JP6361463B2 - 骨盤ベルト - Google Patents

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本発明は、骨盤ベルトに関する。
産前においては、胎児の成長にともなって妊婦のお腹は大きく重くなり、お腹の重心位置は、身体の前方に偏った位置となる。そのため、妊婦は、上体を後に傾けて反り身にして、重心の偏りを解消して身体全体のバランスを保つことになる。そして、この反り身によって腰部に大きな負荷がかかり腰痛が誘引される。また、妊娠中には妊娠時特有のホルモンの働きにより骨盤周囲の関節や靭帯に緩みが生じて骨盤が不安定となり、産前産後には、これに起因する腰痛も誘引される。従来、産後等における体型補整を目的として、ウエスト周りや腹部を締め付けるように装着するガードル等のボトム衣類が開発されている。この一例としては、着用者のお腹と腰の部分を一周するフロント部から腰部にかけて、腹廻り長さを調節するアジャスト機構が設けられている体型補整機能付き衣類(例えば、特許文献1参照)、およびフロントパネル両脇に取り付けた翼状の布を、背に取り付けた広幅テープと係止することで腹部を矯正してウエスト部分もしっかり固定する産後ガードル(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特開2002−317307号公報 特許第4022337号公報
しかしながら、上記例においては、体型補整とは、腹部の弛みを整えるといったいわゆるシェイプアップの効果を得ることを目的としており、出産や加齢によって生じる骨盤周囲の関節や靭帯の緩みを改善して骨盤を安定化させることは想定されていない。このため、骨盤周囲の関節や靭帯の緩みに起因する腰痛の解消は困難であった。
本発明では、骨盤の補整に有効な骨盤ベルト、特に出産前後の緩んで開いた女性の骨盤を締めてサポートするとともに、出産後には元の状態に戻すために有効な骨盤ベルトであって、骨盤補整の効果が十分に得られ、動作への追従性に優れて着崩れも防止可能で着用感が快適であり、かつ、着脱が容易な骨盤ベルトを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の骨盤ベルトは、着用者の背面側から左右の脇側を通り、前面側で交差させて係止して骨盤を締め付ける骨盤ベルトであって、
前記骨盤ベルトは、ベルト本体部とズレ防止帯とを備え、
前記ベルト本体部は、着用状態で前側の下縁が恥骨部と大転子部とを結ぶ第1サポートラインに沿い、脇側の下縁が大転子部と仙腸関節部とを結ぶ第2サポートラインに沿い、かつ、上縁が恥骨部と仙腸関節部とを結ぶ第3サポートラインに沿う形状であり、
前記ズレ防止帯は、前記ベルト本体部の左右の大転子部の位置に固定され、着用状態で前記左右の大転子部から臀溝部を通る位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、骨盤補整の効果が十分に得られ、動作への追従性に優れて着崩れも防止可能である、着用感が快適な骨盤ベルトを提供することができる。また、本発明の骨盤ベルトは、ガードルのように穿きこむタイプの衣類に比べて着脱が容易であるという利点もある。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る骨盤ベルト10の正面図である。 図2は、前記第1の実施形態に係る骨盤ベルト10の着用位置を説明する図であり、妊婦のお腹を示す左側面図である。 図3は、本発明のメカニズムを説明する図である。図3(a)は、妊婦のお腹を表す左側面図であり、図3(b)は骨盤周辺の体正面側の骨格を示す図であり、図3(c)は骨盤周辺の体背面側の骨格を示す図である。 図4は、前記第1の実施形態に係る骨盤ベルト10の着用状態を示す図である。図4(a)は着用状態の背面図であり、図4(b)は着用状態の左側面図であり、図4(c)は着用状態の前面図である。 図5は、人体の下半身の骨格と部位を説明する図である。図5(a)は人体(女性)を体正面側からみた骨格を示す図であり、図5(b)はその外形形状を示す図である。さらに、図5(c)は人体(女性)を体背面側からみた骨格を示す図であり、図5(d)はその外形形状を示す図である。
本発明の骨盤ベルトについて、例をあげて説明する。ただし、本発明は、以下の例に限定および制限されない。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態に係る骨盤ベルト10を示す。図1は、骨盤ベルト10の正面図である。また、図2は、骨盤ベルト10の着用状態を説明する図であり、妊婦のお腹を示す左側面図である。骨盤ベルト10は、着用者の背面側から左右の脇側を通り、前面側で交差させて係止して骨盤を締め付けるものであり、ベルト本体部11とズレ防止帯12とを備えている。
ベルト本体部11は、着用状態で前側の下縁が恥骨部Sと大転子部Tとを結ぶ第1サポートラインL1に沿い、脇側の下縁が大転子部Tと仙腸関節部Pとを結ぶ第2サポートラインL2に沿い、かつ、上縁が恥骨部Sと仙腸関節部Pとを結ぶ第3サポートラインL3に沿う形状であり、ズレ防止帯12は、ベルト本体部11の左右の大転子部Tの位置に固定され、着用状態で前記左右の大転子部Tから臀溝部Gを通る位置に設けられている。そして、ベルト本体部11は、左右にベルト状に延在する形状に形成された部分(ベルト部11b)を有している。
骨盤ベルト10がサポートする人体の部位を、図5を参照して説明する。図5(a)は人体(女性)を体正面側からみた骨格を示す図であり、図5(b)はその外形形状を示す図である。さらに、図5(c)は人体(女性)を体背面側からみた骨格を示す図であり、図5(d)はその外形形状を示す図である。恥骨部Sは下腹部(臍の下側)に位置し、その体背面側の上方に仙骨部が位置し、仙骨部の左右両側には臀部が位置し、臀部下部の脇側には大転子部Tが位置する。そして臀部と仙骨部との境界部近傍にあって仙腸関節に対応する部位をここでは特に仙腸関節部Pという。恥骨結合は骨盤の体正面側における下部中央にあって、恥骨部S内に位置する。そして恥骨結合は左右の恥骨同士が連結される連結部に対応し、この左右の恥骨同士は恥骨結合にある靭帯によって相互に連結される。また、仙腸関節は骨盤の体背面側における背骨の付け根(その左右両側)付近にあって仙腸関節部P内に位置する。そして仙腸関節は仙骨と腸骨とが連結される連結部に対応し、この仙骨と腸骨とは主に仙腸関節にある靭帯によって相互に連結される。また、大転子は大腿骨の上端付近で脇側にあり、大転子部T内に位置する。骨盤ベルト10は、腸骨下部の仙腸関節、大転子および恥骨結合の3つの関節を、環状にサポートする。
妊婦は、お腹が重く大きくなるにつれて腰痛に悩まされることとなる。妊婦のお腹は体前方に大きく膨らんでいるため、お腹の重心位置は、妊婦以外の人に比べて体前方に偏った位置となる。このため、妊婦は、上体を後ろに傾けて反り身にし、この重心の偏りを解消しなければ、体全体の力学的バランスが保てなくなる。そして、この反り身によって腰部に大きな負荷がかかり腰痛が誘引される。また、妊娠中には妊娠時特有のホルモンの働きにより骨盤周囲の関節(恥骨結合、仙腸関節)や靭帯に緩みが生じて骨盤が不安定となって、これに起因する腰痛も誘引される。
そこで、本発明は、特にお腹が重く大きくなる妊娠中期および後期の腰痛を軽減して快適に過ごせるよう、さらに、出産後には緩んだ骨盤周囲の関節をサポートして回復を助けるよう、着用者の恥骨結合、大転子および仙腸関節をしっかりサポートして骨盤を安定化させるものであり、さらに、ずり上がり等の着崩れも防止できる骨盤ベルトを提供する。
以下、図3を参照して本発明のメカニズムを説明する。図3(a)は、妊婦のお腹を表す左側面図であり、図3(b)は骨盤周辺の体正面側の骨格を示す図であり、図3(c)は骨盤周辺の体背面側の骨格を示す図である。
腰痛を軽減するためには、反り身を軽減すること、および、恥骨結合や仙腸関節などの骨盤周囲の関節や靭帯の緩みを軽減すること、がともに必要となる。ところで、反り身を軽減するためにはお腹の重心位置を骨盤側に移動させる必要があるが、このためには、水平方向に近い恥骨部Sから仙骨部に向かう方向(図中符号A1に示す方向)にお腹をサポートすれば良い。これにより、お腹の重心Bが骨盤方向(図中符号A2に示す方向)に移動可能となる。さらに、骨盤周囲の関節や靭帯の緩みを軽減するためには、大転子部T(大転子)、恥骨部S(恥骨結合)および仙腸関節部P(仙腸関節)を環状にサポートすれば良い。大転子部T、恥骨部Sおよび仙腸関節部Pが環状にサポートされることにより、大転子には、恥骨結合に向かう方向(図中符号A3,A4に示す方向)の力と、仙腸関節に向かう方向(図中符号A5,A6に示す方向)の力とが作用する。このため、骨盤を介して、恥骨結合には図中符号A3,A4に示す左右両方向の力が作用し、仙腸関節には図中符号A5,A6に示す左右両方向の力が作用するので、恥骨結合、仙腸関節がそれぞれ左右両側から押さえつけられるようにサポートされる。これにより、骨盤周囲の関節や靭帯の緩みが解消可能となる。
そこで、発明者らは、大転子部T、恥骨部Sおよび仙腸関節部Pを環状にサポートすることにより、恥骨結合や仙腸関節などの骨盤周囲の関節や靭帯の緩みが解消されるだけでなく、お腹が恥骨部Sから仙腸関節部Pに向かう方向にサポートされてお腹の重心位置が骨盤側に移動されることとなり、上記した二つの腰痛の原因が一度に解消可能になる、という知見を得るに至った。本実施形態に係る骨盤ベルトは、上記知見に基づいて着想されたものである。
しかし、大転子部T、恥骨部Sおよび仙腸関節部Pを通るラインは、骨盤周りの最短のラインではない。そのため、このラインに沿ってサポートするように部材を設けようとすると、装着時の動作によるずり上がりが生じやすくなる。そこで、本実施形態の骨盤ベルト10は、ベルト本体部11の左右の大転子部Tの位置に固定されて、着用状態で左右の大転子部Tから臀溝部Gを通る位置に設けられるズレ防止帯12を有している。
ズレ防止帯12は、骨盤ベルト10の装着時には、ヒップ下部(臀溝部G)にある。そのため、動作によってもズレ防止帯12はヒップの膨らみによって係止されて上方に移動しない。そのため、装着時のベルト本体部11の、大転子部Tの位置からのずり上がりを防ぐことができ、骨盤ベルト10の着崩れを防止することができる。大転子部T、恥骨部Sおよび仙腸関節部Pを環状にサポートすることは、従来のベルト状の補整具では困難である。しかし、ズレ防止帯12を前記の位置に設けることによって、例えば、ガードルのように穿きこむことで腰部全体を覆う構成とすることなく、効果的にまた着脱容易な状態で骨盤補整を行うことができる。
ズレ防止帯12は、骨盤補整には直接関与はしないため、伸縮性を有する布材によって構成することもできる。ズレ防止帯12は、臀溝部Gを通る位置に装着されるが、臀溝部Gは、着用者の動作や姿勢変化にともなう皮膚の伸び縮みが大きい。このため、この部分に装着される衣類等の生地が臀溝部Gの皮膚の伸縮に十分に追随できないと、食い込みが生じやすくなる。そのため、ズレ防止帯12は、伸縮性を有する編物および/または織物によって構成することが好ましく、例えば、パワーネットやトリコット等の素材を使用することが好ましい。また、例えば、通気性向上を目的としてメッシュ素材等を使用することもできる。ズレ防止帯12の臀溝部Gを覆う部分の幅は、4cm〜7cmの範囲内にあることが好ましく、より好ましくは、5cm〜6cmの範囲内である。
ベルト本体部11は、長手方向に緊締力の強い布材によって形成される。図2を参照して、ベルト本体部11は、図中符号A7に示す方向(第1サポートラインL1)をサポートすることによって恥骨部Sと大転子部Tとをしっかりサポートし、図中符号A8に示す方向(大転子部Tで第1サポートラインL1と方向が切り替わる第2サポートラインL2)をサポートすることによって仙腸関節部Pと大転子部Tとをしっかりサポートし、さらに、恥骨部Sから仙腸関節部Pに向かう図中符号A9に示す方向(第3サポートラインL3)をサポートすることによってお腹を骨盤方向にしっかりサポートする。ベルト本体部11には、非(難)伸縮性を有する編物および/または織物によって構成することが好ましく、例えば、トリコット、パイル生地等の素材を使用することが好ましく、また、それらを組み合わせて構成しても良い。
ベルト部11bの幅は、恥骨部Sを覆う幅を有することが好ましく、2.5cm〜5.5cmの範囲内にあることが好ましく、3.5cm〜4.5cmの範囲内にあることがより好ましい。装着時に下腹部に装着される部分の幅が広すぎると、下腹部で捩れが発生し窮屈感を与える場合がある。前記幅が狭すぎると、食い込みが発生する場合がある。また、前記ベルト部11bは、左右で異なる幅にすることが好ましい。図1においては、図中左側のベルト部11bの幅が、右側のベルト部11bの幅よりも狭くなっている。このように構成すると、装着時に左右のベルト部11bが重なる箇所で、全幅にわたって二重とならないため(図4(c)参照)、特に着座時の腹部への圧迫を緩和できる。前記幅は、着用者の体型や用途に応じて調整してもよい。
ベルト本体部11は、第1サポートラインL1、第2サポートラインL2、および第3サポートラインL3を一体的にサポートするため、骨盤周囲の関節や靭帯の緩みが解消されて骨盤の緩みに起因する腰痛が解消できるとともに、お腹の重心位置が骨盤方向に大きく移動可能となって反り身に起因する腰痛も同時に解消可能となる。ここで、骨盤周囲の関節や靭帯の緩みに起因する腰痛の解消については、着用者の左右両側において、大転子から恥骨結合に向かう方向(図3に示す図中符号A3,A4に示す方向)の緊締力と、大転子から仙腸関節に向かう方向(図3に示す図中符号A5,A6に示す方向)の緊締力とがともに大転子に作用し、この緊締力による作用が、大転子から骨盤に伝わって恥骨結合、仙腸関節に及んで、恥骨結合、仙腸関節が左右両側から押さえつけられるようにサポートされるため、骨盤周囲の関節や靭帯の緩みにより不安定な状態となっていた骨盤が安定な状態となり、骨盤周囲の関節や靭帯の緩みに起因する腰痛の解消が可能となる。さらに反り身に起因する腰痛の解消については、お腹をウエスト後部ではなく仙腸関節部Pで支えることで、お腹の重心位置が骨盤側に十分に移動可能となり、大きな反り身を行わなくても十分に体のバランスが取れることとなり、反り身に起因する腰痛の解消も十分可能となる。
図4に、骨盤ベルト10の着用状態を示す。図4(a)は着用状態の背面図であり、図4(b)は着用状態の左側面図であり、図4(c)は着用状態の前面図である。骨盤ベルト10着用の際には、ベルト本体部11の中央部を着用者の背面のヒップトップの高さ付近に当て、ベルト本体部11の左右の先端部分11aを前側にまわしてベルト部11bを身体の前側の下腹部付近で交差させる。そして、前記先端部分11aを、ベルト本体部11の中央部に係合させて装着する。このとき、ベルト本体部11の先端部分11aに係止部を設け、ベルト本体部11中央部側の領域には前記係止部と着脱可能に係止される被係止部を設けることが好ましい。係止部および被係止部としては、ホック(例えば、フック・アンド・アイ(鈎ホック))、グリッパー、ボタン、紐、面ファスナーなどを、デザインや用途に応じて適宜選択して使用することができる。なお、上記のフック・アンド・アイやグリッパー、ボタンを用いる場合には、複数の留め位置を予め設けておくことにより、締め付け具合を微調整できるようにしておくことも好ましい。なお、上記以外の他の種類の係止具を使用してもよい。前記係止部および被係止部としては、面ファスナーを用いることが好ましい。
ここで、本実施形態の骨盤ベルト10は、ベルト本体部11における、左右の第1サポートラインL1と第3サポートラインL3とに挟まれる領域内の少なくとも一方に、ベルト通し孔13が設けられている。ベルト本体部11のベルト部11bを下腹部付近で交差させた先で、重なったベルト部11bのうち身体側にある側の先端部分11aを、ベルト通し孔13から表側に出すことで、骨盤ベルト10を捩じることなく装着することができる。このように骨盤ベルト10がベルト通し孔13を有している場合、前記被係止部は、ベルト本体部11のベルト通し孔13からベルト本体部11中央部側の領域の少なくとも一部に設けられていればよいが、前記被係止部は前記領域の全面に設けられていてもよい。
係止部および被係止部に、容易に係止可能であり、かつ、係止位置の微調整が可能な面ファスナー等を用いることで、骨盤ベルト10は、着用者の体型に合わせてサイズ調整を行うことができる。また、補整力の微調整も可能であるので、快適な着用感を得ることができる。したがって、妊産婦においては、出産前においても出産後においても好適に使用することができる。また、骨盤ベルト10は、出産前後に限られず、加齢による骨盤周囲の関節や靭帯の緩みの改善の用途にも使用することができる。
本実施形態に係る骨盤ベルト10について、主に妊産婦が使用する場合を説明したが、これに限られず、性別や年齢を問わず使用することができる。例えば、産前産後用以外にも、スポーツ用途や、医療用途など、各種の用途に適用できる。
10 骨盤ベルト
11 ベルト本体部
11a 先端部分
11b ベルト部
12 ズレ防止帯
13 ベルト通し孔

L1 第1サポートライン
L2 第2サポートライン
L3 第3サポートライン
S 恥骨部
T 大転子部
P 仙腸関節部
G 臀溝部

Claims (5)

  1. 着用者の背面側から左右の脇側を通り、前面側で交差させて係止して骨盤を締め付ける骨盤ベルトであって、
    前記骨盤ベルトは、ベルト本体部とズレ防止帯とを備え、
    前記ベルト本体部は、着用状態で前側の下縁が恥骨部と大転子部とを結ぶ第1サポートラインに沿い、脇側の下縁が大転子部と仙腸関節部とを結ぶ第2サポートラインに沿い、かつ、上縁が恥骨部と仙腸関節部とを結ぶ第3サポートラインに沿う形状であり、
    前記ズレ防止帯は、前記ベルト本体部の左右の大転子部の位置に固定され、着用状態で前記左右の大転子部から臀溝部を通る位置に設けられていることを特徴とする骨盤ベルト。
  2. 前記ベルト本体部における、左右の前記第1サポートラインと前記第3サポートラインとに挟まれる領域内の少なくとも一方に、ベルト通し孔が設けられている、請求項1記載の骨盤ベルト。
  3. 前記ベルト本体部の先端部分には係止部が設けられ、前記ベルト本体部の前記ベルト通し孔から前記ベルト本体部中央部側の領域の少なくとも一部に、前記係止部と着脱可能に係止される被係止部を備えている、請求項2記載の骨盤ベルト。
  4. 前記ベルト本体部は緊締力を有し、前記ズレ防止帯は伸縮性を有している、請求項1から3のいずれか一項に記載の骨盤ベルト。
  5. 前記骨盤ベルトが、産前産後用骨盤ベルトである、請求項1から4のいずれか一項に記載の骨盤ベルト。
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