JP6363735B2 - 検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、検査装置に関する。
包材又は箱などのパッケージ内に食品などの内容物を収容して出荷するような物品の搬送ラインにおいては、不具合(例えば、パッケージ内での内容物の破損、パッケージ内への異物の混入及び内容物の数量不足など)が発生した物品の出荷を防止するために、物品の状態を検査する必要がある。
このような物品の状態を検査する検査装置として、複数の内容物がパッケージに収容された物品にX線を照射することによってX線透過画像を取得し、当該X線透過画像に基づいて内容物の数量検査を実施するX線検査装置が知られている。例えば、特許文献1に開示されたX線検査装置では、X線透過画像における内容物部分の周囲長又は面積に基づいて内容物の数量検査を実施している。
特開2005−31069号公報
しかしながら、上記従来のX線検査装置では、基準となる内容物の周囲長又は面積を基準値として設定することができない不定形の内容物(形状、大きさが一つ一つ異なる内容物)がパッケージ内に収容されている場合には、適切に数量検査を実施することができない。
そこで、本発明は、不定形の内容物がパッケージ内に収容されている場合であっても適切にパッケージ内の内容物の数量を検査することができる検査装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る検査装置は、物品に光を照射する光照射部と、物品を透過した光に基づいて、物品の透過画像を生成する画像生成部と、を備え、パッケージに複数の内容物が収容された物品を検査する検査装置であって、透過画像を構成する画素の情報に基づいて、透過画像の画素を、内容物に対応する内容物画素と、内容物の背景に対応する背景画素と、に分類する画素分類部と、透過画像において、内容物画素により構成される領域を内容物領域として抽出する抽出部と、内容物領域において背景画素に挟まれる部分の距離が所定長さに満たない狭隘部分がある場合に、当該狭隘部分を境に1つの内容物領域を2つの内容物領域に分断する分断部と、透過画像において、内容物領域の個数を計数する個数計数部と、を備える。
この構成の検査装置では、透過画像において、内容物同士が互いに接触している可能性の高い狭隘部分を抽出して、その部分を境に1つの内容物領域を2つの内容物領域に分断している。これにより、内容物同士が一つの内容物領域として一体化している場合であっても適切に内容物の数量を計数(カウント)することができる。また、この構成の検査装置では、取得された透過画像における特徴的な部分(狭隘部分)に着目して、内容物同士が接触している部分を分断するので、不定形の内容物であっても、適切にその数を計数することができる。この結果、不定形の内容物がパッケージ内に収容されている場合であっても適切にパッケージ内の内容物の数量を検査することができる。
一実施形態においては、個数計数部は、面積及び/又は周囲長が所定値に満たない内容物領域を除外して計数してもよい。
この構成の検査装置では、内容物領域として特定された領域のうち、内容物の端部など、一の内容物のうちの一部分である可能性が高い内容物領域を除外して計数することができる。これにより、数量の検査精度を高めることができる。
一実施形態において検査装置は、透過画像において、内容物画素を囲む背景画素に基づいて内容物の輪郭線を生成する輪郭線生成部と、輪郭線を構成する一の背景画素から一方の側に延びる輪郭線を構成する複数の他の背景画素から得られる第1直線と、他方の側に延びる輪郭線を構成する複数の他の背景画素から得られる第2直線との交角の二等分線を生成する分断線生成部と、を更に備え、分断部は、二等分線に重なる内容物領域の長さが所定値に満たない部分を狭隘部分としてもよい。
この構成の検査装置によれば、内容物領域における狭隘部分を効率的に抽出することができる。
一実施形態において検査装置は、透過画像は、所定の濃度閾値に基づいて変換された、第1色の画素と第1色とは異なる第2色の画素とからなる二値化画像であり、画素分類部は、第1色の画素を内容物画素と分類し、第2色の画素を背景画素と分類してもよい。
この構成の検査装置では、二値化された画像を用いて内容物領域と背景領域とが分類されるので、効率的に内容物領域を抽出することができる。
一実施形態において検査装置は、透過画像において、狭隘部分に該当する画素を第1色から第2色に変換する第1画像処理部を更に備えてもよい。
この構成の検査装置では、表示部などに第1画像処理部によって変換された透過画像を出力することにより、内容物の数量検査の結果を視覚的に確認できるようになる。また、ラベリング処理による計数が容易に行える。
一実施形態において検査装置は、透過画像において、面積及び/又は周囲長が所定値に満たない内容物領域を第1色から第2色に変換する第2画像処理部を更に備えてもよい。
この構成の検査装置では、表示部などに第2画像処理部によって変換された透過画像を出力することにより、より正確な数量検査の結果を視覚的に確認できるようになる。また、計数する必要のない内容物領域について計数する必要がなくなるので、制御部への負荷を小さくすることができる。
本発明によれば、不定形の内容物がパッケージ内に収容されている場合であっても適切にパッケージ内の内容物の数量を検査することができる。
図1は、一実施形態に係るX線検査装置の外観を示す斜視図である。 図2は、図1に示すX線検査装置のシールドボックスの内部を示す斜視図である。 図3は、図1のX線検査装置が備えている制御コンピュータの構成を示す制御ブロック図である。 図4(A)は、画像生成部により取得されるX線透過画像の一例であり、図4(B)は、画像生成部により取得されるX線透過画像が変換された二値化画像の一例である。 図5(A)は、一内容物領域の輪郭線を示した図であり、図5(B)は、内容物領域における狭隘部分を拡大して示した図である。 図6は、内容物領域の分断方法の一例を説明する図である。 図7は、内容物領域の分断方法の一例を説明する図である。 図8(A)及び図8(B)は、画像処理部によって処理された処理画像の一例を示した図である。 図9(A)及び図9(B)は、変形例に係るX線検査装置において、内容物領域における狭隘部分の抽出方法の一例を示す図である。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
(1)全体構成
図1に示すX線検査装置(検査装置)1は、食品などの商品の生産ラインにおいて、複数の内容物GがパッケージPに収容された商品(物品)Wの品質検査を行う装置である。X線検査装置1は、連続的に搬送されてくる商品Wに対してX線(光)を照射する。X線検査装置1は、商品を透過したX線の透過量に基づいて、内容物Gの個数の計数を行う。内容物Gは、例えば、食品などの搬送ラインにおいて搬送される冷凍パック用の袋に包装された唐揚げである。
図1及び図2に示されるように、X線検査装置1は、シールドボックス3と、コンベヤ5と、X線照射器7と、X線ラインセンサ9と、モニタ11と、制御コンピュータ(画像生成部、画素分類部、抽出部、分断部、輪郭線生成部、分断線生成部、画像処理部、個数計数部)20と、を備えている。
シールドボックス3の内部には、コンベヤ5、X線照射器(光照射部)7、X線ラインセンサ9及び制御コンピュータ20などが収容されている。シールドボックス3の正面上部には、モニタ11が設けられている。図1に示されるように、シールドボックス3の両側面には、商品Wをシールドボックス3内に搬入する又は商品Wをシールドボックス3内から搬出する、開口部3aが設けられている。開口部3aは、シールドボックス3の外部にX線が漏洩することを抑制するための遮蔽カーテン(図示しない)により塞がれている。遮蔽カーテンは、例えば、鉛を含むゴムにより形成されている。
コンベヤ5は、シールドボックス3内において商品Wを搬送する。コンベヤ5は、図示しないコンベヤモータによって駆動される駆動ローラによって無端状のベルトを回転させて、ベルト上に載置された商品Wを搬送する。
X線照射器7は、X線を照射する。X線照射器7は、コンベヤ5の上方に配置されており、コンベヤ5の下方に配置されたX線ラインセンサ9に向けて扇状の照射範囲XにX線を照射する。
X線ラインセンサ9は、X線を検出する。X線ラインセンサ9は、コンベヤ5の下方に配置されており、商品W及び/又はコンベヤ5を透過したX線を検出する。図3に示されるように、X線ラインセンサ9は、コンベヤ5の搬送方向に直交する方向に沿って一直線に配置された画素センサ9aにより構成されている。X線ラインセンサ9は、画素センサ9aにより検出されたX線の透過量を示すX線透過像信号を画像生成部21(図3参照)に出力する。
モニタ11は、液晶ディスプレイである。モニタ11は、初期設定や検査時に利用される検査パラメータの入力などを操作者に促す画面を表示する。モニタ11は、タッチパネル機能を有しており、操作者による初期設定や検査時に利用される検査パラメータの入力を受け付ける。また、モニタ11は、商品WのX線透過画像(透過画像)P1、二値化画像P2、処理画像P3及び処理画像P4を表示したり、商品Wの検査結果を表示したりする。
(2)制御コンピュータの構成
制御コンピュータ20は、X線検査装置1における各種動作を制御する部分であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random
Access Memory)などで構成される。図3に示されるように、制御コンピュータ20は、X線検査装置1における各種制御処理を実行する概念的な部分として、画像生成部21と、画素分類部22と、抽出部23と、分断部24と、輪郭線生成部25と、分断線生成部26と、画像処理部(第1画像処理部、第2画像処理部)27と、個数計数部28と、を有している。このような概念的な部分は、例えばROMに格納されているプログラムがRAM上にロードされてCPUで実行されるソフトウェアとして構成することができる。なお、制御コンピュータ20は、電子回路などによるハードウェアとして構成されてもよい。
(2−1)画像生成部
画像生成部21は、商品Wを透過したX線に基づいて、商品WのX線透過画像P1を生成する部分である。具体的には、画像生成部21は、X線ラインセンサ9から連続的に送信されてくる検出信号に基づいて、図4(A)に示されるような、商品Wに関するX線透過画像P1を生成する。X線透過画像P1における1画素当たりの濃淡は、これに対応する商品W部分のX線透過量を示している。
本実施形態では、画像生成部21は、X線透過画像P1を、図4(B)に示されるような、所定の濃度閾値(X線透過量閾値)に基づいて、白色(第1色)の画素と黒色(第2色)の画素とからなる二値化画像P2に変換する。ここでは、所定の濃度以上の画素を白色に変換し、所定の濃度未満の閾値を黒色に変換する。所定の濃度閾値は、後述する画素分類部22が内容物画素EGを分類し易いように、内容物G又はパッケージPの特性に合わせて適宜調整される。
(2−2)画素分類部
画素分類部22は、X線透過画像P1を構成する画素の濃淡値(情報)に基づいて、X線透過画像P1の画素を、内容物Gに対応する内容物画素EGと、内容物Gの背景に対応する背景画素EBと、に分類する。本実施形態では、画素分類部22は、画像生成部21によって二値化画像P2を、内容物画素EGと背景画素EBとに分類する。画素分類部22は、二値化画像P2において、白色の画素を内容物画素EGと分類し、黒色の画素を背景画素EBと分類する。
(2−3)抽出部
抽出部23は、X線透過画像P1において、内容物画素EGにより構成される領域を内容物領域AGとして抽出する。なお、内容物領域AGは、一つ又は複数の内容物画素EGからなる領域であり、背景画素EBによって囲まれた閉領域である。
(2−4)分断部、輪郭線生成部、分断線生成部
分断部24は、内容物領域AGにおいて背景画素EBに挟まれる部分の距離D(図5(B)参照)が閾値長さに満たない狭隘部分Sがある場合に、当該狭隘部分Sを境に1つの内容物領域EAを2つの内容物領域EAに分断する。閾値長さは、内容物Gの特性などによって適宜設定され得る。以下、狭隘部分Sの分断方法について詳細に説明する。
まず、輪郭線生成部25は、二値化画像P2において、図5(A)に示されるような、内容物Gの輪郭線Lを生成する。輪郭線生成部25は、内容物画素EGを囲む背景画素EBに基づいて輪郭線Lを生成してもよいし、背景画素EBに囲まれる内容物画素EGに基づいて輪郭線Lを生成してもよい。
次に、分断線生成部26は、図6及び図7に示されるように、輪郭線Lを構成する一の画素E0から一方の側に延びる輪郭線Lを構成する複数の画素E1(E11〜E18)から得られる第1直線L1と、他方の側に延びる輪郭線Lを構成する複数の画素E2(E21〜E28)から得られる第2直線L2との交点IPの交角α(α1=α1)の二等分線L3を生成する。第1直線L1は、例えば、複数の画素E1(E11〜E18)の位置を基準点として最小二乗法などにより生成される直線とすることができる。第2直線L2についても同様に、例えば、複数の画素E2(E21〜E28)の位置基準点として最小二乗法などにより生成される直線とすることができる。
次に、図5(B)に示されるように、分断部24は、二等分線L3に重なる内容物領域AGの長さDが所定値(例えば、10mm)に満たない部分を狭隘部分Sと判定する。また、二等分線L3に重なる内容物領域AGに対応する画素数が所定値に満たない部分を狭隘部分Sと判定してもよい。次に、分断部24は、当該狭隘部分Sを境に1つの内容物領域AGを2つの内容物領域AGに分断する。
分断部24は、輪郭線生成部25によって生成された輪郭線Lを構成する全ての画素について、分断線生成部26に二等分線L3を生成させ、当該二等分線L3に基づいて内容物領域AGの分断の有無を判断する。また、分断部24は、抽出部23によって内容物領域AGとして抽出された領域における面積及び周長の少なくとも一つが所定値以上ある場合にのみ内容物領域AGの分断の有無を判断してもよい。
なお、分断部24は、図8(A)に示されるように、後段にて説明する画像処理部27が処理するような視覚的な分断をする必要はなく、狭隘部分Sを境に分断されるという情報を後段にて説明する個数計数部28に提供できればよい。
(2−5)画像処理部
画像処理部27は、図4(B)に示されるような二値化画像P2において、分断部24によって狭隘部分Sであると判定された領域に該当する画素を白色から黒色に変換する。これにより、図4(B)に示される狭隘部分Sは、図8(A)に示されるように白色から黒色に変換される。二値化画像P2内の全ての内容物領域AGについて、分断部24、輪郭線生成部25、分断線生成部26及び画像処理部27による一連の処理を施すと、図8(A)に示されるような処理画像P3となる。
なお、図8(A)において、実線で囲まれる部分が、画像処理部27によって処理された箇所の例を示している。また、破線で囲まれる部分は、二等分線L3に重なる内容物領域AGの長さDが所定値に満たしているとして、分断部24によって狭隘部分Sと認定されなかった部分の例である。このように、処理画像P3は、内容物Gの一つ一つが内容物領域AGとして視覚的に認識できる画像である。
画像処理部27は、図8(A)に示される処理画像P3において、面積が所定値に満たない内容物領域AGを白色から黒色に変換する。これにより、図8(B)に示される処理画像P4が生成される。なお、図8(B)に示される処理画像P4は、図8(A)の処理画像P3において、2個の「面積が所定値に満たない内容物領域AG」が黒色に変換された画像である。画像処理部27は、処理画像P4をモニタ11に表示させる。
(2−5)個数計数部
個数計数部28は、処理画像P4において、内容物領域PAの個数を計数する。例えば、個数計数部28は、処理画像P4において内容物領域AG(白色の画素)が連続した画素領域に同じ番号を割り振るラベリング処理を行って、内容物領域AGを計数する。このとき、個数計数部28は、面積が所定値に満たない内容物領域PAを除外して計数する。
(3)特徴及び作用・効果
上記実施形態のX線検査装置1では、X線透過画像P1において、内容物G同士が互いに接触している可能性の高い狭隘部分Sを抽出して、その部分を境に1つの内容物領域AGを2つの内容物領域AGに分断している。これにより、内容物G同士が一つの内容物領域AGとして一体化している場合であっても適切に内容物Gの数量を計数することができる。
また、上記実施形態のX線検査装置1では、取得されたX線透過画像P1における特徴的な部分(狭隘部分S)に着目して、内容物G同士が接触している部分を分断するので、不定形の内容物Gであっても、適切にその数を計数することができる。この結果、不定形の内容物Gであっても適切にパッケージP内の内容物Gの数量を検査することができる。
また、上記実施形態のX線検査装置1では、内容物領域AGとして特定された領域のうち、内容物Gの端部など、一の内容物Gのうちの一部分である可能性が高い内容物領域AGを除外して計数することができる。これにより、数量の検査精度を高めることができる。
また、上記実施形態のX線検査装置1では、X線透過画像P1は、所定の濃度閾値に基づいて変換された二値化画像P2に変換されるので、効率的に内容物領域AGを抽出することができる。
また、上記実施形態のX線検査装置1では、画像処理部27が、二値化画像P2において、狭隘部分Sに該当する画素を白色から黒色に変換した処理画像P3又は処理画像P4をモニタ11に出力するので、ユーザは、内容物Gの数量検査の結果を視覚的に確認できる。また、個数計数部28におけるラベリング処理による計数が容易に行える。
また、上記実施形態のX線検査装置1では、画像処理部27が、処理画像P3において、面積が所定値に満たない内容物領域AGを白色から黒色に変換した処理画像P4をモニタ11に出力するので、ユーザは、より正確な数量検査の結果を視覚的に確認できるようになる。また、計数する必要のない内容物領域AGについてラベリング処理する必要がなくなるので、制御コンピュータ20への負荷を小さくすることができる。
また、上記実施形態のX線検査装置1では、唐揚げ及び肉団子などの肉類、牡蠣及びアサリなどの魚介類、果実及び種子などの青果類、及び小芋などの野菜類など、自然物全般に対して特に有効である。上記実施形態のX線検査装置1は、特定の基準値を得ることができず従来の方法では検査が困難な不定形の内容物Gを検査する場合に特に効果が大きい。
(4)変形例
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
<変形例1>
上記実施形態では、X線透過画像P1(二値化画像P2)においてGの輪郭線Lを生成し、図7に示されるように、当該輪郭線Lから得られる第1直線L1と第2直線L2との交角αの二等分線L3に重なる内容物領域AGの長さDが所定値に満たない部分を狭隘部分Sとして分断する例を挙げて説明した。本発明はこれに限定されない。以下、狭隘部分Sの抽出及び分断方法を、図9(A)及び図9(B)を用いて説明する。図9(A)及び図9(B)は、二値化画像P2の一部を拡大して示した図であり、一つのマス目は1画素を示している。また、黒色のマス目は内容物画素EGを示し、白色のマス目は背景画素EBを示している。説明の便宜のために、マス目に数字を付している。
分断部24は、内容物画素EGと背景画素EBとの境界を抽出し、当該境界上の一の背景画素EBを起点画素として抽出する。例えば、背景画素EB「56」を起点画素として抽出した場合、分断部24は、背景画素EB「56」を中心に、螺旋状に内容物画素EGを探索し、背景画素EBが検出されるまで当該探索を実施する(内容物画素EG「57」→内容物画素EG「48」→内容物画素EG「47」→内容物画素EG「66」→内容物画素EG「58」→背景画素EB「49」)。次に、分断部24は、起点画素の背景画素EB「56」と探索された背景画素EB「49」に挟まれる画素数が閾値画素数以下の場合を狭隘部分と判定する。例えば、当該画素数を1とした場合には、背景画素EB「56」と背景画素EB「49」とで挟まれた部分を狭隘部分として判定する。なお、閾値画素数は、内容物Gの特性などによって適宜設定され得る。
画像処理部27は、狭隘部分として判定された画素、すなわち、背景画素EB「56」と背景画素EB「49」とで挟まれた画素(画素「57」及び画素「48」)を黒色から白色に変換して処理画像P5を生成してもよい。この場合であっても、画像処理部27がモニタ11などに当該処理画像P5を出力することにより、内容物Gの数量検査の結果を視覚的に確認できるようになる。また、個数計数部28のラべリング処理による計数が容易に行える。
<変形例2>
上記実施形態では、分断部24が、図5(B)に示されるように、二等分線L3に重なる内容物領域AGの長さDを基準として分断の有無を判断する例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、分断部24は、第1直線L1及び第2直線L2の交点IPを中心とする二等分線L3からα2°(例えば、3°〜10°)の範囲で振れる直線を分断線とし、当該直線L4に重なる内容物領域AGの長さDが所定値に満たない部分を狭隘部分Sとして認定してもよい。
<変形例3>
上記実施形態では、画像処理部27が、二値化画像P2又は処理画像P3において、面積が所定値に満たない内容物領域AGを白色から黒色に変換する例を挙げて説明したが、面積及び周囲長の少なくとも一方が所定値に満たない内容物領域AGを白色から黒色に変換してもよい。
<変形例4>
上記実施形態では、個数計数部28が、面積が所定値に満たない内容物領域PAを除外して計数する例を挙げて説明したが、面積及び周囲長の少なくとも一方が所定値に満たない内容物領域PAを除外して計数してもよい。
<その他の変形例>
上記実施形態では、商品WにX線を照射し、当該商品Wを透過したX線に基づいてX線透過画像P1を生成する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明は、商品Wに近赤外線を照射し、当該商品Wを透過した近赤外線に基づいて透過画像を生成する画像生成部を備える近赤外線検査装置(検査装置)に適用することも可能である。
また、上記実施形態又は変形例では、パッケージPに収容される内容物Gが不定形である例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、固形スープの素、ウィンナー、チョコレート、錠剤など、形状がどれもほぼ一定である定形の加工品が内容物GとしてパッケージPに収容されている場合であってもよい。
また、上記実施形態又は変形例では、画像生成部21は、所定の濃度以上の画素を白色、所定の濃度未満の閾値を黒色に変換する例を挙げて説明したが、所定の濃度以上の画素を黒色、所定の濃度未満の閾値を白色に変換してもよい。
以上説明した種々の実施形態及び変形例は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々、組み合わせられてもよい。
1…X線検査装置(検査装置)、7…X線照射器(光照射部)、11…モニタ、20…制御コンピュータ、21…画像生成部、22…画素分類部、23…抽出部、24…分断部、25…輪郭線生成部、26…分断線生成部、27…画像処理部(第1画像処理部、第2画像処理部)、28…個数計数部、AG…内容物領域、EB…背景画素、EG…内容物画素、L…輪郭線、L1…第1直線、L2…第2直線、L3…二等分線、L4…直線(分断線)、P…パッケージ、P1…X線透過画像(透過画像)、P2…二値化画像、P3〜P5…処理画像、S…狭隘部分、G…内容物、W…商品。

Claims (6)

  1. 物品に光を照射する光照射部と、前記物品を透過した前記光に基づいて、前記物品の透過画像を生成する画像生成部と、を備え、パッケージに複数の不定形の内容物が収容された物品の個数を検査する検査装置であって、
    前記透過画像を構成する画素の情報に基づいて、前記透過画像の画素を、前記内容物に対応する内容物画素と、前記内容物の背景に対応する背景画素と、に分類する画素分類部と、
    前記透過画像において、前記内容物画素により構成される領域を内容物領域として抽出する抽出部と、
    前記内容物領域において前記背景画素に挟まれる部分の距離が所定長さに満たない狭隘部分がある場合に、当該狭隘部分を境に1つの前記内容物領域を2つの前記内容物領域に分断する分断部と、
    前記透過画像において、前記内容物領域の個数を計数する個数計数部と、
    前記透過画像において、前記内容物の輪郭線を生成する輪郭線生成部と、
    前記輪郭線を構成する一の画素から、一方の側に延びる前記輪郭線を構成する複数の画素から得られる第1直線と、他方の側に延びる前記輪郭線を構成する複数の画素から得られる第2直線との交角の二等分線を生成する分断線生成部と、を備え
    前記分断部は、前記二等分線に重なる前記内容物領域の長さが所定値に満たない部分を前記狭隘部分とする、検査装置。
  2. 物品に光を照射する光照射部と、前記物品を透過した前記光に基づいて、前記物品の透過画像を生成する画像生成部と、を備え、パッケージに複数の不定形の内容物が収容された物品の個数を検査する検査装置であって、
    前記透過画像を構成する画素の情報に基づいて、前記透過画像の画素を、前記内容物に対応する内容物画素と、前記内容物の背景に対応する背景画素と、に分類する画素分類部と、
    前記透過画像において、前記内容物画素により構成される領域を内容物領域として抽出する抽出部と、
    前記透過画像において、前記内容物画素と前記背景画素との境界を抽出し、前記境界に位置する1つの前記背景画素を起点画素としたとき、前記起点画素に対し前記内容物画素を挟んで位置する前記背景画素を探索し、前記起点画素と探索された前記背景画素との間の画素数が閾値画素数以下である狭隘部分を抽出した場合に、当該狭隘部分を境に1つの前記内容物領域を2つの前記内容物領域に分断する分断部と、
    前記透過画像において、前記内容物領域の個数を計数する個数計数部と、を備える、検査装置。
  3. 前記個数計数部は、面積及び/又は周囲長が所定値に満たない前記内容物領域を除外して計数する、請求項1又は2記載の検査装置。
  4. 前記透過画像は、所定の濃度閾値に基づいて変換された、第1色の画素と前記第1色とは異なる第2色の画素とからなる二値化画像であり、
    前記画素分類部は、前記第1色の画素を前記内容物画素と分類し、前記第2色の画素を前記背景画素と分類する、請求項1〜3の何れか一項記載の検査装置。
  5. 前記透過画像において、前記狭隘部分に該当する画素を前記第1色から前記第2色に変換する第1画像処理部を更に備える、請求項4記載の検査装置。
  6. 前記透過画像において、面積及び/又は周囲長が所定値に満たない前記内容物領域を前記第1色から前記第2色に変換する第2画像処理部を更に備える、請求項4又は5記載の検査装置。
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