JP6361144B2 - 絶縁電線及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、導体の外周に樹脂被覆層を設けた絶縁電線及びその製造方法に関する。
特許文献1には、フッ素樹脂系組成物からなる内層とポリフェニレンスルフィド樹脂からなる外層の2層から構成されている樹脂被覆層を有する絶縁電線が記載されている。また、特許文献2には、フッ素ゴムと無機充填剤とが配合されたフッ素ゴム混和物からなる第一層が被覆され、該第一層の外周に放射線架橋性フッ素樹脂からなる第二層が被覆された絶縁電線が記載されている。
特開2004−345703号公報 特開2011−18634号公報
特許文献1及び2に記載のような電線のフッ素樹脂またはフッ素ゴム被覆層は着色が困難である。また、前記樹脂被覆層に着色成分を比較的多く添加することにより着色が確実になることがあるが、その場合、絶縁電線の耐熱性や機械特性が維持できなくなった。
本発明は、耐熱性および機械特性を維持しつつ、適切な着色が実現された絶縁電線及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の絶縁電線は、導体と前記導体上にフッ素ゴムを主成分とする樹脂で構成される被覆層とを有する絶縁電線であって、前記被覆層が少なくとも2層あり、前記2層の内層にはカラーバッチが含まれず、前記2層の外層にカラーバッチが含まれ、前記カラーバッチは前記外層の前記樹脂の成分100質量部に対して2質量部以上含まれる絶縁電線である。
また、本発明の絶縁電線の製造方法は、導体と前記導体上にフッ素ゴムを主成分とする樹脂で構成される被覆層とを有する絶縁電線の製造方法であって、前記被覆層を少なくとも2層とし、前記2層の内層をカラーバッチが添加されない樹脂組成物で形成し、前記2層の外層をカラーバッチが前記樹脂100質量部に対して2質量部以上添加される樹脂組成物で形成する絶縁電線の製造方法である。
本発明によれば、絶縁電線の機械特性を維持しつつ、適切な着色を実現することが可能となる。
本発明の絶縁電線の一例を示す概略断面図である。 本発明の絶縁電線の他の一例を示す概略断面図である。
[本願発明の実施形態の説明]
本願発明の一実施形態は、(1)導体と前記導体上にフッ素ゴムを主成分とする樹脂で構成される被覆層とを有する絶縁電線であって、
前記被覆層が少なくとも2層あり、前記2層の内層にはカラーバッチが含まれず、前記2層の外層にカラーバッチが含まれ、前記カラーバッチは前記外層の前記樹脂の成分100質量部に対して2質量部以上含まれる絶縁電線である。
本実施形態により、絶縁電線の機械特性を維持しつつ、適切な着色を実現できる。
(2)前記絶縁電線は、前記樹脂100質量部に対して(フィラーを除く樹脂100質量部に対して)フッ化ビニリデン重合体が10〜36質量部含まれていることが好ましい。
カラーバッチのベース樹脂としてフッ化ビニリデン重合体(PVdF)を用いた場合、カラーバッチと前記樹脂被覆層を構成する樹脂との相溶性が向上し、絶縁電線の機械特性と着色性がより向上するからである。
(3)前記絶縁電線は、前記樹脂100質量部に対して(フィラーを除く樹脂100質量部に対して)プロピレンが10〜40質量部含まれていることが好ましい。
カラーバッチのベース樹脂としてポリエチレン(PE)を用いた場合、カラーバッチと前記樹脂被覆層を構成する樹脂との相溶性が向上し、絶縁電線の機械特性と着色性がより向上するからである。
(4)前記絶縁電線は、前記カラーバッチのベース樹脂がポリオレフィンであって、そのメルトインデックス(210℃、10kg)と前記外層の樹脂のメルトインデックスとの差が20g/10分以内であることが好ましい。絶縁電線の被覆層がフッ素ゴムを主成分とするときにカラーバッチのベース樹脂がポリオレフィン(例えば低密度ポリエチレン)であるとメルトインデックスの差が上記の範囲内であると、カラーバッチと前記外層を構成する樹脂との相溶性が向上し、絶縁電線の機械特性と着色性がより向上するからである。
本願発明の他の一実施形態は、(5)導体と前記導体上にフッ素ゴムを主成分とする樹脂で構成される被覆層とを有する絶縁電線の製造方法であって、
前記被覆層を少なくとも2層とし、前記2層の内層をカラーバッチが添加されない樹脂組成物で形成し、前記2層の外層をカラーバッチが前記樹脂100質量部に対して2質量部以上添加される樹脂組成物で形成する絶縁電線の製造方法である。
本実施形態により、絶縁電線の機械特性が維持しつつ、適切な着色を実現した絶縁電線を製造することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施形態について、図1を参照して詳細に説明する。
(絶縁電線の概要)
図1は、本発明の一形態である絶縁電線の一例を示す概略断面図である。
絶縁電線1は、導体2と、導体2の外周に、少なくとも内層3と外層4の2層の被覆層とを有する。
(導体)
導体2としては、従来、機器内配線や自動車内配線としても用いられる絶縁電線や絶縁ケーブルを構成する銅線等の導体を使用することができる。
また導体2のサイズとしては、特に限定されず、絶縁電線の使用形態、目的等により適宜選択されるべきものであるが、断面積として0.13〜5.5mmが好ましい。
(被覆層)
絶縁電線1の内層3及び外層4は、フッ素ゴムを主成分とする樹脂で構成される。
内層3及び外層4は、フッ素ゴムを主成分とする樹脂を含有する樹脂組成物により形成されるが、内層3を形成するための樹脂組成物(以下、内層形成用樹脂組成物とも称する)にはカラーバッチが添加されず、外層4形成するための樹脂組成物(以下、外層形成用樹脂組成物とも称する)にはカラーバッチが添加され、前記カラーバッチが前記外層形成用樹脂組成物に含まれる樹脂の成分100質量部に対して2質量部以上添加される。
前記外層形成用樹脂組成物に添加するカラーバッチの量の上限は、特に限定されない。絶縁電線1は内層3で機械強度を維持させるため、外層4の機械強度が少々悪くなっても、絶縁電線1の全体としては優れた機械特性が維持される。そのため前記外層形成用樹脂組成物にカラーバッチが比較的多く添加されても構わない。しかし、絶縁電線1の製造コストの観点から等も、カラーバッチが20質量%添加されれば十分であり、必要以上に過剰に添加しないことが好ましい。
内層3を構成する樹脂と外層4を構成する樹脂は、同じであることが、内層3と外層4の密着性が良くなり、比較的強度の弱い外層4の剥離、磨耗等が抑制されるため、好ましい。
また外層4は、比較的薄いことが、使用するカラーバッチの絶対量が少なくなることから、製造コストの観点から等も好ましい。但し、極度に薄いと剥離、磨耗等が生じやすくなるため、適切な厚さを適宜選択することが好ましい。
内層3及び外層4、並びに内層3及び外層4を含めた被覆層の厚さは、特に限定されず、絶縁電線の使用形態、目的等により適宜選択されるべきものであるが、内層3及び外層4を含めた被覆層の厚さは0.1〜1.0mmであることが好ましい。
また、前記被覆層のうち外層4の厚さは0.05〜0.2であることが好ましい。
また、外層4の厚さは、前記被覆層全体の厚さの20〜50%であることが好ましい。
内層3及び外層4を構成する樹脂は、フッ素ゴムを主成分とするものであれば、特に限定されない。
また前記樹脂はフッ素ゴム以外に本発明の効果を下げない程度に、あるいは本発明の効果をさらに向上させたり、さらに別の効果を付与するために、他の樹脂成分を配合しても良い。
フッ素ゴム以外の樹脂は、例えば、プロピレンが挙げられる。
プロピレンを含有する場合は、内層3及び外層4を構成する樹脂100質量部に対して(フィラーを除く樹脂100質量部に対して)10〜40質量部含まれていることが好ましい。
内層3及び外層4を構成する樹脂の好ましい具体例としては、以下の通りである。
・テトラフルオロエチレン−プロピレン共重合体/ランダムポリプロピレン(90質量部/10質量部)
・テトラフルオロエチレン−プロピレン共重合体/ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン共重合体/ランダムポリプロピレン(72質量部/18質量部/10質量部)
・テトラフルオロエチレン−プロピレン共重合体/ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン共重合体/ランダムポリプロピレン(24質量部/36質量部/40質量部)
・フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体/フッ化ビニリデン共重合体(90質量部/10質量部)
・テトラフルオロエチレン−プロピレン共重合体/フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体/ポリプロピレン/エチレン・酢酸ビニル共重合体(55質量部/20質量部/20質量部/5質量部)
・フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロピレン/テトラフルオロエチレン三元系フッ素ゴム(FKM)/フッ化ビニリデンホモポリマー(70質量部/30質量部)
また内層3及び外層4は、前記樹脂の他、本発明の効果を下げない程度に、あるいは本発明の効果をさらに向上させたり、さらに別の効果を付与するために、樹脂以外の成分を配合しても良い。
樹脂以外の成分としては、特に限定されないが、代表的なものとしてフィラーが挙げられる。フィラーとしては、絶縁電線の使用形態、目的等により、無機系のものや有機系のもの、その添加量等が宜選択され、使用される。その中でも無機系のものが好ましく、さらにその中でも、重炭酸カルシウム等が好ましい。配合量としては、前記樹脂100質量部に対して、10〜100質量部が好ましい。
(カラーバッチ)
絶縁電線1に使用するカラーバッチは、構成成分としてベース樹脂と顔料または染料などの着色剤とを含むものである。
カラーバッチにおけるベース樹脂、着色剤、それらの配合量としては、様々な事由に応じて、適切に選択されるものであり、一概に特定されるべきものではないが、配合量としては、ベース樹脂100質量部に対して、着色剤の配合量が2〜10質量部であることが好ましい。
前記カラーバッチのベース樹脂としては、フッ化ビニリデン重合体(PVdF)、低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMMA)等が好ましい。
また、カラーバッチは必要に応じて、帯電防止剤、安定剤、難燃剤、滑剤等を含んでいてもよい。
(別形態)
また、本発明のその他の実施形態について図2を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の他の一形態である絶縁電線の一例を示す概略断面図である。
図2に示す絶縁電線11は、図1に示す絶縁電線1と同様に、導体2と、導体2の外周に、少なくとも内層3と外層4の2層の被覆層とを有し、さらに、外層4の表面の少なくとも1部に外層4の色とは異なる色の着色領域5を有するものである。
この着色領域5としては、外層4の形成に用いたものと同様の樹脂及びカラーバッチ(但し、着色剤は異なり、それ以外のベース樹脂等が同じ)の配合のものを用いることができる。
絶縁電線1及び絶縁電線11は、外層4の外周に、さらに、外周の色を透過視認可能な程度の薄い層を有しても良い。
ところで、絶縁電線の樹脂被覆層を着色する場合には、該樹脂被覆層の形成に用いる樹脂組成物にカラーバッチを配合する手法が採られるが、樹脂被覆層として、フッ素ゴムを主成分に用いる場合、着色が難しく、着色できたとしても色濃度が低く、要求に見合うものが得られない。
より多くのカラーバッチを前記樹脂組成物に添加すると、樹脂被覆層の色濃度も高くなるが、使用するカラーバッチのベース樹脂によって、様々な問題が生じてくる。
例えば、カラーバッチのベース樹脂としてポリエチレン(PE)樹脂(エチレン−メタクリル酸共重合体(EMMA)も含む)を用いた場合は、老化(熱を与えた後の)引っ張り強度残率、引っ張り伸び残率が悪くなり、フッ化ビニリデン重合体(PVdF)を用いた場合は、初期の引っ張り強度、引っ張り伸びが悪くなる。また、カラーバッチの添加量が多くなるとその分、材料費が嵩み絶縁電線の製造コストが高くなる。
本発明の実施形態では、フッ素ゴムを主成分とする樹脂で構成される被覆層を少なくとも2層とし、前記2層の内層にはカラーバッチを含まず、前記2層の外層にカラーバッチを含み、前記カラーバッチを前記外層の前記樹脂の成分100質量部に対して2質量部以上含む。これにより、得られる絶縁電線の機械特性が維持されつつ、適切な着色が実現できた。
以下、本発明に係る実施例及び比較例を用いた評価試験の結果を示し、本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[被覆層形成用樹脂組成物]
被覆層形成用樹脂組成物としては、下記表1に示す配合のものを下記表3に示す組み合わせで使用した。
Figure 0006361144
上記表1中の各組成分の配合量値は質量部を示す。
上記表1中のMI(メルトインデックス)は、加熱温度210℃、加圧荷重10kgで測定した値である。
[カラーバッチ]
カラーバッチとしては、下記表2に示す配合のものを下記表3に示す組み合わせで使用した。
Figure 0006361144
上記表2で示した各組成分の詳細は以下の通りである。
LDPE:低密度ポリエチレン
PVdF:フッ化ビニリデン重合体
EMMA:エチレン-メタクリル酸共重合体
上記表2中の各組成分の配合量値は質量部を示す。
上記表2中のMI(メルトインデックス)は、加熱温度210℃、加圧荷重10kgで測定した値である。
[絶縁電線1の作製]
被覆層(内層3及び外層4)の形成に用いる樹脂組成物と該樹脂組成物に添加するカラーバッチ及び被覆層数が下記表3の組み合わせになるように、導体2の外周に、被覆層を形成した。なお、被覆層数が2層である場合には、カラーバッチは外層形成用樹脂組成物に添加した。
導体2は、断面積0.5mm(TA19/0.19)の銅線を使用した。
被覆層の形成は、電線被覆用押出し機により行った。
また、被覆層として内層3及び外層4の2層を形成する場合は、内層3及び外層4の各厚さを、それぞれ、0.225mm及び0.100mmとし、被覆層として1層を形成する場合は、その厚さを0.325mmとした。電線外径は1.7mmとした。
[絶縁電線の評価]
作製した絶縁電線について、以下の評価試験(外観色、耐老化性、初期抗張力)を行った。結果を下記表3に示す。
(外観色)
絶縁電線の外観色を肉眼で観察し、被覆層表面の着色が明確に確認できかつ長さ50cmの範囲に非着色部分がないものをA、被覆層表面の着色が明確に確認できないまたは長さ50cmの範囲に非着色部分があるものをBとした。
(耐老化性)
絶縁電線を250℃に保持された恒温槽内に4日間放置した後取り出し、JIS C 3005(1986)に準拠して引っ張り強度及び引っ張り伸びを測定した。その測定値より、引っ張り強度残率及び引っ張り伸び残率をそれぞれ計算した。引っ張り強度残率及び引っ張り伸び残率が、いずれも85%以上をA、いずれかが85%未満をBとした。
(初期抗張力)
JIS C 3005(1986)に準拠して引っ張り強度及び引っ張り伸びを測定した。引っ張り強度が8MPa以上かつ引っ張り伸び100%以上をA、引っ張り強度が8MPa未満又は引っ張り伸び100%未満をBとした。
なお、下記表3中、No.1〜6が実施例で、No.7〜12が比較例である。
Figure 0006361144
上記表3中のMI差は、表1に記載の被覆層形成用樹脂組成物のMI値と表2に記載のカラーバッチのMI値との差である。
上記表3のNo.1〜6の絶縁電線は、いずれも、フッ素ゴムを主成分とする樹脂で構成される被覆層を2層有し、その内層にはカラーバッチが含有されず、その外層にカラーバッチが含有され、前記カラーバッチは前記外層の前記樹脂の成分100質量部に対して2質量部以上含有されているものであり、外観色、耐老化性(耐熱性)および初期抗張力(機械特性)がいずれも良好であった。
No.7の絶縁電線は、被覆層を1層しか有さず、被覆層全体にLDPEが含まれているため耐老化性が低くなったものと推測される。
No.8の絶縁電線は、被覆層を1層しか有さず、被覆層全体にPVdFが含まれているため初期抗張力が低くなったものと推測される。
No.9の絶縁電線は、被覆層を1層しか有さず、被覆層全体にEMMAが含まれているため耐老化性が低くなったものと推測される。
No.10〜12の絶縁電線は、カラーバッチが外層の樹脂の成分100質量部に対して1質量部しか添加されていないため外観色が薄くなったものと推測される。
1,11 絶縁電線
2 導体
3 内層
4 外層

Claims (4)

  1. 導体と前記導体上にフッ素ゴムを主成分とする樹脂で構成される被覆層とを有する絶縁電線であって、
    前記被覆層が少なくとも2層あり、前記2層の内層にはカラーバッチが含まれず、前記2層の外層にカラーバッチが含まれ、前記カラーバッチは前記外層の前記樹脂の成分100質量部に対して2質量部以上含まれ、
    前記カラーバッチのベース樹脂がポリオレフィンであって、そのメルトインデックス(210℃、10kg)と前記外層の樹脂のメルトインデックスとの差が20g/10分以内である、絶縁電線。
  2. 前記樹脂100質量部に対してフッ化ビニリデン重合体が10〜36質量部含まれている請求項1に記載の絶縁電線。
  3. 前記樹脂100質量部に対してプロピレンが10〜40質量部含まれている請求項1または請求項2に記載の絶縁電線
  4. 導体と前記導体上にフッ素ゴムを主成分とする樹脂で構成される被覆層とを有する絶縁電線の製造方法であって、
    前記被覆層を少なくとも2層とし、前記2層の内層をカラーバッチが添加されない樹脂組成物で形成し、前記2層の外層を、カラーバッチが前記樹脂100質量部に対して2質量部以上添加される樹脂組成物で形成し、
    前記カラーバッチのベース樹脂をポリオレフィンとし、そのメルトインデックス(210℃、10kg)と前記外層の樹脂のメルトインデックスとの差を20g/10分以内とする、絶縁電線の製造方法。
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