ステップS141においてコントローラーは、アイドル運転であるか否かを判定する。コントローラーは、判定結果が否であればステップS142に処理を移行し、判定結果が肯であればステップS144に処理を移行する。
ステップS142においてコントローラーは、高負荷運転であるか否かを判定する。コントローラーは、判定結果が否であればステップS143に処理を移行し、判定結果が肯であればステップS144に処理を移行する。
ステップS143においてコントローラーは、ウェイストゲートバルブ112を閉じる。
ステップS144においてコントローラーは、ウェイストゲートバルブ112を開く。
図8は、実施形態の作用効果を説明するタイムチャートである。
まず最初に比較形態(バイパス通路102に熱交換器32が設けられていない一般的な装置の制御)について説明する。
時刻t1までは、排気浄化触媒が活性していない状態(触媒暖機中)である。この状態では、触媒暖機制御を実行する。すなわち、内燃エンジンのターボチャージャー10のハウジング100や排気タービン111などの温度も低い。そのため、ウェイストゲートバルブ112を閉じて排気をターボチャージャー10に流しては、排気の熱がターボチャージャー10に奪われて、排気浄化触媒の暖機が遅れてしまう。そこで、この状態では、排気温の低下を防止すべくウェイストゲートバルブ112を開いておく。
時刻t1で、排気浄化触媒が活性したら(触媒暖機完了)、ウェイストゲートバルブ112を閉じて、通常制御に移行する。通常制御では、高負荷運転状態では、排気量が非常に多くなるので、ウェイストゲートバルブ112を開いて、過給圧の過上昇を防止する。図8では、時刻t5でアクセルペダルが踏まれるものの、大きくは踏まれておらず、高負荷運転には当たらない。このような状態では、ウェイストゲートバルブ112は閉じられたままである。一方、時刻t6では、アクセルペダルが大きく踏まれて車速が急上昇している。このような状態では、ウェイストゲートバルブ112が開かれる。そして、時刻t7で所望の車速に達したので、アクセルペダルが戻されて、一定車速になる。この状態では、高負荷運転には当たらず、ウェイストゲートバルブ112が閉じられる。
次に本実施形態について説明する。なお上記フローチャートとの対応を明確にするために、ステップ番号を括弧書きする。
時刻t1までは、排気浄化触媒が活性していない状態(触媒暖機中)である。この状態では、コントローラーは、ステップS110→S130→S131→S132を順次処理して、ウェイストゲートバルブ112を開いておく。この結果、高温の排気が排気浄化触媒に流れるので、排気浄化触媒の暖機が促進される。また高温の排気が熱交換器32のガス通路部321に流れて、冷却水路部322を流れるエンジン冷却水と熱交換する。これによって、エンジン冷却水が暖められて、内燃エンジンの暖機が促進される。
時刻t1で、排気浄化触媒が活性しても(触媒暖機完了)、エンジン水温は、排気浄化触媒の温度に比べて、上昇しにくいので、内燃エンジンの暖機は完了しない。この状態では、コントローラーは、ステップS110→S120→S130→S131→S132を順次処理して、ウェイストゲートバルブ112を開いておく。この結果、高温の排気が熱交換器32のガス通路部321に流れて、冷却水路部322を流れるエンジン冷却水と熱交換する。これによって、エンジン冷却水が暖められて、内燃エンジンの暖機が促進される。
時刻t2では、内燃エンジンの暖機が完了していないが、アクセルペダルが操作されて、要求負荷が大きくなる。この状態では、コントローラーは、ステップS110→S120→S130→S131→S133を順次処理して、ウェイストゲートバルブ112を閉じる。この結果、十分な排気がターボチャージャーの排気タービン111に流れることとなり、アクセルペダルの操作量に応じた十分な加速が得られる。
時刻t3で、所望の車速に達したので、アクセルペダルが戻されて、一定車速になる。この状態では、コントローラーは、ステップS110→S120→S130→S131→S132を順次処理して、ウェイストゲートバルブ112を開く。この結果、高温の排気が熱交換器32のガス通路部321に流れて、冷却水路部322を流れるエンジン冷却水と熱交換する。これによって、エンジン冷却水が暖められて、内燃エンジンの暖機が促進される。
時刻t4で、内燃エンジンの暖機が完了する。この状態では、コントローラーは、ステップS110→S120→S140と処理して、通常制御に移行する。通常制御では、ウェイストゲートバルブ112は、比較形態と同様に制御される。すなわち、時刻t5でアクセルペダルが踏まれるものの、大きくは踏まれておらず、高負荷運転には当たらない。このような状態では、コントローラーは、ステップS110→S120→S140→S141→S142→S143と順次処理して、ウェイストゲートバルブ112を閉じておく。
時刻t6で、アクセルペダルが大きく踏まれて車速が急上昇する。この高負荷運転状態では、コントローラーは、ステップS110→S120→S140→S141→S142→S144と順次処理して、ウェイストゲートバルブ112を開く。この結果、過給圧の過上昇を防止できる。また高温の排気が熱交換器32に流れて、冷却水路部322を流れるエンジン冷却水と熱交換して、冷却されるので、排気浄化触媒が熱劣化しにくくなる。
時刻t7で所望の車速に達したので、アクセルペダルが戻されて、一定車速になる。この状態では、高負荷運転には当たらない。そこで、コントローラーは、ステップS110→S120→S140→S141→S142→S143と順次処理して、ウェイストゲートバルブ112を閉じる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、ターボチャージャー10のバイパス通路102に、排気とエンジン冷却水との熱交換を行うことができる熱交換器32を設けた。エンジン冷却水は、内燃エンジンのターボチャージャー10のハウジング100を流れるように配索されているので、この冷却水通路を延長して、熱交換器32にエンジン冷却水を流すことができる。したがって、既存の装置を利用して大幅に変更することなく、効率的に廃熱を回収することができ、内燃エンジンの早期暖機化を図ることができる。
また熱交換器32のガス通路部321の表面に排気を浄化可能な触媒成分を塗布して排気浄化触媒層を形成しておけば、ガス通路部321を流れる排気を浄化できる。ここには、高温の排気が流れるので、触媒成分が早期に活性化し始動直後の排気浄化性能が向上する。
さらに本実施形態では、熱交換器32の下流に設けられる排気浄化触媒が活性温度に達してもエンジン冷却水の温度がエンジン暖機完了温度に達するまでは、ウェイストゲートバルブ112を開弁しておく。このようにしたので、高温の排気が熱交換器32(ガス通路部321)を流れて、熱交換器32(冷却水路部322)を流れるエンジン冷却水が暖められる。これによって、内燃エンジンの暖機が促進される。
ただし、本実施形態では、エンジン冷却水の温度がエンジン暖機完了温度に達する前であっても、要求負荷が大きい場合には、ウェイストゲートバルブ112を閉弁する。このようにしたので、アクセルペダルの操作量に応じた十分な加速を得ることができる。
また、エンジン冷却水の温度がエンジン暖機完了温度に達した後の高負荷運転状態では、ウェイストゲートバルブ112を開弁する。このようにしたので、過給圧の過上昇を防止できる。また高温の排気が熱交換器32に流れて、冷却水路部322を流れるエンジン冷却水と熱交換して、冷却されるので、排気浄化触媒が熱劣化しにくくなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
たとえば、上記説明においては、内燃エンジンの過給機のバイパス機構に熱交換器を組み合わせる場合の制御を説明した。しかし、これには限られない。内燃エンジンのEGR機構のEGRクーラーとして、上述の熱交換器32を適用してもよい。そして、この場合において、EGR通路が排気通路から分岐する部分よりも下流に設けられる排気浄化触媒が活性温度に達しても、エンジン冷却水の温度がエンジン暖機完了温度に達するまではEGRバルブを開弁しておくことで、内燃エンジンの暖機を促進できる。また、エンジン冷却水の温度がエンジン暖機完了温度に達する前であっても、要求負荷が所定値よりも大きい場合にはEGRバルブを閉弁することで、アクセルペダルの操作量に応じた十分な加速を得ることができる。
なお上記実施形態は、適宜組み合わせ可能である。
10 ターボチャージャー(過給機)
100 ハウジング
101 排気通路
102 バイパス通路
112 ウェイストゲートバルブ
32 熱交換器
321 ガス通路部
322 冷却水路部
S130,S140 バルブ制御部

Claims (4)

  1. 過給機の過給圧が過剰に上昇することを防止するバイパス機構と、
    前記バイパス機構のバイパス通路に連設されるガス通路部と、エンジン冷却水が流れる冷却水路部とを備え、前記ガス通路部を流れる排気と、前記冷却水路部を流れるエンジン冷却水との熱交換を行う熱交換器と、
    を有する内燃エンジンの廃熱回収装置を制御する、廃熱回収制御装置であって、
    前記熱交換器の下流に設けられる排気浄化触媒が活性温度に達しても前記エンジン冷却水の温度がエンジン暖機完了温度に達するまでは、前記バイパス通路の流量を調整するウェイストゲートバルブを開弁しておくバルブ制御部を有する、
    廃熱回収制御装置
  2. 請求項1に記載の廃熱回収制御装置において、
    前記熱交換器は、前記ガス通路部に形成された排気浄化触媒層をさらに備える、
    熱回収制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の廃熱回収制御装置において、
    前記バルブ制御部は、前記エンジン冷却水の温度がエンジン暖機完了温度に達する前であっても要求負荷が所定値よりも大きい場合には、前記ウェイストゲートバルブを閉弁する、
    廃熱回収制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の廃熱回収制御装置において、
    前記バルブ制御部は、前記エンジン冷却水の温度がエンジン暖機完了温度に達した後の高負荷運転状態では、前記ウェイストゲートバルブを開弁する、
    廃熱回収制御装置。
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