JP6364323B2 - 非水電解液系二次電池用負極および非水電解液系二次電池 - Google Patents

非水電解液系二次電池用負極および非水電解液系二次電池 Download PDF

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Description

本発明は、非水電解液系二次電池用負極およびそれを用いた非水電解液系二次電池に関する。
代表的な非水電解液系二次電池であるリチウムイオン二次電池は高電圧、高容量を有することから、携帯電話やノートパソコン等の小型電子機器だけでなく、電気自動車やハイブリッド自動車等の自動車用電源や電力貯蔵用の分散電源として広く使用されている。
リチウムイオン二次電池は、その正極にリチウム含有遷移金属複合酸化物を用い、電解質塩にも種々のリチウム塩を用いている。しかし、リチウムはその産地が偏在する稀少金属元素であり、リチウムに代わる、より安価で入手の容易な材料が求められている。これに対し、同じアルカリ金属元素であるナトリウムを用いたナトリウムイオン二次電池に対する期待が高まっている。
ナトリウムイオン二次電池では、正極活物質には、例えばナトリウムイオンの挿入・脱離が可能なナトリウム含有無機化合物を用いられている。一方、負極活物質には、ナトリウム単体を用いた場合、デンドライトの生成により内部短絡が発生し安全確保が困難であるという問題があることから、合金化反応に基づき高い充放電容量を示すSnやPを用いることが検討されている。しかし、SnやPでは充放電時の体積変化が大きくサイクル特性が十分でないという問題がある。これに対し、吸蔵−脱離反応に基づく酸化チタンは、容量はSnやPほどではないもののサイクル特性が比較的優れていることから、ナトリウムイオン二次電池の負極活物質として検討がなされている(例えば、非特許文献1)。
S. Passerini et al., J. Power Sources, 251 (2014), 379-385.
しかしながら、従来の酸化チタンを用いた負極では容量およびサイクル特性が未だ十分とは言えず、一層の高容量化およびサイクル特性の向上が必要とされている。
そこで、本発明は、高容量化およびサイクル特性の向上が可能となる非水電解液系二次電池用負極およびそれを用いた非水電解液系二次電池を提供することを目的とした。
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討した結果、ドーパント元素を含む酸化チタンを負極活物質として用いると充放電特性が格段に向上することを見出して本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明の非水電解液系二次電池用負極は、ドーパント元素を含む酸化チタンを負極活物質として含むことを特徴とする。
また、本発明の非水電解液系二次電池は、ドーパント元素を含む酸化チタンを負極活物質として含む負極を含むことを特徴とする。
本発明によれば、リチウムイオン二次電池やナトリウムイオン二次電池等の非水電解液系二次電池の高容量化およびサイクル特性の向上が可能となる。
本発明の負極に用いるニオブドープ酸化チタンのXRDパターンの一例を示す図である。 図1のXRDパターンの一部拡大図である。 本発明の負極に用いるニオブドープ酸化チタンのドーピング量と格子定数の関係を示す図である。 ニオブドープ酸化チタンを含む負極を用いたナトリウムイオン二次電池の初回充放電曲線の一例を示す図である。 ニオブドープ酸化チタンを含む負極を用いたナトリウムイオン二次電池の20回目の充放電曲線の一例を示す図である。 ニオブドープ酸化チタンを含む負極を用いたナトリウムイオン二次電池のサイクル数と放電容量の関係を示す図である。 ルチル型とアナターゼ型の酸化チタンの充放電サイクル特性を示す図である。 本発明の負極に用いるセリウムドープ酸化チタンのXRDパターンの一例を示す図である。 セリウムドープ酸化チタンを含む負極を用いたナトリウムイオン二次電池の初回充放電曲線の一例を示す図である。 セリウムドープ酸化チタンを含む負極を用いたナトリウムイオン二次電池の20回目の充放電曲線の一例を示す図である。 セリウムドープ酸化チタンを含む負極を用いたナトリウムイオン二次電池のサイクル数と放電容量の関係を示す図である。 ニオブドープ酸化チタンを含む負極を用いたリチウムイオン二次電池のサイクル数と放電容量の関係を示す図である。 ガスデポジション法に用いる装置の構造の一例を示す模式図である。
以下、図面等を参照して本発明を詳細に説明する。
本発明の非水電解液系二次電池用負極は、ドーパント元素を含む酸化チタンを負極活物質として含むことを特徴とするものである。
(負極)
本発明の負極は、集電体と、該集電体上に形成された負極活物質層とを有する。負極活物質には、ドーパント元素を含む酸化チタンを用いる。ドーパント元素としては、酸化チタンにドーピング可能であれば特に限定されないが、Nb、Ta、Mo、W、Te、Sb、Fe、Ru、Ge、Sn、Bi、Al、Hf、Si、Zr、Co、Cr、Ni、N、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、V、Mn、Re、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Dy、Y、PおよびBからなる群から選択される少なくとも1種の元素を挙げることができる。好ましくは、Nb、Ta、W、Fe、Zr、N、Pt、Cu、Ag、La、CeまたはNd、より好ましくはNb、Ta、Fe、Zr、N、LaまたはCe、さらに好ましくはNbまたはCeである。
ドーパント元素の濃度(以下、ドーピング量ともいう)は、酸化チタンの導電性の観点から、0〜20at%(原子数パーセント)が好ましい。例えば、ドーパント元素にNbを用いる場合、1〜18at%、好ましくは3〜11at%、より好ましくは5〜7at%である。また、ドーパント元素にCeを用いる場合、1〜10at%、好ましくは3〜9at%、より好ましくは5〜7at%である。ここで、ドーパント元素にNbを用いる場合(以下、ニオブドープ酸化チタンという場合もある)、一般式Ti1−xNb(0<x≦0.2)で表すことができ、このxは上記のat%に対応するものであり、好ましくは0.03≦x≦0.11、より好ましくは0.05≦x≦0.07である。また、ドーパント元素にCeを用いる場合(以下、セリウムドープ酸化チタンという場合もある)、一般式Ti1−yCe(0<y≦0.1)で表すことができ、このyは上記のat%に対応するものであり、好ましくは0.03≦y≦0.09、より好ましくは0.04≦y≦0.06である。なお、ドーパント元素の濃度は、エネルギー分散型蛍光X線分析法(XRF)を用いて分析することができる。
酸化チタンには、リチウムイオンまたはナトリウムイオンの挿入・脱離の可能なアナターゼ型、ルチル型またはブルーカイト型の結晶構造を有するものを用いることができる。酸化チタンの結晶構造は、製造方法やドーパント元素の種類により変化するので、電極特性の観点から所望の結晶構造を選択することができる。例えば、ドーパント元素にニオブを用いる場合には、ルチル型が好ましい。また、ドーパント元素にセリウムを用いる場合には、アナターゼ型が好ましい。
また、ドーパント元素を含むルチル型酸化チタンのa軸方向の格子定数は、リチウムイオンやナトリウムイオンの拡散性の観点から、0.4590〜0.4620nm、好ましくは0.4605〜0.4616nm、より好ましくは、0.4608〜0.4612nmである。また、c軸方向の格子定数は、0.2949〜0.2968nm、好ましくは0.2951〜0.2963nm、より好ましくは、0.2954〜0.2959nmである。また、ドーパント元素を含むアナターゼ型酸化チタンのa軸方向の格子定数は、リチウムイオンやナトリウムイオンの拡散性の観点から、0.3783〜0.3812nm、好ましくは0.3787〜0.3808nm、より好ましくは、0.3790〜0.3805nmである。また、c軸方向の格子定数は、0.9506〜0.9610nm、好ましくは0.9510〜0.9606nm、より好ましくは、0.9512〜0.9604nmである。なお、格子定数は、XRDパターンから算出することができる。
また、ドーパント元素を含む酸化チタンの結晶子サイズは、3〜100nm、好ましくは5〜50nm、より好ましくは6〜16nmである。結晶子サイズは、ルチル型については(110)面、アナターゼ型については(101)面の回折ピークの半値幅から算出したものを用いることができる。
また、ドーパント元素を含む酸化チタンは粉末でも膜状でもよい。粉末の場合、平均粒径は、電極性能向上の観点から、0.01〜10μm、好ましくは0.01〜0.1μmである。粒径は、電界放射型走査電子顕微鏡(日本電子製JSM−6701F)により測定することができる。
また、ドーパント元素を含む酸化チタンは、粉末の場合、ゾル−ゲル法、水熱合成法、ソルボサーマル法等の液相法を用いて製造することができる。また、膜状の場合、スパッタリング法やパルスレーザーデポジション法等の気相法を用いて製造することができる。
負極の作製方法は特に限定されない。例えばスラリー法を用いることができる。この場合、上記の負極活物質に、バインダー、溶媒、必要に応じて炭素材等の導電材を添加して混練して電極スラリーを調製し、それを集電体上に塗布し、その後乾燥することにより負極を作製することができる。電極スラリー中の負極活物質は40重量%以上とすることが好ましい。バインダーには、フッ化ビニリデン重合体やその共重合体等の公知のフッ素含有重合体、ポリアクリル酸およびそのNa塩並びにその共重合体等のアクリル酸系重合体、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体を用いることができる。
また、本発明においては、ガスデポジション法を用いて負極を作製することもできる。ガスデポジション法では、バインダーが不要であることから負極中の活物質濃度を大きくすることができるのでエネルギー密度を向上させることが可能である。また、負極活物質層と集電体間との密着性が向上し、負極活物質の剥離が抑制されてサイクル特性の向上が期待でき、さらに接触抵抗の低下により、電池の内部抵抗の低減も可能となる。以下、ガスデポジション法について詳細に説明する。
(ガスデポジション法)
ガスデポジション法により粉末原料を基材(集電体)に担持させることによって、負極活物質層を形成する。かかる負極活物質層は、従来の圧着法、気相析出法、メッキ法等による緻密で均質な層とは異なり、厚み方向及び層の面方向の密度が不均一になっている。これにより、ナトリウムイオンが負極活物質層に挿入される際に発生する応力を緩和ないしは解消することができる結果、充放電特性、サイクル特性等の向上を図ることができる。
ガスデポジション法は、粉末原料とキャリアガスとを用いることによりエアロゾルを発生させ、これを基材上に噴射することにより膜を形成する方法である。
図13は、ガスデポジション法に用いる装置の構造の一例を示す模式図である。所定の初期圧力を有するキャリアガス1を粉末原料2とともに導管3中でエアロゾル化した後、このエアロゾルを、減圧装置4によって真空状態に保持されたチャンバ5内に設置された基材6の表面へ向けて、導管3の先端に取り付けたノズル7から噴出させる。
ガスデポジション法は、公知の方法に従って実施することができる。本発明では、次のような条件とすることが望ましい。すなわち、キャリアガスとしては、例えばアルゴンガス、ヘリウムガス、窒素ガス等の不活性ガスを用いることが好ましい。また、圧力差(装置内圧力とガスのゲージ圧との差)は、3×10〜1×10Pa程度とすることが好ましい。さらに、基材とノズルとの距離は5〜30mm程度とすることが好ましい。
ガスデポジション法により粉末原料を担持する場合、その担持量は要求される電極特性に応じて適宜設定することができる。一般的には、担持量を0.5〜20mg/cm程度とすれば良い。また、電極活物質層の厚さは、1〜30μm、好ましくは1〜20μmとすることができる。1μmより小さいと、十分な容量が得られず、また30μmより大きいと剥離し易くなり好ましくない。
また、ガスデポジション法を実施する場合、1回の噴射で電極活物質層を形成しても良いが、複数回にわたり噴射しても良い。複数回の噴射による場合は、多層構造を有する電極活物質層が形成されるが、このような構造も本発明に含まれる。
用いる基材の種類は特に限定されない。例えば、銅、チタン、ニッケル、アルミニウム等の導電性材料を用いることができる。その形状も特に限定されるものではなく、例えば箔、シート等の形態で使用することができる。基材の厚みは、例えば1〜50μm程度とすれば良い。
ガスデポジション法に用いる粉末原料は、上記の負極活物質を用いる。粉末原料の平均粒径は、ガスデポジション法が行える範囲であれば特に制限されないが、平均粒径0.01〜10μm、好ましくは0.01〜0.1μmである。なお、平均粒径はD50であり、例えばレーザー回折散乱式粒度分布測定装置を用いて測定することができる。
粉末原料の調製には、公知の機械的粉砕方法を用いることができる。微粉砕の可能な、メカニカルアロイング法やメカニカルミリング法を用いることが好ましい。メカニカルアロイング法及びメカニカルミリング法は、公知の条件に基づいて実施することができる。例えば、所定の粉末原料となるように調合された出発原料をボールミルに投入し、ミリングを実行すれば良い。ボールミルとしては、遊星型ボールミル等の公知の装置を使用することができる。また、ミリングは、乾式又は湿式のいずれであっても良いが、特に乾式であることが望ましい。ミリングの条件は、所望の粉末原料の性状等に応じて適宜設定することができる。一般的には室温(特に0〜50℃)で回転数100〜500rpm程度とすればよい。ミリングの雰囲気は、アルゴンガス、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気とすることが望ましい。
粉末原料には、必要に応じて他の成分を配合することもできる。例えば、導電性材料(銀、銅、アルミニウム、ニッケル、アセチレンブラック、ケッチェンブラック等)等が含まれていても良い。導電性材料を含む場合、その含有量は特に限定的ではないが、通常は粉末原料中50重量%以下、好ましくは5〜30重量%である。
以下、本発明の負極活物質を用いた非水電解液系二次電池の製造方法について説明するが、本発明の負極活物質はナトリウムイオン二次電池のみならずリチウムイオン二次電池の負極にも用いることができる。
(正極)
正極は、正極活物質、集電体、および電極活物質を集電体に結着させるバインダー、および必要に応じて導電材とから構成される。
ナトリウムイオン二次電池の場合、正極活物質は、ナトリウムイオンの挿入・脱離が可能であれば特に限定されないが、ナトリウム含有遷移金属複合酸化物が好ましい。例えば、ナトリウムマンガン複合酸化物、ナトリウム鉄複合酸化物、ナトリウムニッケル複合酸化物、ナトリウムコバルト複合酸化物、ナトリウムマンガンチタン複合酸化物、ナトリウムニッケルチタン複合酸化物、ナトリウムニッケルマンガン複合酸化物、ナトリウム鉄マンガン複合酸化物、等を挙げることができる。また、ナトリウム鉄リン酸化合物、ナトリウムマンガンリン酸化合物、ナトリウムコバルトリン酸化合物等も挙げることができる。
リチウムイオン二次電池の場合、正極活物質は、リチウムイオンの挿入・脱離が可能であれば特に限定されないが、リチウム含有遷移金属複合酸化物が好ましい。例えば、リチウムマンガン複合酸化物、リチウム鉄複合酸化物、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウムマンガンチタン複合酸化物、リチウムニッケルチタン複合酸化物、リチウムニッケルマンガン複合酸化物、リチウム鉄マンガン複合酸化物等を挙げることができる。また、リチウム鉄リン酸化合物、リチウムマンガンリン酸化合物、リチウムコバルトリン酸化合物等も挙げることができる。
正極は、例えば、正極活物質と導電剤とバインダーとを溶剤を用いて混練分散して電極スラリーを得、該スラリーを集電体に塗布することによって作製できる。バインダーには、フッ化ビニリデン重合体やその共重合体等の公知のフッ素含有重合体、ポリアクリル酸およびそのNa塩並びにその共重合体等のアクリル酸系重合体、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体を用いることができる。
(電解液)
電解液には、電解質を有機溶媒に溶解した非水電解液を用いる。有機溶媒には、環状カーボネート、環状エステルおよび鎖状カーボネートから選択される1種の溶媒または2種以上の混合溶媒を用いることができる。環状カーボネートとしては、エチレンカーボネートやプロピレンカーボネートを挙げることができる。また、環状エステルとしては、γ―ブチロラクトンを挙げることができる。また、鎖状カーボネートとしては、ジメチルカーボネートやジエチルカーボネートを挙げることができる。
ナトリウムイオン二次電池の電解質には、NaPF、NaBF、NaClO、NaAsF、NaCFSO、Na(CFSON、Na(CSON、およびNa(CFSOC等から選択される1種以上の電解質を用いることができる。電解液の塩濃度は、0.5〜3mol/lが好適である。また、非水電解液に代えて、その非水電解液を含有する高分子ゲル電解質や、ナトリウムイオン導電性を有する高分子固体電解質に上記の電解質を含有させた高分子固体電解質を用いることもできる。
また、リチウムイオン二次電池の電解質には、LiClO、LiBF、LiPF、LiAsF6、LiCFSO、LiCFCOO、LiN(CFSO等から選択される1種以上の電解質を用いることができる。電解液の塩濃度は、0.5〜3mol/lが好適である。また、非水電解液に代えて、その非水電解液を含有する高分子ゲル電解質や、ナトリウムイオン導電性を有する高分子固体電解質に上記の電解質を含有させた高分子固体電解質を用いることもできる。
また、本発明においては、電解液にフルオロ基を有する飽和環状カーボネートを添加してもよい。サイクル特性を向上させることが可能となる。フルオロ基を有する飽和環状カーボネートとしては、フルオロエチレンカーボネート、ジフルオロエチレンカーボネート等を挙げることができる。フルオロ基を有する飽和環状カーボネートの割合は、電解液の少なくとも1体積%、好ましく5〜30体積%である。
(セパレータ)
セパレータには、微多孔膜や不織布を用いることができ、組成としてはポリエステル系ポリマー、ポリオレフィン系ポリマー、エーテル系ポリマー、ガラス繊維等を挙げることができる。
(ナトリウムイオン二次電池の製造方法)
本発明の負極を用いてナトリウムイオン二次電池を作製することができる。ナトリウムイオン二次電池は、少なくとも、正極と負極、正極と負極を隔離するセパレータ、電解液、および電池容器で構成される。
ナトリウムイオン二次電池の製造は公知の方法を用いて行うことができる。例えば、正極と負極をセパレータを介して積層し、平面状の積層体あるいは巻き取って巻回体とする。その積層体または巻回体を金属製または樹脂製の電池容器に収容し、密封する。密封時に開口部を設けて、電解液を注入してその開口部を封止して二次電池を得る。
(リチウムイオン二次電池の製造方法)
リチウムイオン二次電池も、上記のナトリウムイオン二次電池の製造方法と同様の方法で製造することができる。
合成例1
(ニオブドープ酸化チタン粉末の製造)
ナスフラスコに濃塩酸(和光純薬工業製、純度99.9%)4mlとイオン交換水56mlを加えて塩酸水溶液を調製した。この塩酸水溶液に、チタンテトライソプロポキシド(Ti(OCH(CH)(和光純薬工業製、純度95%)(以下、TTIPと略すこともある)とニオブエトキシド(Nb(OC)(和光純薬工業製、純度99.9%)(以下、NbEtと略すこともある)を、仕込み比でTi:Nb=9:1となるようにTTIPそしてNbEtの順でそれぞれ約1秒の滴下時間で加え、温度55℃、攪拌速度1000rpmで4時間攪拌混合した。その溶液を濾過して得られた固形分を純水で洗浄後、その固形分を真空乾燥機を用いて85℃で24時間乾燥させた。得られた粉末に対し、電気炉を用い、大気雰囲気下で熱処理を行い、白色のニオブドープ酸化チタン粉末を得た。なお、その熱処理は、昇温速度を200℃/時間とし、400℃を4時間保持することにより行った。
(分析)
製造したニオブドープ酸化チタンのX線回折(XRD)測定は、X線回折装置(リガク製:UltimaIV)を用いて行った。また、ドーピング量の分析はエネルギー分散型蛍光X線分析(XRF)装置(島津製作所製:EDX−720)を用いて行った。その結果、得られた白色粉末の組成は、Ti0.94Nb0.06であった。
合成例2
仕込み比をTi:Nb=9:1とし、TTIPそしてNbEtの順でそれぞれ約3秒の滴下時間で添加した以外は、合成例1の場合と同様にしてニオブドープ酸化チタン粉末を製造した。分析の結果、得られた白色粉末の組成は、Ti0.97Nb0.03であった。
合成例3
仕込み比をTi:Nb=9:1とし,あらかじめTTIPとNbEtを混ぜた溶液をナスフラスコ壁面に伝わせながら約5秒間かけて滴下した以外は、合成例1の場合と同様にしてニオブドープ酸化チタン粉末を製造した。分析の結果、得られた白色粉末の組成は、Ti0.89Nb0.11であった。
合成例4
仕込み比をTi:Nb=8:2とし、あらかじめTTIPとNbEtを混ぜた溶液をナスフラスコ壁面に伝わせながら約5秒間かけて滴下した以外は、合成例1の場合と同様にしてニオブドープ酸化チタン粉末を製造した。分析の結果、得られた白色粉末の組成は、Ti0.82Nb0.18であった。
合成例5
仕込み比をTi:Nb=8:2とし、あらかじめTTIPとNbEtを混ぜた溶液をナスフラスコ壁面に伝わせながら約3秒間かけて滴下した以外は、合成例1の場合と同様にしてニオブドープ酸化チタン粉末を製造した。分析の結果、得られた白色粉末の組成は、Ti0.75Nb0.25であった。
合成例6
ニオブエトキシドを添加しなかった以外は、合成例1と同様の方法で酸化チタン粉末を製造した。得られた白色粉末の結晶構造はルチル型であった。
合成例7
(ニオブドープ酸化チタン粉末の製造)
ナスフラスコにエタノール(和光純薬工業製、純度99%)28mlとイオン交換水28mlを加え、この溶液に0.01Mのドデシル硫酸ナトリウムを添加し、1000rpmで1分間溶液を撹拌した。この溶液に、TTIPとNbEtを、仕込み比でTi:Nb=9:1となるように加え、温度55℃、攪拌速度1000rpmで4時間攪拌混合した。これ以降は、合成例1と同様の方法で酸化チタン粉末を製造した。分析の結果、得られた白色粉末の組成はTi0.80Nb0.20であり、アナターゼ型結晶構造を有することがわかった。
合成例8
(アナターゼ型酸化チタン粉末の製造)
ニオブエトキシドを添加しなかった以外は、合成例7と同様の方法で酸化チタン粉末を製造した。
合成例9
(セリウムドープ酸化チタン粉末の製造)
ナスフラスコに塩酸4mlとイオン交換水56mlを加え、硝酸セリウムCe(NO・6HOを0.15g添加した後、1000rpmで1分間溶液を撹拌した。この溶液にチタンテトライソプロポキシド2mmlとアンモニア水1mlを添加し、温度55℃、撹拌速度1000rpmで4時間撹拌した。その溶液を濾過して得られた固形分をイオン交換水で洗浄後、その固形分を真空乾燥機を用いて85℃で24時間乾燥させた。得られた粉末に対し、電気炉を用い、大気雰囲気下で熱処理を行い、黄色のセリウムドープ酸化チタン粉末を得た。なお、その熱処理は、昇温速度を200℃/時間とし、400℃を4時間保持することにより行った。分析の結果、得られた黄色粉末の組成は、Ti0.95Ce0.05であり、アナターゼ型結晶構造を有することがわかった。
(負極の製造)
得られたニオブドープ酸化チタン粉末を原料として、ガスデポジション法を用いてニオブドープ酸化チタン粉末を集電体のチタン箔(ニラコ製、純度99.5%)上に堆積させて負極を得た。チタン箔の厚さは20μmである。堆積した活物質層の厚さは15μmであった。膜厚は共焦点走査型レーザー顕微鏡(キーエンス製:VK−9700)を用いて行った。また、セリウムドープ酸化チタン粉末についても同様の方法を用いて負極を製造した。なお、ガスデポジション法の条件は以下の通りである。
ノズル−基板間距離:10mm
圧力差:5.0×10Pa
ノズル径:直径0.5mm
キャリアガス:He(6N)
マスク直径:10mm
析出量:110〜130μg
(コインセル作製)
ナトリウムイオン二次電池の場合、上記の負極と、対極として金属ナトリウム箔(厚さ約1mm)、セパレータとしてガラスセパレータ(旭化成製ND420)を用い、電解液を注入して、2032型コインセルを作製した。電解液には、1M NaClO/PC(PC:プロピレンカーボネート)を用いた。以下、製造したナトリウムイオン二次電池コインセルをNIBコインセルという。
また、リチウムイオン二次電池の場合、上記の負極と、対極として金属リチウム箔(厚さ約1mm)、セパレータとしてガラスセパレータ(旭化成製ND420)を用い、電解液を注入して、2032型コインセルを作製した。電解液には、1M LiTFSA(リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド)/PCを用いた。以下、製造したリチウムイオン二次電池コインセルをLIBコインセルという。
上記のコインセル作製は、すべて、露点−100℃以下、酸素濃度1ppm以下のアルゴン雰囲気のグローブボックス中で行った。
(充放電測定)
ナトリウムイオン二次電池の場合、室温で、電位範囲0.005〜3.000V(vs.Na/Na+)、電流密度50mA/g(0.15C)で行った。
リチウムイオン二次電池の場合、室温で、電位範囲1.000〜3.000V(vs.Li/Li+)、電流密度33.5mA/g(0.1C)〜16.75A/g(50C)で行った。
(結果)
図1に、合成例1から5のニオブドープ酸化チタン(以下、TNOと略す)および合成例6の酸化チタンのXRDパターンを示す。これより、合成したTNOおよび酸化チタンはルチル型単相試料であることを確認した。図2は、27度付近のピークの拡大図である。ニオブのドーピング量の増加に伴い、(110)面に基づく回折ピークが低角度側にシフトした。この原因を検討するため、ニオブのドーピング量と格子定数の関係を調べた。その結果を図3に示す。これより、ニオブのドーピング量が増加すると、a軸方向およびc軸方向の格子定数の値が大きくなることがわかった。このことは、ドーピングにより、Ti4+(Shanonの6配位イオン半径:60.5pm)サイトがNb5+(64pm)により置換され、格子が広がったことを示している。また、表1に合成例1から9の酸化チタン粉末の組成等を示す。
Figure 0006364323
図4は、合成例1から5のTNOおよび合成例6の酸化チタンを用いて作製した負極を含むNIBコインセルの初回の充放電曲線である。いずれの負極を用いた場合も、大きな不可逆容量を示した。次に、20回目の充放電曲線を図5に示す。いずれの場合でも、充電(Na挿入)側の0.3Vおよび放電(Na脱離)側の0.7V付近になだらかなショルダーが出現した。これは、これらの電位領域で可逆的なNaの吸蔵−脱離反応が起きていることを示している。この結果は、ルチル型酸化チタンにニオブをドープしたTNOがナトリウムイオン二次電池用の負極活物質として使用できることを示している。
図6は、NIBコインセルのサイクル数と放電容量の関係を示すグラフである。酸化チタンに比べ、TNOは高い放電容量を有しており、優れたサイクル特性を有している。導電助剤を使わない電極でありながらこのような性能が得られたのは、ニオブドープにより活物質層の電子伝導性が大きく改善されたためと推察される。合成例1および合成例6で製造したニオブドープ酸化チタン粉末の圧粉体の電気抵抗率を測定した結果、ニオブをドープしていないルチル型酸化チタンは260000±64700Ωcmの電気抵抗率を示したのに対し、ニオブをドープしたルチル型酸化チタン(Ti0.96Nb0.06)は210±10Ωcmの抵抗率を示し、電子伝導性が1000倍にも増大する劇的な改善が見られた。以上の結果より、ルチル型酸化チタンにニオブをドープした際の電子伝導性の向上により、充放電性能が大幅に改善されたものと考えられる。なお、上記の圧粉体は、ステンレス製の円筒容器(直径1cm、高さ6cm)に2gの粉末を入れ円筒容器の上部および下部から圧力をかけて作製し、電気抵抗率の測定はデジタルマルチメータ(エーディーシー7461A)および直流電圧・電流源/モニタ(エーディーシー6241A)を用い、2端子法で行った。
図7は、ルチル型とアナターゼ型の酸化チタンの充放電サイクル特性を示すものであり、ルチル型については、ニオブドープ酸化チタン(合成例4)と酸化チタン(合成例6)、アナターゼ型についてはニオブドープ酸化チタン(合成例7)と酸化チタン(合成例8)の例を示している。ニオブをドープしない場合、2サイクル目以降はアナターゼ型酸化チタンの方がルチル型酸化チタンに比べて高い放電容量を維持していた。ニオブをドープすると、ルチル型の場合、初期容量が大幅に増加するのみならず、30サイクルにわたり高い容量を有していた。また、アナターゼ型の場合のニオブをドープすることにより初期容量が大幅に増加したが、サイクルとともに大きく減少する傾向を示した。
図8に、合成例9のセリウムドープ酸化チタン(以下、TCOと略す)のXRDパターンを示す。単相のアナターゼ型酸化チタンが生成していることを確認した。また、標準データよりも回折ピーク位置が低角度側にシフトしていること、およびXRF測定により検出されたCe量が5at%であることからCeがドープされていることを確認した。
図9および図10は、それぞれ、合成例9のTCOを含む負極を用いたNIBコインセルの初回および20回目の充放電曲線を示している。初回には、大きな不可逆容量を示した。20回目では、充電(Na挿入)側の0.3Vおよび放電(Na脱離)側の0.7V付近になだらかなショルダーが出現した。これは、これらの電位領域で可逆的なNaの吸蔵−脱離反応が起きていることを示している。この結果は、酸化チタンにセリウムをドープしたTCOがナトリウムイオン二次電池用の負極活物質として使用できることを示している。
図11は、NIBコインセルのサイクル数と放電容量の関係を示すグラフである。これより、比較に用いたアナターゼ型酸化チタン(和光純薬工業製)に比べ、TCOは高い放電容量を有しており、優れたサイクル特性を有していることを確認した。特に、初回放電容量は、アナターゼ型酸化チタンの約2倍という非常に高い値が得られた。
図12は、合成例1のTNOを含む負極を用いたリチウムイオン二次電池のサイクル数と放電容量の関係を示す図である。TNOを用いた負極は、リチウムイオン二次電池に用いた場合においても、ルチル型やアナターゼ型の酸化チタンを負極に用いた場合に比べ、高容量と優れたサイクル特性を有していた。
本発明の非水電解液系二次電池用負極を用いることで、高容量と優れたサイクル特性を有するリチウムイオン二次電池やナトリウムイオン二次電池を提供することが可能となる。本発明で得られる効果は電気自動車用の電源のみならず再生可能エネルギー向けの定置用蓄電池にも適用でき、いずれも低炭素社会の実現につながるものである。
1 キャリアガス
2 粉末原料
3 導管
4 減圧装置
5 チャンバ
6 基材
7 ノズル

Claims (6)

  1. ドーパント元素を含む酸化チタンを負極活物質として含み、
    前記ドーパント元素がNb、Ta、Fe、Zr、La、およびCeからなる群から選択される1種の元素であり、
    前記負極活物質の結晶構造がルチル型である、非水電解液系二次電池用負極。
  2. 前記ドーパント元素がNb、Ta、Zr、およびCeからなる群から選択される1種の元素である、請求項1記載の非水電解液系二次電池用負極
  3. 一般式Ti 1−x Nb (0<x≦0.2)で表され、かつ結晶構造がルチル型である負極活物質を含む、非水電解液系二次電池用負極。
  4. 般式Ti1−yCe(0<y≦0.1)で表される負極活物質を含む、非水電解液系二次電池用負極。
  5. 前記負極活物質の結晶構造がアナターゼ型である請求項記載の非水電解液系二次電池用負極。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の非水電解液系二次電池用負極を含む非水電解液系二次電池。
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